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2016/09/07

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  • 割礼

    昨日寒い朝、ネットで探して教会に出席した人たちも含め30人弱であった。今年最後の礼拝の説教の題のは「ヨシュア記の割礼」となっている。私の文化人類学の講義では3時間かけて男子割礼、女子割礼などを扱ったが、短時間で難しい話題だと思って聞いた。イスラエルの人々は四十年間、荒野を歩いていて、エジプトから出てきた民であり、心は消え、元気もなくなった。そのすべての男子に火打石の小刀で割礼を行った。傷の直るのを待ってギルガルに宿営し、過越の祭を行った。そしてカナンの地の産物を食べた。そこからの金成彦牧師のメッセージはどうなるのか。旧年から新年へ、教会の傷痕を治し、新所、新年に向かってカナンの地へ入る勇気を強く主張した。pedantic主義的な牧師であればユダヤ教では割礼に固執したとか注釈的な知識を並べるだろうと思うが、このメ...割礼

  • 年賀状

    年賀状つくりに時間がかかる。まだ多くの人とは数十年間も交換する。面倒な形式主義、虚礼儀式だけだと否定的に思い、やっていない人も多いと思う。しかし私は続けている。自分の人間関係を振り返え見、特に1年間の中においての感謝の時間である。年賀状の交換とは関係なく、感謝すべき方々も多い。それを含めて感謝の時間である。私の年賀状には突飛なものがある。私が留学する時の苦労話は時々触れているが、その時研究費の面倒を見てくれた山岡義典氏とはその後50年会えなく年賀状を交換続けている。年賀状上では見えない後ろに影になっていて、今は音信さえない恩師、恩人がいて、今は祈るだけ、お世話になった多くの友人、知人を思い出し、感謝する。年賀状

  • 역류의 삶

    어제오후7경시모노세키시내에나가니조명도일루미네숀도적고어둡다.백화점서점에도사람이적다.일본의농어산촌소도시의지금의풍경이다.아내는"서글프다"고말했다.선진국의고령화현상이다.셔터다운에한숨,정부의"지역창생'정책도효과가없다.기업을창설하려는국가주도기획경제는더욱무리이다.지방사람들은향토애마을살리기운동,관광화등노력을한다.그러한마을갱생운동은구조적으로어렵다.주민의의식개혁밖에없다.폭포가흐르는기세를역으로거슬러가는힘.주민들은대도시에서흘러내려오는교통이나인터넷을역류시키는것이다.즉지역에서도시로,세계로도전하는것,그것밖에없다.예를들어시모노세키에는5개의대학이있다.다른대학에는유학생이몇명정도이지만예외적으로동아대에는한국유학생이100수십여명이있다.미디어및행정,한국외교시설등에정보를제공하여...역류의삶

  • 逆流の生き方

    昨日午後7頃下関の市内へ、照明もイルミネーションもない暗い。百貨店書店でも人は少ない。家内は「寂しい」という。日本の農漁山村、小都市の今の風景である。先進国の高齢化の現象である。シャッターダウンに溜め息、「地方創生」政策は効かない。企業を創らせるか誘致するような国家企画経済では無理である。地方が郷土愛、村おこし、観光化などの努力では廃れ町の更生には構造的に間に合わない。それは住民の意識改革しかない。滝に流れる勢いを逆遡ること。住民個人は大都市から流れてくる交通機関やネットを逆流すること、地域から都市へ世界へ挑戦すること、それしかない。一例をあげておきたい。下関には5個の大学がある。他の大学には留学生が数名ほどであるが例外的に東亜大学では韓国からの留学生が百数十名がいる。在学生の居住を核に親、親族などの往来が日韓...逆流の生き方

  • 年末回顧

    年末回顧のプログラムが多い。私は何より気になるのは日韓関係の悪化である。私も一助加えたように反省する。国基研の「日本研究特別賞」を受賞し、韓国東亜大学校からは「名士」から落下されたことさえある。反日者たちの談笑の話題にもなっているようである。嬉悲・善悪に挟まれているような感もする。拙著『慰安婦の真実』を出版して下さったハート出版の社長からコミックな回顧絵が届いた。屋代に座っている三人が昭和のHeart、ハツ、こころ、しんぞうが溢れる酒を飲みながら創業時代からの回想を語るようである。顔がアップされる。そこには犬猫がいる。「平静が終わったら昭和が遠くなって昔になりました」大正、明治へ遠く感ずる。美空の歌「過去たち」が悲しくも感ずるのは何だろう。公開します。承諾を願う。年末回顧

  • 「中国は自由な社会である」

    日韓関係が最悪といえる目下、「日中関係は良い」と、昨日のワンアジア共同体講義の講師の金俊氏は言った。講義へのコメントは別に書く。「紀年」をめぐるナショナリズム神話つくりの話が面白かった。日本は明治、大正、昭和、平成の紀年、年号を使っている。北朝鮮の「主体」、台湾の「民国」、以前韓国では檀紀」が使われた。儒教は孔子の神格化の話など広く長い。「難しかった」という声が多い。その後研究室では討論があった。権藤博志氏が中国共産党、共産主義、社会主義社会がなぜ市場経済と資本主義を取り入れるのか、その意味は何だろうと質問した。それは当然自由民主主義が伴われるのではないかということであった。金氏は多民族国家であるから韓国や日本より「中国は自由な社会である」と強調した。彼自身は中国朝鮮族でありながら中国をカバーするようである。私...「中国は自由な社会である」

  • SNS

    朝起きてすぐコンピューターを前にするのが十数年になる。そしてニュースを知り、投稿している。ブログ、Twitter、フェースブックでは政治家や重要人物とも交信する。毎日数万の読者、広く世界に、多様な情報、応対する。新聞からニュースと批評を求め、数個の定期購読をしたが減らし、それも断るかと思っている。私は昔から新聞には一方的な読者ではなく情報提供者として関係してきた。今ここでは無関係になった感がする。ネットでは批判・非難があっても反論、関係も改善できる。テレビは私の日本語の教師、ビデオボックスのようなものである。英語のリスニングにも有効である。偶然にサウンドオブミュージックを鑑賞した。ヒトラー時代のウィンを背景にしたミュージカル、修女院、将校の愛、感動された。私に感動する感情がある。今日は中国から来られた金俊教授が...SNS

  • Merry Christmas

    MerryChristmastoallmyreaders.IjustbegintowritethenewbookonShamanismwhichmymothersbeliefandmyChristianity.That'sjustlooklikeKimDongree'sMoonyodo(PictureofShaman)story.ManyreadersdonotknowwhatIamstudying.Itmaybeseemsthatitiswritteninvariousways.Somethinkthatitisshamanismresearcher,otherssomecolonistresearchers.IalsotouchesmanythemesrelatedtoJapanandKorea.Youma...MerryChristmas

  • シンガポールからのメール

    明日がクリスマス、今日はイヴ、昨日クリスマス礼拝が行われた。日本では一般人はクリスマスの日を12月25日で知っているが、基督教会では教団によってほぼ日曜日で礼拝している。東正教会では1月6日になって私は2回サハリンでクリスマス礼拝に出席した。10年ほど前ソウル大学で有名なイギリスの文化人類学者の「クリスマスビジネス」という講演を聞いたことがある。クリスマスツリー、サンタクロースなどほぼ商魂によって、例えばKFCの宣伝看板などで創られ、世界化されたという。昨日の説教では異教徒と異なるイエス誕生の本当の意味が説教とされた。今朝私にはもう一つ良いクリスマスプレゼントが届いた。それはシンガポールからのメールである。拙著『慰安婦の真実』のテーマになっている慰安所帳場人の日記、それを書いた場所、シンガポールの旧慰安所に関す...シンガポールからのメール

  • 山路勝弘先生からコメント

    廃紙などリサイクルへ、田辺よし子市議員の働きぶりにリフレッシュされる。新種リンゴ、色美しい、美味しい。ハルマ書店に寄った。最新拙著2種『慰安婦の真実』『米軍慰安婦の真実』が横開きされていて、売れていると店員さんの言葉に励まされた。帰宅すると、まだ発売されていない本『植民地朝鮮:映像が語る』に山路勝弘先生からコメントが届いた。引用する。日本統治時代、これほど大量に映画が製作されていたことを学び、たいへん興味深かったです。とりかけ、「志願兵」「愛と誓ひ」など、確かに「政治的プロパガンダ」以上のもの、イデオロギーを越えた製作者の精神性が読めるようで、機会があったら、自分も看てみたいと思いました。また固定コラムの東洋経済日報(2018.12.21)への寄稿文「冥界婚の映画」掲載紙が届いた。「冥界婚」の映画:今は結婚をし...山路勝弘先生からコメント

  • Ghosn

    政治や宗教などには禁忌や自粛がある。ゴーン氏に関することだけではなく韓国の徴用工と関連して憂いがあり触れたくなる。それも直接的ではなく、私の体験から脅迫さえ感じているからである。民主主義国家では法は国民によって創られるものである。その国民とは民俗、風習、習慣、慣習、文化によって創られてる。その運用は厳格、かつ正しくするということは言うまでもない。しかしその司法運用が民衆に向かって丁寧に謙遜に行われなければならない。今韓国と日本の司法の運営は異様な感がしてならない。私は1980年代韓国の啓明大学の教授の時、日本人の妻を連れて何度も出入国管理局に行って「この人が私の妻である」というと官吏は「妻であることどう証明するのか」といわれた。謄本と実物の証明のために往来、クレームを言った。その後家内が当時3.500.000ウ...Ghosn

  • 銭湯文化

    昨日の観光人類学では「温泉旅行」をテーマにした。まず留学生たちに日本での温泉感想を求めた。意外にほぼ日本の温泉に行ったことがないという。ただ中国の大連からのチョウさんはそこで日本式の銭湯、サウナがあって知っている。ベトナムからのルーティさんは自分の国では銭湯などはないという。熱帯、亜熱帯地域では温泉や銭湯文化はない。私は調査旅行で中国、モンゴル、サハリンなどでは温泉は病気養護が主であり、最も対照的なことは裸で入る大衆風呂が日本特異な文化と言える。温泉文化が衛生的な日本特異な伝統文化と日本人は自慢ぽく言う人が多い。手洗い、お風呂、銭湯、足湯、慰安旅行、芸者、どんちゃん騒ぎなど一連の複合的である。それも廃れ、単純化していく。むしろ風呂文化が稀であった今韓国では盛んになり、今は日本人が韓国へ垢すりやエステ(化粧、マッ...銭湯文化

  • 雪辱

    数回触れたが私が韓国のある地方の私立大学から「登らせ梯を外された」という同僚の慰めの言葉があった直後それを「雪辱」(恥をそそぐ)するようなソウルの国立大学から講演依頼が来た。快諾した。このように相反することはどこでもありそうな話である。韓国から留学を希望する学生が増えている。私に日本人からのネット投稿では韓国で反日を教育された学生たちが日本で就職をすることに反対する意見が多い。私は反日と親日を超えた教育に努めたい。昨日の講義のディスカッションでメディアの問題を指摘した学生の意見があった。私はポピュリズムなど民主主義の問題点が多いと応対した。共産主義、社会主義でも悪くはないとも言った。民主主義とは人類史の中では短い最近のことであり、王朝や専制主義の歴史が長い。民主主義の出発地であったそのフランスから乱暴なデモと暴...雪辱

  • 「恨プリ」

    いつの間にか12月、一年を回想する時である。韓国のこと気になる。韓国のメディアと学生・大学からバッシングされた私には「恨」があるのか自省する。東大の眞鍋祐子教授が「メディアとは何か」(映画「共犯者たち」)という短文で「恨プリ」恨みを払らすを読んだ。外枠から韓国を眺めると批判的になりがちである。それが嫌に映るようである。今は故人となった友人の禹君に私が失礼、失敗したことがあった。しかし彼は私に何にも言わなかった。失敗とお詫びはなくてもプリになった。私が日本に来る時、韓国に残した全財産を彼に任した。それは同窓会で美談となった。私はその自分の美談に感謝している。韓国の海外同胞は故国が懐かしく、同情すると思うかもしれないが、何かの理由で祖国、母国を離れた人たちは基本的には祖国に対して批判的である。いまも韓国は混乱が続く...「恨プリ」

  • 朝鮮の国策映画

    下川正晴氏は毎日新聞社を退職しても肩書は元毎日新聞論説委員とし、山口や小倉で記者生活を懐かしく思って語った。また下関から福岡や小倉に転出している二人の現役の人からもよろしくというメールが届いた。下関支局とは遠ざけた。彼は言う。彼は韓国もよく知って、私に日本では現役と退職の間では溝や疎遠、距離を持っているという。私は広島大学の「名誉教授」というタイトルでその大学に関心をもっているということが片思い感情だと、異なるということになる。突然日本人とは職場とはただ働く場以上何ものもない。職場愛というものがあると私は思ってきた私には意外なことであった。私が学生コメントの中からネパールに関する言及が少ないといったが、下川氏はネパールの学生たちに向けて冗談混じり、朝鮮の国策映画、日本語と朝鮮語などに触れた。受講生のコメント:朝鮮の国策映画

  • バッシングbashingとは

    毎日新聞元論説委員、ソウル特派員であった下川正晴氏と夕食をした。私の研究と著作に良いコメントの言葉があった。彼はもちろん私が韓国言論からバッシングbashingされていることも知っている。特に最近釜山の国際新聞に私が日本で韓国を한국비하와역사왜곡에앞장서신친일파로평가받는인물と報道されたことに釜山の東亜大学校側はそれを認めこれから注意するというコメントもあった。「新親日派」とはMBCtvが私に付けた言葉であり、私がそれに触れて下川氏に「私がなぜ親日派か?」コメントを伺った。彼は言った。それは呉善花氏との対談したからであると断言した。韓国のメディアや市民が私の本を真面目に読んでいる人はいないこと。何より大学校側が世論に屈していることには私は失望した。朴裕河教授が世間では有罪云々とされても教授職を維持することで私は...バッシングbashingとは

  • フェイスブック友

    釜山からすべての材料を持って来られた講師によるキムチ文化教室が教会で行われた。主婦たち10余名と信者たちの交流の、韓国文化の時間であった。日韓関係は健全とも思わせる。実にそうであった。私は密集住宅の細道を歩いていた。ある人が座って町を見下ろせながらスケッチをしていた。近づいて声を掛けてみた。私がフードを外して顔を出したら彼は「チエキルソン先生ではないか」と言う。驚いた。彼は韓国が好き、韓国語で話しをした。名前は豊田滋、すでにフェイスブック友である。今朝彼から絵と文の投稿があった。今日韓関係は最悪と言われてもそれは非礼な人たちのこと、善良なる市民は健全である。フェイスブック友

  • お知らせ:下川正晴氏東亜大学で特講

    日本で韓国の映画を紹介している言論人下川正晴氏(元毎日新聞ソウル支局長、論説委員)が明後日12月17日12時50分から東亜大学で「植民地朝鮮の映画」について講義をする。市民の参加も歓迎している。レジュメ:●ソウル特派員としての体験(例:慰安婦問題)・書かれたものは信用しない(特に教科書)。理由:思想で再構成されたものだからだ。・証言も全ては信用できない。裏取りが必要だ。・映像の力=①意図しなかったものまで映っている②その時代の思想によって編集されている③目と耳による感性的認識は、多様な歴史認識に至る入り口である。●植民地朝鮮(台湾)をめぐる論争:「収奪論」vs「開発論」vs「植民地近代論」●日本統治時代の朝鮮シネマの発掘:2004年以降、中国電影資料館などで見つかる。十数本。新しい(自分ならではの)植民地認識へ...お知らせ:下川正晴氏東亜大学で特講

  • 不通に生きたい

    日本では12月を「師走」ともいい、私に「忙しいか」という人もいる。ただ講義、勉強会など普通に続ける。寒さとお歳暮の季節、年賀状も準備する。韓国からキムジャンのキムチが2か所から届いた。ソウルの姉、教え子の張教授から。また明日は教会で韓国から来られた女性からキムチ作りが行われる。誘われている。ある人は如何に健康食品であるかと、キムチ賛美を言った。海苔もいただいた。私はそのキムチ賛美の言葉の上にもっともなことを思う。恩恵や感謝を強く感じる。私にとって今年は意外なことがあった。『慰安婦の真実』がベストセラーとなって日本研究特別賞も受賞し、「名士」として招請特別講義が直前取り消され、侮辱とされたこと、「最高と最下」が共存した年であった。しかし私自身は変わりなく普通に生きっている。この調子で満足する。クリスマス、年末年始...不通に生きたい

  • 「日本料理もおいしい」

    昨夜は下関の有志達の勉強会で「慰安婦の真実」について語った。高齢者の勉強と語り合い、旅行などを一緒に楽しむ楽水会の会員60余名、昨夜は20人ほどであった。司会者はまず私の研究を中立的、客観的なところに注目したいと紹介し、話が始った。従軍とは何か、売春とはなにか、ポイントに絞って語った。質疑では吉田清治の本と朝日新聞の記事などに関する質問があった。私は完全に検証されてはないが済州島と大邱の事例から嘘よりはフィクションだと答えた。また植民地の中に文化や伝統の高かった朝鮮を植民地にしたのは永遠に恨が残ろの当たり前と主張した人がいた。それは大きい問題提起になる。つまり文化や伝統の高い文化だけが植民地するということか。アイルランド、台湾などをどう説明するのか。日本料理は目ためのものだと思った私が「日本料理もおいしい」と感...「日本料理もおいしい」

  • 韓国教育院訪問

    日韓関係がギクシャクしているが戦後以来の常態であり異常ではない。人によって「韓国との国交断絶」の声も出て、のそれも理解できないわけでもない。政治的な口論では悪くても、民間の付き合いは順調である。韓国語、韓国文化、韓国人が好きな日本人は多く、増えていく。昨日私は大学院会議に参加、海峡の裏町文化塾の忘年会には途中参加になった。忙しく有意義な一日であった。下関に住み始めてから韓国教育院とは多くの行事を協力して行ってきたが、ここ数年院長の交代によって最近は音信さえなくなっていた。山口県では韓国からの留学生が圧倒的に多い東亜大学にも地震情報など韓国総領事館から公文さえ届かなかった。私が抗議した以降も同様であるのでなぜか、遠ざけられている中、昨日大学の副学長鵜澤氏と学科長古川氏と共に、韓国教育院を訪問した。院長の孔淑子氏は...韓国教育院訪問

  • 「冥界婚」

    昨日のワンアジア講座ではビジュアルフォークロア代表、監督の北村皆雄氏が担当した。私は北村監督との出会い、1970年代以来、共に調査旅行、ドキュメンタリー番組制作など多くのことをしてきた。彼を通して私は日本の多くの映画人と知り合った。1999年哭き放題の巫俗儀礼を映画「冥界婚」として製作した。その作品には私の名前も隅に記されているが目立つことはない。しかしいつも私は自身作であるように嬉しく、宣伝している。「冥界婚」をもって数回彼とトークショーをしている。それは韓国東海岸の巫堂が司祭した死者同士の結婚式で、受け入れ難い悲劇に直面した家族の心を癒す儀礼と芸能者集団の貴重な記録である。昨日の講義ではインドでのターミナルケアというか、臨終から葬式までの貴重な映像を流し、韓国のシャーマン儀礼、日本の死者との出会いの年中行事...「冥界婚」

  • クリスマス音楽礼拝

    前日シャーマンの歌と哭きの話をしたが、昨夜はキリスト教の雰囲気に囲まれた。宇部教会で行われた在日キリスト教会でのクリスマス音楽礼拝に出席した。シャーマニズムとキリスト教の両方とも韓国の「乱場난장」のクライマックス雰囲気であった。クリスマスといえば日本では非クリスチャン、商業一般人の行事であるが、昨日の音楽礼拝はキリスト教の信仰文化であった。主日礼拝では金成彦牧師が処女マリアのイエス誕生に触れた。古くは文化人類学では論争のあった有名な研究がある。彼は性交誕生とは違う神の決定によるものとして進行すべきだと語った。神の決定、それは韓国語점지하다「授ける」という適語がある。私は母から鉗岳山の山神霊に授かったとよく言われた。生命の誕生を性交によるものと思うのは幼稚な段階、熟考すべき話である。その説教の牧師中心の下関教会の...クリスマス音楽礼拝

  • わが人生を語る

    朝早く新幹線で出発、10時頃大阪淀川区にある第七芸術劇場に入った時は真っ暗でただ立っていた。手を取って席に案内してくれ、後に壇上で対談した人は50年ほど前からの友人の北村皆雄氏。壇上から見ると、多比良建夫、堀まどか、映画人の康の諸氏の顔がクローズアップされる。嬉しい再会であった。ムーダンたちによるクッの映画を再度視ながら20代に調査した時を回想し、考えさせられた。私はムーダンの内部生活から村との関係に密着していた。ムーダン社会には男女平等、恋愛自由、能力主義などがあり、先進的であると思い、調査を続けた。当時被差別集団へ接近し過ぎ、堕落していくと非難されたにこともあったが、私は調査に専念した。半世紀以上の社会変化とともに巫俗も大きく変わった。特に韓国のナショナリズムにのって差別芸能集団だった彼らは無形人間文化財へ...わが人生を語る

  • 何故泣くのか?

    今日は大阪で「冥界婚」について北村皆雄監督と対談する。韓国人の泣く現場の儀礼、日本の泣きとはどう違うか。彼はプロ、私はアマ、その対談である。編集とノーカットの対照的なことを語りたい。韓国語で『韓国人の哭き』を、舘野晳氏訳の『哭きの文化人類学』として出版して、今は古本になったが新しいテーマでもある。私が撮った映像は哭き、泣きだけであるが、北村氏は巫俗の霊魂観に広げている。何故泣くのか?ただのカタルシスではない。涙と悲しさは、また嬉しさとは問題点を語りたい。何故泣くのか?

  • 性暴行「戦争の武器as a war weapon」

    先日田邊正樹氏から借りた本『慰安所:男のホンネ』から貴重な事実を見つけた。1942年の5月現在シンガポールに朝鮮人慰安所があったことが書かれている。私が見つけて訪ねた現存の元慰安所と関連性が高い。元慰安所に関してはすでに拙著『慰安婦の真実』にも書いた。その慰安所で帳場人として働いた朴氏がそこで日記を書いたことが裏付けられる。それは売春地区にあったことも分かった。ネット上「戦争の武器asawarweapon」としての性暴行をしたという記述がある。意外なこと、朝鮮戦争で朝鮮戦争中に中国支援軍の性暴行14例がウィキペディアに書かれている。拙著『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』とは大きく異なる真逆の記述である。一般的に「敵女」への性暴行は、戦術の一つのように言われ、文学、映画などで多く扱っていることは私も知っている...性暴行「戦争の武器asawarweapon」

  • 日本での研究は難しい

    私を知っている友人や同僚から隠しても良いのになぜ自ら弱点を人の前で言うのかと、アドバイスされることが多々ある。噂や陰口、韓国のメディアから「親日派」と最悪な悪口があった。韓国の大学での特講が前日に断られた。「名士」(講演)から「拙夫」に下落した。それも隠すべきか、否、隠せない。韓国の学生、大学に失望するのみ。そんな中にも私に励ましの言葉がある。「先生は韓国内にとどまって研究生活をされていても、立派な学者になられた方だと思います。しかし、日本で研究するという困難な選択をされた。奥様がしっかり支えてこられた。お二人の人生の価値は、きっと多くの人々に理解される時期がくると思います。それだけの実績がある方だと、今回の本を読んで改めて思いました」という。元毎日新聞論説委員・元大学教授・韓国特派員の時の取材経験豊かな下川正...日本での研究は難しい

  • 「老人六歌仙」

    2018年12月3日アジア共同体講座の「アジアの仏教」で京都大学の名誉教授の有福孝岳氏が「生老病死の哲学」を講義された。打ち合わせ時間に現れず時間が押し迫って代講まで考えていた時来られた。それはメールは送ってもそれを読んでおられなかったことによることであった。生児の初泣き、生き方、六道輪廻転生、避けられない死、悔いのない人生などレジュメと講義は楽しかった。「講演要旨」には仙崖の「老人六歌仙」が紹介されている。老人とは「淋しがる、出しゃばる、同じ話、自慢する」と書かれ、言われた。一般的に<自慢話、長く、繰り返す>という俗語を気にしながら聞いたが楽しかった。ハイデガーや西田哲学に触れて「非連続の連続」が語られた。断絶の連続のように思われる。私が簡単に要約し、戦前と戦後は連続するのか、質問した。受講生の中から手が上が...「老人六歌仙」

  • 「韓国花卉学会」

    拙著『植民地朝鮮映像で語る』を発行しているが電子ブックの製作中、同時販売を準備中である。まだ普及の段階になっておらず、申し訳ない。東洋経済日報には「貴重な記録集」と紹介された。来週のワンアジア講座「朝鮮の映像」を担当してくださる下川正晴氏には参考までに寄贈した。フェイスブックの投稿に大きく励まされる。毎日新聞記者出身、元大学教授の氏のコメントは、書評とも思われる。研究者としての挑戦的なご意見に私は刺激される。映画で見る「花を売る乙女」は存在したのだろうか。その時代花売り習慣、文化のはだったのだろうか。花を栽培、仏壇に供えるような花文化があったのか疑問を投げた。映像をどう見るべきか。ゴムクツはあったのか。戦前の映像だけではない。現在の韓ドラのオーバーな表現は嫌がられている、また部屋に必ず生け花が多く飾っているのが...「韓国花卉学会」

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