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Tシャツとサンダルの候 https://blog.goo.ne.jp/minou_yamatai

リタイヤ後、楽しく充実した日々を送っている。趣味は、山登り、キャンプ、車中泊旅行、歴史など。

アウトドアブログ / 自然観察

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アメタリシヒコ
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住所
久留米市
出身
久留米市
ブログ村参加

2016/07/22

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  • 紅乙女酒蔵と巨峰ワイナリー

    久留米つつじマーチの期間中、博多の義兄と大分のF夫婦は、我が家にお泊まりである。その間、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ・・・と言いたいところだが、皆寄る年波には勝てず、9時ともなれば欠伸ばかり出て、「ふわーーー。おっと、もうこんな時間。寝よっと。」「お休みなさーい。」ジジイになったもんである。ついでに言うと、Fさんらは月曜にも久留米で所用があり、日曜まで我が家に泊まる事になっている。本来ならばその用件の前に、髙良山に登る予定だったのだが、「イテテ、豆が・・・」「私も筋肉痛で・・・」「止めとこか。」「さんせーい。」そんな情けない会話の後、向かったのは、田主丸の紅乙女酒蔵である。あらかじめ電話で、酒蔵見学を申し込んでいる。先ずは蒸留棟から。「アラジンの魔法のランプのごたるでしょ。これはフランス製の蒸留器で、本来...紅乙女酒蔵と巨峰ワイナリー

  • 雨のつつじマーチ

    週末の2日間は、久留米つつじマーチである。20日(土)9時半過ぎ、博多の義兄と共に、会場である久留米中央公園へ。出発式のセレモニーが始まる。「それでは皆様お待ちかね。久留米ふるさと名誉大使、田中麗奈さんでーす。」え?みんな、お待ちかねなの?俺、聞いてないけど。知らんかった。朝ドラでの娼婦の姉御役の凄みは記憶に新しいが、今朝は一転して可愛らしいピンクの装いだ。挨拶の最後には、「それでは皆様、行ってらっしゃいませ、」「エイ、エイ、オーーー!」ウアット!危うく前のオッサンの腕が、麗奈ちゃんの顔に被さるとこだったぜ。とにもかくにも、田中麗奈の声援を背中に受け、出発である。コースのあらましは、以前の投稿『桜の散歩道』に書いているので省く。なんせ今回は二日分である。忙しいのだ。ワープ!!はいゴール。予報通り、途中から...雨のつつじマーチ

  • ブルーアイロードを行く

    ちょいと髙良山へ。後谷登山口から出発。この時期のこのコースの楽しみは、非光合成植物、ギンリョウソウだ。首をうなだれる様は、何となく幽霊を連想させる。ドラゴンブルーアイ見ようによっては綺麗ではないか。落ち葉を押し分けて、首をもたげようとしているギンリョウソウの赤ちゃん。去年見かけたベニバナギンリョウソウは、残念ながら今回は見つけられず。これからなのか、それとも・・・場所が崖際だった事からして、もしかしたら土ごと流されたとか。この時期の楽しみは、何もギンリョウソウばかりではない。と言うか、ギンリョウソウにカメラを向けているのは私ぐらいだ。普通はこれである。今が見頃の躑躅である。躑躅越しに見えるのが、髙良山の山頂である。サクッと到着。下山は神籠石の脇を下りて、林道経由で後谷登山口へ。さて、明日から久留米つつじマ...ブルーアイロードを行く

  • 湿原始めと鴛鴦夫婦

    「ねえ。少し早いけど、あれってそろそろじゃない?」「へ?」まあ、どうせ暇だ。目的があれば、いや目的などなくても行こうじゃないか。大陸からの贈り物が、どんよりと空を覆うこの佳き日。私達の湿原始めの日となった。「春蘭みっけ。」サワオグルマショウジョウバカマ何の幼体だろう?これはシオカラトンボ♀?ツマグロヒョウモン今の時期、湿原で目立つのはワラビぐらい。全体的には、花も昆虫もこれからだ。いや待った。もう一つ、やたらと目立つのがあった。水面を蛇行する黒い影。それは・・・大量のオタマジャクシである。そんな湿原だが、私達には幾つか確認しておきたい物がある。ひとつはこれだ。お、咲いてるじゃん。あとちょい、ってところかな。ミツガシワこれもあと少し。これは開花まで、もうちょっとかかるかな。イチヤクソウ早くも蕾が膨らんでいる...湿原始めと鴛鴦夫婦

  • 草部𠮷見神社

    二上山を下山。曲がりくねった山道を抜け、国道に出た。物産館に立ち寄ると、大好物の葉ワサビ発見。あるだけを握りしめ、「こ、これ下さい!」至極満足である。満足ついでに、ここで昼ご飯にしよう。「豚ホル丼でーす。」ふむ。ホルモンはホルモンでも、豚のハラミとな。頂きまーす。モグモグなるほど。肉の柔らかさを追い求める、今時の風潮をあざ笑うかのような硬派の丼だ。痛快である。愛車は五ヶ瀬から奥阿蘇へ。草部𠮷見神社。以前から行きたかった神社だ。日本三大下り宮。石段をズンズンと下りていく。神楽殿ほほう。塩井社があるぞ・・・髙良山のそれと、非常によく似ている。「ほーら、やっぱりね。そもそも、お潮井の風習ちゅうのは・・・」「あ、二輪草みっけ!」「聞けよ!」井戸の周りは、二輪草と一輪草の大群落となっていた。二輪草一輪草マルバコンロ...草部𠮷見神社

  • 春はアケボノ 2024

    先日の雁俣山と同じく、この時期限定で訪れる山が幾つかある。二上山もその一つだ。「見頃のようやな。明日、天気良さそうだし。行くか。」(私)「行く。」(家内)今回、いつもの五ヶ瀬からのルートは通行止めの由。高千穂から初めてアクセスした。登山口からしばらく木段を登ると、やがてなだらかな尾根道に変わる。尾根の両脇を飾るのは、勿論、アケボノツツジだ。まさに満開。タイミング、ドンピシャリである。少し温かみのある独特のピンク色。青空によく映える。雄岳をバックに。こちらは阿蘇山がバックだ。今が盛りと花を咲かせるアケボノツツジ。いちいち立ち止まっては、「こりゃ綺麗か!」と、溜息まじりに呟き、数歩進んでは、また同じセリフを吐く。場合によっては笹を分け入り、斜面を下りて株の根元まで。囀りが聞こえたら、今度は梢を見上げて鳥探し。...春はアケボノ2024

  • 雁俣山の妖精 2024

    今年もこの山にやって来た。雁俣山勿論、目的はカタクリだ。カタクリ保護区域に到着。今年はどうかな?あった、あった。今年も、可憐なピンク色が斜面に揺れていた。丁度日差しが真後ろから降り注ぐ時間帯。花弁が透き通る様は、得も言えず美しい。登山道下斜面も、そこかしこにカタクリが。去年までは、こうまで広がっていなかった筈だ。大したもんである。このイナバウアー加減。100点だ!しつこく掲載する。ユキザサワチガイソウシロバナネコノメソウボチボチ先に進もう。山頂稜線が目の前に迫る。ここからは急登が続く。ゼーゼーと喘ぎながら登り、到着だ。この山には、もう一つの楽しみがある。咲いてた、咲いてた。ヒカゲツツジだ。誰もいない山頂でカップ麺をすする。ただしこの日はこれだけ。降りてからの楽しみのため、胃袋の隙間を少し残しておく。いつも...雁俣山の妖精2024

  • 桜仕舞いは親水公園で

    高良川上流の親水公園にやって来た。ソメイヨシノが終わり、代わりに八重桜が見頃となっている。たまには花見らしく、桜の下で弁当を広げよう。「えーっと、大きさが違うバッテン?」「大きいのがオッチャンの分たい。」「なるほど。ダイエット中の身には、少し多いようにも思えるが。」「黙って有り難く食え。」食後、公園内を歩いてみた。公園内に架かる橋は『ほたるばし』と言う。その名の通り、ここは蛍が有名だ。来月には、蛍の乱舞が見られる事だろう。この水路が蛍の棲息場所だ。白金山の登山口でもある階段。どうした訳か白金山山頂へは、この公園からも、明星山縦走路からも、どちらもアクセス出来なくなっているようだ。何故だろう。気がかりである。河津桜で始まった桜も、この八重桜で終わりだな。桜仕舞いは親水公園で

  • 朽網わかれ散歩

    男池からどこに行こうか。某所を経由して帰り、ヤマセミを捜そうかとも考えたが、「いるやろか?」「ふむ。いたとしても、撮る前に逃げられる自信だけはある。なんなら、桜なら逃げんぞ。」てな訳で、ここに進路をここにとった。一番水である。朽網わかれの4000本の山桜はどうだろう。例年なら、ちょうど今が見頃だが・・・キランソウが咲く遊歩道を行く。マムシグサが鎌首をもたげている。ジロボウエンゴサクヤマエンゴサクスミレも。朽網わかれでは、何段かの砂防ダム工事が続いている。年々削り取られていく斜面のために、これは絶対必要である。肝心の山桜はと言うと・・・あれまあ、終わっとる。過去のブログを引っ張り出しても、今年は一番早い店じまいだ。まあいい。腹が減った。何はともあれ昼飯だ。葉桜に向かい、鶏白湯ラーメンを掲げる。来年はよろしく...朽網わかれ散歩

  • 山のカケスは啼いている

    男池にいる。前回来た際は、春とは名のみの寒さに震え、カメラを持つ気力すら失せた。今回こそはゆっくりと散策したい。ゴロゴロと転がる岩や倒木には、苔がビッシリ。そこにシロバナネコノメソウを始め、様々な植物が根づいている。ハルトラノオネコノメソウセントウソウ「あ、いた。オオアカゲラ!」(家内)「え、どこどこ?」(私)ほんとだ。オーイ、枝が被っとるぞ。上がるか下がるか、少し場所を変えて、顔を見せてくれー。反対向いてどうする!こっち向けよ。違うったら。こっちだったら。懸命の説得も空しく、オオアカゲラはプイとどこかへ。前回に続き、またしても撮影失敗である。遠くてよく見えん。ヒガラ?梢を見上げて鳥を探したり、視線を地面に向けて花を探したり、何とも忙しい。そんな時、横の林から『ジャージャー』と言う鳴き声が聞こえてきた。す...山のカケスは啼いている

  • カレーは飲み物だ

    「昼飯はカレーにすっか。」「あー、ここね。」LIONCURRYカレーはカレーでも、スリランカのカレーを提供するお店だ。「ゴチュウモン、ドシマスカァ?」「えーっとね。」「オマタセシマイタ。ライアンカリー5カラデッス。」来たか。この店最恐レベルの激辛だ。フッ、ちょこざいな。俺を甘く見るんじゃねえ。ドバドバドバ「大丈夫かとね。」「だーいじょうぶ。なんちゃなか。」じっと見てみる。そこにあるのは、まさに血の池地獄。鶏や野菜の阿鼻叫喚が聞こえてきそうだ。これだもん。一般的なカレーのイメージなど、最早どこにもない。ご飯が真っ赤である。ガブリゴックンほーら、何てこと・・・(*゚Д゚)*゚Д゚)(*゚Д゚)ォォォオオガヒーー!!こ、これは。辛いなんて、そんな生易しいものではない。適切に表現するなら『痛い』だ。まさに口内暴力...カレーは飲み物だ

  • 桜の散歩道

    久留米つつじマーチのコースマップ&チェックカードが送られてきた。今年は、初日が久留米市内10kmコース。二日目は久留米~太刀洗30kmコースをエントリーしている。どちらも初めてのコースとなる。「ふーん、こんなコースか。試しに・・・」10kmコースだけでも歩いてみるか。久留米中央公園。満開の久留米ツツジに見送られてスタートだ。国道210号をしばらく進む。コースは国道から右に折れて、高良川河川敷に変わる。公園の桜が見頃である。高良川から正源氏公園へ。思いもかけず、ここでヒレンジャクを見たのは、ちょうど一月前である。この付近一帯は、かつての陸軍墓地である。慰霊塔や遙拝場があり、この円形野外講堂もその施設のひとつだ。いつもの髙良山へのアクセス道に出てきた。正面の高い建物は、久留米大学御井学舎。御井小学校。10km...桜の散歩道

  • 浅井の一本桜

    花見は好きだが、夜桜見物はまれである。何故か。答えは、その時間が大事な晩酌の時間だからだ。実に単純な理由である。「バッテン今年ぐらい、桜のライトアップば見てみるか。」(私)「飲むなよ!」(家内)一滴の酒も飲まずに、やって来たのがここだ。《浅井の一本桜》毎年欠かさずに訪れている。久留米山本町にある山桜の名木である。駐車場側から、パシャリ池まで登ってきた。そろそろ日没時刻である。撮影スポットには、既にビッシリと三脚が並んでいる。「今日が一番の見頃ばい。」「ほんなごつ。」そんな声がギャラリーから聞こえてくる。18時45分「あと5分でライトアップしまーす。」そんなアナウンスが聞こえてきた。18時50分点灯だ。水鏡に写る一本桜。僅かばかりの散り桜。心細げに身を寄せる。19時5分19時15分ドップリと暮れてきた。レン...浅井の一本桜

  • 翁草爛漫 2024

    天山の翌日も山である。基山にやって来た。とは言え、山登りとは言えないコースなのだが。何てったって、草スキー場の斜面を登るだけである。すぐに頂上稜線に到着。稜線の芝地では、沢山の人々が視線を下に向けている。無論、お目当ては、これだ。翁草だ。下を向くのが翁草の常。ところがこの日は、どうしたことか、真横を向いたり、上を向いているのまで。まことに花芯を撮りやすい。絶滅危惧種の翁草。保護活動の甲斐あって、ここでは毎年、その数を増やしている。山頂からは筑紫平野が一望である。スミレは数種類が咲いている。ショウジョウバカマ。白色から、ピンク、そしてオレンジまで。色の変化を楽しめる。ヒメオドリコソウの群落フデリンドウもチラホラと。芝の上に腰を下ろし、回転焼きを頬張っていると、すぐ近くで囀りが聞こえてきた。カメラを手に取り、...翁草爛漫2024

  • 麗らかなる稜線を行く

    久しぶりに天山にやって来た。雲ひとつない青空の下、登山口を出発だ。すぐにツクシショウジョウバカマのお出迎えである。あっちにも、こっちにも。「天山て、こんなに咲いてるんだ。ビッシリやん。」(家内)「知らんやったな。この季節、天山に登ったことなかけんな。」(私)キタテハ稜線が見えてきた。はい到着。山頂付近で複数の鳶が、一羽の鳶を追いかけている。よく見ると、何かを掴んでいる。どうやらそれを奪おうと、他の鳶が追いかけている図式のようだ。まあ、あれだ。盗られないよう、せいぜい頑張ってくれ。鳶はほっといて、いつものように稜線を行く。この季節に登ったのには、ひとつの主題がある。ところがこれが、中々見つからない。当てずっぽうで、登山道から脇に逸れてみた。「あ!みっけ。」(私)「おーよしよし。ジョンジョン(頭撫で撫での意)...麗らかなる稜線を行く

  • 朝倉の桜と神社

    ヤマセミを捜しにある川へ。結論から言うと、居るには居たが、藪に隠れられてしまい、1時間近く粘るも断念。代わりにこんなヤツを撮る始末。はてさて、探鳥の道は遠い。「狸、撮ってもねえ。」「新聞に載ってた神社に、桜見に行こうか。」「へ?」移動である。夕月神社朝倉市の丘陵地の一角にある。どうやら、戦国期の山城跡のようだ。お弁当を広げる家族連れ。ここ数日の陽気で、一気に開いた桜。ほぼ満開である。神社へと続く一本の坂道。両側を桜が飾る。河津桜や陽光桜の鮮やかなピンクも良いけれど、やっぱり、この儚げな薄桃色がいい。夕月神社。今期初のフデリンドウみっけ。移動原鶴の道の駅の前に、眼にも鮮やかな黄色が広がっていた。移動大己貴神社 旧三輪町にある我が国でもっとも古い神社。以前から行きたかった所である。ここでも桜が満開である。由来...朝倉の桜と神社

  • 折り重なる鰻

    雨に煙る久留米。「あーあ、こりゃいかん。何か食べに行くか。」「何を?ラーメンね。」「バカいえ。こんな鬱陶しい時は・・・」鰻だ。うなぎの中村この店に来るのは随分と久しぶりだ。「こちらにどうぞ。」二人用の個室に通された。「ご注文は?」「えーっとね。」お通しの骨せんべいを囓りながら注文したのは、これだ。鰻のせいろ蒸しだ。更に強調するなら『特上』である。肝吸い、サラダ、鰻ざく、香の物が添えられている。ウヒヒヒ鰻様が折り重なっちゃってるよ。おもむろに窓を開け、右手は腰に、左手は口に当てて、「特上は折り重なってるぞ-!」と、叫びたい気分である。では、モグふっくらフワフワだ。甘すぎないタレも好感が持てる。やっぱりここを選んで正解だ。何て満足げに頷いてると、「オッチャン、ご飯やる。」「あ、バカ!ご飯だけ乗せるな。鰻ば乗せ...折り重なる鰻

  • 晴れのち雨 in オートキャンプ龍門

    妙見宮から宝八幡神社まで降りてきた。ここから、オートキャンプ龍門まで、車なら5分である。オートキャンプ龍門これから2泊3日を、気の合う仲間と過ごす。私がサイト準備している最中、大分のFさん夫婦がやって来た。Fさんのドームテント設置を手伝った後は、早速これだ。何しろ山を降りてここまで、ずっと我慢してきたのだ。グビクー、今日はひときわ美味いぜ。Fさんのドームテント。実に快適なリビング提供である。ただし、ひとつだけ問題点が。「雨漏れするんよ。何しろ古いからね。」「えーっと、予報じゃ明日は小雨。ただ、最終日の日曜は豪雨か。」「そうなんよ。」「まあ、このまま様子見て、撤収のタイミングは明日考えようか。」取り敢えずは、私の得意技『問題の先送り』である。今は食べて飲んでお喋りが優先事項だ。そうこうするうち、北九州のNさ...晴れのち雨inオートキャンプ龍門

  • 宝山と妙見宮

    馴染みのキャンプ場のすぐ近くに、宝八幡宮という紫陽花で有名な古い神社がある。一昨年の夏だったか、紫陽花見物のついでに、その裏山にあると言う『妙見宮』に登ろうとした事がある。「たかが裏山、何ほどのことがあろう。」山靴の用意もなく、サンダルに毛が生えたようなスニーカーで登った。ところがどっこい、山は舐めてはいけない。これがもう急登に次ぐ急登だ。結局、何度もすっ転んでしまい、挙げ句の果てにスニーカーが脱げてしまうはで、中腹付近で断念した思い出がある。今回はそのリベンジである。ではスタートだ。この妙見宮からは、くじゅう連山の絶景が望めるらしい。それが前回、軽装でも登ろうと思い立ったきっかけなのだ。しばらくは杉林の中を行く。冒頭に書いたとおり、杉林を抜けると急に傾斜がきつくなってくる。途中途中には、幾つかの祠がある...宝山と妙見宮

  • 久住界隈散歩 2024

    週末は2週続けてキャンプ。他の日も何かと用事が重なり、外出できる日は限られている。今週空いている日と言えば、水曜日ぐらい。こう見えても忙しいのだ。「だから、水曜くじゅうに行くぞ。」「ほへ?」そんな訳で、朝から男池である。気温1度曇り時々晴れ強風なのに私の身なりは、春秋物のアウターにカッターシャツ一枚だけ。まことに爽やかな出で立ちである。「何で天気予報を見てから、着る物を決めんとね。」(家内)「俺はそう言うヤツなのだ。」(私)「ほらそこ、ヤマガラ。」「ウウウ」パシャ「アトリ?」「ウウウ」パシャ「ほら、オオアカゲラいたよ!!」「ウウウ」パシャ撮れたのは後ろ姿、ピントも全然合ってない。だが私にはもう、レンズを向ける余裕はない。「車に戻ろう。凍死する。」移動白水湿性花園水芭蕉が一面に花を咲かせていた。エゾリュウキ...久住界隈散歩2024

  • 湯布院下ん湯

    山から下りてきたら、ゆっくりと湯に浸かりたい。そして何より、悲鳴を上げている筋肉をほぐそう。何しろここは、湯の町湯布院のすぐそばなのだ。ひとつ問題がある。長崎の義兄が提案するその温泉は、「混浴よ。」「ぬっ!」私はその手の肝の据わり方を、皆目持っていない。出来たら、普通の温泉がいいのだが。「面白かよ。話のネタにはなるたいね。」(長崎義兄)「金鱗湖のところやろ。」(博多義兄)「俺、普通の温泉が・・・」(私)結局のところ、私は湯布院の町を、金鱗湖に向かって歩く事になる。コロナ禍以前に戻ったかのような雑踏を進むと、ここか。この藁葺き屋根こそが、長兄お勧めの温泉だ。「雰囲気あるやろ。」「雰囲気はね。」下ん湯無人の温泉である。300円を入口の筒に入れたら、勝手に扉を開けて入るシステムらしい。種も仕掛けもないただの筒だ...湯布院下ん湯

  • 由布岳クライシス

    とっとと山準備を済ませて、キャンプ場を出発。9時過ぎには、由布岳登山口に到着した。晴れ渡る青空。絶好の登山日和・・・の筈だが。久しぶりの由布岳。この後、自分の身に起きる事など、知る由も無い私は、にこやかにスタートである。登山道は、すぐに樹林帯へと替わる。それにしても、暑い!アウターもインナーも脱ぎ捨て、半袖のTシャツ一枚となる。・・・事は既に始まっていた。合野越到着。小休止だ。念のため、早めの水分補給である。休憩の後も快調に飛ばす義兄二人。いつもなら、三人の歩くペースは同じだ。なのに、私だけが遅れ気味である。樹林帯が終わり日陰が無くなると、ハッキリと我が身の異変に気づく。先を行く二人に、追い付こうにも、どうにも足が前に進まないのだ。10m進んでは立ち止まり、またノロノロと動き出すの繰り返しである。おかしい...由布岳クライシス

  • 志高湖キャンプ場

    RECAMP別府志高湖志高湖キャンプ場と言った方が、馴染み深い方が多いだろう。九州では珍しい、レイクサイドのキャンプ場だ。これからここで、兄弟の集いである。と体裁良く書いてみたが、早い話が、ただ飲んだくれるだけだが。丁度受付をしていた博多の義兄と共に入場。Aサイトに陣取った。では早速、酔いどれキャンプの幕開けだ。志高湖に乾杯!ボートに纏わり付く鳥たち。どうやら、投げられる餌を期待しているようだ。酔っ払ってしまう前に、湖を一周してみる事に。歩くにつれ、明日登る予定の由布岳が、正面に見えて来た。鶴見岳と由布岳のツーショット。ここがこのキャンプ場の、特等席であるのは間違いない。ただ惜しむらくは、ここからトイレまで、数百メートルを有する点だ。ビールを飲んで、トイレが近くなりがちな人間には、少し心配になるサイトだ。...志高湖キャンプ場

  • 志賀島で海鮮ランチ

    カメラは思うように動かず、かつまたジタバタしたせいで、見たかった鳥はいなくなった。何たる体たらく。気持ちの切り替えが必要だ。「志賀島に行って飯食うぞ。」飯でも食って、カメラの事はしばし忘れよう。海の中道をひた走り、30分ほどで志賀島に到着。何を食うべきか。そりゃ当然、海鮮だ。近頃サザエ丼が有名のようだが、元祖と呼ばれる食堂は長蛇の列。いくら人気店でも、並んでまで食べるのは真っ平だ。さて、どうする。目の前に、並ばないでいい店があるじゃないか。断然ここが良い。メニューをみると、ちゃんとサザエ丼もある。フッ干潟では上手くいかなかったが、どうやら昼飯ではついてるようだ。家内の注文は、海鮮丼&天麩羅御膳。ご飯少なめで頼んだ家内。何となく見た目が貧相だが、無論これはヤツのせいだ。この店の責任ではない。「サザエ丼、お待...志賀島で海鮮ランチ

  • カメラが不調である。

    「どっか行くぞ。」「どこにね。」いつもの会話で出かけた先は、こんな所だ。目的はミヤコドリ。都合20羽近くはいるだろう。「イエーイ、思惑通りだぜ。」ところがである。「あれ?あれれ?」「どうしたと?」何回試してみても、シャッターがバルブ撮影モードになるのだ。「これって、2週間前にもなったもんな。翌日は症状が出なくなって・・・」「そうやったね。」三脚などないし、当然ブレるのは避けられない。それに加えて遠い。丁度満潮時間と言う事もあり、彼らがいる砂州には近づけもしない。ブレるのは何とかするとして(←どうにも出来ん)、距離くらいは近づけたい。一旦、道路を迂回し、逆方向で砂州が見える場所に移動する事に。10分ほど歩いて到着。「全然近くないし。」「ふむ。それよりも・・・」ミヤコドリがいなくなっている。ジタバタした報いで...カメラが不調である。

  • 黒いチャンポン

    池で右往左往している間に、大幅に昼食時間を逸してしまった。最早私の胃袋は崩壊寸前、一刻の猶予も許されない。飢えた野獣と化した私は、眼を血走らせて店を探す。「ここだ!断然ここにする。」「おう。」「ご注文は?」(店員)「えーっとね・・・」(私)「餃子でーす。チャンポンは少しお待ち下さいね。」先ずは餃子が置かれた。何でもいい。胃袋に放り込もう。もぐ、ゴックン今の私にとって、餃子は飲み物である。瞬時に皿から消滅した。「お待たせしました。チャンポンでーす。」よし来た。言っておくが、この黒い物体はチャンポンである。キクラゲ増々にするとこうなるのだ。白濁スープに高々と浮かぶ黒き山。ではモグ大量のキクラゲが、口の中でポリポリと大騒ぎである。ポリポリポリ山が平らになった頃、ソースをひと回し。いつもの私のルーティンだ。ズルズ...黒いチャンポン

  • 戸惑いの猛禽大渋滞

    干潟から引き上げ、隣接する公園に行ってみた。公園入口付近で、バズーカを下げた愛好家から、「2~3日前の情報だけど、〇〇と△△がおったげなよ。」「ほほう、そうですか。探してみよっと。」まん丸に膨らんだチュンさんシルバーヘアのジョビオ君ボサボサ頭のヒヨちゃんなんてのはワンサカいたけど、教えて貰った鳥は、両方とも見つけられなかった。移動だ。いつもの調整池である。池の周囲を一廻り。歩き出すとすぐに、ミサゴ登場。しばらく旋回していたが、そのうち山手方向に飛び去った。今回も池へのダイブは、見られずじまいである。そのまま歩を進めていると、何かが着水した。よーく見ると、「ヨシガモやん。この池にもおったんか。」「ホントだ。」ただ、惜しむらくはモロ逆光である。綺麗な光沢を撮るなら対岸方向だが、それでは絶望的に遠い。ここで撮る...戸惑いの猛禽大渋滞

  • 東与賀干潟

    春の陽気に誘われて、東与賀干潟へ。瀬高5.6mの大潮、しかも日曜日である。満潮時刻に合わせてきたら、既に沢山のギャラリーで賑わっていた。ギャラリーの見つめる先にいるのは、どうやらヘラサギ&クロツラヘラサギの一群のようだ。・・・でもねえ。今更場所取りも面倒くさそうだしねえ。どこか別の場所はないかな・・・と。あった。ほらね。数羽だけどクロツラさんが杭に止まっとるやん。ここならノーギャラリーだ。しかも、目の前である。どうやら、婚姻色が出ててきたようだ。『子孫繁栄!!』(byクロツラヘラサギ)おう、健闘を祈る。ギャラリーがいる方角から、次々にクロツラが飛んでくる。着陸成功席が残り少なくなってきた。満席だ。椅子取りゲーム(←絶対違う)に敗れたクロツラ。どこか別の場所を探し、次々に上空を通過して行く。そう言えばヤツ(...東与賀干潟

  • 河津桜とそらふねの桟橋

    花見の季節がやって来た。毎年、その手始めはここである。南阿蘇アスペクタの河津桜である。見頃としては若干過ぎた感はあるが、それでも十分楽しませてくれた。活発に活動を続ける中岳。この日も高岳を覆うように、噴煙が棚引いている。さて、丁度昼時だ。弁当を広げよう。桜の下にシートを敷き、雄大な阿蘇と河津桜を見ながら、お握りをパクつく。「にしても、少し大きく無いか?」(私)「オッチャンの分はそれでいいと。」(家内)本当なら「ビール!」と言いたいところだが、家内が運転を代わってくれる筈も無く、ビールは熱いお茶となり、「回転焼きでも食え。」(家内)となる。「ふー、お腹いっぱいや。」(私)腹ごなしに、斜面一杯に植栽された河津桜を見て歩こう。見返りヒヨちゃん。お散歩ツグミちゃん外輪山に向かい、巨岩がせり上がるように連なる。ラク...河津桜とそらふねの桟橋

  • スプリング・エフェメラルはお昼寝中

    南阿蘇から一路北上。久住は直入へとやって来た。先ずはいつもの豆腐屋さんで、あれやこれやとお買い物。ついでに、「アズマイチゲは咲いとりますか?」「咲いとりますよ。バッテン、曇っとるけんね。開いとらんよ。」「あちゃ、ほんなごつ(本当)ね。」ほんなごつである。直入のスプリング・エフェメラルは、お昼寝中だそうだ。『起きろー!』と叫んでも目を覚ましてくれる筈も無く、「しゃーない。神社に行くぞ。」籾山八幡社苔むす石段を登りきると、ひっそりと社殿が鎮座している。ここは物部神社である。私に言わせれば、オホドの君と物部麁鹿火によるあのクーデターが・・・長くなる。この話は、またの機会に譲りたい。参拝を済ませたら、いつもの広場へ。広場一面に、福寿草の黄金色が広がっていた。ヤマルリソウアマナそしてもう一つのスプリング・エフェメラ...スプリング・エフェメラルはお昼寝中

  • 南阿蘇ビジターセンター

    蔵開きの翌日、私達はこんな風景の中に身を置いている。いつもの南阿蘇ビジターセンターである。活発な活動を見せている中岳の噴煙が、高岳東峰までたなびいている。「こりゃしばらく、あそこに登るのは無理や。」そんなことを呟きながら、野草園の森へと向かう。ヒヨドリリュウキュウサンショウクイツグミまんまるに膨らませている。アトリゴジュウカラこの森をよく知るベテランの方から声をかけられた。「今日はどんな鳥をお探しで?」「特段ありませんが、キクイタダキとか見られれば。」「あ、キクイタダキね。今年は多かですよ。」「特に見かけやすいのは、どの辺りってありますか?」「どこちゃあなかバッテン・・・ただ、カラ類とかエナガとかの混群におる事が多かね。」ヤマガラいた。エナガも。そして、木の葉隠れの術を使っているが、これはメジロである。「...南阿蘇ビジターセンター

  • 喜多屋蔵開き

    3月2日桃の節句の前日。爽やかな青空が広がる、絶好の行楽日和となった。こんな日はスポーツで汗を掻くのも良い。或いは、阿蘇やくじゅうに出かけ、絶景を楽しむのも良いだろう。なのに、私達は、博多の義姉夫婦と一緒に八女にいた。この日、老舗酒蔵喜多屋の蔵開きだったのだ。2018年を最後に、新型コロナなどで、長らく中止となっていた試飲会が、目出度くも今年再開したのだ。そうとなれば、スポーツや風景鑑賞をしている場合では無い。選択肢はひとつ。朝っぱらから、飲んだくれる事だ。いくら5年ぶりだからと言って、慌てて会場に入ってはいけない。手間でも、酒蔵向かいの抽選会場の行列に並ばねばならぬ。何故って、1000円の抽選券で、1000円以上のお酒が必ずゲット出来る事になっているからだ。呑兵衛は抜け目がないのだ。くじ運にはからっきし...喜多屋蔵開き

  • 高良川散歩 2024 (4) 連雀日和

    毎度毎度の高良川である。春の麗らかな日差しを浴びて、土手には早くも土筆が。いつもの場所には、いつものこいつ。私がシロヒゲと呼んでいる、雄のカワセミだ。シロヒゲ君。あらぬ方角を見ていたかと思うと、いきなり飛びやがった。ったく、フェイントかよ。そう言えば先日、女の子を口説いていたけど、その後順調だろうか?「いや、ペアリングは出来とらんですばい。」(ベテランのカワセミ愛好家)「やっぱり。」(私)ゴホンまあ、なんだ。他にもかわい子ちゃん、いるかも知んねえぞ。な、次に頑張ればいいさ。ビンズイ?セグロセキレイキセキレイツグミそしてそして、驚いた事に、相当数のレンジャクがいた。ここでレンジャクにお目にかかろうとは。高良川で見たなど、聞いた事がない。ビックリしながら、レンズを向けていると、「少し前から来るようになったとよ...高良川散歩2024(4)連雀日和

  • 白く清けきくじゅう

    腹筋痛を起こすほど激しかった咳も、漸く落ち着きを見せてきた。そうなってくると、気がかりなのは山である。あと一回くらいは、あの白い世界に身を置きたい。となると、今がラストチャンスである。「明日、くじゅうに登ってくる。」「ほへ?」てな訳でくじゅうである。ただし、病み上がりの身。大事をとってピークは目指さず、牧ノ戸から御池くらいまで歩こうと思う。要は霧氷の中を歩ければ、それでいいのだ。早朝久留米を出発。雪に覆われた道路を上り、7時22分、牧ノ戸駐車場到着。気温-4℃、風は弱風と言ったところ。いきなりこれだ。これが見たかったのだ。ただし、ガスガスである。沓掛山からの眺望は、星生山を完全に消し去ってしまっている。段々と寒気がしてきてはいないだろうか。これから暫くは、エアコンの温度を少し上げられる事をお勧めする。西千...白く清けきくじゅう

  • ロンドンの休日

    長女が勤務する会社では、働き方改革の一環か、今年度から、所定の休日以外に、10日間の特別休暇が付与される事となった。ただ休暇を取るタイミングが合わず、この時期を逃してしまうと、今年度の特別休暇の権利を逸失してしまうとのこと。慌てて会社に申請した休暇の使い途は、「10日間ロンドンで、語学留学してくるけん。」「ほへ?」使い方については自由で、『自身のスキルアップに繋げよ』、とはなってない筈だが。この風変わりな娘は、大学時代にも同じ事を私らに宣言し、同じロンドンの一般家庭にホームステイし、語学留学をした経験がある。あれから16年、結構な年齢になった長女が、未だに英語への向上心は失っていないのは褒められるべきである。よしよし、ジョンジョン(筑後弁で頭撫で撫での意)先日、娘からLINEが送られてきた。どうやら無事に...ロンドンの休日

  • 非感染記録、未だ更新中

    至って健康である。社会人になって、病気を理由に休んだのは、40年間でたった二日だけ。しかもそれは、牡蠣による食あたりと言う、情けない理由からである。無論、インフルなど50年以上掛かったことがない。そんな私がここ数日、激しい咳に悩まされている。ただし、熱はない。食欲も不必要な程ある。インフルやコロナではないと思うのだが・・・かと言って外出する気にもなれず、テレビの前でゴロゴロしていると、「オッチャン、〇〇君がコロナだってよ。」「あんだと!ゲホゲホゲホ」私は先週の金曜日に、古巣の会社に行き、その〇〇とかなり間近で話をしている。その3日後に、この激しい咳である。いくらノー天気の私でも、コロナを疑わざるを得ない事態だ。かくなる上は観念して、病院に行くしかなかろう。病院に行く前に、電話で事情を説明。「そんな訳で、コ...非感染記録、未だ更新中

  • 久留米居酒屋紀行 2024

    「もしもーし。」大分の友人からの電話である。彼の息子(熊本在住)が、私の古巣に車検入庫中だと言う。ついては、「息子が車を引き取りに行く日に、俺も合流するけん、あそこに行かない?」段取りでは、彼の長女(福岡在住)も、後ほどやって来るとの由。大分、熊本、福岡の人間をも惹きつける磁力を持つ、「あそこ」とは、久留米の繁華街『文化街』である。正確に言うなら、文化街にある『かけだおれ』である。このブログにおいて、ひとつのカテゴリーが作れるほど登場回数の多い、ディープ過ぎる居酒屋だ。でな訳で文化街である。かけだおれである。「こんばんは-。江島でーす。」「ハーイ。お待ちしておりました。上にどうぞ。」私達は2階の座敷へと通された。「ビッシュでーす。」「きたきた。くー!久しぶり。」「ダルムでーす。」この神々しいまでの焦げ具合...久留米居酒屋紀行2024

  • 高良川散歩 2024 (3) 河原は恋の季節

    例によって高良川である。水仙が土手を飾る季節になってきた。この時期の風物詩である。ダイサギ&マガモキセキレイカササギなーんか、こっちを見られているような・・・ヒヨドリモズ群れから離れて、デート中のスズメ。高良川に恋の季節が訪れたようだ。恋の季節と言えば、この後私は、微笑ましいプロポーズの現場に遭遇する。小枝に止まるカワセミ。餌を捕る素振りも見せず、程なく上流側に飛び立ってしまった。カメラを肩に担ぎなおし、慌てて追いかけていくと、止まったと思しき所には、バズーカを抱えたオジサンがいた。対岸からは、カワセミらしき囀りが、うるさいほど聞こえてくる。「(カワセミが)鳴いとりますね。」(私)「向こう岸に3羽おっです(います)。」(オジサン)「あ、雌ですか。」「まだわっか(若い)雌ですね。その左右に、雄がおっでしょう...高良川散歩2024(3)河原は恋の季節

  • 道草の勧め

    いつの頃からか、趣味のひとつに、野鳥観察が加わった。初心者なりに、夫婦で探鳥を楽しんでいる。最近では、運転中に池を見つけると、ついつい寄り道をする始末。ちょっと前なら、ありえない事である。変われば変わるものだ。家内と二人、福岡での用件を済ませての帰り。「そこに池あるよ。」「ふーん、寄ってくか。」「少し遠いけど・・・お、何かおる。」「キンクロちゃんやん。可愛かあ。」キンクロハジロ下ぶくれのおたふく顔にちょんまげヘア。何とも愛らしい。移動カーナビの画面に、かなり大きめの池発見。となれば、行くしかなかろう。車一台がやっとの道を登り詰めると、「遠かなあ。100mは離れとるぜ。」「緑色の頭が見える。マガモ?」「いや、何か違うような・・・」繰り返すが、被写体は遙か彼方。証拠写真にするには、ありえないほど拡大するしかな...道草の勧め

  • 梅林寺外苑

    笹竜胆の瓦屋根麗らかな日差しに誘われて、有馬家菩提寺梅林寺へとやって来た。外苑の門をくぐれば、30種500本の梅が、今、見頃を迎えようとしている。花と花の間を、忙しく飛び交うメジロ。彼らにとって今が、一年の中で、もっとも忙しい季節に違いない。私らの存在など知らぬげに、一心に花の蜜を吸う。こちらはジョウビタキカワラヒワ梅林寺外苑は、まことに賑やかである。梅林寺外苑

  • 古城の妖精 2024

    古代の山城、四王寺山にやって来た。山の全域に亘り、土塁が取り囲む。途中、鬼の腰掛けなるものが。「そこにお前が座ったら、そのまんまやないかい!」とは、無論言わない。さて、この時期にこの山に登る目的と言えば、当然、これだ。春を告げる妖精、セリバオウレンである。しつこく掲載する。これしか撮ってないからだ。臆面もなく、まだ続く。次でようやく終わりである。エナガコゲラ四王寺山に春がやって来た。古城の妖精2024

  • 阿蘇でも物忘れ

    「こーんなに、天気いいのに・・・どっか行くぞ。」「どこにね。」「そうさなあ・・・」いつものやりとりで始まる朝。やって来たのは、ここだ。いつもの南阿蘇ビジターセンターである。さっそく、園内を一廻り。ツグミこの日は3連休最終日。いつもに増してカメラマンが多い。ツグミの群れの中に、白とグレーの鳥がいる。近くでカメラを構えているベテランによると、「あれはクロツグミかな。」だそうだ。ヒレンジャク3羽ほどがいた。すぐに幹の裏側に隠れてしまい、そうこうしているうちに見失ってしまった。「朝早くなら、まとまっておったとばってんね。」「あらそうですか。」結局、撮れたのはこの2枚だけ。どうにも今年の南阿蘇は、ヒレンジャクに縁遠い。ジョウビタキ♀シジュウカラが止まる同じ幹に、小さな洞があった。その洞から、可愛いらしいやつが顔を覗...阿蘇でも物忘れ

  • 兄妹会 in 篠栗

    始まりは長崎ランタフェスタだった。丁度10年前、長崎に済む義兄から、「ランタンフェスタにおいでよ」と、兄妹夫婦共々招かれた。ランタンフェスタを楽しみ、義兄の家に皆で厄介になり、飲み、そして語り合った。それがきっかけとなり、毎年この時期、兄妹夫婦が集まり、兄妹会をするようになった。今年は篠栗が会場である。宿に3時集合となっている。私達は少し前に到着し、こんな駅を見学した。JR筑前山手駅道路の遙か上の高架上にホームがある駅だ。裏手から。高さは4階建て相当ぐらい。無人駅である。ホームへのアクセスは80段の階段のみ。エレベーターもエスカレーターもない。老人や障害者が利用するには、かなりハードルが高い。ホームである。こちらは飯塚方面。博多方面。そろそろ、集合時間だ。宿に向かうと、兄妹達も三々五々と到着。「んじゃ、荷...兄妹会in篠栗

  • 高良川散歩 2024 (2)

    いつもの高良川である。高校生らが通学する時間、暇人オヤジがファインダーから狙っているのは、カワセミである。飛翔の瞬間を待つも、、、はい、フレームアウト。いつも通りである。いつまでたっても、カワセミの動きについて行けない私。我がどんくささを呪うばかりである。1kmほど進むと、別のポイントがある。いたいた。川面を一心不乱に見つめるカワセミ。『ぬ、ご馳走みっけ』(カワセミ)『ありゃ、こっちにも』(カワセミ)何度も2箇所に視線を送り、どちらにするか悩んでいる。狙いが決まったようだ。戦闘態勢に入るカワセミ。前傾姿勢をとり、タイミングを計ると、、、やった、飛んだ。シャッターチャーンス!!パシャパシャパシャ・・・コンクリート撮ってどうすんだよ。全然間に合っとらんぞ!俺。トホホ癇癪を起こして、護岸コンクリートに頭突きをし...高良川散歩2024(2)

  • 二刀流ネコ

    娘達の予想どおり、ウメに圧殺され続けている切り株ハウス。まあ、いいさ。お前のものだし。好きに使いな。・・・そんなある日ん?切り株が膨らんどる。ハハ、まさかね。『まさか』やん!どうした、ウメ。『おかまいなく』(ウメ)ウメは、このペットベッドの本来の使い方を、理解してはいたようだ。と言って、このままこれが、続くかと言うと、その日の気分によっては、今まで通りペシャンコにしたり、はたまた、自らが潰した切り株に、無理矢理入り込んだり。どうやら切り株ハウスを、二刀流で使い分けるつもりらしい。二刀流ネコ

  • 北九州の物忘れ

    遙々北九州までやって来た。何故って、暇だからである。白野江植物公園材木商の所有地だった山を、まるっと植物公園にしている。梅の香りが一面に漂う。その香りに誘われてメジロの群れが、チョコマカと花と花を飛び回る。ジョビコみっけ。ジョビオもいた。シジュウカラヤマガラエナガそしてリュウキュウサンショウクイ。植物園はまことに賑やかである。山頂へと進む。到着。ひと汗かいた。「お茶持ってきとるやろ。」「紅茶淹れてきた。お菓子もホレ。」「ポッキーね。くれ。」ついでに、お茶を飲みながら、カメラの画像確認である。眼鏡をしたままだと手元が見えづらいので、眼鏡を外し、それをベンチの上に置いた。「シジュウカラのピントがあっとらん。エナガもヤマガラも遠かなあ。グビリ」お茶を飲んで人心地着いたら、下山である。急な斜面には、水仙がびっしり...北九州の物忘れ

  • こだわりのヘアスタイル

    朝っぱらから、とある公園へ。目的は、これだ。噂通り、ヒレンジャクがてんこ盛りだ。「ドヒャー、鈴なりやん。」ちょいワルのヘアースタイルにサングラス。イエーイ、ロックだぜ。惜しむらくは、我々を警戒してか、高い梢にいるばかり。「お腹しか見えん。」「あ、移動したよ。」ユズリハの実を食べようと、下まで降りてきてくれた。チョコマカと枝を動き回るヒレンジャク。よしきた!これで、首が痛くなるほど見上げないで済む。ヤレヤレと思ったのも束の間、一羽のカラスがやって来て、一群を追い立ててしまった。逃げ惑うヒレンジャクを、カラスは執拗に追いかけ回す。しつこいったらありゃしない。カラスって、いつだって嫌なヤツだよ。一群が去って、暫く待っていると、少し離れた別の木に、戻ってきてくれた。カラスの野郎、今度邪魔しやがったら、食っちまうか...こだわりのヘアスタイル

  • 王将戦と庶民のハンバーグ

    将棋が好きである。と言っても、実際の駒を持っての将棋は、ここ40年の間に2~3度しか指していない。いわゆる『観る将』と言うやつだ。それでも毎日、詰め将棋のアプリだけは欠かさない。そんな将棋ファンである。佐賀平野を車で移動中の私と家内。「お、大幸園てここか。ここ、王将戦の対局があったとぞ。」「ふーん。」「決めた。ここで昼飯食うぞ。」藤井聡太王将の記念植樹。山の斜面に沿うように、幾つかの建物が建てられている。ランチは向かって左側の建物らしい。8畳ほどの和室に通された。佐賀平野を見下ろして食事が出来るのが自慢らしい。「お料理の説明をさせて頂きます。本日の日替わりランチは・・・」「ふむふむ、了解。因みにさあ。対局場って後で見る事は可能?」「えっと・・・聞いて来ますね。」「あー、よかよか。忙しかとに。気にせんで。」...王将戦と庶民のハンバーグ

  • それ、違うから・・・

    何かを一心不乱に見つめるウメ。その視線の先にあるのは、『岩合光昭の世界ネコ歩き』である。ウメのお気に入り番組だ。それにしても、いつも以上に熱心なのは・・・きっとそれは、この一匹の黒猫のせいだ。黒猫と言えば、ウメの先輩ネコだったフクである。我が家に拾われてきた幼いウメを、渾身の愛情で守り育てたフク。きっとテレビの黒猫に、フクの姿を重ねているのだろう。そう思えてならない。グスン何だか不憫になってきた。「ウメ、買ってきてやったぞ。どうだ。屋根付だぞ。」『何ですと?』不動の人気を誇る、緑のガムテープ貼り発泡スチロール。一般的なスタイルながらも、マタタビの香り付海老と他オモチャ入りベッド。そして、新品の切り株ハウス。どれを選ぶか、それぞれを並べてみた。強敵揃いの中、ウメがまっ先に駆け寄ったのは、私が買ってきた切り株...それ、違うから・・・

  • 阿蘇を行く

    白く化粧した阿蘇山の山懐にいる。この日の手始めは、古閑の滝の氷瀑から。細い山道をテクテクと登れば、山肌に張り付くような白い筋が見えてくる。古閑の滝の氷瀑としては、若干迫力には欠けるものの、そこそこの合格点を付けていいだろう。滝の最上部ではこの形。中位ではこれ。毎年、同じであるまあ、当たり前ちゃあ、当たり前だが。滝壷付近は半分溶けかかっている。ミツマタ移動いつもの南阿蘇ビジターセンターである。目的はヒレンジャク。ポイントに行くと、それはすぐに見つかったのだが・・・近づく前にどこかに飛び立ってしまい、撮れたのはこの写真のみ。流石にこれでは小さすぎる。別のポイントで待つことにする。40分は待っただろうか。ヒレンジャクは遂に現われず。次の予定もあるため、諦めてビジターセンターをあとにした。残念!˚‧º·(˚˃̣̣...阿蘇を行く

  • アイゼンに嫌われた男

    最近、山登りの機会が減っている。暖冬で楽しみが少ないのも理由の一つだが、股関節痛も一つの理由である。それでも、氷瀑の一つくらいは見に行きたい。前回、くじゅうで切れてしまったアイゼンの代わりに、チェーンスパイクを新調してやってきたのは、英彦山である。今回、四王寺の滝とWの滝、二つとも登るつもりだ。大寒波に見舞われた今週こそチャンスと、実は何回か英彦山に登ろうと計画していた。が、一回は股関節の違和感で取り止め、もう一回は単なる寝坊だ。今度こそはである。ここまで来たからには、股関節の機嫌が悪くならないよう、祈るのみだ。先ずはWの滝を目指す。下津宮通過石段にもミニ氷瀑が。標高を上げるにつれ、少しずつ雪深くなってくる。中津宮通過雪の重みに垂れ下がる枝。霧氷もチラホラと。行者堂手前からは登山道を離れる。トレースに従い...アイゼンに嫌われた男

  • 干潟にて

    寒風吹きすさぶ冬の午後、こんな干潟にいる。プカプカ浮かぶツクシガモ。数十羽単位で、4~5のグループに分かれて寛いでいる。あるグループのいる所などは、適度に身を隠す場所もあり、かなり近寄る事が出来る。こんな近さでツクシガモを見るのは、初めてでは無かろうか。こちらの別グループは、護岸から観察。イカルチドリorコチドリ?よく分からん。分かるのは、とびっきり可愛いという事だ。砂浜をチョコマカと走り回っている鳥がいる。別種のチドリ?慌ててカメラを向けたら、「なーんだ、ハクセキレイじゃん。」何の落ち度もなく歩いていただけなのに、ガッカリされるハクセキレイ。言った私が言うのも何だが、まことに不憫である。杭の上に佇むミサゴ。20分ほど飛び立つのを待っていたが、ついに動く様子無し。「凍えてきた。帰るぞ。」本命の鳥はいなかっ...干潟にて

  • 稲次稲葉正誠の事

    小郡市の旧松崎街道に面して、霊鷲寺(りょうじゅうじ)と言う古刹がある。参勤交代の行列は、この寺の前では駕籠を降り、或いは下馬して拝跪したという。杉並木の参道山門本堂裏に回り込む。享保年間、久留米藩には稲次因幡正誠と言う、一人の家老がいた。墓の横には、教育委員会・郷土史研究会の説明文が掲げてある。要するに、農民一揆の処理の仕方、はたまた後継者問題で殿様の不興を買い、幽閉の憂き目に遭い、最期は非業の死を遂げた家老が、ここに眠っている。幽閉させられた場所にも行ってみた。小さな集落の細い路地を、神社に沿って周り込むと、ささやかな一角に立つ石碑が見えてくる。ここだ。またしても説明文である。更に読みづらくて恐縮だが、こちらも目を通して貰いたい。二つの説明文に共通するのは、歴代の有馬の殿様が、如何に冷酷非情な碌でなしで...稲次稲葉正誠の事

  • オシドリとかタゲリとか

    この冬一番の寒波が訪れた昨日。そんな日でも、私の呟きは変わらない。「あー、暇。どっか行くぞ。」「こんな天気に?どこにね。」ここだ。前回見つけたポイントである。オシドリ達は、お約束のようにそこにいた。今回も車の中から撮影である。これなら、寒波も何も関係なしだ。一羽だけ違う羽色の鳥がいる。「あれは何?」「うーん。」何しろ遠い。私のレンズは勿論、家内の望遠鏡でも、どうにも判然としない。家に帰ってから、パソコンでピンボケ画像を拡大するも、「ウーン、分からん。」カワアイサって事にしとこう。場所を移動。目的の鳥を探すには、車から降りて少し歩かねばならぬ。折悪しく風も強くなり、寒いのなんの。ツグミも凍えている。カワセミ更に雪まで降り出した。「もういかん。とっとと帰ろ。」帰りの車中、「タゲリがいる!」「え、ホントか。」こ...オシドリとかタゲリとか

  • 高良川散歩

    今朝の散歩は高良川。去年の大雨で削られた護岸の復旧工事が、今も行われている。そのせいか、カワセミの生息数と生息域に若干の影響が出ている。それでも、ほらいた。カワセミの雌である。よく見ると、すぐ目の前の対岸に、もう一羽カワセミがいる。こちらは雄だ。その間、川を挟んで7~8m。カワセミは縄張り意識が強く、滅多にこう言うシーンは無い筈だが・・・あまりの暖かさに、既に、ペアリングが始まってるとか?近い方の雌にばかりレンズを向けていたら、突然、対岸の雄が川面に飛び込んだ。無論、シャッターなど間に合わない。戻ってきたところ(しかもブレブレ)だけ掲載する。小魚ゲットー!雌にプレゼントするかと思いきや、自分でさっさと飲み込んでしまった。それじゃあモテないぜ、カワセミ君。こちらは1km程離れた場所にいた、雄の別個体。えーっ...高良川散歩

  • 太刀洗から甘木・朝倉へ

    まことに申し訳ないが、前回の予告の通り、同じテーマが続く。太刀洗平和記念館周辺の戦跡は、一通り見て歩いた。ここからは、範囲を少し広げたい。車に乗り込んで、これから行く場所の順番とルートを、大まかに決める。それはそうと、お腹がペコペコだ。先ほどの、北門跡がある天ぷら屋に戻り、昼ご飯にしよう。「えーっとね、穴子天定食を頂戴。それでね。野菜の天麩羅をね・・・」「お待たせしました。穴子天のカボチャ抜きでーす。」カボチャが無い風景。実に美しい。ウヒヒヒお腹が膨れたら出発だ。先ずは立石平和の碑から。昭和20年3月27日の空襲で、小学生を含む7名がこの地で犠牲に・・・とある。合掌北飛行場跡重爆撃機用の滑走路があったらしい。ただ、それがどこなのか、どうにも分らない。まあ、大雑把に言って、この景色の中のどこかだろう。田んぼ...太刀洗から甘木・朝倉へ

  • 大刀洗散歩

    これから投稿するブログは、私以外の人には、退屈極まりないものとなる。要するに自分の記録のためだけのブログである。相手なんかせずに、黙殺して貰えれば助かる。大刀洗飛行場関連の戦跡は、ずっと訪ねてみたいと思っていた。先日、大刀洗平和記念館を訪れたのがきっかけで、ついにそれに火が点いてしまった。どんよりとした雲が広がる昨日、大刀洗へと車を走らせた。先ずは、大刀洗平和記念館である。第五航空教育隊正門微かに第五教育隊の文字が見える。ここからグルリと周辺を歩いてみたい。憲兵分遣隊舎跡敷地内には、隊長官舎や厩舎跡も残っているようだ。とは言え今は私有地である。勝手に入る訳にもいかず、遠目に覗いてみたが、よく分らなかった。飛行第四聯隊本部庁舎前に設置されていた時計台。現在は慰霊碑として追悼のシンボルとなっている。大刀洗飛行...大刀洗散歩

  • あちこちと

    「ねえ、これ見て。」「なんや。」家内のスマホの画面は、あるSNSの投稿画像が映し出されている。「これってあそこよね。」「確かに。」さっそく朝一番で、あそこに行ってみた。目星の場所に着いて、しばらく探してみたが、目的の鳥はいないようだ。いたのはキセキレイ他、一般的な鳥ばかり。「そう簡単にはいかんか。」仕方ないので、近くを車で探していると、あらいたよ。これが目的の鳥、オシドリである。ラッキーだったのは、すぐ近くに車を停められるスペースがあり、尚且つ、そこなら車を降りずに観察できるのだ。警戒心の強いオシドリに怪しまれない、絶好のポジションである。惜しむらくは、もう少し距離が近ければ・・・いやいや、贅沢は言うまい。「うひゃー、ウジャウジャいるぜ。」大雑把に言って、100羽近いのではなかろうか?ワーイ(ノ^^)ノオ...あちこちと

  • 冬の溜池で一本足で立つ

    大刀洗平和記念館で震電を見ての帰り。どこかで昼飯でも食おうと、車を走らせながら店を物色していた。何食べようか。ん?まてよ。あの池って、コウノトリ情報が出てたんじゃなかったけ。クロツラとかも来てるかも知れないし。大して遠回りでも無し、チョイと寄ってこっと。いたいた。えーっと、コウノトリは、、、いないか。それでも、クロツラとヘラサギは結構いるようだ。ヒーフーミーヨー、、、、合わせて23羽か。大添池としては、久しぶりの大賑わいである。ヘラサギこちらはクロツラヘラサギ。種は違えど、仲良く一緒に共同生活だ。まことに平和なものである。クロツラヘラサギの方が、数の割合としては多いようだ。アオサギ襲来。クロツラ村に若干の波風が立つも、すぐに元の平和な風景に戻った。何故か全員一本足。まあ、こっちが楽だからそうしてるんだろう...冬の溜池で一本足で立つ

  • 異端の翼『震電』

    『ゴジラ-1.0』上映期間中に、同じ映画を2度も見に行ったのは初めてだ。2度目の方がより感動が大きく、鳥肌が立ちっぱなしだった。あまつさえ、筋書きが分かっているくせに、初回と同じシーンで、催眠術にかかったかのようにスイッチが入り、エグエグと泣き出す始末。その『ゴジラ-1.0』で重要な鍵を握るのが、局地戦闘機『震電』である。またしても前置きが長くなった。要するに、『ゴジラ-1.0』の撮影に使われた震電の実物大模型が、大刀洗平和記念館にて展示中である。大刀洗平和記念館。大刀洗歩行場の跡地にある。受付を済ませ、ホールに入るとすぐに、震電の雄姿が飛び込んでくる。画像左端に、ゴジラにぶち込んだ30mm機関砲の銃口が、ほんの少しだけ顔を覗かせている。高高度爆撃機の迎撃を目的として、九州飛行機(株)が開発と製造を担った...異端の翼『震電』

  • 南阿蘇ビジターセンター

    野鳥の投稿ばかり続く。まことに恐縮である。「飽き飽きだ!」と言う声も聞こえてきそうだが、下手な写真を今回も並べていきたい。やって来たのは南阿蘇ビジターセンター。SNSで、『ヒレンジャク飛来』のニュースを見たからだ。先ずはセンターで情報収集。「一昨日は来てましたが、昨日は来てないようですよ。」(センター職員)ふむ、なるほど。とにもかくにも、歩かなければ始まらない。二人アホ面して、上ばかり見て歩く。「あ、アトリ!」「ムム」「あそこにエナガがいる。」「ムムム」「今飛んだのイカルやない?」「ムムムム」野鳥はそこそこいる。ところが未熟な私は、カメラを向けてから、ピントを合わせるまで、やたらと長い。やっとこさピントを合わせ、「さあ!」と言う瞬間、ヤツらはプイッと飛んで行ってしまう。きっとあいつら、私が一番ショックなタ...南阿蘇ビジターセンター

  • 道草大正解!

    長女を空港に送った帰り、目的もなく適当に車を走らせていた。ハンドルを握りながら、何気なくナビ画面を覗いたら、「おんや?駕与丁公園て、すぐそこやぞ。」「あー、寄ってこうよ。」駕与丁(かよいちょう)公園広大な池の周囲は、4,219kmなんだとか。そのせいか、ジョギングを楽しむ人々が多い。更に、猫も多い。それも、ちゃんと耳カットされた猫である。無論、ここに立ち寄ったのは、猫が目的ではない。水鳥である。水から上がってきたカワウ君。見事、お魚ゲットである。ハクセキレイちかっ!警戒心の無さは、こちらが心配になるほどだ。セグロセキレイついでにスーさんも。よく見ると、マガモの横にいるのは・・・なんと、「ツクシガモやぞ、あれ!」「ほんとだ。」全然期待してなかっただけに、一言、「ラッキー」と呟くべきだろう。「ラッキー♫」(私...道草大正解!

  • 虎の子のカメラを持って

    筑後弁では『壊す』を、『こっぱがす』と表現する。先日こっぱがしたカメラは、今現在、見積もり待ちとなっている。「こりゃ、結構な値段になりますバイ。ヒヒ」カメラ屋の店長は、私を怯えさせるようなセルフを吐く。「見積もりは、10日から2週間ぐらいかかりますぜ。」「もう少し早くならんね。3日とか?」「さすがにそれは・・・。見積もりばすっとは私じゃなかけんですね。」「とにかく、早く、安くでお願いね。」幸い、望遠レンズ用と、その他用と、カメラを2台使い分けてきた。当分の間、一台のカメラで、望遠とその他の二刀流で行くしかない。そんなこんなで、虎の子のカメラを持ってお出かけである。転ばないように気をつけなきゃ。向かった先は、最近のマイブームの佐賀の溜池だ。ミコアイサ言うまでもないが被写体は遠い。バッサリとトリミングして掲載...虎の子のカメラを持って

  • なんてこったい!

    私と家内の共通の先輩から、「ちょっとお茶でも」とお誘いがあった。待ち合わせ場所はここ。福岡市の西南杜の湖畔公園だ。どうせならと、待ち合わせ時間より早めに到着し、野鳥でも探す事にした。広大な敷地の中には、その名の通り、大きな池が3つある。マガモハクセキレイこの日の水辺は、一般的な鳥ばかりのようだ。ならば森である。「シジュウカラいたよ。」「ほんとだ。」パシャ「あ、ジョビコちゃんだ。」「木の実咥えて、ご機嫌やな。」パシャ「ツグミもいた。」パシャさて、記事のタイトルからして、何か良からぬ事が、私の身に起きたのは、既に推察されているだろう。森で野鳥を探すと言う事。それは、上ばかり見て歩く事だ。ついつい、足元がおろそかになるのは必然だ。その時・・・事件は起きた。「あっ!!」私は何かに躓き大転倒。「おっちゃん、どうした...なんてこったい!

  • 消えゆく思い出

    正月2日我が母校の柔道部初稽古の日だ。正確に書くと、若いOBは現役の稽古相手になってやり、そうでないジジイはそれを遠巻きに見学する日である。ここで白状しておく。この私、高校卒業以来、初めての初稽古である。実に50年ぶりだ。不埒極まりないOBなのだ。武道場。竣工して50年以上が経過し、今年8月には、建て替えの為、取り壊されると聞いた。思い出が詰まったこの道場を、最後にこの目に焼き付けておきたい。道場玄関。2階が剣道部、我が柔道部は1階である。道場裏道場の(悪さの)思い出は山ほどあるが、自分自身の名誉のため触れない。せっかく来たのだ。校庭をぐるっと歩いてみた。向かって右が新校舎(当時の呼称)、左が武道場である。この当たり前の風景も、今年8月には消えてしまう。50年ぶりの初稽古。玄関から中に入ると、畳を擦る音、...消えゆく思い出

  • 謹賀新年

    今年もお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。謹賀新年

  • 鳥(撮り)納め

    御用納めの日。私達は、とある池にやって来た。始める前に、先ず言い訳をしたい。例によって、被写体は遙か遠い。PCで思いっきり拡大しているので、画像はすこぶる粗いと断っておく。さて、本題である。この日の主目的は、今回もトモエガモである。前回と比べると、4分の一程度に数を減らしていた。別の場所にでも、分散したのだろうか。パシャ、パシャ、「おっちゃん、おっちゃん。」「なんじゃ、(撮るのに)忙しか!」「ほら、あっち。」ハウアー!\(゜o゜;)/なんと、ミコアイサやん!パンダちゃんがいたよ。なのに・・・どこかのオッサンが近づきすぎて、飛ばしてしまう。「あーあ。」ガッカリしながら目で追うと、池の反対側に着水。ホッとはしたが、池とは言え、向こう岸までは1km以上ある。やれやれと、反対側へと向かう私達である。「追いついた。...鳥(撮り)納め

  • 青空と霧氷と雲海と凍る池

    今年の登り納めは、勿論、くじゅうである。メンバーは私ら夫婦と、冬山は初めてというFさん夫婦だ。出発前に、アイゼン装着。キコキコとベルトを締めていたら、右のアイゼンの踵側が、ブチっと切れてしまった。どうやら、経年劣化らしい。ダメ元で、つま先側のベルトを締め込んでみた。ベルト一本でも、なんとか歩けそうだ。「大丈夫やろ。出発しよう。」沓掛山の少し手前。目の前の稜線からご来光が昇ってきた。振り返ると、滝雲が流れ、その後ろは一面の雲海である。南側阿蘇高岳と根子岳が、雲の上に頭を出している。まさに雲の海に浮かぶ島であるこれを見られただけで、登ったかいがあったぜ。登山道の至る所に置かれた雪だるま。バージョンは、スノーマンにトナカイ、アヒル、そしてゴジラまで。道々、登山者の目を楽しませてくれた。霧氷のトンネルを抜けている...青空と霧氷と雲海と凍る池

  • 紺碧の白髪岳

    来週は暖かくなるらしい。目出度い事である。とは言え、私は、「困ったなあ。どうすんべ。」と、腕を組んで考え込んでいる。何故って、冬山の予定が立たないのだ。年明けも暖冬が続くらしいし、いかん!こうしちゃいられない。「明日、白髪岳に登ってくる。お前来るか?」(私)「行けるかー!一人で行ってこい。」(家内)年末ともなると、ヤツは色々と忙しいらしい。翌朝、まだ明けやらぬ時間に出発。8時少し前には、白髪岳林道に到着した。あった、あった。シモバシラだ。シモバシラ草が織りなす不思議な造形。一つとして同じものは無い。これで、ここに来た目的の半分は済んだようなものだ。この日は条件が良かったらしい。形も大きく、中には30cm近い霜華まで。登山口が近くなると、林道はアイスバーン状態。路面には、フラついたらしいタイヤ痕も見える。4...紺碧の白髪岳

  • 猫を見て暮らす

    朝から雪が降り続いている。これまでの私なら、こんな雪の日は、『ワーイ』と一声叫び、髙良山に登りに行ったものだが、さすがに今日はその気にもなれず、大人しく自宅待機である。こんな日は、猫でも見て暮らそう。とりあえず、朝の10時を過ぎても起きてこないウメを起こさなきゃ。起きろ、ウメ。何時だと思ってんだ。朝ご飯の時間、とっくに過ぎとるぞ。『ふあ――――』やっと起きる気になったウメ。家内のベッドの上で大あくびである。・・・ったく。遅い朝ご飯を食べたら、さっそくウメは活動開始。キャットタワーに登り、部屋の中を睥睨し、ペットベッドでまったりしたかと思えば、家内の片付けを邪魔する。そして、耳毛も撮らせてくれたりもする。猫がいて良かった。猫を見て暮らす

  • 曇天の水辺にて

    朝ドラが終わると、朝の散歩の時間だ。やおらカメラを掴み、「んじゃ、行ってくる。」「カメラ持って、どこ行くと。」「高良川。カワセミ、いるっちゃないかな。」「待って、私も行く。」てな訳で、高良川である。定番の水鳥たちが、思い思いに寛ぐ川面。コガモマガモ尾羽のカールがチャーミングだね。土手や川の中には、カワセミが止まりやすいように、擬枝が至る所に配されている。高良川カワセミ愛好家の、涙ぐましい努力の跡である。「いるなら、この辺りの筈やが・・・」「あ、いた!」ホントだ。と、喜んだのも束の間。水面の上を下流に向かって、数十メートル飛翔する。私らも、慌てて追いかけていくしかない。「お、止まった。」やっと追いついた。だが、何が気に食わないのか、私達の事など知らぬげに、またしても移動。「お、とっとっと。」オロオロと後を追...曇天の水辺にて

  • ゴジラ-1.0

    朝からそぼ降る雨。更に付け加えると、家内はまたしてもお出かけである。こんな日にこそ、あれを観に行こうか。お目当ての映画は、今更だが、ゴジラ-1.0公開から一月。そろそろ混雑も無くなったろうという算段である。いやいやいや。おもしれえー!その一言である。喧伝されてるように、ゴジラ映画史上最高傑作だね。シン・ゴジラ越えちゃったよ、軽くね。まさかゴジラ映画を見て、感極まって泣くなんて、思いもしなかったぜ。ゴジラ-1.0

  • ウメとお留守番

    リタイヤ以来、世間との関わりが全く無くなった私と比べ、家内は色々とお付き合い事が多い。図書館ボランティア、除草ボランティア、そして英会話教室等々。なので、師走ともなれば、何かと忙しいらしい。やれ年忘れランチ会だの、クリスマス会だの、何やらかんやら。「んじゃ、行ってきまーす。」そう言い残し、家内は朝から出かけていった。ふん、ウメと留守番とな?そんでもって、昼飯は自分でどうにかせよと?上等だ。外食という手もあるが、絶賛寒波襲来中だ。面倒くさい。冷蔵庫を開けて、何があるか覗いてみるか。ガサゴソ冷凍したチャンポン麺、シーフードミックス、キャベツにモヤシに・・・んじゃ、あれにしよっと。手順に従い並べた具材。決して、散らかしているのでは無い。具材をジャカジャカ炒めたら、スープと麺投入。少しだけチャンポン麺に、スープを...ウメとお留守番

  • 出水ツル渡来地

    出水市のツル渡来地へやって来た。出水市ツル観察センターで受付。東干拓まで行くならば、普通車料金1000円が必要である。種類別ではナベヅルがおよそ9割、続いてマナヅルとなっており、その他の種類に関しては、一年分の運を使い切らない限り、見つける事は困難である。羽数調査の比率の通り、田んぼにいる殆どがナベヅルだ。だが、よく見るとマナヅルもポツンポツンと。この中に、カナダヅルかクロヅルか、もしかしたらソデグロヅルがいたりして。目から光線が出るくらい凝視するも、見つけることは出来なかった。観察センターに、ソデグロヅルの写真パネルが展示されている。「これ、来ているのは1羽だけですよね。今年の写真ですか。」(私)「そうです、そうです。」(係員)「ソデグロヅルが今いるのは、東干拓じゃないですかね。」(係員)「東干拓ですか...出水ツル渡来地

  • 古い地図

    ここに一枚の古い地図がある。久留米付近図昭和初期の久留米市主要施設を示した地図である。軍都と言われた久留米。ざっと見ただけでも、陸軍関連施設が目立つ。久留米の旧陸軍史跡は、大体見ているが、地図の右下隅ある、【㉕衛戌病院、㉖第二十四旅団司令部、㉚久留米俘虜収容所】ここはまだ確認できていない。たまには町歩きもいい。散歩がてら、ちょっと捜しに行ってみよう。テクテクテク辿り着いたのは、かつての国立病院、現在の久留米大学医療センター駐車場である。この付近一帯が、ドイツ兵俘虜収容所だった筈だが・・・↑当時の写真。駐車場の隅々まで捜したが、収容所があった痕跡はないようだ。地図を見ると、収容所の敷地は、駐車場の西側住宅地まで、またがっているように見える。もしそうなら、尚のこと確認のしようも無い。久留米大学医療センター病棟...古い地図

  • 篠栗九大の森他

    一年ぶりに《篠栗九大の森を歩く会》に参加した。篠栗九大の森を歩く会とは、九州大学の演習林を歩き、その間に出会った植物、爬虫類、両生類、昆虫、そして鳥類その他、あらゆる生物を分類し、記録していく会である。但し植物に関してはキリがないので、対象は『花と実が付いたもの』となっている。当然この時期は、花を咲かせる植物も、虫も蛙もトカゲも少なく、対象は野鳥中心となる。さっそく・・・ほらいた。「マミチャジナイですね。旅鳥です。」カメラのディスプレイを覗きながら、リーダーが図鑑を見て特定した。カワウとマガモと・・・「何ですかね。ちっこいのは。」「うーん。」ちっこいのが飛び立った。羽の色から、どうやらコガモの雌だったようだ。ヒシクイオオバンあ、メジロいた!明るい場所の設定のまま、慌ててパシャリ。おかげで、思いっきり黒つぶ...篠栗九大の森他

  • 国宝臼杵石仏群と宇佐神宮

    12月5日昨晩の大広間に行くと、丁度朝ご飯の準備が終わった頃合である。ズラリと並べられた小鉢を眺め、満足そうな薄笑いを浮かべたのは、言うまでもない。最後まで美味しゅうございました。ご馳走様でした。朝ご飯が終わり、悪巧みの精算を済ませたら、出発である。先ず向かったのは、国宝臼杵石仏群。この日は前日と打って変わり、終日の雨となった。ホキ石仏第一群そぼ降る雨が石段を濡らす。ホキ石仏第一群山王山石仏古園石仏神仏の御利益などあてにしない私だが、この日は珍しく線香を上げてみた。移動宇佐神宮全国に4万社以上あるという、八幡宮の総本社。ここに来たのは、いつ以来だろう。あれは娘らがまだ小さかった頃だから・・・かれこれ20年以上も前か。あの頃、良縁結願なんて考えもしなかったのに。時の過ぎ去るのは、あっという間である。祓所右を...国宝臼杵石仏群と宇佐神宮

  • 悪巧みの兄弟旅行

    12月4日うきは市にある菩提寺で、親父の十三回忌を執り行った。焼香をあげるのは、兄弟夫婦だけである。さて、である。何故我が家ではなく、お寺さんに手間をかけさせてまで、そして、兄弟揃って遠い浮羽まで出かけて、法事をしたかというと・・・法事にかこつけた大分兄弟旅行を計画するのに、実に便利だったからである。こんな悪巧みを思いつく私は、大したバチ当たりと言うべきだが、そのお陰で、別府地獄巡りの時間的余裕が出来たのだ。親父も草葉の陰で、「廣の奴め」と苦笑いしている事だろう。地獄巡りは、海地獄からスタート。「私、何年ぶりやろか。」「多分俺は、修学旅行以来やから・・・」それぞれ頭の中で、すぐに年数計算が出来ないくらい、久しぶりの様子。鬼石坊主地獄かまど地獄鬼山地獄兄弟達が思い出せないくらいの昔から、この地獄では、巨大な...悪巧みの兄弟旅行

  • 冬の干潟で

    久しぶりに東与賀干潟にいる。干潟のシチメンソウは心なしか、その範囲を広げているようにも見える。そろそろ満潮時刻である。但し、この日の瀬高は4.9m。5mを切ると、やはり汀は遠い。ツクシガモもうちょっと近くに来てくれないかな。オナガガモズグロカモメシギチの類いは皆目分からない。寒風吹きすさぶ冬の干潟。寒いのなんのって。おまけに雨までパラついてきた。撤収である。ビジターセンターで時間を潰している間に雨は止み、少し暖かくなってきた。外のベンチに腰掛け、家内と昼飯を食ってると、すぐ近くにこんなヤツが飛んできた。ジョウビタキである。距離は2mもない。あのさあ。人間の俺が言うのもなんだけどさ、お前、わざわざ人の傍を選んで、止まらんでよかろうもん。もう少し警戒心を持ったがよかないか?「え?」って顔して、こっち見るなって...冬の干潟で

  • 大神回天訓練基地跡

    日出町大神(ひじまちおおが)地区にいる。人間魚雷回天訓練基地があった所である。現在、この駐車場になっている所は、魚雷調整場跡との事。魚雷調整プールここに回天を沈め、水漏れ等を検査していたようだ。えーっと・・・番号が付く施設は、現存しているようだが、車で行くには厳しそうだ。歩いて回ろう。回天格納壕奥行き120m。炸薬を搭載した戦備回天が8基格納されていた。これも回天格納壕である。酸素圧縮ポンプ室高台に登ってみた。古くからあるであろう、住吉神社の隣に、回天神社がある。基地内にあったものを、戦後移設したものらしい。案内マップを頼りに、近隣にある基地施設跡を捜す。この丁字路の左側が、かつての士官浴場のようだが、どうみても、私有地である。しかも留守のようである。さすがに無断侵入して通報され、逮捕されるのは嫌だ。諦め...大神回天訓練基地跡

  • もみじ寺永勝寺

    今年もまたやって来た。もみじ寺こと柳坂山永勝寺。その歴史は古い。天武天皇勅願により、680年に薬師寺として創建。宗派は変遷し、現在は曹洞宗となっている。今年は少し時期が遅かったようで、若干、見頃は過ぎてしまったようだ。「あ、でも、後ろ側はまだ残ってますよ。」(副住職)副住職が言う『後ろ側』とは、本堂裏の高台の事である。「そうですか。ちょっと後ろに行ってみます。」「あらまあ!」高台へと続く石段の左斜面が崩落している。その時に流されたのだろう、羅漢堂が無くなっていた。展望台から。柳坂曽根の櫨並木は、完全に紅葉は終わってるようだ。なるほど。この辺りだけは、副住職の言うとおり、まだ残ってるね。境内に戻ってきた。「どうでした。まあまあでしたでしょ。」(副住職)「ええ、展望台付近は残ってました。櫨並木は終わってますね...もみじ寺永勝寺

  • 紅葉と焚き火と温泉と

    ずっとキャンプづいている。11月24日場所はお馴染み、オートキャンプ龍門である。例によってキャンプ場一番乗り。全日本暇人協会九州支部長(嘘である)に恥じない行動である。場内は紅葉が見頃となっている。サイトに戻ってくると、今回のいいだしっぺのNさんが既に到着している。あるだけの酒瓶をテーブルに並べたがるのは、呑兵衛の証拠である。取り敢えず焚き火点火だ。今週末は冷え込むとの予報。焚き火台が、大活躍してくれそうだ。Nサンが作るのは・・・「材料を切って蒸すだけよ。塩胡椒もせんのよ。」「へー。」「出来上がったよ。食べてみて。」「パクリ。あら不思議、うまいやん。」一切の調味料無し、素材だけなのに、ほんのり塩味を感じるのは何故?火点し頃になり、巨大丸太投入。これ1本で、寝るまで大丈夫だ。このキャンプ場の楽しみのひとつは...紅葉と焚き火と温泉と

  • 長崎の夜

    11月21日早朝、博多の義兄と二人、キャンプ場の裏山に登る。山頂へのアクセスは、巌吼寺石段から始まる。標高100mにも満たない山だが、傾斜のきつさは、前日の普賢岳の比ではない。舐めて登ったら、すっ転ぶ事請け合いだ。空が東雲色に染まる頃、丁度山頂に到着。有明海側石仏が見ている方向は、天草諸島である。サイトに戻り朝食の準備をしていると、謎のオジサンがやって来た。この地域の事、これまでの自分の来し方、何故自分が原付免許しか持たないのか、私達が知る必要のない事を一方的に喋りまくる。最後に、イカの墨が甚だしく厄介であるかを説き、「これ、さっき捕れたばかりのイカ。ひとつあげる。じゃあ、さよなら。」イカを渡すと、やおら原付に乗って、風のように去って行った。「何?」「さあ?」そんな訳で、朝ご飯である。これは、長崎の義兄提...長崎の夜

  • 兄弟キャンプ in島原

    11月19日島原半島の先端を、小浜方面に少し回り込んだ所に、加津佐漁港と言う港がある。その漁港を目の前にした、こじんまりとしたキャンプ場、南島原かずさオートキャンプ場にやって来た。3年前の同時期、義理の兄弟で利用したキャンプ場だ。これから、2泊3日のキャンプが始まる。一番乗りの私は、テーブルと椅子を出して、サイト準備。そうこうするうち、篠栗の義兄も到着。さっそく焚き火開始である。となれば・・・これしかなかろう。グビリ「もう一杯飲もうかな~」「んじゃ、俺も。」何て言ってるうちに、三々五々とメンバー到着。恒例の酒並べが始まる。この景色に至極満足し、それぞれ腕を組んでは「うん」と頷き、薄気味悪い笑みを浮かべる。これもいつもの通りである。そしておもむろに、グラスを取り、「かんぱーい!」まことに他愛ない。酒のあては...兄弟キャンプin島原

  • 胃カメラ検査の後に

    至って健康である。この年になっても、健康診断の数値は、「ぜーんぶ合格。百点満点!」(院長←幼馴染)「良かったですねー。先生に百点貰いましたよ。」(看護師)「あのなあ、俺は小学一年生か!」(私)そんなやりとりが常である。ことほど左様に健康な私だが、ただ一点、逆流性食道炎と言う厄介な持病を持っている。故に、定期的な内視鏡検査が必要だ。昨日はその検査の日であった。またしても前段が長くなった。要するに、朝から何も食ってないと言いたかったのだ。空きっ腹に胃カメラなどを入れられたもんだから、胃袋が先程から怒り狂っている。もう猶予はない。和洋中、何だって良い。一番近い店を探そう。大急ぎでクリニックから出ると、来る時は暖簾がなくて気づきもしなかったが、目の前に店があるじゃん。ここって、一年経たずに潰れちゃったうどん屋さん...胃カメラ検査の後に

  • 沈堕の滝と沈堕発電所跡

    岡城を後にして向かった先は、原尻の滝である。『幅120m、落差20mを誇り、東洋のナイアガラと称される』そう誇らしげに書かれている。「「いや、それはどうかなあ?」などと、異論を差し挟むのは無粋と言うものだ。「ほほう」と素直に感心すれば良い。東洋のナイアガラは、滝の上を歩いて渡れたりする。まことに親切なナイアガラなのだ。さて、ここが目的の場所かというと、無論そうではない。腹が減って堪らないので、隣接する道の駅で食事をするためである。「お待たせしました。親子丼です。」ウヒヒ。親子丼、久しぶりだぜ。ナントカ地鶏の親子丼、美味し。東洋のナイアガラから、30分程車を走らせた山中に、私達の目指す所はある。ここだ。遊歩道脇に並ぶ歴史を感じさせる石造りの分水器。前方には滝が見える。そして、遊歩道の下にあるのは・・・発電所...沈堕の滝と沈堕発電所跡

  • 荒城のもみじ

    爽やかな秋空の下、豊後竹田にやって来た。竹田と言えば、岡城である。城内の木々は、紅葉と青葉が混在する状態。これはこれで、中々いいものだ。本丸へ。本丸からの眺め。くじゅう連山のど真ん中に、大船山がどっかりと座る。3代中川久清はこの大船山をこよなく愛し、何度も登っていたようだ。自らの墓まで、大船山の中腹に作ったぐらいだ。もっとも本人は足が悪く、背負子に担がれての登山だったとの事。家来の苦労が偲ばれる。祖母山。霧氷だろうか、山頂付近が白くなっている。断崖絶壁と石垣を組み合わせて築かれた岡城。天正14年、この城に攻めかかった薩摩軍も、見上げた時点で戦意喪失したに違いない。西の丸へ西の丸から本丸を望む。さて、今回のお出かけの目的は、実はここ岡城ではない。行きたい場所は別にある。「ぼちぼち移動すっか。」続く荒城のもみじ

  • 高良川散歩

    秋深し。久しぶりに、高良川を歩いてみる。いつの間にか高良川は、マガモが泳ぐ季節となっていた。セグロセキレイカワラヒワカササギこれは珍しい。カササギとジョウビタキのツーショットである。おっと、その背中は・・・カワセミ♀だ。7月の記録的な大雨は、久留米各所で甚大な被害をもたらした。この高良川も例外ではなく、土手の数カ所がえぐられ、長らく復旧工事が行われてきた。その間、工事区間をテリトリーとするカワセミは勿論の事、茶色く濁ってしまった下流のカワセミ達も、随分と棲みづらかったろう。ずっと気にしていたが、この日、複数の個体を見かけ、ほっと一安心である。高良川散歩

  • 何故かソババッケまで

    旅行から帰って来たら、もう暇である。さて、今日は何しよう。そうだ!日出町に人間魚雷回天の訓練基地跡があったじゃないか。前から行きたかったところだ。「チョイと出かけてくる。夕方帰ってくる。」そう言って、家を出てたものの、玖珠インターが近づくと、(・・・まてよ)生来の移ろいやすい、、、いや、柔軟な心が、ムックリと頭をもたげてきた。先般の旅行のテーマのひとつに、『東北の紅葉を求めて』があった。その為には、時期を同じくする、くじゅうの紅葉を諦めるしかない。くじゅうを犠牲にしてまでも、東北のそれに期待したのに・・・一から十まで、徹頭徹尾、完全無欠に裏切られた。このままでは、あまりに悔しいではないか。(回天基地はいつでもよかばってん、紅葉は今だけだ。はい、進路変更)ちょっと待て!回天訓練基地の立場はどうなる。我ながら...何故かソババッケまで

  • ウメ帰る

    旅行の間、ウメは博多に住む次女に預かって貰っていた。娘の仕事が不定休の為、預けた日から今日まで、都合25日も預けてしまった。ウメを我が家に連れて帰って、初めて私達の旅は終わる。娘が休みの今日、博多へとウメを迎えに行った。娘の部屋に入ると、ウメ用グッズがやたらと増えている。なかんづく、これだ。きっと、仕事の休憩時間にウメの様子を見る為に違いない。「ウメがいないなら必要ないけん、持って帰って。」(娘)「確かに。」(私)娘よ、世話をかけた。んじゃ、帰るぞウメ。ブイーーーン「着いたぞ、ウメ。」「フニャー」しばらく我が家の各所を見回りするウメ。長いこと居なかったんだから仕方ないよな。どうだ。不審なところはあったか?「フニャー!」問題ないそうだ。キャットタワーに登るウメ。どうやらやっと、くつろぎタイムに移行してくれた...ウメ帰る

  • 旅の終わりに

    11月2日この日で今回の旅も終わりである。北広島の山中から一転進路を北西にとり、日本海側へ抜け萩を目指す。何で遠回りまでして萩までやって来たかというと、明治日本の近代化を進めた産業遺産群を見るためである。先ずはその構成資産のひとつ、大板山たたら製鉄遺跡から。遺跡に到着するや否や、にこやかにガイドのご婦人が飛び出してきた。「まあまあ、ようこそいらっしゃいました。どうぞこちらへ。」「え、あ、まあ。」「ご説明します。この遺跡の特徴はですね。高殿という・・・」「ははあ。」来館者が我々だけと言うこともあり、腕まくりしそうな勢いである。「これが鉧(けら)です。炉から取り出された鉄の塊で、白い部分が玉鋼と言いまして・・・」「あ、日本刀の。」「そうです、そうです。そしてこちらをご覧下さい。」「これが世界遺産の認定書です。...旅の終わりに

  • 一路西へ

    11月1日月が変わったこの日、神戸で朝を迎えた。遠い日の神戸の記憶。遙か50年前に遡る。詰め襟の江島少年は修学旅行のバスに乗り、神戸六甲山に立ち寄った。その時の記憶は、ただただ霧の覆われた真っ白な世界。神戸の街並みを見下ろすどころか、10m先も見えなかった。今こそ、50年前のリベンジをしたい。「六甲山に行くぞ。」六甲山展覧台は、時間が早すぎて登れず、その駐車場から神戸の街並みを見下ろす事に。果たして、街並みは見えるかどうか・・・ほーら。ちゃんと見えるじゃないか。これで、50年目のリベンジ完了だ。その後私達は、ひたすら西を目指す。途中赤穂の標識を見かける。「赤穂城も行ったことないな。ちょいと寄り道するか。」大石神社明治の創建。参道に四十七士の像が建ち並ぶ。片岡源吾右衛門宅址映画や芝居の登場人物が、ここでは歴...一路西へ

  • 賤ヶ岳古戦場と国宝彦根城

    今秋の旅も、終わりに近づこうとしている。これからの道のりは、『帰路』と言う2文字にかわる。そんな中ハンドルを握っていると、『賤ヶ岳古戦場』の標識が目に飛び込んできた。そう言えば、賤ヶ岳には行ったことがないな。ちょっと立ち寄る事にした。駐車場に車を置くと、どうやらリフトで登るのが一般的のようだ。「ひえー!私、乗り切らん。」(家内)「大丈夫、ジワーッと乗れば誰でん乗れる。」(私)怖がる家内を励まし、先に乗るように促した。乗ってみれば何て事なかったようで、あれこれと呑気に、前から話しかけてくる。チェッ、もっと怯えれば良いのに。リフトを降りて暫く登れば、賤ヶ岳山頂である。目の前には琵琶湖が広がる。ボランティアガイドの方が、二人連れにあれこれとガイドをされている。聞いていると、「この賤ヶ岳は秀吉が陣した山でして、」...賤ヶ岳古戦場と国宝彦根城

  • 立山黒部アルペンルート

    この旅のクライマックスがやって来た。やって来たのは立山駅。これから、始発の美女平行きケーブルカーに乗る。美女平からは高原バスに乗り換えだ。室堂平を目指して、高原バスはひた走る。称名滝車窓から剱岳が見えてきた。まさに岩と雪の殿堂だ。雪の剱をこんなに間近で見られて、すでに胸の高鳴りを抑えられない私である。もうすぐ室堂ターミナルだ。室堂平は一面の雪。狙い通りである。今期初のアイゼン装着は、室堂平となった。室堂平をグルリと一廻り。晴れ渡る室堂。ここは雲の上の別天地である。重要文化財立山室堂。日本最古の山小屋だ。「室」は小屋、「堂」は宗教施設を示し、(中略)、現在の建物は享保年間に建てられ・・・云々とある。室堂平の地名の起こりでもある。立山が目の前を屏風のように塞ぐ。みどりが池全面氷結している。血の池と言う割には、...立山黒部アルペンルート

  • 雨の新潟と蟹の繰り言

    投稿が一日遅れになっている。この際、二日分をまとめて投稿したい。よって、少し長くなる。適当に読み飛ばして貰えれば有り難い。10月28日またもや雨である。我がスワロー号は、新潟県を一路南下。上越市に差し掛かる。上越と言えば上杉謙信。先ずは謙信の菩提寺、林泉寺に訪れた。林泉寺山門そぼ降る雨が参道を濡らす。本堂本堂脇から、苔むした石段が続いている。この石段を登った先に、謙信の墓があるとの事。雨に打たれるリンドウ、そしてセンブリ。これが謙信の墓のようだ。林泉寺のほど近く、前回も訪れた春日山城址がある。とは言えこの雨だ。春日山城本丸まで登るのは、流石に躊躇する。「ここまでにすっぞ。」(私)「おう。」(家内)高田市へ移動。旧師団長官舎旧第13師団師団長長岡外史の邸宅として、明治43年建設と書かれている。現在二階部分は...雨の新潟と蟹の繰り言

  • 佐渡島を後にして

    10月27日まだ佐渡にいる。フェリー乗船までは、時間に余裕がある。前日、トキに出会えた田んぼに、しつこく行ってみた。ほら、いた。数も同じ5羽。おそらく前日と同じ群れだろう。さよならトキ。何度も、そして長い時間、その朱鷺色の姿を見せてくれて、ありがとな。港へ戻る途中の電線に、「あれ何?猛禽の幼鳥のごたるよ。」「うーーん。ちょっと降りてみる。」ズームトビ?そんなこんなで程よき時間、小雨そぼ降る両津港へ到着。港へ着くや否や、土産物売り場に突進する家内。友人知人へ、土産をあれこれと買い込んでいる。「お前、爆買いしとらんか?」「オッチャンこそ何ね。手に持っとるのは。」あれ?おかしいな。何でこんなものが、手にくっついてるんだろう?フェリー着岸。佐渡島を後にする時間がやってきた。いつかまた、ここを訪れる事を期して、島を...佐渡島を後にして

  • 金山遺産群と宿根木集落と佐渡の居酒屋

    10月26日朱鷺を堪能したら、佐渡観光である。先ずは佐渡金山だ。コンクリートで固められた壁に、小さな穴がポッカリと空いている。無宿人の休憩場所と書かれている。近代になっても、江戸期に掘られた坑道を利用していたのが分る。坑道出口私が見たかった景色は、この坑道の外にある。高任竪坑櫓の背後に見える山がそれだ。一見、何の変哲もない様に見えるが、少し離れた場所に立つと、こうだ。道遊の割戸、露天掘りの跡である。人間の金への執着は、遂に山をも真っ二つにした。割れ目直下の大穴。搗鉱(とうこう)場跡車で少し移動したところに、別の金山遺産がある。北山浮遊選鉱場跡右端の煉瓦造りの建物は発電所。鉱山設備と言うより、どこか古代遺跡を思わせる佇まいである。浮遊選鉱所に繋がる様に建っているのは、北沢青化・浮選鉱所。隣の浮遊選鉱所とは、...金山遺産群と宿根木集落と佐渡の居酒屋

  • 佐渡の主題は

    26日佐渡島での朝を迎えた。佐渡は、金山やたらい舟など、見所は多くあるが、我々の主題は、なんと言っても、朱鷺である。出来れば、田んぼで餌を啄んで朱鷺を見てみたい。早朝、事前に調べたポイントへと、我がスワロー号は向かった。すると・・・いた!朱鷺を驚かさない距離とり、しかも車から降りずに観察する事。そんなトキ観察のルールが、ガイドブックに書かれている。車の窓から、望遠のレンズを突き出して観察する事にした。無論、掲載した画像は、最大限のトリミングを施している。ここでは5羽の朱鷺が、田んぼの土に嘴を突っ込んでいた。レンズの重たさに、腕がプルプル震えだした頃、通り過ぎる車に驚いたのか、一斉に飛び去ってしまった。移動。これは別の場所。真ん中にいるのは、チャッカリと混じり込んだサギである。こんな農作業をしている傍らにも...佐渡の主題は

  • 草木もなびくよ

    10月25日これからの数日は、鳥海山ドライブに最上川下り、山寺立石寺参詣に蔵王トレッキングの予定となっていた。ところが・・・「佐渡に行こうか。」「それもよかな。そうすっか。」てな訳で、突然の思いつきにより、東北を離れる事とあいなった。そうとなれば、行動は早い。この日の予定を全てキャンセル。秋田県から佐渡島への大移動に充てる事とした。そんな大移動の私達が、庄内平野に差し掛かった頃、「あれって・・・」「白鳥やん!」庄内平野の至る所にコハクチョウの大群が。親子かな?そんでもって、佐渡汽船発着場到着である。これから、佐渡へと渡る。夕闇迫る佐渡島が正面に見えてきた。到着は18時過ぎである。お風呂はホテルニュー桂500円宿泊は道の駅あいぽーと佐渡。これから佐渡の旅が始まる。走行距離266km累積走行距離1707km草木もなびくよ

  • 謎の列石と地球の割れ目と武家屋敷と

    10月24日車中泊の場所大湯温泉が、縄文の町である事を知る。道の駅のすぐ近くに縄文遺跡があるらしい。散歩を兼ねて、朝一番から行ってみた。広大な敷地には、いくつもの列石がある。これなどは恐らく、日時計ではなかろうかとの事。墓なのか祭祀用に使われたのか、良く分っていないらしい。掘っ立て式建物が数棟建っている。その内側には環状列石が巡らされている。大きな物、小さな物、方形の物、はたまた列状に伸びる物。4000年前にここで生きていた縄文人は、それぞれどんな用途で作ったのか。まさに日本のストーンヘンジと言うべきである。縄文時代を模して、栗の木が植えられている落ちた大量の栗の実は、いずれも中身が着いたままである。熊出没の立て札がある割には、この辺の熊は栗を食べないらしい。ツグミ幻想的な風景の中、次の目的地へ出発である...謎の列石と地球の割れ目と武家屋敷と

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