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Tシャツとサンダルの候 https://blog.goo.ne.jp/minou_yamatai

リタイヤ後、楽しく充実した日々を送っている。趣味は、山登り、キャンプ、車中泊旅行、歴史など。

アウトドアブログ / 自然観察

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アメタリシヒコ
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住所
久留米市
出身
久留米市
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2016/07/22

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  • ⦅はてなブログ⦆へ引っ越します

    突然のgooブログの閉鎖の知らせに、呆気にとられるばかりですが、いつまでも口をあんぐりと開けていても、事態が改善するはずも無く、引っ越し先を⦅はてなブログ⦆と決め、先日来より、作業に取りかかって来ました。スマホの設定には苦戦するも、何とか形が整ったので、ここにお知らせします。新しいブログ名は、その名も、ドルルルルルTシャツとサンダルの候https://shirahiwake.hatenablog.com/まあ、一緒ですけどね。尚、引っ越しに伴い、心機一転アカウント名を変更しました。旧minou_yamatai⇒新shirahiwake(白日別は筑紫国の別名)2016年7月23日に産声を上げたgooでのブログも、この投稿を持って終了です。長い間ご覧頂き、まことに有り難うございました。これからは『はてなブログ...⦅はてなブログ⦆へ引っ越します

  • 弊立神宮と阿蘇立野ダム

    次にやって来たのはここだ。弊立(へいたて)神宮目的はと言うと、男成神社と同じくヤマブキソウだ。ただしこちらは、まだ時期尚早とのSNS情報もあるが、果たしてどうだろう。五百枝杉(いおえすぎ)イチリンソウ同じくイチリンソウ根元を写せてないので曖昧だが、撮った順番からしたら、これは二輪草だ。・・・多分ネコノメソウフデリンドウ肝心のヤマブキソウは?噂通りまだである。まあ、男成神社で腹一杯見たからいいんだけどね。移動阿蘇立野ダム堰堤下流側反対の上流側には、満々と水をたたえたダム湖・・・などは無く、一筋の川が流れているだけである。立野ダムは洪水対策に特化したダム。元々、川をせき止めないなのだ。そうは言っても通常運用で、一滴の水も貯めないダムも珍しかろう。上流側両岸コンクリートで幾重にも補強され、まるで要塞を見ているよ...弊立神宮と阿蘇立野ダム

  • 男成神社へ

    杉の巨木が立ち並ぶ山中にいる。ここは熊本県は山都町、男成(おとこなり)神社阿蘇大宮司家の元服が行われる、古社中の古社である。石楠花シャガ例によって目的は、神社本体にはなく、その周辺にある。駐車場下の斜面に降りていくと、「うはー、こりゃすごか!」「おお!」斜面を埋め尽くす山吹色の花。ヤマブキソウである。花弁は4枚。他には、茜タニギキョウサツマイモナリチゴユリスマホを向けるオバサンもいたりする。移動男成神社への参道沿いに一個の標石がある。そこには日向往還道標と、西南戦争砲台跡の文字が見える。近辺に土塁など特段の痕跡はなく、恐らくこの茶畑の何処かに置かれたと思われる。これは先ほどのヤマブキソウではない。樹木の方の山吹である。こちらは花弁が5枚だ。山都町は石橋の宝庫。今回探すのは貫原橋である。マップが示す地点はた...男成神社へ

  • 親父ボッチ in オートキャンプ龍門

    久しぶりのキャンプである。北九州のNさんに誘われて、いつものオートキャンプ龍門にやって来た。サイト準備をしていると、Nさんもやって来た。Nさんと私は同い年。要するに同級生だ。上下二段あるキャンプ場に、車2台とオヤジが二人。他に誰もいない。完全貸し切りである。では、始めますか。キャンプサイトをドウダンツツジが彩る。一杯飲んで人心地ついたら、焚き火開始だ。グビグビとやっていたが、「酔っ払う前にお風呂行こうか。」「そうね。お風呂に浮かびたくないもんね。」これは某キャンプ場での実体験に基づく発言であり、決して冗談ではない。石段を降りていくと、すぐそこが温泉だ。たった二人であっても、客がいれば風呂掃除をし、ポンプを回し、温泉を汲上げねばならぬ。なんだかキャンプ場に申し訳ないけど、なんたってこれがここの魅力である。遠...親父ボッチinオートキャンプ龍門

  • 春の遠足 日田駅界隈

    さて、昼ご飯である。あらかじめ店は、スマホで検索している。その店は駅から歩いて7〜8分。古い商店街を歩いて行く。プノンペンラーメン!吉井町のペルー軒以来の国際色豊かなラーメン店名だ。いつもなら名前に釣られ、フラフラと入ってしまうところだが、今食べたいのはラーメンではない。目をつぶって先に進もう。大好き、こんな路地。大衆酒場の看板なんてあるよ。あった。味の珍さん。驚くべき事は、隣があのフランチャイズチェーンの想夫恋本店と言う事だ。恐らく発祥の地か。どうする。最後にこんな2択が待っていようとは。いやいやいや。プノンペンラーメンの誘惑にすら負けなかったじゃないか。予定通り味の珍さんのドアを開けよう。「いらっしゃーい!」「日田焼きそばでーす。」そらきた。紅生姜をタップリ乗せてと。ラーメンスープは別売。胡椒の跡が汚...春の遠足日田駅界隈

  • 春の遠足 BRTに乗って

    2017年の九州北部豪雨で、壊滅的な被害を受けた日田英彦山線。BRT(バス・ラピット・トランジット)として復活して、2年近くが経った。「明日、ひこぼしラインに乗ろうか。」(私)「はあ?」(家内)唐突に行動が決まるのは、いつもの通りである。時刻表などを少し調べてみた。バスの運行状況としては、添田~彦山間は一般道。彦山~宝珠山間が、かつての日田英彦山線の軌道敷、所謂BRT区間で、宝珠山から日田駅までは、再び一般道を走るようだ。ならばスタートは、この駅からにしたい。彦山駅だ。駐車場は無料となっている。駅前。私達は日田行10:01のバスに乗る。日田着は11:18だ。ホームならぬバス停。軌道敷内をパトロール中の地域猫。大した貫禄である。一般道から駅舎に回り込んできたバスは、この遮断機を介して軌道敷に侵入する。日田方...春の遠足BRTに乗って

  • 箱入り娘

    靴を買い換えた。普通の家庭なら、靴が入っていた箱は、さっさと資源ゴミとして出すのではなかろうか。我が家は少し違う。何故なら我が家には、こんな決まりごとがあるからだ。『新しい箱は、必ずウメ様に献上すべし』ウメが飽きるまで、この箱はリビングに留め置かれるのである。どうでやんしょう、使い勝手は。『まあまあ』(ウメ談)気に入って貰えたようだ。次の日、私どもの不注意で、蓋が閉ったままになっていたようだ。不機嫌そうに、靴箱の上に乗っかるウメ。し、失礼しました。直ぐに善処致します。しばらくしてリビングに戻ってくると、そこ?バリエーションを楽しんでるってか?『フニャー』箱入り娘

  • 草部𠮷見神社と原尻の滝

    高森峠千本桜を楽しんだ後は、日本三大下り宮、草部吉見神社へ。樹齢千年のご神木。神武天皇第一皇子を祭神に持つ古式床しい神社だが、いつもの如く参拝が目的ではない。いくつかの野草である。シロバナネコノメソウネコノメソウはこれから。一輪草は固いつぼみ。二輪草は辛うじてこの1輪だけだ。トウゴクサバノオ次の目的地へ。それにしても腹が減った。「どこか飯食うところは・・・」途中にあった食堂に適当に飛び込んだ。麺類から定食、丼ものとメニューが豊富だ。その中に、チキン南蛮定食とチキン南蛮丼と言う、似たようなメニューがある。チキン南蛮丼とは珍しかろう。「これにする。」「チキン南蛮丼ですね。ハーイ」なるほど、ご飯の上にキャベツの千切り、そしてその上にチキン南蛮か。定食がまんま丼になった訳ね。どれどれ、モグははあ、こうくるか。いや...草部𠮷見神社と原尻の滝

  • 高森峠千本桜

    高森峠千本桜と言う名を良く聞く。残念ながらまだ行ったことがない。「見頃げな。行くか。」高森自然公園に車を停める。ここからは歩いて、峠道を飾る桜を楽しみたい。桜色一色の斜面に、純白の花を開かせる一本のコブシ。一際異彩を放つ。峠道はつづらに折れながら、少しずつ標高を上げていく。阿蘇の山並みが見えてきた。阿蘇五嶽が借景。何とも雄大な花見である。ホオジロ千本桜の中身は、ソメイヨシノばかりではない。陽光桜やしだれ桜、そしてこの山桜など、バリエーションも豊富。ここまで登ってくると、開花した桜は極端に少なくなる。あのカーブで折り返すとしよう。千本桜全景。桜の他には、クロモジキブシムラサキケマンなどが路傍を彩る。「オッチャン、ほら。」「あらまあ。立派やん。」ミツマタの森である。画像では分かりづらいが、尾根までの斜面を埋め...高森峠千本桜

  • 浅井の一本桜 2025

    キコキコとチャリを漕いで向かったのは、久留米の山本町、浅井の一本桜である。毎年訪れる樹齢110年の山桜だ。池面に映る一本のさかさ桜。溜池ならではの風景である。上の段に登ってみた。パシャただしこの角度からだと、他の桜がよりハッキリ見えてしまう。念のため書いておく。真ん中の桜が『浅井の一本桜』左右に見える桜は、ごく普通のソメイヨシノである。『そもそも一本桜じゃないじゃん』なんて苦情は受け付けない。何しろ昔からそうなのだ。陽光に透き通る銅葉。一時は樹勢が弱まり、心配もされたようだが、樹木医の手を借り、見事復活を遂げた。池に向かい、精一杯枝を伸ばす老桜である。そんじゃ、帰ろっと。家まで10km。少し機嫌が悪い股関節君が、癇癪を起こしませんように。浅井の一本桜2025

  • 火野正平の胡桃蕎麦

    数日前に再放送された『こころ旅』の内容はと言うと、火野正平ら一行は、前稿で紹介した雄淵雌淵公園を出発。廃校となった松梅分校を目指すと言うものだった。途中立ち寄ったのが、この蕎麦屋さんだ。そば庵はなの蔵一日限定20食。十割蕎麦を提供するお店だ。「ごめん下さい。予約していた江島ですけど。」「いらっしゃいませ。どうぞこちらへ。」座敷に通された。あ、これね。番組で出会った人や、ランチした店に、スタッフが手渡してるのって。さて何にしよう。番組では、火野正平が食べていた《くるみせいろ》が、やたらと美味しそうだったよな。「何にいたしましょう。」(おかみさん)「じゃあ、胡桃せいろで。」(私)「えーっと、私は・・・」(家内)先ずはお通し。そして、「胡桃せいろの麺汁でございます。」一般的な黒いのと違って、茶色く濁った麺汁だ。...火野正平の胡桃蕎麦

  • 湿原と雄淵雌淵

    久しぶりの湿原である。野焼きが済んだばかりの湿原。ボランティアの方々により、間伐整備が進められている。ツクシショウジョウバカマお目当ての花はまだのようだが、「こっちに春蘭咲いてますよ。」(ボランティアの方)ホントだ。チェーンソーを持って整備している人と、少し話が出来た。「定期的に整備せんと。金襴とか出てこんごとなるけんですね。」「ご苦労様です。」「でもね。むやみに切ってもいかんとですよ。」雄株↑「例えばこのヒサカキは、雄株と雌株、はたまた両性株もあってね。」「ははあ。」雌株↑「そいば確認しながら切らんといかん。面倒くさかとですよ。」「ごもっとも。」両生株↑「時に、ミツガシワがまだですかね。去年は今頃だったような。」「あれはまだ芽も出とらん。今年は極端に遅いか、例年通りかに別れるみたいですね。」湿原の春はも...湿原と雄淵雌淵

  • 高良川散歩 2025 Ⅳ

    高良川の土手が桜色に染まる頃、マガモやシロハラといった冬鳥達は、この川から姿を消す。春の渡りの始まりだ。今シーズン、いつもよりやって来るのが大幅に遅れたせいか、例年なら、マガモより先に渡る筈のコガモが、まだ残っていた。ジョウビタキだ。休む間もなく採餌中だ。もしかして、これから渡りか?この小さな体で、遙か遠く大陸まで渡って行くと言うのだ。道中の安全を心から祈願したい。一方、留鳥の達は恋の季節だ。近くに意中の子がいるのか、高鳴き繰り返すモズ。セグロセキレイや、ハクセキレイも何かと忙しそうだ。カワセミいた。彼女は出来ただろうか?どうもそんな風には見えないのだが。話は変わる。前々から思っていた事だが、この河川敷には猫も多い。そしてその多くは、サクラ耳(避妊手術済み)になっている。誰がその費用を負担してるんだろう?高良川散歩2025Ⅳ

  • 久留米百年公園にて

    いくつか買い物があり、合川町の大型ショッピングモールに行く。買い物を済ませ、川一つ挟んだ公園へ。久留米百年公園だ。花曇りの上に風も強く、お花見日和とは言いがたいが、眼の前の桜を楽しまぬ手は無かろう。その前に腹ペコだ。「ここで食ってこうぜ。」(私)「おう。」(家内)「バターチキンカレー、キーマポテトナンでーす。」やたらと長いメニュー名のカレーが運ばれてきた。えーっと、バターチキンカレー、キーマポテ・・・イテ舌噛んじまったぜ。桜にカレー。乙なもんである。食後ブラブラと公園内を散歩。花冷えの今日、花見客は流石に少ない。河原の芝地にカササギのペアがいる。当然、鳥用カメラは持って来ていない。一か八か、近づけるだけ近づいて・・・あ、決して怪しい者ではありませぬ。ちょっとご挨拶をば。あのさあ。こんなに近寄らせて貰って、...久留米百年公園にて

  • 桜の木の下で

    土曜日九州に帰ってきた途端、一気に桜が満開である。「花見に行こうか。お握りとか作ってくれん?」(私)「今からかよ!」(家内)うん、今から。そう言う訳で近場の公園へ。見事な桜っぷりだ。ドンピシャリである。「この桜の下にシートば広げようか。」(家内)「お、おう。」(私)花を愛でながら弁当を頬張る。そんな麗しき習慣を生み出した日本人て、なんて素晴らしいんだ。「何か言え。」(家内)「美味しゅうございます。」(私)ついでに、グビ。何か?食後のデザートは金沢土産のあんころ餅だ。パンパンに膨らんだジョビ子。今日は何故か、お握りに見えるぜ。遅かったな。待ってたぜ。桜の木の下で

  • 無事帰還

    春の旅最後の夜。家から持ってきた煮物や漬物、その他インスタント味噌汁、カップ麺等々、計ったように全部無くなった。それに併せて、カッターシャツにTシャツ、パンツも靴下も、綺麗さっぱり棚から消えた。こんな些細な事で満足し、グラスを傾ける夜である。3月28日マンションの敷地には、長くは車を停められない。荷物搬出は短時間で済ませる必要がある。いつも帰着の日の朝は、収納庫からそれぞれの荷物を、それぞれのバッグや篭に詰め込んでいる。ゴミ箱に二つの物がある。一つは家から持ってきた電動歯ブラシ。7~8年使ったろうか。3日目だったろうか、突然お亡くなりになった。使った年数を考えれば、これはもう仕方がなかろう。むしろこれまで、よく働いてくれたものだ。それに引き換え、こいつは何だ。前回の広島旅の前に、アマゾンでポチった薬缶であ...無事帰還

  • 餘部橋梁と妖怪ロード

    3月27日道の駅あまるべで朝を迎える。旧餘部橋梁のモニュメント新しいコンクリート造りの橋脚(左)と解体された鉄骨の橋脚(右)折角空の駅餘部の真下にいるのだ。餘部橋梁を実際に越えてみたい。空の駅と言うに相応しい駅舎。駅舎へはエレベーターでアクセスできる。旧山陰本線軌道敷。かつてこの先に、赤い鉄骨の橋梁が架かっていた。同じく旧山陰本線軌道敷。左が現在のホーム。その向こうに山陰本線が走る。餘部では、ホームのベンチだって鉄骨なのだ。餘部集落豊岡方面トンネルを抜けたら、直ぐ次の駅だ。鳥取方面から上り列車がやって来た。この車両に乗る。車窓からトンネル通過中ものの3分で鎧駅に到着。まさにあっと言う間だ。餘部方面海を見下ろすホーム駅舎あれこれと撮り終えた頃、豊岡方面から列車がやって来た。これに乗って折り返す。餘部に戻って...餘部橋梁と妖怪ロード

  • 帰路に就く

    3月26日北陸唯一の現存12天守丸亀城は、数年前に既に来訪済みだ。その際、カメラにSDカードを入れ忘れ、その時の画像が一枚もない。あんまり悔しいではないか。そう言う訳で、帰路の最初の訪問地は丸亀城とした。天守への石段が独特である。これだもの。傾斜が急すぎてロープが垂らされている。久しくしていない山登りを思い出し、何故か無性に嬉しい。天守最上階丸岡城は、本多重次から妻に当てた日本一短い手紙、『一筆啓上火の用心お仙泣かすな馬肥やせ』が有名。それに因んでなのだろう。家族に宛てた手紙が紹介されている。これが中々面白い。おばあちゃん、孫が困ってるよ。大きなお世話だ。親父、しっかりしろ!北之庄城址柴田勝家が築いた城。9年前の北陸旅行の際、どうしても見つけられなかったところだ。こんなに小さかったのね。石垣の跡が僅かに残...帰路に就く

  • 金沢散歩 2025

    前日訪問した場所の記事は、翌朝、朝飯を食べながら書いている。舞鶴を2回に分けたせいで、1日ずれたままだ。ペースを戻そう。今日は連投で投稿する。3月25日金沢は姫路と同じく、旧陸軍の師団が置かれた軍都である。9年前金沢を訪れた際(金沢散歩)は、ガイドブックに出てきそうなところばかりを歩いて回った。今回は旧陸軍施設を中心に歩くつもりだ。何度も同じテーマが続き、まことに恐縮だが、諦めてもらう他ない。では、金沢散歩2025を始める。先ずは県立美術館広坂別館から。旧陸軍第九師団の師団長官舎である。師団長官舎から、瀟洒な小径を抜けていく。そのまま辰巳用水分流を、横目に見て進むと、旧陸軍第九師団司令部庁舎と同偕行社が建つ、大きな広場に出る。いずれの建物も、別の場所から移築されてきたようだ。旧第九師団司令部庁舎現国立工芸...金沢散歩2025

  • 移動日の道草は

    3月24日股関節君がオカンムリだ。一日だけ歩くのを止めれば、少しはご機嫌も直るかも。こんな日は移動日にすれば良い。途中、小浜に差し掛かった。小浜と言えば、鯖街道起点の町じゃないか。股関節君には気の毒だが、ちょっとだけ立ち寄って行こう。フムフムここね。ここから京に、鯖が運ばれたってか。そんなこんなで取り敢えず、大好物ゲットー!京の晩飯はこれで決定だ。お風呂は、弘法の湯(400円)車中泊は、道の駅しらやまさんんでもって、晩飯はこうなる。ではでは、走行距離195km累積走行距離950km明日は金沢だ。移動日の道草は

  • 舞鶴の青い空 その2

    北吸浄水場でガイドツアーは終了。ここからはガイドと別れ、単独行動となる。北吸浄水場のほど近くに、海上自衛隊第四術科学校がある。敷地内にある海軍記念館は、申し込めば誰でも無料で見学が出来る。海軍記念館(旧海軍機関学校大講堂)海軍の歴史に関する、貴重な展示物が置かれている。展示室から大講堂にも入る事が出来る。舞鶴地方総監部の大講堂として、今も現役で使われている。受付に戻り、旧鎮守府司令長官の官舎について訪ねてみると、「あー、そうですか。でも、多分見れませんよ。」マジか。まあ、いいや。見られたとしても、遊覧船の時間を考えると、昼飯抜きになりそうだし、何より股関節君が文句言っているし。諦めて、赤れんがパークに引き返すことにした。戻り道の歩道橋から。この後これらの艦艇を、海側から見る事になる。赤れんがパークに着くと...舞鶴の青い空その2

  • 舞鶴の青い空 その1

    3月23日晴れ渡る空が広がる日曜。今回の旅の主題、舞鶴にやって来た。今日は「赤れんがガイドツアー」と「海軍ゆかりの港めぐり」の二つを予約している。さらに二つの合間を縫って、海軍記念館と旧鎮守府司令長官公舎も見に行くつもりだ。まことに忙しい一日となる。自衛隊桟橋に停泊する多数の護衛艦群。赤れんが博物館(旧舞鶴鎮守府魚雷倉庫)ここがガイドとの待ち合わせ場所だ。他の赤れんが倉庫と違い、格子状に鉄骨が組まれている。鉄骨煉瓦造りというらしい。決して耐震補強でこうなった訳ではない。ところで魚雷の正式名称をご存じだろうか。魚形水雷と言うのだそうだ。知らなんだ。定刻だ。さっそくツアー開始だ。といってもガイドの他は、私と神戸から来たと言うご婦人の3人だけだが。各倉庫にはレールが引き込まれている。真ん中の煉瓦に星形の印がある...舞鶴の青い空その1

  • 軍都姫路と福智山城

    今回の旅を思い立ったきっかけは、舞鶴鎮守府ガイドツアーなるものを知ったのが始まりだ。早速予約した。予約の時間は、23日の10時45分。そのあと軍港を巡る遊覧船も予約した。そう言う事で土曜日中に、舞鶴近郊に着いて置く必要がある。ここで昨晩の晩酌タイムの、私の呟きを思い出して貰わねばならない。(姫路は通るよな・・・)道草していくか。あれこれと酒を片手に、スマホで調べものが始まった。3月22日てことで、姫路である。行き先は姫路城?そうではない。旧陸軍姫路第十師団関連史跡で、中には石柱なんかも混じっていると言う、超マニアックなものだ。付いて行けない方は、早々に離脱されるがよかろう。先ずは護国神社から。第10師団兵器部跡現在は姫路市立美術館となっている。残念ながら閉館中とのこと。旧陸軍病院跡現在は医療センターである...軍都姫路と福智山城

  • 山陽道をひたすら走る

    3月21日「んじゃ行ってくる。」「居眠りするなよ!」家内の励ましを背に受けて、9時過ぎ、私はスワロー号のハンドルを握った。今日の予定は、ただひたすら走るだけだ。和布刈パーキングで最初の休憩。関門橋を渡れば本州だ。下松SAでお昼休憩。昼飯はミニ海鮮丼と瓦そばのセット。赤穂ICに近づいた頃、走行も500kmを超えた。時刻は16時少し前。運転するのもほとほと飽きたし、そろそろ頃合いだ。赤穂で降りて、今夜のねぐらを探そう。道の駅あいおい白龍城。温泉併設(750円)だ。そう言えば9年前、家内と北海道を目指した際の、第一泊目もここだった。あの時は車内に蚊が忍び込み、私の耳元で、この世で一番不快な音を、一晩中聞かされたっけ。そんな妙な事をぼんやりと思い出す。走ってばっかりで書くこともない。風呂上がりの車内晩酌風景でも。...山陽道をひたすら走る

  • 春の旅へ

    時間に縛られず、気ままに車旅。そんなスタイルが、どうにも性に合っている。春の陽気に誘われて、またぞろ旅の虫が騒ぎ出した。「今週末、出かけようかな。」(私)「おう、どこへでも行きやがれ。」(家内)家内も慣れたもんである。これで旅行申請の許可は降りた。但し、百歳を超える母親もいる。もしもの時のために、エリアは西日本、もしくはそれに準ずる地域まで。尚且つ旅程は1週間程度まで。これらを踏まえての一人旅になる。1週間分の着替えと、僅かばかりの酒。その他、諸々詰め込んだ。舞鶴と金沢に行くのは、何となく決めている。そこから先は・・・・自分でも分からない。はてさてどこに行くのやら。では( ̄^ ̄)ゞ春の旅へ

  • 山里の春

    この時期になると訪れる神社がある。久住の山里、籾山八幡社である。苔むした参道を登って行く。巨木が立ち並ぶ参道に、ひときわ高くそびえ立つ大欅。県の天然記念物である。しんと静まりかえる境内。その歴史は古く、景行天皇まで遡る。それどころか境内からは、弥生時代後期の遺跡が出土している。筋金入りの古さである。そんな由緒ある古社にやって来た一番の目的はと言うと、バチ当たりにも参拝ではない。これだ。福寿草を初めとする春の妖精達だ。気になるユキワリイチゲだが、全てが固く口を閉じたままだ。はっきりしない天気のせいか、時間的に早かったせいか。まあ、こんな日もあらあな。アマナはこの一輪のみ。ムラサキケマンアズマイチゲもう咲いてる。例年より少し早いようだ。春である。カワラヒワのペア。なんのかんの春なのだ。花見を済ませたら、いつも...山里の春

  • 福智山ろく花公園 2

    山登りが中々出来なくなった今、私の暇さ加減には磨きが掛かってきた。今年の全日本暇人選手権では、優勝すら狙える位置にいる。暇人界の鉄人と呼ばれる日も、そう遠くは・・・止める。またしても空しい言葉の羅列で、冒頭を飾ってしまった。本題に入りたい。「暇やのう。明日、何しようかな。」「あそこ、咲いてるって。」「ふーん、行くか。ルリもおるかも知れんし。」そんなこんなで福智山ろく花公園である。お目当てはスプリング・エフェメラルの花々だ。先ずはユキワリイチゲだ。ミスミソウ数種類の色違いで咲いていた。セリバオウレン花期が終わりに近づくとこうなるのか、花弁の先が紫に変色している。フクジュソウその他は、ミツマタ河津桜枝垂れ梅鳥はというと、ホオジロさっきから囀るのに余念がない。そんなに啼きっぱなしで、よく疲れないな。一旦、休もう...福智山ろく花公園2

  • 草野散歩

    古い宿場町の姿を色濃く残す草野町。同時に久留米つばきの町でもある。その草野で『草野の歴史とつばきのお花めぐり』が開催されている。来場者駐車場の小学校グランドに車を停め、受付でマップを貰ったら、散策開始である。『つばきの小径』と名付けられた細い路地。名前の通り、椿の植え込みが続き、その一本一本に品種名が書かれている。陽光を浴びるホトケノザ土筆だよ。季節はまさに春である。久留米つばきの代名詞『正義(まさよし)』の古木があると言う。この期間中に限り、一般に開放されている。樹齢300年実に300年も前から、草野では椿の品種改良が行われてきた。久留米つつじと共に、品種改良は久留米藩のお家芸である。植木業発祥の地とも言われる久留米。それは、見栄っ張りで派手好きな歴代の殿様のため、藩財政を別途捻出する必要性から生まれた...草野散歩

  • 黒いチャンポン

    爽やかな青空が広がった。気温も上昇、ポカポカと春の陽気である。こんな日はチャンポンだ。『それはどうしてだ』と、天気とチャンポンの関連性を問われても、答えるつもりはない。(←答えられない)とにかくチャンポンなのだ。「何にしましょう?」注文は決まっている。「チャンポンのキクラゲ増しでーす。」不気味な黒い山が眼の前に置かれる。これで普通盛りである。色んな具が合わさってこそチャンポン。なのに、キクラゲしか見えないという、この不可解さはどうだ。では、神秘の山に踏み入るか。えーっと、麺はどこだ?具の山が高すぎて、容易に麺を探し当てられない。麺を箸で掴むのも一苦労なのだ。何とか麺の発掘に成功したら、頂きまーす。山の掘削が進み、平らになった頃合いで、味変のソース掛けだ。これもオレ流チャンポン道の鉄則だ。え?向かいに座る家...黒いチャンポン

  • 頭隠して・・・

    所用を済ませリビングに戻るとそこには、ソファーに置いた家内のニットに、首を突っ込む茶色の物体が。尻尾振ってるよ。バカだねえ。ケケケケそのまま、もぐり続けるかと思いきや、私の嘲笑が聞こえたか、やおらお尻から這い出してきた。あれ、もう終わりか?もしかして、恥ずかしくなった?そう尋ねる私を無視して、キャットターワーに突進するウメ。何だよ。何で目を合わせん。こっち見ろってば。頭隠して・・・

  • 春のうららの梅林寺

    先週の28日(金)、梅林寺外苑の開花状況を見に行った時の状況はこうだ↓せいぜい一分咲き程度だった。その際の投稿で、「見頃は来週後半」と書いた。1週間後の昨日、再び梅林寺外苑を訪ねてみた。ほーらね。予想、ドンピシャリ。梅の名所梅林寺は、現在最高の見頃である。近所の小学校だろう。かわいい行列が通り過ぎる。今日のお昼は、梅の下でお弁当かな?地の利とは言え、贅沢な遠足である。カメラマン諸氏がレンズを向けるのは、ウメジローだ。チョコマカとせわしなく動き回るウメジロー。時折、どれか一羽が止まってくれたりすると、一斉に連写音が鳴り響く。こちらはヤマガラだ。待っても待っても、枝の後ろをウロチョロするばかり。心が折れた。降参だ。その点ジョビオは親切だ。首なんかかしげて、サービスポーズである。「コゲラいた。」(家内)「ほんと...春のうららの梅林寺

  • 高良川散歩 2025 Ⅲ

    いつものように、高良川河川敷である。まん丸メジロに、ジョビ子に、ジョビ男セグロセキレイシロハラカササギいつものレギュラーメンバーである。あとはアイツだが、、、、ホラいた。そーっと近づいて、この後川面にダイビングするも、シャッター間に合わず。魚が捕れたか否かは不明だ。とにかく追いかけよう。いた。いきなりかよ!あのなあ、股関節痛いんだって。走らせるなよ。アタフタとカメラを抱え、小走りに追いかける私である。追いついたぜ。ヤレヤレ高良川散歩2025Ⅲ

  • 里子に出した雛人形

    少し前の投稿で、ある物をお譲りした方のご自宅まで、その品をお届けした旨を書いた。→種を越えてある物とは、雛人形の事である。長女の初節句の際に、家内の実家から頂いたものである。ご多分に漏れず、七段全部を飾ったのは最初の数年のみ。その後数年は男雛女雛だけとなり、遂には箱から出される事もなくなった。娘達もそうした方が良いと言うし、カビさせたりする前に、必要な方に譲る事にしたのだ。数日前先方から、《飾り付けが終わりました。見においで下さい》との連絡あり。早速お宅まで、お邪魔をしてきた。『柳川伝承さげもん』看板から分かるとおり、ここでさげもん教室をされている方だ。いわば雛飾りの専門家である。「椿が見事なこって。」「オッチャン、良く見らんねって。」「あっ!」なんと一つ一つが折り紙である。いきなり度肝を抜かれてしまった...里子に出した雛人形

  • 喜多屋蔵開き 2025

    今年も蔵開きのシーズンがやって来た。義兄夫婦と共にやって来たのは、八女の白壁土蔵の古風な商家が並ぶ一角、喜多屋である。先ずは受付で11枚綴りのチケット(1500円)を買わねばならない。チケットにはぐい呑みが付く。チケットとぐい呑みを握りしめた呑兵衛達が、次々と会場へ吸い込まれて行く。巨大杉玉が迎える会場。試飲コーナーには、この日ここでしか味わえないレアな酒がズラリ。蔵開きの魅力とは、実にこの一点にある。それぞれの酒瓶の前には、チケットの必要枚数が書かれている。呑兵衛達は、選んだ酒の前に立ち、貰ったぐい呑みを差し出し、「この酒頂戴。」と言う。何故か薄気味悪い笑みを浮かべながら。やだね~~会場内には、牡蠣や鶏のモモ焼きなど、おつまみを提供する屋台も。場所も何とか確保できた。それでは、私らも試飲コーナーに並ぼう...喜多屋蔵開き2025

  • もしもタイムマシンがあったなら

    梅の便りが聞こえてこない。ちょいとチャリを漕いで、開花状況を確認に行ってみた。久留米で梅と言えば梅林寺外苑。やっぱり。外苑には色味が全く見えない。開花状況としては、一部咲き未満と言った所。我が家界隈で、今年はやけに多いと噂のジョウビタキ。花をほころばせているのは、ほんの数輪のみである。見頃は来週後半かな。筑後川河川敷に降りてみた。貨物列車の響きを聞きながら、のんびりとペダルを踏んで行こう。オオバンの群れ。オオバンからそう離れていない上流側に、ヒドリガモの群れも。この二つの群れは、毎年判で押したように同じ位置である。近辺にはブリヂストン、アサヒシューズの工場が並ぶ。50年と少し前、坊主頭の私は、授業を抜け出し、この辺りの草叢でよく寝転がっていたものだ。カイツブリこちらはカンムリカイツブリ久留米城址ここも定番...もしもタイムマシンがあったなら

  • 高良川散歩 2025 Ⅱ

    雲は多めながら、晴れと言っていい天気。今朝も高良川散歩である。高良川のアイドル(私が勝手に言ってるだけだが)、コガモだ。例年なら12月には来ている筈なのに、今年はずっと姿が見えず心配していた。数は少ないものの、何とかこれでひと安心である。ジョウビタキ。逆にこちらは、例年より多い気がする。これは別個体ジョビ子も。数が増えて嬉しい鳥もいれば、その逆もいる。ソウシチョウだ。確実に目にする機会が増えている。路上を4~5羽も群れを作り、しきりに何やら啄んでいた。クサシギハクセキレイセグロセキレイキセキレイセキレイ仲間の揃い踏みだ。シロハラ川のあちらこちらに、人為的に固定された枝が置かれている。それは護岸だったり、川の中だったり何カ所も。この枝に止まって貰いたいという、カワセミ愛好家達の涙ぐましい努力の跡なのだ。そん...高良川散歩2025Ⅱ

  • 白石干拓地

    縫丿池の水面を見ていた時刻から、時計の針を少し戻す。我々が最初にやって来たのは、玉ねぎ畑と蓮根堀が広がる白石干拓地。ここでの目標は、「いた!」「ヒャー、2年ぶりやな。」それは拍子抜けするほど簡単に見つかった。コウノトリである。電柱から下りてきたコウノトリ。何やら探し物があるようだ。水路に下りてまで探していたのは、巣材である。この時期彼らは忙しいのだ。こちらは別個体。もしかしたら、ここで生まれた2羽の子供のどちらかかも。ヘラサギコハクチョウ群れの中には雛も混じっていた。ツクシガモタゲリ「ボチボチ帰るか。縫ノ池ってとこに寄ってくぞ。」(私)「白石蓮根も買わんと。」(家内)白石干拓地

  • 縫ノ池

    蓮根で有名な佐賀の白石町に、有名な湧水池がある。白石には毎月のように行っているくせに、これまでここに一度も訪れた事がない。「ものはついでだ。ちょっと寄ってみるぞ。」縫ノ池その歴史は古い。案内板によれば、約800年前、後白河法皇の勅命により、この地を領していた平重盛が作ったんだそうな。滾々と湧き出る水は、周辺の田畑を潤し、村人達の生活用水であり続けた。戦後、水が涸れるという事態もあったようだが、現在は復活、清らかな水を満々とたたえている。この集落の人だろうか。数組が水を汲みながら談笑している。こんな風景も、平安の昔から、いささかも変わってないのではなかろうか。縫ノ池

  • ベランダ物語

    我が家のベランダに、いつものようにヒヨドリペアがやって来た。↑これがヒヨ太郎。『チャス』↑この子が、色白美人のヒヨ子ちゃんだ。ヒヨ太郎、栴檀の実ゲットー。あー、ヒヨ太郎。言っとくけど、それって・・・『ゴックン』(ヒヨ太郎)『えっ!?』(ヒヨ子)それって多分・・・最後だぞ。『……💢』(ヒヨ子)案の定、ヒヨ子はプイとどこかへ飛んで行ってしまった。以下、妄想である。あのさあ、こんな時って、普通女の子にプレゼントするんじゃね?そこらのカワセミだって、やってるぞ。『マジ!』マジ。『えらいこっちゃ!』『どうしよう』知るか。ベランダ物語

  • 福智山ろく花公園

    一年ぶりにやって来たのは、福智山ろく花公園である。黄色の花を咲かせるマンサク。セリバオウレンセツブンソウバイカオウレンフクジュウソウ確実に春は、そこまでやって来ている。公園内を歩いていると、フェンスの向こうの森に、青い物が飛んでいるのが見えた。もしや、おー、ルリオ君じゃん。でも遠いなあ。あら、地面に下りて来ちゃったよ。ルリ子もいる。これは何としても、もっと近づきたい。「えーい、こんなフェンスなんぞ乗り越えちゃる。」(私)「止めんか!」(家内)何てアタフタしていたら、同好の士から助け船が。「すぐそこ(園内)に『若』がいますよ。」「何ですと?」ホントだ。もっとも、これがルリビタキの「若」なのか、はたまた「雌」なのか、私には皆目分からない。でも、自信を持ってそう言われるのだ。きっとそうに違いない。これは若いルリ...福智山ろく花公園

  • 高良川散歩 2025

    久しぶりの高良川散歩である。土手の藪が不自然な揺れ方をしている。何かいる?立ち止まってレンズを向けてみると、エナガだ。チョコマカとせわしなく動き回り、何とも落ち着きが無い。撮りにくいったらありゃしない。でも可愛いから許す。メジロもいる。2種の混群のようだ。通せんぼする猫もいたりする。悪いな。ちょいと横を通らせて貰うぜ。キセキレイマガモそして、こいつだ。カワセミ♂である。土手の藪が気になる様子。隠れたつもりか?そんなもん、ちょっと移動すれば、丸見えだ。別の場所で。恐らく同じ個体だと思われる。公園も良いけど、河川敷も良いね。高良川散歩2025

  • 門司&小倉をブラブラと

    晴れ渡る空、私達は門司にいる。先ずは白野江植物公園から。目当ては、バイカオウレンだ。セツブンソウ見事なまでのピンボケである。フクジュソウミスミソウこれまたピンボケだ。いずれも撮った際には、ピントバッチリだった筈なのに。げに老眼とは厄介だ。牡丹梅はまだ蕾だ。公園は高台の斜面に沿って作られている。標高は110m程。たったの100mだ。去年はダッシュで駆け上ったこの坂も、中間地点辺りで股関節が疼き出してしまった。老眼もそうだが、我が股関節を嘆かざるを得ない。股関節を騙し騙し、何とか山頂へ。左が関門海峡、右は瀬戸内海。画像中央の岬辺りが次の目的地だ。カメラを替えてパシャ。沖合を行くのは、セメント会社の舟か。ヒヨドリお前は、どこに行っても一番うるさいな。ジョウビタキちゃんと撮れよとばかりに、しばらくポーズをとってく...門司&小倉をブラブラと

  • 我らの公園に

    朝からいつもの公園である。最近の狙いは、アオバトだ。「去年までここで見たことなかったとに。ここ最近ずっと来とるよ。」常連さんの言である。「どげんした事ですかね。時に今朝はカワセミいました?」「いや、だめです。もうここは、カワセミは厳しかかも知れん。」衝撃の言葉である。「厳しかですか。」「池に魚がおらんもん。アオサギすら来なくなったでしょうが。」確かに池干し以来、カワセミを見ていない。今思えば、暑い暑い夏が過ぎ、公園の池に青粉が浮く状況が続いた。あれが小魚にとって大打撃だったのかも。そしてとどめが(もしかしたら青粉対策もあったかも知れないが)、先だっての池干しだ。「他のカワセミ専門の常連さんは、別の場所に移らっしゃったです。」「確かにお顔ば見らんごとなったですね。」シロハラや、ヒヨドリマガモなどは元気で過ご...我らの公園に

  • 雨の日の蕎麦難民

    雨がそぼ降る昨日、何故か私の口は蕎麦の口である。「蕎麦食いに行くぞ。」早速、髙良山麓の馴染みの店へと向かうも、「定休日か!」「オッチャン、なんしよっと。」「忘れとったたい。まあいい。あそこがあるけん。」気を取り直し、そこから5kmほど東へ走り、もうひとつの馴染みの店に向かうが、「ここも定休日だってよ。」「うう、そんじゃ次の・・・」更に5kmほど東へ走るも、「定休日やん。オッチャン、持っとるねえ。」「えーい、もう意地じゃ。とことんいったる!」最早蕎麦難民である。最終的に20kmも走ったろうか。「あったぞ。営業中だ。ここ空いとる!」「やれやれ。」冒頭からまたもや話が長くなった。要するに、長い長い店探しの上で、やっと蕎麦屋に辿り着いたと言う話である。いや、まだ油断は出来ぬ。思わぬトラップが待ち構えている可能性は...雨の日の蕎麦難民

  • 種を越えて

    2月10日ある品物を新聞の『不要品譲ります』のコーナーで募集した。その日のうちに複数の応募があり、吟味した結果、筑紫野市のとあるお宅へと持って行った。フリードのリヤスペースを全部潰してやっと乗るような、少々かさばる物である。「まあ、まあ、まあ。タダで頂いた上に届けてまで下さって。有り難うございます。」「いえいえ、とんでもありません。こちらこそ使って貰って有り難いです。」「どうぞどうぞ。お上がりになって、お茶でも・・・」初めてのお宅だ。ここで「さいざんすか」と、のこのこ上がるのは無粋というものだ。「いえ、これから用事もありますし。」と適当な事を言い、その場を辞した。無論その場での方便だが、折角ここまで来たのだ。敢えてその用事を作ろうか。「どっか行くぞ。」「どこにね。」「そうさなあ。折角ここまで来たなら、足を...種を越えて

  • ヨシガモとかタゲリとか

    土曜日雪が止んで、午後からは晴れ間も広がってきた。寒波による引きこもり生活も、いい加減飽きてきた。カメラを鷲掴みして、「晴れた。ちょっくら出かけてくる。」「どこにね。」佐賀平野のど真ん中、いつもの調整池である。いきなりミサゴがお出迎えである。ほんの少し前、この広大な池を埋め尽くしたトモエガモが去り、代わりにあれがやって来てたりすると嬉しいんだけど。やって来てたりしてるよ。ヨシガモである。メタリックグリーンに輝くナポレオンハット、大きくカールした風切羽。実にお洒落である。とは言え例によって遠い。向きによっては逆光だし。と、先ずは、不鮮明な画像の言い訳をしておく。肝心のナポレオンハットが見えそうで見えない。もう少し首を伸ばして貰えると助かるんだが。隣はオナガガモかな。シロハラツグミカシラダカ帰路、田圃道を走っ...ヨシガモとかタゲリとか

  • ゴジラとカレー

    しかつめらしい顔でフォークを口に運ぶ高級レストランより、断然街の洋食屋が好きだ。そんな洋食屋がここだ。ここのオーナは熱心なゴジラフリークらしく、店内のあちこちにゴジラのオブジェが飾られている。その中の一つがこれだ。以前このブログでも触れた、筑前町のゴジラの藁案山子である。撮ったのは私の一個上の先輩で、沖縄を中心に活動する飛行機&風景写真家である。私の撮ったスナップ写真とは大した違いである。この先輩の手に掛かれば、同じ被写体が『作品』に仕上がる。と言う割には、アクリル版の反射で、作品の凄みを上手く伝えられないが。順次写真を替えながら、4枚程度を展示しているとの事。お近くの方は食事がてら、実物を見られるが良かろう。さて、ランチである。「お待たせしました。オムキーマハンバーグでーす。」どうだ。これがオムレツ&キ...ゴジラとカレー

  • 雪の日の猫

    キャットタワーの天辺で身じろぎもしないウメ。その見つめる先にあるのは、こんな景色である。日本一暑い町久留米も、最強寒波の前ではこうである。あーあ、こりゃいかん。こんな日はテレビの前でじっとしているしかなかろう。ヤレヤレとコーヒーを手に持ち、ソファーに座ると、すかさずキャットタワーから下りてきて、亡父の水を飲むウメ。「これこれ、お前のコップは手前に置いとろうが。」と、小言を言い、飲み終われば、長時間テレビ鑑賞の邪魔をされ、「そろそろどいてくれんか。」と、懇願する始末。私らへの嫌がらせに満足すると、ヒョイと小テーブルに飛び移ってきて、「わっ!コーヒーがひっくり返る!」と、肝を冷やされたりする。まったく、やりたい放題である。・・・タヌキ面のくせに。雪の日の猫

  • しょうもない話

    ここに2本のジーンズがある。左側が2016年の7月中旬頃に買った、そこそこ高かったジーンズ。右はその2ヶ月後に購入した、値段にすれば5分の1のユニクロ製だ。なぜそんな昔の事を憶えているかというと、このブログを始めてすぐの頃に左のGパンを買い、その理由を記事にしようか迷った事があるからだ。理由とは、現役の頃90kg越えだった私が、リタイヤして山登りを始めて以来、僅か9ヶ月で激やせし、当然の事ながらウエストも20cm近く細くなった。結果、ズボンやら上着やらを買い換える必要が出た。この激やせをネタに、始めたばかりのこのブログに・・・止める。激やせの件は今回の主題ではない。本題に入りたい。先ず、最初に買ったそこそこ高いGパンの方からだ。購入して9年と4ヶ月が過ぎた去年の11月、左側の膝から10cm程上が擦り切れ、...しょうもない話

  • 阿蘇高森に行ったなら

    阿蘇高森に行ったなら、必ず立ち寄る店がある。四季見豆腐何度かこのブログでも紹介した店である。特に、「押し豆腐」と「油揚げ生地」がいい。どちらもカチンコに固められた豆腐だ。「押し豆腐」はこの辺りの郷土料理『高森田楽』の素材に使われる豆腐。「油揚げの生地」は「押し豆腐」より更に固く、文字通り生揚げや油揚げの生地となる。「えーっとね。押し豆腐と生地をそれぞれ・・・」「すんまっせん。押し豆腐は売り切れとるです。」「あいやー、残念。じゃあ生地を4枚下さい。」これが油揚げの生地である。ヒヒヒこれがあれば、自分の家で揚げたての「生揚げ」が食えるってえ寸法だ。その日の晩、「そんなら揚げるぞ。」(家内)「お願いします。」(私)低温の油でじっくりと。揚げ過ぎは禁物。お餅のように膨らんで、生地が浮いてきたら、「頃合いだね。取り...阿蘇高森に行ったなら

  • 阿蘇の氷瀑へ

    久しぶりに仙酔峡にいる。ポケットからスマホを取り出し、仙酔峡ロープウエイ跡を、パシャ一眼じゃないのかって?だって、氷瀑用に一眼レフ持ってきたけど、バッテリーを入れ忘れてたんだもん。まあ、スマホでも何でも撮れりゃいいさ。目を転じれば、阿蘇盆地を抱え込む様な外輪山。その向こうには、くじゅうの山々が連なる。いつもながらの絶景である。今日くじゅうに登っている人は、霧氷が青空に映えてさぞかし綺麗だろう。仙酔峡はと言うと、10cm程度の積雪は見られたが、期待していた樹氷は皆無だった。氷瀑も若干期待外れである。「とっとと移動しようぜ。」古閑の滝へいつものように中岳方向を、パシャ。そうだ。鳥用カメラ持ってきてるんだった。カメラを持ち替えて同じ立ち位置で、同じ中岳を撮ってみる。当たり前だが、大した画角の違いである。ジョビオ...阿蘇の氷瀑へ

  • 夕映えのカリガネ

    夕暮れ時、小郡の溜池へ立ち寄った。いつもながら安定の、クロツラヘラサギ&ヘラサギ軍団だ。この日は20羽ほどいたろうか。「オッチャン、オッチャン。あれって、何か大きくない?」「どれが?」これか?ふん、どうせ成長が良すぎるカルガモ・・・「じゃなかな。雁の仲間じゃろけど。」「多分、カリガネよ。」「ヒャー、初めて見た。」世界的には減少していて、絶滅が危惧されているが、何故か日本では微増しているようだ。とは言え、そうやたらと見る機会は少なかろう。「私が見つけたー(大威張り)」「・・・ま、まあ。」夕映えのカリガネ

  • ミヤコドリとかツクシガモとか

    例によってヒマである。どうにうもこうにもヒマである。困り者の股関節君が、私から『山登り』というコンテンツを奪った結果、以前にも増してヒマを持て余している。こうなったら、手っ取り早いのが鳥見だ。「どっか行くぞ。」(私)「どこにね。」(家内)ここだ。和白干潟だ。ミヤコドリみっけ。バッテン、相変わらず遠いぜ。満潮ともなれば、もう少し近くに寄って来てくれるだろうが・・・「昼飯でも食って、満潮時刻まで時間調整すっぞ。」戻ってみると、「近くに」どころか、ヤツらは遙か遠く、湾の反対側に移動している始末。何たる事か。残っているのはツクシガモばかりだ。代わりと言っちゃ何だが、一枚撮らせてくれ。『あ、どうぞ。何枚でも』お前は良い奴だねえ。『こんな感じでどうすか?』お、いいねえ。アリガトよ。邪魔したな。『そんじゃ』とばかりに、...ミヤコドリとかツクシガモとか

  • 公園にアオバトがやって来た

    公園の池干しが終わったようだ。以前は自然石で囲われていた島や岩組みが、全部コンクリートブロックで囲われている。お陰で丸かった島が、真四角になっちまってるぜ。文句を言う筋合いじゃないが、味気ないったらありゃしない。取り敢えず池の住人達は、、、じゃなかった、池の住鳥達は変わりないかな。コブハクチョウコサギマガモも変りなさそうだ。ハクセキレイ相変わらず、パッツンヘアーが決まってるぜ。気がかりな点が一つある。モズだ。止まっているのは、カワ子お気に入りの銀杏の木である。モズがここで威張っている間は、カワ子は寄りつかないのではなかろうか。あんまり長居するんじゃないぞ。メジロ池を離れ、裏手の高台を歩いていると、10数羽の群れが上空を横切った。もしかして、アオバト?望遠の画角内に入れようにも、動きが早すぎて、とても捉えき...公園にアオバトがやって来た

  • 侵略的外来種ワースト100

    公園に行くと、何と掘り干しの真っ最中である。天日に晒される池。水がなくなった池底を歩くキセキレイハクセキレイ取り敢えず池干しが終わらないことには、カワセミが来るのは無理のようだ。仕方ないので、裏手の森に上がってみた。そこにいたのは、10羽ほどのソウシチョウの群れである。通りがかりの人々から漏れでる言葉は、「あら可愛い💖」「綺麗かねえ。」その通りだ。まことに可愛くて綺麗である。だが困ったことにこの鳥は、《侵略的外来種ワースト100選定種》なのだ。もう一度言う。可愛くて綺麗で、そして、実に困ったもんだ。他には、ジョビオとジョビコどちらもかなり近くで撮らせてくれた。良い子だねえ。侵略的外来種ワースト100

  • 猫も食わぬもの

    こんなものがテーブルに置かれている。醤油と少量の砂糖で炒った煮干である。私は基本的には、この手のものは嫌いではない。嫌いではないが、何故か嫌な予感。ここ数年、これが食卓に並んだことがないのに、何故今?・・・もしかして、急いで冷蔵庫を開け、あるものの存在を確認した。あった。「もしかして、これの始末に困ってか。」「何か文句あるとね。」「だってお前。これは・・・」ウメのオヤツにと買ってきた減塩煮干やん。要するに猫の餌だぞ。しかも、ウメが見向きもしなかった煮干しやん。しかも、買ったのは数ヶ月前やぞ。しかも・・・「せからしか。黙って食え!」猫も食わぬ、あ、こう書くとペットフードメーカーに対して語弊があるか。もとい、ウメの舌には合わなかった煮干を、亭主に食えと?もぐまあ、あれだ。ちゃんと食えはするけどな。でもねえ。『...猫も食わぬもの

  • 冬の公園で

    例によって、朝っぱらから公園である。冬の公園は、ピョンピョンとやたらと元気なヤツや、すかして歩くヤツがいたり。水浴びしてご機嫌なヤツや、せわしなく芝と枝の間を行ったり来たりするヤツも。そしていつもの枝には、いつものこいつである。・・・さぶっ冬の公園で

  • 看取り方を考える

    1月8日一本の電話が掛かってきた。母親が入所する施設からである。「お母様にお声がけしてるけど、反応がありません。」電話の向こうから聞こえてくる切迫した声は、お袋に容易ならざる事が起きているのを示していた。施設に到着するとすぐに、お袋の部屋に案内された。(↑コロナ以来4年ぶりに入室した母の部屋)介護用ベッドに寝かされているお袋を一目見て、(これはいかん。朝まで持つかどうか)これは、この部屋にいる誰しもがそう思った筈だ。偶然にもこの日は親父の命日。(親父め。呼びに来やがったな!)なんて考えまで頭に浮かぶ。ところがである。どうやらお袋は、三途の川の手前で、亡き夫の撃退に成功したらしい。この後2時間程で正気に戻り、栄養ドリンクを口にするようになった。先ずはホッとひと安心である。この時、私らと介護士との会話の中で出...看取り方を考える

  • 追い出されし者たち

    いつもの調整池へやって来た。車を降りてカメラを担いだ途端、いきなりうあっと、なんだあ!眼の前を高速で飛び去る奴らがいる。カメラの設定を変える間もなく、パシャ、パシャピーチクパーチクとうるさいのは、ヒバリである。しばらく彼らの追いかけっこを眺めていたが、こいつらも色々と忙しいようで、「ボチボチ池ば回るぞ。」「おう。」タゲリカンムリカイツブリ池を生活の基盤としているのは、なにも鳥ばかりではない。茂みに逃げ込むこれは、どうやらイタチのようである。池を埋め尽くしていたトモエガモも、今ではすっかり数を減らした。数が減った分、彼らが浮かぶのは池の中央部だけとなってしまった。すなわち、カメラが届かないという事だ。ここでのトモエガモ観察も、そろそろ終わりのようだ。・・・ということはだ。こいつらだって遠いわけで。ミコアイサ...追い出されし者たち

  • 食堂系ラーメン&焼き飯

    「昼飯食うぞ。」お袋の主治医との面談が終わり、私達は遅い昼食をとることにした。宝来軒丼物や定食類もあって、ラーメン屋と言うより純然たる大衆食堂だ。良い。実に良い。ウ冠が取れたままの電飾看板なんてのも、まことに良い景色である。時間帯のせいか客はおらず、店内は私らだけ。さて、何にしよう。カツ丼もいいけど、ここはやはり、「ラーメンでーす。」クセがない食堂系ラーメンも、私は大好きである。紅生姜が有無を言わさず乗っかってるのも、清々しくていいじゃないか。ズズズふむ。思った通りのあっさり系だね。「焼き飯の小でーす。」炒飯はパラパラ?バカ言っちゃいけないよ。これは『焼き飯』だ。ベチョベチョで結構。大衆食堂の焼き飯なら、こうでなくちゃ。対面の家内が食べてるチャンポンも、ちゃんと美味しかったと付記しておく。外観、内観そして...食堂系ラーメン&焼き飯

  • ヒヨドリの雌雄を考えるベランダ

    母親の具合がよろしくない。当分の間は遠出などは出来ないでいる。夫婦でアホ面下げて、テレビの前に座る毎日である。「あ、ヒヨちゃんが来た。」(家内)「ぬっ」(私)暇を持て余している私、瞬速でカメラを鷲掴みである。ベランダのガラス戸を開けて、そーっと残り少なくなった銀梅花の実。来てくれるのはこれで最後かな。ベランダの角にもう一羽いる↓前回もそうだったが、ここには必ず2羽でやって来る。ペアだと思われるが、雌雄の違いがどうもハッキリしない。髪の逆立ち具合から見て、こいつが↑ヒヨ太郎。『イエイ、ロックだぜい!』そして、手摺りの奥に遠慮がちにいるこの子が↑ヒヨ子ではなかろうか。いや、きっとそうだ。そう決めた。ヒヨドリが去り、またテレビの前で暇をもて余す私である。ヒヨドリの雌雄を考えるベランダ

  • ドングリころころ

    この季節、溜池があれば、ついつい車を停めてしまう。無論、車の中には鳥用カメラ必携である。帰省していた娘を空港に送っての帰り道。名も知らぬ溜池に立ち寄り車を停めた。何がいるかな?マガモにキンクロハジロダイブ!そしたホシハジロ車の中からパシャパシャしていると、目の前の枝に、近っ!「あ、トモエガモいた!」ホントだ。オーバーハングした枝の下に隠れていたようだ。数羽のトモエガモが姿を現した。画像右の水面に浮かんでいるのはドングリだ。すかさずこれを、パクり。さらに、画像左端のトモエガモなどは、枝に背伸びしてまで、ドングリをむしり採っている。トモエガモの採餌行動、初めて見たぜ。それはそうと、「一緒におるとは、オシドリの雌やろ?」「ほんとだ。」暫く待っていると、キタ―――――――――――――!不審な車(我が愛車のことだが...ドングリころころ

  • 公園始め

    年明け最初の公園である。8時少し前、丁度朝日が昇る時刻に到着。九州の朝は、まことにのんびりとやって来る。今年も池の住人達は元気である。ムクドリを見上げていると、うあっと、いきなり、目の前を飛び去る鳥が。シロハラだ。それはそうと、年頭だし。あいつ・・・いないかな。いたよ。初カワ子である。まんまるやん。少し角度を変えて、今年もよろしくな。公園始め

  • 正月の過ごし方

    2025年元旦「明けましておめでとう。」(私)「あ、おめでとう。」(家族一同)起き抜けの挨拶を済ませたら、家族でお節をつつき新年を寿ぐ。そしてとっておきの酒を、キュイ。この日ばかりは、朝酒もお咎めなしである。元旦よ、永遠なれ!!酒をかっ喰らって良い気分になれば、娘に運転を頼み、「初詣に行こう。」途中、「ほら、あれが藁ゴジラたい。」(私)「これか!」(娘達)そして、ここ、大己貴神社だ。ここならそれほど混雑は・・・「しとるやん!」(長女)「うっ、えーっとな。この神社のご神体はあそこじゃなか。お参りすべきは別にあると。」(私)拝殿を回り込み、森を進むと、遙拝所がある。「ご神体はあそこから見える山そのもの。正しくお参りするならここたい。」「へえー。」「そもそも、この神社の由緒が神功皇后ゆかりとなっとるが、本来は崇...正月の過ごし方

  • ヒヨドリと燻製

    たまに燻製を作る。数日前から漬け込み、下準備を済ませた胸鶏肉。「さてと、外で燻そうかな。」「オッチャン。ベランダにヒヨちゃん来とるぞ。」最近ヒヨドリが、ベランダの銀梅花の実を、こっそり食べに来ているとは聞いていたが。ガラス越しに、パシャ。現行犯である。御用だ!冗談だ。逮捕せんから、そこどいてくれ。ベランダはしばらく俺が使う。ヒヨドリを追い出したら、点火である。チップから煙が出てきたら、ボシャ胸肉投入だ。後はただ待てば良い。15分程燻したら、コンロから下ろす。しばらく余熱に仕事をして貰って、上出来じゃね。それでは皆様。今年もお世話になりました。来年も相変わりませずご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。ヒヨドリと燻製

  • 公園納め

    年の瀬の朝も、いつもの公園である。銀杏はすっかり葉を落としている。公園の池の界隈では、メジロが水飲み中だ。どうして池に落ちないのか、摩訶不思議である。この星の重力は、ここでは通用しないようだ。飲み終わったら枝へ。一時もじっとすることがない。キセキレイシロハラ枝からピョンと島に下りて、ガサゴソと散歩である。アオサギよ。遠くを見つめ何思う。マガモカルガモ池の向こう岸でチョコマカしているのは、ソウシチョウだ。ツグミヒヨドリは相変わらずうるさいし、一方コサギは、ただただ静かである。これはカワ子のようだ。先日、カワ子が例の若カワセミに対し、追い出し行動をしているのを見た。もう2羽が並ぶ姿は、見られないのだろうか?今年は今日で公園納めである。公園納め

  • オシドリのいる川

    「あー、暇や。オシドリでも見に行くか。」オシドリ業界からクレームが来そうなセルフを履いて、私達は某オシドリポイントに車を走らせた。「お、おるぞ。」「ほんとだ。」ここは車から降りずに観察できるのがいい。臆病なオシドリを驚かせ、飛ばしてしまう恐れがない。ただし、群れがいる場所が暗いのと、川面にうっすらと霞まで立っている。少々不鮮明だが、辛抱するしかない。オシドリの群れに混じり、カワアイサが飛び込みを繰り返している。何もこんな近くで潜らなくてもよさそうだが、カワアイサは我関せずだ。オシドリ達の困惑が見てとれる。オシドリのいる川

  • 日田焼きそばが食べたい

    大行司駅のホームに一人立ち、日田彦山線の変遷に思いを致し、ふと我が人生の来し方を思っ・・・たりする訳もなく、私の思考は『日田焼きそば』で占められた。矢も盾もたまらず、スマホを取り出し店舗検索。選んだ店はこんな狭い路地裏にあった。突き当たり右側、【三久】だ。この環境を見た時点で期待大である。暖簾をくぐると既に満席状態。幸いなことに、一席だけカウンターが空いている。「ここいい?」「よかですよ。どうぞー。」うあっと、びっくりしたあ。何故か眼の前に、どーんと商品サンプルが。お箸、目に突き刺さるかと思ったぜ。「お冷やはセルフになってますんで、すんません。」「お、そうかい。」「そんで、ご注文はお決まりですか?」「生玉子入り焼きそばってのを貰おうか。」「えっとですね。次の次の次になりますけど、よかですか?」店に入った瞬...日田焼きそばが食べたい

  • ひこぼしラインと三つの橋梁

    ずっと前から、日田英彦山線に架かる3本の橋梁を見たいと思っていた。思ってはいたが、いつでも行ける場所だと、延び延びにしている内に、平成29年の九州北部豪雨が起きてしまった。甚大な被害を受けた日田英彦山線は、列車による復旧を断念。BRTへと運用形態を変えた。筑前岩屋駅駅舎を抜けると、かつての軌道敷は、バス専用道路と変わった。右手の青い建物は、「ホーム」改め「バス停」である。トンネルの先は添田方面だ。面白いのは踏切の遮断機が、軌道敷側にあることだ。人や自動車の誤進入を防ぐためかな?さてここで、私は二者択一を迫られている。バスがかつての軌道敷を通って駅舎にやって来る姿を撮るのか、橋梁の上を走る姿を撮るのか、である。上下線とも10時半の次は12時だ。2回の通行を待てば両方とも撮れるが、さすがに待ち時間が長すぎる。...ひこぼしラインと三つの橋梁

  • トモエガモ・ミコアイサ・タゲリ

    いつより少し遅い時間(3時過ぎ)に、調整池にやってきた。目標はトモエガモと、「何たっちゃ、ミコアイサじゃな。あとは・・・」(私)「タゲリば見たい!」(家内)池を覆い尽くすカモ、カモ、カモ。その殆どがトモエガモである。目標その1は難なく達成。上空をミサゴが舞う。慌てて飛び立つトモエガモ。夕映えがトモエガモを照らす。ハシビロガモより一廻り小さい。数万羽の群の中に、もしかしたら数羽いるかも知れないミコアイサ。これを探すのは、ウオーリィを探すより遙かに困難・・・でもなくて、純白のその姿は、カモの群れの中で際立っていた。目標その2達成!但し遠い。3光年は離れている。(←んな訳あるかい!)例によって、極端にトリミングして掲載する。と、不鮮明な画像の言い訳をしておく。カンムリカイツブリこれもミコアイサと同じで、すくわか...トモエガモ・ミコアイサ・タゲリ

  • 溜池にて

    久しぶりに小郡の溜池へ。いたいた。20羽ほどのクロツラヘラサギ&ヘラサギの一群だ。ヘラサギは意外にも今シーズン初だ。20羽ほどの群れに2羽だけ混じっていた。こちらはクロツラヘラサギ上空6~7羽がこちらに向かって来た。クロツラのようだ。合流ヒーフーミーヨー・・・クロツラとヘラサギひっくるめて、全部で26羽確認できた。吠えるクロツラ。両足にカラーリングが着いている。何だかややこしいぞ。ヘラがこんがらがりそうだ。コガモシギ、チドリは数種いる。バンの幼鳥かな?ハクセキレイはのんびり日向ぼっこ。溜池にて

  • うどん屋と言う名のうどん屋

    藁ゴジラ見学の後は、Aコープに立ち寄る。ちゃちゃっと買い物を済ませたら、無性に腹が減ってきた。「お昼過ぎてるし、うどん食べようか。」「あれか。」何しろ通りを挟んだ向こうには、こんな看板が見えているのだ。『うどん屋』と言う名のうどん屋。高らかに「うどーん」と呼んでいるかのようだ。これじゃあ思わず、「うん」と頷きたくなるじゃないか。「いらっしゃいませー。」眼の前にお冷やが置かれた。これってコップ酒の・・・?気に入った!きっとこの店は美味い。「ご注文は何にしましょう?」「あたしは鍋焼きうどんにする。」「俺はごぼう天うどんと・・・」店内を見渡すと、等しく皆がカシワお握りを注文している。「おまちどおさま。お握り先に置いときますね。」向かいのAコープの経営なのだろう。Aコープで買ったものと同じお握りが、テーブルに置か...うどん屋と言う名のうどん屋

  • ゴジラ出現

    筑前町安の里公園の、藁ゴジラが人気だ。「混雑もそろそろ落ち着いたやろ。見に行くか。」(私)「おう。」(家内)あれか。ひゃー「このクオリティの高さ。尋常じゃなかぞ。」(私)「凄かあ。」(家内)数あるゴジラの中でも、モデルとしたのは【ゴジラ-1.0】。そう書かれている。いや、書かなくてもわかるよ。そっくりだもん。これだもの。藁かがしでは、大きさ世界一なんだそう。ギネス認定だ。もはや『かかし』の範疇を、遥かに超えている。ディテールを見てみよう。咬筋までちゃんと再現されている。牙は木材の削り出し。背びれ骨格は鉄骨で組んでいる。尻尾の躍動感は鉄骨ならではだ。足爪解体した後、『ゴジラの爪』として売れそうだ。・・・生きて、抗えゴジラ出現

  • 日本一美しいダム

    白水溜池堰堤(通称白水ダム)がいいらしい。晩酌の後、何ともなしに「近代化遺産」でググっていたら、この項目に行き着いた。山間の道を案内に従って進むと、あれだな。すんげえ!昭和13年竣工大分県近代化遺産&国指定重要文化財向かって左側が独特だ。この芸術的とも言える流麗な形状は、流れ落ちる水の力を減じ、この地方独特の脆い地盤を守るためだとか。まるで羽二重を置いたようだ。織りなす模様は鱗にも見えるね。これなどは、ほとんど純白のレースカーテンだ。右側の石段も、水圧分散が目的だとか。同じ目的でも、左右で形状が丸っきり違う。風の音がうるさけど↓(動画29秒)『日本一美しいダム』の呼び声もあるらしいが、それも頷ける。もっとも、ダムの規定の『堤高15m』を充たしておらず、正式には『堰堤』だ。まあ、細かいことは言いっこなしだ。日本一美しいダム

  • 初冬の公園で

    「またか!」と言われようと、いつもの公園である。遅く色付いたもみじも、すっかり残り少なになってきた。銀杏ヒヨちゃん。逆さアオサギジョビオメジロ思いっきり空抜けだが、そんなことは物ともせずに掲載する。逆さメジロ逆さ・・・あのねえ。これって、そんなに無理しなくても、普通に食べられたんじゃね?ところでアレは?いた。カワ子だ。「あ、飛んだ。」「あっち行った、あっち!」不意に飛び去るカワ子。いつもの事だ。一方カメラジジイ達は、アタフタと追いかける。これもいつもの事である。「いた。」「ハイハイ、あそこね。」朝日の角度が段々と上がり、スポットライトを浴びるカワ子。気温5度。公園に冬がやってきた。初冬の公園で

  • 何が何でも彼奴は・・・

    朝一番でいくつかのSNSをチェック。鳥や山や催し物などの情報収集するのが日課である。その中の一つ、【鳥や自然と触れ合う時間】さんのブログを見ていると、「海の中道のカモ池にスズガモがおったげな。」「ふーん。」「行くぞ。」「いきなりね。」いきなり、海の中道海浜公園カモ池である。池に浮かぶ鳥の殆どは、ホシハジロと言っていい様だ。ホシハジロの隙間に、キンクロハジロもチラホラと。こらこら、揉めるんじゃない。ハシビロガモ集団でグルグルと廻り、追い込み漁の最中である。カンムリカイツブリホオジロガモの雌?趣味の柱が『山登り』から『探鳥』に代わったは良いが、何しろ知識が伴っていない。間違いがあれば、どしどし指摘して欲しい。えーっとこれは、ウミネコ?と、これも疑問符を付けておく。ヒヨドリさて、探し物のスズガモが見当たらぬ。膨...何が何でも彼奴は・・・

  • トモエガモの池

    いつもの池へ行ってみると・・・すんげえ!池を埋め尽くす鴨、鴨、鴨。数万羽はいるだろう。そしてその殆どが、トモエガモである。早速カメラを向けると、な、なんだあ!!一斉に飛び立つトモエガモの大群。「どど、どうした?」「ミサゴですね。」隣で撮影していた人が、そう教えてくれた。ファインダーを覗いていて気づかなかったが、ミサゴが群れの中に、「今、飛び込みました。」「そうでしたか。そりゃ、驚くわな。」犯人のミサゴは、大きな魚をゲット出来たようだ。何とか平穏を取り戻した、、、と、思いきや、ハイチュウが飛んで来れば、逃げ惑い、カラスに意地悪されて、恐れおののく。まことに臆病である。この臆病さこそが、生き残る術なんだろうね。鴨達に平穏あれ。カンムリカイツブリオナガガモホシハジロトモエガモの池

  • 黄色い落とし物

    朝倉農業高校跡地の銀杏並木がいいらしい。かつて生徒らが通った校門を通り抜けると、さっそく黄色の絨毯が出迎えてくれた。中々いいじゃん。犬連れを見かけると、ついつい声をかけたくなる。「この犬種って、結構運動させんといかんとでしょ。」「はい。8時間ぐらい一緒に、山登りした事もあります。」程々にね。敷地内に残されているのは、校門と銀杏並木とこの建物だけ。案内板によれば、学食や多目的ホールなんかもあったようだ。生徒達のさんざめきが、今も聞こえてきそうだ。あら?黄色い落ち葉の上に、黄色い落とし物が。この靴の持ち主は、抱っこされてここを通ったんだろう。可愛いあんよから落っこちた時、落ち葉がその音を消してしまい、親御さんは最後まで気づかずに・・・て、ところかな。それにしても、同化の仕方が見事すぎる。この時期、子供を抱っこ...黄色い落とし物

  • ミサゴみっけ

    とある河口付近を走行中、おんや?ミサゴ見っけ。幸いこの付近は、滅多に車の往来がないところ。そーっと、最徐行で近づいて、、、うわっとミサゴを刺激しないように、車の中から撮影したが、どうやらお気に召さなかったようだ。ごめんよ。でも、今日は鳥用カメラを乗せててよかった✌ v(o´з`o)♪ミサゴみっけ

  • 柳坂曽根の櫨並木

    母親の面会の帰りに、ちょいと足を伸ばして柳坂曽根へ。櫨並木が見頃を迎えていた。見頃と言っても、「昔とは、赤の鮮やかさが違うもんな。」(私)「何だか疎らだしね。昔はもっと・・・」(家内)『昔は昔は』の繰り言は、二人が歳を取った証しである。櫨の実を落としている。「和蝋燭の需要って、まだあると?」「うんにゃ。今は殆どが、化粧品の材料ですたい。」その昔、和蝋燭の材料として、久留米藩の財政を潤した櫨の実は、令和の今、化粧品となって女性の肌を潤す。まことに奇特なものである。鮮やかさが薄れ気味(と勝手に思い込んでいる)の櫨をパシャパシャしていると、「オッチャン、ほらあれ!」「何や?」アイヤーもしかしてオオタカじゃね。鳥用レンズ持ってくりゃ良かったぜ。櫨並木は旧日田往還を境に、上段と下段に分かれる。上段の山側は、往時の道...柳坂曽根の櫨並木

  • 2羽のカワセミ

    またしても公園である。股関節変形症が進行した今、山登りを制限せざるを得なくなった。それに反比例して増えたのがこの公園である。銀杏が色付いている。あれにアレが止まってくれると絵になるけど、そうは問屋が卸さない訳で・・・楠木の葉陰に、地味にカワ子発見。青葉も似合うけどね。何を思ったか不意に飛び去るカワ子。となれば、バタバタとカメラを抱え、カワ子を追いかけていくしかない。えーっと、こっちに飛んで行ったから、多分この辺りやろけど・・・ほらいた。おんや?奥にもう一羽おるやん。慌ててピントを奥に替えてみると、えーっと、もしかして若様?あんなに幼かったのに、ちょっと見ぬ間に、すっかり大人びたようだ。2羽のカワセミ

  • 出水の『0.06%』

    日本一のツルの飛来地、出水にやって来た。出水市ツル観測センター。飛来数12992羽。その内、マナヅル&ナベヅル以外となると、たったの8羽。実に0.06%である。「0.06%のどれかを見つける!」そんな私達の目標は、はなから絶望的である。まぐれで見つかるかも。そんな大甘な望みは、30分ほどで木っ端微塵に打ち砕かれた。だめだ。諦めた。カメラから目を離し、腰をポンポンと叩いていると、展望台で観測を続けている家内から電話が。「オッチャン、クロヅルいるよ。」「えっ?」「お隣の方がスコープ覗かせてくれるだって。」「何ですと?!」展望台に上ると家内の横に立っていたのは、上品な中年のご夫婦だった。何と四国は高松から2泊3日で、ツルを見るためにここに来ているんだとか。大型のスコープを指さし、「今、見えてる筈ですよ。どうぞご...出水の『0.06%』

  • 遠い水鳥達

    参考にしているSNSがいくつかある。それは観光や催し物だったり、山の情報や野草の開花、はたまた、野鳥だったりする。いつものように、ソファーにだらしなく寝そべり、スマホを見ながら鼻毛を抜いていると、「おんや?トモエガモ来とるげな。ホラ」「ふーん。」てなことで週末は、すっかり冬の気配となったこの池である。オナガガモホシハジロ「あ、ハイイロチュウヒ!」(家内)「え、どこどこ?」(私)慌てて、池面から藪にレンズを向け直す私。まことに忙しい。カンムリカイツブリ遠い!ミコアイサの雌?遠すぎる!!トモエガモを探しながら池の周囲を歩いていると、三脚を据えて水鳥の群れにレンズを向けている人がいた。その先に浮かぶのは、「もしかしてトモエガモですか?」「うん、結構いますよ。」「あー、ハイハイ、いますね。バッテン遠かねえ。」そん...遠い水鳥達

  • 閼伽を飲む猫

    そこらじゅうにウメのねぐらがある。どこで寝るかは、ウメの気分次第である。ビーズクッションに埋まっていたり、ソファーの不自然な膨らみに、潜んでいたり、家内のベッドから手が生えていたり、気が向けば、幾つかのペットベッドにも、中でもお気に入りは、発泡スチロール製のこれだ。サイズ感がどうにも都合が良いらしい。ウメよ。好きな場所で好きなだけ寛ぐがいい。ただあの事だけは、止めてくれないか。ウメの水飲み場も複数ある。リビングの床であったり、出窓スペースであったり。そして、仏前に供える水を『閼伽』と言うらしいが、この頃その閼伽すらも、ウメの水飲み場となってしまった。閼伽の手前に、ウメ用のコップを置くも、それには見向きもしない。ひたすら亡父の閼伽を飲むウメである。困ったもんである。草葉の陰から、「なんとかせい!」そんな親父...閼伽を飲む猫

  • 柳坂山 永勝寺

    毎年この時期になると訪れる場所がある。柳坂曽根の永勝寺である。もみじ寺として有名だ。作り込んだ庭や銘木がある訳ではないが、何故か惹きつけられる寺なのだ。歴史は飛び切り古い。何しろ天武天皇発願の日本三薬師寺の一つである。創建時は、現在とは比ぶべくもない広大な境内があり、絢爛たる七堂伽藍が甍を連ねていたとか。その後、南北朝動乱期と戦国時代に戦火に遭い消失。江戸期に再興された後は、宗派を変えて、地域の寺として現在に至っている。天然記念物金明竹に活けられた千両が、参拝者を迎える。本堂「銀杏はまだまだじゃな。」大銀杏を見上げて小さく呟くと、檀家の方だろうか、残念そうな顔をこちらに向け、「いやいや、今年はもう終わりです。楓とかドウダンとか、色付く前に枯れてしもた。」「暑かったですもんね。」「バッテン、裏(展望台)は少...柳坂山永勝寺

  • カワセミ日和

    今朝も早よから公園である。セグロセキレイ池の畔を歩いていると、数人のカメラマンが銀杏の木にレンズを向けている。アイツに違いない。「いますか?」「うん、いつもの枝。ホラ」ホントだ。カワ子ちゃんだ。パシャパシャしていると、「あ、飛んだ!」「どこ行った?」「あっち。」一人のオッサンが目星の木を指さすと、私を含めた他のオッサンらは、一斉にカメラを抱えてカワ子を追いかける。「あ、その枝。」「ハイハイ。あそこね。」ヤレヤレとレンズを向けるや否や、何が気にいらないのか、カワ子はすぐに枝移り。再びオッサン達も、エッチラオッチラと移動である。傍目に見たら、随分と滑稽な図柄に違いない。「さっき、魚捕ったばかりやけんね。お腹いっぱいかもね。」(オッサンA)「あ、そうでしたか。」(私)「しばらく、まったりタイムやろ。」(オッサン...カワセミ日和

  • こんな穏やかな日は

    急な寒波に戸惑う今日この頃。身を縮ませてカーテンを開ければ、窓の外には真っ青な空が広がっている。ついついありきたりな鼻唄を歌いながら、「こんな小春日和の♪穏やかな日は・・・和白に行こう!」(私)「何でそうなる!」(家内)何でって?オナガガモがヨチヨチと歩くこの和白干潟には、東与賀で見つけられなかったあの鳥が、団体でいらっしゃる筈なのだ。ほらいた。ミヤコドリ御一行様である。例によって被写体は遠い。どれもこれもバッサリとトリミングを施し、無理矢理拡大させている。まことに不鮮明であると、大声で言い訳しておく。白と黒のツートンに赤い嘴と赤い足。特徴的なカラーリングである。「ヒーフーミーヨ・・・」家内が数えたところによると、この日この時間で、「26羽いる。」ホントかどうかは知らない。いずれも同じ画像のコピーに見える...こんな穏やかな日は

  • 干潟のセレブシート

    久しぶりに東与賀干潟へ。11月13日時点で、結構な数が来ているようだ。何々、ミヤコドリが2羽か。見たいものだが、果たして数千羽の中から、見つけられるのか?この日瀬高5.6mの大潮。満潮時刻を少し過ぎた時間に到着である。干潟では、シチメンソウが丁度見頃である。瀬高5.6m。こんな日は、潮が干潟を覆い隠しまう。少し潮が引くまで、待機中のクロツラヘラサギ達。13日時点で確認できた数は、クロツラ104羽だそうだ。杭はたったの20本。残る席はあと僅かだ。飛び切りレアなシートに止まる事を許されたセレブ達。優雅に身だしなみを整えている。時折、強引な場所替え騒動が起きて、一悶着あったりもするが。見ていて、まことに面白い。どこからか一羽のクロツラが飛んできた。そのまま通り過ぎると思いきや、急に方向変換。杭に向かって飛んで来...干潟のセレブシート

  • 海鮮定食の難問を解く

    今回のドライブの目的は三つある。《フリードの装備と走行性能の確認》《希少種ヤッコソウをこの目に見る》残る一つは、《佐伯で新鮮な魚を喰らう》である。店を探そう。「えーっと」スマホで適当に選んだ店がここである。市場食堂日保丸。色利漁港内にある食堂だ。「市場」と「食堂」と「魚船の名」私を揺さぶるワードが、三つも入っている。イチコロだ。中に入ると、私の希望的観測は確信に変わった。きっと当たりだ。こういうのは理屈じゃない。「日保丸定食でーす。」これで1500円(税込)だ。舟に乗せられた刺身は、鰺の活造りを真ん中に、プリップリの鯛に鰤、釜ゆでシラス、そしてコリコリのサザエまで。まだある。事もあろうに大判のカマスのフライが3枚も。嫌がらせか?腹をすかせた学生でもあるまいし、完食は到底無理だ。かと言って、残すのも癪に触る...海鮮定食の難問を解く

  • ヤッコソウのある風景

    フリードの取り扱いも少し慣れてきた。あとはハンドルアシストや自動追尾など、主に高速道路で使用する機能を確認しておきたい。ついでに高回転域での加速性はどうか?静粛性は?はたまた燃費は?等々、実走行で試してみたい。「どうせなら延岡まで行くぞ。あれ咲いとるみたいやし。」「延岡!」九州島において、久留米と対角線上の延岡。試運転なのに、中々のロングドライブである。遥々とやって来たのは、とある小さな神社。参道を進む。石段を登り切り、更に奥へと進むと、本殿が見えてくる。「この裏にあると?」(家内)「多分。」(私)どうやら間違いないようだ。あ、これか。NHK朝ドラで知ったヤッコソウである。九州では数少ない自生地の一つだ。「ウヒョー!」怪しげな手袋のオバサン。奇声を発してスマホを向けている。「おまんは誰じゃ?」万太郎になっ...ヤッコソウのある風景

  • 公園にて

    今日も今日とて、いつもの公園である。コブ白鳥と、アオサギ先輩も相変わらず元気だ。マガモは数を増やして、10羽ほどの群れになっている。セグロセキレイ不意に眼の前に現われたのは、ヤマガラだ。ジョウビタキも1時間半ほど池の畔で粘っていたが、この日カワセミは遂に現われず。代わりにモズ子に睨まれる始末。公園にて

  • 新しい相棒がやって来た。

    車を買い換える事にしている。以前このブログでも書いた通りだ。契約の際に担当から、納車は12月初めになる旨を聞いた。ところが先日、「すんませーん。11月始めに納車できるごとなりまして・・・」何も誤ることはない。納車なぞ、早まるに越したことはない。我が家にやって来た新しい相棒はこれだ。ホンダのフリードである。何故フリードなのか。少し顛末を書く。今でもボルボには何の不満もない。ただ一つだけ、不便だった事がある。家内が運転をやりたがらない点だ。輸入車特有のレバーの配置の違いや、車体の大きさがその理由である。↓こんなご馳走を眼の前にして、お茶しか飲めないなんて、辛すぎるじゃないか。取りも直さず選ぶ際の条件は、「国産で、尚且つ、小さめである事」だ。そして、「どうせなら、6人乗りがいい!」(家内)「6人乗り?」(私)我...新しい相棒がやって来た。

  • 肘痛と股関節痛と

    左の肘が痛む。500円玉ぐらいの限定された範囲に、打撲に似た痛みがある。打撲ならその内に治るだろうと、高をくくっていると、2ヶ月程経過した今、むしろ痛みは増してきている。単なる打撲でないのは、あきらかだ。しゃあねえ、病院に行くか。ついでに股関節の痛みも、ステージが上がった気がするし。一緒に診て貰うか。「これは肘の◎#▲%◇筋(何て名前か忘れた)の炎症ですな。」院長の診断は電光石火で下りた。「打撲じゃないんで?」「違います。炎症です。肘を使いすぎるとこうなります。ゴルフとかは?」「金輪際せんですな。クラブすら、握ったことなかです。」「じゃあ、テニスとか、あとは・・・」「せんです。それに先生。あたしゃ右利きですぜ。」院長はムッとした表情で、「とにかく炎症です。綺麗さっぱり炎症です。天地がひっくり返ろうと、断じ...肘痛と股関節痛と

  • 下関散歩

    11月5日秋の旅も最終日。江田島から一転、進路を西に取った私は、この神社の前にいる。赤間神宮壇ノ浦に沈んだ安徳天皇が祀られている。境内の脇にはこんなものが。小泉八雲の小説で有名な耳なし芳一だ。その傍らには、平家塚がある。周辺に写ってはいけない者が写っていないか、よく確認して欲しい。もっともこの塚は、江戸期に作られたものらしい。平家の亡霊達が、より所にしているかどうかは知らない。これから少し、下関の町を歩きたい。春帆楼日清講和条約の談判場が再現されている。調度品その他は、実際に当時使われた物だ。内閣総理大臣伊藤博文、外務大臣陸奥宗光、それぞれが座った椅子。李鴻章道清国側の全権大使李鴻章の危険を避けるため、宿舎と会場(春帆楼)まで、人目を避けて歩いた道。日清戦争直後の、国民感情の沸騰ぶりが窺える。旧英国領事館...下関散歩

  • 第一術科学校(旧江田島海軍兵学校)

    11月4日海軍日和が続く。海上自衛隊幹部候補生学校第1術科(旧海軍兵学校)番地からして、「江田島町国有無番地」なのだ。郵便番号はちゃんとあるらしいが、特別感をぐっと感じさせるじゃないか。受付を済ませ、集合場所で簡単な見学心得を受ける。先ずは大講堂から。案内を務めるのはこの方。ここのOBである。講堂内旧海軍兵学校庁舎。創建当時と殆ど変わっていないとのこと。玄関ホールここでは現役の幹部候補生も帯同してくれる。きっと何かの意味があるのだろうが、ここでは、こんな中庭さえも無味乾燥な砂地である。勿論、雑草の一本も生えていない。掃き清められた庭。箒跡が清々しい。「あれが有名な【同期の桜】です。」(幹部候補生)「えっ!今、なんつった?『同じ兵学校の庭に咲く~♫』のあれ?」(私)「そうです、そうです。私ら、今でもそれ歌っ...第一術科学校(旧江田島海軍兵学校)

  • 呉地方総監部&呉基地係船堀

    11月3日九州を出て以来、フラフラと風任せの旅を続けてきた。ただ一つ、九州を出る前から決めている事がある。《11月3日は呉にいる!》この旅の主題が今、訪れようとしている。呉地方隊総監部第1庁舎午前中はここで旧呉鎮守府庁舎見学、午後からは海上自衛隊艦艇の一般公開を予定している。9:15分の受付をすませ敷地内へ。案内はこの女性自衛官。今回やたらと画像が多い。いつもの倍近くある。とっとと始める。旧呉鎮守府庁舎初代の建物は明治38年の地震で被害を受け、この建物は2代目との由。玄関前の松の剪定は、「錨をイメージしています。」(女性自衛官)「なるほど!」(一同)「真ん中を除いて、右側と奥は、明治19年に鎮守府が開設された当時の建物です。」ほほう。よく見ると、1階と2階と建物のデザインが違う。桜に錨のモニュメントこの江...呉地方総監部&呉基地係船堀

  • 宿泊場所が避難所に

    11月2日前稿で『土曜日は災害級の大雨』と書いた。現にそうなった。災害級の大雨となれば、当然ながら動いても仕方がない。日曜の朝まで、ここ豊平どんぐり村に滞在する事にした。尚、最初に断っておく。記事の画像はいずれも、風雨が一段落してから撮ったもので、画像の風景と記事の内容は一致しない。珍しい屋根下のRVパーク。こんな天候の時は、何かと便利であり、何よりも安全だ。AC電源が取れるのは勿論だが、無料wifiまで使える。悪天候さえなければ、まことに快適な車中泊場所と言っていい。一つだけ問題がある。トイレである。指定のトイレは、20m程離れた場所にある。清潔で綺麗で特段の問題はないが、困ったことに和式なのだ。股関節痛を持つ私は、到底用を足す事はできない。ただし、絶望する必要はない。「そんな事情なら、体育館が開いてる...宿泊場所が避難所に

  • 雨の宮島

    11月2日予報では、『午前中10時頃までは弱雨。その後時間の経過と共に雨脚は強くなり、昼過ぎには猛烈な雨』となっている。となると、午後からの観光は無理だろう。午前中一杯で廻れそうなのは、、、あそこはどうだ?宮島だ。早朝のフェリーに乗る。この時間だと、数組のヨーロッパ系外国人の姿は見えるが、殆どが日本人ばかり。ツアー観光中心のあいつらは一人もいない。しめしめ大鳥居が間近に見えてきた。着岸だ。小雨そぼ降る宮島。神の御使いも、こんな日は松の木の下で雨宿りだ。大鳥居にカメラを向けるのは、ここでの決まり事だ。パシャ厳島神社の方を見ると、こんな早朝(8時半前)なのに、もう観光客を受け入れている。さてどうすんべ。厳島神社は過去に訪れてはいる。今回の主題と言えば、まだ登ったことがない弥山(みせん)である。雨が本降りになる...雨の宮島

  • 角島~元乃隈神社~瑠璃光寺~毛利氏庭園~錦帯橋

    10月31日今日から数日間の短い旅が始まる。山口県と広島県の一部しか行けないと思うが、それなりに楽しみたい。今回この時期に九州を出たのは、敢えて紅葉シーズンを避けるためである。何故って、そんなフルシーズンになれば、余計にあいつらが湧くじゃないか。そう、大声で喚きちらし、私の神経を逆なでする下品なあいつらだ。先ずは角島大橋から。角島側から上空を舞うのはミサゴである。巣材だろうか。何やら大きめの枝を運んでいる。重要文化財角島灯台角島からほど近くに、元乃隈神社がある。海へと続く赤い鳥居で有名なあそこだ。出発前、家内が自慢げに、「私、行ったことあるー。」悔しいではないか。断然立ち寄ることにした。所謂『映えスポット』である。赤い鳥居の連なりを降りていく。石段を降りきるとその先は断崖になっており、突端に祠がある。降り...角島~元乃隈神社~瑠璃光寺~毛利氏庭園~錦帯橋

  • 旅の始まりは角島から

    荷物の積込みも終わり、家で昼飯を食べ終えたら、「んじゃ、行ってくる。」「居眠り運転するなよ!」家内の激励を背中に受けて出発である。和布刈パーキングで休憩。あの関門橋を越えたら山口県である。今日はどこにも立ち寄らず、ただひたすら、豊北まで移動するのみ。温泉は『いのゆ』550円第1日目の宿泊地は、道の駅北浦街道ほうほく wifi良好眼の前には角島が浮かぶ。これからすることは、明日の計画立て。予定をササッと決めたら、車飲み開始だ。スーパーで買った独りモツ鍋セットに点火。家の冷蔵庫の中にあった漬物やら、煮物やらを紙皿に乗せて、後は、これがあれば十分だ。モツ鍋をつつき、キュイクーーッこれを至福の時と言わずして、なんと言うべきか。最後はチャンポン玉で〆る。たまんねえ!明日から、今秋の車旅がスタートする。走行距離168旅の始まりは角島から

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