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  • 桜前線が北上

    桜前線が北国山形県まで北上した。地形によっての多少の差はあるものの、今日あたりが満開と言っていい。地元紙の山形新聞は一面の巻頭に3段ぶち抜きで山形市馬見ヶ崎公園の桜並木をドローンのパノラマ写真で掲載しその美しさ伝えている。山形県の公園は桜の植栽も多いが、多くの河川の土手に植えられた桜が多く、それが一斉に咲き誇り県土全体に春の到来を告げる豪華さがある。桜の命は短く一週間程度で散ってしまうが、その後、遠くの山肌に山桜が咲き始め、その名残を楽しませてくれるのがありがたい。ニュースで気象庁の職員が開花宣言や満開宣言の様子を報道するが、桜の開花はそんなに瞬時の事なのかと思ってしまう。統計上ならあんな大袈裟な必要はないように思える。かつては、酒田にも測候所があり、標準木の正式な開化発表があった。行政改革で測候所は廃止...桜前線が北上

  • 小1年の育てた「ひょうたん」を卒業生に

    酒田市の北平田農産物愛好会(高橋辰雄会長)は地区の平田小学校一年生と一緒にプランターで「ひょうたん」を育てている。6月ごろに種をまき、8月下旬ころの収穫となる。実った「ひょうたん」を水に漬け中身を取り出し乾燥。きれいに磨いた後、色彩を施し、卒業生のひとりひとりの名前や子供たちが選んだ一文字漢字の「空」や「友」等を書き入れて仕上げる。きれいに仕上がった「ひょうたん」を、六年生の卒業記念にプレゼントする活動が続けられている。今年の卒業生は26人で、プレゼントされた中のひとり高橋君(12)は「自分も一年生の時にひょうたんを作った。6年生になってもらってうれしい。家に飾って大切にしたい」と話した。同愛好会は2004年頃から旧北平小学校時代に始まった活動だが、少子化で2013年に平田小学校として統合をきっかけに活動...小1年の育てた「ひょうたん」を卒業生に

  • スワンスケートリンクが閉鎖

    山形県内唯一の屋内スケート場(スワンスケートリンク-)は施設の老朽化やハザードマップで津波浸水想定区域内にあることなどから、今年度いっぱいで閉鎖することとなっていた。大勢の利用者から惜しむ声が上がって、対応が検討されている。スワ―トスケートリンクは最上川右岸の河口付近に、1972年に酒田市立体育館が建設され、20年後の紅花国体に合わせてた国体記念体育館が新に建設され、市立体育館の用途は各種イベントなどで利用されていた。その用途の一つに、1994年12月に冬場の屋内スケートリンクとしてオープンをした。当時市議議員だった私が当時の大沼市長に提案して実現したスケートリンクで想い出がいっぱい詰まっている。閉鎖する前々日に視察に行ってきた。係員に「まだ使えそうだよね」というと「うん」と答えてくれたけど、経年劣化は専...スワンスケートリンクが閉鎖

  • 「日東道」秋田県境まで延伸

    日本海東北自動車道は新潟県から山形県を通って秋田県まで日本海沿岸を縦貫する幹線自動車道路である。全線開通すれば、北東北と近畿、中京圏への最短距離となり一歩遅れてるこの地域の創生に大きな役割が期待されている。秋田県と青森県はすでに繋がっている。問題はミッシングリンクの山形県側にある。今日23日、山形県の酒田~遊佐間の開通式が行われ秋田県境まで日東道は繋がった。残る秋田県境をまたぎ繋がるのは2年後と公表されている。もう少しの辛抱である。問題は新潟県側とのミッシングリンクで、山形県側の温海温泉ICまでは繋がっているが新潟県村上市のまほろばICまでの40.8キロの工事進捗率は37%止まりとなっている。開通の見通しも経たない惨状が続いている。観光、物流、企業誘致へは計り知れないマイナスである。横軸の高規格道路「みち...「日東道」秋田県境まで延伸

  • 松くい虫被害 過去最悪

    庄内海岸砂防林は日本海に面して南北に33キロ幅約2キロで、黒松が約500万本の人工林でスケールは日本一と言われている。飛砂を食い止め田畑を守り、安全な暮らしを願い約300年前ごろから植林作業は始まった。厳しい砂丘に耐えれるのは黒松と選択され今に至っている。生活の近代化は黒松の枝やマツカサが燃料ではなく石油へ変り、松林の荒廃は進んだ。その頃、昭和50年代に西日本で松くい虫被害が猛威を振るい、やがてそれが庄内海岸にも確認されるようになった。それより先に、秋田県海岸はひどく、全ての黒松砂防林が松くい虫で枯れ木となった。車窓からの景色に鳥肌が立つ思いだった。山形県は庄内海岸の自治体と官民が一斉に立ち上がって防除や整備活動に取り組んだ。松くい虫にやられると大木の黒松も一か月で枯れ木になる。国、県、市、市民ボランティ...松くい虫被害過去最悪

  • 酒田の「笠福」

    酒田は最上川の舟運で運ばれた莫大な米の集積地。ここから西回り航路の千石船で京都や江戸との交易を「西の堺、東の酒田」と呼ばれるほど賑わっていた。伊豆稲荷が始まりと言われる「雛のつるし飾り」は江戸後期から始まったと言われている。雛人形の伝統は古いが、一部の裕福な家庭しか飾れない高価なものだった。一般家庭のお母さんやおばあちゃんたちは、自分たちの古着の切れ端を持ち寄り、女の子の健康と幸せの願いをこめた小さな人形を作った。それを紐でつないで「雛のつるし飾り」がはじまり、伝統文化として今に受け継がれている。雛のさげ物の風習は全国にも珍しく、伊豆稲荷、九州稲荷、山形酒田は「日本三大つるし飾り」と称されている。私が子どもの頃、酒田のひな祭りはひと月おくれの4月3日だった。現代は3月3日から始まり一か月分余計に楽しめる事...酒田の「笠福」

  • 酒田米菓「にぼせん」

    山形県は県内の特産物で消費が盛んなラーメンやそばを県のPRに活かそうと、キャッチフレーズ「ラーメン県そば王国」を特許庁に商標登録の申請をした。山形県によると、人口10万人当たりのラーメン店舗数が日本一で、一人当たりの山形市のラーメン消費額が一昨年に引き続き日本一と総務省から発表された。さらに、昨年東京で開かれた「日本ご当地ラーメン総選挙」で厳しい東北ブロックを勝ちぬいて「酒田のラーメン」が初優勝を果たした。吉村知事は「本当にいい弾みになった。「ラーメン県そば王国やまがた」の商標登録を思い切って申請した。全国に誇る山形のラーメンとそばを広くPRし、観光資源の知名度向上につなげたい」と表明した。「オランダせんべい」の酒田米菓では、新商品として従来の「オランダせんべい」にラーメン調理過程で出る大量の煮干しを再利...酒田米菓「にぼせん」

  • 日本画の名品がずらり

    酒田市美術館は「新田嘉一コレクション」の日本画を中心にした名作展示会は大勢の鑑賞客でにぎわっている。新田さんの所蔵する特別企画展は今度で3回目となる。今回は日本画の巨匠の作品16点が展示され、近くの美術館で鑑賞きることは何よりありがたいと思っている。先ず目に付いたのは、丸山応挙の六曲一双の屏風「韓愈雪行図」の大作である。部屋いっぱいに展示された国宝級の気配を感じさせる大作は圧巻であった。海外流出の可能性を感じ取った新田さんが所蔵した作品と聞いている。馴染み深い近代日本画の巨匠横山大観や伊東深水の作品には食らいついて見つめた。江戸時代の丸山応挙、鹿野探幽、鹿野常信、鹿野芳崖も展示されていた。丸山応挙の「福禄寿」は高齢化社会を見据えた高齢者の偉光を感じさせる作品に思えた。スクールバスで子供たちが鑑賞しながら、...日本画の名品がずらり

  • 庄内の星ひとつ消える

    2月10日に急逝した時田遊佐町長の家族・遊佐町合同葬儀が生涯学習センターで行われ、多くの町民や関係者が分かれを惜しんだ。山形県で唯一、庄内だけが平成合併で五つの自治体に合併している。県庁との距離が遠く、全てのインフラは後塵を拝してる状態にある。高速道路はつながらず、新幹線もない。陸羽西線も今は運休となっている。その中で時田町長の仕事は群を抜いて庄内をリードしていた。東北電力のバイオ発電は遊佐工業団地に誘致し間もなく開業する。洋上風力発電は遊佐沖が最終ステップの段階にあり詰めの作業が始まっている。一部の反対もあるが未来を見据えた遊佐町のできる事としてゆるぎなかった。「日沿道、酒田遊佐間の開通式が3月23日だよ」との電話が私への最後の言葉だ。役場を木造の平屋に立て直した。「エレベーターもエスカレーターもいらな...庄内の星ひとつ消える

  • JR酒田駅前広場にガス灯

    山形県のJR酒田駅前広場に新たなガス灯が設置され市民の関心を呼んでいる。設置されたガス灯は5灯式で、駅前整備事業の計画段階から駅前広場の新たなシンボルにしたいとの強い要望があったため、酒田天然ガスが寄贈して設置されたものである。駅前広場は約4千平方メートルの広場に、有料駐車場20台とタクシー乗り場、フリースペース等が整備され、駐輪場は屋根付きで400台の駐輪が出来る。そして、今までシンボルとなっていた高くにそびえていた大型ヨットのオブジェは交差点改良に伴って撤去される事になった。JR酒田駅長は「素敵な駅前広場となり感謝します。酒田市と連携して賑わい創出に尽力したい」とコメントしている。ガス灯は夕暮れから最終電車まで点灯される。JR酒田駅前広場にガス灯

  • 明日から立春

    今日3日は節分、明日から立春である。北国の恐れる大寒が明け「鬼は外。福は内」と全国から豆まきの声が聞こえる。季節の変わり目に起きやすい災害や病気を鬼に見立て、邪気を払う力があるとされる豆をまいて、追い払う昔からの行事である。我が家でも昔は豆まきをしていたが、子供が成人した頃には無くなったようだ。例年、大寒の2週間は厳しい寒さにおびえてる生活だが、今年の大寒は穏やかである。吹雪もなく雪もない日中の気温が7~8度になったり穏やかな日々である。気象が異常なのだと分かっているつもりだが理解が出来ない。天気に恵まれた先月の28日、庄内地域の味覚を楽しむ「第37回日本海寒鱈まつり」が酒田の中心部各地で開かれた。その中の中町モール会場には天気の良さも手伝って、長い行列が出来る盛況で、一杯800円の寒鱈汁は飛ぶように売れ...明日から立春

  • 「歌会始」読師に酒井さん

    今年の「歌会始」に旧庄内藩主酒井家18代当主酒井忠久さんが「読師」を務めるとの報道があった。暗いニュースの中での朗報だった。「読師」の役目は、歌会始全体の流れを仕切る大事な役目と知り、なかなかの重責と分かった。当日、テレビ画面を食い入るように目を凝らした。最後は両陛下ひとりひとりの前に進み、御歌を拝受し読む役の講師へ運ぶ仕事である。緊張が伝わってくる。旧庄内藩主忠久さんの父、17代目忠明さんが昭和29年の歌会始「林」のお題で佳作に選ばれている。山形県の和歌は「歌会始」に多くの作品が佳作が選ばれており、令和に入ってからも2年、3年、5年と続いて入選している。私が興味を抱いたのは、平成7年お題が「歌」で山形県の大滝市太郎さんが入選した時である。「紙切れを幹に押し当て歌しるす山人われに春は来にけり」が深く印象に...「歌会始」読師に酒井さん

  • 伝統の「酒田凧」

    今日から大寒、年間で最も寒い時期に差し掛かる。北国はこの頃に備えた冬支度を整える。北風の強い庄内は風囲いで家を守り、幹線道路はすべてに防雪柵で吹雪対策がとられている。雪は上から降るのではなく北風で舞い上がり横から襲い掛かるのである。しかし、今年の大寒はおかしい。雪もなく北風もなく気温は7~8度で晴天である。しかし、油断はできないとは思っている。北風の強い今頃、私が子供の頃は凧あげをして遊んだものだ。もちろん手作りである。竹ひごで枠組みを作り、和紙に武者絵を描いた紙をはり、凧が上がる角度を調整して丈夫な糸を結ぶのがコツである。凧の上部を糸で引っ張り丸みを持たせる。その糸に和紙を張ると凧の鳴き声がブーンと響き、張り方で音色は変わる面白さがあった。いつの間にかそんな遊びは消えたが、酒田凧を保存してくれていた「酒...伝統の「酒田凧」

  • 酒田の印染(しるしぞめ)

    「政治と金」の問題は政治資金の管理を私たちと同じにするだけの事である。資金の公開も相続も特別扱いはおかしいと思うのが当然である。酒田山居倉庫内・華の館で開かれている「酒田の印染(しるしぞめ)」が話題を呼んでいる。酒田市で3代続く老舗染物屋「斎藤染工場」の作品や手仕事が「酒田の印染・斎染とデザイナーが育む手仕事の温もり」と紹介されて、数々の作品コーナーは訪れた人の目を引いている。斎藤染物工場は大正15年に創業し長い間、家紋や屋号を法被やのれんなどに印染めする「印染」を手掛けてきた。型枠に染料を流し込み、型紙を使って生地に染料を刷り込む「手捺染」の技法で、丁寧に生地の裏まで染め抜かれているのが特徴である。展示はこれまで手掛けてきた消防団の法被や神社ののぼり、最近では「ピアノ柄てぬぐい」や「もっとかわいいあずま...酒田の印染(しるしぞめ)

  • 元旦に巨大地震

    新年あけましておめでとうございます。ブログ「とうやのひとり言」へアクセス下さってる皆さんに感謝申し上げます。今年の正月は長男たちの帰省もなく、近くに住む娘たちは海外旅行とかで夫婦だけの正月となった。大晦日のテレビは何となく紅白歌合戦をみて、ゆく年くる年、さだまさしトークとだらだら付き合い、元旦は遅めの雑煮となった。終わったあとに抹茶が出てきた。初釜なので良い年であります様にと正座で頂いて祈念した。ところが、夕刻にスマホのアラームが一斉に鳴り響き緊張が走った。しばらくして大きな揺れが来た。「これは大きい」と直感的に思った。テレビ画面が変わり能登半島の巨大地震と分かった。日本海には津波警報が出され、酒田市でも高台への避難が誘導された。海岸線の国道は全て通行禁止となり、テレビに映し出される残酷な映像に思わず手を...元旦に巨大地震

  • 年の瀬に雑感

    今年もあと一日。月日が怒涛の様に過ぎ去るのを感じるのは歳のせいかもしれない。振り返ればスポーツ以外、あまり良いことは浮かんでこない年だった。少子化は止まりそうにもないし、世相は暗い方へとトレンドしているように見える。地球沸騰と言われた猛暑の夏で生態系は狂った。人間の生活様式を変える始まりのようにも見える。60年間コメ作りをしてオール2等米は経験がない。来年が怖い存在に思える。政治の劣化も同様に怖い。モリカケ問題に端を発した公文書の改ざん。桜を見る会の私物化。統一教会との深い癒着。極端な選挙買収事件。派閥パーティの乱発と裏金作り。いづれも長期政権だった安倍内閣時代に原点がある。国民の意思表示は投票率の低下で示している。ロシアが軍事力でウクライナを侵略する。イスラエルがハマスをせん滅させるまで武力の行使は国連...年の瀬に雑感

  • 50年人口、激減

    厚生労働省・人口問題研究所は2050年までの地域別の推計人口を公表した。20年との比較で東京都を除く46道府県全てが減少、平均で17%の減少率である。11県が30%以上の減少と見込まれ、東北では秋田・青森・岩手・山形・福島の順で宮城を除き全ての県で30%を超える。他に新潟、山陰、四国、和歌山などで超えている。各県内の市区町村の格差はもっとひどい状態である。山形県の場合は35市区町村の内、22の市区町村で4割以上の人口が減少、その内半分を超えのが14市町村である。特に県全体で0~14歳までの人口は半減する。政治の原点はここにある。どんな国をめざすのか政治の出番である。政治不信は国を滅ぼす。明日はクリスマスイブ。「酒田みなとライオンズ」では一足先にクリスマスパーティーを行った。子供たちも参加する家族例会でサン...50年人口、激減

  • 中島潔展の酒田市武術館

    可愛らしさの中に何となく郷愁を誘う子供たちの絵を描く「童画」の中島潔展が酒田市美術館で、11月18日から開らかれている。どこかでは見たことはある独特な郷愁を誘う可愛らしい「童画」がたくさん展示されていて中島潔展の雰囲気に満足させてもらえる。しかし、大胆な構図の大型な大作展示もたくさんあった。今回は90点の作品が展示されているという。そこには、令和の時代を前向きに生きる女性の美しさを見つめなおし、大胆な構図で表現しようしていると感じられる大作もあった。中島潔の代名詞ともいえる「童画」に新しいテーマの「女性画」も加わり、酒田会場に特別出品と書き下ろした「酒田舞娘」が展示されていた。展示会初日に中島潔画伯本人がお見えになり、酒田舞娘の歓迎を受けられたと報じられていた。会場には本人の履歴が書いてあった。なんと私と...中島潔展の酒田市武術館

  • 防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

    JR酒田駅に東西をつなぐ歩道専用地下道がある。ここに管内の中・高校生美術部員などの絵画を展示する「地下道アートギャラリー」がある。今年も展示替えがあり話題となった。遊佐町を含めた市内12校の中高生たちが庄内の自然や文化をテーマに、鳥海山や庄内平野の美しさ、観光名所やマスコットキャラクターなどの絵が展示され、往来する人々に安らぎを与え人気スポットになっている。「地下道アートギャラリー」は酒田地区防犯協会連合会(会長矢口酒田市長)が犯罪防止を目的に企画しているもので、今年で20回目となった。この企画の発端は、2003年にこの地下道で発生した恐喝未遂事件をきっかけに、暗い地下道を明るい雰囲気にし、防犯の役割を狙って実施されたものである。開所式で矢口市長は「地域の魅力と希望を込めた絵が犯罪のないまちづくりにつなが...防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

  • 冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

    冬の訪れを告げる出羽三山「松の勧進」が庄内一円で始まった。山伏たちが「ぼーぼれろ~」とほら貝を吹いて「門付け」て浄財の寄進を願うもので、羽黒山の正月行事「松例祭」の実行費用のためとされている。古い伝統行事で家の前でほら貝を吹いてもらう事が「五穀豊穣、家内安全」を祈祷したご利益があると信じられている。先日のお昼前、「ぼーぼれろ~」とかすかに聞こえた。2重サッシなので良く聞こえないが出て見ると、市松模様の山伏が立っていた。寄進をした後、世相を聞いてみた。「ほら貝を吹くと、夜勤明けでうるさい。子どもにうるさいとお叱りを受ける。留守宅が多く昔の様ではない。待ってる家と、そうではない家もあり伝統ですが大変です」庄内を代表する出羽三山の伝統行事を維持する苦労を知る事が出来た。庄内の観光拠点だ、郷土の誇りだといいながら...冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

  • JR東日本の赤字路線が危機

    JR東日本は利用者の少ない赤字路線を公表した。以前に一部は公表していたが、今回は赤字路線全てで、全国JRグループ各社の公表と合わせた遠慮なしのものである。コロナ禍による影響も考慮されるが、地方切り捨てが匂ってくる。それによれば、羽越本線「村上ー鶴岡」間49億4600万円が赤字額の最高である。東北日本海側を縦貫する骨格路線であり、JR貨物路線でもある。平成17年12月25日最上川鉄橋のすぐ南付近で、突風による新潟行特急「いなほ」の脱線事故は乗客5名の死亡事故となった。以来JR東日本は風速25メートル以上で運休、20メートルで徐行運転と決めた。運休と遅延の多発で信頼性を失い鉄道は敬遠され飛行機に移った。2022年8月の豪雨で、羽越線と米沢を結ぶ米坂線の橋梁が流され不通となった。1年経った今も復旧工事にJRは難...JR東日本の赤字路線が危機

  • 町営風力発電を撤去

    少々古い話になるが1988年(昭和63年)竹下総理大臣が「ふるさと創生一億円事業」を始めた。市区町村が自ら考え、自ら行う地域づくり事業で一律に一億円が交付された。平成合併の前、この交付金で山形県東田川郡立川町は日本初の自治体風力発電事業に取り組んだ。立川町は最上川左岸に広がる田園地帯で、最上川沿いに出羽丘陵から吹き降ろす風が、日本三大悪風と言われるダシの風で農作物には邪魔な存在である。これを逆手に取った立川町は風力発電事業に取り組んだ。当初はアメリカ製の大型風車、100kW3基でスタート。落雷や風による破損などを乗り越え、平成元年には一機1500kWの町営風力発電に更新したものの、耐用年数の20年を超え油漏れなどが発生していたことから、「大型風力発電機による事業性の実証は達成した」として町営風車は撤去する...町営風力発電を撤去

  • 異常海水温でサケの遡上に異変

    庄内最北で日本海に突き出た鳥海山がある。東北の最高峰は、その麓の遊佐町は豊富な伏流水で溢れている。伏流水は日本海へも注いでおり、そこで獲れるミネラル多い夏牡蠣は名物である。鳥海山に降った雨は50年もかけて山中をさまよい、麓に湧き水として出てくると言われている。この水で作られた「遊佐米」の評価は高く生協などと契約栽培がされている。鳥海山麓に無数の湧き水があり、それがまとまって「バイカモ」の花で有名な「牛渡川」の様になる。そして集まって、月光川となり日本海へと注ぐ。ここにサケが産卵で遡上してくる。そこに江戸時代からの人工孵化事業が生まれた。サケは帰巣本能で生まれた川に戻ってくる習性がある。先人から受け継がれた事業はさらに近代化され順調そうに見えたが、ここ何年かサケが減っている。太平洋側が全くダメで人工ふ化する...異常海水温でサケの遡上に異変

  • 文化祭・収穫感謝祭

    昨日11月3日は文化の日、全国各地でこの日に合わせた各種イベントが開催されたと思われる。その前に、この日の異常気象には驚かされた。酒田の最高が25.8度、観測史上初の夏日が記録された。それに、この日はダイヤモンドプリンセス号が酒田港に寄港し、大勢の外国人観光客が街に繰り出していたが、半袖ノースリーブ姿が目に付き夏に戻ったよう雰囲気である。それに夕暮れにはカエルの鳴き声みたいな音も聞こえた。丁度田植えの頃の気温なので、目で見たわけではないがカエルに違いない。文化の日、400戸ほどの私の住むコミュニティでも「文化祭・収穫感謝祭」があった。コロナでの中止から、今年の開催は盛りあがったように思える。北平田保育園の子ども神輿に始まり、餅つき大会となった。コミュニティを構成する各団体でバザーや模擬店を担い、果物やコン...文化祭・収穫感謝祭

  • 「関川しな織センター」祭り

    山形県と新潟県境の奥まった所に30戸ほどの関川地区がある。そこで活動をしている「関川しな織センター」の人々がいる。地域一体が主催する「関川しな織まつり」の記事に触発されて行く事とした。山に自生するシナノキの皮で糸を紬み、織り込んだ「しな織布」は、静岡県の葛布(くすぶ)沖縄県の芭蕉布と並んで日本三大古代布と呼ばれている貴重な織物である。衣食住の衣である「しな織」は縄文時時代からあったとされ、現代に至るまで製法はそのまま今に受け継ぎ、その価値を変容させためずらしい素材と言われている。冬になると雪に閉ざされる関川の人々は、日々の生業のひとつであった「しな織」にその可能性を見出し、時代の変容に合わせた作品を創作し、今に受け継がれてきている。センターには「しな織」で作られた現代グッズが売られていた。財布、名刺入れ、...「関川しな織センター」祭り

  • 稲刈り後に異常な「ひこばえ」

    庄内地方の稲刈りは終わった。夏の猛烈な暑さにも参ったが、秋口も同じ様に暑い日が続いた。それに雨が降らずサイクルが狂い始めると全てが異常状態となり、過去に経験のない事態が連発する。自家菜園のネギ、ナス、からとり、キュウリは枯れ葉が目立ち成長が止まってしまった。小粒でみずみずさがない。それに、それぞれの野菜の葉に青虫のような大きな「さなぎ」がいっぱい寄生し一晩で葉が食い荒らされる始末である。わずかな菜園でもメンテナンスが大変だった。味は異常ではないけれど何となく「うまい」の言葉は出てこない。田んぼに目をやると、刈り取りの終わったばかりの稲株に「ひこばえ」が急成長していた。まるで田植え後のように青々と緑一面が広がっている。これには驚いた。多少の「ひこばえ」は毎年の事だが30センチ以上にも成長した「ひこばえ」は見...稲刈り後に異常な「ひこばえ」

  • 「酒田のラーメン」日本一

    ラーメンの日本一を決める「ご当地ラーメン総選挙」が東京大久保公園を会場に実施され「酒田のラーメン」ぶっちぎりの日本一となった。すでに、全国7ブロックのウェブ予選が終わっており、東北ブロックは魚介系スープと極薄ワンタンが特徴の「酒田のラーメン」が東北で優勝し東北代表として今回の本選挙に臨んだ。今回の総選挙は全国ブロックを勝ちぬいてきた10品の戦いで、来場者の投票や、協会の衛生面のチェック、SNS上の人気を総合したポイントで日本一を争うものである。結果は「酒田のラーメン」1万440点で、2位の札幌ラーメン6517点、3位の「甲州地どりラーメン」5951点に大差をつけ、堂々の優勝となった。酒田市内のラーメン店主らでつくる「酒田のラーメンを考える会」(会長満月店主斎藤直)の歴史は古い。ラーメンで酒田市を盛り上げよ...「酒田のラーメン」日本一

  • 恒例の酒田港緑地公園の清掃活動

    毎年実施している酒田みなとライオンズクラブ(会長池田博夫)の奉仕活動は、酒田駅前広場と酒田本港緑地公園のゴミを拾ったり、剪定をしたりする清掃活動も含まれている。先般、酒田本港緑地公園の清掃活動を実施した。あいにくのどしゃ降りだったが、ちょうど午後3時頃にぴったと雨が止んだので一斉に活動を始めた。植木の選定をする者、雑草を取る人、ゴミ拾いをする人に分かれた。私は昨年と同様にゴミ拾いに出かけた。昨年を思い出した。岸壁周辺はとてもきれいだったが、一本奥の道路に入ると駐車場の隅には、タバコの吸い殻が山ほどあったし、ペットボトルや空き缶でゴミ袋がいっぱいだった。緑地の奥には脱ぎ捨てられた衣類があったり、廃タイヤまで捨てられていたのを思い出した。あまりのひどさにブログでマナーの悪さを訴えた。それが届いたからかは分から...恒例の酒田港緑地公園の清掃活動

  • 我が家の土洗い

    稲刈りを終えて、今年度の我が家の農作業はすべて終わった。振り返れば4月9日に弟家族と長女家族の全員集合でハウスに種まきをした。育苗箱657枚に種をまき、ハウスに並べる作業だけに人手が必要だ。人手を頼んだのはこれだけで、あとは夫婦で乗り越えた。育苗期間は約一か月、温度管理に気が抜けないデリケートな作業日だ。なるべく日照時間は多く温度は適温に保つ。夜間の低温にも注意が必要である。5月6日には田植えを始め、2日余りで終えた。苗を運んで田植え機で植える。機械の当たらない四隅は手植えで完結する。田植えが終われば田んぼの水管理と雑草との闘いである。パイプ灌漑なので蛇口を開ければ用水は出る。農道や畔の草刈りは専用の草刈り機械で月一回のペースで4回刈り、圃場を整える。幾何学模様の美田はこのことである。4か月余りで刈り取る...我が家の土洗い

  • 酒田市立資料館、きょう閉館

    酒田市立資料館は今日で閉館となった。酒田大火(昭51)の復興記念事業として、当時の相馬大作市長の強いこだわりで建設されたものである。外壁の色や展示品を含め、思いが詰まっ資料館である。その資料館も45年間の歴史に幕を引き、総合文化センター内に整備される事になった。資料館にお別れの意味も込めて行ってきた。小さな資料館に入ると、かすりの農作業着姿でハンコタンナ姿のおばこ人形が出迎えてくれビックリした。私の若い頃、日焼けから肌を守るハンコタンナは当たり前だったが今はもう消えた。出羽の国府跡と言われる「城輪の柵跡」の出土品やシャンソン歌手岸洋子さんのレコード、佐藤公太郎さんの「みちのく豆本」、土岐田将棋道場を開いた土岐田勝弘さん。写真家の土門拳さんなど酒田の歴史を刻んだ人々の遺品が展示されていた。伊吹文明元衆議院議...酒田市立資料館、きょう閉館

  • 酷暑でコメは2等米

    新米の入庫が始まった。農家が刈り取った稲のもみを、乾燥調製して玄米の状態で倉庫に運び、米穀検査を受けて倉庫に貯蔵される。農家のかかわれる最後の仕事はここまでである。今年の異常高温が農作物に与える異変は予想できたし、報道でも知っていた。新米を近くの倉庫の検査場で検査を受けた。コメ粒の外側が白濁した高温障害米が混在している。一等米にはならないと告げられ、網目の広い選別機で調整してくださいと指導され再挑戦をした。それでも2等米だった。倉庫関係者の話によれば、酒田市周辺はほとんどが2等米である事を知らされ、品種や場所によって少しの1等米はあるものの現状は厳しい事が分かった。長年コメ作りをしてきたが、2等米出荷など経験したことがない。庄内米の誇りは質の高い1等米である。酷暑でコメは2等米

  • 酒田のラーメンEXPO2023

    全国の有名店が庄内産の食材を使ったラーメンが楽しめる「酒田のラーメンEXPO2023」が17日と18日の両日開催された。酒田市役所前駐車場を全面的に使ったイベントで、酒田のラーメンを強力に広める狙いがある。酒田のラーメンは全国でもトップクラスと言われているが、更に強力なアピールで頑張る気持ちを表明している。5回目の今回は、麺屋ようすけ(栃木)吉祥寺武蔵家(東京)せたが屋(東京)札幌みその(北海道)酒田は「酒田のラーメンを考える会」が共同開発した「庄内産紅ズワイ蟹のビスクラーメン」が出店している。猛暑日の日中は出足があまり良くなかったらしいが、私たちが行った6時ころは結構な人出だった。何を食べようか迷ったが、私は「せたが屋」の煮干し醤油ラーメンにした。小鉢だったが味はこだわりを感じさせるものだった。それぞれ...酒田のラーメンEXPO2023

  • 猛暑日の稲刈り

    我が家の稲刈りが始まった。8月中の異常な猛暑続きは稲の生態系を全く狂わせ、刈り取り時期は平年より一週間程度早まった。しかも玉張りが悪く、未熟米が多いと予想されている。人間も我慢の猛暑日と熱帯夜の連続は、植物に異変がない筈がない。それに雨が降らない。自家菜園は毎日の夕方、バケツで水をかけても追いつかないひどさである。こんな経験は味わった事がない。9月11日今年初めての稲刈りをした。最高気温35,3度、しかも風がない。黙っていても汗が噴き出る危険な温度である。12日に雨予報があり雷を伴った強い雨とみられる事から、田んぼのぬかるみの事を考えて、今日の決行を決断した。稲刈り開始すると間もなく、相棒の様子が変だ。いつもは小まめにサポートに走り回るのだが、動きが鈍い。水分は取っていると言っていたがダウンしてるようだ。...猛暑日の稲刈り

  • 「こんにちわ、母さん」

    久々に今話題の「こんにちわ、母さん」を見に行った。映画のテーマでその気になった訳ではなく、山田洋二監督と主演の母さんが吉永小百合であることが大きかった。誰にも存在する母さんの何を演ずるのかに興味があった。下町の足袋屋だった家に暮らす母さん(吉永小百合)はホームレス支援のボランティア活動をしていた。別に暮らす長男(大泉洋)は大会社の人事部長で人事問題に神経をすり減らし、それに自身の離婚問題も抱えていた。大学生になった娘(永野芽郁)との関係にも頭を悩ませていた。疲れていた長男は久しぶりに「こんちわ、母さん」と実家を訪れる事から物語が始まる。しかし、迎えてくれた母さんの様子がいつもとは違って見えた。割烹着姿のはずの母が、艶やかなファッションにを身に着け、生き生きとしている。恋愛までしているような雰囲気に戸惑って...「こんにちわ、母さん」

  • SAKATANTO24万人突破

    9月1日の夕刻、酷暑とは別世界の会場に甘いサックスホーンの音色が流れていた。思い思いに冷たい飲み物を飲み、海鮮もの中心としたバラィティに富んだ盛り沢山のおつまみを食べながら至福のひと時を過ごしていた。そこには「おー、しばらく」と懐かしい人との会話も弾んだ。SAKATANTO一周年記念祝賀会での様子である。酒田海洋センターの隣、50年間も未使用だった酒田東ふ頭の倉庫を、飲食とイベントが楽しめる施設に変えるため、リニュアルオープンしたSAKATANTOが一周年を迎え、記念式典が行われた。パーティー前の本間会長のあいさつで「我々は当初一年間で8万人くらいの来客を想定していたが、3倍の24万人を超える方からお出で頂いた。感謝の一語に尽きます。更に工夫を凝らして拡大していきたいと思っています」と挨拶があった。SAK...SAKATANTO24万人突破

  • 月山ダムの見学通路は18度

    北国庄内も連日の酷暑に見舞われている。全国ニュースでも報道されるくらい猛暑日がここずっと続いている。風もなく気温37度は実にこたえる暑さだ。豪雨も困るけど、8月で30度を下回った日はなく、生温かい夜風もうんざりする。どこか涼しい場所はないものか。月山ダムの管理用通路はひんやりと冷たく、見学コースがあるという事が分った。さっそく予約をして、皆で月山ダムに向かった。酒田から1時間弱で月山ダムに着いた。国の施設なのでインフォメーションスタッフが案内をしてくれる。ダム頂上は37度だったが、そこからエレベーターに乗って、一気に52メートル下の管理道路まで下りると、そこにあった壁の温度計は18度である。まさにそこに別世界があったのだ。一行の目は輝きだした。ダム見学はダムに親しみを感じてもらう目的で受け入れており、年間...月山ダムの見学通路は18度

  • 帰省客が帰った

    月遅れのお盆で帰省した人たちが、それぞれ自分の拠点に戻り、多くは首都圏へと帰っていった。久しぶりの里帰りの田舎暮らしに「やっぱりふるさとはいいなあ」と感じられたと思っている。あの山、あの川、あの友、肉親たちとの出会いは理屈抜きに感動がある。せめて帰省客でにぎわう故郷の人口であればと思うが、終ってみれば日常の寂しさが戻り現実の姿となる。首都圏一極集中が進み、地方の高齢化、人口減少が日本の変わらぬ流れである。全国812市区を比較した「住みよさランキング2023」の調査がある。東洋経済新報社が、安心度、利便性、快適度、富裕度を独自に加味したランキングによると山形県の東根市が全国総合で32位のランキングとなった。一方、庄内の鶴岡は600番台で酒田は300番台と低ランクだった。人が何と言おうとも、住めば都。酒田が元...帰省客が帰った

  • 「地球温暖化」から「地球沸騰化」に

    とにかく酒田・庄内のここ三日間は、灼熱の太陽と猛暑で参った。最高気温38.1度で日本の中でも立派な高気温記録で全国ニュースで報道されている。熱中症アラートは3日連続で発令され、異常な危険状態を示している。台風6号の影響で、日本東海上にある巨大な高気圧から南の温かい空気が流れこみ、山越えのフェーン現象が日本海側の気温を押し上げたと解説されている。いつもの事ながら、酒田は南東の風は「ダシの風」と呼び警戒されている。乾いた熱風が昼夜にわたって吹き続くので、農作物にも少なからぬ影響がある。酒田の梅雨明けは6月22日頃とされているが、その前から晴天は続いていた。朝晩が涼しければ何とかしのげるが、最低気温が28度では何ともならない。台風7号が日本に近づき、西日本に上陸の見込みとされている。直撃された沖縄、九州、西日本...「地球温暖化」から「地球沸騰化」に

  • 山形県の「子ども知事室」

    7月31日、子供たちに県行政の理解を深めてもらう「子ども知事室」が開かれた。これは2007年から毎年実施されているもので、県内各地の小5,6年生を対象に応募し、今回は218人の中から24人が選ばれ、その中から今回は12名が参加して実施され、次回は8月4日の予定である。辞令を受けた子供たちは、自分の望む山形県の未来像などについてどんどん発言があった。中でも注目する発言が目に付いた。鶴岡市立朝暘六小6年の村瀬君(11)が「山形新幹線の庄内延伸の実現」を提案した。これに対する知事答弁が「私も賛成。庄内の人がどんどん声を上げると実現するのではないでしょうか」と一歩踏み込んでいる。私が県議時代の質問への答弁より踏み込んだ答弁である。「子ども知事室」とはいえ知事発言は重い意味を持つ。特に、庄内の議員の皆さんに庄内の未...山形県の「子ども知事室」

  • 物流は海上輸送に注目

    コロナ禍も手伝ってか、ネット通販が拡大している。「社長~安い」のテレビコマーシャルは毎日聞かされ耳に残る。注文すると翌日か翌々日には自宅に届く早業には驚かされる。どんな仕組みになっているのか、不思議である。トラック運転手の残業規制強化に伴う物流危機「2024年問題」が迫る中、海上輸送が注目されているとの新聞記事があった。道路から船に転換すれば、運転手は休めるし、二酸化炭素の排出量は5分の1に減ると試算されている。フェリー乗船中は原則、拘束時間ではなく休憩扱いで、運転手は客室で休める。トレーラーの場合は荷台だけ切り離して船に積めば運転手の同行は不要になり、運転手不足の緩和に役立つことになる。国土交通省は、陸上輸送から海上輸送への転換が進めば運転手不足の解消と二酸化炭素の削減にもつながると指摘。今後も取り組み...物流は海上輸送に注目

  • 育っています「からとり芋」

    豪雨こそないものの、庄内は雨や曇天の日が続いている。そんな中、雨や曇天の好きな「からとり」が元気いっぱいに成長している。5月16日にコメリで10センチほどの苗木を5本買って自家用畑に植えた。当初の成長は頼りなく大丈夫かと気をもませていたが最近はもりもり成長をはじめ、80センチくらいまでに成長した。「からとり芋」はサトイモとは違う。「からとりは芋」は主軸に握りこぶしより大きめの「づいき芋」が一つ成長する。それにつらなる様に子芋10個くらいが付属している。葉を除いた茎の部分を「からとり」と呼び、風通しのよい日陰で自然乾燥させた芋がらは保存食として別格の珍味である。サトイモと違って「づいき芋」にはぬめりがない。じっくり煮込んでも煮崩れがなく、濃厚でち密なねっとり感の風味がたまらない。これこそが秋の味覚の王様とい...育っています「からとり芋」

  • 地震 雷 火事 親父

    昔から恐ろしいもの、逆らえないものとして「地震雷火事親父」と言われてきた。親父が怖いのには違和感も感じるがが、権威を強調するためのことわざかも知れない。今、そんな面影はもうない。一番弱く見える。12日の庄内県勢懇話会の講演は東北大災害科学国際研究所遠田晋次郎教授の「山形県で想定されている大地震」だった。山形県は東北で一番多くの活断層があり、断層のズレで起きる地震はいつ起きてもおかしくない。特に庄内は南北の県境は岩盤の固い岩に守られているが庄内全体はコンニャクの上に乗っている感じだ。長い揺れがあると液状化現象を起こす。庄内は明治27年の大きな地震以来大地震は起きていないが、2016年の熊本大地震の前が明治22年以来の大地震だった事を考え合わせると庄内も周期が似ている感じがする。地震は基本的には予知できない。...地震雷火事親父

  • 今年初めての蝉しぐれ

    昨日、酒田の最高気温30.5度となった。連日酷暑や豪雨の異常気象が伝えられ気象予報士の出番が多い。しかし、酒田の真夏日は今日が初めてで、豪雨もなくありがたいと思っている。わずか150キロ南の新潟市では37度Cの猛暑日だったらしい。梅雨明けもしていないが、真夏日の予報だったので、網戸の取り付けや、クーラーの掃除点検も終えた。来客の予定があったので客間は除湿設定にしておいた。家全体が夏本番の備えに変わった日である。お昼頃、「ジージー」とセミが一斉に鳴き始めた。「おっ、今年初めての蝉しぐれだ」と妻に伝えると「ほんとだ」とうなずいた。この鳴き声がまたうるさいのだ。網戸で家の中まで響き渡る。セミは温度に敏感らしく今は蝉しぐれが聞こえない。今日の温度は27度Cで小雨模様である。間もなく「ジージー」と夕暮れまでやかまし...今年初めての蝉しぐれ

  • ITベンチャー酒田に進出

    今日はもう7月1日、あっという間に春は過ぎ去り初夏の季節に変わった。梅雨時の雨は慈雨と言われ農家にとっては大事な季節である。しかし、天気予報士によれば梅雨前線が活発で、広範囲に豪雨が発生、それも同じ場所に長時間降り続ける線状降水帯は恐怖である。有難いことに庄内酒田は今のところ恵の雨である。ITベンチャアー企業「サイダス」が酒田市にオープンした事を報道で知った。本社は東京で沖縄、京都、広島にオフィスがあり「欧米のソフトウェア企業は一定規模になると地方に進出し、ムラを形成する。日本はいまだに東京集中である。酒田で海に沈む夕日を見たときに、この様な環境で仕事が出来たら最高と思った。」と松田社長がコメントしている。IT企業の進出はDXの環境さえ整っていれば場所を選ばない。酒田と東京が1時間で結ばれる地域インフラは...ITベンチャー酒田に進出

  • 柏葉アジサイが咲いた

    家の入り口左手に柏葉アジサイが咲いている。昨夜のテレビお天気コーナーが柏葉アジサイからの中継だった。「きれいだなあ。家にも咲いてるよね」とつぶやくと「10年前相馬さんが亡くなった年に、友人から株分けしてもらい育てたものだ」と妻が教えてくれた。そういえば、我が家にはアジサイがいたるところで咲いている。アジサイを見つけると株分けしてもらい、挿し木で育てて増やしたらしい。私は花の名前は知らないけれど、アナベル、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、スミダノハナビなど十数本くらいが咲いている。日当たりなど場所によって生育は違うけれどそれぞれが咲き誇っている。そういえば相馬市長の奥さんがアジサイの花が好きで、土門拳記念館アジサイ公園の提案者だと聞いている。クロッカス、桜、つつじ、アジサイ、ひまわりと雪解けから真夏まで花が咲き...柏葉アジサイが咲いた

  • 気にかかる公私混同

    「公私混同」という言葉がある。反意語が「公共滅私」なのか良くわからないが「公私混同」はみんなに嫌われる。首相長男が首相公邸で忘年会をやり、見覚えのある赤じゅうたんで記念写真を撮ったり、寝そべったりの写真が週刊誌に公開されて秘書官を更迭された。週刊誌の記事なった事がダメなのか、私的に官邸に入った事がダメなのか分かりにくい。国会議員には歳費の他に月額100万円の「調査研究広報滞在費」が支給されている。領収書も要らない非課税の公金で使い勝手がいい第2の財布と呼ばれている。一昨年の10月31日に当選した新議員が10月分満額支給された事を問題視して、今国会で審議されるはずだったが、棚ざらしれ終ろうとしている。公金と私金の混同である。一方、県議会議員には政務調査費が認められている。これは厳格な領収書と使用目的の明示が...気にかかる公私混同

  • 旬の岩ガキ

    旬の岩ガキを食べようと遊佐町鳥海道の駅「ふらっと」に行くことにした。丁度お昼時で店内は県内外の客で溢れかえっていた。岩ガキの販売窓口はひとつだったので行列が出来ていた。やっとのことで買えると今度はそのカキガイを開けてもらうのに又長い行列である。ここでは結構待たされた。旨いものを食べるには仕方がないと自分に言い聞かせ、待っている間、隣で串に刺した焼き魚がいい香りを放って売っていた。たくさんの種類の焼き魚があったが、銀だらの焼きたて食べることにした。今日の昼食は、おにぎりに岩ガキと焼きたての銀だらである。岩ガキはつるっと口にはいってスルッと胃にに落ちた。旨かったと自分に言い聞かせている。おにぎりと焼きたての銀だらも旨かった。庄内浜のおいしさはここに来ないと味わえないものばかりで、郷土の有難さを実感した昼時でし...旬の岩ガキ

  • 少子化で頭の痛い保育園

    厚生労働省は2022年度の人口動態計数を発表した。それによると全国の合計特殊出生率は1.06と過去最低を記録し、生まれた赤ちゃんの数は77万747人で21年度より4万875人少なく、統計開始以来初めて80万人割れとなった。山形県も併せて2022年の人口動態に基ずく概数を公表した。それによると婚姻数は5年連続、出生数は14年連続で減少が続きいづれも過去最低となった。合計特殊出生率は1.32と全国平均より高いものの、結婚が202組減少し出生数が224人減った。こんな中、昨日21法人が加盟している酒田市法人保育園・認定こども園連絡協議会の総会があった。懇談会で最大の課題は急激に減り始めた園児数である。法人保育園の定員充足率は平均で76%、こども園が84%と共に定数に届かない。昨年までは保育園毎の定足数を公表して...少子化で頭の痛い保育園

  • 新酒鑑評会で山形県が日本一

    新酒の出来栄えを競う「2022酒造年度全国新酒鑑評会」の結果が24日に発表された。特に優秀な酒に与えられる金賞に県内から20銘柄がえらばれ、都道府県別の金賞受賞数が日本一になった。これは9年ぶりの快挙で金賞20銘柄のうち庄内が9銘柄で、酒田は4銘柄が入っている。111回目の今回は全国から818銘柄の出品がありその中で218銘柄が金賞に選ばれた。ちなみに2位は兵庫県が19銘柄で、3位は長野県の16銘柄と僅差で、昨年まで9年間1位だった福島県が14銘柄の5位となった。毎年実施される全国新酒鑑評会は全国にたくさんある酒蔵の酒造技術を高め、ブランド力と発信力を高める重要な役割を果たしている。酒田の金賞受賞銘柄は上喜元(酒田酒造)初孫(東北銘醸)松嶺の富士(松山酒造)三十六人衆・飛天(菊勇)だった。人気のある楯野川...新酒鑑評会で山形県が日本一

  • 酒田まつりと鶴岡の天神まつり

    今日、5月20日は酒田まつり本番である。朝から絶好の晴天に恵まれた。祭りは晴れるのが一番である。「酒田まつりが晴れたので、鶴岡の天神まつりは雨だよね」と誰かがつぶやいた。鶴岡の天神まつりは5月25日である。「酒田の山王祭と鶴岡の天神祭りは仲が悪い」と何となく流布されている。フェークであることは間違いないが、天気の周期次第で酒田祭りが雨のときは天神祭りは晴れの確立が高いかのも知れない。庄内には同規模の酒田市と鶴岡市の2市がある。平成の合併で鶴岡市の人口は多くなったが都市機能に大きな違いはなく何となく比較対象になり易い。鶴岡市は酒井藩の城下町で酒田市は大地主本間家の存在があり、市民意識の中に何かが潜んでいるのかも知れない。共通点は、山形に遠く諸課題が置き去りにされている事である。県知事も副知事も庄内からは選ば...酒田まつりと鶴岡の天神まつり

  • さなぶり

    田植えが終わると「さなぶり」が楽しい行事だった。建前は田の神への祈りだとされてるが、手植えの重労働から解放された喜びを飲食行事に変えたものである。ひと昔前は自治会館に集まっての集落行事だったが今はもう無くなった。わが家は10日に田植えは終わった。2日間の田植えだけれど老夫婦二人で今年も何とか乗り切った。一か月に及ぶ育苗管理も気の抜けない作業で緊張の連続だった。その間に耕運、代掻きが同時進行で進む。「さなぶり」をしようとの提案に合意が成立。12日に中町の割烹「伊豆菊」での夕食会となった。刺身定食に天ぷら定食それに生ビールで労をねぎらった。短い飲食行事だったが稲作のスタートが始まった。さなぶり

  • 庄内平野で田植え始まる

    庄内地方の田植えが始まった。もう10日もすれば幾何学模様の緑に一変するだろう。庄内空港に離着陸する飛行機から眺める広大な庄内平野にアリの様な田植え機が少しづつ動いて緑に変る姿は圧巻である。わが家でも天気に誘われて試運転を兼ねた田植えをした。自動化が進んだ田植え機はわずかな微調整が難しい。植える深ささや植え付け本数、植え姿は土壌条件とも絡み微妙な違いがある。特に難しいのは100mを直線に植えることである。一点を見据えた集中力が試される。心の乱れは曲線となって現れ、秋までそのまま軌跡として残る怖さがある。最近はGPS付きの田植え機も使われ始めている。庄内平野で田植え始まる

  • アランマーレ・Vリーグ1部昇格

    バレーボールVリーグ女子で一部昇格を決めたアランマーレ山形の朗報に山形県の多くは拍手喝さいだった。特にホームの酒田市民の喜びはひとしおで、サッカーのモンテディオ山形がJワン昇格を決めれず監督交代に追い込まれていただけに明るいニュースとして伝わった。アランマーレは運営母体がプレステージインターナショナル(東京)で3チームの女子バレーチームを運営している。アランマーレ山形はそのひとつで、同社が酒田に進出した2013年の2年後にチームは結成された。狙いは地域貢献をスポーツと考えパイオニアレッドウイングズの廃部がありバレーボールがなじみ深いと決るきっかけになった聞いている。山形新聞の玉川進一社長とのインタビューによれば「ベースにあるのは(誘致企業として)酒田へのこだわりだ。酒田のチームとして強くなる事が我々の挑戦...アランマーレ・Vリーグ1部昇格

  • めでたさも中くらいの誕生日

    今日、4月23日は私の誕生日。いくつ重ねたかは別として、子供や孫たちから送られてくる祝福のラインやプレゼントで「めでたいのだ」と実感がわいてきた。考えてみると大波小波を乗り越えて健康な誕生日を迎えられた事は家族と関係者のおかげ様と体に染みついている。「めでたさも中くらいなりおらが春」小林一茶の詠み口とは少しずれるけれど「めでたさも中くらい」の心情が分かる。農協青年部時代に先輩の農協参事が「私は止まってるつもりだが、歳が向こうから勝手にやってくる」と吐露された言葉を思い出している。歳を重ねる事と身体機能の劣化も同時進行する事を分かった上で、それなりの充実した日々を過ごしたいものだ。とりあえず、前夜祭として妻と庄内浜の魚を食べに酒田駅前の「さわぐち」に行った。地魚の女イカと川マスが旬の一番うまい時である。生ビ...めでたさも中くらいの誕生日

  • 酒田港は外航クルーズ船のラッシュ

    3年間も世界を震撼させたコロナがようやく下火となり、自制を余儀なくされた人事往来が解放され、桜と一緒に花が咲いた様に華やかになった。酒田港はクルーズ船の寄港でにぎわっている。4月6日にシルバー・ミューズが初寄港した。波止場にクルーズ船は映える。何処を切り取っても絵になり、マドロスの郷愁も漂う。4月13日に寄港した仏船籍のクルーズ船「ル・ソレアル」(1万992トン)は北港の小湊ふ頭ではなく、酒田本港に入る計画だった。本港には海鮮市場やサカタントがあり、日和山公園や山居倉庫へもすぐである。ル・ソレアルは比較的小型の豪華客船で、大型客船が入れない港や地域でのツアーが特徴で、経済効果が期待されていた。しかし、岸壁付近の水深が充分でなく、防舷材の設置状況も充分ではなく本港寄港が出来なかった。今後の整備に期待をしたい...酒田港は外航クルーズ船のラッシュ

  • 下がり続ける県議選の投票率

    県議選は終わった。激戦の中当選された議員の皆様には「おめでとう」とエールを送りたい。議会の議論を通じて山形県の存在感を高め、山形県の連携した一体感を示して欲しいと願っている。投票率がまた下がった。そもそも17選挙区の9選挙区は無投票当選である。県全体の投票率は前回より3.3%下がり、50.3%と公表されている。半分以上が無投票で選ばれ、選挙のあった選挙区では半分の有権者が投票してない結果となった。県民の政治離れが加速している様に見える。定数5に7人が立候補した激戦区の酒田・飽海選挙区さえ投票率は前回より1.3%下がって50.3%となった。投票を棄権した方の心の内を知りたいと思う。その中で1万票を超える得票された方の意味は重い。酒田・飽海を代表して縦横無尽に活躍して欲しいと願っている。下がり続ける県議選の投票率

  • 桜が満開

    まだツボミだと思っていた桜が晴天続きで瞬時に満開となった。酒田の日和山公園桜まつり会場では、出店が間に合わず慌てて準備に追われていた。大小河川の土手に植えられたソメイヨシノが至る所で咲き誇り美しいものだ。春は桜一色となる。遠くに眺めるのも良し、近くの桜も圧巻である。花の命は短いけれど一斉に咲き誇る姿勢は見事なものだ。桜が満開

  • 県議選・第一声でスタート

    昨日、県議選が告示されそれぞれの陣営に支持者が集結し候補者の第一声が始まった。県内でも激戦区に数えられる酒田・飽海郡区は5人の定員に7名が立候補。文字通りしのぎを削る闘いっとなった。自民党公認が3名から2人に減ったので自民党有利と思われてたが、どうもそうでもないらしい。当選ラインが7~8千票と予想され、飛びぬけて有利な候補者も見えない苦しい闘となった。にも関わらず、有権者の関心はどうも薄い。県議選は身近な選挙でもなく政権選択選挙でもないためか「誰がなっても」と感じているとしたらそれは違う。選挙区の発展に何が足りず、何をピックアップするかで一番動きやすいのは県会議員である。山形県の庄内と内陸の格差は歴然としてある。この是正が大きな課題だと思っている。大きな要因に鉄道を含めた交通手段の脆弱性がある。真剣に取り...県議選・第一声でスタート

  • アフターコロナの保育園

    コロナ感染症で日本を震撼させたのは2020年2月、53か国3700人を載せたクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」に未知のウイルス感染が広がり、日本が寄港を許可しなかった事に始まる。世界中の目は停泊中のクルーズ船に注がれ、3日に横浜港に入港したクルーズ船から10名の新型コロナウイルスの感染者が確認され、日本のコロナとの闘いが始まった。空気感染のコロナは人との接近が怖い。3密を避けるため集会の禁止、飲食店、観光、イベント、大会、卒入学式、授業、交通など全ての社会生活が制限され、ただひたすらマスクの着用とワクチン接種に追われた3年間だった。ようやくコロナ感染も収まりつつあり、政府もマスクの着用を緩め、全ての規制は撤廃されたが3年間のライフスタイルは身に染みている。北平田保育園の卒園式は3月21日だった。来賓は...アフターコロナの保育園

  • 日本の農業が危ない

    私の家は庄内平野の北側で、山形県地図の目ん玉付近にある。菩提寺の過去帳によれば最初の没者は享保7年と記載されており、江戸時代中期から300年は続いたことになる。住職によれば寺院の火災でそれ以前は分からないと言う。数えると私で15代か16代目にあたり代々コメ農家として継承されてきた。自作農家だったのでひどい小作料はなかったようだが、百姓は絞れば絞るほど出ると生かさず殺さずの歴史だった。米は貴重品で白いご飯が生活の目標であった。換金性も高く酒田県令三島通庸は納税が金本位制になったにも関わらず、コメで物納させ、差額に気づいた農家がワッパ事件を起こした歴史もある。文藝春秋4月号は「日本の食が危ない」の特集記事を69ページにわたって警鐘を鳴らしている。特に鈴木亘弘教授はコロナ禍、中国の爆買い、異常気象、ウクライナ戦...日本の農業が危ない

  • 春が来た

    部屋に差し込む朝日がやたらと強くなった。そう言えば3月9日のお昼に我が家の寒暖計が20℃を指していた。「まさかや」と思ったがテレビニュースで4月並みの気温だと報道していたので気温計の故障ではないと分かった。「春よ来い。早く来い」北国、雪国に住む叫びである。今年の冬は2月の厳冬期間が長く続き、耐える日々が続いた。その分春の喜びは大きい。よく観察するとばんけ(ふきのとう)が芽をクロッカスは花が咲いていた。どこで春を知るのか確実に季節は進んでいる実感である。3月11日は12年前マグニチュード9クラスの東日本大震災が発生した日である。三陸沖で発生した巨大津波は想像を絶するものだった。ビルの上や木の上に自動車が乗っている状況を現場で視察した記憶が鮮明に残っている。酒田では24時間ほどの停電があった。信号が止まり主要...春が来た

  • 選挙仲間と久々の乾杯

    選挙は魂の戦争であると私は思っている。県議選は事実上、選挙戦の真骨頂にあるといってもいい。公平性を保つため公職選挙法によって規制はあるものの、戦争の勢いは効果のあると思われるグレーゾーンを狙って仕掛けられる。昔は選挙用ビラを紙爆弾と称して運動員が一斉に無差別にポステングをする。夜回りである。今はネットを使ったスマートな形になった。その分選挙への参加意識が低下したと思える。選挙が他人事になったのか低投票率が課題である。口コミ戦術もある。自分に有利な事、相手の不利な事を噂として意図的に広げる戦術である。人の口に戸は立てられないとして広がっていく。フェークニュースは戦争の核心的戦術でウクライナ戦争でも多用され実態は分からないと言われている。県議5期20年、選挙で一緒に戦った仲間を私は戦友だと思っている。その中で...選挙仲間と久々の乾杯

  • 県議選の事務所開き

    県議選告示まで一か月余りとなった。候補予定者は慌ただしい準備に追われている。厳しい選挙区もあれば無競争と予想されるところもある。県議選は厳しい選挙の割には投票率が低くく市民の関心が薄さが気掛かりでもある。酒田飽海選挙区は5人の定員に7名の立候補者が予想され激戦区と言われている。その中で、阿部ひとみさんから事務所開きの案内があったので参加する事にした。定刻より少し早めに着いたのだが事務所はほぼ満席だった。神事が終わると激励会に変り私も依頼があり一言思いを述べた。「阿部ひとみさんの知名度は抜群に高い。しかし、衆議員への出馬に有権者の評価の審判は気掛かりだ。酒田飽海は強風に向き合ってきた。先人は町を守るため砂丘に黒松の植林を続け500万本の松林は日本一である。その事が公益事業と評価され東北公益文科大学が生まれた...県議選の事務所開き

  • 令和は風の時代

    「酒田は風と共存してきた地域です。強い海風から町を守るため先人が苦労して植林した黒松林は日本一です。公益の町酒田の礎であり世界に発信できる東北公益文科大学がある。北前船も風を活用した帆船で、酒田に繁栄をもたらした原点として今に語り継がれている。時代は土の時代から風の時代へと移行しつつある。令和は風の時代と言えるのかも知れない」2月17日、山形県総務部長(財務総合政策研究所客員研究員)小林剛也氏は酒田で内外情勢調査会と東北公益文科大学地域連携シンポジュウムの2会場で1時間づつの講演をした。巻頭は小林部長の講演を私なりの解釈で、本来はもっと日本の根幹にかかわる視点で著書「高度付加価値宣言~風の時代の羅針盤~都市・地方の生存戦略」がある。土地本位制から情報本位制への転換。つまり土の時代から風の時代へという事であ...令和は風の時代

  • 建国記念の日

    今日は建国記念の日、国民の祝日であり保育園や学校も含めて基本的には休みになっている。国の式典も行われてないためか何の祝日なのか意義が薄いように思われる。国を愛する気持ちは誰もが持ち合わせていると思うが、愛国心と表現すると何か違った意に解される向きもあり複雑である。世界各国の多くは独立記念日がその日になっているので分かり易いのだが、日本は「古事記」「日本書紀」の登場人物である紀元前の神武天皇が即位されたとされる日を日本のスタートと定め、明治6年に「紀元節」として祝日にした。世界大戦敗戦後GHQの意向によって紀元節は廃止される。その後、国会において昭和41年、日本の建国を記念する日として「建国記念の日」を制定し今日に至っている。「建国記念の日」を祝う会は全国の神社や遺族会などが中心になって実施されている。私も...建国記念の日

  • ユニバーサルサービス

    ユニバーサルサービスとは、社会全体で均一に維持され、誰もが等しく受益できる公共サービスである。都会のみならず、山村や離島など田舎と呼ばれる地理的公平性や身分を問わず利用可能な社会的公平性を担保する制度である。利用料金は公共料金として定められている。電気、水道、通信、放送、介護福祉などが典型的な例だが、鉄道や高速道路も一応その中に入っている。しかし、社会全体で均一に享受できているとは言えない。順番待ちは理解できるが、半世紀経っても高速道路工事の順番すら見えない庄内地方。JR東日本は丁寧に赤字路線を公表している。強風などで運休多発の羽越本線、陸羽西線は簡単に2年間の運休を決め線路は荒れ放題。再開する気があるのか地元の不安は深い。50年前、東京一極集中は激しかった。その頃「木綿のハンカチーフ」が発売されヒットし...ユニバーサルサービス

  • 3年ぶりに酒田日本海寒鱈まつり

    寒だらは庄内の代表的な味覚としてすっかり定着している。寒だらとは寒中に獲れる真鱈のことを指す。寒中とは小寒と大寒の時期の事で、今年は1月6日から小寒に入り1月20日からは大寒で年間で一番寒い時期である。寒明けは立春の2月4日になる。「酒田日本海寒鱈まつり」はコロナ禍で3年間中止されていたが今年は中町通りをメーン会場に、駅前ミライニ、船場町海鮮市場サカタントの3ヵ所で開催された。28、29日の両日は寒いにも拘わらず大勢の家族連れでにぎわった。私は各会場を視察して回った。中町通りの会場は屋台の出店もあり賑わっていた。あまり混んでいたので船場町の海鮮市場に行くことにした。時折吹雪く天気にも拘わらず、ここにも行列が出来ていた。サカタントに入りドンガラ汁とおにぎりを注文した。来店客は県外らしき人も多く活気に溢れてい...3年ぶりに酒田日本海寒鱈まつり

  • 庄内・羽田が季節5便に復活

    全日空は庄内・羽田便について3月末から5月末までと10月の3か月間、観光シーズンを狙って1往復を増便し、5便化を国交省に申請し許可された。季節増便ではあるものの、コロナ禍で減便していた庄内空港に明るさが戻ったと言える。道路・鉄路の高速交通網に取り残された庄内は、空港だけに頼る一本足の脆弱な地区と言える。2019年に就航した庄内・成田便のジェットスタージャパンはインバウンド観光の魁となるのではと期待も大きかった。少しでも搭乗率を高めようと仲間に呼びかけ何度か搭乗したが、コロナ禍も重なり1年余りで撤退となった。庄内空港最盛期の2019年には40万人の利用客があった。その翌年の20年は、コロナ禍の影響で減便も重なり12万人台になり21年には10万人台に落ち込んでいた。昨年は6月から4便化が復活したこともあり23...庄内・羽田が季節5便に復活

  • 戦後66人いた同年生、今年はたったの3人

    今始まった事ではないが、コロナ禍のここ3年で子供出生数の激減は猛スピードで進み顕在化し始めた。全国的に濃淡はあるものの、特に農山村は顕著でそれを抱える市町人口の減少にそれが現れている。これに驚いた政府は「子ども家庭庁」を4月に発足させ、岸田首相は「異次元の少子化対策」を掲げ、予算も人員も倍増させて対応するとの考え方を示した。しかし、具体的な実施計画や財源問題も置き去りにしたアナウンス効果には国民に届かない。子どもが生まれるには先ず結婚が前提となる。婚姻率の低下は今始まった事ではないが、社会的問題としてもっと取り組む必要がある。その上で児童手当の拡充など経済的支援、保育、産後ケアの拡充などの初期政策の充実が必要となる。しかし、こども教育にかかる親の負担は重く、この軽減策が大きな課題である。未来の子どものため...戦後66人いた同年生、今年はたったの3人

  • 飼料用米は1キロ5円

    昨年の暮れに飼料用米の清算書が届いた。今まであまり良く目を通していなかったので初めて気が付いた。飼料用米の生産者手取り額が1キロ当たり5円だった。それも、1.7ミリのふるいにかけるため総重量の95%が支払われるとあった。これには驚いた。10a当たり10俵穫れても300円で、頑張って11俵穫れてもでも330円である。種子代だけでも10a当たり3~4千円はかかるのに、その10分の一とは無茶な値段である。ネットで調べると「1キロ9.9円で買い取ります」のJAがひとつだけあった。私はJAに委託販売しているのでJAに聞いてみた。「畜産業者との契約なのです。保管料金や運送代金も含んでいます。飼料用米交付金が10a当たり8~10万円もあるのでそれも加味しています」との返事だった。飼料用米生産費は食用米生産費と同じにかか...飼料用米は1キロ5円

  • 明けましておめでとうございます。

    明けましておめでとうございます。お雑煮は召し上がれましたでしょうか。我が地方では元旦の朝に食べるのが風習です。丸餅のすまし雑煮にで、ワラビ、こんにゃく、厚揚げ、キノコが入った鶏がらスープがメーンです。怠けを戒めるためになるべく早朝に頂くこと。日頃の女性の炊時に感謝して男性が餅を焼いて、神棚に供えるのが習わしとなっていましたが、我が家のここ最近はすっかりこの風習が崩れ危ない状態になっています。一年の計は元旦にあり。今年こそはと思っています。日記のブログ書いて17年です。週1回の発信を続けようと元旦に計を立てました。今年も佳い年でありますようご祈念申し上げます。明けましておめでとうございます。

  • メダカの保育園

    たびたび出入りする北平田保育園、登園口右側の目の高さに50㎝くらいの水槽がある。そこに飼育されたメダカの元気な泳ぎが目に留まる。ピカピカに手入れされた水槽に透き通った水の中で群泳ぐメダカにしばし心が癒される。「メダカの学校は川の中、そおっと覗いて見てごらん。みんなでお遊戯しているよ」思わず子供の頃に戻った気分にさせてくれる。きっと園児たちの情操にも少なからぬ影響をあたえているのではと私は思っている。私の子どもの頃は繁殖力の旺盛なメダカは用水路のあちこちで見られ珍しいものではなかった。今は特別な地区以外で見かける事も少なく、自然体系が変わったと言えば一言だが、人間も自然界のひとつである。今年も今日で一区切り。ロシアのウクライナ侵略による戦争は近代化したと思った人間でも防げなかった愚かさがむなしい。メダカの保育園

  • 子供たちとクリスマス

    今日はクリスマス、日が沈めばイブである。起源は良く分からないが国際的なイベントとして定着し、ひとつの節目として使われる事が多い。子供の頃、サンタクロースは寝ている間に靴下にプレゼントを入れてくれると教えられ、靴下を釣るして寝た思い出がある。どれくらい信じていたかは記憶にないがワクワクした思いは残っている。孫が近くにいた頃はホームパーティーに招かれクリスマスケーキやプレゼントを持参し、ツリーなどでデコレーションされた部屋で楽しい一夜を過ごしたものだが、今は何もない。ところで、子供の出生数が激減している報道があった。全国の子供出生数が80万人を切り、77万人台の可能性が高いと労働省の人口動態統計で公表されている。前年度比較で4.8%の減少率で、8年も前倒しの出生数だと分析している。酒田市の出生数も激減している...子供たちとクリスマス

  • 「鈴政」で忘年会

    久しぶりに寿司割烹「鈴政」に行った。いつもの部屋に入ると驚いた。床の間いっぱいに縁起物の大熊手が飾ってあり、新年への祈願が込められた店主の心づかいが伝わってくる。説明を聞くと、浅草鷺神社酉の市で買ったもので、その中でも大きいものだと言う。佐川急便で丁寧に運ばれて来たものを、店の入り口の戸を外して店内に入れて飾ったと言う。例年飾っていたそうだが、私が初めて気が付いたのかも知れない。店員に、おそるおそる気になるその値段を聞くと「私の月給よりも高価です」だった。料理が運ばれてきた。日本海で獲れた鮮度の高い煮魚はことのほかうまい。高級感漂う「鈴政」だが客席は予約で満員である。6時から始めた宴席は店主も加わり昔話に花が咲き、閉店の9時まで続いた。今年のつらさを忘れて新年には佳い年でありますようにと願って閉会となった...「鈴政」で忘年会

  • 港オアシス賑わう

    酒田と飛島を結ぶ連絡船の発着場付近一帯は港オアシスとして海鮮市場や飲食店が軒を並べている。知る人ぞ知る港町酒田の真骨頂たる盛り場である。そこに、長年使われていない山形県の上屋(倉庫)があった。そこを使って更に賑わいを加速させようと取り組んだのが「SAKATTANTO」(サカタント)である。9月2日にオープンし連日超満員のうわさを聞いていたので、その内に行ってみようとは思っていた。12月8日ランチを兼ねて行ってみた。入った瞬間、屋根のあるレトロ調な横丁の雰囲気が気に入った。両側が出店で通路に木製の椅子テーブルがあり食べる場所。、思い思いに陣取り、思い思いの店から食べたいものを買ってくる仕組みだ。イカ、ラーメン、まぐろ、唐揚げ、チキン、海鮮丼、アイスクリーム、アルコールなどアラカルトで食べられる。ほぼ満員状態...港オアシス賑わう

  • 自動車の後期高齢者講習

    私の自動車免許更新は来年の4月なのだが、山形県公安委員会から「免許更新には高齢者講習の受講が必要です」の案内が届いた。高齢者である事の重たい実感を味わうこととなった。この講習は免許更新の5か月前から受講可能とあったので早く済まそうと思い自動車学校に連絡をとると、12月2日の午後の予約となり受講した。講習の大きな狙いは「認知機能検査と運転技能検査」である。残念ながら認知機能の低下は自覚があるのでいささか不安がある。問題用紙が配られ、テストは始まった。自分の名前と生年月日を記入し、最初のテストは今日の年月日と時刻の記載である。時計を見てはいけないので、おおよその時刻である。テストから何分経過したかの認知である。次に16コマの絵が示され、声を出して暗記をする作業である。一通り終わると別のテストがある。たくさんの...自動車の後期高齢者講習

  • 電車を乗り継ぎ東京ぶらり旅

    先月の土、日、月の2泊3日で東京ぶらり旅に行ってきた。県外に出かけるのは3年ぶりの事ある。JR東日本が赤字路線を公表している羽越本線を利用することにしてプランを組んだ。その一か月前、「旅行支援プラン」があるはずだと思い旅行会社を訪ねた。正確ではないけれど「私の会社の分は完売してます。ホテルの方に直接聞いて下さい」と断られたしまった。東京のホテルにその旨連絡すると「支援に使える部屋は予約済みです」だった。難解な支援策はやめて予定通りの実行となった。酒田発12時01分の「いなほ8号」に乗った。外国人も含めてまあまあ乗客だった。穏やかな秋晴れで、真っ青な日本海沿いを走る電車の旅もいいものだと実感した。新潟駅では上越新幹線への乗り換えがある。私は新幹線と高さが同一化されて初めての利用である。乗り換えのやっかいさは...電車を乗り継ぎ東京ぶらり旅

  • またか北朝鮮のミサイル

    18日正午ごろ、北朝鮮が大陸弾道ミサイル発射したとニュース速報が入った。「またか」の思いが強い。着弾地点が函館の西方200キロ地点付近と伝えられると、一歩間違えばと思うとゾッとする気持ちもある。落下地点は日本の排他的経済水域内で、国際条約で漁業や天然資源の調査など経済活動の主権が認められている地域である。型通りに北朝鮮に厳重注意をしているが、どこ吹く風のようである。ちょうどその頃山形新聞主催の庄内県勢懇話会が酒田で開催されていた。講師は元海上自衛隊海将で軍事アナリストの香田洋二さんで「日本を巡る安全保障環境と課題」についての講演だった。ウクライナ戦争で見えてきた事はロシアは平気でウソをつく。国際社会は5か国に核保有を認める代わりに「核兵器は使わない」大原則がある。しかし、ロシアの核兵器使用の敷居は低くいと...またか北朝鮮のミサイル

  • 落ち葉

    秋も深まり、平場の広葉樹が落葉の最盛期となった。深い山間で、広葉樹林帯が錦織りなす大自然の風景は「秋の紅葉狩り」として人々に感動を与えている。それに、落ち葉は大地に帰り腐葉土として森を育てる自然リサイクルが心を豊かにすると喜ばれ、「自然はいいなあ」と感動する基である。ところが、我が家の敷地の防風林は、樹齢150~200年位と思われるケヤキが9本もある。北側には楓が2本あり、あすなろと二重構造で北風を防ぐ構造になっている。これが一斉に落葉を始めたのだ。大げさに言えば強い風が吹くと空が暗くなるほど枯れ葉が舞うのだ。雨どいは完全に機能不全になるし、あたり一面は落ち葉に埋め尽くされてしまう。落ち葉を詩に表現する様な風情などはない。戦いである。夕刻に落ち葉を掃除してきれいにするが、朝にはまた同じに戻ってしまう。この...落ち葉

  • 園児の小さハロウィンパーティー

    10月29日の夜、韓国ソウルの繁華街でハロウィンに集まった過密な群衆が雪崩現象を起こし、雑踏事故が発生したとテレビ中継が報道を始めた。報道は波打つ群衆をとらえ、専門家は「立ったままの圧死も考えられる。誰か一人倒れるとすり鉢状に群衆雪崩が発生し止める事は出来ない」と解説していた。結果は、日本人二人を含め156人の若者が命を落とす大惨事となった。世界中に広がってるハロウィンとは何なのか。仮装したパホーマーが大通り練り歩き、それを見学する群衆が一体となった非日常が楽しいのかも知れない。日本では渋谷の駅前交差点付近が注目点になっている。そもそもハロウィンは10月31日から秋の収穫祭の祭り事だった。先祖の霊だけでなく、悪魔や魔女、さまよえる魂も死後の世界からやってくる。同じ格好に変装して仲間だと思わせ、身を守ったと...園児の小さハロウィンパーティー

  • 酒田港緑地公園でゴミ拾い

    先日、酒田みなとライオンズ(会長朴明淑)は恒例のアクテビティ(奉仕活動)で酒田本港緑地公園清掃活動を実施した。穏やかな日和に恵まれ、15人ほどがゴミ袋を手に広い公園内を手分けして汗を流した。長い本港岸壁周辺はきれいでゴミひとつなく手入れされてる感じがする。一方、側の緑地を超えた所に一本の道路と駐車場がある。その駐車スペースの隅周辺は、しっかり整備された公園とは思えない程ゴミが散乱していた。まずはタバコの吸い殻と空箱が目に付いた。喫煙者のマナーも地に落ちたかと思えた。周辺の緑地に目をやるとこれがまたすごい。ペットボトルが至る所に投げ捨ててある。それを追っていくと下着ともつかない衣服の上下が脱ぎ捨ててあった。それが、濡れていてずっしりと重い。発泡スチロール箱の破片や、段ボール箱、ジュース缶、漫画本などあらゆる...酒田港緑地公園でゴミ拾い

  • 今年の稲作りは終わった

    我が家の稲作りは出荷も含めて全てが終わった。先祖伝来の田んぼを守り抜けた達成感はある。近年、就農者の高齢化で委託したい農家が急増し、受託農家が限界に達している。荒れた農地も点在するようになり先行きの心配は現実となってきた。振り返れば、4月10日の播種でコメ作りはスタートした。育苗ハウスで苗を育てる一か月間は温度管理に全神経を使う。一方、主役のトラクターでほ場の耕運と代掻きをして田植えに備える。5月7日に田植えをして、5か月余りの9月27日に稲刈りは終わった。約半年間の肥培管理で稲の一生は終わる。刈り取られた籾は乾燥機で水分調整した後、玄米にしてふるいにかけ、屑米と精米に選別し精米がコメとして出荷される。今年は8月上旬の長雨で実りに一番大事な時期に日照不足となり心配はしていた。農林水産省が発表する作況指数は...今年の稲作りは終わった

  • マイナンバーカード義務化へ

    先日、日本海総合病院の外来窓口にマイナ保険証読み取り機が置いてあるのに気付いた。「マイナカードで健康保険証は要らないんですか」と尋ねると「そうです。質問に答える操作がありますが」と答えてくれた。マイナカードは持ってなかったが診察の時、ドクターに「マイナカードになるんだね」と話しかけると「日本海総合病院は厚生省のモデル病院なんですよ。院長中心に普及拡大に力を入れてるんです。協力して下さい」と返事が返って来た。私はEーTAXで納税していたのでマイナンバーカードは相当前に取得していた。一度書き換えもしている。政府はマイナカードの普及を図るため「マイナポイント事業」を展開し健康保険証と銀行口座に紐づけると2万ポイント付与している。つまり2万円の買い物が出来ることになるのだが普及率は半数程度と伸び悩んでいる。河野太...マイナンバーカード義務化へ

  • マイナンバーカード義務化へ

    先日、日本海総合病院の外来窓口にマイナ保険証読み取り機が置いてあるのに気付いた。「マイナカードで健康保険証は要らないんですか」と尋ねると「そうです。質問に答える操作がありますが」と答えてくれた。マイナカードは持ってなかったが診察の時、ドクターに「マイナカードになるんだね」と話しかけると「日本海総合病院は厚生省のモデル病院なんですよ。院長中心に普及拡大に力を入れてるんです。協力して下さい」と返事が返って来た。私はEーTAXで納税していたのでマイナンバーカードは相当前に取得していた。一度書き換えもしている。政府はマイナカードの普及を図るため「マイナポイント事業」を展開し健康保険証と銀行口座に紐づけると2万ポイント付与している。つまり2万円の買い物が出来ることになるのだが普及率は半数程度と伸び悩んでいる。河野太...マイナンバーカード義務化へ

  • 庄内を舞台に「アイアムまきもと」

    ロケ地が全て庄内であると評判の映画「アイアムまきもと」の鑑賞に出かけた。金曜日の午後というのに三川イオンシネマは6~7割の鑑賞客で人気の高さに気づかされた。「おくりびと」がベースになったのかは分からないが、人生最後の終焉にどう関わるのか、誰にも訪れる永遠のテーマでもある。映画は田植え直後にロケされたようで、田んぼに水が張り、ちょと緑になった庄内平野が随所に映し出された。広大な碁盤の目に区画整理された幾何学模様の水田風景は庄内で一番美しい時期でもある。主人公の牧本壮(阿部サダオ)は仮設の市、庄内市の市職員の設定である。そこで、人知れず亡くなった人を埋葬する「お見送り係」だった。孤独死された人を思うあまり、遺骨を自分のデスクにため込み、周囲とトラブルが絶えず役所の中でも浮いた存在だった。そんなある日「お見送り...庄内を舞台に「アイアムまきもと」

  • 北平田保育園大運動会

    コロナに気を使いながら北平田保育園(園長佐藤ゆかり)では、雲ひとつない秋晴れの下「空いっぱい輝けワイワイうんどうかい」と名づけ、第63回目の運動会を開催した。参加は保護者2名と理事会から3名が可能で、それぞれ事前にチェックシートに必要事項を記入した上で入場口からのみ会場に入る事が出来る仕組みになっていた。運動会は玉入れから始まった。紅白に分かれた園児はスターターの合図で一斉に籠を目指して玉を投げ入れた。これがなかなか上手で手馴れた感じがした。終わって皆で籠の玉を数えると、21対28で白組の勝となった。年齢別の障害徒競走は親子ペアの競技で、泣き出す園児がいたり、要領のいい子がいたりの千差万別である。保育日数の違いが現れる競技の様に見えた。軽快なリズムに合わせた3・4・5歳児の遊戯ツバメは簡素な中にも華があり...北平田保育園大運動会

  • 宗教と政治

    安倍晋三元首相が参議院選挙の遊説中に手製の拳銃で撃たれ、倒れたと速報が流れた。瞬時に「日本で、まさかや」と耳を疑った。一瞬思い浮かんだのは、62年前になる日比谷公会堂檀上で浅沼稲次郎社会党委員長が17歳の右翼少年に刺殺された事件だった。安倍元首相の死亡が伝えられると奈良県警の警備に論点が移った。どこに瑕疵があり防げなかったのか。演説場所なのか警備配置なのか気の緩みなのか総括は無限に続く。ある警察関係者との懇談で私は「奈良県警本部長は即刻首だね」というと「もっと上でしょう」と返ってきた。犯行に及んだ青年の動機がその母親が宗教団体「統一教会」への多額の献金で一家離散した恨みだったと言う。生命保険や高級住宅街の自宅売却などで1億円以上の献金が明らかになった。41歳の青年が何故宗教団体「統一教会」関係者ではなく安...宗教と政治

  • 幻のもち米「女鶴」

    在来品種もち米の「女鶴」を栽培してる方とお会いした。「女鶴」は極上のもち米として酒田市円能寺周辺の狭い地域で戦前から栽培されていた。大地主の本間家が「女鶴」を原料にした羽二重餅を老舗菓子舗「小松屋」に造らせ寒中見舞いとして毎年献上していた。献上米を栽培していた農家にその棟札が残っている。「女鶴」は明治初期に民間育種家が作り出したもち米で、父方が「今田もち」と言われているがそれに関する文献は見当たらない。「女鶴」は形状が鶴のくちばしの形をしているところから名付けられたと言われている。「女鶴」は籾の比重が軽く、餅をつくと柔らかいがこしが強く粘りがあり、煮崩れがしない。そして、奥深いかおり、と味がする。しかし、草丈が長く倒伏するので機械化に馴染まず、それに収穫量も少ない事からで栽培する人はいなくなった。酒田市で...幻のもち米「女鶴」

  • ネギ栽培で世界一を狙う男

    9月9日、山形新聞フロントラインの囲みに「ねぎびとカンパニー」社長清水寅さん(41)のネギ栽培にかける意気込みが掲載されていた。記事によれば、新型コロナ感染の影響で一時流通が止まり、中国からの品が入ってこなくなった。このためネギの単価が上がり、国内の新規参入農家が増えた。そこに、農業機械の進化で労働生産性が上がり栽培面積が更に増え、供給過剰で単価が下がる悪循環スパイラルに陥っている。ただ、作物は機械や資材で作るわけではなく、技術、腕が必要。自分のやり方を常に見つめなおし、腕を磨く事を心がけている。清水さんは長崎県生まれ、25歳で脱サラし奥さんの実家天童市でネギ栽培中心の農家を始めた。販売にも力点を置き、15年に8本1万円、19年には1本1万円の商品を発売、発表した。19年に県ベストアグリ賞農林大臣賞を受賞...ネギ栽培で世界一を狙う男

  • 酒田港に新しい食と観光の拠点

    酒田港の荷さばきをしていた巨大倉庫は、物流が酒田北港に移って利用される事がなく、県の遊休資産となっていた。私が県議現職時代、港オアシスの一環として食、観光の交流拠点施設に利用できないか県関係者に迫っていた。特に、観光クルーズ船は小湊ふ頭に接岸しても市街地に遠く、出店等の対応でしのいでいた。観光客が酒田を楽しんでもらえる一角が必要との思いは強かった。海洋センターを中心に賑わっている港オアシスの施設は、東ふ頭上屋をリニュアルした交流施設「SAKATANTO」(サカタント)が加わる事でその重みは増した。8月2日いオープンした「SAKATANTO」はラーメンや活魚などの飲食店6店舗が入る予定、とりあえず4店舗で新装オープンした。酒田港水揚げ主力のスルメイカを中心にした食堂やフィッシュ&チップスのファーストフード店...酒田港に新しい食と観光の拠点

  • 元酒田市長相馬さんが亡くなって8年目

    8月21日は近代酒田の楚を作った故酒田市長相馬大作さんが亡くなって8年目の命日だった。今でも故相馬大作さんの話題は絶える事がない。相馬さんの先見性、政治力、人間性など市民の評価は衰えるどころか、今はむしろ高まっているように思う。酒田の景勝地とされる東北公益文化大学のある高見台一帯をカルチュアゾーンに指定し、出羽大橋の架橋と合わせた偉業は見事なものだ。運輸族と言われた相馬大作さんは酒田北港開発に心血を注いだ。酒田共同火力、住軽アルミの誘致での公害防止協定の締結は市を二分する論争となり、身の危険も感じた相馬さんが知事公邸に一時避難する事態も起きた。企業誘致も全力だった。東北エプソン、本間ゴルフ、タナシン電機、助野靴下、簡保の郷酒田など「市民のために頭を下げるのに金はかからない」と東奔西走する姿が思い出される。...元酒田市長相馬さんが亡くなって8年目

  • 鉄道の赤字路線に囲まれた庄内

    鉄道利用者の減少が全国的な課題となっている中、JR東日本は7月28日に利用者の少ない地方路の収支を初めて公表した。極めて高い公共性が求められる鉄道会社が赤字路線の公表には驚いた。電気、通信、水道、郵便、高速道路など国民に不可欠なインフラはユニバーサルサービスとして個別の収支は公表していない。JR東日本によれば、庄内を通過する3本の鉄道は全て赤字路線で、中でも羽越本線の村上ー鶴岡間の赤字額が最も多く、次いで酒田―本荘間、陸羽西線の余目―新庄間となっている。かつて国鉄時代に酒田以北は秋田鉄道管理局、以南は新潟管理局、余目以東は仙台管理局で管理されていた。それぞれの競い合いから庄内はその谷間に置かれていた。今でもその気配が感じられる時がある。かつて庄内の鉄道論議は東京までの時間短縮が中心だった。しかし、東京へ庄...鉄道の赤字路線に囲まれた庄内

  • 精霊を迎えるお盆

    今日からお盆である。亡くなられた方や先祖の方が、あの世と呼ばれる世界からこの世に戻ってくる期間と信じられ日本の風習となっている。故人が生前を過ごした場所、主に自宅でお迎えし再び戻っていくあの世の幸せ、冥福を祈る機会であるとされている。実家を離れた子供や孫たちが帰省して家族と一緒にお墓参りをして近況を語り合う機会ともなる。何はともあれ、お精霊さまをお迎えする事になる。昔は、亡くなった方を初めて迎える新盆は、自宅前に提灯を高く掲げて精霊様が迷わないようにと目印を作ったものだ。お盆には、仏壇の前に「精霊棚」を造りお供えをします。そこには精霊灯をともし、精霊様が乗って帰ると言われるキュウリの精霊馬とナスの精霊牛を爪楊枝などで造って一緒に供えます。盆踊りは踊りでご先祖を供養し奉納することから始まったものです。子供の...精霊を迎えるお盆

  • 酒田花火ショーが中止に

    酒田花火ショ-は最上川の増水のため中止となった。コロナ禍で中止され3年ぶりの実施を、心待ちしていた多くの市民は「残念だの」とあいさつ代わりの会話から話に入る一日だった。。酒田市周辺が豪雨だった訳ではない。8月3日から4日の未明にかけて置賜地方に記録的な豪雨が発生し、知事が激甚災害を申請するほどの豪雨災害に見舞われた。最上川の水位は下流部でも上昇し花火の打ち上げ場所で、観覧会場でもある最上川河川敷も一時水没する事態となった。5日朝には水は引いたものの、水没によって足場がぬかるんだり、泥などの堆積もあり不衛生な状態が改善する見込みがなく準備が間に合わないと判断し、5日9時に6日及び7日の花火の打ち上げを中止すると判断したものだった。豪雨災害に見舞われた方々を思えば花火大会くらいは我慢しなければとは思うが、長期...酒田花火ショーが中止に

  • 夏本番「稲の出穂」

    5月6日に田植えした稲の出穂が始まった。我が家で定点観測しているほ場は強風から守られている場所なので、周辺より数日ほど早く26日を出穂日と決めた。これは昨年より2日遅く、一昨年より4日早い。出穂日の基準は、ほ場の半分くらい穂が出た日時を指し、穂揃いするには一週間ほどかかる。そこから傾穂期に入り「実るほど頭を垂れる稲穂かな」で、稲の一生はこの間の天候でその価値は決まる。世界の穀倉地帯であるロシアのウクライナ侵攻による戦争で世界の食糧危機が現実味を帯び世界を震撼させた。穀物はすべての食糧の基本であり、国家戦略の基本でもある。日本は米の過剰作付けを止めるのに躍起になっている。備蓄米もこれ以上は要らないとして、市場にダブつき価格下落となった。備蓄米は国内消費の2か月分である。安全保障上の観点から意見の分かれる所だ...夏本番「稲の出穂」

  • 五木寛之さん「ボケかた上手」の本

    山形新聞の月曜日、作家五木寛之さんのエッセイが載っている。やさしい言葉で心の芯を突く鋭い表現にいつも感服している。先生の人柄と豊富な知識に裏打ちされた鋭い観察力が伝わり、いい気分を味わさせて貰っている。今週のエッセイは「ボケかた上手」という本を書きたい気持ちをつづったものだった。失礼ながらつまみ食いをすると。「ボケ老人、という言葉は使わないようになさってください」と、あるラジオ番組に出演したときに、スタッフから注意された。「じゃあ、軽度の痴呆高齢者とでも言えばいいんですか」「いや、まあ、要するにあまり触れないように話題をもっていって下されば有難いんですが」たしかにボケ老人という表現は気になるところがないでもない。これは書き出し部分で、次からはボケについて具体的な記述が続き、後半ではご自分の感想を述べている...五木寛之さん「ボケかた上手」の本

  • 少子化で厳しくなる保育施設

    「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログが話題になったのは6年前のことである。待機児童問題を痛烈に批判したもので、一億総活躍社会を打ち出しながらも、子供を産んで社会に出て活躍出来ない不満をぶちまけたものである。この事が国会でも取り上げられ、待機児童問題の解消に向けた取り組みが急ピッチで進むことになる。このフレーズは2016年の新語・流行語大賞のトップテンにも入った。6年後の今年、報道によれば厚生労働省の調査で保育施設の5割強が、人口減少の影響で施設運営の維持が今後難しくなる可能性があると見ている事が分かった。すでに影響が出ているとした施設を含めると7割に上っている。担当者は「保育施設の在り方を見直す必要があると指摘している。酒田市の法人保育園・認定こども園の今年の入園状況を見てもはっきりしている。4月1日現在...少子化で厳しくなる保育施設

  • 国家危機の中、自民党圧勝

    第26回参議院選挙は自民党の圧勝で終わった。反面、野党第一党立憲民主党の凋落が目立つ選挙だった。これから各政党で総括され、詳細な分析が進むだろうと思うが、国会の緊張感を失い「野党の言う事は聞かない」といった暴言が出ないよう願いたいものだ。今回の選挙環境はロシアのウクライナ侵攻による日本の安全保障に焦点があった。海外に依存する食糧、エネルギーの不安定さは日本国の存立にかかわる。不気味な円安と物価値上げに国民は怯えていた。コロナ対策では緊急対策とは言え大量の国債が発行され、ツケは後世に残された。投票日直前、安倍元総理が遊説中に凶弾に倒れるアクシデントもあった。日本の警備警察に黄色信号が灯った。日本の政治はこれから正念場を迎える。選良された議員の奮闘に期待したい。山形選挙区では岸田総理をはじめ重量閣僚、自民党幹...国家危機の中、自民党圧勝

  • 動き出した遊佐沖・洋上風力発電

    日本の電力需給がひっ迫している。国は夏場に向けて国民に無理のない節電を要請する事態となった。何とか中古の火力発電を動かし急場をしのごうとする姿は世界から見れば滑稽な姿に映るだろうと思う。電力の安定供給は産業の面からも、安全保障の観点からも国策一丁目一番地である。遊佐沖洋上風力発電計画は事業化に向けた「有望な区域」に指定されている。先日、資源エネルギー庁と環境省の担当者による住民説明会が開催され事業化へと一歩前に進んだ。事業化するには3段階の手続きが必要で、その2段階目に進み、法定協議会で議論、調整が図られる。直接影響を受けるのは南北10キロほどの日本海沿岸に住む西遊佐地区の住民である。日本海に沈む壮大な夕陽に包まれて、漁業や伝統ある鮭のふ化場を営み、砂丘地農業と広大な防風林を守りながら何よりも大事にしてい...動き出した遊佐沖・洋上風力発電

  • いよいよ参議院選挙

    いよいよ参議院選挙が始まった。山形選挙区は全国で32選挙区ある一人区のひとつで、自民党公認候補が決まらず全国的な話題となった。かつて自民党山形県連は、手上げ方式で候補者を決めていた経緯がある。岸参議院議員が現職であったにもかかわらず手上げ方式を採用し、自民党員予備選挙を経て公認候補となった事を思い出す。全県一区で新人を当選させるには自民党の巨大組織を駆使しても難儀なことである。相手は現職で6年間の実績を積んでいる。選挙民とのつながりは充分過ぎるほどある。そこを突破するには用意周到な準備と有権者に届ける強烈なインパクトが必要で、その上知名度も欠かせない。県内有権者の目から見るとスタートの遅れが気にかかる。中央政界の駆け引きの材料となったのか、選定作業の失敗かの説明が充分果たされていない不満さが残る。このモヤ...いよいよ参議院選挙

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