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  • 酒田祭り

    5月20日に400年以上の歴史を重ねてきた酒田祭り、本祭りが中心商店街を中心に繰り広げられた。酒田祭りのそもそもの始まりは、山王祭として市内日枝神社の大祭だった。しかし、1976年の酒田大火後、神社の祭りに市が関与できないことから「酒田祭り」と改名し酒田市全体の祭りとした。市内の小中学校も休校となり、祭りに参加できるようになった。酒田大火後に復興のシンボルとして縦横2メートルの赤獅子と黒獅子2対の夫婦獅子を制作した。長さは10メートルもあり、祭りのダシのシンボルとしては迫力がある。口の中に子ども入れるとご利益があるとして、怖がる沿道の子どもたちをパクリと口に入れながら練り歩き、2対の獅子頭が出会うと祭りは最高に盛り上がった。神輿のあとに続く時代行列は酒田を作ったと言われる「徳尼公」「酒田36人衆」「花魁道...酒田祭り

  • 白ツツジ満開

    酒田市の本間美術館にある国指定名勝「本間氏別邸庭園(鶴舞園)の白ツツジ見ごろを迎え、県内外から多くの来園者が愛でにきているとの報道があった。鶴舞園は本間家4代当主・光道が造った鳥海山を借景とする名園に150本の白ツツジが植栽され美しさを競っている。白ツツジは初夏を知らせる花である。我が家の庭の白ツツジも満開となった。たった一本だけで寂しい気もするが、子どもの頃からキレイな花を咲かせていたような気がする。白ツツジが咲くとワラビが最盛期だと言われており、ワラビ取りに出かけた記憶もある。これから本格的な夏本番を迎える。白ツツジ花言葉は「初恋」だそうで青春時代に戻れるかも知れない味わい深い花である。白ツツジ満開

  • 高額な農業機械

    庄内地方の田植えが一斉に始まった。連日報道されコメへの関心の高さが分かる。この原因は農水省の見通しの甘さがこの結果を招いたと言える。数十年前まで田植えは人手だった。大勢の早乙女を確保しなければならない。日当が高くサービスの良い農家が選ばれるのは当然の流れである。連日気の休まる日はなかった。その方たちから稲刈りも頼まなければならない。サービス合戦は高まる一方だった。代掻きは耕運機の時代、田植えする土の良しあも早乙女の確保に影響があった。そうしてる間に2条の歩行型田植え機が登場した。それは日雇い作業員確保から解放される安堵感であった。やがて4条の歩行型も出始め、効率化が進み、それから間もなく乗用田植え機が普及してきた。今では8条型が主力で、田植えはあっという間に終わってしまう。田植え機と合わせる様に、稲刈りに...高額な農業機械

  • コメが足りない

    米が足りないという。自給率100%と誇ってきた主食に暗雲が垂れ込めている。わずかしかない政府備蓄米を取り崩し放出しても、米価は下がらない。専門家の分析が連日報道されて、その深刻さが日々高まっているように見える。農家側に立っても倍以上もの値上がりは本意ではない。ただ混乱するだけで、その後の反動に怯えている。農水省が音頭を取って、米作農家は米作の半分を減反してきた。その見通しが甘かったとしか言いようがない。米価は物価の優等生で採算度外視の値段に耐えてきた。今の米価は20年前に戻っただけとの見方もある。テレビ番組で「儲かる農業」で農業法人ファームが紹介されていた。一辺1キロの圃場は10ヘクタールになる。そこにドロン装置や無人トラクターを使って労働生産性を上げて輸出も視野に入れて稲作は残っていける等と語っていた。...コメが足りない

  • 山形県人口100万人割れ

    山形県は本県人口が5月にも100万人を割り込むとの見通しを示した。これは105年振りの事である。全国的な人口減少のトレンドは理解していたつもりだが、ここまで身近に暗いニュースとの実感はなかった。資料をよく読むと東京都だけが増加しているものの多少の差はあれ、全国的に人口は減っている。特に東北は、ワースト5に4県が入り東北の衰退が顕著である事を示している。山形県の減少率はワースト5である。急激な人口減少が想定以上に進み山形県は大きな節目を迎えた。山形県の人口はベビーブームの終わった昭和の終りごろから停滞期に入り、平成時代には自然動態、社会動態ともに減少傾向が広まった。近年は子供出生数の減少が顕著となり減少率はさらに加速傾向に見える。小中学校の再編も県内各地区で始まっている。「どうすれば人口は増えるのか」その答...山形県人口100万人割れ

  • 水芭蕉の群生

    鳥海山観光山岳道路「鳥海ブルーライン」の全線開通はまだとなっている。しかし、標高250メートル付近の沢水に沿ったミズバショウの群生が、約一キロメートルにわたって続いている。知る人ぞ知るミズバショウの群生は圧巻である。今が見ごろといえる。ミズバショウはサトイモ科の多年草で、冷たい水辺に咲く野生の可憐な花である。鳥海ブルーラインを管理する県は、花の咲く時期に間に合うように2018年から山形県側入口の小野曽ゲートから、3合目にある駒止ゲートまでの約6キロメートルほどを2週間も早く開通させてミズバショウやその自然の営みを味わえる様に粋な計らいをしている。今年は、今月7日に部分開通している。遊佐観光協会によると今年は4月上旬に咲き始め、今が満開と発信している。多くのがファンが清楚な花から癒されている。水芭蕉の群生

  • 北国の春

    酒田市は約北緯39度に位置する北国である。日本海から吹き降ろす北風は冷たく強い。海洋性気候なので、零下の気温は稀であるが、曇天が多く暗い毎日が続く。それに耐える辛抱強さが人を育て、独自の文化を生み出しているように見える。その北国に春が来た。酒田のソメイヨシノの開花宣言は4月7日に出され、山形県内で一番早い宣言だった。その後、温暖な日が続き今日あたりから満開と言える雰囲気である。桜の名所日和山公園は、駐車場が満杯で交通規制が実施されていた。春を愛でる桜は北国からの解放を宣言している。間もなく農繁期を迎え平野は一斉に緑色に変わる。自然のサイクルの始まりである。北国の春

  • 酒田市「いろは蔵」オープン

    山形、酒田市中心部に伝統ある県立酒田商業高等学校は、平成24年の高校再編で移転を余儀なくされた。広大な跡地利用は酒田市の大きな課題となっていた。検討の結果、複合型商業施設「いろは蔵パーク」として、この程一部をオープンした。約2万1000平方メートルの敷地に、鉄骨平屋建てのA館とB館が建設されている。先日オープンしたA館は、売り場面積で東北最大級の雑貨を扱う「無印良品」がテナントで入り、いか恋食堂、カルディコーヒー、アイウェイブランド、薬局、近くの山居倉庫から移転した観光物産館「酒田夢の蔵」には、地元の菓子や酒などが所狭しと並んでPRしていた。まだオープンされてないB館には地元スーパー「ト一屋」が4月には入ることになっている。何といっても存在感があるのは、商業高校、工業高校を見詰めてきた「欅」の巨木の存在で...酒田市「いろは蔵」オープン

  • 庄内の「うまいもの」ずらり

    高速道路と高速鉄道に見放された庄内は、空港は一県一空港の原則を乗り越えて、庄内空港が1991年に開港となった。当初は大阪空港、千歳空港、羽田空港の3路線だったが、現在は羽田空港のみとなり1日4便、繁忙期は5便飛んでいる。観光目的の国外チャター便が増え、国際ターミナルの増築が始まろうとしている。庄内空港は「おいしい庄内空港」との別称もあり、「庄内にはおいしい特産物が豊富にあるよ」と宣伝している。そんな中、庄内地域の食品会社6社が「うまいものフェアーin庄内空港」を空港内で開催、大盛況となった。文字通りうまいもの限定品である。豚肉、イカなどの特産品を使った加工品や漬物、菓子などが、所狭しと並び賑わっていた。昨年の秋には北海道フェアに成功しており、今後の弾みになりそうな勢いだ。庄内空港は、車で酒田市から20分、...庄内の「うまいもの」ずらり

  • 楯野川酒造の「百光」

    「楯野川酒造」は、私の近くを走る国道345線の沿線沿いにある普通の酒造会社である。いつも見慣れた場所であり特別の感傷はなかった。だいぶ前の話だが東京に住む長男が帰省の折「楯野川」は東京で人気がある酒だ。気になるらしく酒造会社を訪問した事があり少しは気に留めていた。先般、私の叙勲祝賀会の反省会があった。そこでプレゼントされたのが「楯野川百光」だった。せっかくだから家の晩酌にと思い試飲をした。そしたら、今まで味わった事のない洗練された優雅な味に度肝を抜かされた。早速パソコンで調べてみた。720mlで3万円もする酒で、酒米は「山形県産雪女神100%」を使用し、精米歩合が18%、アルコール度数15%に仕上げたものと分かった。楯野川酒造を調べると、天保3年(1832)に上杉藩の家臣が庄内を訪れた際、水質の良さに驚き...楯野川酒造の「百光」

  • 土人形雛展

    先日、マイナンバーカードの書き換えで酒田市平田総合支所に足を運んだ。カウンター前の広いスペースに土人形のお雛様が飾ってあった。素朴な土人形の風合いになんとなく親近感が湧いてくる。3月いっぱい市内各地で開催される「酒田雛街道」に合わせての展示だった。酒田の土人形は、北前船で京都から伝わった伏見人形が原型と言われているが、酒田の土人形は鵜渡川原(うどがわら)人形と言われ独自の進化を続けてきた。農家の冬仕事として、明治の中頃から土人形は作られ、近隣に広がったものである。我が家にも、ひな人形ではないが、恵比寿様や犬、大黒様や侍などの鵜渡川原土人形がある。しかし、今は土蔵に眠っている。子供の頃ひな祭りには、ひな壇を作って鵜渡川原人形を飾ったものだ。なぜか我が家に、お雛様の人形がなかったのが不満で面白くはなかった。い...土人形雛展

  • クロッカスが咲いた

    わが家の庭のクロッカスが咲いた。毎年、春一番に咲いて喜ばれる花である。このクロッカスは植えてから丁度39年になる。庭の隅でがんばる姿はみんなに可愛いがられ、力も与えている。クロッカスが咲いた

  • わが家のクロッカス

    わが家の庭のクロッカスが咲いた。毎年一番に春を告げるかわいい花だ。このクロッカスは植えてから39年になるが、毎年春を告げる花として、みんなが愛でている。わが家のクロッカス

  • 「止まってくれて、ありがとう」

    郵便物を投函するために車で郵便局に向かった。郵便物を出すにも車が必需品とは情けない事情だが、これも仕方ない生活である。その道すがら感動の場面に遭遇した。少し遠くに園児が集団移動する様子があったので注意はしていた。私の車はそこ通る道筋なので交差点まで進んだ。信号機が赤だったので当然車は停止した。それを確認した上で園児が道路横断をはじめた。すかさず「止まってくれてありがとうございます」全員大きな声で私に礼を言ってくれたのだ。道路は車だけのものではないことは分かっている。大きな速い「車優先」が染みついてはいないか、車を運転するものとして一考された場面だった。以来、注意深く観察すると信号のない横断歩道で、止まって歩行者が渡るまで停車する車を良く目にする。歩行者が頭を下げて横断する姿が相互会話に見える。道路交通法は...「止まってくれて、ありがとう」

  • 県外留学卒業生が「この地に残り貢献したい」

    山形県遊佐町は鳥海山麓の南側に広がる涌水の郷で、豊かな土壌と風光明媚な町である。鳥海山に降り積もった雪や雨が数十年かけてろ過された涌水が日本海にまで湧き出ている。そこに、山形県立遊佐高校がある。日本中が人口減少に伴う少子化の波は遊佐高校も例外ではない。山形県は県立高校再編整備基本計画で、同校の様な1学年1学級の小規模高校は、2年連続して新入生が定数の半分以下の場合、原則2年後に募集停止となる。同校は2019年度の新入生が定数の半分を下回った。もう1年、半数を下回れば募集停止で廃校となる。遊佐町は遊佐高校存続に向け、町自然体験型留学支援制度を設け、山形県で初めての県外出身の生徒募集に踏み切った。留学生は学費と食事は負担するが3年間の生活費、帰省費用は町が支給する事とした。結果として翌年の20年には5名の留学...県外留学卒業生が「この地に残り貢献したい」

  • コメの値上がり

    コメの値上がりが連日、新聞のトップページになっている。冷静に分析すると、JAからの農家手取りはやっと30年前になっただけなのに、なぜそんなに目の敵にされるのか理解に苦しむ。農家といっても千差万別で、優良農地もあるが山岳地帯の農地が圧倒的に多い。コメのうわべだけの価格の報道に、違和感を覚えるし、掘り下げた議論を紙面に期待したい。キャベツや白菜が高いのも天候のせいだと報道されている。しかし、それだけでは無い。農家の高齢化が急速に進んで、農業者の平均年齢が70歳を超えている。特に、手間のかかる農業、重い作物の農業に赤信号が灯っている。その現実から目を背けてはならない。農業の近未来を考えると背筋が凍る思いである。価格競争のみの農業のあり方は、食料から日本の弱体化が始まり、その時、もう元には戻れない実態に気づく。価...コメの値上がり

  • ANA国際線機内食に和食も加わり好評

    庄内空港ビル、同2階出発ロビーの冷凍無人自動販売機による「ANA国際線エコノミー機内食メインデッシュに新たに和食の2デッシュを加えて2月から発売を開始した。同ビルでは2023年4月から冷凍機内販売機で「世界機内食シリーズ」を始めた時、発売日2日目で完売するほどの人気を見せ、同年7月、国内空港で初めて、ANA国際線用機内食を加えた。これが人気を誘い5000食売れた。今回メニュウに加えたものは、鮭の彩どりご飯と鶏てり焼き丼。どちらも国際線で外国人に人気の商品。鶏てりやき丼は甘辛いたれとご飯がよく合い、テリヤキの言葉が浸透しつつあり、アメリカ人などに人気がある。鮭の彩りご飯は野沢菜漬け、錦糸卵が並んだ彩と、優しい味から女性の人気商品であると、ANAブルーインバサダーの佐藤菜々子さんが説明してくれた。庄内空港の山...ANA国際線機内食に和食も加わり好評

  • 東京一極集中が進む

    今回の日本列島を襲った大寒波は一週間にも及び交通機関のマヒが続いた。連日の大雪に立ち向かう市民生活が連日報道され心が痛む思いだった。日本海側と太平洋側の地形上とはいえ明暗の違いを見せつけられた寒波だった。その中でも珍現象もある。北国酒田市は雪が降らなかった。風は強いが雪は降らない。除雪車の出動もなかった。これも地形上の自然現象なので有難いと思っている。総務省が31日に発表した人口移動調査によると東京一極集中が加速しているとして、東京は7万9285人の転入超過で、20歳から24歳が6万4070人と若い世代の流入が目立つ。転入超過は東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)と山梨、大阪、神奈川が転入超過県である。この事から、40都道府県から大都市へ若者の流出が加速を始めた事が分かる。コロナで一時落着いた東京一極集中も...東京一極集中が進む

  • 山居倉庫の物販コーナーが移転

    酒田市の夢の倶楽(山居倉庫)で「浪漫をたどる紅花展」が企画されをていると知ったので、足運んでみた。紅花染めされた反物がずらりと並び圧巻だった。河北町の染物屋で染められたオレンジ、紫の反物の他、振袖、のれんなども展示されていた。内陸の県産紅花が最上川舟運で運ばれ、更に北前船で上方へと運ばれた歴史も解説表示されていた。物資輸送が舟だった時代の酒田の繁栄ぶりを残した展示展でもあった。「おしん」の故郷、山居倉庫の「酒田夢の倶楽」は3月いっぱいで閉鎖されることが決まっている。山居倉庫は酒田のコメの中心基地として繁栄を築いた貴重な遺産である。米蔵の役目を終えた倉庫は文化財として保存することになっている。それで、倉庫内の展示物や物販は禁止となるらしい。多くの観光客が山居倉庫を訪れ、そこで買った酒田のおみやげ物、文化展示...山居倉庫の物販コーナーが移転

  • 酒田本港にもクルーズ船

    酒田には酒田本港と北港がある。本港は最上川の最終地点で、歴史が深い。本港は内陸と外港との交流の基点であり、文化交流を担う重要な港であった。さらに蒸気機関車の燃料である「黒いダイヤモンド」といわれた石炭の荷役場所でもあり、貯蔵所として大きな役割を果たしていた。その役割は終わり、一帯は「酒田海鮮市場」「みなと市場」「SAKATANTO」等の施設が集約する観光エリアと変わった。山居倉庫、日和山公園等の名所が隣接し、市街地商店街へは散歩コースでもある。本港へクルーズ船を接岸させたい願望は強いいものだった。港の水深や接岸時の防舷材が不十分なため、入港は見送られていた。山形県地方港湾審議会は、市街地に近い本港エリアに一万トン前後の豪華客船の受け入れを可能にするための岸壁の改良を盛り込んだ港湾計画を了承した。数億円規模...酒田本港にもクルーズ船

  • ナマズ観音「きったんたん」

    むかしむかし100年以上も前の話である。明治14年に漆曽根村は116戸に734人が住み、228町6反の水田を耕していた。、戸長村役場時代の大きな村だった。やがて戸長村役場が廃止となり北平田村に統合された。漆曽根は村役場がある中心的な地区であった。その漆曽根の南端に舟止(ふなど)の大きな用水門があった。舟止は、山居倉庫に繋がり新井田川使って、米を運ぶ基地でもあった。大きな水門があり、子供たちの絶好の水遊び場でもあった。大正8年の耕地整理の際、「義家」の梵字のある石が見つかり、「義家稲荷神社」として建立した。その次の年に一尺8寸の大きなナマズを捕まえると、なまずの腹の中から金仏の観音像が出てきて、大騒ぎとなった。とりあえず村の実力者宅に安置し、翌年、義家稲荷神社の傍に「ナマズ観音」を建立して、同じ様に祀ること...ナマズ観音「きったんたん」

  • 福島県から山形知事選に立候補

    山形県知事選挙が始まった。吉村美恵子知事が続投だろうとの観測は前々からささやかれていた。しかし、知事は大雨の災害復旧を最大の関心事として、自分の進退については慎重姿勢を貫いた。かつての知事選は9月議会頃に議員の質問に答える形で出馬を明らかにしてきた。自分への評価を考える時間を与える機会でもある。今回、出馬表明をしたのは12月議会、自民党県議の代表質問に答える形で5選出馬への決意を明らかにした。自民党は山形県議会の最大会派でありながら、いつも吉村知事とは対峙した会派である。前回は「滞留した水にはボーフラが湧く」として、自民党県議が対抗馬に出馬した。しかし、完敗の苦い経験がある。及び腰の自民党県連は今回、野党から与党に鞍替えする青天の霹靂の決断をした。公明党を除いた全ての党派が支持を表面した。無投票選挙だろう...福島県から山形知事選に立候補

  • 遊佐沖、洋上風力事業者決まる

    秋田県と山形県境の遊佐沖に、国が公募していた洋上風力発電が、丸紅(東京)、丸高(酒田市の総合建設会社)、関西電力、英石油大手の子会社、東京ガスで構成する「山形遊佐洋上風力合同会社」に決まった。これまで賛否両論の議論を重ねてきたがこれで、遊佐沖洋上風力発電は一歩前に進むことになる。この合同会社は大型風車30基を建設し45万kWの電力を生み出す計画で、2030年6月の運転開始を予定している。洋上風力発電は日本では新しい概念で、不安視する向きもある。北国の海は強風に悩まされてきた。これがクリーンエネルギーに変える事が出来る技術が進化することは、日本にとってはありがたい事である。裏日本と言われ続けられた北日本海側が表舞台のスポットが当たるような感じがする。遊佐沖の次は酒田沖が控えている。遊佐沖に続いて実現すれば投...遊佐沖、洋上風力事業者決まる

  • 謹賀新年

    明けましておめでとうございます。今年一年良い年でありますようご祈念申しあげます。私のブログに、いつも「いいね」押してくださる方、元気をもらってます。元旦は雪も消え、酒田は穏やかです。今年もよろしくお願い申し上げます。謹賀新年

  • 千客万来の「杉玉」

    今年のクリスマス商戦のイベントも終わった。クリスマスツリーと言えば、円錐形のもみの木に飾りつける質素なイメージだが、今はやたらと街路樹に電飾を取り付けるのがクリスマスムードとなっている。そんな中、日本料理店に「杉玉」をつるした粋な雰囲気が話題になっている。「杉玉」は杉の葉を丸い球に仕上げて店先につるすもので、酒蔵などで新酒の完成を知らせる縁起物として使われる日本の伝統文化のひとつである。当初、「杉玉」は濃い緑色だが日が経つにつれ褐色へと変わっていく。それも、風情である。酒田市中町2丁目の日本料理店「井筒」では直径40センチの「杉玉」を出入口につるし、飾り屋根も新調し独特の粋な雰囲気を醸しだしている。「この雰囲気が県外、海外のお客さんに喜んでもらえれば」と店主は語っている。この「杉玉」を制作したのは、環境保...千客万来の「杉玉」

  • 1月の知事選に自民党県連、候補擁立せず

    山形県知事選は来年の1月9日告示の26日の投票日である。山形県知事吉村美恵子氏は豪雨災害を理由に立候補の意志は白紙としていたが、12月議会当初で、やっと立候補の意志を表明した。県民の予想通りでもあった。何故こんなに遅く意思表示したのかは闇だったが、他に立候補者の動きはない。連続5期目となる。権力者の長期多選の良否は一概に言えないが、一般的に権力が淀む弊害が指摘さている。山形県議会は圧倒的に自民党県議が多い。そんな中、16年前に自民党推薦の斉藤弘知事現職を破って、反自民の吉村美恵子知事が誕生した。それから4期連続当選の実績である。その中心が女性で結成されたオレンジの会だった。吉村知事は少数与党の中で「あったかい県政」をモチベーションに県民への支持が広がっていった。ところが、来春の知事選に自民党は立候補者を立...1月の知事選に自民党県連、候補擁立せず

  • 酒田駅前広場のイルミネーション

    私はイルミネーションはクリスマスツリーの電飾のイメージなのだが、昨今、12月に入ると全国商店街のイルミネーション合戦が始まる。そのスケールは想像を超えるスピードで広がり、新しい電飾文化が跋扈している。全国規模のイルミネーションランキングもあるらしく「我がまちのイルミネーションこそ日本一」とランキング合戦も展開されている。街の賑わいの観光客誘致の中心ともなり始めたイルミネーション文化は今後も広がる気配である。酒田市にもささやかなイルミネーション広場がある。これは酒田駅前の商業ビルの広場にJR酒田駅前の活性化・にぎわい創出にむけた酒田駅前地区活性化協議会が企画、広場内の樹木にシャンパンゴールドの電飾を取り付け、クリスマスツリーとともに楽しんで貰おうとイルミネーション広場に変えた。ホテルやレストラン、図書館の利...酒田駅前広場のイルミネーション

  • 増える続ける高齢者単身世帯

    国立社会保障・人口問題研究所が2050年に推定される都道府県別世帯数の将来推計を発表した。それによると、山形県は全世帯に占める単身世帯数が34.5%で全国一番低いと推計された。半数以上の27道府県は40%を超え、日本の未来に大きな影を落としている様に思える。65歳以上の高齢者が一人で暮らす割合は山形県が19.0%で全国3番目の低さであるが、一世帯の平均人数は2.15人で最多である。しかし、山形県の世帯数そのものの減少数が著しく全国で8番目多い減少数とみている。人口減少のスピードは加速している。同研究所によると、若者が集中する大都市圏では未婚が進み、現役世代の単身所帯が増えるのに対し、高齢化や人口減少が著しい地方では配偶者との死別などで単身高齢の世帯が高くなる傾向にあると分析している。全世帯に占める一人暮ら...増える続ける高齢者単身世帯

  • 平和の架け橋「はし鶴の会」

    忘年会などのお膳に出される箸袋を器用に折って、先端部に直径1センチほどの折り鶴を折り、鶴を舞わせる楽しい遊びを考案した友人が、世界平和のかけはしになれればと「はし鶴の会」を発会させたと新聞記事で知った。友人の伊藤菊雄(68)さんは相馬市長時代からの古い付き合いで40年にもなる。生家が荒沢ダムの下に沈んだ話しをよく聞かされていたが、ダムは昭和50年に着工だったが、移転はその相当前に実施されており、彼の生まれる前のことだったと明るく語ってくれる。伊藤さんは私たちと居酒屋に行った時も、注文品が来るまでの間に「はし鶴」を折ってくれる。数年前の事だが、黒森歌舞伎がポーランド公演の時に鶴は平和の象徴、捨てられるだけの箸袋を使った「はし鶴」1200本をお土産品にした。日本の「もったいない」の文化も伝えようとした事が高評...平和の架け橋「はし鶴の会」

  • 定期船「とびしま」にラッピング

    山形県唯一の離島「飛島」は酒田市定期航路船で結ばれている。昭和25年に酒田に編入されているが、当時は市民との交流が盛んであり、島の塩辛や干物、昆布類等、島の特産物とコメなどの物々交換が盛んだった。島民は千人くらいだったが、現在は146人くらいにまでに減り昔の面影はない。飛島と酒田市の定期船を運営している酒田市定期航路事業所が連絡船「とびしま」の船体にラッピングをして話題を集めている。県内在住の漫画家「わらびもちきなこ」さんの月刊誌「まんがタイムきらら」に連載の「しあわせ鳥見んぐ」に「飛島定期船やとびしま」や飛島などが取り上げられた。その縁で「とびしまさんぽガイドマップ」を作成。ガイドブックのイラストを使ったポスターを事業所に展示したところ、大勢のファンが訪れた。これを縁に、同事業所と「わらびもち」さんとの...定期船「とびしま」にラッピング

  • 痛い時の駆け込み寺

    自分は「まだ歳より若い」等と思ったことなどは一度もない。それなりに年齢を重ねて、用心しながら日々を送ってきたつもりである。血圧測定、体重測定は日課としているし医師の定期点検も受けている。でも、このくらいの作業は大丈夫であるという気持ちは自身の中にあるし、やりたい気持ちは充分にある。この間、木の枝が落ちて少し壊れた低い屋根の修理をした。ホームセンターから資材を仕入れ、少し高い脚立での作業だが順調に進み屋根の修理は思い通り完成した。その気持ちのゆるみから、脚立の足を踏み外し、すってんと尻もちをついて転落した。血の出るけがではなかったが、どうも右尻を強打したみたいで痛かった。久光製薬のシップ薬を貼って様子を見ることとした。しかし、腰を下ろすと右尻が痛いがその内良くなるだろうと数日我慢をしていたが、なかなか痛みが...痛い時の駆け込み寺

  • 漁業者の信仰あつい「善宝寺」

    鶴岡にある曹洞宗の三大祈祷所の一つ、竜神を祀る龍澤山善宝寺は国内で唯一の魚鱗一切供養塔で知られる五重塔があり、漁業関係者の信仰が厚いことで知らている。寺院内には全国の舟の航海安全や、漁業関係者からの安全祈祷のこもった高額寄付者名が刻まれて、舟の安全航行の祈りがしみ込んだ寺院である。善宝寺と言えば平成2年にブームになった人面魚がある。全国のテレビが先を争って人面魚を追いかけた「貝喰の池」は本堂から歩いて15分くらいの所にあり、今でも人面魚の鯉は泳いでいる。あのブームは何だったのか、竜神パワーの仕業だったのだろうか。不思議な因縁に思える。しばらく振りにコミュニテイー主催の「バスの探索」行事に参加した。20数名の参加だったが善宝寺の視察は歴史を感じさせるものだった。歩いてまわる善宝寺の境内の広さにも荘厳さを感じ...漁業者の信仰あつい「善宝寺」

  • 暖かい晩秋

    稲刈りのすっかり終わった庄内平野に晩秋の気配はなく極めて温暖である。。例年通りに白鳥が訪れて群れをなし落穂を食べている。北国の渡り鳥なのかと錯覚を覚えるほど温かい日々が続いている。これも異常気象かと不気味さがある。しかし、気が付けば今日はもう11月2日、屋敷の欅の落葉が盛んに降り注いでいる。10本近い樹齢100年以上の枝から降り注ぐ落ち葉には参った。落ち葉の絨毯を毎日集めては田んぼや畑に敷き詰めて処理をしている。強い風が吹けば落ち葉はどこかに舞って飛んで行く。自然と言えば自然であるけど我が家の欅である責任は感じる。抜ける様な青空の下、山形県最北の国道344号線の酒田から最上郡の金山町までをドライブした。途中、豪雨被害地の最前線を通り抜けると、山岳地帯は紅葉できれいだった。この山岳風景も間もなく白い季節とな...暖かい晩秋

  • 一票で私の意思を伝えよう

    衆議院選挙は明日投票日を迎える。自分たちの事は自分たちで決める。これが憲法に定められた国民主権の精神である。その意志を伝えるのが投票所に足を運んで一票を投じる責任である。政治行動はこの一票の結果のみに拘束される。その投票の重みを改めて考えるべきと思う。しかし、マスコミの報道合戦は常軌を逸脱してるように思える。リサーチによる予測の的中率で争っているが、選挙期間中情勢分析は知りたい反面、結果に与える影響も少なくないように思える。結果が見えるから「そんなもの」と思えば投票所に足は運ばなくてもいいと思う様になる。我が家の固定電話にもマスコミからと思われるリサーチが3度かかってきたのでその過熱ぶりには驚いた。いつもの事だが、明日の投票締め切りと同時に、開票前に当選確実者の報道がある。何でと思うのだがこれがまたよく当...一票で私の意思を伝えよう

  • 総選挙告示日が明後日だった祝賀会

    春の叙勲のお礼とお祝いを込めた祝賀会を後援会のコアなメンバーが発起人となり開催してもらった。叙勲にはそれぞれの経緯がある。こつこつ頑張った結果の叙勲や、私の様な支持者に支えられた結果、叙勲に繋がったものもある。お決まりの祝賀会ではなく、丁寧な礼状で済ませた例もいくつかはある。10月13日の正午に祝賀会は開催された。天気にも恵まれ多くの方が参加して下さった。ところが、15日が総選挙の告示日となって、国会議員や立候補関係者はそれどころではなかったと思われるが、予定通りのご出席頂いた。私はお礼の挨拶で市議会3期、県議会5期の32年間を振り返り存分活動できたのは、皆さんの支えがあっての事とお礼を述べた。その中で、後援会広報部長より「ブロブでも書いたら」とのアドバイスを機会に18年間、週に一本のペースで、発信を続け...総選挙告示日が明後日だった祝賀会

  • 屋根を葺き替えた国宝・羽黒山五重塔

    20年振りに屋根の吹き替えが終わった国宝・羽黒山五重塔にお参りにいった。さすが羽黒山、平日にもかかわらず参拝客は途切れることなく続いていた。駐車場には全国からのナンバープレートが並んでいる。真剣に柏手を打ちお参りをする方もおられ圧倒されそうな荘厳さだった。国宝・羽黒山五重塔は平安時代の承平年間(931~39)に平将門が創建したと言われている。現在の塔は室町時代(1372~74)に再建されたものである。高さが29mで屋根は薄い柿板をずらして重ねる柿葺きの手法が使われている。耐久性が比較的に高く、水はけがいい特徴から、積雪や湿気の多い羽黒山の気象に適している手法である。ふき替えは20年間隔で行われており、今回は2002年以来となる。今回は昨年の5月から工事を始め、積雪3mも積もる冬季間を除いて、10ヶ月かけて...屋根を葺き替えた国宝・羽黒山五重塔

  • 洋上風力発電基地港湾の工事始まる

    化石燃料に頼らない日本の電力をどうして確保するのか。日本の未来に向けた大きな課題である。海に囲まれた日本は陸上風力発電に比べて、制約が少ないことから設備の大型化が可能な洋上風力が注目され事業化が進んでいる。効率的にクリーンなエネルギーを大量に発電できるメリットが魅力である。洋上風力発電は風車の大型化が日々進んでおり、ブレードの長さが100mほどで、高さが200m以上にも及び、タワーの重さが一基あたり400トン以上になると見られている。そのため、洋上風力発電導入の促進には、設備の設置や維持管理のために必要な一定の耐荷重や長大な資機材を取り扱う事が可能な規模を備えた背後地と港湾機能が不可欠である。また、洋上風力は事業期間が20~30年の長期に及ぶことから、継続的に港湾施設の利用ができるかが事業者にとっては重要...洋上風力発電基地港湾の工事始まる

  • 自民党総裁に石破茂氏

    昨日の自民党総裁選は石破茂氏を新総裁に選んだ。国会を開けば事実上「総理大臣」となり日本を代表して日本国の指揮をとることになる。日本で人口の一番少ない県、鳥取県出身であることに私は「ほっこり」感じている。それに、石破茂氏の母方の祖父が山形県の官選知事だった縁もあり、山形県の得票はいつも多く出る。今回の自民党総裁選の軌跡を見ると、9名の立候補数の驚きと、一番人気だった小泉進次郎氏が決戦投票に残れなかった厳しさを見た。1回目の開票での石破氏は、議員票で29票、全国党員、党友票が1票の差で高市早苗氏に負けている。それが、決選投票で議員票で16票勝ち、党員党友票で5票差で石破茂氏が勝った。これで日本国の進む道は少しづつ違ってくる。山形県は遅れている部分が多い。せめて石破氏の故郷創生で追いつければと期待している。自民党総裁に石破茂氏

  • 酒田港から木材輸出

    無尽蔵とも言われたロシア極東地域の森林木材は、1970年代に始まった日本の高度成長を支える貴重な資源であった。山形県酒田港もその一翼を担い巨大な輸入丸太木材が溢れていた。近隣には大きな製材所が集積し酒田港木材工業団地組合は使用用途に応じて製材加工され木材が全国へと配送されていった。大手製紙会社の事務所もあった。しかし、森林の乱伐は長くは続くはずはない。世界最大の木材輸入国日本はロシアの森林維持に責任はある。1995年代には米材、および南洋木材の輸入に変わってきた。しかし、輸出国は丸太輸出を規制し、製材木材の輸入へと切り替わった。輸入木材は減少を始め、やがて酒田港から木材は消えていった。それが最近、県森林組合連合会が県産木材が輸出を始める事を報道で知った。それによると、住宅着工数の減少などで木材需要は低下傾...酒田港から木材輸出

  • ドコモモ・ジャパンに土門拳記念館

    写真家土門拳は、昭和時代に活躍した日本を代表する写真家です。写実主義に立脚した報道写真家でもあり、日本の著名人をリアリティに撮られたものや、ポートレートやスナップ写真、寺院、仏像などの伝統文化財の撮影を多く手掛け、第2次世界大戦後「広島の子どもたち」など併せて日本を代表する写真家と知れ渡った。土門拳は酒田市に生まれたが7歳で東京に移住、その2年後には神奈川県に一家で移り住んでいる。その頃から絵画に興味を持ち始め、土器や石器の収集や三味線の弟子入り、農民運動にも参加し検挙される事もした。そんな中から、遠縁にあたる宮内幸太郎の写真場に内弟子として住み込み写真の基礎を学んでいった。土門拳の代表作、写真集「古寺巡礼」が発刊され話題を呼んだ。実物より実物に近いと話題となり、一気に土門拳の名は広まった。土門拳は昭和4...ドコモモ・ジャパンに土門拳記念館

  • うそ電話詐欺

    先日わが家の固定電話がなった。私が出ると「○○さんですね。総務省の者です」とフルネームで呼ばれ、官庁からの電話に少し違和感があったものの、長男が官庁勤務なこともあり電話は切らずに続けた。「携帯番号は○○の○○番ですね」と聞いてきた。違っていたので「いや、○○の○○番ですよ」本当の電話番号を教えてしまったた。「すみませんでした。するとお誕生日はいつだったでしょうか」と聞いてきた。これも又本当の事を言ってしまった。「変だなあ。どのようなお要件だったのでしょうか」というと「変だと感じたなら電話を切っても構いませんよ」これはやられたと思い電話を切った。相手番号の履歴が残っていたのですぐに警察に電話した。「それはうそ電話詐欺です。また掛かってきたら絶対電話に出ないことです」と注意をされた。本名と電話番号はホームペー...うそ電話詐欺

  • 店頭からコメが消えた

    「全国各地のスーパーからコメが消えた」と連日報道されている。どうやらコメ不足が顕在化してきたようだ。1993年の「平成のコメ騒動」を彷彿させる思いである。気の速い報道はタイ米がおいしくなったと騒いでいる。そもそもコメ不足の予兆はあった。今から2ヶ月前、飲食店のオーナーから「とうやさん、コメが余っていたなら売ってもらえないか。仕入れが大変なんだ。多ければ有難い」と話し掛けられた。一日数十キロも多量消費する寿司店や割烹などではJAや卸問屋と売買契約を結んでおり、その量は確保されていると思う。しかし、思いのほか売り上げが伸びれば、その分スポット買いとなる。それがスーパーにも現れコメ不足現象がニュースとなり消費者心理に火をつけた。「新米が出るから心配ない」と政府はやっきだが、台風や天候で思い通りにもならない。備蓄...店頭からコメが消えた

  • CUICAの使えない酒田駅

    先般、たまに電車の旅もいいなあと思い、酒田駅に向かった。この前使った東京でのSUICAを使おうと改札口に向かった。だがそれらしき装置がなかったので、駅員に尋ねた。「この駅ではCUICAは使用できません。自動券売機で乗車券を買って下さい」との返事だった。その券売機はカード利用もできず現金のみで、札を入れるとジャラジャラと釣銭が出た来た。一世紀前の現象である。調べてみると山形県でSUICAの使用できる駅は仙台支社管内の山形市周辺の21駅が今年から使用可能駅と書いてある。国を挙げてキャシュレス化に進もうとしている時、このアナグロニズムは何だろう。常々、JR東日本への不信感は今始待ったことではない。自分たちの努力はなしで赤字路線の声を張り上げている。米坂線は被災して2年経つが手付かずのまま放置されている。復旧工事...CUICAの使えない酒田駅

  • 笑点「林家たい平」独演会

    日本テレビ系列で放映される「笑点の大喜利」は楽しみにしている番組だ。毎週日曜日の夕方5時半から30分間の番組なので、夏はまだ陽が高く、外で仕事をしている。冬は暗くなり夕食時になるがテレビの前にいる。出かける用事もあったりするが、録画してまでは鮮度が落ちる気がする。番組の創始者は立川談志さんらしいが私の記憶にはない。司会役の前田武彦さん、三波伸介さん、三遊亭円楽さん、桂歌丸さんたちは印象に残っている。いい答えを出すと司会者が「座布団」と叫び座布団が増え、納得できない答えだと取り下げる。一般社会でもうまくいくと「座布団」と声がかかる程普遍した言葉になっている。メンバーの中で林家たい平さんの印象は強い。「青雲」のコマーシャルソング、花火大会の疑似音、「昇太」何があったのか劇場は見事なものだ。先月、その林家たい平...笑点「林家たい平」独演会

  • 酒田にコンテナホテル開設

    かつて酒田港の倉庫として使われていた築50年以上の広大な上屋を県を巻き込んでリニュアルした「サカタント」は飲食交流広場に改造し話題を呼んだ。その「サカタント」が今度は付近の船場町緑地公園にコンテナホテルを建設している。9月中旬の開業を目指して工事が進められている。コンテナホテルは20フィートコンテナをホテル用に室内を改装し、キャンプ以上ホテル未満のリーズナブルな宿泊施設として整備が進められている。松林に囲まれた広い敷地に14個のコンテナホテルが並ぶ。一戸の車庫や空きスペースがゆったりで多目的でも使える。中間地点の管理棟にはトイレ・シャワー・サウナ・洗濯機・自動販売機・24時間チェックイン可能なスマートチェックインカウンター等が設置されている。料金は1棟2人まで一泊6~9千円で3人以降は一人千円で小学生以下...酒田にコンテナホテル開設

  • 「上沼垂色」いなほ特別号

    私の情報収集力不足で、JR東日本新潟支社が羽越本線100周年を記念して、7月31日にE653系4両編成「上沼垂色」の特急いなほ号が「特急シンボルマーク」をつけて運転された。酒田駅でもセレモニーがあった事を翌日に知った。上沼垂色は新潟車両センターが上沼垂運転区にあり所属していた485系の車両が白は雪国、青が日本海、緑が平野をイメージして塗装されていたもので、100周年に合わせてそれを復活させたものであり「いなほ」の原点でもある。当日のセレモニーに参加して「撮り鉄」したかったが、もう間に合わない。翌日酒田駅に行き、今度いつ来るのかを尋た。「いなほ」は4種類走っていていつどの列車が来るかは知らされてないので分からないという。とりあえず12時11分新潟行「いなほ8号」を撮ろうとホームに入った。いつもの黄金色だった...「上沼垂色」いなほ特別号

  • 経験した事のない大雨

    「これまでに経験した事がないような大雨になる」山形気象台が25日午後1時に酒田市・遊佐町を対象に「大雨特別警報」を出した。予想はピタリとその通りとなった。低気圧がゆっくりと進みながらも雨は激しく降り続いた。やがては内陸方面へと進み、内陸の市町村にも大雨特別警報が出され「命の危険が迫っている」との呼びがされた。大雨特別警報と庄内・最上に線状降水帯が発生し、長時間の災害危険度が急激に高まってると呼びかけた。秋田県南も同じ様な危険状態である事も分かった。我が家は庄内平野の北側で平野の真ん中にある。中小河川、排水路は満タンでキャパを超えそうである。じわりと水田の水位が上がり始めた。夕方の最高時には屋敷際まで迫ってきたが小降りとなり少しづつ水は引き始めた。川下に水は集まる。長時間危険な時間が続く。被害は広範に及んで...経験した事のない大雨

  • コメ11年ぶりに高値

    主食のコメが不足気味だという。早場米地帯の今年産米の出荷が始まり、コメの端境期が始まろうとしている。農林省によれば、JAグループ等がコメ業者に卸した時の相対取引価格が、昨年産米より11%高い(60㎏)1万6127円となり11年振りの値上げになっていると発表した。テレビ報道などでは、品薄感から大型飲食店などの買いだめ現象なども見られ異常事態の前触れ感がある。これは異常気象による昨年の熱波、高温障害による品質の低下と減収穫によるもので「暑さに強い品種」への切り替えが全国で始まっている。反面、農業の担い手不足の加速も目に見えて進んでいる。30年前の1993年の凶作が記憶に残る。冷害で作況指数が74.1%。コメ不足はタイ米を輸入してしのいだ。自給率100%を誇るコメも静かに崩れそうな不気味さが漂う。山形県では来年...コメ11年ぶりに高値

  • 東北エプソン敷地に新工場

    7月7日に都知事選は終わった。まず過去最多56人の立候補者に驚いた。公選法で設置される掲示板に風俗店の広告や全裸に近いポスターが張り出され、特定の政治団体が選挙ポスター掲示板の一角を占拠し、希望者に販売するという情報が全国を駆け巡った。これが「日本の首都か」ただ人口が多く集ま過ぎているからと思えた。「法律などで明確に禁じてないことは何をもやってもいいという意識が有権者に浸透している。一定のルールは守らなければならないという教育を改めて普及させるべきだ」と片山義博氏は警鐘を鳴らしている。一方、酒田では朗報があった。酒田出身でセイコーエプソンの元社長・故中村恒也氏が故・相馬大作市長の懇願要請に答えて1985年に東北エプソンの誘致に成功した。工場は半導体や一般・産業向けプリンター用ヘッドの精密機械の製造で、塩分...東北エプソン敷地に新工場

  • 土門拳写真記念館のアジサイ公園

    酒田市に広大な面積の飯盛山公園がある。その中心は広い人工池で、白鳥が羽を休める場所でもある。その岸辺にはドコモモ・ジャパン(日本におけるモダン・ムーブメントの建築)23年に選ばれた「土門拳記念写真館」がある。土門拳は酒田市出身の写真家で、作品の全てが酒田市に寄贈され昭和58年に展示写真美術館として建設された日本初めての写真専門美術館である。池の廻りに広大な散策道がある。その外側の小高い丘に135種類のアジサイが1万本植栽されている。アジサイ公園として親しまれ大勢の市民が訪れている。アジサイには少し遅れた訪問ではあったが訪れると、たくさんの保育園児やディサービスの人たちで賑わっていた。所々のベンチで休憩してる人などなかなかの風情であった。再訪問を掻き立てられる景勝地である。土門拳写真記念館のアジサイ公園

  • 荘内南州会「えらぶゆりまつり」

    酒田に西郷隆盛を祀る南州神社がある。庄内藩は佐幕派で戊辰戦争は新政府軍と最後まで戦った。その時の弾痕が杉林の杉に残っているとされる激しい戦いだった。敗れた庄内藩の敗戦処理に西郷隆盛が寛大な措置したことから、旧藩士らは西郷を慕うようになり交流を深めていった。西郷隆盛を祀る南州神社が篤志家によって建立され、遺徳を後世に伝える「庄内南州会」が設立された。その南州会による初めての「えらぶゆりまつり」が26日から始まった。十数年前から西郷隆盛が流刑になった沖永良部島か「ゆり」の球根が送られていた。球根は神社周辺に地植え等をしていたが、参拝者らに美しい「ゆり」を鑑賞してもらい西郷をもっと知ってもらおうと、その球根を計百鉢ほどに植え替え「えらぶゆりまつり」が企画された。南州神社の西側に西郷と菅実秀向き合った銅像と記帳所...荘内南州会「えらぶゆりまつり」

  • 豊な海を目指して

    山形県遊佐町にすごい男がいる。桝川鮭漁業生産組合組合長であり、山形県鮭人口孵化事業連合会会長も兼務する尾形修一郎である。遊佐町は鳥海山の伏流水が至る所で溢れ出ており、清流で名高い牛渡川がある。鮭の遡上で人工ふ化事業は江戸時代からともいわれている。彼はそれを引き継ぎ温暖化で危なくなった孵化事業を先進地の北見・宗谷管内に技術を学び2016年に指導を受けて先端技術の詰まった孵化場を完成させた。巨額の投資だった。「日本海を豊かな海にしたい」が彼の壮大な夢だった。孵化場新設の4年後、孵化場は遡上する鮭の豊漁に沸いた。例年の2~3倍の鮭が帰ってきたのだ。すでに不漁に悩む各地の鮭産地から卵の融通が求められて700万個前後の卵を出荷して仲間を救った。全国さけます増殖振興会会長の鈴木俊一(現財務大臣)さんから表彰されている...豊な海を目指して

  • 酒田港で漁火まつり

    酒田はイカの街として別の顔がある。全国でもトップクラスの水揚げ量を誇り港町のシンボルとなっている。コロナ禍以外は毎年「イカ釣り船団出航式」が10艘以上も集結し賑やかに開催されていた。しかし、近年のスルメイカ漁は不良が続いており山形船団でも廃業船が出るなど打撃を受けている。好漁場である大和堆周辺は違法操業の外国船が押し寄せ、トラブル寸前となっている。出航式が見送られる中「第1回酒田港漁火まつり」が酒田本港で開催された。本県中型イカ釣り船団の半数以上が能登地方の会社が所有する船であることから応援しようと実施されたもので、県漁協とサカタント運営会社が共催したものである。来場者は漁船の漁火がともる中、イカなどの海鮮ものに舌鼓を打っていた。県漁協の専務は「出航式はないが、イカの街酒田を盛り上げよう。石川県を元気づけ...酒田港で漁火まつり

  • 月山花笠ライン

    国道112号線は山形市中心街を起点に一部山岳地帯と鶴岡を経由する酒田までの県管理国道である。しかし、山形自動車道のミッシングリンクである峠越えは、112号が国直轄自動車専用道路として併用されている。併用部分には長大な月山第一トンネル、第二トンネルがあり、傾斜もきつく急カーブの連続で山形自動車道としての全線開通は見通せない。しかし、112号線山岳地帯の景観は素晴らしい。西村山郡西川町大字月山沢の周辺道路は、月山花笠ラインと呼ばれ「日本の道100選」に選ばれている。その花笠ライン沿線に寒河江ダムがあり、そこに高さ112メートルまで噴射する日本最大の噴水がある。10時より一時間の間隔で大噴水は上がる。国道112号だけに親しみを感じる高さである。湖畔には休養所や水をテーマとする博物館などの施設もあり大勢の観光客で...月山花笠ライン

  • 羽黒山の大鳥居

    出羽三山とは羽黒山、月山、湯殿山の総称で、それぞれに過去、未来、現在と見立てられ、三山廻ると「生まれ変わりの旅」として信仰をあつめている。松尾芭蕉の「雲の峰いくつ崩れて月の山」奥の細道の大きな目的地のひとつがここだったと言われている。伊勢神宮に祀られている「天照大御神」は太陽の神様で、「月読命」(つきよみのみこと)が月山に祀られている事から人気を呼び「西の伊勢参り」「東の奥参り」と言われる程に参拝者が絶えなかったと伝えられている。三山山頂にそれぞれの神社はあるが、羽黒山頂に「三神合祭殿」の大社殿がある。羽黒山頂まで2446段の石段をのぼって行くのだが、今はバスでもマイカーでも行けるようになった。羽黒山の国宝五重塔を含め一見の価値はある。羽黒山に向かう県道「羽黒街道」が鶴岡から東に伸びている。この街道に東北...羽黒山の大鳥居

  • ミッキーマウスがやって来た

    伝統ある酒田まつりのパレードにミッキーマウスとその仲間たちが加わり、どこから湧いたのかと思われる若者で沿道は埋め尽くされた。天気が小雨模様で心配されたが、パレードの時はピタリと止んだ。2台のステージカーから軽快なリズム音楽に合わせたキャラクターのお手振りダンスに黄色い声が飛んだ。ミッキーマウス、ドナルドダック、グーフイーなど。今年の祭りのメーンストリートは大通り商店街に移った。4車線道路の2車線を観客用に開放し、1キロあまりの沿道は人で埋め尽くされた。大通り商店街をクロスする形の中町商店街は日和山公園まで続いている。そこは出店の通りである。身動きできないほど祭りを楽しむ人で溢れていた。酒田まつりの本祭りは5月20日である。酒田の官庁街と言われる本町通りは、本間家本邸、銀行、市役所、商工会議所等が並び、大通...ミッキーマウスがやって来た

  • 東北電力初「鳥海南バイオマス発電所」

    日本の経済を支える電気の存在は大きい。原子力や化石燃料に頼りきっていた日本は転換を余儀なくされ、遅まきながら太陽光発電、洋上風力発電、バイオマス発電などに力点を移し始めた。その中でも大容量の発電可能な洋上風力が注目され、北風の強い青森、秋田、山形の日本海沖が適地として調査が進んでいる。いずれも消滅可能性の市町村80%以上を抱えた県である。山形県北部、遊佐町沖の洋上風力発電事業は業者選定の段階まで進み、間もなく建設の槌音が聞こえるようになる。それに平行して、遊佐町鳥海南工業団地に、東北電力では初めての木質バイオマス発電「鳥海南バイオマスパワー」が工事を終えて試験発電となる。ほぼ完成した内部を視察させて頂いた。そのスケールの大きさには驚いた。酒田港に輸入された木質ペレットを運ぶ20トントレーラーが15台並んで...東北電力初「鳥海南バイオマス発電所」

  • 旭日中綬章を拝受

    昨日10日、恐れ多くも私と妻はホテルニューオーオタニ東京の「鶴の間」で総務大臣より旭日中綬章を拝受しました。その後皇居に移動し「豊明殿」で天皇陛下よりねぎらいのお言葉があり、身に余る光栄でありました。これも、長い間、応援してくださった方々のお陰です。深く感謝し、余生は叙勲に恥じぬよう丁寧に過ごそうと思っております。ありがとうございました。旭日中綬章を拝受

  • 全国から鳥海山春山スキー

    山形県にある観光山岳道路「鳥海ブルーライン」と「蔵王エコーライン」は除雪作業が終わり全線開通となった。全国からどっと観光客が押し寄せ春山を満喫しているようだ。「鳥海ブルーライン」は遊佐町の国道7号線道の駅「ふらっと」の近く、海抜ゼロから鳥海山をのぼる山岳道路だ。一番高い海抜1100メートルの5合目に鉾立観光ステーションがある。そこを目指してドライブする。つづら折りの坂道で、変わっていく山の景色を楽しみながら進んで行くが、下る車やバイクツーリングが多く気の抜けないドライブでもある。四合目付近に大平山荘がある。ここに着く少し前にカーナビは「秋田県です」と県境を知らせ、山荘に着くと今度は「山形県です」になる。この山荘は遊佐町の運営で「鹿の角切」の神事もある。ここから少し進むとまた秋田県になる。鉾立は秋田県にかほ...全国から鳥海山春山スキー

  • 消滅可能性自治体に住んでいる

    「人口戦略会議」は将来的に「消滅の可能性」があると見なした都市、744市町村を公表した。2020年から2050年までの30年間に子どもを産む中心世代の20~30歳代の女性が半数以下になる事をその根拠としている。その市町村を80%以上抱える県が青森県、秋田県、山形県の3県である。山形県には35市町村があるが、県都山形市を中心にした仙台に近い7市町以外は全てが将来消滅するとされている。私は消滅の可能性があるとされる人口10万人の酒田市に住んでいる。そこは、酒田市市街地に隣接し数キロ内に13の集落が存在する農村地帯で、かつては、北平田村だったが昭和29年の合併で酒田市となった。酒田市立北平田小学校があり、私の同年生は66人で1学年2クラスだった。しかし、子どもが減り続け平成25年に、同様な3地区が統合して酒田市...消滅可能性自治体に住んでいる

  • 黄砂にかすむ満開の梨畑

    桜の花が終ると、酒田市の北部に広がる広大な梨畑の花が満開となり、鳥海山を背景にしてカメラマンが喜ぶスポットがある。真っ白な梨の花は桜に負けない美しさがある。ところが今年は4月18日より黄砂が降り注ぎ、晴天にも関わらずどんより薄暗い感じなのだ。鳥海山が見えないどころか、梨畑の全容すら良く見えない状態である。昔から「春はおぼろ霞」と言われていたけれど、こんなにひどい黄砂は経験がない。視界6~7キロと報道され、遠くの山々は見えず、雲も見えない。わずかに差し込んでくる太陽の明るさで昼を感じる程度である。黄砂は遠い大陸の砂漠の土煙が、はるばる日本まで飛んで来る現象である。刈屋梨の歴史は古い。鳥海山の湧水を源にした2級河川、日向川と月光川の合流地点の広大な河川敷に梨畑が広がっている。特産品「刈屋梨」の歴史は古く120...黄砂にかすむ満開の梨畑

  • 桜前線が北上

    桜前線が北国山形県まで北上した。地形によっての多少の差はあるものの、今日あたりが満開と言っていい。地元紙の山形新聞は一面の巻頭に3段ぶち抜きで山形市馬見ヶ崎公園の桜並木をドローンのパノラマ写真で掲載しその美しさ伝えている。山形県の公園は桜の植栽も多いが、多くの河川の土手に植えられた桜が多く、それが一斉に咲き誇り県土全体に春の到来を告げる豪華さがある。桜の命は短く一週間程度で散ってしまうが、その後、遠くの山肌に山桜が咲き始め、その名残を楽しませてくれるのがありがたい。ニュースで気象庁の職員が開花宣言や満開宣言の様子を報道するが、桜の開花はそんなに瞬時の事なのかと思ってしまう。統計上ならあんな大袈裟な必要はないように思える。かつては、酒田にも測候所があり、標準木の正式な開化発表があった。行政改革で測候所は廃止...桜前線が北上

  • 小1年の育てた「ひょうたん」を卒業生に

    酒田市の北平田農産物愛好会(高橋辰雄会長)は地区の平田小学校一年生と一緒にプランターで「ひょうたん」を育てている。6月ごろに種をまき、8月下旬ころの収穫となる。実った「ひょうたん」を水に漬け中身を取り出し乾燥。きれいに磨いた後、色彩を施し、卒業生のひとりひとりの名前や子供たちが選んだ一文字漢字の「空」や「友」等を書き入れて仕上げる。きれいに仕上がった「ひょうたん」を、六年生の卒業記念にプレゼントする活動が続けられている。今年の卒業生は26人で、プレゼントされた中のひとり高橋君(12)は「自分も一年生の時にひょうたんを作った。6年生になってもらってうれしい。家に飾って大切にしたい」と話した。同愛好会は2004年頃から旧北平小学校時代に始まった活動だが、少子化で2013年に平田小学校として統合をきっかけに活動...小1年の育てた「ひょうたん」を卒業生に

  • スワンスケートリンクが閉鎖

    山形県内唯一の屋内スケート場(スワンスケートリンク-)は施設の老朽化やハザードマップで津波浸水想定区域内にあることなどから、今年度いっぱいで閉鎖することとなっていた。大勢の利用者から惜しむ声が上がって、対応が検討されている。スワ―トスケートリンクは最上川右岸の河口付近に、1972年に酒田市立体育館が建設され、20年後の紅花国体に合わせてた国体記念体育館が新に建設され、市立体育館の用途は各種イベントなどで利用されていた。その用途の一つに、1994年12月に冬場の屋内スケートリンクとしてオープンをした。当時市議議員だった私が当時の大沼市長に提案して実現したスケートリンクで想い出がいっぱい詰まっている。閉鎖する前々日に視察に行ってきた。係員に「まだ使えそうだよね」というと「うん」と答えてくれたけど、経年劣化は専...スワンスケートリンクが閉鎖

  • 「日東道」秋田県境まで延伸

    日本海東北自動車道は新潟県から山形県を通って秋田県まで日本海沿岸を縦貫する幹線自動車道路である。全線開通すれば、北東北と近畿、中京圏への最短距離となり一歩遅れてるこの地域の創生に大きな役割が期待されている。秋田県と青森県はすでに繋がっている。問題はミッシングリンクの山形県側にある。今日23日、山形県の酒田~遊佐間の開通式が行われ秋田県境まで日東道は繋がった。残る秋田県境をまたぎ繋がるのは2年後と公表されている。もう少しの辛抱である。問題は新潟県側とのミッシングリンクで、山形県側の温海温泉ICまでは繋がっているが新潟県村上市のまほろばICまでの40.8キロの工事進捗率は37%止まりとなっている。開通の見通しも経たない惨状が続いている。観光、物流、企業誘致へは計り知れないマイナスである。横軸の高規格道路「みち...「日東道」秋田県境まで延伸

  • 松くい虫被害 過去最悪

    庄内海岸砂防林は日本海に面して南北に33キロ幅約2キロで、黒松が約500万本の人工林でスケールは日本一と言われている。飛砂を食い止め田畑を守り、安全な暮らしを願い約300年前ごろから植林作業は始まった。厳しい砂丘に耐えれるのは黒松と選択され今に至っている。生活の近代化は黒松の枝やマツカサが燃料ではなく石油へ変り、松林の荒廃は進んだ。その頃、昭和50年代に西日本で松くい虫被害が猛威を振るい、やがてそれが庄内海岸にも確認されるようになった。それより先に、秋田県海岸はひどく、全ての黒松砂防林が松くい虫で枯れ木となった。車窓からの景色に鳥肌が立つ思いだった。山形県は庄内海岸の自治体と官民が一斉に立ち上がって防除や整備活動に取り組んだ。松くい虫にやられると大木の黒松も一か月で枯れ木になる。国、県、市、市民ボランティ...松くい虫被害過去最悪

  • 酒田の「笠福」

    酒田は最上川の舟運で運ばれた莫大な米の集積地。ここから西回り航路の千石船で京都や江戸との交易を「西の堺、東の酒田」と呼ばれるほど賑わっていた。伊豆稲荷が始まりと言われる「雛のつるし飾り」は江戸後期から始まったと言われている。雛人形の伝統は古いが、一部の裕福な家庭しか飾れない高価なものだった。一般家庭のお母さんやおばあちゃんたちは、自分たちの古着の切れ端を持ち寄り、女の子の健康と幸せの願いをこめた小さな人形を作った。それを紐でつないで「雛のつるし飾り」がはじまり、伝統文化として今に受け継がれている。雛のさげ物の風習は全国にも珍しく、伊豆稲荷、九州稲荷、山形酒田は「日本三大つるし飾り」と称されている。私が子どもの頃、酒田のひな祭りはひと月おくれの4月3日だった。現代は3月3日から始まり一か月分余計に楽しめる事...酒田の「笠福」

  • 酒田米菓「にぼせん」

    山形県は県内の特産物で消費が盛んなラーメンやそばを県のPRに活かそうと、キャッチフレーズ「ラーメン県そば王国」を特許庁に商標登録の申請をした。山形県によると、人口10万人当たりのラーメン店舗数が日本一で、一人当たりの山形市のラーメン消費額が一昨年に引き続き日本一と総務省から発表された。さらに、昨年東京で開かれた「日本ご当地ラーメン総選挙」で厳しい東北ブロックを勝ちぬいて「酒田のラーメン」が初優勝を果たした。吉村知事は「本当にいい弾みになった。「ラーメン県そば王国やまがた」の商標登録を思い切って申請した。全国に誇る山形のラーメンとそばを広くPRし、観光資源の知名度向上につなげたい」と表明した。「オランダせんべい」の酒田米菓では、新商品として従来の「オランダせんべい」にラーメン調理過程で出る大量の煮干しを再利...酒田米菓「にぼせん」

  • 日本画の名品がずらり

    酒田市美術館は「新田嘉一コレクション」の日本画を中心にした名作展示会は大勢の鑑賞客でにぎわっている。新田さんの所蔵する特別企画展は今度で3回目となる。今回は日本画の巨匠の作品16点が展示され、近くの美術館で鑑賞きることは何よりありがたいと思っている。先ず目に付いたのは、丸山応挙の六曲一双の屏風「韓愈雪行図」の大作である。部屋いっぱいに展示された国宝級の気配を感じさせる大作は圧巻であった。海外流出の可能性を感じ取った新田さんが所蔵した作品と聞いている。馴染み深い近代日本画の巨匠横山大観や伊東深水の作品には食らいついて見つめた。江戸時代の丸山応挙、鹿野探幽、鹿野常信、鹿野芳崖も展示されていた。丸山応挙の「福禄寿」は高齢化社会を見据えた高齢者の偉光を感じさせる作品に思えた。スクールバスで子供たちが鑑賞しながら、...日本画の名品がずらり

  • 庄内の星ひとつ消える

    2月10日に急逝した時田遊佐町長の家族・遊佐町合同葬儀が生涯学習センターで行われ、多くの町民や関係者が分かれを惜しんだ。山形県で唯一、庄内だけが平成合併で五つの自治体に合併している。県庁との距離が遠く、全てのインフラは後塵を拝してる状態にある。高速道路はつながらず、新幹線もない。陸羽西線も今は運休となっている。その中で時田町長の仕事は群を抜いて庄内をリードしていた。東北電力のバイオ発電は遊佐工業団地に誘致し間もなく開業する。洋上風力発電は遊佐沖が最終ステップの段階にあり詰めの作業が始まっている。一部の反対もあるが未来を見据えた遊佐町のできる事としてゆるぎなかった。「日沿道、酒田遊佐間の開通式が3月23日だよ」との電話が私への最後の言葉だ。役場を木造の平屋に立て直した。「エレベーターもエスカレーターもいらな...庄内の星ひとつ消える

  • JR酒田駅前広場にガス灯

    山形県のJR酒田駅前広場に新たなガス灯が設置され市民の関心を呼んでいる。設置されたガス灯は5灯式で、駅前整備事業の計画段階から駅前広場の新たなシンボルにしたいとの強い要望があったため、酒田天然ガスが寄贈して設置されたものである。駅前広場は約4千平方メートルの広場に、有料駐車場20台とタクシー乗り場、フリースペース等が整備され、駐輪場は屋根付きで400台の駐輪が出来る。そして、今までシンボルとなっていた高くにそびえていた大型ヨットのオブジェは交差点改良に伴って撤去される事になった。JR酒田駅長は「素敵な駅前広場となり感謝します。酒田市と連携して賑わい創出に尽力したい」とコメントしている。ガス灯は夕暮れから最終電車まで点灯される。JR酒田駅前広場にガス灯

  • 明日から立春

    今日3日は節分、明日から立春である。北国の恐れる大寒が明け「鬼は外。福は内」と全国から豆まきの声が聞こえる。季節の変わり目に起きやすい災害や病気を鬼に見立て、邪気を払う力があるとされる豆をまいて、追い払う昔からの行事である。我が家でも昔は豆まきをしていたが、子供が成人した頃には無くなったようだ。例年、大寒の2週間は厳しい寒さにおびえてる生活だが、今年の大寒は穏やかである。吹雪もなく雪もない日中の気温が7~8度になったり穏やかな日々である。気象が異常なのだと分かっているつもりだが理解が出来ない。天気に恵まれた先月の28日、庄内地域の味覚を楽しむ「第37回日本海寒鱈まつり」が酒田の中心部各地で開かれた。その中の中町モール会場には天気の良さも手伝って、長い行列が出来る盛況で、一杯800円の寒鱈汁は飛ぶように売れ...明日から立春

  • 「歌会始」読師に酒井さん

    今年の「歌会始」に旧庄内藩主酒井家18代当主酒井忠久さんが「読師」を務めるとの報道があった。暗いニュースの中での朗報だった。「読師」の役目は、歌会始全体の流れを仕切る大事な役目と知り、なかなかの重責と分かった。当日、テレビ画面を食い入るように目を凝らした。最後は両陛下ひとりひとりの前に進み、御歌を拝受し読む役の講師へ運ぶ仕事である。緊張が伝わってくる。旧庄内藩主忠久さんの父、17代目忠明さんが昭和29年の歌会始「林」のお題で佳作に選ばれている。山形県の和歌は「歌会始」に多くの作品が佳作が選ばれており、令和に入ってからも2年、3年、5年と続いて入選している。私が興味を抱いたのは、平成7年お題が「歌」で山形県の大滝市太郎さんが入選した時である。「紙切れを幹に押し当て歌しるす山人われに春は来にけり」が深く印象に...「歌会始」読師に酒井さん

  • 伝統の「酒田凧」

    今日から大寒、年間で最も寒い時期に差し掛かる。北国はこの頃に備えた冬支度を整える。北風の強い庄内は風囲いで家を守り、幹線道路はすべてに防雪柵で吹雪対策がとられている。雪は上から降るのではなく北風で舞い上がり横から襲い掛かるのである。しかし、今年の大寒はおかしい。雪もなく北風もなく気温は7~8度で晴天である。しかし、油断はできないとは思っている。北風の強い今頃、私が子供の頃は凧あげをして遊んだものだ。もちろん手作りである。竹ひごで枠組みを作り、和紙に武者絵を描いた紙をはり、凧が上がる角度を調整して丈夫な糸を結ぶのがコツである。凧の上部を糸で引っ張り丸みを持たせる。その糸に和紙を張ると凧の鳴き声がブーンと響き、張り方で音色は変わる面白さがあった。いつの間にかそんな遊びは消えたが、酒田凧を保存してくれていた「酒...伝統の「酒田凧」

  • 酒田の印染(しるしぞめ)

    「政治と金」の問題は政治資金の管理を私たちと同じにするだけの事である。資金の公開も相続も特別扱いはおかしいと思うのが当然である。酒田山居倉庫内・華の館で開かれている「酒田の印染(しるしぞめ)」が話題を呼んでいる。酒田市で3代続く老舗染物屋「斎藤染工場」の作品や手仕事が「酒田の印染・斎染とデザイナーが育む手仕事の温もり」と紹介されて、数々の作品コーナーは訪れた人の目を引いている。斎藤染物工場は大正15年に創業し長い間、家紋や屋号を法被やのれんなどに印染めする「印染」を手掛けてきた。型枠に染料を流し込み、型紙を使って生地に染料を刷り込む「手捺染」の技法で、丁寧に生地の裏まで染め抜かれているのが特徴である。展示はこれまで手掛けてきた消防団の法被や神社ののぼり、最近では「ピアノ柄てぬぐい」や「もっとかわいいあずま...酒田の印染(しるしぞめ)

  • 元旦に巨大地震

    新年あけましておめでとうございます。ブログ「とうやのひとり言」へアクセス下さってる皆さんに感謝申し上げます。今年の正月は長男たちの帰省もなく、近くに住む娘たちは海外旅行とかで夫婦だけの正月となった。大晦日のテレビは何となく紅白歌合戦をみて、ゆく年くる年、さだまさしトークとだらだら付き合い、元旦は遅めの雑煮となった。終わったあとに抹茶が出てきた。初釜なので良い年であります様にと正座で頂いて祈念した。ところが、夕刻にスマホのアラームが一斉に鳴り響き緊張が走った。しばらくして大きな揺れが来た。「これは大きい」と直感的に思った。テレビ画面が変わり能登半島の巨大地震と分かった。日本海には津波警報が出され、酒田市でも高台への避難が誘導された。海岸線の国道は全て通行禁止となり、テレビに映し出される残酷な映像に思わず手を...元旦に巨大地震

  • 年の瀬に雑感

    今年もあと一日。月日が怒涛の様に過ぎ去るのを感じるのは歳のせいかもしれない。振り返ればスポーツ以外、あまり良いことは浮かんでこない年だった。少子化は止まりそうにもないし、世相は暗い方へとトレンドしているように見える。地球沸騰と言われた猛暑の夏で生態系は狂った。人間の生活様式を変える始まりのようにも見える。60年間コメ作りをしてオール2等米は経験がない。来年が怖い存在に思える。政治の劣化も同様に怖い。モリカケ問題に端を発した公文書の改ざん。桜を見る会の私物化。統一教会との深い癒着。極端な選挙買収事件。派閥パーティの乱発と裏金作り。いづれも長期政権だった安倍内閣時代に原点がある。国民の意思表示は投票率の低下で示している。ロシアが軍事力でウクライナを侵略する。イスラエルがハマスをせん滅させるまで武力の行使は国連...年の瀬に雑感

  • 50年人口、激減

    厚生労働省・人口問題研究所は2050年までの地域別の推計人口を公表した。20年との比較で東京都を除く46道府県全てが減少、平均で17%の減少率である。11県が30%以上の減少と見込まれ、東北では秋田・青森・岩手・山形・福島の順で宮城を除き全ての県で30%を超える。他に新潟、山陰、四国、和歌山などで超えている。各県内の市区町村の格差はもっとひどい状態である。山形県の場合は35市区町村の内、22の市区町村で4割以上の人口が減少、その内半分を超えのが14市町村である。特に県全体で0~14歳までの人口は半減する。政治の原点はここにある。どんな国をめざすのか政治の出番である。政治不信は国を滅ぼす。明日はクリスマスイブ。「酒田みなとライオンズ」では一足先にクリスマスパーティーを行った。子供たちも参加する家族例会でサン...50年人口、激減

  • 中島潔展の酒田市武術館

    可愛らしさの中に何となく郷愁を誘う子供たちの絵を描く「童画」の中島潔展が酒田市美術館で、11月18日から開らかれている。どこかでは見たことはある独特な郷愁を誘う可愛らしい「童画」がたくさん展示されていて中島潔展の雰囲気に満足させてもらえる。しかし、大胆な構図の大型な大作展示もたくさんあった。今回は90点の作品が展示されているという。そこには、令和の時代を前向きに生きる女性の美しさを見つめなおし、大胆な構図で表現しようしていると感じられる大作もあった。中島潔の代名詞ともいえる「童画」に新しいテーマの「女性画」も加わり、酒田会場に特別出品と書き下ろした「酒田舞娘」が展示されていた。展示会初日に中島潔画伯本人がお見えになり、酒田舞娘の歓迎を受けられたと報じられていた。会場には本人の履歴が書いてあった。なんと私と...中島潔展の酒田市武術館

  • 防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

    JR酒田駅に東西をつなぐ歩道専用地下道がある。ここに管内の中・高校生美術部員などの絵画を展示する「地下道アートギャラリー」がある。今年も展示替えがあり話題となった。遊佐町を含めた市内12校の中高生たちが庄内の自然や文化をテーマに、鳥海山や庄内平野の美しさ、観光名所やマスコットキャラクターなどの絵が展示され、往来する人々に安らぎを与え人気スポットになっている。「地下道アートギャラリー」は酒田地区防犯協会連合会(会長矢口酒田市長)が犯罪防止を目的に企画しているもので、今年で20回目となった。この企画の発端は、2003年にこの地下道で発生した恐喝未遂事件をきっかけに、暗い地下道を明るい雰囲気にし、防犯の役割を狙って実施されたものである。開所式で矢口市長は「地域の魅力と希望を込めた絵が犯罪のないまちづくりにつなが...防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

  • 冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

    冬の訪れを告げる出羽三山「松の勧進」が庄内一円で始まった。山伏たちが「ぼーぼれろ~」とほら貝を吹いて「門付け」て浄財の寄進を願うもので、羽黒山の正月行事「松例祭」の実行費用のためとされている。古い伝統行事で家の前でほら貝を吹いてもらう事が「五穀豊穣、家内安全」を祈祷したご利益があると信じられている。先日のお昼前、「ぼーぼれろ~」とかすかに聞こえた。2重サッシなので良く聞こえないが出て見ると、市松模様の山伏が立っていた。寄進をした後、世相を聞いてみた。「ほら貝を吹くと、夜勤明けでうるさい。子どもにうるさいとお叱りを受ける。留守宅が多く昔の様ではない。待ってる家と、そうではない家もあり伝統ですが大変です」庄内を代表する出羽三山の伝統行事を維持する苦労を知る事が出来た。庄内の観光拠点だ、郷土の誇りだといいながら...冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

  • JR東日本の赤字路線が危機

    JR東日本は利用者の少ない赤字路線を公表した。以前に一部は公表していたが、今回は赤字路線全てで、全国JRグループ各社の公表と合わせた遠慮なしのものである。コロナ禍による影響も考慮されるが、地方切り捨てが匂ってくる。それによれば、羽越本線「村上ー鶴岡」間49億4600万円が赤字額の最高である。東北日本海側を縦貫する骨格路線であり、JR貨物路線でもある。平成17年12月25日最上川鉄橋のすぐ南付近で、突風による新潟行特急「いなほ」の脱線事故は乗客5名の死亡事故となった。以来JR東日本は風速25メートル以上で運休、20メートルで徐行運転と決めた。運休と遅延の多発で信頼性を失い鉄道は敬遠され飛行機に移った。2022年8月の豪雨で、羽越線と米沢を結ぶ米坂線の橋梁が流され不通となった。1年経った今も復旧工事にJRは難...JR東日本の赤字路線が危機

  • 町営風力発電を撤去

    少々古い話になるが1988年(昭和63年)竹下総理大臣が「ふるさと創生一億円事業」を始めた。市区町村が自ら考え、自ら行う地域づくり事業で一律に一億円が交付された。平成合併の前、この交付金で山形県東田川郡立川町は日本初の自治体風力発電事業に取り組んだ。立川町は最上川左岸に広がる田園地帯で、最上川沿いに出羽丘陵から吹き降ろす風が、日本三大悪風と言われるダシの風で農作物には邪魔な存在である。これを逆手に取った立川町は風力発電事業に取り組んだ。当初はアメリカ製の大型風車、100kW3基でスタート。落雷や風による破損などを乗り越え、平成元年には一機1500kWの町営風力発電に更新したものの、耐用年数の20年を超え油漏れなどが発生していたことから、「大型風力発電機による事業性の実証は達成した」として町営風車は撤去する...町営風力発電を撤去

  • 異常海水温でサケの遡上に異変

    庄内最北で日本海に突き出た鳥海山がある。東北の最高峰は、その麓の遊佐町は豊富な伏流水で溢れている。伏流水は日本海へも注いでおり、そこで獲れるミネラル多い夏牡蠣は名物である。鳥海山に降った雨は50年もかけて山中をさまよい、麓に湧き水として出てくると言われている。この水で作られた「遊佐米」の評価は高く生協などと契約栽培がされている。鳥海山麓に無数の湧き水があり、それがまとまって「バイカモ」の花で有名な「牛渡川」の様になる。そして集まって、月光川となり日本海へと注ぐ。ここにサケが産卵で遡上してくる。そこに江戸時代からの人工孵化事業が生まれた。サケは帰巣本能で生まれた川に戻ってくる習性がある。先人から受け継がれた事業はさらに近代化され順調そうに見えたが、ここ何年かサケが減っている。太平洋側が全くダメで人工ふ化する...異常海水温でサケの遡上に異変

  • 文化祭・収穫感謝祭

    昨日11月3日は文化の日、全国各地でこの日に合わせた各種イベントが開催されたと思われる。その前に、この日の異常気象には驚かされた。酒田の最高が25.8度、観測史上初の夏日が記録された。それに、この日はダイヤモンドプリンセス号が酒田港に寄港し、大勢の外国人観光客が街に繰り出していたが、半袖ノースリーブ姿が目に付き夏に戻ったよう雰囲気である。それに夕暮れにはカエルの鳴き声みたいな音も聞こえた。丁度田植えの頃の気温なので、目で見たわけではないがカエルに違いない。文化の日、400戸ほどの私の住むコミュニティでも「文化祭・収穫感謝祭」があった。コロナでの中止から、今年の開催は盛りあがったように思える。北平田保育園の子ども神輿に始まり、餅つき大会となった。コミュニティを構成する各団体でバザーや模擬店を担い、果物やコン...文化祭・収穫感謝祭

  • 「関川しな織センター」祭り

    山形県と新潟県境の奥まった所に30戸ほどの関川地区がある。そこで活動をしている「関川しな織センター」の人々がいる。地域一体が主催する「関川しな織まつり」の記事に触発されて行く事とした。山に自生するシナノキの皮で糸を紬み、織り込んだ「しな織布」は、静岡県の葛布(くすぶ)沖縄県の芭蕉布と並んで日本三大古代布と呼ばれている貴重な織物である。衣食住の衣である「しな織」は縄文時時代からあったとされ、現代に至るまで製法はそのまま今に受け継ぎ、その価値を変容させためずらしい素材と言われている。冬になると雪に閉ざされる関川の人々は、日々の生業のひとつであった「しな織」にその可能性を見出し、時代の変容に合わせた作品を創作し、今に受け継がれてきている。センターには「しな織」で作られた現代グッズが売られていた。財布、名刺入れ、...「関川しな織センター」祭り

  • 稲刈り後に異常な「ひこばえ」

    庄内地方の稲刈りは終わった。夏の猛烈な暑さにも参ったが、秋口も同じ様に暑い日が続いた。それに雨が降らずサイクルが狂い始めると全てが異常状態となり、過去に経験のない事態が連発する。自家菜園のネギ、ナス、からとり、キュウリは枯れ葉が目立ち成長が止まってしまった。小粒でみずみずさがない。それに、それぞれの野菜の葉に青虫のような大きな「さなぎ」がいっぱい寄生し一晩で葉が食い荒らされる始末である。わずかな菜園でもメンテナンスが大変だった。味は異常ではないけれど何となく「うまい」の言葉は出てこない。田んぼに目をやると、刈り取りの終わったばかりの稲株に「ひこばえ」が急成長していた。まるで田植え後のように青々と緑一面が広がっている。これには驚いた。多少の「ひこばえ」は毎年の事だが30センチ以上にも成長した「ひこばえ」は見...稲刈り後に異常な「ひこばえ」

  • 「酒田のラーメン」日本一

    ラーメンの日本一を決める「ご当地ラーメン総選挙」が東京大久保公園を会場に実施され「酒田のラーメン」ぶっちぎりの日本一となった。すでに、全国7ブロックのウェブ予選が終わっており、東北ブロックは魚介系スープと極薄ワンタンが特徴の「酒田のラーメン」が東北で優勝し東北代表として今回の本選挙に臨んだ。今回の総選挙は全国ブロックを勝ちぬいてきた10品の戦いで、来場者の投票や、協会の衛生面のチェック、SNS上の人気を総合したポイントで日本一を争うものである。結果は「酒田のラーメン」1万440点で、2位の札幌ラーメン6517点、3位の「甲州地どりラーメン」5951点に大差をつけ、堂々の優勝となった。酒田市内のラーメン店主らでつくる「酒田のラーメンを考える会」(会長満月店主斎藤直)の歴史は古い。ラーメンで酒田市を盛り上げよ...「酒田のラーメン」日本一

  • 恒例の酒田港緑地公園の清掃活動

    毎年実施している酒田みなとライオンズクラブ(会長池田博夫)の奉仕活動は、酒田駅前広場と酒田本港緑地公園のゴミを拾ったり、剪定をしたりする清掃活動も含まれている。先般、酒田本港緑地公園の清掃活動を実施した。あいにくのどしゃ降りだったが、ちょうど午後3時頃にぴったと雨が止んだので一斉に活動を始めた。植木の選定をする者、雑草を取る人、ゴミ拾いをする人に分かれた。私は昨年と同様にゴミ拾いに出かけた。昨年を思い出した。岸壁周辺はとてもきれいだったが、一本奥の道路に入ると駐車場の隅には、タバコの吸い殻が山ほどあったし、ペットボトルや空き缶でゴミ袋がいっぱいだった。緑地の奥には脱ぎ捨てられた衣類があったり、廃タイヤまで捨てられていたのを思い出した。あまりのひどさにブログでマナーの悪さを訴えた。それが届いたからかは分から...恒例の酒田港緑地公園の清掃活動

  • 我が家の土洗い

    稲刈りを終えて、今年度の我が家の農作業はすべて終わった。振り返れば4月9日に弟家族と長女家族の全員集合でハウスに種まきをした。育苗箱657枚に種をまき、ハウスに並べる作業だけに人手が必要だ。人手を頼んだのはこれだけで、あとは夫婦で乗り越えた。育苗期間は約一か月、温度管理に気が抜けないデリケートな作業日だ。なるべく日照時間は多く温度は適温に保つ。夜間の低温にも注意が必要である。5月6日には田植えを始め、2日余りで終えた。苗を運んで田植え機で植える。機械の当たらない四隅は手植えで完結する。田植えが終われば田んぼの水管理と雑草との闘いである。パイプ灌漑なので蛇口を開ければ用水は出る。農道や畔の草刈りは専用の草刈り機械で月一回のペースで4回刈り、圃場を整える。幾何学模様の美田はこのことである。4か月余りで刈り取る...我が家の土洗い

  • 酒田市立資料館、きょう閉館

    酒田市立資料館は今日で閉館となった。酒田大火(昭51)の復興記念事業として、当時の相馬大作市長の強いこだわりで建設されたものである。外壁の色や展示品を含め、思いが詰まっ資料館である。その資料館も45年間の歴史に幕を引き、総合文化センター内に整備される事になった。資料館にお別れの意味も込めて行ってきた。小さな資料館に入ると、かすりの農作業着姿でハンコタンナ姿のおばこ人形が出迎えてくれビックリした。私の若い頃、日焼けから肌を守るハンコタンナは当たり前だったが今はもう消えた。出羽の国府跡と言われる「城輪の柵跡」の出土品やシャンソン歌手岸洋子さんのレコード、佐藤公太郎さんの「みちのく豆本」、土岐田将棋道場を開いた土岐田勝弘さん。写真家の土門拳さんなど酒田の歴史を刻んだ人々の遺品が展示されていた。伊吹文明元衆議院議...酒田市立資料館、きょう閉館

  • 酷暑でコメは2等米

    新米の入庫が始まった。農家が刈り取った稲のもみを、乾燥調製して玄米の状態で倉庫に運び、米穀検査を受けて倉庫に貯蔵される。農家のかかわれる最後の仕事はここまでである。今年の異常高温が農作物に与える異変は予想できたし、報道でも知っていた。新米を近くの倉庫の検査場で検査を受けた。コメ粒の外側が白濁した高温障害米が混在している。一等米にはならないと告げられ、網目の広い選別機で調整してくださいと指導され再挑戦をした。それでも2等米だった。倉庫関係者の話によれば、酒田市周辺はほとんどが2等米である事を知らされ、品種や場所によって少しの1等米はあるものの現状は厳しい事が分かった。長年コメ作りをしてきたが、2等米出荷など経験したことがない。庄内米の誇りは質の高い1等米である。酷暑でコメは2等米

  • 酒田のラーメンEXPO2023

    全国の有名店が庄内産の食材を使ったラーメンが楽しめる「酒田のラーメンEXPO2023」が17日と18日の両日開催された。酒田市役所前駐車場を全面的に使ったイベントで、酒田のラーメンを強力に広める狙いがある。酒田のラーメンは全国でもトップクラスと言われているが、更に強力なアピールで頑張る気持ちを表明している。5回目の今回は、麺屋ようすけ(栃木)吉祥寺武蔵家(東京)せたが屋(東京)札幌みその(北海道)酒田は「酒田のラーメンを考える会」が共同開発した「庄内産紅ズワイ蟹のビスクラーメン」が出店している。猛暑日の日中は出足があまり良くなかったらしいが、私たちが行った6時ころは結構な人出だった。何を食べようか迷ったが、私は「せたが屋」の煮干し醤油ラーメンにした。小鉢だったが味はこだわりを感じさせるものだった。それぞれ...酒田のラーメンEXPO2023

  • 猛暑日の稲刈り

    我が家の稲刈りが始まった。8月中の異常な猛暑続きは稲の生態系を全く狂わせ、刈り取り時期は平年より一週間程度早まった。しかも玉張りが悪く、未熟米が多いと予想されている。人間も我慢の猛暑日と熱帯夜の連続は、植物に異変がない筈がない。それに雨が降らない。自家菜園は毎日の夕方、バケツで水をかけても追いつかないひどさである。こんな経験は味わった事がない。9月11日今年初めての稲刈りをした。最高気温35,3度、しかも風がない。黙っていても汗が噴き出る危険な温度である。12日に雨予報があり雷を伴った強い雨とみられる事から、田んぼのぬかるみの事を考えて、今日の決行を決断した。稲刈り開始すると間もなく、相棒の様子が変だ。いつもは小まめにサポートに走り回るのだが、動きが鈍い。水分は取っていると言っていたがダウンしてるようだ。...猛暑日の稲刈り

  • 「こんにちわ、母さん」

    久々に今話題の「こんにちわ、母さん」を見に行った。映画のテーマでその気になった訳ではなく、山田洋二監督と主演の母さんが吉永小百合であることが大きかった。誰にも存在する母さんの何を演ずるのかに興味があった。下町の足袋屋だった家に暮らす母さん(吉永小百合)はホームレス支援のボランティア活動をしていた。別に暮らす長男(大泉洋)は大会社の人事部長で人事問題に神経をすり減らし、それに自身の離婚問題も抱えていた。大学生になった娘(永野芽郁)との関係にも頭を悩ませていた。疲れていた長男は久しぶりに「こんちわ、母さん」と実家を訪れる事から物語が始まる。しかし、迎えてくれた母さんの様子がいつもとは違って見えた。割烹着姿のはずの母が、艶やかなファッションにを身に着け、生き生きとしている。恋愛までしているような雰囲気に戸惑って...「こんにちわ、母さん」

  • SAKATANTO24万人突破

    9月1日の夕刻、酷暑とは別世界の会場に甘いサックスホーンの音色が流れていた。思い思いに冷たい飲み物を飲み、海鮮もの中心としたバラィティに富んだ盛り沢山のおつまみを食べながら至福のひと時を過ごしていた。そこには「おー、しばらく」と懐かしい人との会話も弾んだ。SAKATANTO一周年記念祝賀会での様子である。酒田海洋センターの隣、50年間も未使用だった酒田東ふ頭の倉庫を、飲食とイベントが楽しめる施設に変えるため、リニュアルオープンしたSAKATANTOが一周年を迎え、記念式典が行われた。パーティー前の本間会長のあいさつで「我々は当初一年間で8万人くらいの来客を想定していたが、3倍の24万人を超える方からお出で頂いた。感謝の一語に尽きます。更に工夫を凝らして拡大していきたいと思っています」と挨拶があった。SAK...SAKATANTO24万人突破

  • 月山ダムの見学通路は18度

    北国庄内も連日の酷暑に見舞われている。全国ニュースでも報道されるくらい猛暑日がここずっと続いている。風もなく気温37度は実にこたえる暑さだ。豪雨も困るけど、8月で30度を下回った日はなく、生温かい夜風もうんざりする。どこか涼しい場所はないものか。月山ダムの管理用通路はひんやりと冷たく、見学コースがあるという事が分った。さっそく予約をして、皆で月山ダムに向かった。酒田から1時間弱で月山ダムに着いた。国の施設なのでインフォメーションスタッフが案内をしてくれる。ダム頂上は37度だったが、そこからエレベーターに乗って、一気に52メートル下の管理道路まで下りると、そこにあった壁の温度計は18度である。まさにそこに別世界があったのだ。一行の目は輝きだした。ダム見学はダムに親しみを感じてもらう目的で受け入れており、年間...月山ダムの見学通路は18度

  • 帰省客が帰った

    月遅れのお盆で帰省した人たちが、それぞれ自分の拠点に戻り、多くは首都圏へと帰っていった。久しぶりの里帰りの田舎暮らしに「やっぱりふるさとはいいなあ」と感じられたと思っている。あの山、あの川、あの友、肉親たちとの出会いは理屈抜きに感動がある。せめて帰省客でにぎわう故郷の人口であればと思うが、終ってみれば日常の寂しさが戻り現実の姿となる。首都圏一極集中が進み、地方の高齢化、人口減少が日本の変わらぬ流れである。全国812市区を比較した「住みよさランキング2023」の調査がある。東洋経済新報社が、安心度、利便性、快適度、富裕度を独自に加味したランキングによると山形県の東根市が全国総合で32位のランキングとなった。一方、庄内の鶴岡は600番台で酒田は300番台と低ランクだった。人が何と言おうとも、住めば都。酒田が元...帰省客が帰った

  • 「地球温暖化」から「地球沸騰化」に

    とにかく酒田・庄内のここ三日間は、灼熱の太陽と猛暑で参った。最高気温38.1度で日本の中でも立派な高気温記録で全国ニュースで報道されている。熱中症アラートは3日連続で発令され、異常な危険状態を示している。台風6号の影響で、日本東海上にある巨大な高気圧から南の温かい空気が流れこみ、山越えのフェーン現象が日本海側の気温を押し上げたと解説されている。いつもの事ながら、酒田は南東の風は「ダシの風」と呼び警戒されている。乾いた熱風が昼夜にわたって吹き続くので、農作物にも少なからぬ影響がある。酒田の梅雨明けは6月22日頃とされているが、その前から晴天は続いていた。朝晩が涼しければ何とかしのげるが、最低気温が28度では何ともならない。台風7号が日本に近づき、西日本に上陸の見込みとされている。直撃された沖縄、九州、西日本...「地球温暖化」から「地球沸騰化」に

  • 山形県の「子ども知事室」

    7月31日、子供たちに県行政の理解を深めてもらう「子ども知事室」が開かれた。これは2007年から毎年実施されているもので、県内各地の小5,6年生を対象に応募し、今回は218人の中から24人が選ばれ、その中から今回は12名が参加して実施され、次回は8月4日の予定である。辞令を受けた子供たちは、自分の望む山形県の未来像などについてどんどん発言があった。中でも注目する発言が目に付いた。鶴岡市立朝暘六小6年の村瀬君(11)が「山形新幹線の庄内延伸の実現」を提案した。これに対する知事答弁が「私も賛成。庄内の人がどんどん声を上げると実現するのではないでしょうか」と一歩踏み込んでいる。私が県議時代の質問への答弁より踏み込んだ答弁である。「子ども知事室」とはいえ知事発言は重い意味を持つ。特に、庄内の議員の皆さんに庄内の未...山形県の「子ども知事室」

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