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  • ミッキーマウスがやって来た

    伝統ある酒田まつりのパレードにミッキーマウスとその仲間たちが加わり、どこから湧いたのかと思われる若者で沿道は埋め尽くされた。天気が小雨模様で心配されたが、パレードの時はピタリと止んだ。2台のステージカーから軽快なリズム音楽に合わせたキャラクターのお手振りダンスに黄色い声が飛んだ。ミッキーマウス、ドナルドダック、グーフイーなど。今年の祭りのメーンストリートは大通り商店街に移った。4車線道路の2車線を観客用に開放し、1キロあまりの沿道は人で埋め尽くされた。大通り商店街をクロスする形の中町商店街は日和山公園まで続いている。そこは出店の通りである。身動きできないほど祭りを楽しむ人で溢れていた。酒田まつりの本祭りは5月20日である。酒田の官庁街と言われる本町通りは、本間家本邸、銀行、市役所、商工会議所等が並び、大通...ミッキーマウスがやって来た

  • 東北電力初「鳥海南バイオマス発電所」

    日本の経済を支える電気の存在は大きい。原子力や化石燃料に頼りきっていた日本は転換を余儀なくされ、遅まきながら太陽光発電、洋上風力発電、バイオマス発電などに力点を移し始めた。その中でも大容量の発電可能な洋上風力が注目され、北風の強い青森、秋田、山形の日本海沖が適地として調査が進んでいる。いずれも消滅可能性の市町村80%以上を抱えた県である。山形県北部、遊佐町沖の洋上風力発電事業は業者選定の段階まで進み、間もなく建設の槌音が聞こえるようになる。それに平行して、遊佐町鳥海南工業団地に、東北電力では初めての木質バイオマス発電「鳥海南バイオマスパワー」が工事を終えて試験発電となる。ほぼ完成した内部を視察させて頂いた。そのスケールの大きさには驚いた。酒田港に輸入された木質ペレットを運ぶ20トントレーラーが15台並んで...東北電力初「鳥海南バイオマス発電所」

  • 旭日中綬章を拝受

    昨日10日、恐れ多くも私と妻はホテルニューオーオタニ東京の「鶴の間」で総務大臣より旭日中綬章を拝受しました。その後皇居に移動し「豊明殿」で天皇陛下よりねぎらいのお言葉があり、身に余る光栄でありました。これも、長い間、応援してくださった方々のお陰です。深く感謝し、余生は叙勲に恥じぬよう丁寧に過ごそうと思っております。ありがとうございました。旭日中綬章を拝受

  • 全国から鳥海山春山スキー

    山形県にある観光山岳道路「鳥海ブルーライン」と「蔵王エコーライン」は除雪作業が終わり全線開通となった。全国からどっと観光客が押し寄せ春山を満喫しているようだ。「鳥海ブルーライン」は遊佐町の国道7号線道の駅「ふらっと」の近く、海抜ゼロから鳥海山をのぼる山岳道路だ。一番高い海抜1100メートルの5合目に鉾立観光ステーションがある。そこを目指してドライブする。つづら折りの坂道で、変わっていく山の景色を楽しみながら進んで行くが、下る車やバイクツーリングが多く気の抜けないドライブでもある。四合目付近に大平山荘がある。ここに着く少し前にカーナビは「秋田県です」と県境を知らせ、山荘に着くと今度は「山形県です」になる。この山荘は遊佐町の運営で「鹿の角切」の神事もある。ここから少し進むとまた秋田県になる。鉾立は秋田県にかほ...全国から鳥海山春山スキー

  • 消滅可能性自治体に住んでいる

    「人口戦略会議」は将来的に「消滅の可能性」があると見なした都市、744市町村を公表した。2020年から2050年までの30年間に子どもを産む中心世代の20~30歳代の女性が半数以下になる事をその根拠としている。その市町村を80%以上抱える県が青森県、秋田県、山形県の3県である。山形県には35市町村があるが、県都山形市を中心にした仙台に近い7市町以外は全てが将来消滅するとされている。私は消滅の可能性があるとされる人口10万人の酒田市に住んでいる。そこは、酒田市市街地に隣接し数キロ内に13の集落が存在する農村地帯で、かつては、北平田村だったが昭和29年の合併で酒田市となった。酒田市立北平田小学校があり、私の同年生は66人で1学年2クラスだった。しかし、子どもが減り続け平成25年に、同様な3地区が統合して酒田市...消滅可能性自治体に住んでいる

  • 黄砂にかすむ満開の梨畑

    桜の花が終ると、酒田市の北部に広がる広大な梨畑の花が満開となり、鳥海山を背景にしてカメラマンが喜ぶスポットがある。真っ白な梨の花は桜に負けない美しさがある。ところが今年は4月18日より黄砂が降り注ぎ、晴天にも関わらずどんより薄暗い感じなのだ。鳥海山が見えないどころか、梨畑の全容すら良く見えない状態である。昔から「春はおぼろ霞」と言われていたけれど、こんなにひどい黄砂は経験がない。視界6~7キロと報道され、遠くの山々は見えず、雲も見えない。わずかに差し込んでくる太陽の明るさで昼を感じる程度である。黄砂は遠い大陸の砂漠の土煙が、はるばる日本まで飛んで来る現象である。刈屋梨の歴史は古い。鳥海山の湧水を源にした2級河川、日向川と月光川の合流地点の広大な河川敷に梨畑が広がっている。特産品「刈屋梨」の歴史は古く120...黄砂にかすむ満開の梨畑

  • 桜前線が北上

    桜前線が北国山形県まで北上した。地形によっての多少の差はあるものの、今日あたりが満開と言っていい。地元紙の山形新聞は一面の巻頭に3段ぶち抜きで山形市馬見ヶ崎公園の桜並木をドローンのパノラマ写真で掲載しその美しさ伝えている。山形県の公園は桜の植栽も多いが、多くの河川の土手に植えられた桜が多く、それが一斉に咲き誇り県土全体に春の到来を告げる豪華さがある。桜の命は短く一週間程度で散ってしまうが、その後、遠くの山肌に山桜が咲き始め、その名残を楽しませてくれるのがありがたい。ニュースで気象庁の職員が開花宣言や満開宣言の様子を報道するが、桜の開花はそんなに瞬時の事なのかと思ってしまう。統計上ならあんな大袈裟な必要はないように思える。かつては、酒田にも測候所があり、標準木の正式な開化発表があった。行政改革で測候所は廃止...桜前線が北上

  • 小1年の育てた「ひょうたん」を卒業生に

    酒田市の北平田農産物愛好会(高橋辰雄会長)は地区の平田小学校一年生と一緒にプランターで「ひょうたん」を育てている。6月ごろに種をまき、8月下旬ころの収穫となる。実った「ひょうたん」を水に漬け中身を取り出し乾燥。きれいに磨いた後、色彩を施し、卒業生のひとりひとりの名前や子供たちが選んだ一文字漢字の「空」や「友」等を書き入れて仕上げる。きれいに仕上がった「ひょうたん」を、六年生の卒業記念にプレゼントする活動が続けられている。今年の卒業生は26人で、プレゼントされた中のひとり高橋君(12)は「自分も一年生の時にひょうたんを作った。6年生になってもらってうれしい。家に飾って大切にしたい」と話した。同愛好会は2004年頃から旧北平小学校時代に始まった活動だが、少子化で2013年に平田小学校として統合をきっかけに活動...小1年の育てた「ひょうたん」を卒業生に

  • スワンスケートリンクが閉鎖

    山形県内唯一の屋内スケート場(スワンスケートリンク-)は施設の老朽化やハザードマップで津波浸水想定区域内にあることなどから、今年度いっぱいで閉鎖することとなっていた。大勢の利用者から惜しむ声が上がって、対応が検討されている。スワ―トスケートリンクは最上川右岸の河口付近に、1972年に酒田市立体育館が建設され、20年後の紅花国体に合わせてた国体記念体育館が新に建設され、市立体育館の用途は各種イベントなどで利用されていた。その用途の一つに、1994年12月に冬場の屋内スケートリンクとしてオープンをした。当時市議議員だった私が当時の大沼市長に提案して実現したスケートリンクで想い出がいっぱい詰まっている。閉鎖する前々日に視察に行ってきた。係員に「まだ使えそうだよね」というと「うん」と答えてくれたけど、経年劣化は専...スワンスケートリンクが閉鎖

  • 「日東道」秋田県境まで延伸

    日本海東北自動車道は新潟県から山形県を通って秋田県まで日本海沿岸を縦貫する幹線自動車道路である。全線開通すれば、北東北と近畿、中京圏への最短距離となり一歩遅れてるこの地域の創生に大きな役割が期待されている。秋田県と青森県はすでに繋がっている。問題はミッシングリンクの山形県側にある。今日23日、山形県の酒田~遊佐間の開通式が行われ秋田県境まで日東道は繋がった。残る秋田県境をまたぎ繋がるのは2年後と公表されている。もう少しの辛抱である。問題は新潟県側とのミッシングリンクで、山形県側の温海温泉ICまでは繋がっているが新潟県村上市のまほろばICまでの40.8キロの工事進捗率は37%止まりとなっている。開通の見通しも経たない惨状が続いている。観光、物流、企業誘致へは計り知れないマイナスである。横軸の高規格道路「みち...「日東道」秋田県境まで延伸

  • 松くい虫被害 過去最悪

    庄内海岸砂防林は日本海に面して南北に33キロ幅約2キロで、黒松が約500万本の人工林でスケールは日本一と言われている。飛砂を食い止め田畑を守り、安全な暮らしを願い約300年前ごろから植林作業は始まった。厳しい砂丘に耐えれるのは黒松と選択され今に至っている。生活の近代化は黒松の枝やマツカサが燃料ではなく石油へ変り、松林の荒廃は進んだ。その頃、昭和50年代に西日本で松くい虫被害が猛威を振るい、やがてそれが庄内海岸にも確認されるようになった。それより先に、秋田県海岸はひどく、全ての黒松砂防林が松くい虫で枯れ木となった。車窓からの景色に鳥肌が立つ思いだった。山形県は庄内海岸の自治体と官民が一斉に立ち上がって防除や整備活動に取り組んだ。松くい虫にやられると大木の黒松も一か月で枯れ木になる。国、県、市、市民ボランティ...松くい虫被害過去最悪

  • 酒田の「笠福」

    酒田は最上川の舟運で運ばれた莫大な米の集積地。ここから西回り航路の千石船で京都や江戸との交易を「西の堺、東の酒田」と呼ばれるほど賑わっていた。伊豆稲荷が始まりと言われる「雛のつるし飾り」は江戸後期から始まったと言われている。雛人形の伝統は古いが、一部の裕福な家庭しか飾れない高価なものだった。一般家庭のお母さんやおばあちゃんたちは、自分たちの古着の切れ端を持ち寄り、女の子の健康と幸せの願いをこめた小さな人形を作った。それを紐でつないで「雛のつるし飾り」がはじまり、伝統文化として今に受け継がれている。雛のさげ物の風習は全国にも珍しく、伊豆稲荷、九州稲荷、山形酒田は「日本三大つるし飾り」と称されている。私が子どもの頃、酒田のひな祭りはひと月おくれの4月3日だった。現代は3月3日から始まり一か月分余計に楽しめる事...酒田の「笠福」

  • 酒田米菓「にぼせん」

    山形県は県内の特産物で消費が盛んなラーメンやそばを県のPRに活かそうと、キャッチフレーズ「ラーメン県そば王国」を特許庁に商標登録の申請をした。山形県によると、人口10万人当たりのラーメン店舗数が日本一で、一人当たりの山形市のラーメン消費額が一昨年に引き続き日本一と総務省から発表された。さらに、昨年東京で開かれた「日本ご当地ラーメン総選挙」で厳しい東北ブロックを勝ちぬいて「酒田のラーメン」が初優勝を果たした。吉村知事は「本当にいい弾みになった。「ラーメン県そば王国やまがた」の商標登録を思い切って申請した。全国に誇る山形のラーメンとそばを広くPRし、観光資源の知名度向上につなげたい」と表明した。「オランダせんべい」の酒田米菓では、新商品として従来の「オランダせんべい」にラーメン調理過程で出る大量の煮干しを再利...酒田米菓「にぼせん」

  • 日本画の名品がずらり

    酒田市美術館は「新田嘉一コレクション」の日本画を中心にした名作展示会は大勢の鑑賞客でにぎわっている。新田さんの所蔵する特別企画展は今度で3回目となる。今回は日本画の巨匠の作品16点が展示され、近くの美術館で鑑賞きることは何よりありがたいと思っている。先ず目に付いたのは、丸山応挙の六曲一双の屏風「韓愈雪行図」の大作である。部屋いっぱいに展示された国宝級の気配を感じさせる大作は圧巻であった。海外流出の可能性を感じ取った新田さんが所蔵した作品と聞いている。馴染み深い近代日本画の巨匠横山大観や伊東深水の作品には食らいついて見つめた。江戸時代の丸山応挙、鹿野探幽、鹿野常信、鹿野芳崖も展示されていた。丸山応挙の「福禄寿」は高齢化社会を見据えた高齢者の偉光を感じさせる作品に思えた。スクールバスで子供たちが鑑賞しながら、...日本画の名品がずらり

  • 庄内の星ひとつ消える

    2月10日に急逝した時田遊佐町長の家族・遊佐町合同葬儀が生涯学習センターで行われ、多くの町民や関係者が分かれを惜しんだ。山形県で唯一、庄内だけが平成合併で五つの自治体に合併している。県庁との距離が遠く、全てのインフラは後塵を拝してる状態にある。高速道路はつながらず、新幹線もない。陸羽西線も今は運休となっている。その中で時田町長の仕事は群を抜いて庄内をリードしていた。東北電力のバイオ発電は遊佐工業団地に誘致し間もなく開業する。洋上風力発電は遊佐沖が最終ステップの段階にあり詰めの作業が始まっている。一部の反対もあるが未来を見据えた遊佐町のできる事としてゆるぎなかった。「日沿道、酒田遊佐間の開通式が3月23日だよ」との電話が私への最後の言葉だ。役場を木造の平屋に立て直した。「エレベーターもエスカレーターもいらな...庄内の星ひとつ消える

  • JR酒田駅前広場にガス灯

    山形県のJR酒田駅前広場に新たなガス灯が設置され市民の関心を呼んでいる。設置されたガス灯は5灯式で、駅前整備事業の計画段階から駅前広場の新たなシンボルにしたいとの強い要望があったため、酒田天然ガスが寄贈して設置されたものである。駅前広場は約4千平方メートルの広場に、有料駐車場20台とタクシー乗り場、フリースペース等が整備され、駐輪場は屋根付きで400台の駐輪が出来る。そして、今までシンボルとなっていた高くにそびえていた大型ヨットのオブジェは交差点改良に伴って撤去される事になった。JR酒田駅長は「素敵な駅前広場となり感謝します。酒田市と連携して賑わい創出に尽力したい」とコメントしている。ガス灯は夕暮れから最終電車まで点灯される。JR酒田駅前広場にガス灯

  • 明日から立春

    今日3日は節分、明日から立春である。北国の恐れる大寒が明け「鬼は外。福は内」と全国から豆まきの声が聞こえる。季節の変わり目に起きやすい災害や病気を鬼に見立て、邪気を払う力があるとされる豆をまいて、追い払う昔からの行事である。我が家でも昔は豆まきをしていたが、子供が成人した頃には無くなったようだ。例年、大寒の2週間は厳しい寒さにおびえてる生活だが、今年の大寒は穏やかである。吹雪もなく雪もない日中の気温が7~8度になったり穏やかな日々である。気象が異常なのだと分かっているつもりだが理解が出来ない。天気に恵まれた先月の28日、庄内地域の味覚を楽しむ「第37回日本海寒鱈まつり」が酒田の中心部各地で開かれた。その中の中町モール会場には天気の良さも手伝って、長い行列が出来る盛況で、一杯800円の寒鱈汁は飛ぶように売れ...明日から立春

  • 「歌会始」読師に酒井さん

    今年の「歌会始」に旧庄内藩主酒井家18代当主酒井忠久さんが「読師」を務めるとの報道があった。暗いニュースの中での朗報だった。「読師」の役目は、歌会始全体の流れを仕切る大事な役目と知り、なかなかの重責と分かった。当日、テレビ画面を食い入るように目を凝らした。最後は両陛下ひとりひとりの前に進み、御歌を拝受し読む役の講師へ運ぶ仕事である。緊張が伝わってくる。旧庄内藩主忠久さんの父、17代目忠明さんが昭和29年の歌会始「林」のお題で佳作に選ばれている。山形県の和歌は「歌会始」に多くの作品が佳作が選ばれており、令和に入ってからも2年、3年、5年と続いて入選している。私が興味を抱いたのは、平成7年お題が「歌」で山形県の大滝市太郎さんが入選した時である。「紙切れを幹に押し当て歌しるす山人われに春は来にけり」が深く印象に...「歌会始」読師に酒井さん

  • 伝統の「酒田凧」

    今日から大寒、年間で最も寒い時期に差し掛かる。北国はこの頃に備えた冬支度を整える。北風の強い庄内は風囲いで家を守り、幹線道路はすべてに防雪柵で吹雪対策がとられている。雪は上から降るのではなく北風で舞い上がり横から襲い掛かるのである。しかし、今年の大寒はおかしい。雪もなく北風もなく気温は7~8度で晴天である。しかし、油断はできないとは思っている。北風の強い今頃、私が子供の頃は凧あげをして遊んだものだ。もちろん手作りである。竹ひごで枠組みを作り、和紙に武者絵を描いた紙をはり、凧が上がる角度を調整して丈夫な糸を結ぶのがコツである。凧の上部を糸で引っ張り丸みを持たせる。その糸に和紙を張ると凧の鳴き声がブーンと響き、張り方で音色は変わる面白さがあった。いつの間にかそんな遊びは消えたが、酒田凧を保存してくれていた「酒...伝統の「酒田凧」

  • 酒田の印染(しるしぞめ)

    「政治と金」の問題は政治資金の管理を私たちと同じにするだけの事である。資金の公開も相続も特別扱いはおかしいと思うのが当然である。酒田山居倉庫内・華の館で開かれている「酒田の印染(しるしぞめ)」が話題を呼んでいる。酒田市で3代続く老舗染物屋「斎藤染工場」の作品や手仕事が「酒田の印染・斎染とデザイナーが育む手仕事の温もり」と紹介されて、数々の作品コーナーは訪れた人の目を引いている。斎藤染物工場は大正15年に創業し長い間、家紋や屋号を法被やのれんなどに印染めする「印染」を手掛けてきた。型枠に染料を流し込み、型紙を使って生地に染料を刷り込む「手捺染」の技法で、丁寧に生地の裏まで染め抜かれているのが特徴である。展示はこれまで手掛けてきた消防団の法被や神社ののぼり、最近では「ピアノ柄てぬぐい」や「もっとかわいいあずま...酒田の印染(しるしぞめ)

  • 元旦に巨大地震

    新年あけましておめでとうございます。ブログ「とうやのひとり言」へアクセス下さってる皆さんに感謝申し上げます。今年の正月は長男たちの帰省もなく、近くに住む娘たちは海外旅行とかで夫婦だけの正月となった。大晦日のテレビは何となく紅白歌合戦をみて、ゆく年くる年、さだまさしトークとだらだら付き合い、元旦は遅めの雑煮となった。終わったあとに抹茶が出てきた。初釜なので良い年であります様にと正座で頂いて祈念した。ところが、夕刻にスマホのアラームが一斉に鳴り響き緊張が走った。しばらくして大きな揺れが来た。「これは大きい」と直感的に思った。テレビ画面が変わり能登半島の巨大地震と分かった。日本海には津波警報が出され、酒田市でも高台への避難が誘導された。海岸線の国道は全て通行禁止となり、テレビに映し出される残酷な映像に思わず手を...元旦に巨大地震

  • 年の瀬に雑感

    今年もあと一日。月日が怒涛の様に過ぎ去るのを感じるのは歳のせいかもしれない。振り返ればスポーツ以外、あまり良いことは浮かんでこない年だった。少子化は止まりそうにもないし、世相は暗い方へとトレンドしているように見える。地球沸騰と言われた猛暑の夏で生態系は狂った。人間の生活様式を変える始まりのようにも見える。60年間コメ作りをしてオール2等米は経験がない。来年が怖い存在に思える。政治の劣化も同様に怖い。モリカケ問題に端を発した公文書の改ざん。桜を見る会の私物化。統一教会との深い癒着。極端な選挙買収事件。派閥パーティの乱発と裏金作り。いづれも長期政権だった安倍内閣時代に原点がある。国民の意思表示は投票率の低下で示している。ロシアが軍事力でウクライナを侵略する。イスラエルがハマスをせん滅させるまで武力の行使は国連...年の瀬に雑感

  • 50年人口、激減

    厚生労働省・人口問題研究所は2050年までの地域別の推計人口を公表した。20年との比較で東京都を除く46道府県全てが減少、平均で17%の減少率である。11県が30%以上の減少と見込まれ、東北では秋田・青森・岩手・山形・福島の順で宮城を除き全ての県で30%を超える。他に新潟、山陰、四国、和歌山などで超えている。各県内の市区町村の格差はもっとひどい状態である。山形県の場合は35市区町村の内、22の市区町村で4割以上の人口が減少、その内半分を超えのが14市町村である。特に県全体で0~14歳までの人口は半減する。政治の原点はここにある。どんな国をめざすのか政治の出番である。政治不信は国を滅ぼす。明日はクリスマスイブ。「酒田みなとライオンズ」では一足先にクリスマスパーティーを行った。子供たちも参加する家族例会でサン...50年人口、激減

  • 中島潔展の酒田市武術館

    可愛らしさの中に何となく郷愁を誘う子供たちの絵を描く「童画」の中島潔展が酒田市美術館で、11月18日から開らかれている。どこかでは見たことはある独特な郷愁を誘う可愛らしい「童画」がたくさん展示されていて中島潔展の雰囲気に満足させてもらえる。しかし、大胆な構図の大型な大作展示もたくさんあった。今回は90点の作品が展示されているという。そこには、令和の時代を前向きに生きる女性の美しさを見つめなおし、大胆な構図で表現しようしていると感じられる大作もあった。中島潔の代名詞ともいえる「童画」に新しいテーマの「女性画」も加わり、酒田会場に特別出品と書き下ろした「酒田舞娘」が展示されていた。展示会初日に中島潔画伯本人がお見えになり、酒田舞娘の歓迎を受けられたと報じられていた。会場には本人の履歴が書いてあった。なんと私と...中島潔展の酒田市武術館

  • 防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

    JR酒田駅に東西をつなぐ歩道専用地下道がある。ここに管内の中・高校生美術部員などの絵画を展示する「地下道アートギャラリー」がある。今年も展示替えがあり話題となった。遊佐町を含めた市内12校の中高生たちが庄内の自然や文化をテーマに、鳥海山や庄内平野の美しさ、観光名所やマスコットキャラクターなどの絵が展示され、往来する人々に安らぎを与え人気スポットになっている。「地下道アートギャラリー」は酒田地区防犯協会連合会(会長矢口酒田市長)が犯罪防止を目的に企画しているもので、今年で20回目となった。この企画の発端は、2003年にこの地下道で発生した恐喝未遂事件をきっかけに、暗い地下道を明るい雰囲気にし、防犯の役割を狙って実施されたものである。開所式で矢口市長は「地域の魅力と希望を込めた絵が犯罪のないまちづくりにつなが...防犯に中高生の「地下道アートギャラリー」

  • 冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

    冬の訪れを告げる出羽三山「松の勧進」が庄内一円で始まった。山伏たちが「ぼーぼれろ~」とほら貝を吹いて「門付け」て浄財の寄進を願うもので、羽黒山の正月行事「松例祭」の実行費用のためとされている。古い伝統行事で家の前でほら貝を吹いてもらう事が「五穀豊穣、家内安全」を祈祷したご利益があると信じられている。先日のお昼前、「ぼーぼれろ~」とかすかに聞こえた。2重サッシなので良く聞こえないが出て見ると、市松模様の山伏が立っていた。寄進をした後、世相を聞いてみた。「ほら貝を吹くと、夜勤明けでうるさい。子どもにうるさいとお叱りを受ける。留守宅が多く昔の様ではない。待ってる家と、そうではない家もあり伝統ですが大変です」庄内を代表する出羽三山の伝統行事を維持する苦労を知る事が出来た。庄内の観光拠点だ、郷土の誇りだといいながら...冬の訪れ羽黒山の「松の勧進」

  • JR東日本の赤字路線が危機

    JR東日本は利用者の少ない赤字路線を公表した。以前に一部は公表していたが、今回は赤字路線全てで、全国JRグループ各社の公表と合わせた遠慮なしのものである。コロナ禍による影響も考慮されるが、地方切り捨てが匂ってくる。それによれば、羽越本線「村上ー鶴岡」間49億4600万円が赤字額の最高である。東北日本海側を縦貫する骨格路線であり、JR貨物路線でもある。平成17年12月25日最上川鉄橋のすぐ南付近で、突風による新潟行特急「いなほ」の脱線事故は乗客5名の死亡事故となった。以来JR東日本は風速25メートル以上で運休、20メートルで徐行運転と決めた。運休と遅延の多発で信頼性を失い鉄道は敬遠され飛行機に移った。2022年8月の豪雨で、羽越線と米沢を結ぶ米坂線の橋梁が流され不通となった。1年経った今も復旧工事にJRは難...JR東日本の赤字路線が危機

  • 町営風力発電を撤去

    少々古い話になるが1988年(昭和63年)竹下総理大臣が「ふるさと創生一億円事業」を始めた。市区町村が自ら考え、自ら行う地域づくり事業で一律に一億円が交付された。平成合併の前、この交付金で山形県東田川郡立川町は日本初の自治体風力発電事業に取り組んだ。立川町は最上川左岸に広がる田園地帯で、最上川沿いに出羽丘陵から吹き降ろす風が、日本三大悪風と言われるダシの風で農作物には邪魔な存在である。これを逆手に取った立川町は風力発電事業に取り組んだ。当初はアメリカ製の大型風車、100kW3基でスタート。落雷や風による破損などを乗り越え、平成元年には一機1500kWの町営風力発電に更新したものの、耐用年数の20年を超え油漏れなどが発生していたことから、「大型風力発電機による事業性の実証は達成した」として町営風車は撤去する...町営風力発電を撤去

  • 異常海水温でサケの遡上に異変

    庄内最北で日本海に突き出た鳥海山がある。東北の最高峰は、その麓の遊佐町は豊富な伏流水で溢れている。伏流水は日本海へも注いでおり、そこで獲れるミネラル多い夏牡蠣は名物である。鳥海山に降った雨は50年もかけて山中をさまよい、麓に湧き水として出てくると言われている。この水で作られた「遊佐米」の評価は高く生協などと契約栽培がされている。鳥海山麓に無数の湧き水があり、それがまとまって「バイカモ」の花で有名な「牛渡川」の様になる。そして集まって、月光川となり日本海へと注ぐ。ここにサケが産卵で遡上してくる。そこに江戸時代からの人工孵化事業が生まれた。サケは帰巣本能で生まれた川に戻ってくる習性がある。先人から受け継がれた事業はさらに近代化され順調そうに見えたが、ここ何年かサケが減っている。太平洋側が全くダメで人工ふ化する...異常海水温でサケの遡上に異変

  • 文化祭・収穫感謝祭

    昨日11月3日は文化の日、全国各地でこの日に合わせた各種イベントが開催されたと思われる。その前に、この日の異常気象には驚かされた。酒田の最高が25.8度、観測史上初の夏日が記録された。それに、この日はダイヤモンドプリンセス号が酒田港に寄港し、大勢の外国人観光客が街に繰り出していたが、半袖ノースリーブ姿が目に付き夏に戻ったよう雰囲気である。それに夕暮れにはカエルの鳴き声みたいな音も聞こえた。丁度田植えの頃の気温なので、目で見たわけではないがカエルに違いない。文化の日、400戸ほどの私の住むコミュニティでも「文化祭・収穫感謝祭」があった。コロナでの中止から、今年の開催は盛りあがったように思える。北平田保育園の子ども神輿に始まり、餅つき大会となった。コミュニティを構成する各団体でバザーや模擬店を担い、果物やコン...文化祭・収穫感謝祭

  • 「関川しな織センター」祭り

    山形県と新潟県境の奥まった所に30戸ほどの関川地区がある。そこで活動をしている「関川しな織センター」の人々がいる。地域一体が主催する「関川しな織まつり」の記事に触発されて行く事とした。山に自生するシナノキの皮で糸を紬み、織り込んだ「しな織布」は、静岡県の葛布(くすぶ)沖縄県の芭蕉布と並んで日本三大古代布と呼ばれている貴重な織物である。衣食住の衣である「しな織」は縄文時時代からあったとされ、現代に至るまで製法はそのまま今に受け継ぎ、その価値を変容させためずらしい素材と言われている。冬になると雪に閉ざされる関川の人々は、日々の生業のひとつであった「しな織」にその可能性を見出し、時代の変容に合わせた作品を創作し、今に受け継がれてきている。センターには「しな織」で作られた現代グッズが売られていた。財布、名刺入れ、...「関川しな織センター」祭り

  • 稲刈り後に異常な「ひこばえ」

    庄内地方の稲刈りは終わった。夏の猛烈な暑さにも参ったが、秋口も同じ様に暑い日が続いた。それに雨が降らずサイクルが狂い始めると全てが異常状態となり、過去に経験のない事態が連発する。自家菜園のネギ、ナス、からとり、キュウリは枯れ葉が目立ち成長が止まってしまった。小粒でみずみずさがない。それに、それぞれの野菜の葉に青虫のような大きな「さなぎ」がいっぱい寄生し一晩で葉が食い荒らされる始末である。わずかな菜園でもメンテナンスが大変だった。味は異常ではないけれど何となく「うまい」の言葉は出てこない。田んぼに目をやると、刈り取りの終わったばかりの稲株に「ひこばえ」が急成長していた。まるで田植え後のように青々と緑一面が広がっている。これには驚いた。多少の「ひこばえ」は毎年の事だが30センチ以上にも成長した「ひこばえ」は見...稲刈り後に異常な「ひこばえ」

  • 「酒田のラーメン」日本一

    ラーメンの日本一を決める「ご当地ラーメン総選挙」が東京大久保公園を会場に実施され「酒田のラーメン」ぶっちぎりの日本一となった。すでに、全国7ブロックのウェブ予選が終わっており、東北ブロックは魚介系スープと極薄ワンタンが特徴の「酒田のラーメン」が東北で優勝し東北代表として今回の本選挙に臨んだ。今回の総選挙は全国ブロックを勝ちぬいてきた10品の戦いで、来場者の投票や、協会の衛生面のチェック、SNS上の人気を総合したポイントで日本一を争うものである。結果は「酒田のラーメン」1万440点で、2位の札幌ラーメン6517点、3位の「甲州地どりラーメン」5951点に大差をつけ、堂々の優勝となった。酒田市内のラーメン店主らでつくる「酒田のラーメンを考える会」(会長満月店主斎藤直)の歴史は古い。ラーメンで酒田市を盛り上げよ...「酒田のラーメン」日本一

  • 恒例の酒田港緑地公園の清掃活動

    毎年実施している酒田みなとライオンズクラブ(会長池田博夫)の奉仕活動は、酒田駅前広場と酒田本港緑地公園のゴミを拾ったり、剪定をしたりする清掃活動も含まれている。先般、酒田本港緑地公園の清掃活動を実施した。あいにくのどしゃ降りだったが、ちょうど午後3時頃にぴったと雨が止んだので一斉に活動を始めた。植木の選定をする者、雑草を取る人、ゴミ拾いをする人に分かれた。私は昨年と同様にゴミ拾いに出かけた。昨年を思い出した。岸壁周辺はとてもきれいだったが、一本奥の道路に入ると駐車場の隅には、タバコの吸い殻が山ほどあったし、ペットボトルや空き缶でゴミ袋がいっぱいだった。緑地の奥には脱ぎ捨てられた衣類があったり、廃タイヤまで捨てられていたのを思い出した。あまりのひどさにブログでマナーの悪さを訴えた。それが届いたからかは分から...恒例の酒田港緑地公園の清掃活動

  • 我が家の土洗い

    稲刈りを終えて、今年度の我が家の農作業はすべて終わった。振り返れば4月9日に弟家族と長女家族の全員集合でハウスに種まきをした。育苗箱657枚に種をまき、ハウスに並べる作業だけに人手が必要だ。人手を頼んだのはこれだけで、あとは夫婦で乗り越えた。育苗期間は約一か月、温度管理に気が抜けないデリケートな作業日だ。なるべく日照時間は多く温度は適温に保つ。夜間の低温にも注意が必要である。5月6日には田植えを始め、2日余りで終えた。苗を運んで田植え機で植える。機械の当たらない四隅は手植えで完結する。田植えが終われば田んぼの水管理と雑草との闘いである。パイプ灌漑なので蛇口を開ければ用水は出る。農道や畔の草刈りは専用の草刈り機械で月一回のペースで4回刈り、圃場を整える。幾何学模様の美田はこのことである。4か月余りで刈り取る...我が家の土洗い

  • 酒田市立資料館、きょう閉館

    酒田市立資料館は今日で閉館となった。酒田大火(昭51)の復興記念事業として、当時の相馬大作市長の強いこだわりで建設されたものである。外壁の色や展示品を含め、思いが詰まっ資料館である。その資料館も45年間の歴史に幕を引き、総合文化センター内に整備される事になった。資料館にお別れの意味も込めて行ってきた。小さな資料館に入ると、かすりの農作業着姿でハンコタンナ姿のおばこ人形が出迎えてくれビックリした。私の若い頃、日焼けから肌を守るハンコタンナは当たり前だったが今はもう消えた。出羽の国府跡と言われる「城輪の柵跡」の出土品やシャンソン歌手岸洋子さんのレコード、佐藤公太郎さんの「みちのく豆本」、土岐田将棋道場を開いた土岐田勝弘さん。写真家の土門拳さんなど酒田の歴史を刻んだ人々の遺品が展示されていた。伊吹文明元衆議院議...酒田市立資料館、きょう閉館

  • 酷暑でコメは2等米

    新米の入庫が始まった。農家が刈り取った稲のもみを、乾燥調製して玄米の状態で倉庫に運び、米穀検査を受けて倉庫に貯蔵される。農家のかかわれる最後の仕事はここまでである。今年の異常高温が農作物に与える異変は予想できたし、報道でも知っていた。新米を近くの倉庫の検査場で検査を受けた。コメ粒の外側が白濁した高温障害米が混在している。一等米にはならないと告げられ、網目の広い選別機で調整してくださいと指導され再挑戦をした。それでも2等米だった。倉庫関係者の話によれば、酒田市周辺はほとんどが2等米である事を知らされ、品種や場所によって少しの1等米はあるものの現状は厳しい事が分かった。長年コメ作りをしてきたが、2等米出荷など経験したことがない。庄内米の誇りは質の高い1等米である。酷暑でコメは2等米

  • 酒田のラーメンEXPO2023

    全国の有名店が庄内産の食材を使ったラーメンが楽しめる「酒田のラーメンEXPO2023」が17日と18日の両日開催された。酒田市役所前駐車場を全面的に使ったイベントで、酒田のラーメンを強力に広める狙いがある。酒田のラーメンは全国でもトップクラスと言われているが、更に強力なアピールで頑張る気持ちを表明している。5回目の今回は、麺屋ようすけ(栃木)吉祥寺武蔵家(東京)せたが屋(東京)札幌みその(北海道)酒田は「酒田のラーメンを考える会」が共同開発した「庄内産紅ズワイ蟹のビスクラーメン」が出店している。猛暑日の日中は出足があまり良くなかったらしいが、私たちが行った6時ころは結構な人出だった。何を食べようか迷ったが、私は「せたが屋」の煮干し醤油ラーメンにした。小鉢だったが味はこだわりを感じさせるものだった。それぞれ...酒田のラーメンEXPO2023

  • 猛暑日の稲刈り

    我が家の稲刈りが始まった。8月中の異常な猛暑続きは稲の生態系を全く狂わせ、刈り取り時期は平年より一週間程度早まった。しかも玉張りが悪く、未熟米が多いと予想されている。人間も我慢の猛暑日と熱帯夜の連続は、植物に異変がない筈がない。それに雨が降らない。自家菜園は毎日の夕方、バケツで水をかけても追いつかないひどさである。こんな経験は味わった事がない。9月11日今年初めての稲刈りをした。最高気温35,3度、しかも風がない。黙っていても汗が噴き出る危険な温度である。12日に雨予報があり雷を伴った強い雨とみられる事から、田んぼのぬかるみの事を考えて、今日の決行を決断した。稲刈り開始すると間もなく、相棒の様子が変だ。いつもは小まめにサポートに走り回るのだが、動きが鈍い。水分は取っていると言っていたがダウンしてるようだ。...猛暑日の稲刈り

  • 「こんにちわ、母さん」

    久々に今話題の「こんにちわ、母さん」を見に行った。映画のテーマでその気になった訳ではなく、山田洋二監督と主演の母さんが吉永小百合であることが大きかった。誰にも存在する母さんの何を演ずるのかに興味があった。下町の足袋屋だった家に暮らす母さん(吉永小百合)はホームレス支援のボランティア活動をしていた。別に暮らす長男(大泉洋)は大会社の人事部長で人事問題に神経をすり減らし、それに自身の離婚問題も抱えていた。大学生になった娘(永野芽郁)との関係にも頭を悩ませていた。疲れていた長男は久しぶりに「こんちわ、母さん」と実家を訪れる事から物語が始まる。しかし、迎えてくれた母さんの様子がいつもとは違って見えた。割烹着姿のはずの母が、艶やかなファッションにを身に着け、生き生きとしている。恋愛までしているような雰囲気に戸惑って...「こんにちわ、母さん」

  • SAKATANTO24万人突破

    9月1日の夕刻、酷暑とは別世界の会場に甘いサックスホーンの音色が流れていた。思い思いに冷たい飲み物を飲み、海鮮もの中心としたバラィティに富んだ盛り沢山のおつまみを食べながら至福のひと時を過ごしていた。そこには「おー、しばらく」と懐かしい人との会話も弾んだ。SAKATANTO一周年記念祝賀会での様子である。酒田海洋センターの隣、50年間も未使用だった酒田東ふ頭の倉庫を、飲食とイベントが楽しめる施設に変えるため、リニュアルオープンしたSAKATANTOが一周年を迎え、記念式典が行われた。パーティー前の本間会長のあいさつで「我々は当初一年間で8万人くらいの来客を想定していたが、3倍の24万人を超える方からお出で頂いた。感謝の一語に尽きます。更に工夫を凝らして拡大していきたいと思っています」と挨拶があった。SAK...SAKATANTO24万人突破

  • 月山ダムの見学通路は18度

    北国庄内も連日の酷暑に見舞われている。全国ニュースでも報道されるくらい猛暑日がここずっと続いている。風もなく気温37度は実にこたえる暑さだ。豪雨も困るけど、8月で30度を下回った日はなく、生温かい夜風もうんざりする。どこか涼しい場所はないものか。月山ダムの管理用通路はひんやりと冷たく、見学コースがあるという事が分った。さっそく予約をして、皆で月山ダムに向かった。酒田から1時間弱で月山ダムに着いた。国の施設なのでインフォメーションスタッフが案内をしてくれる。ダム頂上は37度だったが、そこからエレベーターに乗って、一気に52メートル下の管理道路まで下りると、そこにあった壁の温度計は18度である。まさにそこに別世界があったのだ。一行の目は輝きだした。ダム見学はダムに親しみを感じてもらう目的で受け入れており、年間...月山ダムの見学通路は18度

  • 帰省客が帰った

    月遅れのお盆で帰省した人たちが、それぞれ自分の拠点に戻り、多くは首都圏へと帰っていった。久しぶりの里帰りの田舎暮らしに「やっぱりふるさとはいいなあ」と感じられたと思っている。あの山、あの川、あの友、肉親たちとの出会いは理屈抜きに感動がある。せめて帰省客でにぎわう故郷の人口であればと思うが、終ってみれば日常の寂しさが戻り現実の姿となる。首都圏一極集中が進み、地方の高齢化、人口減少が日本の変わらぬ流れである。全国812市区を比較した「住みよさランキング2023」の調査がある。東洋経済新報社が、安心度、利便性、快適度、富裕度を独自に加味したランキングによると山形県の東根市が全国総合で32位のランキングとなった。一方、庄内の鶴岡は600番台で酒田は300番台と低ランクだった。人が何と言おうとも、住めば都。酒田が元...帰省客が帰った

  • 「地球温暖化」から「地球沸騰化」に

    とにかく酒田・庄内のここ三日間は、灼熱の太陽と猛暑で参った。最高気温38.1度で日本の中でも立派な高気温記録で全国ニュースで報道されている。熱中症アラートは3日連続で発令され、異常な危険状態を示している。台風6号の影響で、日本東海上にある巨大な高気圧から南の温かい空気が流れこみ、山越えのフェーン現象が日本海側の気温を押し上げたと解説されている。いつもの事ながら、酒田は南東の風は「ダシの風」と呼び警戒されている。乾いた熱風が昼夜にわたって吹き続くので、農作物にも少なからぬ影響がある。酒田の梅雨明けは6月22日頃とされているが、その前から晴天は続いていた。朝晩が涼しければ何とかしのげるが、最低気温が28度では何ともならない。台風7号が日本に近づき、西日本に上陸の見込みとされている。直撃された沖縄、九州、西日本...「地球温暖化」から「地球沸騰化」に

  • 山形県の「子ども知事室」

    7月31日、子供たちに県行政の理解を深めてもらう「子ども知事室」が開かれた。これは2007年から毎年実施されているもので、県内各地の小5,6年生を対象に応募し、今回は218人の中から24人が選ばれ、その中から今回は12名が参加して実施され、次回は8月4日の予定である。辞令を受けた子供たちは、自分の望む山形県の未来像などについてどんどん発言があった。中でも注目する発言が目に付いた。鶴岡市立朝暘六小6年の村瀬君(11)が「山形新幹線の庄内延伸の実現」を提案した。これに対する知事答弁が「私も賛成。庄内の人がどんどん声を上げると実現するのではないでしょうか」と一歩踏み込んでいる。私が県議時代の質問への答弁より踏み込んだ答弁である。「子ども知事室」とはいえ知事発言は重い意味を持つ。特に、庄内の議員の皆さんに庄内の未...山形県の「子ども知事室」

  • 物流は海上輸送に注目

    コロナ禍も手伝ってか、ネット通販が拡大している。「社長~安い」のテレビコマーシャルは毎日聞かされ耳に残る。注文すると翌日か翌々日には自宅に届く早業には驚かされる。どんな仕組みになっているのか、不思議である。トラック運転手の残業規制強化に伴う物流危機「2024年問題」が迫る中、海上輸送が注目されているとの新聞記事があった。道路から船に転換すれば、運転手は休めるし、二酸化炭素の排出量は5分の1に減ると試算されている。フェリー乗船中は原則、拘束時間ではなく休憩扱いで、運転手は客室で休める。トレーラーの場合は荷台だけ切り離して船に積めば運転手の同行は不要になり、運転手不足の緩和に役立つことになる。国土交通省は、陸上輸送から海上輸送への転換が進めば運転手不足の解消と二酸化炭素の削減にもつながると指摘。今後も取り組み...物流は海上輸送に注目

  • 育っています「からとり芋」

    豪雨こそないものの、庄内は雨や曇天の日が続いている。そんな中、雨や曇天の好きな「からとり」が元気いっぱいに成長している。5月16日にコメリで10センチほどの苗木を5本買って自家用畑に植えた。当初の成長は頼りなく大丈夫かと気をもませていたが最近はもりもり成長をはじめ、80センチくらいまでに成長した。「からとり芋」はサトイモとは違う。「からとりは芋」は主軸に握りこぶしより大きめの「づいき芋」が一つ成長する。それにつらなる様に子芋10個くらいが付属している。葉を除いた茎の部分を「からとり」と呼び、風通しのよい日陰で自然乾燥させた芋がらは保存食として別格の珍味である。サトイモと違って「づいき芋」にはぬめりがない。じっくり煮込んでも煮崩れがなく、濃厚でち密なねっとり感の風味がたまらない。これこそが秋の味覚の王様とい...育っています「からとり芋」

  • 地震 雷 火事 親父

    昔から恐ろしいもの、逆らえないものとして「地震雷火事親父」と言われてきた。親父が怖いのには違和感も感じるがが、権威を強調するためのことわざかも知れない。今、そんな面影はもうない。一番弱く見える。12日の庄内県勢懇話会の講演は東北大災害科学国際研究所遠田晋次郎教授の「山形県で想定されている大地震」だった。山形県は東北で一番多くの活断層があり、断層のズレで起きる地震はいつ起きてもおかしくない。特に庄内は南北の県境は岩盤の固い岩に守られているが庄内全体はコンニャクの上に乗っている感じだ。長い揺れがあると液状化現象を起こす。庄内は明治27年の大きな地震以来大地震は起きていないが、2016年の熊本大地震の前が明治22年以来の大地震だった事を考え合わせると庄内も周期が似ている感じがする。地震は基本的には予知できない。...地震雷火事親父

  • 今年初めての蝉しぐれ

    昨日、酒田の最高気温30.5度となった。連日酷暑や豪雨の異常気象が伝えられ気象予報士の出番が多い。しかし、酒田の真夏日は今日が初めてで、豪雨もなくありがたいと思っている。わずか150キロ南の新潟市では37度Cの猛暑日だったらしい。梅雨明けもしていないが、真夏日の予報だったので、網戸の取り付けや、クーラーの掃除点検も終えた。来客の予定があったので客間は除湿設定にしておいた。家全体が夏本番の備えに変わった日である。お昼頃、「ジージー」とセミが一斉に鳴き始めた。「おっ、今年初めての蝉しぐれだ」と妻に伝えると「ほんとだ」とうなずいた。この鳴き声がまたうるさいのだ。網戸で家の中まで響き渡る。セミは温度に敏感らしく今は蝉しぐれが聞こえない。今日の温度は27度Cで小雨模様である。間もなく「ジージー」と夕暮れまでやかまし...今年初めての蝉しぐれ

  • ITベンチャー酒田に進出

    今日はもう7月1日、あっという間に春は過ぎ去り初夏の季節に変わった。梅雨時の雨は慈雨と言われ農家にとっては大事な季節である。しかし、天気予報士によれば梅雨前線が活発で、広範囲に豪雨が発生、それも同じ場所に長時間降り続ける線状降水帯は恐怖である。有難いことに庄内酒田は今のところ恵の雨である。ITベンチャアー企業「サイダス」が酒田市にオープンした事を報道で知った。本社は東京で沖縄、京都、広島にオフィスがあり「欧米のソフトウェア企業は一定規模になると地方に進出し、ムラを形成する。日本はいまだに東京集中である。酒田で海に沈む夕日を見たときに、この様な環境で仕事が出来たら最高と思った。」と松田社長がコメントしている。IT企業の進出はDXの環境さえ整っていれば場所を選ばない。酒田と東京が1時間で結ばれる地域インフラは...ITベンチャー酒田に進出

  • 柏葉アジサイが咲いた

    家の入り口左手に柏葉アジサイが咲いている。昨夜のテレビお天気コーナーが柏葉アジサイからの中継だった。「きれいだなあ。家にも咲いてるよね」とつぶやくと「10年前相馬さんが亡くなった年に、友人から株分けしてもらい育てたものだ」と妻が教えてくれた。そういえば、我が家にはアジサイがいたるところで咲いている。アジサイを見つけると株分けしてもらい、挿し木で育てて増やしたらしい。私は花の名前は知らないけれど、アナベル、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、スミダノハナビなど十数本くらいが咲いている。日当たりなど場所によって生育は違うけれどそれぞれが咲き誇っている。そういえば相馬市長の奥さんがアジサイの花が好きで、土門拳記念館アジサイ公園の提案者だと聞いている。クロッカス、桜、つつじ、アジサイ、ひまわりと雪解けから真夏まで花が咲き...柏葉アジサイが咲いた

  • 気にかかる公私混同

    「公私混同」という言葉がある。反意語が「公共滅私」なのか良くわからないが「公私混同」はみんなに嫌われる。首相長男が首相公邸で忘年会をやり、見覚えのある赤じゅうたんで記念写真を撮ったり、寝そべったりの写真が週刊誌に公開されて秘書官を更迭された。週刊誌の記事なった事がダメなのか、私的に官邸に入った事がダメなのか分かりにくい。国会議員には歳費の他に月額100万円の「調査研究広報滞在費」が支給されている。領収書も要らない非課税の公金で使い勝手がいい第2の財布と呼ばれている。一昨年の10月31日に当選した新議員が10月分満額支給された事を問題視して、今国会で審議されるはずだったが、棚ざらしれ終ろうとしている。公金と私金の混同である。一方、県議会議員には政務調査費が認められている。これは厳格な領収書と使用目的の明示が...気にかかる公私混同

  • 旬の岩ガキ

    旬の岩ガキを食べようと遊佐町鳥海道の駅「ふらっと」に行くことにした。丁度お昼時で店内は県内外の客で溢れかえっていた。岩ガキの販売窓口はひとつだったので行列が出来ていた。やっとのことで買えると今度はそのカキガイを開けてもらうのに又長い行列である。ここでは結構待たされた。旨いものを食べるには仕方がないと自分に言い聞かせ、待っている間、隣で串に刺した焼き魚がいい香りを放って売っていた。たくさんの種類の焼き魚があったが、銀だらの焼きたて食べることにした。今日の昼食は、おにぎりに岩ガキと焼きたての銀だらである。岩ガキはつるっと口にはいってスルッと胃にに落ちた。旨かったと自分に言い聞かせている。おにぎりと焼きたての銀だらも旨かった。庄内浜のおいしさはここに来ないと味わえないものばかりで、郷土の有難さを実感した昼時でし...旬の岩ガキ

  • 少子化で頭の痛い保育園

    厚生労働省は2022年度の人口動態計数を発表した。それによると全国の合計特殊出生率は1.06と過去最低を記録し、生まれた赤ちゃんの数は77万747人で21年度より4万875人少なく、統計開始以来初めて80万人割れとなった。山形県も併せて2022年の人口動態に基ずく概数を公表した。それによると婚姻数は5年連続、出生数は14年連続で減少が続きいづれも過去最低となった。合計特殊出生率は1.32と全国平均より高いものの、結婚が202組減少し出生数が224人減った。こんな中、昨日21法人が加盟している酒田市法人保育園・認定こども園連絡協議会の総会があった。懇談会で最大の課題は急激に減り始めた園児数である。法人保育園の定員充足率は平均で76%、こども園が84%と共に定数に届かない。昨年までは保育園毎の定足数を公表して...少子化で頭の痛い保育園

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