派手だな。
フィリピン生まれの愛犬マンゴーとともに京都及び関東の京都上京区だと提唱する高円寺で自分のルーツ探し。
陶芸、多肉植物、カフェめぐり、外国人もてなし、内装、御朱印、寺社仏閣、料理。
久しぶりに自分の作品を見たら、拙いけど悪くない。菌に浸潤され朽ちて「生」が蟲から菌へと紡がれていく感じがそれなりに表現されているのではないか。これをもっと様々な蟲モチーフで再現していきたい。 バッタの腹のダンビラ。蟲の脆さ。得体の知れなさ。一途さ。骸となった静けさ。苗床となって菌を涵養する質量。 もう一つ造形。 鉢を覆う蟲のサイズにしてみた。 開口部の大きめなダンゴムシ鉢を造形する。 2時間ほどの作業時間。適度な雑さ、歪み、不正確さ、手跡が残るのがちょうど良いと思っている。 「精巧な」などと紹介されることもあるけれども、自分としては素朴で粗い造形を指向している。
友達は少ない方だと思っていたが、その少ないながらの友達づきあいが案外、長く続いていたりする。 小学生時代の友人が1ヶ月前に突如電話をかけてきてどうしたんだろうと思ったら、少し強引にご飯に行こうと言う。何か切羽詰まった雰囲気があり、夏休みの終わりに実家に帰るのでその時に2人で食事に行く約束をした。 Kは小学校では学年一体格が大きく「ジャイアン」のような位置付けの奴だった。乱暴者とでも言うのか。校舎中を追いかけ回されたこともある。私の方が小柄で足も速かったが捕まったら一貫の終わりだと階段を上からひとっ飛びで降り、着地の衝撃と痛みに顔を顰めながら休み時間中逃げ回ったのを覚えている。あれは何がきっかけ…
前回、修復できたと思っていた鉢が修復できていなかった。見た目には治ったのだが、ほんの少し力を入れたら簡単に折れてしまった。 考えられること 1.接合面積が小さく強度が出なかった。 2.接合面に既に接着剤が浸透しており強度が出なかった。 3.2液混合型の接着剤の配合が均等ではなかった。 4.漆に洋金粉を多く混ぜすぎていて漆の強度が出なかった。 5.上記の複数組み合わせ とりわけ接合面積が小さく強度が出なかった可能性は高い。他の原因を想定して改善しても修復強度が出ない可能性が高い。 そこで角の接合部周囲をパテで覆うことで補強を試みる。夏のパテの乾燥の速いこと。あっという間に硬くなって変形できなくな…
久しぶりに来たinsect bar。前掲の素数ゼミの標本を受け取りに来たのだけれども、それだけで帰れるわけもなく。 標本が美麗だし、甲虫から蝶蛾まで様々な種類を舐め尽くすように眺められる。 マンティスという飲みやすく上品な香りのカクテル。 このinsect barの店主、大森さんは専門はカマキリの研究者だが、私が疑問に思うぐらいのことがらは大抵、答えをご存知で教えてくれる。なんとも目で楽しめる、舌で味わい、脳みそが喜ぶバー。 ツノゼミの標本をこんなにじっくりみられるきかいもそうはない。アルコール12°のタガメサイダーハイボール。鉄板。個人的にはタガメエキスはラフランスの上位互換フレーバーだと思…
たまに行くinsect barの店主が渡米して221年に一度という十三年蝉、十七年蝉の同時大量発生を目撃して標本も採集してくれた。上が十七年蝉。 この人はカマキリの研究者でもあり、日本国内でハラビロカマキリの亜種を発見して新種登録したりなんかもしている。現在、国立科学博物館で開催中の「昆虫マニアック展」でもこの素数蝉の採集の様子が展示されているそうだ。きちんと関税の手続きなどもしてくれているだろうから安心できる。 今更だが素数蝉は13年周期、17年周期で地表に一斉に這い出てきて羽化し繁殖する蝉で十七年蝉は蟲としてはかなり長寿と言える。そして今年が13年と17年の異なる周期蝉が同時発生する221…
歴史建築 戸隠神社の奥社に参拝。御神木級の杉並木と豊かに茂った随神門に圧倒される。 戸隠神社の五社のうち残り四社だけでなく竹細工の店や煎餅屋など門前町を散策してみたい。 国宝仁科神明宮や大町の若一王子神社などにも参拝してみたい。 アクティビティ 栂池自然園の湿原散策は実に気持ちが良かった。 青木湖でSUPに興じた。海水のようにベタつかず気持ちよく泳げて最高に気持ちが良かった。 水上アスレチックやカヌーなども次にはやりたい。 青木湖畔には濡れたまま座れるテラス席を備えたカフェAOもオープンして利便性がさらに増した。 シャワークライミングや白馬鑓温泉への登山、八方池ハイキングなどやりたいアウトドア…
友人が働くというので私は息子と心笑館の源泉掛け流し温泉の日帰り入浴へ。 新築時はちゃんとした設計士かデザイナーに注文して施工してもらいとても立派だったのだと思う。運用が少し残念に思えた。 露天風呂は湯船に浸かって渡った先のドアから出る謎の動線ではあるが山に向かって入浴でき、開放感もある。しかし山と施設の境目を錆びた鉄筋と有刺鉄線で区切っていたり、保温用の青や緑の原色マット(ビート版のような素材のもの)を湯船に浸かると見える位置に置きっぱなしにしていたり。目に触れない場所まで運ぶ手間を惜しんでいる。 露天風呂との横の境界は鉄パイプに黒紗布を掛けるのは良いとして、目立つ鉄パイプの長すぎる部位を切る…
ロープウェイやゴンドラを長い距離乗り継いでいく景観変化も楽しめる 軽装で楽しめる遊歩道が整備された開放的な山上の湿原 トリカブトや湿地の高山植物が咲き誇る 鹿島槍ヶ岳のカクネ雪渓という氷河も見られる アサギマダラが舞う。ブヨや蚊はおらず。 栂池ヒュッテのさるなしソフトクリームが美味 栂池高原スキー場の途中駅ではバギーや2人乗り自転車、空中バイクライド、エアクッションに飛び降りたり滑り台からエアクッションの上にゴムボートで打ち上げられるアトラクションなど多彩な遊具がある 栂池自然園が軽装で気軽に子連れで回れると聞いたので登ってみることにした。 往復のゴンドラチケット代は栂池自然園の入園料込みで大…
前回、白馬に来た際に食事をした白馬の山菜のチーズフォンデュや肉料理が絶品だったウアレのオーナー店長さんが昨年からライフワークとして仲間たちと始動させた羊牧場に案内していただいた。 長靴に履き替え、苦土石灰をまぶして消毒する。雑菌を外から持ち込まないように注意を払う。 元々は牛牧場だったが5年ほど前に閉鎖されてしまっていたところを羊牧場として再生したのだという。 ここで飼育しているのは羊肉、羊乳、羊毛にバランス良く長けたポール・バセットという品種の羊で改良して角がなくなっているのだという。元々はイギリスのツノ有りの羊でオーストラリアでツノ無しに品種改良されたのだそうだ。羊は頭突きしてくるのでツノ…
長野駅に昼につき、大学からの友人に迎えに来てもらい戸隠神社へ。 その途中、戸隠蕎麦を食べる。どこも満席の順番待ちで1時間待ちだの40分待ちだの。案外、蕎麦は提供までの時間がかかる。 長野の観光地の蕎麦屋はかなり待ち時間が長い。どこが美味しい、ここの方が美味いと長野県民に言わせればいろいろあるようだが手打ち蕎麦の店はどこもそれなりに美味しいしまずい蕎麦というのはなかなか無いのではないかと話を友人とした。ごくたまに香りがとても立つ別格な蕎麦に出くわす。 案外、古民家のような風情など雰囲気に引っ張られる要素も大きい。 ここは一口ごとにわけてくれていて丁寧。 鏡池。晴れていたら、紅葉していたら、さらに…
金属造形作家 征矢剛(そやたかし)さんを目黒雅叙園の百段階段の展示で初めて知った。今回は蟲モチーフの作品の数々で私としては見逃せない。 たんぽぽの綿毛が電球になっていて灯るのだが、金属製の蟷螂が前脚を伸ばしている。 彼岸花に鳳蝶という幽玄な世界。 この人の蟲はかなり装飾的にデフォルメしていてアールデコの優美な飾りのようだ。この「セロ弾き虫」の翅や触角の曲線には強い美意識とこだわりを感じる。 自分がセロの演奏家ならお迎えする。 蟷螂が左右の前脚に天秤と剣を持った「それぞれの正義」という作品。背を向けていることにも意味はあるのだろうか。 私ももっと特徴を捉えつつデフォルメ化した作品を作れるようにな…
鬼瓦を作る職業を鬼師という。その作家さん永濱貴之さんの軒瓦一式に惚れた。 雲に乗った菩薩然とした招き猫。顔が存外に神妙な顔つきでそれもまた良い。 私もこのような童話のような作品を作ってみたい。 瓦の燻銀な陶肌も好みだ。 雲に乗る飛翔モードの蝉やハナムグリなんて素敵ではなかろうか。 古めかしい正統派な造形をした鬼瓦にひょうきんな漫画のような手足がついた作品も面白い。 本気の鬼瓦の造形の確かさとふざけたような首から下のギャップが楽しい。 鬼瓦のくせに艶のある座り方。 創作意欲を掻き立てられる作家さん。
造形作家よねやまりゅうさんの「ことだま」。一目見た瞬間から釘付けになってしまった。 この妖艶という言葉がしっくりとくる人外の生き物の色。背骨から続く尻尾の曲線。 背中が割れ、髑髏が身体の奥から覗いている。背中が割れる造形は私も好きだがこの形状にする勇気はない。 2200000円とのこと。だよな。そういうモノだと思う。その価値を認める人は少なからずいると思う。こういう作品は数年をかけて出会うべくして貰われていくのだろうな。 この目の生気。 一つ目の「ましら」 かまいたち。円輪に乗っているその見せ方が魅力的。まだまだ無数に私の知らない素晴らしい作家さんがいると思うと気力が湧いてくる。
誘拐登録文化財の木造建築、動植物をモチーフにしたわかりやすい造形アート、その2つをまとめて楽しみたいならば目黒雅叙園百段階段の企画「和の灯」展はピッタリかもしれない。 昭和の竜宮城とも謳われた目黒雅叙園の百段階段と呼ばれる御殿で御伽噺からテーマを取った展示を楽しめる。来場者が8月初旬で2万人を超えたそうな。 入館してすぐ迎えてくれるのは猫、猫、猫。
中島みゆきのファーストアルバムはなんとLP。 亡き義父が好きだったそうな石原裕次郎。52歳で亡くなったのは早い。兄の文壇デビューにして芥川賞受賞作「太陽の季節」で弟の裕次郎も映画デビューしてたのか。親の世代なら常識なことも私は知らない。 親が子供の頃に読み耽っていた漫画を子供が読み始めている。「ドラゴンボール」は12巻までしかなくて読み終わり、「うる星やつら」を読み始めた。 「さんまの名探偵」「ドラゴンクエストⅢ」「小公子セディ」など懐かしいファミコンソフトも出てきた。 とてもノスタルジックな気持ちになる。知らない妻の子供時代を知る。私はどんな子供だったのだろう。もう仕事人生に倦み、どう死に向…
横浜は思い出の多い地 でも赤煉瓦倉庫での思い出はほとんどない。 久しぶりに来てみたら、赤煉瓦倉庫の間のスペースには大きな人工砂浜があると思っていたのだがなかった。あるにはあったが裸足になることを禁じられたわずかな砂場のみ。宮下パークの屋上にあるビーチフラッグ競技を開催できるようなものではなかった。 それでも1200円もするかき氷を注文してみたら、パインのアイスクリームと果肉が乗り、シロップも煮詰めたパイン果汁のようにしっかりとしたもので味は予想外に美味しかった。そろそろ自宅にもかき氷マシーンでも必要な暑さかもしれない。 アパホテル横浜ベイタワーにチェックイン。 チェックインカウンターは大行列の…
インコ、ヒヨコ、ハムスター、カピバラ、プレイリードッグなど様々な動物と触ってふれあうことができ、フクロウやナマケモノ、オオハシなども肉眼で至近距離で見ることができるのがウリの店、アニタッチ。餌付けもできる。衣食住が保証される代わりに人間に触られ続けるという楽園的地獄。 風呂に入って最低限のアクションで目の前に差し出される牧草を食べ続けるカピバラ。撫でられるのも好きらしい。確実に向いている動物とそうでない動物がいる。 このような飼われ方をしている個体は寿命が短いということも知っている。 興奮して叫ぶ子供、口の前に突きつけられる餌。 息子はいうと夢中になっている。 そんなんならマンゴー殿をもっと可…
大和兜虫 幼虫 蛾 大雀蜂 蝗 三日月角蝉 象虫 蚕蛾 何故か今までカブトムシは成虫や蛹ばかり作っていたので初めて幼虫に挑戦。 案外、楽しいしそれなりの手応え。脚を繊細に作るだけで体の造形が単純でもそれなりの写実性を纏ってくれる。腫れるように膨れた腹とそれが食い破られるかのようにして生え出る菌子実体。甲虫の成虫にはない質感がある。 これは陶で菌子実体を加飾せずにシンプルに植物が力だよく生えてくる姿でいきたい。もう2〜3頭作って習得したい。 こちらは蛾。 蛾の目先には小さな菌子実体を添えた。 オオミズアオのような長く伸びて垂れた後翅が肝なのだが焼成に不安がある。 こちらはオオスズメバチ。頭が大き…
以前お買い上げいただいて鉢を落として破損してしまわれた方から修復依頼をいただきました。ここまでなってしても修理したいと思ってくださるのは大変嬉しいことです。 生と死、蟲と植、土と陶、腐敗と涵養、それら要素の移ろいと混ざり合いの表現を「陶蟲夏草」のコンセプトにしているからには崩壊と修復はむしろ取り込んで昇華させるべき要素ではないかとすら思っています。元通りにはなりませんが新漆と金継ぎで「変化」させてお届けしたいと思います。 そんなわけで破片が欠損している箇所をパテで埋める。呼び継ぎというらしい。 さらに改変に当たる部分だが菌子実体も加飾。 とりあえず形状としては繋ぎ合わされた状態。 痛々しい継ぎ…
欲望を燃料に生きている。しんどくなったら燃料を明確にしないといけない。 納品旅行 群馬。レトロ上毛電気鉄道に乗り、赤城温泉の秘湯を堪能。 白馬。青木湖でSUP。八方池にハイキング。テント泊、羊牧場、戸隠神社。山の見える温泉。 義母の家、海水浴。 実家。息子とラジコンで遊ぶ。両親に息子と晩御飯を作ってもてなす。 冬の企画展の展示台をDIYする。苔むした小さな世界観を作り込む。
蟲作家のインスピレーションが沸く温泉旅館 赤城温泉御宿総本家
・虫が館内、露天風呂や脱衣所にたくさん出没する。蛾各種、カミキリ、トンボ、虻、足長蜂、竈馬などなど。 ・館内の階段は急傾斜 ・古い匂いがする。埃っぽい。 ・設備はとても古い ・人工造形物のない山の景色の露天風呂 ・ぬるめで長湯できる濃厚源泉掛け流し ・素晴らしく幾層にも結晶化している光景が見事 ・廃墟然とした植物の茂る内風呂が廃墟好きには天国 ・食事は昔ながらのメニューで派手さはないが美味しい。量がかなり多い。 ・本醸造酒赤城山が期待を超えて飲みやすく美味しかった。 ・館内、所狭しと美術書と美術工芸品の山。 私が思いついた褒めフレーズは「虫作家にはインスピレーションの宝庫の秘湯温泉」。山小屋で…
北千住から東武線の特急りょうもうに乗り、赤城駅から上毛電氣鐵道に乗り換えて大胡駅へ。東京から3時間半をかけて辿り着く「灯螂舎」。 14点ほど納品した。消しゴムハンコを掘って作ったロゴ入り名刺も納入。 ここは「より美味しくなる限りにおいて」昆虫原料を香料のように使った菓子が美味しい。昆虫を食べることを目的にはしていない。粉末にして使うので見た目にはわからない。新しい美味の境地の開拓ルートとしての昆虫なのが良い。 蚕の蛹と糞のクッキーは優しく柔らかい味。蚕は桑の葉しか食べない完全草食なのでその糞も言うならばオカイコサマに加工された桑の葉。蟲界のコピルアクと呼んでも良いぐらい。珈琲とともに頂く。 コ…
はっきり言って建物の雰囲気ありきで料理屋を選んだ。どぜう鍋屋に行こうかと思ったらなんと友人は別件で行く予定があるというので三ノ輪の桜肉鍋屋にした。 もう一つ気になっていた明治創業の天麩羅屋「伊勢屋」はなんと隣の店であった。 痺れる店構えと金看板。 桜肉鍋屋も負けておりません。有形登録文化財の築100年以上の老舗。実は吉原遊郭のすぐ隣地にあり、遊郭遊びの前や後に腹ごしらえするお客でかつては大層賑わったのだそうだ。 桜印に肉。わかりやすいデザイン。 馬肉の握り寿司も濃厚な赤肉で美味しかった。 大学1年生時からの友人は和装でお越し。気軽にタレものを食べに浴衣でもなく着物、しかもおろしたての着物でくる…
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派手だな。
国産紅茶専門喫茶店のサルトリイバラが移転して、壁色はそのままに新たに2024年夏に開店したカフェバー。 植物に溢れていて気持ちの良い空間。 そして作家さんの陶器や民藝雑貨があれこれ置かれているのが嬉しい。 私の数あるうちの一つの理想形は食器ならば店で使われている「使用感のあるもの=育った器」を変えたり、植木鉢や一輪挿しとして使われているその実用の美を認めてそのまま飲食代と合わせてお買い上げしてもらえること。 なかなかボリュームたっぷりのプレートランチだった。苺ジャムがコンフィチュールに近い粘度で果物の香りが残っていて美味しかった。 考えてみたら高円寺の店で自分の陶器を販売することはなぜか考えた…
この真紅の筒形の慎ましやかな花。 出雲大社薮椿が今年は5輪ほど咲いてくれた。 この静かさ、製作者の意図を超えた景色だ。 手放したくないが4月11日からの企画展示に持っていこう。
一気に釉掛け。あれ、脚が一本出てきた。どの蟲の脚だろう。 翅を透かして作ったセミの壁掛け一輪挿しをようやく焼ける。無事に焼けて欲しい。今回の目玉の一つなのだから。 三層にしようかと思ったが1年近く放置されていたフタオチョウの一輪挿しを焼くことにした。
なかなか予約が取れないのだが、たまたま取れたとのことでもう過去2年間で4〜5回は訪れている気がする常宿へ。 熱海は電車で行けて近いし安い。子供は新宿から小田原まで乗車券が50円というわけのわからん設計になっている。 もう熱海の大抵の観光地には行ってしまっているが、ベタに熱海城へ。桜祭りということだが全く開花していなかったが猿回しを楽しませてもらった。 猿は顔に表情がないから仕込まれた芸を手順通りにやらされている感が強いが、それでおやつも美味しい食べ物も食べられるなら良しとしてもらおう。猿も自分で稼いでいる充実感のようなものは感じているのではないだろうか。 身の丈の5〜6倍もある竹馬を自在に操る…
生成AIに陶蟲夏草のマーケティング戦略を考えてもらった。私の作品を迎えてくれる方にはなぜ20〜40代の女性が多いのかも教えてくれた。 なるほどね、90点の回答だ。こうなると、鵜呑みにはしたくないアマノジャクさが発動される。AIに読み切られてたまるか。 「こちらが陶蟲夏草の商品をマーケティングする際の提案策です。 1.ターゲット層の明確化主な顧客層は、自然や生物に興味があり、手作りや工芸品に興味のある20-40代の女性が考えられます。 2.ブランド・アイデンティティの構築陶蟲夏草の作品は、自然と生物をモチーフにしており、生命の循環を表現したユニークなものです。ブランドコンセプトを「生命の連続性」…
庭先にハナニラの咲く季節が来た。 可憐な花が一輪というのも、ダンゴムシの慎ましやかさと相まって良い。 土を入れてムスカリを植え込んで春を迎えると楽しい鉢になるかもしれない。 かたや、庭から摘んだ桃色のヒヤシンス。 華やかでダンゴムシの生命力を吸い上げたかのような勢いがある。 これも部屋を明るくするには悪くない。
ゲッコーのシェルター型ダンゴムシを作った。 尻とセット。ゲッコーが頭をのぞかせている姿を見てみたい。 施釉するか、焼締にするか迷う。やはり白釉薬の体躯に子実体を翡翠色にしようかと思う。 蛹をさらに数点。ヤマトカブトムシ蛹と ヘラクレス蛹。ガラス試験管をはめて吊るす姿を早く観たい。 しっかりと乾燥させた壁掛けも4点。 さらにカブトムシ2点、神鏡にダンゴムシ。 蝉幼虫、ダンゴムシ、スズメバチに球状のダンゴムシを4点。 22点を来週、素焼きして4月頭には本焼きして完成させる予定。どれだけ完成まで到達してくれるか。
シンガポールの熱帯植物園と双子のように建つフラワードームの2階は多肉植物サボテン天国。 エスポストスだろうか。白サボテン柱が林立する絶景。植物に触れないように一緒に撮影させてもらった。 銀月の林。 ジオメトリクスの林。 玉扇の園。 大きな鉢のアロエや バオバブ、巨大な塊根が林立する。 アエオニウムの林。 流木アートもあちらこちらにあり、龍だの鷲だの賑やか。鹿は撮らずにはいられなかった。 惚れ惚れする美形なアロエ。
8年ぶりにシンガポールの熱帯雨林植物園、クラウドフォレストへ。前回は家族全員で来たけれども今回は1人。 シアトルのアマゾン本社の熱帯植物園を観たからか、前回ほどの感動はない。 それでも植物の種類の多さとディスプレイのダイナミックさにはワクワクとする。 至る所に逆光気味に熱帯植物を仰ぎ見られるスポットがあって目を奪われる。 シアトルの美術館で堪能したチフーリの作品ではないかと察したらやはりチフーリのものだった。 きっと彼の作品に違いないと思わせられる作家はやはりすごい。水面に鏡面反射して彼岸と此岸を表しているよう。 気根が冬虫夏草のようでゾクゾクする。 この逆光の光線の美しさよ。 人工的でさほど…
出張や旅行先ではローカルスーパーを回りたくなる。cold storage, jason's deli, fair priceを回ってみた。 殆どの食材はマレーシア、オーストラリア、フィリピン、韓国や日本からの輸入品のようだ。 豚や牛肉はオーストラリア産が多い。 果物は韓国産が多い。シャインマスカットや苺が韓国産なのは複雑な気持ちになる。日本品種が密輸入され栽培されてしまった類だと思われる。 しかし輸送期間も織り込んで痛みやすい果物を輸入しなければならないのでこんなに緑な熟れていない苺になってしまう。 梨2玉で1200円か。 林檎は4玉で1000円。やはり日本の物価の倍ぐらいな感覚だ。 いずれに…
ヒラタケが立派に育ったので記録。 素晴らしいヒダ。 これを乾燥して保存可能な装飾品にする。
庚申通り商店街に新しくオープンした麻辣湯の店。中国人Youtuberヤンチャンがプロデュースしているとのこと。 左の冷蔵棚から200g以上の具材を選ぶ。 野菜や肉、餃子、麺などあれこれ。gあたり一律4円らしい。 餃子ではなく野菜をてんこ盛りにしたら重量がないから野菜たっぷり食べられるかもしれない。 スープは四川式とマイルドなオリジナルがあり、かつ辛さが5段階で選べる。野菜も色鮮やかに茹で上がり、ピリ辛で美味しい。寒い冬にはなんとも身体が温まる。 250gでは少し足りなかった。300gはあっても良いかもしれない。 少し変わった店ができて嬉しい。
菌の加飾のない作品。焼締にして苔を活着させ、内部にはケト土を入れて土に半没させたい。 丸まったもの、開いたものなど各種。 どうだろうか。 背中も穴を開け、セロームや多肉を植え込めるようにしてある。 脚が長すぎるな。やり直したい。 スズメバチ。 合計8匹が出来た。1週間の乾燥で素焼きできるか、2週間は安全に乾かすべきか。
2025年 五美大展 其のニ - はんなりマンゴー
望月朱里さんのニジイロクワガタに脱帽。このクワガタの魅力が詰まった造形をしているし、金属の青メタリックな色も素晴らしい。 川村望雪さんの「群」という山羊まみれの幸せな光景。 劉さんの木製の面のテクスチャーの細かさに感嘆。こういうのを陶器で作りたい。 野村めいさんの「烈火」。この色の使い方は思いつかないだろうな。強烈に所有欲を駆られる作品。自宅に飾って毎日眺められる場所に置きたい。玄関に置きたい。 巧いし美麗。そんな陳腐な褒め言葉しか思い浮かばないし、言葉をこねる気も起きない。 岡千尋さんの「あなたが幸せであるように」。こういう人には死ぬまで絵を描き続けてほしいと切に願う。
全くボクシングにも各選手にも思い入れのない素人が誘われて堤聖也王者防衛戦、那須川天心戦、中谷潤人王者戦を観戦した意見であることを予めお断りしておく。先入観のない素人はこう感じるという一例として。 同じ体重階級ごとにも4つもボクシング団体があって合計17階級も細分化されている。72人もチャンピオンがいるって日産の役員数63人よりも多い。チャンピオンになっても世界一強いとは全くもって言えない状態はなんだかね。商業的理由でチャンピオンをたくさんつくれてしまう仕組みに思える。 1番盛り上がったのは堤聖也対比嘉大吾戦だったように思う。ヘッドバッティングはアクシデントだっただろうが、その後に左を攻めるチャ…
スキーレンタルは激混み長蛇の列。事前に宿や他のレンタル屋で借りておかないと時間ロスは1時間以上にもなる。 駐車場もリフト券も早朝の早い時間に並ばないとますます混んでいく。 山頂のレストランのラーメンはそれなりに美味しかった。しかしそこも混むのでおにぎりなど持参するのも手かもしれない。 草津温泉スキー場は初心者コースが主体で子供達のレベルに合っていて楽しめた。 思春期にさしかかり羞恥心も高まり抑制的な傾向も見え始めた息子が大声で「ウォーー」と叫びながら滑ってたのでヨシとする。 湯畑の夜景は美しかった。 湯畑を眺められる老舗木造旅館にいつかは泊まってみたいものだが、山本館なんかは1泊8万円近くする…
全くボクシングにも各選手にも思い入れのない素人が誘われて堤聖也王者防衛戦、那須川天心戦、中谷潤人王者戦を観戦した意見であることを予めお断りしておく。先入観のない素人はこう感じるという一例として。 同じ体重階級ごとにも4つもボクシング団体があって合計17階級も細分化されている。72人もチャンピオンがいるって日産の役員数63人よりも多い。チャンピオンになっても世界一強いとは全くもって言えない状態はなんだかね。商業的理由でチャンピオンをたくさんつくれてしまう仕組みに思える。 1番盛り上がったのは堤聖也対比嘉大吾戦だったように思う。ヘッドバッティングはアクシデントだっただろうが、その後に左を攻めるチャ…
ドイツに1週間滞在した時差ボケのぶり返しだろうか。21時半に寝たら1時に起きてしまい寝られないので書く。 家族サービスで草津へ。と思いきや渋川伊香保-沼田間が4台の事故で通行止めだそうで軽井沢経由に切り替えて3時間で着くところを4時間半かけて到着。 子供が幼稚園児の頃によく来たな、と懐かしみながら軽井沢、おもちゃ王国、鬼押出しを抜けて白糸の滝に寄ってみたりする。 結局伊香保-沼田間は2時間20分もの間、通行止めだったそうなので迂回の判断は正しかった。しかし長男は車酔いで嘔吐。 源頼朝由来の白旗の湯。 大雪警報発令中の雪の草津。湯畑は湯煙で全貌が見えないほど。 湯もみの見学をする。朗々と歌い上げ…
朝8:00から開いている新井薬師そばのカフェ。ジョギングから朝食を食べて帰るのに都合が良い。 水色と植物がコンセプトのようだ。 30分3000円でドリンク1つ付きの足ツボマッサージというサービスもマスターのパートナーが提供してくれているそうだ。一度試してみたい。 飾られている植物がセンスが良いように感じる。 ミモザのブーケ キングプロテアの花瓶。 丹精に整えられたボード付けされたビカクシダ。 グリルチーズサンドのチーズが30cmも伸びるようなやつで、塩気もあり美味だった。600円でなかなかのボリューム。 爽やかな青空のようなカップ&ソーサー。エチオピアの浅煎りを飲んだが角のない柔らかい味わいだ…
巨大に咲いたヒヤシンス。人為的に過度に栄養を溜め込まれた球根がそれを後先考えずに一気に吐き出すように咲く。少しグロテスクさも感じてしまう。 部屋全体にむせるほどの濃い香りが漂う。 私の自宅近所は濃桃色の花が多いように思う。窓辺に置き、朝陽を透かせると華やか。 捧げ持つように鉢に挿された八重椿。 蓮の花托のような花弁の重なりは豪勢。 花と陶鉢をあれこれ組み合わせるのは春の楽しみ。自分が小さな女の子だったら着せ替え人形で遊ぶのが好きな子になっていたかもしれないなどとも思う。
宮崎県の高千穂地方で専業で藁細工や七五三縄を作っている工房「たくぼ」が東京国立の「カゴアミドリ」でワークショップを開催していたので参加した。1時間半の所要時間で3000円なり。1650円で売られている藁細工を作る。 芯のしっかりとした藁を3本と3本、5〜6cmの長さを残して交差させる。 踵で交差点を踏んで固定する。 左手を掌を上に、右手を左手に被せるように下向きに被せて奥から手前に擦るようにして3本づつの藁束を擦るようによっていく。これを「なう」「綯う」という。スプレーで掌と縄を濡らさないと乾いて滑ってしまい、藁が回転して捻れてくれない。 ゆるく綯われている根元に藁をもう3本通し、再度綯ってい…
トゲトゲダンゴムシには躍動感あふれて伸びていく菌糸体のようにも見える植物の種子を合わせてみた。 翡翠色の子実体がにょきにょきと生えてきている様も気に入っている。 こういう冬虫夏草茸は実際にいるよな、とほくそ笑む。 湿度に弱いサボテンを植え込むことを想定して鉢穴は大きめに確保してある。脚で通気性も確保。
新高円寺の青梅街道裏路地にとても異国情緒溢れるカフェができていた。 それぞれの豆に合わせて焙煎された豊富なシングルオリジンコーヒーメニュー。 1階に2人掛けが3卓ほど。2階もあり2人掛けが5卓ほど。 大きな窓から柔らかな光が入り気持ちが良い。 ロフトもあるようだがこちらは従業員以外立ち入り禁止。彩光のために開いているようだ。 ロフト階段の下には絵描き途中かのような絵の具とパレットが置かれていてイギリスの画家のアトリエのようなコンセプトだろうか。 ワッフルが大きく、香ばしく、美味しかった。 WiFiも完備で1時間ぐらい滞在するのは気を使わない雰囲気。良い隠れ家休憩所を見つけられたように思う。 熱…
村上隆のジンガロカフェ - はんなりマンゴー
鉢自体は小さく留めつつ、ダンゴムシを大きく作るために半身だけにした。なかなか良い顔つきに作れたように思う。 頭の傷も愛嬌。 グソクムシっぽい造形が自分で気に入っている。ダンゴムシを大きく作るのも良いかもしれない。 何を植えるのが良いだろうか。茎立ちのエケベリアか。
上野にこんなに私の好みのカフェがあるとは。本屋でもあり、植物屋でもあり、陶芸工房でもある。
上野に2023年12月にオープンした博物標本雑貨などを取り扱う「THE STUDYROOM」。room of curiosityがテーマなようだ。 私もフォローしている「標本部屋を覗く幽霊」という標本や想像上の生物の標本模型を作ってらっしゃる作家の作品が展示販売されているというので見てきた。 マンドラゴラのガラスドーム標本。とても凛々しく、「綺麗なジャイアン」を思い出す。丹精、丁寧な作品だな。この凛々しい顔で絶叫しているマンドラゴラも見てみたい。 博物フェスティバルなどで見かけた博物標本作家さんの作品があちらにも、こちらにも。 もしかしたら博物標本系のクラフト作家というのは思った以上に数が知れ…
小鉢を一式作り終えたので少しばかり大物を作る。 全身が鉢そのもの。 乾燥加減との戦い。 ダンゴムシはその身体の丸みから土を入れて植え込みやすくはあるのだけれども、通気性と排水性の確保が悩ましかった。 トゲトゲダンゴムシにすることでそのトゲを鉢の脚に兼用することができ、装飾性と機能性が向上することに気づいた。我ながら良案だと思う。 そして頭を下側にし、尻を上に向けた上で尻から植物を生やす。 そして多脚がついた腹部は蓋状になっており開閉可能に作っている。 これにマミラリア白珠丸を植え込みたい。完成が楽しみな鉢ができた。
小窯での本焼成の窯出し。窯に破損なし。作品も癒着、釉垂れもなく完品。 焼成費を支払うための計量を行う。毎回、重量を見てイタタタと内心痛がってしまう。軽く作りたいが植え込んだ後の安定を考えるとある程度、重心の低さのための重さも必要なのだよな。 三葉虫。なかなか存在感のある仕上がりになった。 ギラファノコギリクワガタ。細長い顎がとても繊細でいつ壊れるのか時間の問題のように思える。 ミカヅキツノゼミ。上出来。鉢のしっとりと柔らかそうな質感と陶蟲の硬質な光沢のある質感の違いを作りわけられたのではないか。明るい自然光の下だとより顕著に見えるはず。 ヨツコブツノゼミもその複雑怪奇なツノが破損も落下もするこ…
テナガコガネを作ってみた。真正面から見ると愛嬌がある。 前脚を持て余すほど長い。焼成過程で壊れるとしたらここだが、前脚が欠けてしまうとテナガコガネらしさが大きく損なわれてしまう。無事に焼き上がりますように。 開口部は植物の植えやすさを思うと大きくしたいが、大きくすればするほど蟲から育つ印象が薄れてしまうので最も悩ましいポイント。 少し毛色が違うけれども球鉢に載せたダンゴムシ鉢も作った。 背中と腹の脇から多肉植物を生やしたい。 水遣りもしやすい親切設計。 マミラリアを植えてどこかの店頭に置かせてもらいたくさんの人に見てもらいたい。 小ぶりな陶器鉢シリーズは一旦一区切り。次は大きめの単体鉢か、風化…
庭に次々と花が咲き、活けて飾るのも楽しい。 白い背景壁に白い陶器、そこに白い顎の水仙。水仙の中央の顎だけが黄色い。色数は少ないようでこんなにも豊か。 あれ、この写真めっちゃ良くないか。iPhoneで撮ったとは思えない。 菌子実体を加飾しない陶蟲だけのシンプルな鉢もやはり良いかもな、などと思う。
春秋のよく晴れた朝の陽光は魔術をかけてくれる。 水耕栽培で咲かせたヒヤシンスの球根を庭に地植えしたものは施肥もしておらず小さく咲いた。その代わり、花びらの紫に子房の深い、深い青は素晴らしい。 触角も翅もボロボロになった姿に愛おしさを感じてしまう。羽化したばかりの完全体ではなく、生き抜いた姿。 顔に光を浴びた姿も良し。 見ていたら創作意欲が湧いてきた。蚕蛾が身体を窄めて立ち上がったような姿を作りたい。
3月にオープンしたばかりの創作タイ酒場「メコン東京」に行ってみた。ちなみにビールはチャンとかタイビールは一切なくラオスビール飲み。 今だけLINE登録で生春巻きがサービスされる。山葵醤油で食べるようでここらへんも創作タイ料理らしさか。タイらしく甘辛いタレで食べたいかもな。 お勧めと言われたのでレバーとパクチー。レバーは筋があって少し食べづらかったけどパクチーと合うかも。 「あの屋台のパッタイ」だそうで、創作せずにタイのそのままのパッタイが出てきた。これは英断。パッタイに創作は要らない。 何故か生ハムがある。 創作メコン流域料理が正しいのか。ただそれだと分かりづらいからイメージしやすいようにタイ…
日々、挑戦あるのみ。ということで翅を透かし彫りした蝉成虫の陶蟲夏草鉢を作った。 確実に衝撃で破損しやすいので太い子実体をガードの為に生やした。それでも当たりどころが悪ければすぐ破損してしまうのだろう。 それでも、蝉の成虫の儚さを表現するのに透明感を出すために透かし彫りした翅を作りたかった。 重心のバランスを取るために反対側にもつける。粘菌や菌糸っぽく粘った感じに。 乾燥するまでにひび割れてしまう懸念も高い。素焼き、本焼きを乗り越えられるか不安は大きいが出来上がりが楽しみになってきた。 素焼きも第一弾が焼けた。 ギチギチの計量。測定するたびに、焼成費を思うともっと薄く軽く作れば良かったと後悔する…
オザキフラワーパークの下の階にある切花やドライフラワーを売る花屋「ラフレシア」。ここも久しぶりにきたら店舗スペースを拡張して品揃えも強化されていた。 なんとも珍奇な風貌なプロテア。 化粧道具のパフのような手触りのふわふわもふもふ感。こんな 3,300円か。ううむ。予算オーバーだな。この価格の花材を合わせるのはしんどい。 チーゼルも顎や下葉を落とせば胞子嚢っぽい雰囲気になりそう。 旅人の木の種は着色したわけではなく天然でこの青さ。 猫柳とアーティチョークが最近、気に入った新しい花材。
「陶蟲夏草」という作家名で冬虫夏草をモチーフに植木鉢を作っている。 instagramのアカウントを作り作品を載せ始めたらありがたいことに誘われるがままに今年は5つの展示会に出すことになった。自ら博物フェスティバルというイベントに参加応募してみようと思ったが作品を作り溜めできそうになくて断念した。 1〜3月のもの 6月のもの 4〜7月のもの 10〜12月のもの 12月のもの 常設展示していただいているギャラリーにも必ず追加納品したいと思っている。 それとは別に個人の制作依頼が2件 蟲から菌や茸へと生が託され紡がれていく過程で蟲が苗床となり朽ちていく儚さや虚しさ、それを糧として育ち実るささやかな…
半年ぶりに来たオザキフラワーパーク。 植物売り場の真ん中に夢心地な映えスポットが作られていた。 猫脚のバスタブに浸かりながら優雅に本でも読みつつ、時折休憩に頭上のビカクシダや足元の苔絨毯を眺める週末。たまらない妄想の世界が実現していた。この先端を先取りしていく姿勢がオザワフラワーパークの魅力。 売り場の配置が面影がないほどに変わっていた。この躊躇うことなく労を惜しむことなく改善し続ける姿勢には頭が下がる。 アマゾン本社で見たのと同じ観葉植物が売られていることに驚喜。クロコダイルファーンというのだそうだ。 しかも2,980円と手の届かない値段ではない。衝動買いしそうになったが最低気温5℃以上を必…
以前からinstagramで流れてきて気になっていた陶器店「羊と山羊」。作家もののお皿や酒器、植木鉢を扱っているのだが作家の選び方やホームページがかなり好み。そんな「羊と山羊」がオベサ展を催しているとの情報を得て12kmを自転車で走った。 窓辺に置かれたオベサの多頭ぶりがすごい。先日来た中国人もしきりと質問してきたそうだ。残念ながら店主の非売品だそうだ。納得する迫力。 LIGHTHOUSE.PLANTSという東京近郊でオベサだけをひたすら扱っている園芸店があるそうだ。昨今、アガベ専門、ビカクシダ専門はよく見聞きするけれどもオベサ専門というのは珍しい。 同じ品種かと思うほど個性的なオベサの株が並…