令和5年6月1日(木)休養します。雑用が多くなり、心身の疲弊のためブログを暫く休養させていただきます。皆様の楽しいブログと交流出来ないのが、残念です。遊民ヤギ爺より。暫く、休養します。
俳句と映画のゆうゆう散歩
暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。
令和4年10月31日(月)ハロウインって何ですか?元来はケルト人の伝説に基づいた収穫と新年に纏わる行事だったが、キリスト教と結びついて「諸聖人の祭日の前夜の行事」となった。ジャック・オー・ランタン(南瓜の中身をくり抜いた飾灯)を点ける。かぼちゃの仮面や様々な仮装が行われ、子供達にとっては「トリック・オブ・トリート」(ご馳走しないと悪戯をするぞ」と呪文を唱えながらご近所を廻りお菓子が貰える、大切な行事である。今でもこの風習が残る。アイルランドのハロウインの夜の絵(1883年作)ハロウインはキリスト教の祭りではなく、ケルト人が秋の終わりを告げ冬になり、死者の霊が家族を尋ねてくると信じられ、精霊や魔女等から身を守るために、仮面を被って魔除けの火を焚いた。お化けに扮した子供達はご近所を周り「お菓子をくれないと悪戯...ハロウインって何?
令和4年10月30日(日)錦木:錦木紅葉ニシキギ科の落葉低木、小真弓(コマユミ)変種とされる。枝にコルク質の翼がある点が母種と異なる。初夏(5~6月頃)に黄緑色を帯びた、余り目立たない四弁の小花が多数開く。果実は蒴果で晩秋に熟し、裂けて橙黄色の種子が現れる。この頃の紅葉が美しく観賞用とし、庭木として広く植えられる。鈴蘭木、ニッサボク(ヌマミズキ科の落葉樹)と並び、鈴蘭木ニッサボク(ヌマミズキ科の落葉樹)世界三大広葉樹の一つと云われ、日本庭園の名脇役として、「錦の織物」に喩えられた。和名の「錦木」は、紅葉の美しさから名付けられた。方言で、全国各地にその呼び名は様々ある、、、カミスリギ:栃木県、岐阜県、カミソリギ:山梨県、静岡県、和歌山県など、カミソリノキ:茨木県、カミソリマユミ:山梨県、などがある。錦木の種...錦木
令和4年10月29日(土)ヘブンスそのはらの紅葉今朝の中日新聞朝刊に「秋色深まる山肌」の見出しで、長野県阿智村に在るスキー場「ヘブンスそのはら」の紅葉が見頃を迎えたとの紹介記事があった。山麓からのロープウエイに乗ると、色付いた木々が織りなす赤や黄色のモザイクの中を縫って登る、「絶景の空中散歩」が楽しめる。今年は例年より冷え込みが遅れたが、この22日頃から標高1200m位の所から一気に色づき始め、これから11月の中旬頃まで紅葉が楽しめそう。南アルプスでは早くも冠雪、雪化粧の雄大な景色も楽しめる様、、との報告記事である。5年ほど前カミさんと「木曽路食べまくりツアー」に参加した。その折に先ずヘブンスそのはら」を訪れた。「ヘブンスそのはら」は標高1600mに在る「山麓駅」から小さな(7人乗り)ロープウエイで、全長...ヘブンスそのはらの紅葉
令和4年10月28日(金)じゃが芋:馬鈴薯南米のアンデス高地の原産。世界の冷温帯各地で広く栽培されている。栽培が容易で、救荒食糧として世界に広まる。じゃがたら芋と云われるのは、江戸慶長年間にジャカルタ(インドネシア)より渡来したのでこの名が在る。ナス科の多年草で初夏に白・淡紫色の小花を付ける。地下に生じた大小多数の塊茎で繁殖する。この根茎の形が、馬に付ける鈴に似ている事から馬鈴薯と呼ばれるようになった。塊茎には豊富な澱粉があり、食用や澱粉、アルコールの原料、飼料用に利用される。世界で最も食される野菜である。コロッケ、本格的に日本で栽培されるのは、明治維新後のこと。北海道の開拓の地で栽培され、その後全国各地に広まった。比較的日本の風土に適し易く、何処の地でも作れるようだ。戦後の食糧事情の悪かった頃、私の父は...じゃが芋
令和4年10月27日(木)徳川園の紅葉紅葉:もみいづる晩秋、落葉樹は葉が赤や黄色に変化する。楓が最も一般的であるが、漆(うるし)、櫨(はぜ)、蔦(つた)銀杏、柿、桜、欅(けやき)などがそれぞれ美しく彩られる。紅葉、黄葉のともに「もみじ」という。「もみ」とは、もんで染め出す紅の色のことで、紅葉することを「もみいづる」という。紅葉は個々の木よりも、錦のように染め上げられた山々の見事さを称えることが多く、春の「桜刈り」の様に秋には「紅葉刈り」に人々は出かける。紅葉の美しさは、やがて散って行くという滅びを前提にしている。それは秋という季節の、華やかさの裏にある侘しさそのもの。桜同様、身近に在るだけに発想が型にはまり易く中々難しい季語。総じて、新緑が綺麗な土地の紅葉は素晴らしいと言われる。霧が降りると紅葉は一段と鮮...徳川園の紅葉
令和4年10月26日(水)火鉢欲し:火恋し火鉢は灰を入れて炭を熾(おこ)したり、煮炊き等に使う器具。木製、金属製、陶磁器製などがある。木製、角火鉢陶製、丸火鉢昔はもっぱら火桶(丸型の桐の木等をくり抜いて作る火鉢)を用いたが、後世では木材で方形に作ったものを箱火鉢、角火鉢、長火鉢といって使用していた。ストーブ、暖炉、電熱、ガス、石油などを利用した暖房器具が一般化された現在では、陶器の丸火鉢さえもあまり見かけなくなった。火鉢は冬の季語であるが、「火鉢欲し」は晩秋の季語である。俳人の夏井いつきさんの著書「絶滅寸前季語辞典」に、「火鉢欲し」の記述が在ったので紹介したい。【火鉢欲し:火恋しの副題。勝手に買えばア~と言いたくなるような季語であるが、これは「火鉢」を買ってくれと言っているのではなく、「火鉢」の中の「火恋...火鉢欲し
令和4年10月25日(火)石蕗の花:ツワの花キク科の常緑多年草、葉は賢円形で表面は深緑色で光沢がある。蕗の葉に似て居る事4から、「ツヤブキ」が転訛したという。10月頃に花茎をし30~70cmほど伸ばし、菊に似た頭状花を散房状に開花させる。海岸や海辺の山地に自生する。花や葉が美しいのでよく庭などに植えられる。葉柄は食用になる。薬用にもなり、腫れ物、湿疹等効能がある。名古屋市東区に在る、「徳川園」(美術館、結婚式場を有する)では、石蕗の花が見頃を迎えた。徳川園の黒門(南門)を入り右手に方向、「虎の尾」「大曾根の滝」へ、森の小径を進むと、、、、小暗がりの中に菊に似たツワの花が咲いていた。まるで辺りを照らす様に、鮮やかな黄色の花が彼方此方に、、突当りを左手に折れさらに進んで行くと、樹木が切れ広い空間の向こうに大き...石蕗の花
令和4年10月24日(月)柿:甘柿、渋柿、吊し柿柿は日本に約900種類の品種が在り、「KAKI」として外国に通用する日本の代表的な果物。特大の筆柿、栽培の歴史は古く、全国各地に特有の種類も多い。柿は、カキノキ科の落葉低木で高さ10m以上にもなる。東アジア温帯固有の果樹で、中国長江流域に野生。日本へは奈良時代に渡来し、古くから栽培されていた。東谷山フルーツパーク、妻籠の宿、合掌家、郡上の渋柿、柿すだれ、雌雄同株で果実は黄赤色の大型の液果で甘柿と渋柿が在る。柿は本来は渋く、渋の成分のタンニンが凝固して黒ゴマとなる。水に溶けなくなる程甘くなり、凝固しない儘だと渋い。また、柿渋は採取した樹液から木や紙等に塗り、防水・防腐材となる。(今ではあまり使わないが番傘等に使用)柿は生食・乾柿として食される。材は建築・家具材...柿
令和4年10月23日(日)霜降:そうこう二十四節気の一つで、太陽の黄経が210度に達した時。寒露の後15日、陽暦の10月23日頃。次は立冬。(霜降りステーキじゃないヨ!)露が結んで霜となる頃で、寒さが増し冬近しと感じる頃。この頃日本では未だ寒さの実感は薄く、気候のズレを感じるが、二十四節気が作られたのは紀元前の中国黄河流域と云われる。現在の日本(東京)との気候のズレは止むを得ないことである。中国では落葉が積もり、、中国の地では紅葉から落葉が進み、霜も降りるが、日本では紅葉狩りもこれから、近くの公園どもやっと色付き始め、ぼちぼち落葉が気になる季節です。公園の木々、今朝の北海道や東北では冷たい雨が降り続いた様だが、列島の殆どは陽気に恵まれた。隣町の小学校では運動会が行われた。(規模を縮小し午前中だけの開催とか...霜降
令和4年10月22日(土)郡上八幡サンプル工房数年前、家族旅行で郡上八幡を訪れた。中学生の孫(男児)は部活(サッカーの試合)で参加出来ず、息子家族4人、娘家族3人に私達(ヤギ爺夫婦)の9名が、車2台で飛騨路へ向かう。今回の旅の目的は、サンプル工房(郡上八幡)での作品作り。昼前に郡上に到着し、川魚料理やで昼食を取る。食後、郡上の街並みを散策しながら「サンプル工房」へ、、、先ずは工房の見学、店内には、至る所に「食品サンプル」やキーホルダーなどのサンプルが所せましと並んでいる。中庭の奥に工房があり、ガラス張りの中のサンプル作りを見する。若いスタッフが肉類(ステーキ、ハム、ソーセージ)や寿司ネタのサンプルを作っていた。いよいよサンプル作りの体験が始まる。「スイーツ作り」「アイスクリーム作り」「天婦羅作り」の3コー...郡上八幡サンプル工房
令和4年10月21日(金)草の花:千草の花秋草の花、名も知れぬ野草には秋に花咲くものが多い。桔梗、撫子などを「草の花」と詠んでも差し支えない草の花は秋で、木の花は春と俳句ではいわれている。草の花は、秋の山野や庭、路傍を彩る草花全てをいう。千草、百草と称して歌曲にも多く謳われ、総じて小さく可愛い花が多く親しまれる。儚さも感じられて主情的な表現をされる。秋の七草として数えられる有名な草花よりも、それ以外のあまり知られていない草花を、一括して詠うには便利な季題である。これらが入り乱れて咲く野を「花野」という。「春の野」と混同せず、春よりも秋を佳しとした処が詩人等からいう「侘び、寂び、栞」を愛した心根が、偲ばれる。ミズヒキソウ、ワレモコウ、吟行などで野山や庭園などを訪れると、秋は本当に草花が多いが、それらの花の名...草の花
令和4年10月20日(木)新米:今年米今年新しく収穫した米を指す言葉である。ただ、一般には籾と呼ばれる脱穀していない状態のものでなく、すぐ煮炊きの出来る精米、つまり白米のことをいう。時の流れと共に、稲から米への収穫の過程も大きく変わって、人間の手作業の段階は極度に少なくなっているが、山間などの狭い田圃などでは「稲刈り」等が行われ、季語も生きている所も残っている。粒になった籾が脱穀されて、精米となって目の前に現れた時の農家の人々の気持ちは、おそらく昔も今も変わりはない様だ。先ず初めの幾粒かの米を手にし、形や透き通り具合などを見ながら、一粒・二粒を歯に当ててかみ砕いてみたりする。新米がその「新」という語にふさわしい姿を見せるのは、炊き上がって釜の蓋を開けた時に立ち上る、湯気の中のふっくらとした白さであろう。電...新米
令和4年10月19日(水)木犀:金木犀、銀木犀モクセイ科の常緑小高木。高さ3~6m、時に10mに達するものも在る。幹が灰褐色で、紋理が犀の皮に似ている事からこの名がある。仲秋頃から葉腋に白色の小花が多数束生する銀木犀。橙黄色の花を付けるのが金木犀。共に枝が多く葉も密生し、開花時には強い芳香を放つ。木犀は中国原産で丹桂の金木犀、銀桂の銀木犀、金桂の薄黄木犀がある。日本へは江戸時代に渡来し、多くは観賞用に庭木として植えられた。佳く晴れた日に何処からともなく漂う甘い芳香に、思わず足を留め辺りを見回して、木犀の花に気付かされる。気が付けば行く先々でこの花に出会うことが多い。金木犀の落花が、黄金を敷き詰めた道を行く事も。中国の桂林等では、町全体が桂花(木犀)の香に包まれて、盛る時には息苦しい程に感じることもあるとい...木犀
令和4年10月18日(火)名古屋港落語会日時:令和4年10月16日(日)①午前、②午後場所:名古屋市港区、信興寺出演者:柳家緑也柳家緑也は名古屋市出身の若手落語家で、前座の頃から港区内の彼方此方で落語会を開き馴染の顔である。2006年、柳家花緑一門へ入門。前座の頃は「柳家緑君」。2010年に二つ目、2021年に真打昇進「柳家緑也」襲名。昨年、真打披露公演を東京の各寄席で行い、昨秋名古屋の大須演芸場で襲名披露を行った。その後信興寺でも披露した。名古屋では毎年この信興寺を始め、大須演芸場、ナデアパーク名古屋城二の丸御殿等で落語会を開いている。二の丸御殿にて、名古屋での懇親会、今回の「港落語会」は、午前(10時30分~11時30分)午後(13時30分~14時30分)の2回の口座は前座無。東京から帰名の新幹線が少...名港落語会
令和4年10月17日(月)名古屋まつり中日新聞より、第68回「名古屋まつり」は、10月15日(土)16日(日)の二日間、名古屋市内の目抜き通りを中心に行われた。過去2年間はコロナの影響で中止され、3年ぶりの開催。祭りのメーン行事の郷土英傑行列は、この地方の三英傑である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に濃姫、ねね、千姫の三姫と、各軍の武将隊や三姫に使える侍女達に扮した行列が続いた。織田信長、濃姫、豊臣秀吉、ねね、徳川家康、千姫、毎年、三英傑は一般公募、三姫は名古屋市内のデパート(松坂屋、高島屋、三越)から選出される。大通りは人が溢れて、15日(土)は、JR名古屋駅前大通りから栄、矢場町迄の間。16日(日)は、名古屋市役所前から栄、矢場町迄の間。その後隊列を縮小、三英傑、三姫と武者、侍女等が大須商店街を練り歩いた...名古屋まつり
令和4年10月16日(日)相撲草:力草、メヒジワ、オヒジワ世界の温帯から熱帯に広く分布するイネ科の雑草。日本名は、雄日芝(雌日芝)、また「力草」ともいう。根から強くて抜き難いことからそういわれている。踏まれ易い地面のよく締まった所等によくみかける。漢名は「牛筋草」という。子供達がこの草の茎を絡み合わせて、引っ張り合い遊びをするのは、その草の強靭さからである。雌日芝(メヒシバ)は草丈40~80cm、イネ科の一年草。高い繫殖力があり徐々に増え一面を覆いつくす。しなやかさと強さから「世界十害大害草」に選ばれ、「雑草の女王」ともいわれる。雄日芝(オヒシバ)は葉や茎が太く、メヒシバに比べて雄々しいことからオヒシバを「力草」と呼ぶ。似た雑草に、オオバコがあり、これも子供達の遊びの道具となっている。葉の形が違う。人に踏...相撲草
令和4年10月15日(土)薄紅葉紅葉してまだ薄い色のことをいう。庭前・また遠近の山を歩き、紅葉した真紅の木々のみではでなく、うっすらと色づき始めた木々の美しさを賞でるのも日本の伝統的な美意識なのだろう。全体が紅葉しきらない状態は、まだらに色づき始めた頃が趣が在って佳いともいわれる。ご近所にも木々の間から,薄っすらと色づき始めた紅葉を垣間見る季節になった。名古屋の東山植物園へは四季折々で吟行に訪れている。此処には7000株の植物が在る。うちイロハモミジや楓類等の紅葉する樹木は500本以上在るといわれる。久しぶりに圓を散策する。名古屋地下鉄東山線の「星丘駅」より徒歩10分程、、だらだら続く坂道を行くと東山植物園星丘門に到着。入園すると直ぐにトンネル、、、抜けると直ぐに大きなイロハモミジが出迎えた。その先に古い...薄紅葉
令和4年10月14日(金)新蕎麦:走り蕎麦蕎麦は信濃が名産地であるように、山間などの比較的痩せた土地に作られ、春または夏に種を蒔いて2,3カ月で成熟する。秋に稔る「秋蕎麦」は11月頃に刈り取られるが、初秋にやや未熟な青味を帯びた蕎麦を刈り、その粉で打った生蕎麦を「新蕎麦」或いは「走り蕎麦」ともいう。道の駅の水車小屋、蕎麦も今日では輸入物が多くなった様だが、この時期に街角で、「新蕎麦あります。」の知らせがあると、直ぐに暖簾を潜りたくなるのが人情、、、、、、。今年も、中止長野県松本市周辺では、毎年この時期に「蕎麦祭り」が開催され、賑わいをみせるのだが今年も中止の決定が知らされた。(コロナの影響、19年は台風で)(5年程前のそば祭りの画像)全国各地で様々な祭りや催しが復活、開催されているが、真に残念である。食品...新蕎麦
令和4年10月13日(木)名古屋のテレビ塔名古屋のテレビ塔1954年(昭和29年)、名古屋市の中心部の栄に建設された。全国初のNHKや民放を集約した、高さ180mの電波塔として完成した。当時この場所の地下に、名古屋市営地下鉄「名城線」が通る計画が既に決定して居り、テレビ塔の脚部を地下に埋める事が出来ないとの事情があり、4本の脚の対角線に鉄筋コンクリートのアーチを架け強度を高める工夫がなされた。1959年(昭和34年)に東海地方を襲った伊勢湾台風の暴風にも耐えた。戦後、荒廃した名古屋の復興のシンボルとして、名古屋栄の久屋大通に完成したテレビ塔の開業当時、多くの市民等は地上90mに在る展望台から、名古屋の街を一目見ようと長蛇の列は塔の周りを取り囲むように並んだ。戦後僅か9年、復興途中の名古屋の街は空き地が目立...名古屋のテレビ塔
令和4年10月12日(水)栗:栗きんとん栗はブナ科の落葉低木、またはその実をいう。日本では北海道中部以南から全国各地の山地に生える。これを果樹として栽培するようになった。栗の毬は初秋の頃には薄い緑色を呈しているが、晩秋には暗褐色となり、裂けて光沢の在る実を覗かせる。自然に落ちる実は「出落栗」と呼ばれる。実は毬の中に通常1~3個ができる。わが国では古代から食用として重要視されてきた。全国各地で固有の品種が作られ、兵庫県・京都府一円では大粒な「丹波栗」を産出し、山口県を中心とする中国地方一円では「岩国栗」を産している。その他にも四国の「阿波栗」、岐阜地方の「大栗」や東京都北多摩地方、茨城県等がある。栗の調理法は、焼き栗、茹で栗、栗飯、甘栗や羊羹等、今回、我家では大粒の栗が手に入ったので栗きんとんを作ることにな...栗きんとん
令和4年10月11日(火)菩提子:菩提樹の実インド・ヒマラヤ地方に産するホルトノキ科の数珠菩提樹(インドジュズノキ)またはシナノキ科の菩提樹の種子。亦、其の種子で作った数珠(ジュズ)をいう。菩提樹はシナノキ科の落葉高木で、その名前から寺院等に多く植えられている。菩提樹が寺院に多く植えられているのは、釈迦がこの木の下で生まれて成道し没したことからと云われ、「菩提樹」の名もこれに由来する。夏に香りのよい淡黄色の小花を咲かせ、秋に莢型の苞に豌豆ほどの丸く薄黒い核果が数個ずつ垂れ下がる。表面には黄褐色の細かい毛がある。落葉した後などに注意してみると垂れ下がった異様な実を多く目にする事が出来る。菩提樹の実は直径7~8mmの球形で、細毛が密生する。熟したこの実を乾燥させて数珠(ジュズ)を作る。菩提樹は種類が多く、釈迦...菩提樹の実
令和4年10月10日(月)団栗:どんぐりブナ科コナラ属の落葉高木、櫟(くぬぎ)の実のこと。堅果は直径約2cmと大型で、下半部が椀形の殻斗に包まれ、翌年秋に成熟する。同属の樫などの実も、広い意味では団栗である。団栗(どんぐり)の語源木の実を独楽にして遊んだことから、独楽の古名である「ツムグリ」が「ヅムグリ」になり、「ドングリ」に転じたという説がある。「ツムグリ」の「ツム」は回転するという意味があり、「グリ」は石の古名である。亦、江戸時代に「橡栗」(トチグリ)が擬音変化「ドングリ」となったという説がある。何れも定かではない。童謡「どんぐりころころ」作詞:青木存義、作曲:梁田貞大正時代に作られた「どんぐりころころ」(大正10年)は、終戦後の1947年(昭和22年)に小学校唱歌となり全国に普及し、日本三大唱歌の一...どんぐり
令和4年10月10日(月)団栗:どんぐりブナ科コナラ属の落葉高木、櫟(くぬぎ)の実のこと。堅果は直径約2cmと大型で、下半部が椀形の殻斗に包まれ、翌年秋に成熟する。同属の樫などの実も、広い意味では団栗である。団栗(どんぐり)の語源木の実を独楽にして遊んだことから、独楽の古名である「ツムグリ」が「ヅムグリ」になり、「ドングリ」に転じたという説がある。「ツムグリ」の「ツム」は回転するという意味があり、「グリ」は石の古名である。亦、江戸時代に「橡栗」(トチグリ)が擬音変化「ドングリ」となったという説がある。何れも定かではない。童謡「どんぐりころころ」作詞:青木存義、作曲:梁田貞大正時代に作られた「どんぐりころころ」(大正10年)は、終戦後の1947年(昭和22年)に小学校唱歌となり全国に普及し、日本三大唱歌の一...どんぐり
令和4年10月9日(日)潮路句会9月例会より、日時:令和4年9月9日(土)出席:参加者7名、欠席者2名場所:大手コミュニテイセンター会場前の公園とコミュニテイセンター兼題:1)稲の花、2)破芭蕉、3)当季雑詠今月の兼題の「稲の花」は、何時頃さくのか、、?聞くところによると、二百十日(今年は9月1日)頃が開花時期とか、、、、慌てて名古屋近郊の農家を訪れる。間に合った様だ。台風一過で強い風が吹いていたが、青空の下、薄緑色の花が風になびいて逞しく揺れる。今年も豊作のようである。もう一つの兼題は、「破芭蕉」大様に風をあしらひ破芭蕉玲子潮路抄聴くほどに心澄みゆく夜のちちろ玲子代々の山田を守り稲の花美保子大気吸ふごとく花咲く牽牛花魚青雑草にちりばめてをり蛍草輝子帰省子の黒革靴を磨く母千里草虱つけしまま乗る路線バス美智...塩路句会
令和4年10月8日(土)夜長:長き夜夜が最も長いのは冬至前後の頃であるが、秋分の日を過ぎると夜がめっきり長くなったと感じるようになる。夜なべに精が出たり、読書に身が入ったりするのもこの頃である。月夜、星夜、今日のように煌々と電灯が何時までも点いている時代にあっては、闇に対する畏怖や静謐の受け取り方が違う育ち方をしてきた世代との隔たりは如何ともしがたい。深夜放送に浸り、ゲーム漬け等の寝惚け眼で出勤する若者達やはしご酒で町を彷徨う中年サラリーマンの姿。勿論、これは私の在りし日の姿ではあるが、、、、、。今では暇を持て余した我が身には、秋の夜長の過ごし方にも工夫もなく、「さあ、夜通し好きな本を片っ端に読むぞ、、、」意気込んではみたものの若い頃の様な根気は続かず、、、知らぬ間に机に伏し涎を垂らし、果ては、本を枕に白...夜長
令和4年7日(金)明日は寒露寒露は二十四節気の一つで太陽の黄経が195度の時。太陽暦では、10月8日頃にあたる。露が冷たく感じられる意で、「改正月令博物筌」には、「露凝(むす)んで霜とならんとするゆゑ、寒露と名づく」とある。もろもろのものに寒冷の気が濃くなると共に透明度を増し「秋澄む」感じが深まってくるのもこの頃である。今朝の冷え込みはかなりのもので、首筋が続々として中々寝床からでられない、、、、。トイレに駆け込み、ついでに玄関の新聞を手にする。新聞に薄いビニールカバーがしてある。(雨天には必ずビニールで覆う、新聞屋の配慮が嬉しい)部屋に戻りカーテンを開ける、が、、、、、薄暗い。(外壁塗装の養生シート、雨天を更に暗くしている。)養生シートに雨粒があり、薄っすらビルの陰が見える。窓を開けて見ると身震いする程...明日は寒露
4年10月6日(木)爽やか:さやか、さやけしさっぱりして気持ちよく、清々しい気分をいう。この季語は主観的で実像を伴わないものでもあり、多分に気分的な感情を示しているようでもある。秋になって空気が澄み、温度も高くもなく低くもなくサッパリして心地よい晴れ晴れとした気分をいう。春の「麗か」や「長閑」に対応する主観的な季語。最近では気分やそれに伴う受け取り手の感情表現となる事が多いが、人間の感情だけに限らず、秋の乾燥した空気が秋季清く澄明で快適な季節感を示している。大気は澄み万物はみな晴れやかに、ハッキリと見える様になり、爽快さがあり心身ともに心地よいさまを表す。今朝は真っ青な空とはいわぬが、、、爽やかな空気は真に心地よい。早朝、公園の草取りをしていると、散歩中なのか道行く人は皆機嫌よく声をかけてくれる。「ご苦労...爽やか
令和4年10月5日(水)蓑虫:みのむし、鬼の子ミノガ科の蛾の幼虫で、樹木の枝や葉を糸で綴ってその中に潜み、蓑を背負うような形をしている。袋の中で蛹(さなぎ)により、次いで成虫(ミノガ)となる。雄は成虫でも無翅と同様、袋に棲む。秋に蓑を作り秋の季語。袋は丈夫で、財布などの材料とした。木の枝に付着したまま越冬する。街路樹に何時もユーモラス姿をゆらゆらさせ、風に吹かれる様は興味深い。天気の良い日等は顔を覗かせたり、蓑から這い出て移動する姿を見つけることもある。蓑虫の種類は「オオミノガ」「シバミノが」「チャミノガ」等の21種を数える。その種類に依って蓑にする材料や大きさが異なるといわれる。蓑虫を「鬼の子」という異称があるが、枕草子の中の「蓑虫いとあはれなり。鬼のうみたりければ、、、、、、」という記述から「鬼の子」...みのむし
令和4年10月4日(火)銀杏:ぎんなん銀杏は、中国原産のイチョウ科の落葉低木、雌雄異株黄葉、落葉ともに他の落葉樹に比べて遅く、冬の街角や神社の境内に黄色い落葉が厚く吹き溜まる。銀杏(いちょう)の木の実ギンナンは、直径2・5cm程の球形の実で9月頃に熟し、黄葉する頃に落下する。外皮は黄色く悪臭が在り、その中に白くて硬い内種皮に包まれた実がいわゆるギンナンである。煮たり焼いたりして食べる、とても美味しい秋の味覚。焼いた物は塩をふり酒の肴、茶わん蒸しやギンナンの炊き込みご飯、おでん種にも好まれる。おつまみ、茶碗蒸し、おでん、ギンナンは栄養価も高く美味しい食材であるが、食べ過ぎると脳の神経に情報を伝達する助けをする、ビタミンB6の働きを阻害する物質メチルビリドキシンが多く含まれ、中毒を起こすと云われる。子供の体内...銀杏
令和4年10月3日(月)竹の春竹はイネ科タケ亜科の多年生常緑木本の総称で、タケ群とササ群に大別される。茎は木質化、隆起した節がある。竹は主として、地下茎によって無性的に繁殖する。春には地下茎から筍を地上に出し、2,3カ月で1本の竹に急成長する。そのために親竹は生気を失い、「竹の秋」(春季)という。次に竹の葉は黄色くなり、落葉となる。「竹落葉」(夏季)その竹が秋になると回復し、葉が青々と「竹の春」(秋季)俳句の世界には、竹一つを取っても様々な季語が在る。(真竹は約120年を周期とし、一斉に開花し枯死する)竹は春から夏に4かけてが繁殖期で、地下の根茎から若芽(筍)が出るため、親竹は衰え黄葉・落葉する。秋になり若竹が生長し、親竹は青々と枝葉を茂らせる。大高緑地公園白鳥庭園、一宮に住む娘宅の裏手に竹藪がある。そん...竹の春
令和4年10月2日(日)鵙:百舌鳥、もずスズメ目モズ科の鳥。雀より大きくヒヨドリ大で尾が長い。雄は頭部が栗色で眼を通る黒班が在り、背や腰は灰褐色、下面(腹部)は中央が白色で他は赤褐色。雌の腹部には、横班が多くみられる。日本から中国北東部で繁殖し、北方の物は冬委は南へ渡る。日本の多くは留鳥である。秋から冬に雌雄別々になわばりを張り、その宣言として高い梢の頂等で鋭い声で鳴く。それを「鵙の高鳴き」という。高い木の頂や電柱等に止まり、尾を上下に振りながら高音の「キイーッ、キイーッ」と鋭い声で鳴く。澄んだ大気に響き渡る「テリトリー宣言」で、鵙の歌は秋の風物詩であろう。鵙は他種類の鳥や動物の鳴き声をよく真似ると云われる。和名の「百舌鳥」(もず)は、様々な鳥(百の鳥)の舌を持つ鳥、複雑な囀りを行うことから、この名が付い...鵙もず
令和4年10月1日(土)ワレカラって何?ワレカラは尺取虫に似たヨコエビ科ワレカラ亜目の甲殻類体は細長く尺取虫に似た体調5cmほど。頭部・腹部は小さく胸部の後6筋が著しく伸長し、多くの種で第4・5節には胸部附属肢はない。海産で、海藻やコケムシ類やヒドロムシ類等に付着して生活している。オオワレカラはアマモ等に付着する。深海等に生息するヨコエビと近似種であるが、腹節や尾節ヨコエビは退化して、身体の大部分は頭部及び胸部で構成される。多くの種は身体を屈伸させる他には、水中を移動する術はなく、大型の海藻などの表面に定着し藻等を食べる。ホヤ類やナマコなどにも付着し水揚げされる事もある。和名の「われから」の語源は、江戸時代に「小さな貝で、殻がもろいことから「割殻」、あるいは巻貝なのに蓋がないことから「分殻」と呼ばれていた...ワレカラって何?
「ブログリーダー」を活用して、遊民ヤギ爺さんをフォローしませんか?
令和5年6月1日(木)休養します。雑用が多くなり、心身の疲弊のためブログを暫く休養させていただきます。皆様の楽しいブログと交流出来ないのが、残念です。遊民ヤギ爺より。暫く、休養します。
令和5年5月30日(火)紫陽花:あぢさい、七変化、四葩(よひら)ユキノシタ科の落葉低木、高さ1.5m~2m日本原産で江戸時代に来日したシーボルトによって西洋に紹介された。平たく清楚な額紫陽花の改良種とされる。葉は広卵形で対生する。初夏に球状の集散花序に4枚の萼片だけが発達した装飾花を多数つける。咲き始めの頃は白色で、次第に色が変化していく。色は青から赤紫色へ変化するところから「七変化」という。また「四葩」(よひら)と呼ばれる。四葩の名は、花びらのように見える四枚の萼の中心から細かい粒のような花をつけることからといわれる。花びらと思う部分が萼、蕊とと思っている部分が花である。「あぢさい」の由来は、「あぢ」は集まるの意の動詞で、「さい」は藍色のことで、藍色が集まるという意味からこの名前が在るとされる。花の色は...紫陽花
令和5年5月29日(月)合歓の花:ねぶの花マメ科の落葉高木、高さ10mにも達する。山中や川原などに自生。里近くの河原などでも見かける。葉は細かい羽状複葉で、小葉は10~20対生する。葉は夜間閉じて垂れ下がり、眠るように見えることからこの名前がある。漢字名のネムノキ「合歓木」((ごうかんと呼ぶ)は、中国に於いてネムノキが夫婦円満の象徴とされる事からと云われる。6~7月頃、雄蕊の長い花を咲かせるが「紅刷毛」に似てとても美しい。枝先に10~20個の花が集まって咲く。莢は篇長楕円形で、樹皮は打撲傷に効能があり、精神安定・不眠解消にも効能があると言われる。また害虫の駆除にも用いられている。木材は胴丸火鉢や木工、下駄の歯などに使用されている。今日5月29日、気象庁は本州の東海地方迄の地域が梅雨入りをしたと宣言した。朝...合歓の花
令和5年5月28日(日)おうちご飯カミさん達が集う「てとてとの会」が毎週3回(火、水、木)ランチサービスを開いている。名古屋港近隣に住むカミさんらのグループ「てとてと」では毎週一回クラフト教室の場で、人形や小物入れ等を作っている。他のグループも様々(古い着物を洋服に仕立て直す)在る様子。これらとは別に古民家を所有されるカミさんが、ご近所に住む独り居の方、中小企業にお勤めの方等向けの古民家カフェを開いてる。当初は一人暮らしの方に昼食を提供、相談事・話相手になっていたのが、誰もが自由に出入りできる交流の場となり、「古民家カフェ」となった。名古屋港に近い住宅地の路地裏に在る普通の古民家で、判り辛い場所、口コミで来られる方以外は、殆どがご近所の顔見知りばかりである。普通の家の玄関に入ると、正面に12畳位の部屋に8...おうちご飯
令和5年5月27日(土)梯梧の花:海紅豆インド原産のマメ科の落葉高木で、高さ10~15m。樹皮は白色を帯び、枝には太い棘がある。初夏、赤色の5~8cmの大きな蝶形の花を多数、密に総状花序につけ、美しく輝く。最盛期には、木全体が赤く見えるほどになる。沖縄県の県花で、九州から本州中部の暖地に咲く。別名の「海紅豆」はアメリカ梯梧ともいい、ブラジル原産。名古屋港の埠頭公園には、例年より早く真っ赤な梯梧の花が見頃を迎えている。埠頭公園の散策コース(北側駐車場から岸壁まで)の散策路沿いに真っ赤な蝶が樹木に叢るように見える。この公園は草花はなく、ユーカリ、ハンノキ、鈴懸などが青々と茂る中、ひと際目立つ紅の色、、、、、。冬場になると植栽の手入れをされる方達が、枝葉を落とし梯梧は裸木となる。それぞれの枝ぶりが違い、まるでポ...梯梧の花
令和5年5月26日(金)日向水桶や盥(たらい)に水を入れて日中、日向に出して置いて温まった水のこと。洗濯にも使うが、一日の務めや畑仕事等から帰った人たちの汗にまみれた身体を拭くのに適した温度になっている。ひと昔前には、少しお湯を足して行水にも使った。その後、自動で操作出来る「太陽温水器」が発達し、一軒家の屋根の上に設置されたのをよく見かけた。この太陽温水器はよく工夫が凝らされて居り、夏場には可成熱い湯が使え、風呂や炊事、洗濯等に使用されていた。最近ではこれに代わり、「ソーラパネル」を日当たりの良い場所に設置する自家発電装置が普及し始めている。太陽光熱をエネルギー源として、冷暖房・給湯・給電などに利用するシステムである。最初に設置費用はかかるが、数年すれば基が取れ、その後は電気代が節約出来るそうだ。当初、日...日向水
令和5年5月25日(木)玉簾の花:玉すだれヒガンバナ科の多年草。南米ペルー原産で日本へは、明治時代の初期に渡来した。葉は細長く30cm程の濃緑色をしている。夏に高さ30cm程の花茎を出し、その先端に六弁の純白の花を上向きに一つ開く。観賞用草花として庭園に栽培され、地下に鱗茎を付ける。日中に開花して、夜になると閉じる。玉簾の名は、白い小さな花を「玉」、叢生する葉を「簾」に見立てて「玉簾」と名付けられた。別名の「レイン・リリー」(雨百合)がある。まとまった雨の後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。葉は細長く濃緑色の棒状で、土の中から直接葉が出る。夏に一本の花茎に対して、花は一つだけ開花する。この花の仲間に桃色の花の咲く「サフランモドキ」が在る。また、「玉すだれ」の名で神戸売られる乾菓子が在るという。粉...玉すだれ
令和5年5月24日(水)未央柳:ビヨウヤナギ、美容柳中国原産、オダギリソウ科の半落葉広葉樹の小低木。日本へは凡そ300年前に渡来した。中国では「金糸桃」と呼ばれている。葉は対生し長楕円形で、一見柳の葉に似る。葉は冬の間でも落葉せずに残り、新葉が出ると同時に古い葉が落ちる。夏、茎頂に大型(5cm程)五弁の深緑色の花を数個開く。よく枝分かれして株立ち状になる。長く伸びた多数の雄蕊は金糸のように美しく、梅雨時に咲く花は人気がある。古くから庭木や公園樹として植えられ、花材としてよく用いられている。花弁はくさび形で、特に長い雄蕊が多数付きよく目立ち、雄蕊の基部は五つの束になっている。果実は円錐形で先端に萼片を残す。今年も地下鉄名古屋港駅前大通りにある花壇に未央柳の黄色の花が咲いていた。五弁の花の中央には、金色に輝く...未央柳
令和5年5月23日(火)未だ五月なぜ暑い夏が暑いのは、昔も今も変わりのないところで「暑さ」は三夏の季語となっているが、暑さを殊に覚えるのは梅雨が明けてからである。ところが、爽やかな五月のはずが暑い、、、、、。中日新聞朝刊より、二十二日、名古屋市や岐阜市などで30度を超える真夏日となった。十七日には岐阜県揖斐川町で35.1度、三重県松阪市で34.5度に達した。共に五月の観測史上で最高記録となった。梅雨入り前、なぜこれほど季節外れの暑さが続くのか、、或る気象学者は「地球温暖化の影響で偏西風の流れが蛇行し、日本列島の北方上では高気圧が押し上がり、偏西風が滞り暖気が居座り暑さが押し寄せた。南の暖気と北の寒気の堺目を吹き流れる偏西風は、暖気と寒気の温度差が大きいとまっすぐに流れるが、最近地球温暖化が進み、北方の寒気...地球温暖化
令和5年5月22日(月)フクシア:ツリウキソウアカバナ科フクシア属の植物、原産地は熱帯アメリカ。部メキシコ、中央アメリカ、アンデス山脈、ブラジル南東などの海岸、山地などに自生する。高さ1m以下で、葉はやや厚く夏に葉腋から長柄を出して、花は下垂して咲く。花の色は白、桃、紅紫など、八重のものも在る。名古屋の東山動植物園では、温室栽培される「フクシア」が見ごろを迎へその花の色、形は多種多様で40種ある。今朝(5月22日)の中日新聞に、「フクシア」の記事が掲載されていたので、引用紹介します。「まるで踊るバレリーナのようだ。衣装のチュチュの如く横に広がるのは萼(ガク)と、花びら色の組み合わせは白とピンク、赤と白、赤と紫とさまざま。そこから雌蕊と雄蕊がスラリとした脚のように伸びている。花の大きさは5~8cmほどで、下...フクシア
令和5年5月21日(日)石楠花:シャクナゲツツジ科の常緑低木、高さ2~4m葉は革質の長楕円形で表面は深緑色で光沢がある。裏面は淡褐色または白色の密毛を生じる。初夏にツツジに似た5~7弁の鐘形の合弁花を多数(10数個)つける。淡紅色の花は大ぶりで群がって美しく咲く。花の色は様々あり、やや紅茶がかった花、濃い紅色、白、紅白のまだら、薄ピンク等と豊富である。花冠は七裂するが、東日本には五裂の「アズマシャクナゲ」が自生する。シャクナゲは庭園などにも多く植えられているが、山中に自生して咲く花は美しく殊に魅力的である。今年は開花が例年より1~10日程早く、既に盛りを過ぎた所も多いようだ。この地域の鶴舞公園、徳川園、白鳥庭園等に多くのシャクナゲがツツジの様に咲き盛る。徳川園、白鳥庭園、東山植物園内に「しゃくなげの森」が...石楠花
令和5年5月20日(土)新緑の中村公園名古屋市の西部に中村公園がある。(現名古屋市中村区)名古屋駅から地下鉄東山線に乗り凡そ15分、「中村公園駅」で下車。地上に出ると右手に巨大で真っ赤な鳥居が出迎えてくれる。鳥居を潜り北へ10分程歩くと、公園入口に石の鳥居を潜ると木陰も多く、都会の喧騒を忘れさせてくれる空間がある。新緑の中村公園。左手の池の畔に秀吉の少年時代、日吉丸とその仲間の像が立ち並ぶ。この地(中村)在住の貧農の子と生まれ育った。幼少期の記録は定かではないが、数多くの伝説、逸話が残されている。瓢箪型の絵馬、像の前を左手(北)奥に進むと豊国神社がある。(明治11年建立)大正10年、この地(中村)が名古屋市に編入されたのを記念して、昭和4年に、真っ赤な大鳥居が作られた。(京都平安神宮の鳥居よりやや高いそう...中村公園
令和5年5月19日(金)病葉:わくらば青葉の季節に、病害虫や風通しの悪さなどから赤や黄色に変色して朽ち落ちる木の葉。病気に侵された葉、色づきすがれた葉をいう。夏、万緑の中で蝕まれて黄色に色づいたり、赤く色づいたりして落下する葉は健全な葉に比べ、確かに病に取り付かれてしまった葉なのだろう。天文11年(1542年)の連歌書「宗養書とめ」の中に見られる発句に、わくら葉をさそひて落ちぬ秋の月とあるがこの句は例外的な作であり、江戸時代に夏の季語として定着した。(俳書には「わくらは」という訓みがある)夏の青々とした葉の中に虫食い等で変色した葉を夏の季語とした。病葉と書いて「わくらば」と読むのかはよく判らない。病葉の「病」を「わくら」とは読まないが、「葉」の字は「ば」と読む。二文字合わせて「わくらば」と読む。1961年...病葉
令和5年5月18日(木)汗拭い:ハンカチーフ、手拭い4汗を拭うための布で昔は手拭いを用いたが、今ではハンカチーフを使用する。手拭い、手拭い、ハンカチ、ハンカチーフは木綿、麻、絹、ガーゼなどの素材が在り、派手な柄や美しい紋様を染め抜いたものや、縫い取りをしたもの等多様である。暑い季節には汗を拭くものが手放せぬが、「汗ふき」はともかく「汗ぬぐい」という言葉は死語に近いものである。汗を拭くのにハンカチは最も一般的なものだが、ハンカチ自体は一年中で使われるもので「季節感」はやや乏しいようである。甲子園で活躍した「ハンカチ王子」は一世を風靡した、、、、。以前、大ヒットを飛ばした「木綿のハンカチーフ」等々、、、ハンカチに纏わる、「流行語」は数多く存在し話題に事欠かない。今年の季節の移り変わりは異常なほど早く、、、、、...汗拭い
令和5年5月17日(水)忍冬の花:スイカズラ、金銀花スイカズラ科の半落葉の蔓性木本、高さ2~3m山野に自生し時に観賞用に栽培され、前株に褐色の細軟毛を密生する。初夏(5,6月頃)、葉腋に細い筒形の芳香のある合弁花、白色又は淡紅色の厚唇形の花を開き、のちに黄色に変わる。花は二裂し、甘い香りを放つ。葉を内側に巻いて冬を過ごす。枝葉が冬も萎れず枯れないので「忍冬」(にんどう)と呼ばれている。10月頃、栗色の腋果(実)を結ぶ。茎や葉を乾したものは漢方生薬の「忍冬」とし、利尿剤や解毒・解熱剤となる。花を乾したものは、吹き出物の洗浄用として利用される。和名の「スイカズラ」は「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜が在り、古くは子供が好んで花の茎の細い方を口に含んで甘い蜜を吸って遊び、この名が付いたといわれる。砂糖の無い頃...忍冬の花
令和5年5月16日(火)旅の日旅を愛する作家や芸術家等に依って結成された「日本旅ペンクラブ」(旅ペン)が1988年(昭和63年)に制定した)旅の日」。1689年(元禄2年)の5月16日(旧暦3月27日)に俳人の松尾芭蕉が江戸を立ち、「奥の細道」へ旅立った日に因んだもの。芭蕉は日光街道を北へ進み、陸奥・出羽・越後・加賀・越後などを彼(芭蕉)にとって未知の国を巡る旅であった。全行程約600里(≒2400km)に及ぶ旅であった。記念日は、忙しい現代社会に於いて忘れがちな「旅心」を大切にし「旅人」とは何かと、あらためて問いなおす事を目的とされる。日本旅のペンクラブは、全国あらゆるジャンルから「旅の大賞」と、「川柳」の入選作品を表彰している。日本旅のペンクラブは昭和37年(1962年)に設立し、作家やジャーナリスト...旅の日
令和5年5月15日(月)潮路句会5月例会日時:令和5年5月13日(土)13時~場所:大手コミュニテイセンター参加者:7名(うち1名、不在投句)兼題:1)聖五月、2)五月富士、3)当季雑詠、聖五月は、晴天の日が多く芍薬が開き、河鹿が鳴き、行楽やピクニック等の好季節となる。薫風に泳ぐ鯉幟も見られ、蠅や蚊でくるようになると、いよいよ夏らしい季節、、、。五月富士は、この頃になると富士山の雪も遠目には見えなくなり、夏めいてくる。然し現在では残雪と岩肌とが対照的である富士山を指す場合もある。知ってはいても、普段は中々使い慣れない季語に戸惑う。さざ波の光りの先に皐月富士玲子潮路抄ひとひらも白を濁さず牡丹散る玲子牧牛の黒光りせる聖五月魚青雲一朶日の出に染まる五月富士魚青紅を引きはにかむ少女聖五月美保子ほったらかしの庭に紫...潮路句会
令和5年5月13日(土)羊蹄の花:ぎしぎしのはなタデ科の多年草で、野原や畔等の湿地や道端などにも群生。茎の高さは、50~100cm程になり、上方で分岐する。葉は20cm前後の長楕円形で幅5~10cmの大型。5~6月頃に節々から淡緑色の小花が多数輪生し、全体で細い円錐状の花穂を出す。花が終わる頃に三綾の瘦果(果実)を結ぶ。茎や葉は蓚酸(しゅうさん)を含み、この強い酸味を除き食用とする。若い芽は水草の「じゅんさい」のように粘りを持ち「丘じゅんさい」とと呼ばれ食用となす。お浸し、和え物や漬物として利用される。根の部分は「しのね」といい、「大黄」に代用品となり、緩下剤として便秘に効能があるといわれる。また生の根を擂り潰して塗ると、皮膚病、オデキ、腫物に効能があるといわれている。公園の雑草が伸び放題ととなり、そろそ...ぎしぎし
令和5年5月12日(金)そら豆:蚕豆、はじき豆マメ科の二年生蔓性の作物。原産地は不詳とされるが、古来より西アジアで栽培、今では世界各地で栽培されている。2~3月頃、直径3cm程の紫色の蝶型の花を咲かせる。その後、長さ」10~30cmもある大きな莢を付け、中に3cm程の平たく親指の先くらい、薄緑色の実が3~4個の豆(種子)が含まれる。莢が空を向くので「天豆」と言い、莢の中にあるソラマメの実が、蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」という字が充てられた。(酒処では「天豆」表示する所もある。)近年、ハウス栽培など技術が発展して秋の一時期を除いて、一年中食べられるようになった。生のそら豆は「野菜」として扱われるが、豆が莢から出て空気に触れると直ぐに固くなり、「そら豆が美味しいのは3日間だけ」といわれるように、...蚕豆
令和5年5月11日(木)アマリリス:ジャガタラ水仙ヒガンバナ科の多年生球根植物で、地中に鱗茎を形成する。原産は中南米・西インド諸島とされ、18世紀初頭にヨーロッパにもたらされた。日本へは江戸の嘉永年間(1848~1854年)に渡来して、「ジャガタラ水仙」と呼ばれた。長大な線形の葉を叢生し、60~70cmの太い花径の頂部に散形花序をつける。百合に似た大型6弁の花を数個付ける。交配した品種は多く、花の色は赤、白、橙、紅白の絞りなどの様々に在る。温室栽培で冬場にも、鉢植えなどを楽しむことができる。ベランダのアマリリスが、今年も大輪の花を咲かせた。早や10年、当初は冬場になると球根を土に戻して鉢を室内へ移していた。ここ数年は、殆ど手入れもせず冬の間もベランダに放置した儘。それでも毎年、綺麗な大輪の花を咲かせ、我々...アマリリス
令和5年5月24日(水)未央柳:ビヨウヤナギ、美容柳中国原産、オダギリソウ科の半落葉広葉樹の小低木。日本へは凡そ300年前に渡来した。中国では「金糸桃」と呼ばれている。葉は対生し長楕円形で、一見柳の葉に似る。葉は冬の間でも落葉せずに残り、新葉が出ると同時に古い葉が落ちる。夏、茎頂に大型(5cm程)五弁の深緑色の花を数個開く。よく枝分かれして株立ち状になる。長く伸びた多数の雄蕊は金糸のように美しく、梅雨時に咲く花は人気がある。古くから庭木や公園樹として植えられ、花材としてよく用いられている。花弁はくさび形で、特に長い雄蕊が多数付きよく目立ち、雄蕊の基部は五つの束になっている。果実は円錐形で先端に萼片を残す。今年も地下鉄名古屋港駅前大通りにある花壇に未央柳の黄色の花が咲いていた。五弁の花の中央には、金色に輝く...未央柳
令和5年5月23日(火)未だ五月なぜ暑い夏が暑いのは、昔も今も変わりのないところで「暑さ」は三夏の季語となっているが、暑さを殊に覚えるのは梅雨が明けてからである。ところが、爽やかな五月のはずが暑い、、、、、。中日新聞朝刊より、二十二日、名古屋市や岐阜市などで30度を超える真夏日となった。十七日には岐阜県揖斐川町で35.1度、三重県松阪市で34.5度に達した。共に五月の観測史上で最高記録となった。梅雨入り前、なぜこれほど季節外れの暑さが続くのか、、或る気象学者は「地球温暖化の影響で偏西風の流れが蛇行し、日本列島の北方上では高気圧が押し上がり、偏西風が滞り暖気が居座り暑さが押し寄せた。南の暖気と北の寒気の堺目を吹き流れる偏西風は、暖気と寒気の温度差が大きいとまっすぐに流れるが、最近地球温暖化が進み、北方の寒気...地球温暖化
令和5年5月22日(月)フクシア:ツリウキソウアカバナ科フクシア属の植物、原産地は熱帯アメリカ。部メキシコ、中央アメリカ、アンデス山脈、ブラジル南東などの海岸、山地などに自生する。高さ1m以下で、葉はやや厚く夏に葉腋から長柄を出して、花は下垂して咲く。花の色は白、桃、紅紫など、八重のものも在る。名古屋の東山動植物園では、温室栽培される「フクシア」が見ごろを迎へその花の色、形は多種多様で40種ある。今朝(5月22日)の中日新聞に、「フクシア」の記事が掲載されていたので、引用紹介します。「まるで踊るバレリーナのようだ。衣装のチュチュの如く横に広がるのは萼(ガク)と、花びら色の組み合わせは白とピンク、赤と白、赤と紫とさまざま。そこから雌蕊と雄蕊がスラリとした脚のように伸びている。花の大きさは5~8cmほどで、下...フクシア
令和5年5月21日(日)石楠花:シャクナゲツツジ科の常緑低木、高さ2~4m葉は革質の長楕円形で表面は深緑色で光沢がある。裏面は淡褐色または白色の密毛を生じる。初夏にツツジに似た5~7弁の鐘形の合弁花を多数(10数個)つける。淡紅色の花は大ぶりで群がって美しく咲く。花の色は様々あり、やや紅茶がかった花、濃い紅色、白、紅白のまだら、薄ピンク等と豊富である。花冠は七裂するが、東日本には五裂の「アズマシャクナゲ」が自生する。シャクナゲは庭園などにも多く植えられているが、山中に自生して咲く花は美しく殊に魅力的である。今年は開花が例年より1~10日程早く、既に盛りを過ぎた所も多いようだ。この地域の鶴舞公園、徳川園、白鳥庭園等に多くのシャクナゲがツツジの様に咲き盛る。徳川園、白鳥庭園、東山植物園内に「しゃくなげの森」が...石楠花
令和5年5月20日(土)新緑の中村公園名古屋市の西部に中村公園がある。(現名古屋市中村区)名古屋駅から地下鉄東山線に乗り凡そ15分、「中村公園駅」で下車。地上に出ると右手に巨大で真っ赤な鳥居が出迎えてくれる。鳥居を潜り北へ10分程歩くと、公園入口に石の鳥居を潜ると木陰も多く、都会の喧騒を忘れさせてくれる空間がある。新緑の中村公園。左手の池の畔に秀吉の少年時代、日吉丸とその仲間の像が立ち並ぶ。この地(中村)在住の貧農の子と生まれ育った。幼少期の記録は定かではないが、数多くの伝説、逸話が残されている。瓢箪型の絵馬、像の前を左手(北)奥に進むと豊国神社がある。(明治11年建立)大正10年、この地(中村)が名古屋市に編入されたのを記念して、昭和4年に、真っ赤な大鳥居が作られた。(京都平安神宮の鳥居よりやや高いそう...中村公園
令和5年5月19日(金)病葉:わくらば青葉の季節に、病害虫や風通しの悪さなどから赤や黄色に変色して朽ち落ちる木の葉。病気に侵された葉、色づきすがれた葉をいう。夏、万緑の中で蝕まれて黄色に色づいたり、赤く色づいたりして落下する葉は健全な葉に比べ、確かに病に取り付かれてしまった葉なのだろう。天文11年(1542年)の連歌書「宗養書とめ」の中に見られる発句に、わくら葉をさそひて落ちぬ秋の月とあるがこの句は例外的な作であり、江戸時代に夏の季語として定着した。(俳書には「わくらは」という訓みがある)夏の青々とした葉の中に虫食い等で変色した葉を夏の季語とした。病葉と書いて「わくらば」と読むのかはよく判らない。病葉の「病」を「わくら」とは読まないが、「葉」の字は「ば」と読む。二文字合わせて「わくらば」と読む。1961年...病葉
令和5年5月18日(木)汗拭い:ハンカチーフ、手拭い4汗を拭うための布で昔は手拭いを用いたが、今ではハンカチーフを使用する。手拭い、手拭い、ハンカチ、ハンカチーフは木綿、麻、絹、ガーゼなどの素材が在り、派手な柄や美しい紋様を染め抜いたものや、縫い取りをしたもの等多様である。暑い季節には汗を拭くものが手放せぬが、「汗ふき」はともかく「汗ぬぐい」という言葉は死語に近いものである。汗を拭くのにハンカチは最も一般的なものだが、ハンカチ自体は一年中で使われるもので「季節感」はやや乏しいようである。甲子園で活躍した「ハンカチ王子」は一世を風靡した、、、、。以前、大ヒットを飛ばした「木綿のハンカチーフ」等々、、、ハンカチに纏わる、「流行語」は数多く存在し話題に事欠かない。今年の季節の移り変わりは異常なほど早く、、、、、...汗拭い
令和5年5月17日(水)忍冬の花:スイカズラ、金銀花スイカズラ科の半落葉の蔓性木本、高さ2~3m山野に自生し時に観賞用に栽培され、前株に褐色の細軟毛を密生する。初夏(5,6月頃)、葉腋に細い筒形の芳香のある合弁花、白色又は淡紅色の厚唇形の花を開き、のちに黄色に変わる。花は二裂し、甘い香りを放つ。葉を内側に巻いて冬を過ごす。枝葉が冬も萎れず枯れないので「忍冬」(にんどう)と呼ばれている。10月頃、栗色の腋果(実)を結ぶ。茎や葉を乾したものは漢方生薬の「忍冬」とし、利尿剤や解毒・解熱剤となる。花を乾したものは、吹き出物の洗浄用として利用される。和名の「スイカズラ」は「吸い葛」の意で、細長い花筒の奥に蜜が在り、古くは子供が好んで花の茎の細い方を口に含んで甘い蜜を吸って遊び、この名が付いたといわれる。砂糖の無い頃...忍冬の花
令和5年5月16日(火)旅の日旅を愛する作家や芸術家等に依って結成された「日本旅ペンクラブ」(旅ペン)が1988年(昭和63年)に制定した)旅の日」。1689年(元禄2年)の5月16日(旧暦3月27日)に俳人の松尾芭蕉が江戸を立ち、「奥の細道」へ旅立った日に因んだもの。芭蕉は日光街道を北へ進み、陸奥・出羽・越後・加賀・越後などを彼(芭蕉)にとって未知の国を巡る旅であった。全行程約600里(≒2400km)に及ぶ旅であった。記念日は、忙しい現代社会に於いて忘れがちな「旅心」を大切にし「旅人」とは何かと、あらためて問いなおす事を目的とされる。日本旅のペンクラブは、全国あらゆるジャンルから「旅の大賞」と、「川柳」の入選作品を表彰している。日本旅のペンクラブは昭和37年(1962年)に設立し、作家やジャーナリスト...旅の日
令和5年5月15日(月)潮路句会5月例会日時:令和5年5月13日(土)13時~場所:大手コミュニテイセンター参加者:7名(うち1名、不在投句)兼題:1)聖五月、2)五月富士、3)当季雑詠、聖五月は、晴天の日が多く芍薬が開き、河鹿が鳴き、行楽やピクニック等の好季節となる。薫風に泳ぐ鯉幟も見られ、蠅や蚊でくるようになると、いよいよ夏らしい季節、、、。五月富士は、この頃になると富士山の雪も遠目には見えなくなり、夏めいてくる。然し現在では残雪と岩肌とが対照的である富士山を指す場合もある。知ってはいても、普段は中々使い慣れない季語に戸惑う。さざ波の光りの先に皐月富士玲子潮路抄ひとひらも白を濁さず牡丹散る玲子牧牛の黒光りせる聖五月魚青雲一朶日の出に染まる五月富士魚青紅を引きはにかむ少女聖五月美保子ほったらかしの庭に紫...潮路句会
令和5年5月13日(土)羊蹄の花:ぎしぎしのはなタデ科の多年草で、野原や畔等の湿地や道端などにも群生。茎の高さは、50~100cm程になり、上方で分岐する。葉は20cm前後の長楕円形で幅5~10cmの大型。5~6月頃に節々から淡緑色の小花が多数輪生し、全体で細い円錐状の花穂を出す。花が終わる頃に三綾の瘦果(果実)を結ぶ。茎や葉は蓚酸(しゅうさん)を含み、この強い酸味を除き食用とする。若い芽は水草の「じゅんさい」のように粘りを持ち「丘じゅんさい」とと呼ばれ食用となす。お浸し、和え物や漬物として利用される。根の部分は「しのね」といい、「大黄」に代用品となり、緩下剤として便秘に効能があるといわれる。また生の根を擂り潰して塗ると、皮膚病、オデキ、腫物に効能があるといわれている。公園の雑草が伸び放題ととなり、そろそ...ぎしぎし
令和5年5月12日(金)そら豆:蚕豆、はじき豆マメ科の二年生蔓性の作物。原産地は不詳とされるが、古来より西アジアで栽培、今では世界各地で栽培されている。2~3月頃、直径3cm程の紫色の蝶型の花を咲かせる。その後、長さ」10~30cmもある大きな莢を付け、中に3cm程の平たく親指の先くらい、薄緑色の実が3~4個の豆(種子)が含まれる。莢が空を向くので「天豆」と言い、莢の中にあるソラマメの実が、蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」という字が充てられた。(酒処では「天豆」表示する所もある。)近年、ハウス栽培など技術が発展して秋の一時期を除いて、一年中食べられるようになった。生のそら豆は「野菜」として扱われるが、豆が莢から出て空気に触れると直ぐに固くなり、「そら豆が美味しいのは3日間だけ」といわれるように、...蚕豆
令和5年5月11日(木)アマリリス:ジャガタラ水仙ヒガンバナ科の多年生球根植物で、地中に鱗茎を形成する。原産は中南米・西インド諸島とされ、18世紀初頭にヨーロッパにもたらされた。日本へは江戸の嘉永年間(1848~1854年)に渡来して、「ジャガタラ水仙」と呼ばれた。長大な線形の葉を叢生し、60~70cmの太い花径の頂部に散形花序をつける。百合に似た大型6弁の花を数個付ける。交配した品種は多く、花の色は赤、白、橙、紅白の絞りなどの様々に在る。温室栽培で冬場にも、鉢植えなどを楽しむことができる。ベランダのアマリリスが、今年も大輪の花を咲かせた。早や10年、当初は冬場になると球根を土に戻して鉢を室内へ移していた。ここ数年は、殆ど手入れもせず冬の間もベランダに放置した儘。それでも毎年、綺麗な大輪の花を咲かせ、我々...アマリリス
令和5年5月10日(水)雨蛙アマガエル科の一種で体調4cmくらい。雌はやや大きい。四股(前肢4本、後肢5本)の各指端に吸盤を持ち、樹上に登る。木の葉や草の上に棲み、雨模様の折りや夕立の前などに「キャクキャクキャク」鳴くので「雨蛙」といわれる。体は緑色または茶褐色で、保護色で周囲の状態に溶け込んで葉の上などでゃ緑色、木の幹や地上に移ると忽ち色を変える。鼻から目・耳にかけてと、体側とに黒色の斑紋がある。日本各地に棲息し、広くはアマガエル科・南アマガエル科の蛙の総称で、多くは熱帯産。大形で美しいものもある。春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠する。最近の都市化の中でもヒキガエルの数は夥しいが、アマガエルの方は減少傾向みられる。アマガエルは肉食性で、小さな昆虫やクモ類を捕食する。動く物に反応し、死んだ...雨蛙
令和5年5月9日(火)葛まんじゅう葛粉を水で溶き火にかけて練り、半透明に固まったものを皮にして、中に餡を包んだ饅頭。桜の葉で包んだものもあり、東京では「葛桜」の名前で呼ばれている。つるりとした食感、冷たい口当たり、葛の透明度は夏の菓子として欠かせぬものの一つである。葛はマメ科の大型蔓性の多年草で、茎の長さは6~10m、それ以上にも伸びる。茎の太さは直径10cm以上に達し、根は太く大きく澱粉を取り出して薬用や食用にする。葛粉を使った食べ物には他に、葛餅、葛練、葛切等がある。葛餅は、葛粉を熱湯で練ったものを型に流し入れて冷して固めた菓子。三角等に切り、きな粉と蜜をかけて食する。元々は正麩(小麦粉)を練り、長期に発酵させ蒸したもの。岐阜県大垣市に「水まんじゅう」という和菓子がある。俳人芭蕉が、「奥の細道むすびの...葛まんじゅう
令和5年5月8日(月)世界赤十字デー今日(5月8日)は、「世界赤十字デー」です。1828年(文政11年)5月8日生まれのスイスの実業家アンリ・デユナンは、1859年のイタリア統一戦争の際に、4万人の死傷者を目撃し、村人らと協力して負傷者の救護にあたった。「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士その尊い命は救わなければならない」との信念がこの時に生れた。1862年に彼が執筆・出版した著書「ソルフェリーノの思い出」は、ヨーロッパ各地に訴え共感を得た。「赤十字思想」の誕生である。後に「第一回ノーベル平和賞」を受賞したアンリ・デュナンの功績を讃え、第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)、彼の誕生日である5月8日を「世界赤十字デー」(WorldredCrossday)とすることが決定された。こ...世界赤十字デー
令和5年5月7日(日)卯の花:空木の花ユキノシタ科の落葉低木。高さは1~2.5m、分岐する。和名はウツギ(空木)、幹(茎)が中空で在る事から命名。「ウノハナ」は、大豆の殻(豆腐のオカラ)が卯の花に似ているから、また花は卯月(旧暦の4月)に咲くことから卯の花とも呼ばれる。豆腐のオカラは、卯の花に似ているからと、日本と中国に分布し、日本では北海道の南部から九州地方迄幅広く分布している。山野の路傍や崖地、林などの日当たりの良い場所に自生する。畑の生け垣・庭等の土地の境界線の目印として植えられる。5月頃に白色五弁の直径10~20mmほどの小花が密生し垂れ下がるように咲く。樹皮は新しいうちは赤褐色で、灰褐色で古くなると剥がれる。葉は長さ5~15cmの卵状長楕円形、卵状被針などで葉柄を持ち互生する。慣用句の「卯の花腐...卯の花
令和5年5月6日(土)立夏:夏はきぬ今日5月6日は「立夏」、二十四節気の一つで夏の始めをいう。「夏に入る」「夏来る」とも使われるが、南北に長い日本列島では、気候の推移に差が在り、東北地方ではこの頃桜が満開を迎える。ところが今年は地球温暖化の所為も在り、何もかもが速く、、花の咲く季節も相当早くなっている。既に東北は基より北海道でも桜の散る頃である。とは言え、春とは違う清々しさ、若葉のそよぎ、陽光や風の動きにも夏が来たことを実感させられることが多い。立夏でその思いを綴る「万葉集・二巻」に在る御歌、「春過ぎて夏来たるらししろたへの衣干したり天の香久山」(中国の歴法から学びたての四季の移行を取入れた歌)またこの頃よく耳にし、口ずさむ歌に「夏は来ぬ」がある。歌碑:小田作之助の出身、(新潟県上越市の大潟中学校内)19...立夏
令和5年5月5日(金)家族の食事会木々の緑、その緑を渡る風に太陽のきらめき、、、、、はやくも初夏のここち佳さがただよう季節となり、道行く人の姿はもはや半袖姿が目立ちはじめた。ゴールデンウイークも半ばを過ぎ、はや折返し、終盤へと、。相変わらず渋滞の車列が続き、行楽地へ向かう人、帰る人。昨夜、我が家は娘家族、息子家族が孫(大学2年男子、高3年女子、中2年男子、小5年女子)を連れやって来た。私達老夫婦と合わせ家族10人が揃って食事会(外食)となる。孫達それぞれに部活等が忙しく、又一人受験(大学)を控える。ここ数年、受験・入学・部活などで家族揃う事はなかった。双方の家族、「久しぶりだねー、、随分大きくなったわねー、」まだまだ、この生活が続きそうである。そんな中での家族揃って食事会、さぞかし話が弾むと思いきや、何だ...食事会
令和5年5月4日(木)みどりの日1989年(平成元年)、昭和天皇の崩御に伴い「天皇誕生日」が12月23日(年号が平成となった。)へと移行された。それまでの天皇誕生日(4月29日)は、自然に親しまれた昭和天皇の恩恵に感謝し、豊かな心を育む「みどりの日」と改称。その後の2005年(平成17年)に祝日改正法が施行される。2007年(平成19年)に、国民の休日であった5月4日を「みどりの日」とし、そして4月29日は「昭和の日」とした。(みどりの日は目まぐるしく、二転三転している)ゴールデンウィークの真っただ中の「みどりの日には、各地で様々なイベントが催され、東京都等では子供の日も含め入場料を無料にする施設(公園)は多いようである。新宿御苑、小石川後楽園、上野動物園、井の頭公園、多摩動物公園などがある。残念ながら名...みどりの日