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  • 太陽を掃除機で吸い込む

    眠っている間に明日が解体されて更地になってくれれば良いのに、といつも思っている。 余計な全てがバラバラに引っ剥がされてゴミの山になればいい。 何もかもが消えて嘘になればいい。 そして、なにもない空間をただひたすら歩きたい。 足音だけ聞こえたらいい。小さな土を食べたい。 ハムスターが回り車で走り回った距離分死にたい。

  • 感情が爆発して死ねって言ってる

    もし自分がもう一人いてどちらかしか生きれないとしたらもう一人の自分を木材か電子レンジかで殴り殺して、動かなくなっても何度も何度も叩きつけて、シャワーから流れるもう一人の自分の血を見ながら、僕は自分が生きていて良かったと思うのか、自分が死んでも良かったなと思うのか、どっちなのか分からないけど、学校という命を沢山詰め込んだ箱に閉じ込められて、「あ、何も楽しくない」と気づいてから、ずっと自分で自分を救おうとしている。勉強も出来ず、運動も出来ず、顔も良くなく、人とまともに話すことが出来ず、友達もいない僕は、ゲームに熱中し漫画を熟読し、フィクションの世界に逃げることで、自分を抹殺しようとした。よく自分は…

  • 映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章 考察メモ

    この記事は、 映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章を見たが よくわからなかったという人と、もう一度見ようと思っている人に向けて さらに楽しんでもらえるように書きます。そのため、 映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章 のネタバレを含みます。ただ、今後の展開に対しての原作のネタバレは含みません。 原作ネタバレ無しで、後半パート「小学生時代」を解説 ①映画後半の小学生シーンを読みとく最初の鍵 まず映画が始まって、少しすると、 凰蘭と門出の下校のシーンになり、 踏切で電車を待つ二人の姿が映し出されます。そこに 映画の後半で出てくる小学生時代の 門出の笑顔が一…

  • こんにちは

    プレス機で潰されたような朝だな、ってマーガリン入りのロールパンを食べながら思う。 冬の寒さのせいでロールパンの皮はネズミの心臓のように固くなっている。 歳を取るにつれて夜が短くなっていった。子供のころは永遠に感じられるほど長かったのに。 明日が来るな、明日が来るな、と思いながら眠った。 You TubeもNetflixも無かった。 今では明日が薄っすらと透けて見える。 眠りたいと眠たくないがシチューのように ドロドロに混ざり合ってパンが胃液に落ちていく。

  • 「アリスとテレスのまぼろしの工場」はすごく変な映画だった。

    ネタバレとか気にせずに書きます。エンタメを期待して見に行ったら哲学のアニメだった。まぼろしの世界を舞台にしているのに生きている人間を描こうとした生々しい映画だった。最後までこの映画がどう進んでどう終わるのかがあまり分からなかった。ただ10年後になんとなくこの映画を思い出すかもしれないと思って(たとえばコンビニでおにぎりを手にとってるときとか)、そのときインターネットがまだあったらこのブログのことを思い出したら良いなと思ってこの文章を書いている。映画の舞台はある事故がきっかけとなって閉じ込められた田舎町で、その町の登場人物はずっと歳をとらない。同じ冬の季節を繰り返している。物語の中盤で彼らは「ま…

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