半世紀に及ぶidentity crisis(自己喪失)の果てに見つけた私とは何か
自分の正体=「自閉症スペクトラム」+「社交不安障害」+「強迫性障害」+「うつ状態」であると、 やっと認識できたのは齢50歳を過ぎてからだった。これまでの数多の失敗と心身の疲弊を、思いのままに綴り昇華させて、これからの人生をなるべくお気楽に過ごしたいと願ってやまない一人の女の半生記。
気付かないままに夏至が過ぎていた。一年のほぼ半分が終わったことになる。この1ヶ月余り、ゆらゆらしたような感覚で過ごしている。いつまで続くのか、ため息が出る。失意や悲しみには明確な区切りが無いから、時間の経過に頼るしかない。本州在住の叔母が、がんで亡くなった。最後は自宅で家族に看取られて逝ったそうだ。母は四人姉妹の末妹の死に衝撃を受けている。コロナ禍なので内輪の葬儀となったが、高齢で出席できなかった...
先日は精神科の定期通院日だった。「立ち直れません。」と答える私に、主治医からのアドバイス。「(精神的に絶不調な状態でも)仕事を普段通りに出来ていることを肯定的に考えましょう。」休日はやる気が起きず、横になっている時間が多い私。「(心が不安定な状態で仕事をしているので)普段より消耗が激しいため自然なことです。そのことを否定的に捉える必要はありません。」少し心が軽くなった感じがした。現在の私には休養が...
この半月余り、仕事はともかく私生活では「うわの空」で過ごしている。それを自覚しているから、自信が持てずに確認強迫症状が悪化している。うっかり失敗や迷惑や誤解を招くことをしでかすのではないかと不安で仕方がない。玄関ドアや車のドアを毎日、半端ない回数引っ張っている私を見かけた人がいたら、奇異に思われるに違いない。わかっていて止められない。もし訳を尋ねられたら正直に答えようと思う。「強迫性障害という心の...
最近10日間ぐらい気温が低い日が続いている。6月だというのに暖房をつける日もある。私のモチベーションもずっと低いままだ。低調のまま春を迎え、先月下旬の出来事にトドメをさされた。事実を受けとめて理性では納得しているが、心が追いつかない。失意と悲しみで涙が涸れる程泣いたけれど、新しい状況に慣れるのに人より時間を要する私は、どん底からやっと顔を上げたところだ。前回の通院で処方された頓服薬を飲みきり、イレギ...
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