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tadox34 https://blog.goo.ne.jp/tado0831

森の案内人:森林インストラクター田所清のブログです。自然観察日記を書いてブログ歴10年目です。

森閑とした空気に包まれる森の中は神秘の宝庫。そこに息づく植物や虫・きのこなどを観ながら造形の不思議を想い自然の奥深さに感嘆しています。そして、それを感ずる自分がうれしい。だから伝えたい。

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長岡市
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長岡市
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2016/02/04

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  • アブラツツジ

    久しぶりのアブラツツジです。ここではもう花が終わっていて若い実の状態です。細長い花穂が雨に濡れて垂れ下がっていました。アブラツツジ

  • アブラツツジの花

    ちょうど同じころWさんが別の山塊で見かけない花を見たというんで写真を送ってくれました。これがアブラツツジの花でした。長い柄を持つつぼ型の花で下に垂れ下がります。アブラツツジの花

  • アブラツツジの葉

    アブラツツジは本州の中北部に自生するといわれるツツジ科の低木です。新潟の魚沼地域には比較的普通に見られますが、三国山脈を越えて尾瀬・谷川当たりでは見かけますが、湯ノ丸高原などの少し内陸に入るとまだ出会えていません。アブラツツジの葉

  • ホザキシモツケ

    今年は本当に花の季節が早く進んでいます。6月中旬にも関わらず東大植物園ではもうホザキシモツケが咲いていました。標高の差がありますが、日光の戦場ヶ原は7月下旬が相場です。ホザキシモツケ

  • ホザキシモツケの花

    バラ科シモツケ属の種。花は、近縁の種が丸い花穂なのに対して細長い穂状に咲きます。ホザキシモツケの花

  • ホザキシモツケの葉

    葉も細長く、密に付き枝先に花穂を付けます。ホザキシモツケの葉

  • ミヤマウグイスカグラ

    雨の中の散策です。ミヤマウグイスカグラの赤い実が雨に濡れて綺麗でした。でも、係の人の話ではヤマヒルが出るから注意してほしいという。少々興ざめな話ですが、同行した人が犠牲になったことがのちに判明しました。頭について吸血していましたから、こんな林の木の上から落ちてきたようです。ミヤマウグイスカグラ

  • ミヤマウグイスカグラの実

    個人的には花がないとウグイスカグラとミヤマウグイスカグラの判別ができないのですが、園内にはミヤマウグイスカグラが自生しているとされますからそれに従います。ミヤマウグイスカグラの実

  • ミヤマウグイスカグラの葉

    葉柄に毛が多く葉の先が尖っているのがミヤマウグイスカグラとされます。ミヤマウグイスカグラの葉

  • ホンシャクナゲ

    庁舎と言われる休憩施設の前にロックガーデンがあります。その脇に白い花を咲かせている低木がありました。近づいてみるとシャクナゲです。ホンシャクナゲ

  • ホンシャクナゲの花

    なぜか綺麗に展開している花がなく、どれもしわくちゃの花ばかりですが、引き寄せて花冠の裂片の数を数えてみると7枚ありました。ホンシャクナゲの特徴です。新潟県以西の深山に自生する日本固有の種だそうですが、私はまだ自生の本シャクナゲを目撃していません。ホンシャクナゲの花

  • ホンシャクナゲの葉

    葉はシャクナゲ類では少し大型で、葉裏はクモ毛はありません。ホンシャクナゲの葉

  • ヤチツツジ

    ヤチツツジがありました。別名ホロムイツツジという北海道に自生する絶滅危惧種です。研究用に植栽されているのでしょが、生育状態はよくしっかりとした群落になっていました。ヤチツツジ

  • ヤチツツジの果実

    花の時期はひと月ほど前だったでしょうか。見られないのが残念でしたが、実のつき方からネジキのような穂状に咲く花のようです。図鑑で見ると花はアセビのようなつぼ型をしています。ヤチツツジの果実

  • ヤチツツジの葉

    葉は4・5cmの長楕円形。葉は硬質で少し大き目なツゲの葉のようです。ヤチツツジの葉

  • ナルコユリ

    新潟では見かけないナルコユリがありました。大型の種ですから一見オオナルコユリかと思いましたが、里山でよく見るオオナルコユリとは雰囲気が違います。丘陵公園の里山にはミヤマナルコユリとオオナルコユリ・アマドコロがみられます。ナルコユリ

  • ナルコユリの花

    オオナルコユリに比べ花数が多いと思ったものの、花の形質では明確に区別できません。茎が丸く陵がないのでアマドコロではないことがわかります。ナルコユリの花

  • ナルコユリの葉

    雰囲気が違うと感じた最も大きな点は葉の細さです。小型のミヤマナルコユリやオオナルコユリの小葉はもっと広く丸みを感じます。ナルコユリの葉

  • シンワスレナグサ

    今までワスレナグサとして処理していましたが、わざわざシンワスレナグサとなっていましたから、普段ワスレナグサとして考えていたものは近縁ではあっても別種のようです。調べてみるとワスレナグサとして花屋で市販されているものは交配種のようです。シンワスレナグサ

  • シンワスレナグサの花

    とはいえ、花や葉を見ていても明確な区別ができませんでした。説明ではがくなどの毛が少ないのが一つの特徴のようです。シンワスレナグサの花

  • テングクワガタの果実

    果実は薄いハート形です。テングクワガタの果実

  • シンワスレナグサの葉

    葉も毛が少ないようで園芸店のワスレナグサはもっと毛深いのでしょう。湿地に繁茂しているのはシンワスレナグサのほうだと思います。いずれも帰化種です。シンワスレナグサの葉

  • イワナンテン

    ロックガーデンにはイワナンテンもありました。関東南部から紀伊半島あたりの本州の山中岩場に自生するというツツジ科イワナンテン属の種です。ハナヒリノキと同属ですが全く印象の異なる種です。イワナンテン

  • イワナンテンのつぼみ

    花は7-8月に咲き筒状の白い花です。清楚な花でなかなか感じがよく好きな種の一つですが、野生のものを見たことがないのであこがれている種の一つです。イワナンテンのつぼみ

  • イワナンテンの葉

    雨に濡れていてどういうわけか葉が丸まっているのできちんとした形が分かりません。印象を伝えるだけになります。イワナンテンの葉

  • ツクシカラマツの花

    ロックガーデンの一角にツクシカラマツという名板が付いた種がありました。小型のミヤマカラマツに似た桃色の可愛い花に引き付けられました。ツクシカラマツという種は知りませんでしたから今までの不勉強を恥じましたが、帰って図鑑を知らべても出てきません。園芸的に売買されている中にはあるので、野生種としては存在しないことに気づきました。つまり、交配によって作出された種のようです。ツクシカラマツの花

  • ツクシカラマツの葉

    筑紫というのは地名ですから、自生地かと錯覚してしまいます。園芸的に作出されたのならもう少し違った名前にしてほしいものです。いろいろ調べていると、屋久島にミヤマカラマツの変種でヤクシマカラマツというのがあるのですが、この種がもとになっているようです。ツクシカラマツの葉

  • ツルニンジンとツリガネニンジン

    「ツリガネニンジン」という名板をみるとツルニンジンが目に止まりました。はてな?と思い目を凝らすと草の間からツリガネニンジンが顔を出していました。なかなか面白い演出(?)だなぁと感心しました。ツルニンジンとツリガネニンジン

  • ツルガシワ

    今回もまたツルガシワに会えました。以前はもっと各所に発生していたのですが、今回は入口近くの1ケ所しか気づきませんでした。たかさ1mくらいになっていて何かに絡みつくふうでもなくまっすぐに立っています。これだとタチガシワですね。しかし、タチガシワは別に存在します。ツルガシワ

  • ツルガシワの花

    少し怪しい花が咲いています。腋に短い花柄をつけそこに小さな花がかたまって付くという変わった特徴があります。ツルガシワの花

  • ツルガシワの葉

    関東以西の太平洋側に見られる種ですから新潟県内にはありません。今はキョウチクトウ科カモメズル属に分類される種です。ツルガシワの葉

  • オオハンゲ

    カラスビシャクに似た大型のハンゲ属の種がありました。初めて見る種です。調べてみると主に西日本のやや湿った林地に自生する種とのこと。カラスビシャクは畑の害草で地下に球根を持ちますがこの種も大き目な球根を持つそうです。オオハンゲ

  • オオハンゲの花

    花というよりサトイモ科の種ですから苞になります。これに包まれている内部に雄花と雌花があるはずです。個体の大きさにより雄株と雌株があると思います。オオハンゲの花

  • オオハンゲの葉

    丸みのある大き目な小葉が三枚集まってできています。オオハンゲの葉

  • ヤワタソウ

    東大の植物園にはヤワタソウが自生しています。中部以北の太平洋側の山地に見られるユキノシタ科の多年草です。自生する県によっては絶滅危惧種に指定しています。ヤワタソウ

  • ヤワタソウの花

    3cmくらいの薄い黄いろい花を付けます。特に派手な種ではないのですが根強い人気がある野草です。ヤワタソウの花

  • ヤワタソウの葉

    葉は幾分大きく、葉柄は縦状に付き円形で浅く7~9裂しています。ヤワタソウの葉

  • ワタナベソウの花

    日光へ行く途中に寄った道の駅で市販されていたワタナベソウです。この種もヤワタソウ属で環境省の絶滅危惧種になっています。日本固有種で、西日本に自生するそうです。ワタナベソウの花

  • ワタナベソウの葉

    ヤワタソウに比べ切れ込みは深くなっています。種名は発見者の名前に由来するそうです。ワタナベソウの葉

  • ギンバイソウ

    この種もアジサイ科の種で関東以西の山中に自生する種です。野生は過去に一度だけ静岡の山奥で出会った記憶があります。ギンバイソウ

  • ギンバイソウのつぼみ

    つぼみがほころび始めたばかりの状態でした。雨に濡れてカメラの調子も悪く撮影がぞんざいになってしまい反省しています。開くと可愛いアジサイのような花になります。ギンバイソウのつぼみ

  • ギンバイソウの葉

    ギンバイソウという名は花から来たのでしょうか?葉に特徴があるのでこれに由来した名前付けをすると「ヤハズアジサイ」となるのでしょうが、すでにこの名前が使われていて別種に存在します。ちなみに、ヤハズアジサイも西日本の種です。ギンバイソウの葉

  • ガクウツギ

    駐車場に入る縁にガクウツギが綺麗に咲いていました。西日本の植物と理解していますが案外冷所も適応するようです。ガクウツギ

  • ガクウツギの花

    がくが変化した装飾花が目立ちます。大きさが揃わない3枚のがく片でできているとされます。両性花は普通10本の雄しべと3本の雌しべがあります。ときどき4本のめしべを見ることがあります。ガクウツギの花

  • ガクウツギの葉

    花はアジサイに似ていますが葉はウツギに似ているでしょうか。表面には光沢があります。関東以西の山中のやや日陰の環境を好むとされています。ガクウツギの葉

  • アカショウマ

    日光の東大植物園に行ってきました。あいにく雨の日で人影はまばら。驚いたことにヤマヒルが出てきて犠牲者が発生。同行した人の頭から赤い血筋が流れました。それはそうと、しばらくはこの時訪れた日光のエリアの植物を取り上げていきます。アカショウマです。入口近くに咲いていました。アカショウマ

  • アカショウマの花

    丘陵公園の里山はもとより新潟店内ではトリアシショウマがたくさん見られますが、同属のアカショウマは出会ったことがなく私が知る限り県内にはないと思います。一つ一つの花はうり二つですが、花穂が全体に細長くトリアシショウマのような三角形をしていません。ユキノシタ科チダケサシ属。アカショウマの花

  • アカショウマの葉

    雨に濡れていてわかりにくくなっていますが、一つ一つの葉片が細くなっています。東北南部から近畿・四国と太平洋側に分布するようです。アカショウマの葉

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