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  • 自炊生活の限界 ただし究極のSDGs?

    ちょっと忙しいので、最近の自炊生活で作ったものをそのまま載せる。説明はなし。飽きが来ないようにといろいろバラエティに心がけてるつもりだが、こうしてみると同じようなものしか作っていない。まあ、いまさら新しいメニューを学ぼうという気がしないし、作るのに30分以上かけることはしない主義なのでしょうがない。ただし、前日や在庫の余り物を全部ぶち込むので、原材料の無駄は一切ない。これぞ究極のSDGs生活か?自炊生活の限界ただし究極のSDGs?

  • パレスチナ人の女性作家の『とるに足りない細部』を読む。

    パレスチナ人の女性、アダニーヤ・シブリーの小説である。私は初見参だが、すでに国際的にも名を成してる人の作品であるという。小説は一部と二部に分かれている。第一部は1948年に設立されたばかりのイスラエル国家を確かなものにするため、今のガザ地区に近いエジプトとの国境付近に配備された小部隊の部隊長の視点から描かれる。彼の任務は、そのパトロール範囲内に現れるアラブ人を撃退することにある。事件は1949年の8月9日から13日までの4日間に起こったものである。炎熱の砂漠のなか、彼らの任務は厳しい。語り手の隊長は、自分の兵舎のベッドで毒蜘蛛に噛まれ、化膿に至る負傷を負う始末だ。砂漠での探索はなかなか成果を挙げるのが困難だ。しかしある日、泉のあるオアシスのような場所で、アラブ人の集団と遭遇し、銃撃を浴びせる。アラブ人の集...パレスチナ人の女性作家の『とるに足りない細部』を読む。

  • もう一つの100年目を知っていますか?

    ■NHKは今年が放送開始100年で、さまざまな特集で浮かれてるが(NHK関連の方、ゴメンナサイ)、今年、100年を迎えるもう一つのものがある。■それは治安維持法だ。若い方は知るまいが、軍国化する大日本帝國を支えた弾圧の立法化である。■国家意志に反するものはすべてこの法でもって囚われ処分された。作家の小林多喜二や、川柳化の鶴彬のように、起訴や裁判に至る前に、拷問死させられた者も多い。■政治、法律、経済、文化、宗教などなど、あらゆる分野の団体や個人が、この法の名において抹殺された。■その結果があの悲惨極まりない戦争!■ようするに、「電波を使って情報を流させてやるが、それが国家意志の範囲を脱するやいなやこれがありますよ」とヌッと現れた治安維持法。■NHKは「治安維持法生誕」の特集も組んでみてはどうだろうか。もう一つの100年目を知っていますか?

  • 80年前、国民学校一年生以来の友を悼む

    私は1944年から6年間を疎開先の大垣市の郊外で過ごした。そしてそこで、翌年春、国民学校(今の小学校)へ入学した。その時の同級生で、優等生の男の子がいて、その子と仲良くなった。5年生でその地を離れ、岐阜へ戻ったが、彼とは文通をしたり、時には逢ったりもしていた。そしてなんと、名古屋での大学が一緒で、しかも学部やクラスまで一緒になった。ただし、その間のお互いの過ごした過程での違いもあって、別に仲が悪くなった訳ではないが前ほど親密ではなくなっていた。卒業をして別々の道を歩んだが、小学校で5年間を共に過ごしたということで、疎開先の小学校の同窓会員扱いにしてくれ、毎回、呼ばれた。同窓会長は優等生だった彼であった。最後に出席した同窓会はもう30年ほど前で、それ以降は逢っていない。年賀状のやり取りも最近ではなくなった。...80年前、国民学校一年生以来の友を悼む

  • 読書録「ピアノを尋ねて」(クオ・チャンシェン)を読む

    作者は台湾の郭強生(クオ・チャンシェン)。主人公は、子供の頃から天才ピアニストといわれながらも、ピアニストになれず(ならず?)、ピアノの調律師として生きる男性。ただし、性的指向としてはゲイ。舞台が音楽のそれであるから、ピアノのスタインウェイやヤマハが登場するし、シューベルトやラフマニノフといった作曲家も登場する。ピアニストとしては、ライブを嫌い、スタジオ録音しかしなかったグレン・グールドと、逆に、スタジオ録音を嫌い、ライブ盤が多いリヒテルが対象的に登場したりする。また、独自の物語をもったフジコ・ヘミングも登場する。それはまた同時に、孤独のうちに老いてゆく自分との対比の話でもある。原題は「尋琴者」であるが、この琴がピアノであることはいうまでもない。ただし、中国語の「琴」=キンは、「情」=キンにも通じ、ピアノ...読書録「ピアノを尋ねて」(クオ・チャンシェン)を読む

  • 岐阜に春を告げる大阪フィルの熱演を聴く

    久々にクラシックのコンサートへ出かけた。岐阜サラマンカホールでの大阪フィルハーモニー岐阜定期演奏会で、今年で48回を迎える。この内、半分近くは行ってるような気がする。毎年、三月に開催されるので、岐阜に春を告げるコンサートなどといわれている。定評のあるコンサートなので、ほぼ満席状態だった。このコンサート、最近は演奏前にプレトークがあり、曲目や演奏家に触れた話が行われる。今回は、音楽評論家の奥田佳道氏が、開演前の指揮者・広上淳一を引っ張り出していろいろ訊くというスタイルで、写真で、黄色いシャツのほうが指揮者広上氏である。スタイルもそうだが、なかなか茶目っ気というかユーモアの精神の持ち主とみた。さて、演奏の方の前半は、シューベルトの「交響曲第5番変ロ長調D.485」で、弱冠19歳(とはいえたった30年の生涯であ...岐阜に春を告げる大阪フィルの熱演を聴く

  • 満開を迎えた紅梅と桜

    前にも書いたが、うちには亡父譲りの紅梅の鉢植えと、サクランボウのなる早咲きの桜がある。例年だと梅が一〇日または二週間ほど先行し、それを桜が追いかける展開である。ところが今年は、この冬の寒さのせいか、桜の開花が先行した。これは私も初めての経験であったが、何かで、桜の開花は温度というより、日照時間の変化に反応すると読んだことがあるので驚きはしなかった。で、結果としてどうなったかというと、今日、3月14日、両者揃ってほぼ満開を迎えた。梅の方は、周辺に馥郁とした香を撒き散らせているし、桜の方は、これだけびっしり花をつけると、5月に実るサクランボウの豊作が期待できる。「花の命は短くて・・・・」だから、この満開の時期をしっかり受け止めて楽しみたい。満開を迎えた紅梅と桜

  • 映画『アノーラ』を観る カンヌとアカデミー映画

    久しぶりに映画館で映画を観た。ひところ、一日に3本の映画をはしごし、年間70本以上を映画館で観たこともあったが、いまとなってはあの頃はまだまだ若かったなぁ、という詠嘆に繋がる思い出になってしまった。観たのはショーン・ベイカー監督、マイキー・マディソン主演のロマンティック・コメディ(?)『アノーラ』。新聞などのメディアの報道では、ニューヨークのストリップガールの物語となっているが、もろにセックスワーカーの話である。ほとんど全裸に近い衣装(?)の女性が待ち構える店へ飲みに(?)来る男たち。双方の話(=取引)がまとまれば、「特別室」で「こと」が行わせる。アノーラはその店に出ているセックスワーカーである主人公の名前だが、通称はアニーで本人もそう自称している。そこへ現れたのはロシアの大富豪(新興成金=オルガルヒ)の...映画『アノーラ』を観るカンヌとアカデミー映画

  • パウル・クレー展を観てきた!

    やっと行くことができた。愛知県美術館で開催中のパウル・クレー展である。このチケットを旧知のIさんからいただいたのはもう随分前であった。それから何度か名古屋へ出かけたが、それぞれ所定の会合などで、それと抱き合わせで観にゆくには時間が早すぎたり遅すぎたり、あるいは可能であっても窮屈な時間であったりして無理があった。この度は、会合などとは関係なく、これを主体にしたスケジュールを組んだ。正直言うと、映画との取り合わせ(映画については別途書く予定)であったが、共にゆったりした時間の中で鑑賞することができた。このクレーの絵画の一部については、モンドリアンのそれと同様、大胆不敵と叱られるような思いをもったことがある。どんな思いかというと、これなら俺にも描けるというまさに不遜極まりないものであった。これのみ、モンドリアン...パウル・クレー展を観てきた!

  • やっと紅梅が開花。桜は二分咲き。

    亡父の鉢植えの紅梅がうちへやっきて三〇年余、紅梅の開花後、一〇日ないし二週間で早咲きの桜が開花するのが例年であった。しかし、今年は寒さで梅が佇むなか、桜の開花が先行するという初めての珍現象が現実になったことは先日述べた。以下の写真は3月6日の紅梅と桜。それに刺激されたわけでもあるまいが、その紅梅がやっと一輪のみ開花した。桜の方は早いものでもう二分咲きといったところだろうか。励まし続けた私に、紅梅がいう。「来年はちゃんと先に咲くから・・・・」「来年まで生きていたらそれを確認しよう」と、いう私。行きつ戻りつしながら春はやってくる。三寒四温という言葉を思い出した。やっと紅梅が開花。桜は二分咲き。

  • ほんとうに逆転してしまった! 桜は開花、梅はまだ。

    うちには、サクランボが生る早咲きの桜と、亡父譲りの紅梅の鉢植えがあって、今年は梅の開花が遅れていて桜のほうが早く開花するかも知れない・・・・と書いたのは昨日のことだった。そして今日、3月3日、岐阜は午前中雨だった。上の写真の通り、梅はかなりほころんでは来たが、開花には至っていない。そして午後、桜の方を見たらなんと一枝で開花しているではないか!まさかと思いながら昨日書いたことがほんとうに実現してしまった。亡父から紅梅の鉢植えを引き継いでから31年、こんなことははじめてだ。両者ともに例年より遅れているのはこの冬の寒さのせいだが、それが梅の方に多くの負担をかけたかのようだ。ただし、随分前だが、冬が寒くとも桜の開花はそんなに遅れない、それは桜は気温より昼夜の日照時間の変化に反応するからだ、と書いてあるのを読んだこ...ほんとうに逆転してしまった!桜は開花、梅はまだ。

  • 寒暖が抑え急かせる梅桜(川柳) わが家のそれを昨年と比較する

    今年の冬は寒い。ここしばらく緩んだかと思ったら桃の節句は関東平野も雪だという予報、寒さがぶり返す模様だ。人間は、そうした自然の変化に逆らってその衣服を変え、エアコンを使ったりするが、野生の自然はその変化に忠実に従う。だから、梅祭りに行ったが梅があまり咲いていなかったといって梅を責めるわけにはゆかない。では、暖かかった昨年の冬と、寒かった今年とではどのくらい違うのかをわが家の鉢植えの紅梅と早咲きの桜ん坊の生る桜(ソメイヨシノではない)とで比べてみよう。データは私の写真帳からである。まず最初は、昨年2月7日の梅と桜の蕾である。梅はほころび寸前である。そして昨2月10日、梅の開花が始まった。1週間後の2月17日にはほぼ満開状態になった。一方、桜の方も昨2月24日には開花寸前になり、残念ながら開花日の記録はないが...寒暖が抑え急かせる梅桜(川柳)わが家のそれを昨年と比較する

  • アメリカは今? 前嶋和弘『キャンセルカルチャー』を読む

    本書のタイトルは『キャンセルカルチャー』となっていますが、キャンセルカルチャーそのものというより、それ以降、アメリカで起こってる凄まじい分断の様相を描いています。発行は2022年秋で、バイデン時代になりますが、読み進めるうちに、昨秋の選挙結果に見られるように、トランプが復活してくる背景が見えてきます。もちろん著者がそれを予告しているわけではないのですが、そこに描かれている状況は、なるほど、トランプ復活も無理ないなと思わせるものがあるのです。実は私、いま印刷所で形をなそうとしている所属の同人誌に、それと関連することを書いたのですが、この書を読んでいたらもっと深堀りしたことが書けたのにと悔やんでいます。キャンセルカルチャーは、これまである種の権威や評価をもっていた特定の人物や団体、あるいは事柄が、実は好ましく...アメリカは今?前嶋和弘『キャンセルカルチャー』を読む

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