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  • 花は散り、新芽の美しい時期に・・・・

    太平洋岸近くで、開花宣言が続いているが、わが家の桜ん坊のなる桜は2月末に開花し、もうすっかり散ってしまって、新芽と同時に桜ん坊の赤ちゃんが出てきた。もう一ヶ月余りで、熟した実を収穫できるだろう。花見の主たる対象、ソメイヨシノには実がならない。人工的に作られた品種は挿し木でしか繁殖できない一代限りの命だ。ということは、人類が滅びた際には、数十年で尽き果てることとなる。ソメイヨシノは、千年を超えるエドヒガンと違って、寿命は短い。その意味でも、ソメイヨシノの開花とその終わりは儚いのだ。以下は、今わが家で見られる樹木の新芽の模様である。これは父譲りの紅梅の新芽今年はどれだけ実をつけるか紫陽花の新芽肉桂の新芽植えたつもりはないが鳥が種を運んできたかツツジの新芽『枕草子』がいうように「「何も何も、小さきものは、みなう...花は散り、新芽の美しい時期に・・・・

  • メセナ絵画展と頂いたオリーブオイル

    岐阜に岐阜信用金庫という金融機関がある。県下では十六銀行、大垣共立銀行などに次ぐ結構安定した勢力を誇っている。その信用金庫がかなりの美術品を収集していて、企業メセナというか、時折その公開展示会を行っているのを岐阜にいながら全く知らなかった。それを知らせて頂き、お誘いいただいたのは名古屋にお住まいの昔なじみのIさん(女性)からだった。開催初日の26日、開催に先立ってスペシャルトークが行われ、Iさんもお越しになるというので、出かけた。その収集の内容だが、思ったより幅広く、また層も厚い。日本画では川合玉堂を始め前田青邨(これは複数)、横山大観、安田靫彦、川端龍子などなどの大御所を始め、佳作が結構ある。洋画部門では、安井曾太郎に始まり梅原龍三郎(これは6点)から小絲源太郎、杉本健吉へとひとつの流れを観ることができ...メセナ絵画展と頂いたオリーブオイル

  • 最近の食事三題とマルハラの話

    ■22日昼質素に一汁一飯白菜と揚げわかめの煮付けのみ■22日夜なんだか気が滅入るので少し奮発左上から時計回りにごぼうさっぱり煮わけぎとホタルイカのヌタモズク酢ビンチョウマグロ山かけこりゃあやはり日本酒ですね■23日昼山かけそば隣のカップはいっちょ前に蕎麦湯をただし食べ終わってから薬を飲むのに使ったりしてたんじゃなんとも締まらない以上句読点はマルハラだというのでなしで書いてみたがパンツの紐が緩んでいるようで収まりが悪い■結論たかが「。」で威圧を感じるとしたら、そのほうがよほどおかしい。句読点がないと理解できないような本格的な文章とは無縁な連中の話ではないかと思う。だから私は、今後とも使う。最近の食事三題とマルハラの話

  • 映画『哀れなるものたち』を観る

    年始の開演から少し遅れたが、やっと観る機会があった。こんなの観せられるとやはり映画ってすごいなぁと思う。回想シーンを主としたモノクロの映像とリアルな世界のカラー、外部世界として見せる都市シーンのガウディを漫画チックにしたような様相、それらはこの映画が描く時代を「はてな?」のなかに入れてしまう。解説によると19世紀末の英ヴィクトリア朝の出来事だとのことだが、そんな限定は吹っ飛んでいる。色彩と画像の面白さに加えて、音響も効果的で面白い。高度な脳外科手術が可能で、異種生物の接合手術すら可能なことを見せる映像からはSF的な近未来が頭に浮かぶが、登場する人物たちの衣服や振る舞いはなるほど19世紀末なのかもしれない。にも関わらずである、主人公が成長し到達する世界はまさに21世紀の現実ですらある。いささかネタバレになる...映画『哀れなるものたち』を観る

  • 名古屋に名画座系新映画館、今日発足!

    ■名古屋に映画ファンのための新しい小劇場、ナゴヤキネマ・ノイが本日、発足しました。■私も呼びかけ人の一人です。クラウドファウンディングには、想定を超える人々が応じてくれました。■そのお陰での今日の発足です、名古屋周辺での映画ファンの皆さん、あなたのフィールドの一つに是非ともお加えください。https://nk-neu.com/名古屋に名画座系新映画館、今日発足!

  • ドイツ・ライプチヒからの便り

    ■ライプチヒに住む畏友・K氏に私が参加うる同人誌を送ったところ、それへの感想とともに、二枚の写真を送ってくれた。■一枚は彼の最新作の東洋風山水画である。彼には二メートルを超える大作もある。なかなか達者なものである。■もう一枚は、この九日、ベルリンで行われた反原発デモに参加した彼が撮したものである。中央の横断幕には「Fukushima」の文字も見える。■すでに反原発に舵を切ったドイツで、Fukushimaを思いやったデモが挙行されているのに、その本場のこの国はどうであろう。未だ帰還できぬ地域があり、帰還できても生活が成り立たない地域もあるのに・・・・。■壊れた原発の解体やデブリの取り出しも全く進行しないというのに・・・・。ドイツ・ライプチヒからの便り

  • もうこれで終わりかな?ツクシの探索。

    3月13日午後、PCで書を読んでいたのだが、やはり、紙の書よりも疲れる。そしてその分、頭に入るのも空疎になる。で、少し気分転換で外出を試みる。陽射しは暖かそうだが午前は風が強く体感温度は寒かった。しかし、午後3時ぐらい、風は収まり条件は良い。外出といっても、歩くために歩くのは苦手なので目的を定める。今回は今年まだ行っていないツクシの探索にそれを定めた。とはいえ、それが大変なのだ。かつて私は、その狩り場数か所以上をもっていて、あそこがだめならここといった具合に外れることはなく、30分もしないうちに袋いっぱいを取り尽くし、その掃除に半日以上費やすといった次第であった。しかしである、ここ数年の急速な市街化の進行は、近隣の田畑を埋め立て、私の狩り場のほとんどを宅地と化してしまった。しからばということでまだ残ってい...もうこれで終わりかな?ツクシの探索。

  • 映画『そして父になる』再見

    ■NHK/BSで是枝裕和監督の『そして父になる』を観る。2013年秋の公開時、劇場スクリーンで見ているので2度目である。■初見時、タイトルも適切でいい映画だと思った。それが再見の理由だが、この映画が逡巡するところで私にはかすかな違和感がつきまとうのだった。■それは、私が養子であり、父母との血縁関係をもともともっていないからかもしれないと思っていた。■ある種の動物たちは血縁に支配され、自分の血縁を守るために血筋の違う子を殺すこともある。■そうした野蛮から開放されたのが人間社会なのだと漠然と理解していた。血縁なんかどうでもいいのだと。■しかし、よく考えてみたら、私自身、万世一系の血筋をもって国の元首とする日本国の臣民なのだった。嗚呼。映画『そして父になる』再見

  • 知多半島へ 風が強く寒い海から内陸の花ひろばへ

    ■三月九日、今年始めて海を見た。知多半島方面あちこち。■午前はそうでもなかったが、午後は「天気晴朗なれども波高し」で、風速が強く、体感温度は震え上がるほどであった。でも、海なし県の人間にとって、海は恐怖と憧れのアンビバレンツで神秘的な存在。■写真はアトランダムに海関連のみ。■海岸は風が強くて寒いので、同じ知多半島内でも内陸部の観光農園「花ひろば」へ行ってきました。■折から、菜の花の満開。一人一〇本まで摘んで持ち帰れるというので、まだ花の開かない蕾ばかり摘んできました。■花を飾るためではありません。辛子和えにして食べるためです。私の好物なのです。■カップルが一杯いてアテられましたが、写真をたくさん撮ってきました。■ほとんどが了承を得て撮ったものや後ろ姿ですが、了承を得ていないものは顔にボカシを入れてあります...知多半島へ風が強く寒い海から内陸の花ひろばへ

  • 国際女性デー(3月8日)の新聞

    ■今日の「朝日」の朝刊、タイトルがカラーに。何ごとかと思ったら「国際女性デー。女性だから色付きというのもルーティンだが、まあ、意識しないよりいいだろう。■一面下段、書籍広告もそれらしいものを並べた。■一面、トップ記事。■これは途中の全面広告で、上が閣僚数、ついで最高裁官、そして上場企業の役員の比率。イラストではいずれも女性が多く意表を突くが、これの真逆が実態という皮肉な広告。■その他、「天声人語」など、他の記事もそれを意識したものが多い。国際女性デー(3月8日)の新聞

  • 【最近の弁当三題】

    ■毎日作るわけではない。相手とのタイミングが合ったときのみ。■造るのは労苦ではない。スーパーでの買い物など、一人分はかえって買いづらいので、自分が食べるものと同じものをただ詰めるのみ。■最後の赤いご飯は、炊き込みのケチャップライス。玉ねぎみじん切りとウインナーの薄切り、それにケチャップと隠し味のバター少々。【最近の弁当三題】

  • 【近辺の観察から】桜と影

    ■うちの桜、もう満開と言っていいんじゃないかなぁ。例年より一週間ほど早い。■私たちは、影によってその実体を示唆されることがある。■影のみを見て、それが実体だと思うこともある。■その影すらも見ない場合もある。■かと思うと、その影と実体とがどう相応しているかといぶかるひねくれものもいる。■そのいずれもがありうる。【近辺の観察から】桜と影

  • 無為と有為・・・・アキ・カウリスマキ『枯れ葉』を観る

    今年の2月は、1日おまけがあるからそれを消費する意味でも映画を観に行った。正確に言えば映画と言うよりもアキ・カウリスマキを観にいったといったほうがいいかもしれない。もう何年も前だったろうか、、彼は引退を表明した。あの独特の画面がもう見られないのかという思いを覚えている。その彼が、改めて映画を作ったというのだからそれはやはり見るしかない。しかも、2月のおまけ29日だ。カウリスマキのファンなら、目隠しをして連れて行っても、5分もその画面を見ている間にそれがカウリスマキの映画だということに気がつくだろう。彼の画面は余計なものをそぎ落とし、セリフも決して饒舌に過ぎることはない。映像と出演者の表情と佇まいがその全てを語っていく。付随的に音楽が使用されるが、その使用の仕方もいわゆる映画音楽を超えた独特のものである。冒...無為と有為・・・・アキ・カウリスマキ『枯れ葉』を観る

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