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  • 景観の移ろい・・・・ついに田んぼが見えなくなった!

    私がここへ住まうようになってから60年近くになる。わが家の前の道路は、岐阜駅から続く道にも関わらず未舗装で、路線バスとさほど多くない車が砂埃を上げて走っていた。その四方はすべて田んぼであった。近くの空き地の草むらからは、雛鳥を連れた雉の行列もしばしば見られた。ようするに、完全な田園地帯であった。やがて道路は舗装され、ぽつりぽつりと建物が増えはじめ、都市郊外特有の田園地帯とその市街地化せめぎ合いが始まった。そのせめぎあいは、この国の経済状況を反映しながら、その速度を早めたり遅めたりしていたが、ここ10年ぐらい前からの急速な市街地化で今や完全に決着が着いたかのようである。その指標としてわが家からの田んぼの目視率とでもいうものが挙げられる。当初は、一階のどの方向の窓を開けてもそこには田んぼがあった。そのうちに、...景観の移ろい・・・・ついに田んぼが見えなくなった!

  • 告知が早すぎる?(笑) ボケ老人の嘆き

    同人誌の畏友・津田正夫氏参加の水彩画展の告知が10日に発せられ、11日から25日までという。これはぜひ観なければと23日、会場に足を運んだ。過去、3,4度観てるので会場も熟知。いざと勇んで到着。オープンな会場なので入口付近から見渡せる。今年はF6以下の小さな作品ばかりだなぁと言うのが感想。近づいてみて驚いた。え?え?え?水彩画のはずがみんな写真。医療や介護現場のせいぜいA5版ぐらいの写真。これは違う!驚いて事務所のようなところで尋ねる。「あのう、水彩画展はもう終わったのですか?」「はあ~?」と今度はその女性が驚く。「いや、11日から25日までやってるはずですが・・・・」と粘る私。それを聞いていたのかやや年配の女性がでてきてとりなす。「ちょっとお待ち下さい。スケジュール表を確認しますから・・・・」と。しばら...告知が早すぎる?(笑)ボケ老人の嘆き

  • 私の《秋麺》物語

    基本、在宅一人飯の私にとって、昼食は麺になることが多い。そこで、最近の「秋麺」から。1)志乃多蕎麦備考:恋しくば訪ねきてみよ和泉なる志乃多(信太)の森のうらみ葛の葉2)笊蕎麦ネギ・ミョウガの薬味どっさり蕎麦湯付3)志乃多うどん4)残り物パスタワカメ汁付5)キノコうどんシイタケ・シメジ・マイタケ6)山かけ蕎麦薬味青ネギ・ミョウガ隠し味すりゴマ私の《秋麺》物語

  • テロルって本当に悪いことなの? では、どうしたら?

    歴史上の出来事のなかには、その折の、指導者格にあり、元々リーダーシップをとりうる人たちではなく、思わぬ人の思わぬ行為が世の中に広い影響を及ぼした例がたびたびある。50年代末から岸→安倍と三代、六〇年間にわたり自民党の中枢に深く入り込み、それを支えながら、一方では人の弱みに付け込み悪徳の限りを尽くして金を集めていた旧統一教会が、今やその宗教法人としての資格を剥奪されようとしている。同時に、自民党は過去においてのこの統一教会との関わりを必死になってもみ消し、なかったことにしようとしている。しかし、この事態、昨年の夏以前に予測し得た人はいたろうか?そんな人はいなかった。ではどうして?・・・・これには多くの人が答えうるであろう。そうなのだ、かの山上徹也被告の安倍元首相の銃撃事件がなければ旧統一教会の悪質な犯罪行為...テロルって本当に悪いことなの?では、どうしたら?

  • マジョリティが恐怖する時 映画『福田村事件』を観る

    森達也監督によるはじめての劇映画である。これまで、彼の作ったドキュメンタリーは2,3本観ていて、対象に真摯に向き合う監督であるとは思っていた。その監督の初めての劇映画ということで、やや上から目線の言い方になるが、お手並み拝見という意識もあった。さらに私には、ここは外さないで観ようという点が若干あった。映画が描いているのは、100年前の関東大震災の際、6000人に及ぶ朝鮮人虐殺に関し、朝鮮人と「間違われて」千葉県福田村で殺された香川県からの行商人老若男女9人(胎児を入れると10人)の経緯を描いている。私の関心は、この映画がそれをどのレベルまできちんと描いているかにあった。どういうことかというと、この朝鮮人虐殺事件は、通説では無責任な流言飛語によって(今日流にいえばフェイクニュースによって)広汎な付和雷同を生...マジョリティが恐怖する時映画『福田村事件』を観る

  • パレスチナを支持します!そして、イスラエル支持の西欧諸国に抗議します!

    歴史的にみて、パレスチナを一方的に侵略し、抑圧し、パレスチナ人を居住地域ガザへと押し込めたのはイスラエルの仕業です。イスラエルはかつてナチスによってなされた抑圧を、今やパレスチナで行っています。今回のパレスチナからの攻撃は、積年のイスラエルからの抑圧への反撃です。西欧諸国は今回の事態に対し、いち早くイスラエル支持を打ち出しています。まるで、自分たちが公正な「第三者」であるかのように。でも、違うのです。今回の事態の遠因はまさに西欧諸国にこそあるのです。彼らは2000年にわたってユダヤ人を迫害してきました。その頂点がナチスによるホロコーストでした。西欧諸国はそれを自分とは関わりがないとしていますが、それは違います。ナチスは西欧のユダヤ人迫害の突出した部分に過ぎませんでした。西欧はその闇の歴史をどう始末したので...パレスチナを支持します!そして、イスラエル支持の西欧諸国に抗議します!

  • 【読書録】E・H・カー『歴史とは何か』をめぐって

    岩波の『思想』7月号の「E・H・カーと『歴史とは何か』」を特集した号をやっと読了した。これを読んだ動機は、1962年、清水幾太郎訳の「岩波新書」版でその刊行時に読んだことがあり、加えて最近、教育実践の立場から高校教諭の小川幸知司氏が著した岩波新書の『世界史とは何か』をやはり教育実践の経験者A氏からのご恵贈で読んだことによる。なお、『思想』の特集号は、私が若い頃読んだ清水幾太郎訳のE・H・カーの『歴史とは何か』に代わる近藤和彦氏の新訳版が昨年刊行され、それが読書子や歴史専門家の興味を引き、ある種の刺激をもたらしたことによる。E・H・カー小川幸司氏の著は、いってみればE・H・カーの切り開いた地点を当然前提にしているといえる。それを、E・H・カーのものから引用すれば、「歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断...【読書録】E・H・カー『歴史とは何か』をめぐって

  • 生活者の日記 朝市、洗濯、歯科など秋こもごも

    農協の朝市へ。ここ一週間ぐらいの間に並んである野菜に変化が。しばらく姿を見せなかった葉物が出始めた。その代わり、胡瓜やとうもろこしなどは姿を消した。この地区で今採れるものというコンセプトに従っているからだ。スーパーでは切れることのない小松菜もここではやっとだ。スーパーのものほど茎が太かったり葉が硬いものではなく、むかしの餅菜風で柔らかくてこちらの方が美味しい。大根葉を3束買った。一束は煮物に使うが、あとの二束は塩漬け用だ。一束93円(税込み100円)だ。万願寺とうがらしも掘り出し物だ。半分に割って種などを取り出したものをさっと熱い油にくぐらせる。この時、天ぷらや唐揚げほどに揚げすぎないことが肝要だ。生ではないが完全にへたってもいない状態、固くはないがやや歯ざわりが残ってる状態。予熱も計算して、この状態で揚...生活者の日記朝市、洗濯、歯科など秋こもごも

  • クラシックコンサートと〈歴史(学)〉について

    3日のトークショーに続いての名古屋行き、最近の私の行動としては珍しい。4日は名古屋M協会主催コンサートで、「山本友重ヴァイオリン・リサイタルPf河尻広之」。久々のライブを楽しむことができた。私は演奏の良し悪しに言及するだけの耳を持ち合わせていない。ただ、媒体を介した音楽鑑賞との違いはわかる。それは音楽の身体性とでもいうべきものだろうか。奏者の身体をもって音が発せられ、それが私という身体で受け止められる。その受け渡しの中にライブの快楽がある。演奏を堪能したあと、聴衆の中のA氏とI氏と出会う。両氏はともに私の同人誌を読んでくれている人でもある。A氏はかつて私に、岩波新書の『世界史とはなにか』(小川幸司)を寄贈してくれたりした。折しも私は、それによる刺激もあって、若い頃読んだ歴史学の古典、E・H・カーの『歴史と...クラシックコンサートと〈歴史(学)〉について

  • 名古屋への行きと帰りに見たもの

    10月3日、名古屋でのあるトークショーにでかけた。私自身40年ほど付き合いのある人の一区切りを期してのそれであったが、ちょっと全体に上わっ滑りの感があってかなりの欲求不満。だからそれには触れないで、往復の風景から。JR岐阜駅の歩行者デッキから見かけたネムノキの現状。もう茶色くなった実から、まだ緑色の実、それに花さえ残っている。繊細そうに見えて生命力が強いのだろう。子供の頃、この葉っぱを撫でながら、「ネムネム眠れ」と唱えて遊んだりした。帰りはJR東海道線大垣行快速。シートの色がいつもより淡くて緑に近い青色。なにげに車内を見ると、ドア付近に「整理券」が出る装置がついている。よく路線バスなど均一料金以外の路線で見かける料金の目安となるカードが出るあの装置だ。へ~、東海道線でねぇと思ってしまう。他の路線で走ってい...名古屋への行きと帰りに見たもの

  • 海なし県で味わう鮮魚料理

    先般、「神出鬼没のアングラー」から、その日のトレトレの鮮魚を頂いたことは書いたが、それをどのように食したかが途中で途切れていた。それをまとめておこう。まず鯛の半身は刺身でいただいた。残りの半身は塩コショウのみであっさりソティにしたのだが、これが身の白さ同様スッキリとした味わいの中にほんのり甘みが感じられてとても美味しかった。写真を撮るのを忘れたことに気づいたのは、箸をつけてグシャグシャにしてしまってから。鯖は、半身は当日、塩じめだけにして冷凍しアニキサス対策で翌日まで冷凍し、今度は酢〆にした。身が白茶けるまで〆ないで赤さが残るようにした。これが美味しいのだ。今池で時々訪れた寿司屋の亭主が、私の顔を見ると「今日は赤いですよ」と言ったのを思い出した。というのは〆過ぎを嫌う私の好みを知っていて、そんな風に声をか...海なし県で味わう鮮魚料理

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