chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 至るところ靑山?中国山西省賀家湾村での葬儀と埋葬

    前回、土葬や火葬に付いて触れたが、そういえば一番最近みた土葬は12年前だったことを思い出した。ときは2011年秋、当時中国山西省の賀家湾村に住んでいたOさんを訪れた折のことであった。省都太原市から直線距離で200キロ、実際には途中から山道をくねくね登るから、かなりの距離だった。初めて見るヤオトン(横穴式住居)の集落は全戸数20ほどのまったくの山村であった。やっと村へ着いた私たちはにぎやかな楽隊の演奏によって迎えられた・・・・のではなく、たまたま村で死者が出て、その葬儀の前触れのための楽隊を先頭とした行列を目撃したのだった。葬送の行列といっても、その音楽はまったくしめやかではなく、トランペットやシンバル、銅鑼などによって賑やかに演奏されるものだった。村を一周した楽隊と行列は、死者の家近くのちょっとした広場で...至るところ靑山?中国山西省賀家湾村での葬儀と埋葬

  • 人間は死後どうなるのか?

    別にちょっとした病にひっかかっているからといって考えたことではない。また、「六道輪廻」とか「最後の審判」とかいった形而上学的問いに答えようとするわけではない。話は魂や精神といった目に見えないものについてではなく、その肉体の処理に関してである。なぜそんなことを考えたかというと、最近、65年間付き合いのあった女性の葬儀に出たからである。彼女の頬は冷たかった。基本、家族葬だったから火葬場まで行って失礼したが、炉のなかで高温に燃え盛る炎に焼かれる彼女の姿が思い浮かび、振り返ったが、別に煙のようなものは見えなかった。小津の『東京物語』では、平吉の妻の葬儀の後、火葬場の煙突から出る煙を撮したシーンがあったあったと思うが、その頃に比べて、焼く技術も格段の進歩をしてるのだろう。ただし、最初にその映画を観た時、「へ~、尾道...人間は死後どうなるのか?

  • ガ〜〜〜ン! お預け延長のショック! 付:沖縄

    鼠径ヘルニア手術から10日目、医師の診断の日。予後の経過良好なら、今日でもって手術以来の諸制限のすべて、あるいはほとんどが解禁になるはずだった。重いものをもったり、しゃがんだり、自転車に乗るなどの運動の禁止(車の運転はOK)、入浴の禁止(シャワーはOK)、そして飲酒の禁止など。これらをこの10日間、まじめに守ってきた。しかし、医師の下した判断はNO!自分でも否定的な状況を自覚していなかったわけでない。手術痕周辺の腫れがひかないこと、当てたガーゼに時折少量だが血痕のようなものが付くこと、目視でも傷の一部が赤みがかっていること・・・・などなど。医師の判断は、手術箇所の内部での出血がみられること、傷口が完全に癒着していないことなどで完治にはまだ遠いということ。そしてでた判決が、上に書いたような諸制限をあと2週間...ガ〜〜〜ン!お預け延長のショック!付:沖縄

  • 病院で(2)『源氏物語』の挫折

    それにしても紛らわしいタイトルだなぁ。まるで『源氏物語』が挫折したみたいですが、挫折したのはほかならぬこの私。その経緯は以下のとおりです。予め入院しますと予告してあったので、親しい友人などから「こんなふうに過ごしたら」というアドバイスを頂いたりしたのですが、結局私が選んだのは、日頃、「積読」であった書を読破しようということでした。持参したのは、もうずいぶん前に入手したまま放ってあった『源氏物語』(与謝野晶子:訳角川文庫版)なのですが、文庫本といっても馬鹿になりません。上・中・下と三巻に分かれていて、それぞれが六五〇ページ以上、合計約二千ページという大著なのです。初日は手術前の検査などで、その空き時間や夜など、順調に進むことができました。しかし、手術日の午後以降は、手術時間、その後の麻酔とそれが切れた後の痛...病院で(2)『源氏物語』の挫折

  • 病院で(1)自分の屍体の脚に触る

    退院して三日目を迎えようとしています。退院にあたっての医師の注意事項(行動の制限、入浴の禁止、飲酒の禁止)などを順守していることもあって、徐々に回復しつつあると信じています。短い入院期間でしたが、そこで経験した事共を少々、書いておきます。■新しいい経験・・・・自分の屍体の足に触る手術が終わり、下半身の麻酔が醒めないまま病室に戻された折の経験です。下半身の感覚は全くありません。ただし、手は動きます。そこで、その手を伸ばして自分の下半身、太ももの外側に触れてみたのです。何やら少し冷たい「物体」があります。「ん、これが私の脚か」と納得するまでに少し時間がかかりました。なぜなら、通常、自分の体に触るという感覚とは全く違ったからです。これは、フランスの哲学者、メルロー=ポンティという人が知覚を通じての身体と精神を論...病院で(1)自分の屍体の脚に触る

  • 退院の報告です。

    ■退院して来ました。■早足で歩かない、重いものを持たない、しゃがんだりしない、などなどの制限がつくため、自宅療養に不安があればもう1,2日いてもということでしたが、病院生活に退屈したのと、自宅でしなければならないことも多少あるので、帰宅することにしました。■機敏に動けないので、自宅前の片側一車線の道路を横断するのに一苦労。両車線とも、絶対安全距離を確保するのが困難なのです。■家の中でも、何事も安全第一とノロノロと動いています。退院の報告です。

  • 病院からと岐阜県不破郡垂井町の子ども歌舞伎

    鼠蹊ヘルニアの治療で入院したのが11日、手術が12日午後。手術自体は下半身麻酔で半ば夢の中。終了後、下半身の麻痺が何時間も続き、それが切れると傷口の痛みが。日常用いている睡眠薬の使用も禁止され、睡眠もままならず、五体を拘束された安静とやらが続く。翌13日完全な睡眠不足と傷口の膨らみなどで38度以上の発熱。医師の診察。「あ、これは血が溜まっているので出しましょう」とのことで、傷口の周りを押して血を押し出す。麻酔なしだから、これまで経験したことのない痛みが続き、気を失いそうになる。あらゆる神様、仏様、旧統一教会の文鮮明様も動員してのご加護を頼めど、これまでの悪業が祟ってか効き目もなし。夕刻になって痛みも発熱も治まってやっとPCに向かう気力が。なんて病苦の話は辛気臭くなるばかりだから、話題をガラリと変えて、この...病院からと岐阜県不破郡垂井町の子ども歌舞伎

  • 遅い田植えが終わった 入院前の屋外の記録

    明日から入院。あまり野外に出られなくなるから、そのへんで少々。豆苗の食べ残しで育てた絹さやエンドウ、今年は豊作だった。数本分の実だったが、スーパーで買う分の3~4回分は穫れた。しかも、豆の香が強く感じられる美味であった。そのエンドウもついに終幕を迎えた。私の入院に合わせて終わるなんてなんと憂いやつであることよ。この辺の田植えがやっと始まった。県産米「ハツシモ」が主で、その名のように霜が降りる頃収穫という遅場米である。各米粒は大きく、あまり粘りはないサラッとした炊きあがりである。ある寿司屋の親父が、これは寿司にピッタリの米だと絶賛していた。地産地消、私もこれを食している。ところでこの辺の田、埋め立てが進み、住宅やビルに囲まれて可哀想なくらい狭っ苦しい感がある。かつてはのびのびとし他田園風景だったのに、いまや...遅い田植えが終わった入院前の屋外の記録

  • 頑固者のマイナカード論

    https://blog.goo.ne.jp/rokumonsendesu/d/20230602さる2日の以下の記事につき、さるところで、なぜそんなにマイナカードに反対するのかとの質問を受けたので、それに答えたものを編集加筆して、以下に述べます。いろいろなご見解、参考にさせていただきました。私の見解は単純なのです。国家は様々な行政や立法、時としては司法の情報も隠蔽改ざんし、ブラックボックス化したなかで私たちを支配しています。その反面、あらゆる管理のシステムを動員し、国民全員の情報をあらいあざらい収集し、それを一元的支配のもとに置こうとします。その先端がマイナカードなのです。そのように私たちの情報が「知られてしまっている」という状況は、翻って、私たち自身の行動そのものを「自主規制」する要因となります。ようす...頑固者のマイナカード論

  • 昨日と今日の間 老愁に揉まれる4日と5日

    (6/4)84歳にもなっていうのも何だが、わが老境も終盤に差し掛かっている。ちょっとした疲労は翌日に持ち越すし、それを理由に気力をなくし、一日中つまらないことで時間を過ごしてしまう。激しい自己嫌悪が後を追う!気を取り直して夕餉の支度を。左上から沖縄産生もずく、蒟蒻炒り煮、きゅうり塩もみ、下は葉付きで買った小さめ大根の葉の部分の煮付け、甘塩鮭(二切れで150円の安売り)。あまり食欲はなかったが、作っている間にやや持ち直し、食べる頃にはほぼ回復。単純な老愁だったのか。ちなみに一番美味かったのは生もずく。(6/5)午前、亡父譲りの紅梅の鉢植えになった小梅の収穫。ほんのり色ついたものが15粒。ツンツン穴を開け、少なめの砂糖と一緒に安物のウィスキーに漬け込む洋風梅酒にする予定。これは私の独創。3,4年前に作ったもの...昨日と今日の間老愁に揉まれる4日と5日

  • 6月2日の話題二つ

    歯科医で右上の歯の大手術。歯茎を切って歯の根元を治し、切った部分を縫合。途中で麻酔が効かなくなり、激しい痛みでSOS。麻酔追加で続行。一時間でやっと終了。以後八時間、痛みが続くのでカロナールをこれまで三錠服用してるがなお治まらず。手術した箇所の顔面も腫れてきた。明日は大切な会で名古屋へ出る予定。いち早い軽症化を切望。月半ばには腹部の手術も予定。今月は手術月か。上岡龍太郎氏が亡くなった。笑いの中にも知性を感じさせる人だった。そういえば14年前のブログにこんな話を書いている。もっともここでは「おケイさん」に焦点を当てているが。おケイさんの上岡氏への思いを聞きたい。https://blog.goo.ne.jp/rokumonsendesu/d/200901296月2日の話題二つ

  • マイナカード抵抗派のつぶやき

    あちこちでミスが出てこんがらかっているなか、紙の健康保険証を廃止して原則マイナンバーカードに一本化する法案が2日の本会議で成立する見通しだそうな。2万円の誘惑にも耐えてマイナカードを作らなかった私の徹底抗戦の新しい局面が始まる。国家の前に自分の全てをさらけ出すストリップショウはまっぴらゴメンだ。そういえば最近、行きつけのクリニックに健康保険証を出したら、「マイナカードはお持ちですか」と訊かれた。「いいえ、持っていません。マイナンバー制度に反対ですから」と答えたら、窓口の女性はびっくりした表情で私を見ていた。最後の一言は余分だったかなぁと思う。「持っていません」で留めるべきだったろう。変な自己顕示で若い女性を戸惑わせることはなかったかもしれない。でもまあ彼女に、自分の理解している外にも世界はあると知ってもら...マイナカード抵抗派のつぶやき

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、六文錢の部屋へようこそ!さんをフォローしませんか?

ハンドル名
六文錢の部屋へようこそ!さん
ブログタイトル
六文錢の部屋へようこそ!
フォロー
六文錢の部屋へようこそ!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用