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ittiのBL創作小部屋 http://itti57.blog.fc2.com/

R18有。切ないけど楽しい物語。同級生、リーマン、日常系のお話です。

オリジナル小説・イラスト・漫画など 何でも思うまま創作中

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2016/01/12

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  • 泪は甘い蜜の味 番外編12

    こんな夜は大樹の肌が尚一層白く澄んで見える高校生の時、それまで同性を性の対象として見た事はなかった。でも、大樹と同じクラスになって入学式の時に感じた感情がもっと深いものだと知ると、オレの中にずっと仕舞い込んでいた欲は溢れだすいま、こうしてコイツを腕の中に抱ける幸せそれを絶対に無くしたくない。この先何が起こったとしても、オレの腕の中には大樹の温もりがあればいい朝になると、大樹が香織と連絡をとったらし...

  • 泪は甘い蜜の味 番外編11

    * * * イブの夜は客足も速く、軽く一杯呑んでからそれぞれの夜を楽しみに行くのだろう店は案外混み合う事もなく、オーナーが呼んだ客も年配者が多くてオレはウンザリ気味それでも相槌を打ちながら、機嫌を取っていると腰のスマホが鳴った「こんな時間に?」と呟きながら、カウンターの下に身を隠し手に取ると、香織からの電話「はい、珍しいな。こんな時間に」軽い気持ちで応答すると、電話の向こうの香織は息を殺すように話し...

  • 泪は甘い蜜の味 番外編10

    林を挑発するつもりなんかなかったでも、若いアイツに大樹を奪われそうな気がしたのは事実林が垣根を越えて大樹を抱ける男だと分かったら、冷静なままじゃいられない怒られるのは覚悟で大樹のマンションに向かう帰って来るまでマンションの前で待っていると、街灯に照らされながらアイツのシルエットが浮かんだ「何してるの?」訝し気な眼でオレを見る「待ってた」マフラーで顔を半分隠しながら答えると、大樹は少し呆れた顔をする...

  • 泪は甘い蜜の味 番外編9

    大樹がオレを好きだと云ってくれたその事は喜ばしいが、実際のところ林への気持ちを断ち切ったわけではない気持ちの何処かには多分まだ林への恋心がある筈身体が繋がったとして、アイツはどうする?林は.........大樹を受け入れるつもりなんだろうかオレは暫く大樹と距離を取った大樹も迷っている中で、オレが振り回す訳にもいかない暫らくしたある晩、林がオレの店にやって来た大樹の所へ行った帰りだというオレから見たアイツは...

  • 泪は甘い蜜の味 番外編8

    その日の晩は、二人で買い物に出かけた近くのスーパーで食材を買ったが、大樹はオレと並んで歩くのを嫌がっている様な気がした大樹は自分がゲイである事を隠し通そうとするオレはそんな事は気にならないのに.........でも、大樹が嫌がるならそれを無理強いする気もなくてサッサと買い物を済ませると急いで店を出るオレがせっかちだとむくれる大樹だったが、周りの目が気になるからそこは理解したようだ食事を作り、なんとなく前の...

  • 泪は甘い蜜の味 番外編7

    水商売に入ったのは、家を出た母親が死んで借金を残したから父親はもう関係ないといい、オレが被る必要もないと云ったが、心の何処かでは探してやれなかった自分に負い目を感じていたましてや誰にも看取られず死んでいた母親が不憫でならなかったせめて借金はオレが返したいと思い、安易な考えでホストの道を選んでしまった学生時代、友人に囲まれてそれなりに楽しく過ごしてきて、自然と身についた社交術オンナを楽しませるのには...

  • 泪は甘い蜜の味 番外編6

    日を追うごとに心の内が悲鳴を上げるこれ以上自分を偽る事は出来ないと、大樹に本心を告げたずっと昔から好きだった事再会して本当に嬉しかった事このままセフレとして大樹の傍に居るつもりだった事でも、それが出来なくなったもし、お前に嫌われてもこのまま嘘をつくことは出来ない大樹の態度がよそよそしくなったそりゃあそうだ、オレの気持ちをぶつけたんだから.......廊下でのすれ違いにも神経を使う大樹が風呂に入っている間...

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