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2016/01/11

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  • 「南京戦当時カメラは高価で兵隊が持てるようなものではなかったから虐殺写真は嘘」という嘘

    ■ 当時カメラはそんなに高価だったのか? 歴史修正主義者たちは、遠い過去となった当時の生活事情を記憶している人がいなくなっていくのをいいことに、様々な屁理屈をこねて虐殺の事実を否定しようとする。 この話もその一つで、1984年に宮崎県で発見され、朝日新聞で記事となった虐殺体験者の陣中日記を偽物と決めつけるために持ち出されたものだ。小林よしのり『戦争論』のネタ本の一つである『仕組まれた“南京大虐殺”』に出てくる。[1] 聯隊会の人々は、誰しもがこう思っていた。 一、虐殺など、聯隊の誰もが見たこともないし、聞いたこともない。したがって、そんな日記などあるわけがない。あるとすれば、後になって誰かが意…

  • 日本には小学校に通えない子どもなどいない?

    今日TLに流れてきた、群馬県伊勢崎市議会議員の伊藤純子という人のツイートなのだが、これはひどい。 現代日本で、小学校に通えない児童などいません。たとえ「貧困」と言われる家庭であれ、学校に通えない児童など存在しません。万一、就学実態が確認できなければ、話題になり、ニュース報道されます。この映画は諸外国に誤ったメッセージを発信しているようなもの。日本はそんな悪い国ではありません。 — 伊勢崎市議会議員 伊藤純子 (@110junkoito) 2019年1月22日 是枝裕和監督の映画『万引き家族』が、米アカデミー賞候補になるなど海外でも高く評価されているのが気に入らず、こんな日本を貶めるような映画と…

  • 補給もせず兵士を飢え死にさせておいて「英霊」とは何事か

    いま兵庫県立美術館で開催中の「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」展に、会田誠作の巨大な立体作品が展示されている。 www.artm.pref.hyogo.jp 骨と皮にやせ衰えた旧日本軍兵士が国会議事堂に手を伸ばしている造形なのだが、案の定、これに文句を言う人が出てきた。 兵庫県立美術館に展示されている、アーティスト会田誠さんの新作です(ちゃんと観ました)やはりこれは先の大戦で日本の為に戦って頂いた兵士の方々を愚弄する侮辱アートだと感じます、僕は大変不快でした。餓死寸前でも敵に降参せず、最後まで戦い抜いた英霊様方に、心よりお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/…

  • 「中国が攻めてくる~」という妄想

    誠意大将軍さんの一連のツイートが大変秀逸だったのでメモ。 中国が攻めてくる~という声はよく見かけますが、もし私が中国人民解放軍の参謀だったとしたら、日本を潰す為に敵前渡洋上陸作戦を敢行して日本を軍事占領する様な作戦は立てません。何故なら現在の国際社会では自国の占領目的の戦争自体が違法であり、もし実行したら国際的な袋叩きに合うからです→ — 誠意大将軍 (@Myoritomo1192) 2019年1月12日 むしろ日本を潰そうと思えば一番有効な手段は経済制裁です。食糧もエネルギーも海外に頼っている日本にとってはこれが一番応えます。戦国時代に秀吉が鳥取城や三木城でやった「干殺し」です。故に日本を潰…

  • 差別は人を殺す

    先日TLに流れてきたこの話は衝撃だった。 投稿者の友人のトランス女性が、ツイッターなどで投げつけられる悪意に追い詰められて、死を選んだというのだ。 ツイッターのせいで高校からの友達が死んだ https://t.co/VWQhAhOHyO何を言っても足りないし余計だし何を言えばいいか正直わからないでもトランス差別はだめだって言わないといけない…せめてそれだけはしたい… — しっぽ (@sippo_sweetrick) 2019年1月9日 以下、「はてな匿名ダイアリー」から一部を引用する。できれば全文を読んで欲しい。 anond.hatelabo.jp 特定されるかもしれませんが、書く。四日前に私…

  • リアル「トロッコ問題」としてのダム緊急放流

    ■ 現実味がなさすぎる「トロッコ問題」 最近、AIを搭載した自動運転車との絡みでまた注目を集めている「トロッコ問題」だが、いくら思考実験だからと言われても、この問題設定はあまりに現実味がなさすぎる。例えばマイケル・サンデルの本に書かれているその内容は次の通りである。[1] あなたは路面電車の運転士で、時速六〇マイル(約九六キロメートル)で疾走している。前方を見ると、五人の作業員が工具を手に線路上に立っている。電車を止めようとするのだが、できない。ブレーキがきかないのだ。頭が真っ白になる。五人の作業員をはねれば、全員が死ぬとわかっているからだ(はっきりそうわかっているものとする)。 ふと、右側へ…

  • 自動運転車にトロッコ問題のジレンマはない

    ドライバーなしで完全に自律的に走行する車(自動運転車)が公道を走り出す日が近づくにつれて、どう運転しても死者の出る事故を避けられないような状況に陥ったとき、AIはどのような判断を下すべきか、という問題が話題になっている。 wired.jp ブレーキが故障した乗用車が、歩行者5人のいる横断歩道に突っ込もうとしている。クルマに乗っているのは運転者(引用者注:AIによる自律走行なので運転はしていない)だけだ。クルマを横断歩道の手前にある障害物にぶつけて止めれば歩行者5人は助かるが、車内の1人は死ぬ。逆に、1人を助ければ歩行者5人が犠牲になる。 この場合、たいていの人は歩行者5人を助けるべきだと考える…

  • 「天皇主義者」内田樹氏の元号論がやっぱり変

    「天皇主義者」を自称する思想家・内田樹氏が、元号に関する朝日新聞の取材を受けて、その回答をブログに書いているのだが、率直に言って屁理屈のレベルを越えていない。 blog.tatsuru.com 元号を廃して、西暦に統一しようというような極端なことを言う人がいるが、私はそれには与さない。 時代の区分としての元号はやっぱりあった方がいい。そういう区切りがあると、制度文物やライフスタイルやものの考え方が変わるからである。 元号くらいで人間が変わるはずはないと思うかもしれないが、これが変わるから不思議である。 私の父親は明治45年(1912年)1月生まれで、その年の7月で明治は終わるので父は「半年だけ…

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