カテーテルによる抗がん剤治療を終えて退院してからしばらくして、父の身体に異変が。腹水が溜まり始めました。お風呂に入っていて、おへその横がブヨブヨしているのに気が付いたそうです。それまで自覚症状と言えば食欲不振程度だったのですが、初めて現れた肝臓がんの典型的な症状でした。 病院の先生方も不思議がっていたんですよね。こんなに肝臓の数値が悪いのに、腹水も溜まっていないし黄疸も出ていない、どうしてなの…
父の肝臓がんは転移が見られなかったため、動脈にカテーテルを入れて、肝臓へ抗がん剤を投与することになりました。この方法だと副作用が少なくて済むんだそうです。 抗がん剤って言うと髪の毛が抜けたり吐き気がひどかったり、辛い副作用を想像してましたが、父はそういった副作用は出ませんでした。投与した日にちょっと発熱したのと、もともとなかった食欲が更に減退したそうですが、ベッドから起き上がれないということは…
肝臓がん、ステージ4でググると、5年生存率がとても低いということがすぐに分かります。データと先生の説明で父の癌がどれだけ深刻なものかが分かって、母は激しく狼狽していました。 地元の総合病院の先生は優しく患者さんに寄り添ってくれるおじいちゃん先生で、状況は厳しくても決して患者さんを絶望させるようなことはなく、最善を尽くしましょうと言われてとても救われたそうなのですが、大学病院の先生は若くて事実を…
地元の総合病院から紹介状をもらって、父は都内の大学病院へ。紹介された大学病院の先生は週に1回しか外来に出ていないのですが、運が悪いことにその前日が貴重な週に一回の外来の日でした。既に告知から1週間経っていたので、更に6日間待たされることになり、計2週間近く何もしないことになります。一刻も早く治療を始めてほしいのに、こうしている間にも癌がどんどん進んでしまうんじゃないかと、すごく不安でした。 父は廃…
かかりつけ医での検査で父が肝臓がんと判明し、すぐに地元の総合病院へ紹介状を書いてもらったそうです。総合病院の予約は週明けだったので、週末に私達夫婦は娘を連れて実家に顔を出しました。弟夫婦も来ていました。 母は告知当日と翌日は狼狽したり泣いたりしていたけど、その後は病気と闘うモードになっていて、私達が会いに行ったときは意外と元気でした。父は病人モードになっていましたが、食欲がないと言っても全く食…
前回の記事を更新してから父のがんは更に急速に進行し、年末に亡くなりました。最後は緩和ケア病棟に入院していたのですが、穏やかに眠るような最期で、家族みんなで看取ることができました。 年末年始は火葬場が休みだったので、葬儀は年明けになりました。ついこの前まで現役だったこともあり、たくさんの方が参列してくれました。父の闘病の記録も残しておきたいと思っているので、またぼちぼち更新していきます。 2017…
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