chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
このゆびと〜まれ!
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/11/20

arrow_drop_down
  • 他人を本当に愛するには。

    (愛の力)愛とは私が知るかぎり、この地上で知るかぎり、最大の力を持っております。なぜならば、愛の力とは、結びつける力だからです。―――人間は一人になってみてはじめて、自分が身勝手であったこと、我がままであったことに、気づくものだ。人を愛しているつもりで、その人を縛(しば)りつけたり、自分の劣等感をぶつけたりしている。なかでも、いちばん悲しいのは、顔を好きなことを愛していると思い込んでいる人だ。顔の皮一枚で、男心を手玉にとれると思っている妖魔を「*画皮(がひ)」と称する。目だけで恋をする男心の、幼稚さにつけ込む「*妖狐(ようこ)」でもある。もちろん、イケメン男もこの「画皮」の仲間だ。合コンをしたがる女たちに、地位、お金、ルックスも見るというが、男はまず、顔とスタイルを見る、それ以外は二の次である。哀れである。まる...他人を本当に愛するには。

  • 自己中

    さて、「自己中」の探究だ。しかし、サンプルはあなたのまわりにわんさかいることだろう。いや、あなた自身が自己中人間かも知れない。宗教にとって、自己中人間との戦いは、魂の主戦場でもある。簡単に言えば、自己中人間の魂は、地獄界に集結している。一方、現状界には自分自身の自己中と戦い、人への愛、利他に目覚めた人が、数多くいる。努力して自己中心的である考えを改め、人のことを思いやり、多くの人のために尽くす人生は、霊的人生観に目覚め、宗教的改心を経験した人に訪れる。宗教的悪運とは、人から奪い取り、だまし取り、迷わせる存在である。一方、自己の自慢ばかりして、他者を踏み台としか考えない人もいる。こうゆう人は、あの世に帰って、鼻高々の天狗と言われる霊存在となる。いにしえの高僧は、天狗を魔道に落ちたり、と述べている。言い得て妙である...自己中

  • 自己愛

    人は、他者への愛は、教わらなければ分からない。けれども、自己愛だけは、教わらなくても自然に芽生えてくる。誰にとっても、自分ほど大切なものはない。誰にとっても、自分ほどかわいいものはない。それが出発点であることは、赤ちゃんをみればすぐに分かる。いつもいつも、母親の愛や、父親の愛、家族の愛を求めている。まだ小さくてかわいいので、大人たちは、優しく受けとめようとする。だから、ほんの数秒捨て置かれるだけで、赤ん坊は、「ウワーッ」と泣き叫ぶ。まわりの大人たちの非情を責めているのだ。思うに、「赤ちゃん」のままで、大人に成り切れない人が多いのではないか。時折、自分の中の「赤ちゃん性」を振り返るとよい。自分自身の意思で、自分を護れるようになることは、学習でもあり、成長でもある。自立できるということは尊い。されど、いい年齢をした...自己愛

  • リニア時代の原発の必要性と世界構想(後編)

    (中国の「一帯一路」に対抗する構想)長い周期で見ると、災いはいろいろな時代にたくさん来ています。「その災いのときに、どう考えるか」という考え方が、とても大事だと思うのです。すべてにおいて弱気にならないでください。何十年かおきぐらいには、いろいろな震災が定期的に来ますけれども、一つには、やはり、人間が傲慢(ごうまん)になるのを防いでいる面はあると思います。驕(おご)り高ぶり、自惚(うぬぼ)れていると、大きな地震や、あるいは津波や台風、火山噴火等、まったく考えていなかったことがよく起きているように思うのです。また、右肩上がりで一直線に発展するばかりだと思っていると、そうした自然災害もあれば、あるいは人為的に、人間の考え方によって、経済的に失敗したり、国の運営が失敗したりすることもあります。私自身は、そうした災害のと...リニア時代の原発の必要性と世界構想(後編)

  • リニア時代の原発の必要性と世界構想(前編)

    (原発の危険性を軽減する日本の技術者の勘)北海道では、原子力発電(北海道電力泊(とまり)原子力発電所)のところが止まっていて、そこが問題のある部分だろうと思います。東日本大震災があったので、感情的に言えば、「原発などなしで、クリーンなエネルギーでやりたい」と言いたくなるのは分かります。ドイツでは脱原発政策で原発を22年末までに停止するため、国を挙げて「省エネ、省エネ」でやっています。風力発電はありますが、それ以外のものは、太陽光発電もほとんどしていませし、大きなものは見当たりません。フランスの原子力発電から電力を買っているような状況であり、買えば高くなるので、省エネを言うのは当たり前です。そのため、メルケル首相は、ケチケチ運動のようなずっと行っています。そのように、自ら原子力を放棄している状態であるのですが、将...リニア時代の原発の必要性と世界構想(前編)

  • 今、「日露平和条約」を進めるべき理由(後編)

    (日露平和条約」を結ぶメリットと条件)日本は、戦後七十年以上、現状維持が続いている状況なので、このままであれば、まったく何も変わりません。したがって、一歩でも前進したほうがよいと私は思っています。もちろん、北方領土は軍事基地化されていますし、歯舞群島(はぼまいぐんとう)を除けば、各島には、何千人ものロシア人の島民が住んでいるので、問題はそれほど簡単なことではないと思います。しかし、私としては、「日本は、何でもよいので前進したほうがよい」と考えているのです。そして、敵を減らしたほうがよいのではないかと思います。ロシアは今、ヨーロッパ、EUとは少し危険な関係になっており、「新冷戦」が始まっています。そういう状態なので、ロシアは日本とでもつながっていなければ、大国として国際社会につながれない可能性も出てきているのです...今、「日露平和条約」を進めるべき理由(後編)

  • 今、「日露平和条約」を進めるべき理由(前編)

    (マスコミ情報では「日露平和条約」問題への対応は分からない)現在、ロシアとは、「日露平和条約」の問題があります。これについては、2019年1月下旬に安倍首相がロシアを訪問しました。このとき、新聞などでマスコミの意見だけを読んでみると、もう、「こちらもあり」「あちらもあり」というように、功罪の両方がたくさん書いてありました。したがって、それだけを読んでいたら、どうしたらよいかさっぱり分からない状況です。日露平和条約の締結には、よい面も悪い面もあることを詳しく書いてはいるのですが、「結局、どうすればよいのか」ということについては、やはり、責任が取れないのだと思います。テレビ局も同じで、「評論はするが、責任は誰も取らない」ということでしょう。しかし、安倍首相がどういう選択肢を取っても、批判は必ず出るものだろうと思いま...今、「日露平和条約」を進めるべき理由(前編)

  • 「長期不況の原因」と「アメリカの意図」(後編)

    (今の日銀の金融政策では「デフレ脱却」が難しい理由)拓銀を救えなかったことを、なぜ、今述べているかというと、次のようなことがあるからです。最近、日銀の黒田さん(黒田東彦・日本銀行総裁)は、“お金をジャブジャブにする政策”をとっています。「マイナス金利政策」までとって、とにかく、お金を大量に市場に出していますが、要するに、人工的にインフレを起こそうとしているのです。お金が余ったら、当然ながら、物が値上がりしてきたり、いろいろな投資が進んだり、消費が進んだりし始めるはずですから、金融政策でそれができるのであれば、景気は回復するはずです。しかし、今ごろになって、お金をこれほど“ジャブジャブに出す”ぐらいなら、「1990年代の後半に、金融機関や商社をはじめ、いろいろな会社が「貸し剥(は)がし」でたくさん潰れていた時期に...「長期不況の原因」と「アメリカの意図」(後編)

  • 「長期不況の原因」と「アメリカの意図」(中編)

    (1990年代後半に日銀特融が発動されなかった理由)拓銀の倒産や山一證券の倒産を、止めようと思えば止めることができたのです。国が日銀特融(日本銀行による特別融資)を国が発動していれば止められたのです。国のほうに機動力がなかったと言わざるを得ません。北海道の人たちにとっては、「北海道拓殖銀行が潰れる」などということは、考えられもしない事態だっただろうと思います。拓銀は最も安定した企業の一つだったでしょうし、「その銀行がなくなってしまったら、いったいどうすればいいのか」というような感じだったと思うので、その後も、中小企業を中心に、たくさん潰れたのではないかと思います。なぜ、多くの企業が倒産する前に、日銀特融を発動できなかったのかなということを考えてみると、政治家など、国の多くの人たちが、アメリカが目指していたものを...「長期不況の原因」と「アメリカの意図」(中編)

  • 「長期不況の原因」と「アメリカの意図」(前編)

    (長期不況の引き金、「拓銀」「山一」倒産が起きた真の原因)発展途上国においては、少しずつ少しずつ、いろいろな点が改善されていっているので、日本なども「先進国だ」と思ってあぐらをかいていると、さまざまな面で追い抜かれていることはよくあります。その意味では、油断大敵であると思っています。特に、この三十年ほどは、日本にとってはたいへん厳しい時代だったのではないでしょうか。戦後、日本は何十年か絶好調で走ってきたのですが、1990年代に入ってからあと、崩れ始めました。ただ、当初は、みな「バブル崩壊」と言ってはいましたが、「一時期悪くなっても、二、三年か、三、四年ぐらいの景気循環で、またすぐに回復しますよ」と、高をくくっていた人が大部分ではありました。ところが、日本の経済状況は、1990年代の後半から、またもう一段、厳しさ...「長期不況の原因」と「アメリカの意図」(前編)

  • 現代文明を揺るがす天災や電気事情

    (天変地異が多かった平成の時代)北海道では、2018年の9月に大きな地震(北海道胆振東部地震)がありました。震度は七ぐらいあったようで、映像等では観ましたが、地元の方々にはショックだっただろうと思います。このとき、北海道ではかなりの部分が停電になったようで、電気事情に関しては意外にもろいところがありました。それまで、私は、「日本は停電しないものだ」と思っていました。日本は台風も多いし、地震も多いので、十分に準備はできており、ほかの国では停電が多くても、日本ではそれほど起きないものだと思っていたのです。しかし、このときはけっこう大きな停電がありました。地震については、これ以前にも、阪神・淡路大震災(1995年)あたりから始まって、東日本大震災(2011年)もありましたし、熊本地震(2016年)もあったように、大き...現代文明を揺るがす天災や電気事情

  • 「自由・民主・信仰」を世界へ

    (日本政府は拉致問題を起こした北朝鮮に損害賠償を請求せよ)北朝鮮のほうは、ファシズムなど、とっくに超えているでしょう。こちらは、軍事独裁専制国家であり、もはやファシズムなどというものではありません。もっと行っています。安倍前首相は、「北朝鮮拉致問題の被害者を連れ戻すために、無条件で金正恩(キムジョンウン)氏と話をしたい」などと言っていましたが、「無条件で」というところに、私は非常に引っ掛かってしかたがないのです。金正恩氏の父親の金正日(キムジョンイル)氏は、「北朝鮮の“軍事演習”として、実際に、日本海側から日本人をさらった」ということを認めました。それを認めることによって、「拉致被害者を返してほしければ、日本は百億ドルを払え」という条件がついていたわけです。百億ドルであれば日本円で一兆円を超えますが、金正日氏は...「自由・民主・信仰」を世界へ

  • 「自由・民主・信仰」を抑圧する中国、北朝鮮(後編)

    (露朝首脳会談におけるプーチン大統領の判断の正確さ)北朝鮮についても何度も言及してきましたし、トランプ大統領が直接交渉を2回なされたので、少しトーンを落として様子を見ていました。2018年の会談では前進するかに見えましたが、翌年2月の会談は、物別れに終わりました。そのあと、金正恩氏はロシアに渡って、プーチン大統領と会いました。彼は、プーチン大統領から経済的な後押しをもらおうと思っていたらしいのですが、結果的には、プーチン大統領は、「アメリカの言うとおり、核兵器を完全になくすべきだ」と言っています。つまり、「段階的にではなく、一括して処理すべし」ということでしょう。やはり、プーチン大統領は偉いですね。「これは偉い」と思いました。今、アメリカとの仲をいろいろと取り沙汰されているけれども、これについては一線を守りまし...「自由・民主・信仰」を抑圧する中国、北朝鮮(後編)

  • 「自由・民主・信仰」を抑圧する中国、北朝鮮(前編)

    (中国共産党による支配は、日本で言えば「江戸時代」)ちなみに、中国のなかで共産党員が占めている割合は、基本的には、おそらく、日本の江戸時代に武士階級が占めていた割合と同じぐらいだと思います。一割には足りない、およそ数パーセントの人々がエリートとして、ほかの国民を指導している状況だと思うのです。その意味では、「進歩している」というよりは、日本で言うと、むしろ「江戸時代のような状況に近い」と言えるのではないでしょうか。さらに恐ろしいことに、今、技術的なものが非常に進んできており、中華人民共和国では、「顔認証システム」といって、人の顔の形や目の形、あるいは、目の虹彩(こうさい:虹彩認証)等を指紋代わりに使っています。いろいろなところに監視カメラがあり、それに映れば、「AI」を使って、ほんの短い時間に「誰がどこにいるの...「自由・民主・信仰」を抑圧する中国、北朝鮮(前編)

  • 韓国の「民主主義の変質」と「国の未来」(後編)

    (映画「ユリョン」の評価の差に見る日本と韓国の意識格差)韓国の人々にも、かわいそうなところはあるのです。“洗脳”はだいぶされていると思います。光州事件のときも国民は知らされていなかったし、反日映画をたくさんつくって流されています。先日、私は「ユリョン(幽霊(ゆうれい))」(1999年公開/日活)という20年前の韓国映画を観ました。「ユリョン」というのは、韓国の原子力潜水艦の呼び名です。韓国がロシアから秘密に入手していた原子力潜水艦が、日米にその存在を見つけられたことで、極秘任務に就くことになります。その乗組員は全員、名前が分からない、亡くなったことになっている人を集めていて、証拠を残さないために最後は自爆するつもりで、対馬海峡からマリアナ海溝に抜けていく道を深く潜っていくのですが、実は、この原潜には核ミサイルも...韓国の「民主主義の変質」と「国の未来」(後編)

  • 韓国の「民主主義の変質」と「国の未来」(前編)

    (「反日全体主義」傾向が出ている韓国の問題点)一点、言っておかねばならないのは、韓国のことです。私は、北朝鮮については数多く述べましたが、韓国については、従軍慰安婦問題のときなどに、たまに意見を言ったりはしたものの、あまり多くを語っていません。日本には、韓国系の方々も数多くいますし、国民性としても、日本に対しては非常に複雑な感情を持っていることは、私もよく知っています。そういう意味で、私は、民族差別的なことは基本的には言っていませんし、従軍慰安婦についても、事実だけを問題としているのです。韓国では、政党が保守であれ、革新であれ、反日全体主義の傾向があり、これが日韓関係の進展を大きく阻害しています。(「光州事件」に見る韓国の軍事独裁)韓国の状況に関して、一般的には、「自由と民主主義の国だ」と思われていますが、やは...韓国の「民主主義の変質」と「国の未来」(前編)

  • 日本人のアニミズム的宗教観を見直す⑤

    (人間は「原因・結果の法則」と「霊界の影響」の中で生きている)赤ちゃんや子供などにも、もちろん霊魂はありますが、宗教によっていろいろな言い方をしています。例えば、「夭折(ようせつ)する魂にはカルマがあって、そういう不幸な経験をする必要があるのだ」と言う宗教もあれば、「七歳までに死ぬ人は、すべて高級霊だ」と言うような宗教もあります。両方とも少し極端かなとは思います。何度もの転生輪廻(てんしょうりんね)のなかには、長寿を全うすることもあれば、中年で死ぬこともあるし、子供時代に死ぬこともあるでしょう。いずれにしても、それが何らかの経験として必要な場合はあるでしょうし、この世的なアクシデントが重なって、そういうことが起きるのだろうと思うのです。例えば、車社会にならなければ、自動車事故などというものは一件も起きないわけで...日本人のアニミズム的宗教観を見直す⑤

  • 日本人のアニミズム的宗教観を見直す④

    (「ペットの供養」についての問題とは)ペットを子供のようにかわいがる人もいますが。“動物は動物”ですので生まれ変わりの周期も早く、個性化も十分ではありません。ペットが死んだあとも、あまり長く愛着しすぎて、お墓をつくって祀りすぎると、この世に執着を持つようになり、映画「ペット・セメタリー」の世界ではありませんが、霊となってもまだ生きていたときの姿のままで、まとわりついてくる場合もあります。そういう場合、霊はそれほど大きなものは起こせませんけれども、子供の病気などを起こしたりするぐらいの力はないわけではないので、そういうものに取り憑(つ)かれると、やはり困るだろうと思うのです。ある程度、諸行無常(しょぎょうむじょう)の世界で、動物は死んだらあの世へ行っていちおう群魂(ぐんこん)のようになることが多いのですが、群れが...日本人のアニミズム的宗教観を見直す④

  • 日本人のアニミズム的宗教観を見直す③

    (動物にも魂があるが、人間と同じレベルのものではない)日本の宗教的には、霊界や霊的存在があるとしても、まだまだ、それらを正統に、すっきりと整理できていない面はあったかというように思うのです。確かに、自然を司(つかさど)る存在もいることはいますが、それは、人間を指導している正統な筋の神様と同じものではないと思います。動物なども、人間よりも劣る部分はありますが、魂的なものは持っているので、それがいろいろと災いを起こすこともないわけではありません。この世では、動物も「生きたい」と思っているため、そうしたものを殺生(せっしょう)して食べたりしていると、祟(たた)りがあるといったこともあるかもしれません。ただ、これに関しては、多少、知識的な触発があってそのように感じる場合もあるとは思います。日本においても仏教の思想が入っ...日本人のアニミズム的宗教観を見直す③

  • 日本人のアニミズム的宗教観を見直す②

    (進化の余地のあまりない「アニミズム的な宗教観」)先の敗戦によって、日本の宗教にややメスが入り、国家神道的な一神教を、どちらかといえば否定され解体されて、「信教の自由」を入れられました。GHQ側としては、本当はキリスト教を広げたかったのでしょうが、今でも、キリスト教は日本の人口の1パーセント以上には広がっていません。これは、宗教観の違いによるものでもあると思うのです。キリスト教では、十字架に架かったイエス・キリストを「神」としているところがあります。しかし、日本人の信仰から見ると、こうした十字架に架かって殺されたような神というのは、一般的には「祟(たた)り神」と日本では思われているのです。祟り神を祀って、要するに、暴れたり悪さをしないように、祠(ほこら)や社(やしろ)を建てることはあっても、「それが全智全能の神...日本人のアニミズム的宗教観を見直す②

  • 日本人のアニミズム的宗教観を見直す①

    (日本の宗教が「未開の地の宗教」と同じように見なされたのはなぜか)「あの世がある」と認めている人であっても、あの世のなかのいろいろな霊存在の違いや、筋の違いが分からないために、むやみにすべてをよいものとして受け入れてしまうような考え方をすることもあります。これについては、やはり、高等宗教とそうでないものとで考え方が分かれているところはありますが、間違いの一つにはなりうるかもしれません。例えば、先の第二次大戦での敗戦のあと、日本はGHQに占領されて、日本の宗教が「未開の地の宗教」と同じように見なされた面もあったかと思います。その根拠の一つは、動物霊のようなものをたくさん祀(まつ)ったり拝(おが)んだりしているようなところでしょう。日本には、蛇神様や、狐、狸、猿、犬などいろいろなものがいますが、そうしたものへの動物...日本人のアニミズム的宗教観を見直す①

  • 人間としての本当の賢さとは

    (「人生の最終結論」が間違っている人は本当に賢いのか)完全な唯物論やあの世を否定する考え方のなかにも、この世だけを改善したり進歩させたりする原理があるけれども、人生の結論として、「この世で死んだら終わりだ」という哲学というか、そうした考え方や宗教的信条を持って生きるならば、「死んだあとは、最終的に、ナイアガラの滝から落ちるような感じになるかもしれませんよ」ということです。もし、ナイアガラの滝の所まで行って、そこで川が終わっていて、それで何もかもなくなると思っているのなら結構ですし、確かに、川はなくなったように見えるかもしれません。ところが、そこからあと、ドーンッと滝で落ちて、滝壺(たきつぼ)まで落ちて、「まだ下がある」ということになったら、やはり困るのではないでしょうか。川が終わったら、「滝から落ちるか、そこか...人間としての本当の賢さとは

  • 日本と世界が直面している「危機」の本質(後編)

    (百億人時代に向けての「産みの苦しみ」が到来している)今、必要なことは、後ろ向きの考えではなく、「難局に当たり、どのようにして苦しみを耐え抜き、新しい道を切り拓くか」ということです。おそらく、政治家も経営者も非常に苦しんでいると思います。「まさか潰れないだろう」と思うような世界的大企業にも、次々と倒産の危機が訪れています。政府が救済しなければ、何万、何十万もの人々がレイオフ(解雇)される可能性がある状態になっています。局面は厳しいでしょう。ただ、厳しいけれども、これまでの流れから見れば、やはり、今回の危機も一つの節と考えるべきです。この時代の節目を乗り越えなければ、人類は次の「百億人」に向けて成長していくことはできないのです。世界の人口は七十八億人近くにまで増えました。「これだけ人が増えた」ということは、「それ...日本と世界が直面している「危機」の本質(後編)

  • 日本と世界が直面している「危機」の本質(中編)

    (マスコミは、危機の警鐘を鳴らすだけではなく、「どうすれば不況を乗り越えられるのか」を提案せよ)マスコミなどが、危機の警鐘として、「早く何か手を打たなければいけない。このままでは危ない」と言うことには、それなりの使命があるとは思います。しかし、不況を自然現象のように捉えてはいけません。「不況は、あくまでも人間がつくったものである」ということを肝に銘じなければいけないのです。好況は人間がつくったものですが、不況もまた人間がつくったものです。人間がつくったものである以上、人間は、不況を乗り越えることができるのです。ただ、新しいかたちの不況が起きると、今までのやり方は通用しなくなります。それは、新型インフルエンザが流行ると、旧いワクチンは効かず、新しいワクチンをつくらなければ対抗できないことと同じです。時代は進んでい...日本と世界が直面している「危機」の本質(中編)

  • 日本と世界が直面している「危機」の本質(前編)

    (新文明の潮流は止まらない)「日本の繁栄は、絶対に揺るがない」というのが私の主張です。ここでは、人間の営みをじっと見据えながら、“鳥の目”のごとく全体を大きく見渡し、かつ、ある問題に関しては接近し、近くまで寄って“虫の目”で見る、つまり鳥瞰(ちょうかん)も虫瞰(ちゅうかん)もしながら、「現在、日本国民と世界の人々が相対している難局を、いかに乗り切るか」ということを考えてみたいと思います。私は、いろいろな悲観論や暗黒思想、「日本はもう終わりである」というような考え方に対しては、徹底的に闘いを挑むつもりです。(「百年に一度の津波」という言葉は言い訳にしかすぎない)2008年後半から2009年にかけて、「世界同時不況」「世界恐慌」「百年に一度の津波」などの言葉が独り歩きをしていました。最初にそういう発言をした人がいる...日本と世界が直面している「危機」の本質(前編)

  • 究極のインスピレーション獲得法

    心が澄み切っていくと、天上界からの霊示を非常に受けやすくなります。したがって、努力をしながらも、心が粗雑な波動にならないようにする必要があります。穏やかな波動を自覚的につくれるようになると、天上界からのインスピレーションを非常に受けやすい状態になるのです。脳波で言うと、いわゆる「ベータ波」ではなく、「アルファ波」の状態にすることです。宗教的に言えば、これは、「究極のインスピレーション獲得法」であり、創造性につながる部分であろうと思います。職業の種類は問いません。経営者であろうと、メーカーに勤めている人であろうと、研究者であろうと、どのような領域の人であっても、宗教修行のなかで、おそらくインスピレーションが得られるだろうと思います。そして、それは創造的なものに必ずなっていくはずです。あなたの使命が大きくなればなる...究極のインスピレーション獲得法

  • 創造的な仕事をするためには

    (正しくインスピレーションを受けるための三条件)ここで、「インスピレーションと自助努力」についての考え方を整理してみましょう。①勤勉な努力家であることまず、一般的には、勤勉な努力家であることが大事です。これを一番目に言っておきたいのです。勤勉な努力家としての生活信条、生活態度を持っていない人に降りてくるインスピレーションには、気をつけなければいけません。そういう人は“悪いもの”に影響を受けることがあるからです。霊界には、「人を破滅させよう」として、悪いインスピレーションを与えようとする、悪霊と呼ばれる存在もいるのです。そういう悪いインスピレーションを受けないためには、どうすればよいかというと、やはり、仕事や勉強において、誠実で勤勉な生活態度を持つことです。それが自分を護ることになります。こういう生活態度を持って...創造的な仕事をするためには

  • インスピレーションを受け取る器をつくる

    (インスピレーションは受け取る人の器と連動する)宗教学者が認めていることに、「宗教を開く人は、神懸(かみが)かってきて、神の言葉を伝えるわけであるが、その神の言葉は、受け取る人の持っている知性や経験、教養等と、そうとう連動する」ということを、彼らは言っています。「文字も学んでいないような、農家の無学な主婦に、突如、神懸かってきた」というような宗教もあります。例えば、大本教(おおもときょう)の初代教主である出口なおがそうです。この女性は無学であったため、その口を通して神が語った言葉と、婿養子(むこようし)である出口王仁三郎(おにさぶろう)が霊界通信を受けて書いている言葉には、違いがありました。学がある人が神の言葉を受け取れば、それだけ、インテリらしい内容になりますが、初代のほうは、そうではありませんでした。やはり...インスピレーションを受け取る器をつくる

  • ひらめきに必要な「集中」と「弛緩(しかん)」(後編)

    (映画を発想の材料にしていた手塚治虫)日本のマンガ家の代表的な存在であり、日本のアニメ製作のスタートを切った第一人者は手塚治虫(てづかおさむ)でしょう。彼は、大阪大学の医学部を出たインテリで、マンガ家の地位を非常に高めた人だと思います。手塚治虫は、もちろん、仕事を一生懸命にやっていたことは間違いなく、ものすごい量のマンガを描(か)いています。これだけの量を描けた背景には、何があったのでしょうか。それは、「彼が仕事で何をしていたか」ではなく、「彼が休みのときに何をしていたか」を知ると分かります。「手塚治虫は一年間に映画を三百六十五本も見ていた」と言われています。意外なところに創造のヒントはあるのです。「年に三百六十五本」ということであれば一日一本の割合です。ただ、今のようにDVDなどがある時代ではなかったので、毎...ひらめきに必要な「集中」と「弛緩(しかん)」(後編)

  • ひらめきに必要な「集中」と「弛緩(しかん)」(前編)

    (努力を続けている人がリラックスすることが大事)多くの人は、天才たちの頭の構造が分からないので、「そういう人は、もともと頭のつくりが違っていて、それで、ひらめきが出てくるのだろう」と考えがちです。しかし、「ひらめきは、ただ待っているだけで、やってくるものではない」ということを知っておいたほうがよいと思います。やはり、たゆまぬ努力・精進を続けているなかに生まれてくるものなのです。言葉を換えれば、「『集中』と『弛緩』が大事だ」ということです。集中しているときと、リラックスしているときの両方の面を持っている人に、天才的インスピレーションは降りてきます。本業の研究や仕事などで一生懸命に努力し、勉強し、精進している人が、リラックスしているようなときに、インスピレーションは降りてきます。海辺や公園を散策しているときなど、リ...ひらめきに必要な「集中」と「弛緩(しかん)」(前編)

  • 明治維新を成功させた思想と発明(後編)

    (明治維新は、唯一、平和裡に成功した民主主義革命)明治維新は、錦の御旗に対して、思想的にどうしても勝てなかったという幕府が敗れてしまったわけですが、そのおかげで、結果としては、良かったのかもしれません。江戸城が平和的に無血開城されたからです。その後も一部では幕府の残留軍との戦いは続きましたが、いわば無血革命が起きたわけです。そういう意味では、逆説的なのですが、「水戸学のおかげで、江戸城の無血開城がなされて無血革命が成功した。明治維新によって、平和裡(り)に、侍の世界から四民平等の世界へと移った」ということです。このように、思想というものは面白い力を持っているものなのです。また、ある意味で、「明治維新は、唯一、平和裡に成功した民主主義革命である」とも言えます。現代の政治を見ると、テレビや新聞等では、首相や大臣が「...明治維新を成功させた思想と発明(後編)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、このゆびと〜まれ!さんをフォローしませんか?

ハンドル名
このゆびと〜まれ!さん
ブログタイトル
このゆびと�・まれ!
フォロー
このゆびと�・まれ!

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用