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Wein, Weib und Gesang https://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター

Wein, Weib und Gesang
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2015/11/02

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  • 夏休みのグリル周り

    午前中から動き出した。涼しい内に走って、洗車である。走るには不利だが、長引きそうなので朝食を摂った。少しでも走り出すと汗が噴き出すだけでなく、腸が膨らんできて不愉快だった。そして摂氏20度少しでも、陽射しがあって暑かった。不思議にもそれでも夕方走るよりもタイムが良かったのはなぜか。何かが違うのだがパラメーターが多過ぎてよく分からない。それでも11時30分過ぎから洗車に入れた。金曜日の午前中でも夏休み中で、平素の洗車よりも時間が余ったので洗っておこうという感じの自動のところよりも手動での洗車に二輪車などが来ていた。いつもの様に高圧洗浄の後で自分で吹きとるだけなので、正面の虫汚れは水だけでは取れない。三回程でも取れないので、洗浄手袋で濡らして吹く。更に乾いた手袋で拭きとる。それでもこびりついたものは取れないの...夏休みのグリル周り

  • 出血も無しの糸通し

    四川風にしては彩がよくなった。しし唐と茄子と煮豚である。気温も下がり、ガウンを羽織ってのバルコンでの食事である。夕方走った時には雷の後で陽射しもあって涼しくはなかったが、どんどん涼しくなってきた。食欲増進と同時に疲れも出る。週末にかけて温度が上がる。上手く時間が作れて洗車が出来ると嬉しい。残り燃料が3リットルを切っているので、もう一度5リットルほど給油しておけば、9月にルツェルンに出かける迄は必要無いかもしれない。改めて、アロイスツィムマーマンのオーボエ協奏曲、マンフレード序曲、ブラームス交響曲の三曲の楽譜を落としておいた。じっくりお勉強をしたい。食後に歯ブラシを掛けて、就寝前に歯間糸を試してみた。通常のだけではなく隙間用のものを左側のブリッジの隙間にも前日は通していなかったので、そこから態々糸を替えて水...出血も無しの糸通し

  • 左脳が覚めてきた感じ

    税務処理を終えた。例年ならば晩秋まで引きづるのだが、所得税申告を迫られて、全てを一挙に終えた。会計士に書類で渡すのでインクを消費した。早急に買う必要はないかもしれないが、遠くないうちに購入しなければいけないのでウィッシュリスト行きだ。偶然にも翌日に健康保険の還付があって、三年間の未使用で1160ユーロ戻って来る。これは丁度歯科ブリッジの治療で自己負担額の多くを占める額となるので、財政上とても助かる。同時に保険会社にはブリッジの保険料支払いを求める。眼鏡なども若干は取れたのかもしれないが、足しにもならないので、税金処理しかしなかった。なによりも健康第一である。Lineを使う関係で口述筆記を試している。日本語で使ってみると、一度目だけ「口述」が「後述」となったが、二度目から正しくなった。今迄の経験で、言語に関...左脳が覚めてきた感じ

  • 堪える痛みの悦びに

    ジーンズ卸を無事終えた。想定以上に靴のタンに掛った。短いことはない。足が伸びる筈もない。腰回りは、勝負パンツではないがブリーフを着用した。然しスポーツビキニではない。そこまでは必要なくてすっきりした。その代わりシャツは上に出しておいた。涼しくなったといっても、前回の6月25日よりも明らかに暑く、鼻に汗を掻いた。足回りは、1%のウレタンのねっとり感がない分、その圧はあるのだが気持ちよい。肌触りは子供のころから気になるので、久しぶりの純綿には満足だ。流石にエジプト綿か?腹回りも、シャツを出して、Tシャツなので、寝椅子で若干呻いたが、緩める必要などは一切感じなかった。美人先生には入り口で挨拶したのだが、今回の助手は頭巾のトルコ系人で、ご機嫌よくやって貰えた。助手も仮のブリッジを外したり、清掃に結構痛いハーケン使...堪える痛みの悦びに

  • 疲れた無しの始まり

    涼しくなった。汗を掻きながらら走って下りてきて、シャワーを浴びればこれで週末までは涼しい。月末までまずまずの暑気なので散髪無しに我慢できるだろうか。あまり暑いようなら近所の高みで涼めば足りるだろう。先ずはジーンズを下ろすには絶好の日和でシャツも使いやすい。日曜日の夜は前夜と同じオデオン広場からミュンヘンの名門交響楽団フィルハーモニカーの演奏生中継だった。シェフのシャニ指揮とヴァイオリンのバティアシュヴィリの演奏で、ベートーヴェンだった。とんでもなく遅いテムピで終始していて、目が覚めたら同じ楽章をまだやっていた。どこからそういうアイデアになったのか。ソリストのアイデアに共鳴した指揮者の仕業だったろう。なにも物理的な速度ではなくて、演奏からそれなりの必然性が感じられれば違和感とはならない。結果としては意図は全...疲れた無しの始まり

  • 泣かせるヨーデル

    新しいタブレットへの以降はほとんど終わった。返却締切日は過ぎた。これで壊れないように使うしかない。その為にも充電に使うUSBのCケーブルを発注した。プラグの頭が90度に曲げられていて、接続充電中にも梃の力が加わらないようにするケーブルである。ハウウェーの時にはそこの故障で保証期間修理させた。そして今回なによりも満足なのは目に優しいディスプレーで、明らかに寝起きの眼のしょぼしょぼ感が軽減されている。土曜日はミュンヘンのオデオン広場から恒例のオープンエアー生中継があった。BR交響楽団を闘病中のメストが指揮して、ピアノのトリフォノフの弾くプロコフィエフを伴奏するというものだ。協奏曲三番はルツェルンでユジャワンが弾いてペトレンコが付けたのを聴いているので、どうしてもそれとの比較になる。若しくはベルリンでプロコフィ...泣かせるヨーデル

  • 音楽経済を超える文化

    木曜日の文化欄のトップ記事を読んだ。コロナ後に話題になったルートヴィッヒスハーフェンの州立管弦楽団に関することなので目を引いた。先日そこで新シーズンから主席を務めるという朗報を聴いたばかりであり、上の様な事情はSWRの放送を車内で聴いていたからである。州立楽団でフィルハーモニーを名乗っているのだが、十年前にはマインツの州立劇場の楽団との合併が発表されていた。個人的にはワイン街道ノイシュタットの演奏会で、恐らく主席指揮者のクレーが振るので出かけたと思う。プログラムを探してみないといけない。何故この楽団が最もドイツの中で注目を集めている交響楽団であるのか、それはリーヒテンシュタインの音楽学校の校長となる2018年からの支配人ベアト・フェールマンの手腕による。放送では、コロナ期間中の休演にも関わらずお便りを出し...音楽経済を超える文化

  • 夏休みの宿題戦略

    夏休みの宿題予定。州の学校はこの月曜日から8月15日迄である。個人的にも来週の歯医者の後がそうなる。実質的一週間遅れで、21日頃には次の旅行とかの準備となる。その間車はあまり動かさない。あまり暑ければ涼みに出かけるぐらいだ。因みに隣の州のBWは三週間ほど遅い。秋の試飲会のこともぼちぼち考えるようにしている。既に二回の試飲をして、9月には少なくとも二回はいかなければいけない。多くて三回かと思う。前後の日程との都合でまだ日程は定まっていない。お出かけは全部で四日入っている。曲目は、シューマンの「マンフレード」序曲、アロイスツィムマーマンのオーボエ協奏曲、ブラームス交響曲一番、マーラーの九番、ステンアンデルセンの新作のみである。どこまでお勉強で深められるかはあるが、素材としては限られる。平行して、先日配送された...夏休みの宿題戦略

  • 極東ツアーの裏事情

    秋の入場券を購入した。その為にはクレディットカードを使うしかなかった。それでいいのだが、ここ二か月ほど問題があった。購入する時の認証システムで、タブレットなどで承認を出すのが叶わなかった。理由が分からなかったので銀行のホットラインなどで時間をかけたが埒が明かなかった。方法として、新たにスマートフォーンや新しいタブレットも登録した。現在二種類の口座で三台の端末機をPCに加えて使っている。オンラインバンキングがなければスマートフォーンも必要がなかった。車載の為に購入したのだが古いアンドロイドがいつまで使えるか分らず、流石に最近はアンドロイド7「ヌガー」ではYouTubeでさえ使えなくなっていたので、その反応速度以上に限界を感じていて、殆ど使えるアプリが無くなって来ていたのだ。そこで先ずは車載用のスマートフォー...極東ツアーの裏事情

  • 清々しい夏の生活

    暫しの清々しい日々を過ごした。肌寒く夜間は外で食事が出来ない程だった。窓を閉め切って就寝すると深さが違う。束の間の避暑であった。週末にかけて摂氏30度を掠めて、月末へと上がってくるだろうが、夏至を越えてなんとなく峠を過ぎたと感じた。蒸し暑くさえならなければ気持ちのよい夏を過ごせそうだ。個人的には来週の歯医者で終われば夏休みとなる。床屋は来週までで三週間の夏休みとなる。まだどうするか決めていないが、暑さが控えめならばまだ頑張れる。夏休みの宿題は改めて纏める。その前に税務関連を終えてしまう。先日フランクフルトからの復路のアウトバーンで異物を撥ねた。フランクフルトから高速で南に向かって走っていて、ダルムシュタットの分岐の手前で自動的に速度が落ちた時である。思わず回生エネルギーの状況を見て、前を見たら追い越し車線...清々しい夏の生活

  • 代車を乗りまわして

    漸く落ち着いた気がする。なんだかんだと落ち着かなかった。なによりも車の修理で、四日間も車を預けて、その間に同車格の二台を乗った。その経験は決して無駄にはならなかったと思う。一台目に関しては貶していたが、二台目もE200Dというものでデザインはべーシックでブリキが多く使われている分重くなっているのだろう。そしてほとんど何もオプションがついていなかった。やばいと思ったのは速度設定していて、ヴォルムスの街に入る門を越えた陸橋で時速70kmから全く減速しなかった。なぜならば360度カメラで速度表示を読み込まないからだ。気が付かずに50kmのところを70kmで走っていた。数百メートルで記念写真を撮られていなければよいのだが—因みにライン河の橋の上から向かって右側に見えるのがルターが尋問を受けた公会議のウィルムスの荘...代車を乗りまわして

  • シーズンオフの片付け

    オペラアワードの投票をする。どうも二回受賞はパパーノとペトレンコらしい。此処でエンゲルがこのシーズンに成功したものは数少ない。それでもライマンの「ランヴィスブル」だけはそこに加えておくべきだ。作品として取り分け強いものではないが、歴史的に「ヴェルテル」程度の上演が為されるのを確認したのが公演の最大の価値だった。エンゲルに関しては来シーズンは可能性が大分高まる。一方ペトレンコは「蝶々さん」のみで推挙とまでは至らなかった。歴史的価値が違う。その点演出のリーヴァ―モーアは推挙したい。その美術のジオ・フォルマとD-Wokにもそこに将来性をみた。異論はないだろう。女性歌手は蝶々さんのブラットで問題なしで、フェスティヴァルとして最後ということでバーデンバーデン復活祭を挙げる。生涯活動の功績は亡くなっていてもアリベルト...シーズンオフの片付け

  • 手首に見え隠れする数珠

    日曜日の夕刻は中継を観た。最近はそういう機会は減っている。必要ならば出かけるからだが、ミュンヘンのオペラ祭からメインイヴェントだった。先日初日がラディオで中継された新制作「ドンジョヴァンニ」で、演出が観れるのがみそだった。初日と比較して演奏は改善されている印象はあった。然しポザーピナの「転校生」を入れた演出はお話しにならなかった。同時にラディオで聴いていて不可解なところを映像で確認して、やはり指揮者の責任が分かった。トレイラーやらインタヴューが流れていて、そして会場のスカスカ感も分かった。音楽的には、バイエルン州総監督のユロウスキーが正しいリズムが取れていないことが致命傷と分かった。ペトレンコと同じ年代でベルリンに移り住んでいても、また有名音楽家出身でも習うことが習えていない。独墺音楽が指揮出来ない。ペト...手首に見え隠れする数珠

  • 扱いやすくも困難

    再演「火刑台のジャンヌダルク」楽日、堪能した。再演初日の公演からドビュシーのカンタータ「選ばれし乙女」のお勉強しか出来なかったが、当夜の重点は後半のオネゲルだった。こちらが見事な指揮で、この楽曲を振らせてエンゲルは第一人者だと思わせた。それ程式がよくなっていて、音楽が見て取れた。今回の再演指揮で何かが変わった。恐らく本人の指揮への意識が強まったのだろう。前回と異なったのはオラトリオの音楽構造が演出に沿って明白になったことで、舞台がなくても強い印象を残す演奏が可能になっていた。それは演出の意図がとても分かりやすくなったことでもある。音楽劇場の核はその音楽にある。改めてそれを確認させる公演だった。明らかに演奏者の音楽的な意志が異なっていた。それ程に音楽的な語法、ここでは多種な要素が組み合わされるポストモダーン...扱いやすくも困難

  • パープル色の機能性

    購入したタブレット、返送期限は14日迄である。現時点では送り返し事情は見つからない。先ず梱包は華為程ではないが、三星などよりも印象が良い。過剰にならないギリギリのところだろうか。本体の重量は514グラムあるので決して軽い方ではないが、形が大きく薄型なので重量感が薄い。同時に素材の割にそれ程滑り落ちる感じもない。カメラのレンズは出ているからだろうか。スイッチは長辺の左側で左手でオンオフと音量調整となるが、音量は使いにくいので、他の方法を使うことになるか。モニターはなによりも光量自動調整がついていないのが最大の欠点であるが、その分使用電気量を絞りやすい。アプリでログインに苦労したものもあるがまずは順調で、問題なく新しいものが使えていく筈だ。その前にケースを探して発注した。今迄はグラスガードを張っていたが、先ず...パープル色の機能性

  • シスコの黄金橋との色合い

    ジーンズが届いた。注目点はネットの色合いが実際はどうか。もう一つは久しぶりの純綿の履き心地はの二つである。前者はいいと思って購入したらキツイインディゴだったことがあるからだ。後者は今迄で一番細いのを履いているのだが、それは1%のウレタンを履いた結果だった。恐らく十代にはもっと細いものを履いていたの違いない。然しメーカーもなにもかも違った。先ず色目は想ったよりもやはり色が着いていて、明るさよりもブルーの美しさがよい。この色には、サンフランシスコのゴールデンブルッジを背にするショッピングビルの名前がついている。それでも期待させた。実際に受け取って見ると、これ以上にそれをイメージさせるものはないと思った。神戸もそうなのだが、やはり港町の色目だ。明るい、希望通りである。大きさは流石に純綿は固く、履き慣らす迄の感覚...シスコの黄金橋との色合い

  • フェークな製品管理

    代車に乗っている。同じ車格の最も導入モデルの殆んど新車である。然し私の車の方が遥かに新しく見える。エンジンルームを開けると枯葉が大分入っていた。ディーゼルで自分で払う燃料費が安いかと思ったが決してそんないい車ではなかった。大きな相違は駆動エンジンとプラグインハイブリッドでないごく普通のモーターの支援を受けた内燃機関エンジンである。同時に二輪駆動で、エアーサスペンションではないので後輪操舵ではない昔からの自動車である。そしてカロッセリーのデザインラインが異なる。駆動系が異なって非力とかそういう問題ではない。ディーゼルだからやはり振動と音が大きい。スターターを押してから絶えず鼓膜が押さえられている感じである。正直ショックで、前に乗っていた車の方が耳に遥かに優しかった。なるほど上手に音が作られているのだが、それ...フェークな製品管理

  • ウムベルトエコーの予知

    再演「火刑台のジャンヌダルク」初日公演に関してはまだ言及していない。想定通りの演奏であったが、その音楽について学ぶことの方が多かった。演出に関しては細部に関しては不明な点もあった。演奏が良かったのでその構造がよく分かった。レクチュアーであったように、視点の変化を聴衆に与えることで、作品自体が目指している様々な要素を組み合わせるポストモダーンな演奏を自然に行っていた。よって、ドビュシーにおけるような容易に名演が奏でられるわけではないが、今迄気が付かなかった要素が顕著になっていた。それは、ジャンヌダルクが交感から、それが如何にパトスを漲らすことがない。それを初演の指揮者スーストローの批評やその発言を聞くと、ポストモダーン的な強調則ち強いコントラストなどでの表現と感じられる。つまり指揮者本人が語っていた様に最初...ウムベルトエコーの予知

  • 索引2025年6月

    Somewhereできっと❣2025-06-29   文化一般センス悪いモーツァルト2025-06-28   音深圳の道格が安く2025-06-27   雑感分厚い壁を打ち破く2025-06-26 雑感秋までダイエットの時2025-06-25   生活見届けたい「故郷に錦」2025-06-24 雑感見事な指揮のドビュシー2025-06-23 音初めて感じた一気感2025-06-22 ワイン音楽家比較で番付け2025-06-21   マスメディア批評制作再演への期待2025-06-20 文化一般よりよい理解の為に2025-06-19 文学・思想カイゼンが必要な所2025-06-18 テクニック第一週の避難から第二週2025-06-17   生活恋慕のクララとの対峙2025-06-16   女睡眠への基礎環境...索引2025年6月

  • 索引2025年6月

    Somewhereできっと❣2025-06-29   文化一般センス悪いモーツァルト2025-06-28   音深圳の道格が安く2025-06-27   雑感分厚い壁を打ち破く2025-06-26 雑感秋までダイエットの時2025-06-25   生活見届けたい「故郷に錦」2025-06-24 雑感見事な指揮のドビュシー2025-06-23 音初めて感じた一気感2025-06-22 ワイン音楽家比較で番付け2025-06-21   マスメディア批評制作再演への期待扱いの面白さが本命2025-06-01 雑感索引2025年6月

  • Somewhereできっと❣

    ジーンズを探した。思いがけずいいものが大分出て来た。ここ数年は純綿が少なくなっていて、ウレタン1%を買うようになっていた。純綿に拘ると価格が高く色合いもインディゴ濃いものに限られたからである。基本的にはあまり暗い色は敢えて身に着けないので、中々難しかった。しかし今年は明るめでも純綿でエジプト産というのを見かける。それも割引率が高い。逆に明るい色でも薄い色はあまり好まない。白けた感じは嫌なのだ。可也明るいのだがブルーが確りついているのを見つけた。それがなんとサイズが限られていて41%引きで65ユーロである。自分のサイズと前回まで履いていたもう一つ大きなサイズが残っている。伸びがないのでどちらでも使える筈だ。腹回りは脂肪なのでどうにでもなるが、以前は太ももでフィッティングの可能性が抑えられていた。同時に又ずれ...Somewhereできっと❣

  • センス悪いモーツァルト

    夕方早めに走りに出かけた。19時の生中継に間に合うように戻ってくる為だ。なんとか月曜日のハイデルベルクまでの燃料を入れた。最小で、あとは充電で間に合わせるようにした。そこで思い出したのは足元の砂で、一度掃除しておかないと、直す者が余計に汚すようになる。適当な掃除をされるのも迷惑だ。それにしてもトランクカヴァー迄不良品であるのが分かって、営業の方にも苦情を書いておいた。万が一しっかり直さなければ補償を取ったりする手順である。溶接の角が出たらいけない所に出ていた。そうした製品管理に間違って合格した蓋が受ける側を傷めたことになる。こちらの被害以上にメーカーの被害の方が大きくなる。何故受けの方に当たっていたのかは正しい成型になっていなかったということだろう。結局生中継の録音の準備などを完了したが、最初は落ちて仕舞...センス悪いモーツァルト

  • 深圳の道格が安く

    疲れがどっと出た。歯の治療に続き、暑い中を走り、戻ってきて初めて冷蔵車がないことに気が付いた。6月4日から25日まで二週間のワイン祭りのために三週間も騒音に悩む必要がどこにあるのだ。より近い市役所の事務所も流石に我慢できないだろう。このような契約をした者が責められる。貸し業者もつけっぱなしで喧しいので置くところがなく、次の祭りへと引き継がれていくのだろう。とんでもない人迷惑な商売である。暑い中をそこでバルコンに出て冷たいスパゲティ―を愉しんだ。それだけでほっとした。そして木曜日はお湿りがあって気温は下がったが蒸し暑かった。堪らなく疲れたので、前夜からのタブレット探しを続けた。想像以上に困難であった。先ず嘗てのようなメーカー品の価格と無名のブランドのものの価格差が大きく、既にハウエーはアンドロイドから離れ、...深圳の道格が安く

  • 分厚い壁を打ち破く

    疲れた、歯医者で2時間半。予定より遅れたのはブリッジの柱の金冠の横腹に虫歯があったからだ。それに予想よりも時間が掛かったのだろう。それを治療することは予定通りだったのだが確か奥側なので、通常以上に削る必要があったのか。それに引き換え前の柱の準備は気が付かない程だった。金冠を割る作業も結構厳しかった。母方の叔父が40年程前治療したものであるが、小柄な体の全身をかけて押し込んでいるものなので簡単には壊れなかった。いつもの様に記念にそれをお土産にした。そして虫歯治療から仮のブリッジを架けているのだが、中がもぞもぞして歯痒さがある。あそこまで神経が活きているとは思わなかった。確かにレントゲンでとても太い神経がくっきり写っていた。だから歯医者は出来れば触りたくないと思っていたのだ。だから思っていたよりも麻酔が必要だ...分厚い壁を打ち破く

  • 秋までダイエットの時

    土曜日のレクチャーのメモの解析をしている。いつも以上によく分からないところが多々ある。それでもプログラムなどを読んでいて認識も明確になって来る。時間が無くて楽譜に当たっていないので、まだ詳しくは書けない。それでもドビュシー「選ばれし乙女」のテキストのダンテガブリエリ•ロゼッティの写真などを見ると気が付くことも少なくない。そしてその写真を写しているのは彼のルイス・キャロルである。「不思議の国のアリス」の国の人たちである。そのものこの話しが処女が性的な憧憬で地上を想うものが描かれていて、26歳の作曲家はローマ賞を狙って1888年に提出している。ヴァクナーの影響を受けていることもさることながら、世紀末的なデカダンスの世界にもいたのだろう。要するにピアノ前奏曲集などの印象主義であるよりも以前のものを感じさせる。そ...秋までダイエットの時

  • 見届けたい「故郷に錦」

    遠くないうちにタブレットも発注しなければいけない。スマートフォーンを使うようになって、余計にタブレットの価値が上がった。PCの横において仕事に使える。キーボードがセットになっているものを購入して、旅行用ミニノートブック代わりに考えてもいいかとも思っている。最近アンドロイドのコード公開もあるのか進展が目覚ましい。やはり大きなサイズで使いやすく、価格も落ちてきている。ジーンズと変わらない価格で最新物のが使えるようになっている。特別な使い方にはPCに及ばないが少々の事務仕事ぐらいはタブレットでやって仕舞いたいぐらいだ。月末に買えるかどうか検討してみたい。ワイン祭りの撤去はまだ完全に進んでいない。肝心の騒音を二週間以上立て続けた移動式冷蔵庫がまだ動いている。余分にまた内輪で最終日でもやるつもりか。いい加減にしろ。...見届けたい「故郷に錦」

  • 見事な指揮のドビュシー

    ティテユス・エンゲルの指揮がよくなった。以前はリズム支配が主の指揮であったが、今回は特にドビュシーで音楽がよく分かった。指示も奈落へ合唱へととても丁寧で、左手が以前よりも動くようになった。なぜこうなったかはよく分からないが、恐らく限られた練習時間内で如何に楽団に音楽をさせるかに留意するようになったのではないか。再演となるとそれぐらいの力量がないと成功しない。最初から新しい作品で新制作をして大劇場でデビューして、ところどころ再演を振るようになって来たが、新制作に比較すればそれ程期待は高くない。然し個人的には今回期待した。根拠はあるのだが、もしかするとそれ以外の認知があったのかもしれない。逐一は楽譜で確かめてみなければいけないのだが—今回は時間が無くて「選ばれし乙女」のお勉強が足りていなかった、リズムの構造や...見事な指揮のドビュシー

  • 初めて感じた一気感

    フランクフルトから無事帰って来た。夜間料金出庫時刻7時5分に間に合った。17時10分過ぎに入ったのだから丸々使って6ユーロ。同じ並びにオペラ引けてから車が集まっていたので、遊び人が使っているのだろう、でも結構いい車が多い。左右に三角地帯があるいい場所を見つけた。残念なのは地下なので電波が届かなく遠隔操作でクーラーを入れたり出来ず、監視も出来ない事だろうか。抑々カードがないので一度払ってしまうと誰でも出庫できる。一長一短である。前夜はワインを遅くまで飲んでいたので気になったが影響はなかったようだ。ロベルトヴァイルの2021年テュルムベルクで期待したが、ミクロクリマは理想的だが、やはり土壌が悪い。熟成すればするほどヨハネスベルクの杏のような味になって瀟洒さが全くない。下端のグレ—フェンベルクとの差は大きい。そ...初めて感じた一気感

  • 音楽家比較で番付け

    フランクフルターアルゲマイネ新聞の追悼記事を読む。二人が書いているので文化欄第一面の9割ほどを使っている。恐らく音楽関係でも最大規模だ。然し、一つは個人的な繋がりから作家が書いていて、音楽のことではない。通常の音楽記事は、アルフレード・ブレンデルの位置づけを他の同年輩のピアニストと比較して試みている。引退した時点では、ポリーニ、バレンボイムそしてアルゲリッチが活躍していて、過去の記憶として幾つかは年長のヴィーン三羽烏のスコダ、デームスが挙げられている。同年輩として、フリードリッヒ•グルダとグレン•グールドに焦点が当てられる。前者は本物のヴィーン子であり、ブレンデルはモラヴィア出身となる。後者のその早くからの伝説化したそのマニエーレンの極であり、そのフィンガーワークともスタディオ作業とも異なるのだが、同じ空...音楽家比較で番付け

  • 制作再演への期待

    休日前日は朝の内に走った。晴天でも気温が摂氏20度に至らなかったからだ。午後には涼しく走れる余地はなかった。なぜならば17時には道が閉鎖されて、自宅軟禁状態になるからだ。祝日明けの金曜日には再び道が開き、17時迄は出入りが出来る。やはり早朝20度以下で走れそうである。序に安い燃料を20リットル入れたい。それで土曜日に劇場へと車を走らせ17時過ぎに入庫して、そこで日曜翌朝7時前に出庫して帰宅する。今回はベットがあるので、精々お土産をどうするかぐらいである。食事のネタを持って行こう。ワインは何があるか概ね分かっているので心配はいらない。土曜日は交通閉鎖されるのは15時であり、劇場に入るのは18時30分過ぎなので、14時過ぎに出かける準備をすれば問題がないだろう。お勉強は幾らかはしているが、まだ金曜日に時間が欲...制作再演への期待

  • よりよい理解の為に

    2025年6月17日火曜日にロンドンでピアニストのアルフレード・ブレンデルが亡くなった。今後とも舞台と客席で同じ時間をこれだけ長く過ごすピアニストはいないかもしれない。最初の出合いから相性が良かった。1978年10月9日月曜日19時から大阪の更生年金会館大ホールで開かれたリサイタルでのことだった。シューベルトの即興曲三楽章をソナタの様に弾いて、最後は同じく遺作の変ロ長調ソナタで締めた。2008年11月25日火曜日がお馴染みのフランクフルトのバッハコンサートでの最後の演奏会であった。アンコール前にはソナタ同曲を弾いた。ドイツでの最後のツアーだった。何故最初のリサイタルに出かけたか。記憶にはないが当時フィリップスで新録音をリリースし続けていたので、直ぐに関心が向かったと思う。出かける前にお勉強を兼ねてそれらの...よりよい理解の為に

  • カイゼンが必要な所

    壊れたサンルーフを見せに行った。結果はその場で直らないということで、次の7月1日以降にしか予約が取れないということだった。月曜日にでも見せておけば変わったかもしれない。つまり、それ迄はルーフは閉まってはいるが陽射除けを開きっぱなしで夏至を過ごす。眩しくて若干暑い。トランクの製造上の欠陥の塗装の修理に6月末に約束してあるので合わせて四日間代車で過す。今回の不都合はその場でヒューズを取り替えられたなら不問にしようと思ったが、流石に半年で7000kmでの二カ所の不良、そしてその前のタイヤのパンクへの保険の不適用とあまりにも問題が多過ぎる。現代の車と違って、高級車の価格を払っている製品としてはこれは苦情無しには済まない。二度あることは三度あるで、これで事故もなく問題ががなければ、終わり良ければ総て良しである。その...カイゼンが必要な所

  • 第一週の避難から第二週

    ワイン祭り第一週からの避難は上手くいった。第二週目は祭日を挟むのでより長くなる。それでもフランクフルト一泊避難だけで済ましたい。天候からすると前夜の水曜日が最も暑くて厳しくなるが、先週末ほどではないだろう。幸い日曜日は天候が不順だったので、それほどの人出はなかった。比較的静かだった。最終日の日曜日は例年通り早めに失せる。気温は再び摂氏32度が予想されているが、日曜日早朝帰宅でなんとかなる筈だ。先週末に試したのでそれに関しては心配いらない。8時半頃ならば清掃も終わっていて問題なく帰宅可能となる。出かける時刻も閉鎖の土曜日15時迄に街から出ればいいので問題がないだろう。水曜日も17時迄は出入り可能となり、木曜日は動けない。金曜日も17時以降は自宅軟禁状態である。短い時間に出かけて車中泊する意味はないので、それ...第一週の避難から第二週

  • 恋慕のクララとの対峙

    クロンベルクアカデミーでのプログラムのお勉強は出来なかった。それでも2ユーロしたプログラム冊子の内容は全然悪くはなかった。この中でブラームスのピアノ四重奏が最も馴染みのない曲で、シューベルトのハ短調四重奏の断章とシェーンベルクは馴染みの楽曲だ。その意味からすると、ハ短調のブラームスは奏者もアカデミー以上のプロフェッショナルで、各々が素晴らしい音楽を聴かせた。然し、主役のヤンセンとガッツリ組めるヴィオラのアミハイ・グロースは良かった。ベルリンのフィルハーモニカーの首席でもあるが、同僚の梅さんも今井のセミナーでこのアカデミー出身でミュンヘンで優勝している。グロースはヴァイオリンのヤンセンの関係での登場と思うのだが、二人共呼ばれている。今回初めて室内楽でそのヴィオラを聴いたが、10月7日関連でペトレンコ指揮でバ...恋慕のクララとの対峙

  • 睡眠への基礎環境

    クロンベルクから帰って来た。音楽会は出かける価値があった。涼みのワイン祭りを逃れてタウヌスドライヴするだけではなかった。そして初めての車中泊もそれなりに経験できた。往路で場所を定めた。最初に入ったパーキングがただのハイキング駐車場なのだが最高の条件だった。広さもあり、五画程に木立を塀にして別れていて、尚且つオートキャムプ場扱いではないので、キャムピングカーも奥に二台しか見なかった。なによりも道路から300メートル以上離れているので静かで、林の景色もよく、木立の下に車を停めれて、影だけでなくて雹なども大分避けれる。守られている感じがあっても、車の数も何故か疎らで、皆静かな人ばかりだった。夜中には二件程しか停まっていなかった。恐らく頂上近くの人気ある所とも違い、レストランもないので、キャムピングカーの人には向...睡眠への基礎環境

  • エコの美味そうな健康

    今週は結構歩いた。10kmぐらいだろうか。隣の隣の街まで往復するとそうなる。平素の走る運動量は日曜日から同じなので、全体としての運動量はそれなりになった。塗装道路を歩くとどのような履物でも疲れる。その疲れ方が違うのである。足腰に堪えて、身体も解れない。そこでいつもの様に走ると、全身運動なのでリラックスになりやすい。なるほど散歩は心理的にはとてもリラックスとはなるのであるが。片道5kmほどを一時間かけて歩いて、そこで何を食したか?何を飲んだか。お昼に席を予約していたので、スクエアーで食事が出来た。VDPではあるが零細の醸造所であり、今まであまり飲んだことがなかった。理由は知らないが、生産量が少ないのだろう。それでも何代かに亘ってファミリーで良いワインを作っているようで、VDP会員になっているのもそういうこと...エコの美味そうな健康

  • 歯に挟まったような気分

    歯間糸が届いた。最も待っていた配達で、ワイン祭り開幕前に無事届いてよかった。なによりも祭り明けの歯科治療の判断材料として重要なもので、現在ブルッジと歯茎の間に若干の違和感が拡大しえる炎症を避ける為のものだからだ。上顎の奥目なので歯科で指導を受けたように上手に自分で掃除が出来ることで、そこに食物が挟まることを避けることが出来る。歯間は気になるところがあって、それも今回の治療で好転する筈で、完璧な口内衛生を目指すことが前提となる。歯科の彼女が自分の歯に拘るよりも、今回の抜歯でより積極的に衛生を考えるようになった。事故やスポーツで歯を無くす人は多いので、寧ろその治療と効果をより積極的に考える。歯科医師に言わせると至極健康でとなるが自分自身は不養生が祟ってあまり快適とは思わなくなった。要するに歯茎もまだまだ鍛え上...歯に挟まったような気分

  • 浪漫よりも中世的街壁

    マインツ方面の列車に来る人を送りに行った。生憎隣町まで路線が工事中なのでフラインスハイムという城壁の街まで走った。10km程であるが、幾つかの街を超えるので結構面倒で、20分ほど掛かる。それでも銀行などによりながら用を足した。現金が枯渇しているためにクレディットカードで支払った分を先に埋め合わせしたかったからだ。そこで初めて経験したのは両替の為に多めに入金すると戻って来なくなったことだ。すると現金が全くなくなって心細い。その早朝に散髪で21ユーロ使ったところで、下手をすると現金で支払うクリーニング屋のシャツも取りに行けなくなるところだった。何かいいものがないかとドイツ国内ではローテンブルクよりも人気のな街の壁を見に行った。送り迎いをしながらそこの案内はしたことがなかったらしい。それどころか自分自身も長く出...浪漫よりも中世的街壁

  • 積み重なる文化的功労

    指揮者ティテュス・エンゲルがスイスの文化賞を受賞したようだ。サイトを覗いてみると連邦共和国の賞のようだ。然し音楽大賞ではなくてただの音楽賞である。それでも過去にとっている中に、スイスの現代音楽の重鎮のケルターボルンもトーマス・ケスラーも同じ賞を獲っている。この二人も合わせてヴァイオリンのシュネーベルガーなど個人的に三人と知己があることになる。同時受賞のチェロのトーマス・デメンガが入っていてある意味内輪のような人々である。友人の多いバーゼルの室内楽団も授賞している。友人のおやじさんらしき人がいて一寸驚いた。2016年から10回で、最初の時にはヴィーンの国立劇場で首になったフィリップ・ジョルダンもノミネートということになっている。どうも二回目からはノミネートの代わりに大賞とその他としたようだ。日本で言えば文化...積み重なる文化的功労

  • 引っ越しへの橋渡し

    ブログ閉鎖に伴う記事移転でぼちぼち作業をしている。そのもの日記を何処に移すか。様々な意味で個人的にも若しくは仕事においても重要な記録となるかもしれない日記をどのようにアーカイヴしていくか。少なくとも推奨されているように二つのポータルには問題なく移せる。然し完璧に日記の形で移植できるのは一つだけで、もう一つはそのようにはならない。投稿日時が変えられてしまうからだ、然しそこからの更なる移転は可能となる、それに対して完璧に日記を移してもそこからは移せないのが前者で一長一短である。もう一つ既に本年一月から投稿しているNoteは日記形式ではないが、写真共々移せて、必要があればそこから移転も可能となる。然し、投稿数が2004年から合わせて7200記事以上あるので、一年ごとに手動で切り取って移動させないとエラーになる。...引っ越しへの橋渡し

  • 清涼のタウヌス最高峰

    暖かいのも気持ちよいが、涼しいのも清々しい。週末は軽く摂氏30度を越えるようだ。ワイン祭りで室内にいるのも不快なので、予定通りクロンベルクに出かけることにする。涼みに行きたい。アカデミーのある街自体は標高250メートルしかないのだが、裏山のグローサーフェルトベルクは879メートルあって、タウヌス地方の最高峰である。そこまで上がれば涼しい。結構にハイキング用の駐車場もあるようで、車を停めて休めるところには十分にある。出来れば食事と組み合わせれればよいのだが、夜開いているのは限られる。麓は夜迄開いている高級処も多いのだが、それでもいつものことで音楽会が終わってからでは限られる。ゆっくり食事をしてから山の中に入るとなればそれはそれで慣れない所で場所探しから、横になるまでが一苦労である。静かでいい場所は必ずある。...清涼のタウヌス最高峰

  • 旨味のあるSACHER

    (承前)「レポン」の六音音階は、なぜか献呈したシュレ―ではなく、バーゼルの指揮者のザッハ―の音名となっている。SACHERであるから独名でEs(S)-A-C-H-E-D(Re)である。同作曲家のデリーブ以外にもブリテン、ルトスワフスキ―、ヘンツェ、デュテュユーなどが偉大なパトロンを記念してその音階を用いて作曲している。導入に続いて6つの曲と終曲で8部分となる。6人のソリスツ、ここではピアノ二台とヴィブラフォン、シムバロン、打楽器となり、室内楽団を聴衆を囲むように配置されて、同時にライヴエレクトロニクスを再生するスピーカーが同様に六カ所に設置される。既に言及したようにそのエレクトロニクスの効果は当時の技術的問題もあって比較的単純なもので、少なくともこうした古典曲となってもドルビーサラウンドサウンドで録音制作...旨味のあるSACHER

  • 聖霊降臨祭に清涼感

    聖霊降臨祭の連休になった。再来週のフランクフルトでのオペラ制作再演に合わせてドビュシー「選ばれし乙女」とオネゲル「ジャンヌダルク」の二曲の楽譜を落とした。ワイン祭りが始まって仕舞うと音曲が喧しくて音楽的環境から引き離される。それまでに大まかには把握しておかないと始まらない。環境とはまさしく感興を誘うかどうかでもある。日本から新茶を持って来て貰った。二種類の新茶で8月中旬迄の賞味期限で50gづつなので、6月、7月となる。新茶を楽しむにはいい季節だろう。それで十分だ。然し上等の宇治の茶はやはり美味い。日本にいる時は日常参事だったのでそれ程煎茶には拘らず、逆に玉露とか抹茶を有難がっていたのだが、上質の煎茶は清涼効果が高い。リースリングにおいても若い葉緑素が冴えたものも同じであり、色だけでも青くて楽しめる。二月ぶ...聖霊降臨祭に清涼感

  • 嘘つかない僕の腸

    久しぶりに隣町まで歩いた。試飲してから早めの夕食をしに行くためだ。車でいつも動いているので、遠いとは思わないのだが、それなりに道を右往左往すると結構な距離になってそれなりの運動にはなった。往復6km程になって、いつも走る距離よりも長い。最も異なるのは舗装道路なので同じランニングシューズでも底が擦り減って足が疲れる。いいことはない。試飲で一杯引っ掛けて夕食で、欲しいだけ飲める。それでも試飲したワインよりもいいものがある訳でないので昔から馴染みの銘柄のヴァイツェンビーア二杯で喉を潤す。陽射しも薄く暑くもない時が一番歩きやすい。飲んで食べてで気楽でなによりだ。食事はバーガーとなっているパンに挟んだ料理だったが、パンは要らないのでばらして貰ってソースをつけて食した。牛ターフェスシュピッツにホースラディッシュソース...嘘つかない僕の腸

  • On Lineで日本と交流

    日本との関係でLINEを使う必要があった。以前から欧州では使えないと聞いていたので、若しくは電話番号を登録しないといけないので断念していた。そして日本からの人にはそのことを予め断っていた。そして日本との関係なので日本語サイトで調べると、電話番号一つに一つのアカウントと書いてある。それは固定電話でもよいというので、それも検討した。然し結果的に少なくともドイツからアカウントを取得する場合はグーグルアカウントとメールアカウントだけで使えることが判明した。恐らく日本向きには別の条件を付けているのだろう。兎も角それを使って日本での用件が可也やりやすくなったようだ。その為に先月から使っているプロトンVPNが有効に働いたようで、アプリのDLなどに役立った。但し電話からでは文字が打ちにくいので、タブレットにコピーを作った...OnLineで日本と交流

  • 推挙のその傾向と選択

    例年の様にオペラアワードのアンケートである。8月1日から翌年8月31日までの上演に関しての推挙である。先ず指揮者、これは「蝶々さん」のペトレンコよりも「ランヴィジーブル」のエンゲルを推挙したい。今年は例年よりも難しが、それしかない。デザイナーは蝶々さんのGioFormaを推挙。ディレクタ―は迷うところで、フランクフルトのレフラーも悪くはないのだが独逸デビューとなったリヴェモレでいいだろう。前者はオペラデビュー新人として推挙。女声として、蝶々さんのブルラットで間違いない。音楽祭には最後になるペトレンコとバーデンバーデン復活祭でよし。生涯功績では敢えてアリベルト・ライマンを推す。男声はピンカートンのティートルマンを書くかどうか?それともオックスのガイスブロックにするか?音楽劇場作品としてはフランクフルトの「ラ...推挙のその傾向と選択

  • ガックッと外させる女医

    歯科の予約日である。4月からこの間あまり調子はよくなかった。一つは虫歯治療の後の歯茎と歯間の物の挟まりだ。反対側のブリッジの奥も歯間が気になって来た。そして一度セメントで埋めて貰った角が舌に当たって潰瘍気味になっている。やはりなんとかして貰わないといけない。ブリッジへの決断も感が被っている場所の中の様子が見えないので不安がある。冠を外す前に全て合意していおかないといけない。若い女医さんであるから経験値が少ないので喜んで勉強台になろうと思うのだが、やはりそこは最初からはっきりさせないといけない。「ネットで調べてね」とも言われていたが、そういうことじゃないんだよね。結局、レントゲンをその儘撮って、先ずは上の点を確認した。先ずブリッジの方はそれと歯肉の間の隙間に栄養が詰まって仕舞って、それ用の糸で掃除するように...ガックッと外させる女医

  • 自作自演があるばかりに

    ブレーズ百周年、想定外に盛り上がっていた。原因は殆どがフランス人で、訪ねてはいないのだがブレーズ友の会のような若しくはアンサムブルアンテルコンテムプランのパトロンの様な人々が別個に集結していた様だったからだ。復活祭でのフランス人率とは全く異なり多数派の感じがした。私が同類の支援者なら話しをしていたのだろうが、今回もやはりその作品の評価に保留するところもあった。先ずは一時間前からのレクチューアが素晴らしかった。関係者以外では二三人しか集ってはいなかったが、内容はとても良かった。話し手はSWRディレクターのベルント・キュンツィッヒという人で顔はどこかで見かけたが知己のない人だった。SWFプロデューサーのシュトローベルがブレーズの1958年の「レポン」制作で、当時の技術として先に録音したものを合わせたことからま...自作自演があるばかりに

  • 扱いの面白さが本命

    早朝から洗濯など準備をした。夕立まで気温が高いことと、来週以降は時間が無いからだ。寝具を夏向きにした。まだこれからであるが、涼しいぐらいの方が気持ちよく過ごせる。お昼までに試飲会に出かける必要があったからだ。雷雨警報で雹が降る状態はどうしても避ける必要があった。15時には帰宅車庫入れが条件であった。結果13時30分直ぐに帰宅、雷も19時30分ぐらいであった。雹は降らなかったので洗車が出来たぐらいだった。往復73kmを1時20分かけた。電気走行は27%で日曜日の燃料をキープした。また月曜日には給油しなければいけない。毎日の様に充電している。それでも自動運転は楽である。狭い道も大分慣れて来た。駐車は道路脇のベンチの前に停めたのでそれだけが気になった。試飲会でごっくんしないことでとても身体が楽になった。その様に...扱いの面白さが本命

  • 索引2025年5月

    ごっくん無しで往復2025-05-31   試飲百景見逃す出合いの機会2025-05-30 文化一般酸いも甘いもの春2025-05-29 料理消化試合前の最終戦2025-05-28 文化一般ライン河下流の風景2025-05-27 アウトドーア・環境弁証法的音楽表現の振幅2025-05-26   音支援企業での演奏会2025-05-25 雑感慈しむの美への弁証法2025-05-24 文化一般ドーム横フィルハーモニー2025-05-23 雑感怒り狂うまでもない駐車料2025-05-21 雑感ボンの近くまで引き返す2025-05-20 文化一般オランダからの風味2025-05-19 料理五種類の食事を準備する2025-05-16 生活木曜日ライヴの音素材2025-05-15 音週末旅行前の確認事項2025-05...索引2025年5月

  • ごっくん無しで往復

    ナーヘから無事帰宅した。新しい車で初めての試飲会行だった。色々と考えていたが、なによりも自動運転の効用が大きかった。もし酒気帯びで何かが起きるとしたらマニュアルに転換するときの判断ミスだろう。出来る限り運転させて、その動きを監視することに集中すると、どんどんと醒めて来る。抑々一口もごっくんしていないので、摂取したアルコール量は下限で、恐らく呼吸検査に出ない程度だと思う。ビール500ミリの方が酔い心地がある。そういえばそれぐらいは復活祭でも飲んでいた。然し試飲会の怖さは幾らでも摂取しようと思えば限がないことで、自制の難しさに尽きる。この調子ならば二三時間中に走りに行ける。問題は明日も南ワイン街道で試飲会があるので、酔い疲れのようなものを残さずに翌朝起きることである。実は金曜日早朝は眼の調子など神経系統に来て...ごっくん無しで往復

  • 見逃す出合いの機会

    日曜日の準備もしている。バーデンバーデンで亡くなった作曲家ブーレーズの100年記念の催し物の一つである。その作品から「レポン」という曲が演奏される。電気拡声器を使ったイントロダクションのコーダの付いた八部構成のライヴエレクトロニクス作品であるが、この作曲家の特徴となったワーキングインプログレス作品のようで、指揮者自身が初演したドナウエッシンゲン音楽祭では20分ほどの曲となっている。最終版は倍あるが、まだ詳しくは調べていない。どうもい作曲家の指揮でザルツブルク音楽祭で体験している様だ。そのプログラムがある筈なのだが見つからない。その後東京でフェスティヴァルをやるように偵察の梶本事務所の重役が来ていた。その代わりレポンのスコア付きの動画と2015年のパリでの同じ楽団アンサムブルアンテムコムテムプランをピンチァ...見逃す出合いの機会

  • 酸いも甘いもの春

    金曜日は試飲会である。三日間続けて各方面に往復するので、燃料を25リットル入れておいた。全部で400km以上は走るので足りないのだが、先ずは蓄電量を増やして、様子を見る。車の中で休む為には電気は欠かせない。初日に遠くまで行って、翌日は近場で、酔い疲れなどでふらふらしないようにする。日曜日はバーデンバーデンである。酒気帯びよりも毎年の様に疲れが溜まってくるのが試飲会である。アルコールは抜けていても神経が散漫なことはあるので、それが問題なのだ。試飲する2024年のワインの出来の報告をそれらの資料から先に読んで準備をしておく。2025年の今年はとても寒い。冬は寒くなかったのだが6月まで涼しい春は今年初めての経験で、やはり中欧は北国だと初めて思った。日本よりも永くワイン街道に住んでいるのでその感覚は間違いない筈だ...酸いも甘いもの春

  • 消化試合前の最終戦

    シュヴェビッシェハーレは観光地としても有名である。然し出かけたことはない。バーデンヴュルテムベルク側のロマンティック街道としてもよいようなところだろう。そこへと同じアウトバーンの降り口から南北反対に同じような距離にあるのが今回出かけたヴュルト社の本社だった。そこの美術館の横にオーナーの奥さんの名前を付けた音楽会場がカルメンフォールムである。そこでは気が付かなかったのだが司会進行と挨拶をしていたのが彼女だと思う。そこで若干ぶしつけな話しとなっていて、旦那もTVなどに出るのは好きなようだが、なんとなく昔の大阪丸ビルオーナーのドケチの吉本を思い起こさせる。会場は550人弱の小規模な中ホールなので、指揮者が誰でも初のベルリナーフィルハーモニカー公演は行きたいと思った。幸い予定通りのペトレンコ指揮で、A席130ユー...消化試合前の最終戦

  • ライン河下流の風景

    週明けは忙しかった。そして一回開けて走っただけで疲れた。週末は二回のワイン試飲会とブーレーズフェストだ。ブーレーズのお勉強はどうしようかと考える。曲自体はレポンであるから、楽譜はなさそうで、演奏のヴィデオや資料を研究するぐらいか。問題はワイン試飲会で、南ワイン街道はアルコール帯びを制御可能だが、もう一件は若干異なる要素がある。正午には到着して、いざとなったら一眠りするぐらいの方がいいのか。幾ら口から吐き出しても、アルコール帯び運転は避けられない。あとは暖かいお茶以外の飲み物をポットに一杯詰めていくことか。アムステルダム旅行はそれなりに楽しめた。やはり低地の水路の間にあるような土地柄と風光にはフランスのような豊かさはないのだが、風情はあった。フェルメールにしてもその他の画家にしても題材が豊富で、其の儘が絵に...ライン河下流の風景

  • 弁証法的音楽表現の振幅

    (承前)ケルンでのマーラー九番、なによりも会場の音響が大きかった。舞台での楽器のウォーミングアップでそれは分かった。形状通りに扇形の背後の壁が下手奥のコントラバスを跳ね返す。それに影響を受けるかのようにオーボエなどが輪郭が呆けて仕舞う。反面その間に座る上段のホルンはよく通った。舞台上でも癖があるのだろう。前者の点は本拠地のベルリンよりも長所であるが、後者の発散と暈けは短所でしかない。概ね倍音成分は伸びるようで、ドーム構造が活きて、その容積も十分あるから飽和しないのだろう。弦はそれで倍音成分が綺麗に広がるが、伸びて滲むようなことはなく短い。この辺りの残響特性は絶妙だと感じられた。この会場の最大の利点かもしれない。同じように扇型であり、カラヤンが大阪の旧フェスティヴァルホールをイメージしたというザルツブルク大...弁証法的音楽表現の振幅

  • 支援企業での演奏会

    指揮者ペトレンコが楽員に向かってお辞儀をしていた。そういえばこれで来シーズンまでは振らない、もしかするとベルリンをも離れるのかもしれない。支配人ツェッチマンの話しは出ていたが、見かけたのはアムステルダムで隣に座っていたチェロのマイニンガーだけだった。聴いているときにこちらの顔を見られて熱心な人と思われただろう。メディア担当だったからメールを貰ったかもしれない。結局選ぶ席で廻りに玄人が沢山いた。もう一人日本かららしい人と言葉を交わさなかったのだが、後で考えると贔屓の楽員さんのお父さんだったかと思った。気が付いていたら話しかけていたが後の祭りだった。次を顔を見たら分かるだろう。着いた席で写真を思い出してなんとなく分かったのだ。走行距離290kmで現地で若干道に迷ったがまずまずだ。但しスポーツモードで走行したの...支援企業での演奏会

  • 慈しむの美への弁証法

    (承前)先週木曜日ベルリンからの中継、お話しの部分を初めてゆっくり聴いた。生では持って行く食事の準備に追われていたからだ。なによりも興味深かったのは中継以後のベルリンでのマーラー九番演奏史の話しとペトレンコの解説部分である。オンデマンドでDLした。ペトレンコ指揮が14人目のフィルハーモニカーで振る指揮者ということだ。初演その後のことから長く取り上げられなかったのは、ナチ政府による演奏禁止もあるだろうが、1960年代のルネッサンスまでは同時代の音楽としても十分な評価を得ずに音楽として古びて仕舞っていたということらしい。そこで1964年の初録音へと続く指揮者バルビローリでの成功まで待たなければいけなかったとなる。人気指揮者のということでそのメロディアスな音楽がウケたのはよく分かる。1972年にジュリーニ、そし...慈しむの美への弁証法

  • ドーム横フィルハーモニー

    ケルン往復をした。出発は12時30分頃で、休みながら16時10分過ぎにフィルハーモニー地下に入庫、22時20分までに出庫に2,5ユーロ支払った。今迄で最も安い割引だ。ホールの駐車場のようで、入り口からしてシカネーンになっていて恐ろしい。幸いぶつけることはなかったが、出庫のことが気になるほど難しく、実際に出口で前後させて時間が掛かった。今迄で最も難しい車庫入れ出しの一つだ。それにしても駅前のドーム広場に繋がるライン河沿いのロケーションなので、そこに停めるとバッチリ市内観光が可能だ。6時間制限を使わない訳にはいかない。予定はなかったのだが、ドームとの位置関係や河畔のレストランなどをざっと見て、問題となっている河畔の喧騒とホールの関係なども見たかった。それ以上に驚いたのは西部ドイツ放送局が駅前にあることで、まさ...ドーム横フィルハーモニー

  • 怒り狂うまでもない駐車料

    (承前)アムステルダムの土曜日の演奏会の中継録画がオンデマンドとなった。早速プロトンというVPNを挟んでDLした。流石に公共放送のサイトなので其の儘は落とせないようになっているが、用は果たした。残念乍ら映像だけでなく音声もあまり使いものにならなかったのに気が付いた。肝心の一楽章のWutの怒り狂ってが真面に聴きとれない。直ぐに気が付いたのは未だ土曜日に聴いたところだったからだ。そこで留守中に宿で仕掛けておいた録音を初めて再生した。核心的な部分であった。その他の楽章で終楽章はマイクを通して聴くと明らかに跳ね返りの多い舞台上の音響ゆえか弦楽があまりにも分厚くなっている。サウンドチェックしてもやはりアウェーで本拠地で演奏するような特徴は一朝一夜では直せない。ケルンでどれほど合わせてくるのか?ケルンもベルリンに比較...怒り狂うまでもない駐車料

  • ボンの近くまで引き返す

    (承前)昨晩帰宅したところだ。明後日には然し同じ経路を少なくとアール川のボンへ向かうところまで走って、そこからケルン方向へ方向を変えて往復する。片道246kmで3時間弱になっている。これを逆算すると20時始まりなので、15時前に出かけても渋滞で間に合わないかもしれない。ブランチ後にゆっくりと出れるように準備万端整えておく。明日火曜日までには安ければ満タンにしておくと、週末に更に補給すればよい。終演はどうして拍手喝采が長く、21時30分過ぎにしか出庫は不可能だ。すると帰宅は早くても午前様で、クリティカルな25時前を目指す。結構その区間は坂とカーヴもあるが自動運転が眠気に繋がらない。理由はいちいち道を凝視しないでも優れたライトやら前車追従機能で走れるからだろう。但し今回は日没後の走行になるので、眠気覚ましの準...ボンの近くまで引き返す

  • オランダからの風味

    日曜日の22時前に帰宅。充電池は2%とか、走行距離0Kmとかになっていた。結局頑張ってドイツ国内に入って街道のTotalスタンドで169セントの安い燃料を25L補給。残り370km程をそれで帰還。充電残量も最後で使い果たした。燃費その他は改めて纏める。美術館は14時からの券を完全に使い切った。入り口も2分待たずに入れた。中もそれ程混んでおらず、普通に鑑賞可能だった。三層はざっと通った。マーラー交響曲七番との関連の「夜警」は修復中だった。大きさからすると若しかしたら今迄も観ていなかったかもしれない。記憶が曖昧である。然しそれ以外の若書きやその周辺の絵画は全く見慣れないものも多かった。これも幾らかは記録しておかないと忘れる。アムステルダムのマーラー関連展示も悪くなかった。少なくともコンセルトヘボーでは展示とし...オランダからの風味

  • 五種類の食事を準備する

    燃料を満タンにした。スーパーE5を40リットル入れて69ユーロなので、期待したように原油から安くなっていない。それでも充電100%で最低800kmは走れる。アパートメント経由で、美術館の駐車場まで片道526km、往復で1100kmぐらいだろう。国境からワイン街道まで300km程なので丁度800km程になる。やはり100%充電で国境を超えるかどうかになる。上手に使って走行距離を伸ばしたい。往路で時間があれば国境前で満タンにすれば帰宅可能か。これで出発時刻8時に完全充電して直ぐに出かけられるように準備しておく。電動で国道に入る前にハイブリッドでエンジンを始動させてアウトバーンに入る。渋滞の時にハイブリッドにすれば、燃費も落とさない。アパートに駐車して80%ぐらいの蓄電残量が狙いである。ピクニックは、パンが余っ...五種類の食事を準備する

  • 木曜日ライヴの音素材

    ミニノートブックも数時間点けておいても電池がもちそうである。車から電源を取らないでも使える。サムソナイトのソフトカヴァーに入れているので、動かしても車に傷をつけないだろう。木曜日のベルリンからの生中継を録音して、そこにもストレージしておく。先ずは、車用のストレージを完成させてしまう。内容は、楽譜とブレゲンツの録音、1938年のヴィーンでのヴァルター指揮のSP録音の二種類の編集ファイル。木曜日の分はスマートフォンに入れるか、グーグルドライヴにあげておく。復路の為に来週の週末演奏会のお勉強に同じヴァルター指揮ヴィーナーフィルハーモニカー1936年演奏の田園交響曲をストレージする。田園交響曲と言えば最後に聴いたのがベーム指揮ヴィーナーフィルハーモニカー演奏で、録音もステレオ録音のそれに馴染みがあって、同じく定番...木曜日ライヴの音素材

  • 週末旅行前の確認事項

    アムステルダムへの旅行の準備はほぼ出来た。あとは現金を50ユーロ程下しておくのと、出来るだけ安い燃料を満タンにして、充電を出発直前に100%まで上げるようにする。更にトランクルームに掃除機をかけて、旅行毎の汚れ方を見る。食料はジャガイモサラダとアスパラガスサラダを木曜日に仕上げて密閉容器で冷蔵庫に入れる。フランケンのブラウジルファーナ―を冷しておく。土曜日の生中継のラディオ録音は今迄の試験からするとなんとかなりそうだ。生中継映像の方は生再放送が日曜日15時55分からあるようなので、地域ブロックを避けるためにオランダ国内で再生しようかと思う。ネット環境は車載のヴォーダフォンで問題なく中継されるかどうかは分らない。往路で試す。最短経路からするとフェンロという街が国境になる。放送が終わるのが17時30分なので、...週末旅行前の確認事項

  • シュパーゲルサラタ準備

    金曜日にいつもの様に走りに車を出そうとした。すると我が郵便桶に何かを入れる女性二人組がいた。見覚えもなく、役所の人でもない感じだったので、車の窓を開けた。すると愛想の良さそうな30代の女性が、旦那が日本に行ったので一度会いたいとかいうことだった。なぜ日本人と分かったのかと尋ねると、名前からだという。いつ日本に行ったのかと尋ねて、こちらは長く日本に行っていないから日本は知らないけどと付け加えた。週末に独日協会のヴァンデルングがあるから情報流すよと話しておいた。そのこともあって戻って来て、早めに封書を開封すると日本語だった。読むまでもなく、例の勧誘だと分かった。感じ良い女性だったので騙されていたが、まあそういう人たちが独日協会に来ても救われないのだろう。こちらの反応の様に救われなければいけないのは彼女たちなの...シュパーゲルサラタ準備

  • 変容するパラダイム

    九番三楽章はやはり難物だ。演奏者だけでなくて、聴者も楽譜を描けないといけないような、読み込めてないと追いつけないようなところがある。当然のことながら今回はベルリナーフィルハーモニカーを指揮するので、技術的にも遥かに整理整頓され明確化されるのは確実だ。それでもフーガとなるとそれはそれはそれなりに耳が追えないと厳しい。それだけに今回の演奏がいつもの様に歴史上初めての真面な演奏となりそうである。それを2021年10月2日の中継録音や記録記憶から再確認した。あのテムピで正確に表情をつけるのは普通の管弦楽団では不可能で、音色だけでは済まない。そうした難曲をベルリンの本拠地での二回の予行演習だけで、アムステルダムでの本番で問う。ある意味、9月での演奏に残されるところもあるのだろうが、今回は歴史的に残るものである。交響...変容するパラダイム

  • マーラー九番の真髄

    マーラー交響曲九番のお勉強とその準備を始めた。素材として、楽譜は手元にあるウニファーサル出版版で、無料DLサイトのものとかわらないようだ。然し古い版というのもあってそれも落としておく。車でも拡大して見れるからだ。その他音源では、なによりも2021年10月2日のブレゲンツでのペトレンンコ指揮の中継録音である。当日そこにいると普通はあらが目立ち始めるが、再度聴き始めると素晴らしい。思っていたよりも指揮者がやりたいことが分かる。つまり来週木曜日の生中継での予想がつきやすい。それは翌日が早いので、その場で録音したものを持参できるように直ぐに準備しなければいけない。そして今回は通常は三回定期演奏会で披露して、最終日に生中継されるものが二回に留まっている。三回目はアムステルダムの本番である。ベルリンではいつ三回目を指...マーラー九番の真髄

  • 狙う季節もののニシン

    午前中は摂氏一桁へと放射冷となっている。運動するにはよいのだが、あとが疲れて、逆に寝つきも悪くなった。やはり洗車で疲れた様だ。特に力をかけた訳ではないのだが、なんとなく全身が重い。ビール一缶で寝つきが悪くなる筈もないのだが、何かが違った。よく分からないが、気温が下がるとエネルギーが喰われて腹が減る。四旬節間の節食の影響が続いている感じで、特に歯の調子が悪かったので、自らの意志よりも節食になっていた。胃袋は幾らでも入るのだが、習慣づくとそれ程食さないでも我慢できる。甘いものあないと倒れそうになることもある。それでも痩せる訳ではないが、既にベスト体重にあって、少し量を食すると増える。問題は持続力がなく、直ぐに空腹感を覚えることで、筋力が落ちるなどと同じでスタミナが足りなくなるというのに近い。これを早急に戻した...狙う季節もののニシン

  • 計画された第九の神殿

    (承前)第九交響曲の合唱付きの理解が難しい。それはやはりそのテキストの音化にもあるだろう。それがノイドイツェシューレとされて、それ以前の楽聖の交響楽団の純音楽的な古典的な形式感や内容に対して、より広範な教養的な意思をそこに表現するのが芸術の使命とされたような創作意思を尊ぶ思潮でもあった。評論としてはロベルト•シューマン、作曲としてこの第九が挙げられる。楽聖のその教養やその学識などは議論されることが多いようであるが、音楽家としてヘーゲル風の弁証法的な論理が同時代人の芸術として徹底している事には間違いない。実際にそのような創作活動の中で、より自らの経験も以っての「ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つ」という言葉の声明がそこに込められる。それがペトレンコが基準にしている初代ビュローによって厭わしく思われた芸術的な立場...計画された第九の神殿

  • 拭った高圧洗浄のあと

    走る前に運動着で洗車に出かけた。前回出かけたところで、一ユーロづつコインを買わなければいけない。現金払いなのでコインがなければはじまらない。小銭を作るのにスーパーで3ユーロ近い子供のチョコレート菓子を購入した。前回は3ユーロしかなかったので、反対側のホイールボックスの泥が綺麗にならなかった。満遍なくやるつもりで今回は4ユーロある。実際にやる前に落としどころをよく観察しておいた。そして1コイン毎にも確認した。勿論、汚れに近づいて直接攻撃すれば塗装が傷む。高圧洗浄の機械には10㎝開けろと書いてあるが、30㎝見当でやっている。そこはウォッシュストリートもあって、待つ車が並んでいたが、こちらの目的は高圧水洗とあとは購入しておいたアマゾンの洗車手袋で拭うだけである。洗車機での事故や傷を避けることもあるが、先ずは汚れ...拭った高圧洗浄のあと

  • 来シーズンの全貌をみる

    ベルリナーフィルハーモニカーの来シーズンプログラムが出た。漏れ聞こえたものや他のツアープログラムなどからそれ以上に知りえたのは、一月末の定期公演でのブラームス協奏曲とスクリャビン交響曲3番である。この交響曲はヴィーンでコロナ期間に指揮して中継された。ブラームスの方は、ドッペル協奏曲は既にミュンヘンで演奏して米国ツアーにもしていたが、ヴァイオリニストの選定だけだった。クロムベルクで教えることになったジャニー・ヤンセンが弾くと同時に年間を通してのレジデンスソリストに選ばれている。昨秋にクロムベルクでの「四季」の演奏を聴いたが、来月も出かけるようにティケットを持っている。その他では、ヴァルトビューネでレスピーギを指揮することぐらいで、ヴィーンで指揮する予定で準備していたものだった。これらが次のシーズンの合衆国旅...来シーズンの全貌をみる

  • 貧すれば鈍する連中

    貧すれば鈍するである。ベルリンの文化相が辞表を提出したようだ。文化予算削減の圧力で、この元ドイツェグラモフォンのプロデューサーが音楽関係者らにルサンチマンな感情を持つのは分りやすい。世界中にこうした単純な政治家が増えていて、記事でも書かれるように自らのキャリアの為にありとあらゆるエゴで成果を出そうとするので、抑々そこに議論もなにも存在しない。要するに最初から社会のリーダーの体を為していない連中の一人である。抑々メディアの世界が20世紀における特にポップスに限らずカラヤン時代の大きな産業として発展したために、その大衆化と商業化と平行していた。そういう所での事業の方法として、契約を結ぶタレントを徹底的に道具化する必要があった。抑々音楽家などが芸術的であればあるほどそうした産業とは馴染まないことを指揮者カラヤン...貧すれば鈍する連中

  • 楽日の緞帳の前で

    (承前)千秋楽の雰囲気は前回とはまた少し異なった。入場者数は少なかったが、相変わらずレクチャーには少なくない人が詰めかけていた。但し三回目に聴いてメモするような新たな話しはなかった。客層は隣に座った親子連れの様にインサイダーの比率も少なくなった。最初はあまりにも小さな子供で、年齢制限がどうかなと思ったがその声などを聴くと予備の子役だと直ぐに分かった。やはり歯切れが違う。更に結構強めな咳をしたり、隣の父親風と話しをしたリフランス語の台詞が始まると復唱していたりした。公演後にお父さんらしきが良かったろうと声をかけて来る前から、舞台の子役にヨハーンと呼び掛けているので、父親で隣に兄弟だと分かった。そして子役の声が声変わり風になっていたので、今回はお兄さんだったということを確かめた。前回は初日と同じ弟のヴィクトー...楽日の緞帳の前で

  • 30年ぶりのアムステルダム

    アムステルダム行を若干考える。天候がまだ分からないが、なんとなくで考えておく。今まで来ていたシャツも思っていたほど汚れてはおらず場合によれば旅行時にはまだ使える。然しそこまで使うと普段着へと落ちてしまう可能性が強い。元々はアムステルダムに三泊する旅程だったが、マーラーフェスト最終日に残る必要がないことが早めに分かり、同時に月曜日午前中には自宅にいる必要もあって、一泊分の100ユーロ分を節約した。チェックイン可能時刻が14時と早いので、頑張って500kmを休憩入れて6時間少しで駆け抜けたい。8時過ぎに出ればなんとか15時迄には入れるか。渋滞がなければ蓄電池一瞬100%充電で出発すればアムステルダム市内往復を電気走行可能な筈である。給油は一度どこかで安いどころで少しだけすれば足りる。それでも土曜日の演奏会の前...30年ぶりのアムステルダム

  • 一寸自慢の楽譜用モニター

    フランクフルト往復、22時20分過ぎに戻って来た。16時過ぎに出発して、全ての用が足せた。想定以上の収穫があった。なによりも千秋楽の内容であるが、楽譜で再確認すべきことも見つかった。大成功であった。往路は今の車になって初めて最短距離でライン河向こうまで走ってヘッセン州に入れた。長く工事中だった経路が開放されたからで、劇場の地下ガレージ迄104kmはバーデンバーデンに迫る。アルテオパーへは歩けるぐらいなのだが、経路が変わる。最近は苦手にしていた経路なのだが車のナヴィに従う。渋滞もなかったので、早く着き過ぎる為に往路の二カ所で停車したが、それでも車庫入れは18時5分前ほどになった。最上階は満車で、一挙に地下三階まで下りて駐車した。宿泊するときのいい場所を探す為だったが、一長一短であった。朝7時過ぎまで夜間料金...一寸自慢の楽譜用モニター

  • 最後にもう一度

    幾らかは調べた。然しまだ全然足りない。これだけ凝縮している素材でありながら、何故か情報がエントロピーの法則で広がっている。楽器編成も実際そのようになっている。それでも音楽的な書法がそれへの必然性があることを分析しないと語れない。一つ気が付いたことは楽譜を拡大して見ることで、フランス語のテキストを確り読めた。そのイントネーションのつけ方が、三部になって3‐5連符のリズムのイデー化など興味深いところに進んでいる。指揮者エンゲルが窺っていたのはそうした理論化のイデーだったのだが、どうもそれが指示動機の扱い方だけでなく、そこに何かあると気が付いた。既に亡くなって仕舞っているのでエンゲルも本人に確認できないが、創作家からすれば、私にでも気が付くようなことは能力のある指揮者ならば必ず留意するようになることを想定して最...最後にもう一度

  • 気温摂氏30度までの拡張

    五月に向けて洗車は出来なかった。時間が無かった。虫がついたが、もう一度フランクフルト往復するので、そのあとまで待とう。燃料も15リットル追加で44%。走りに行く森へは電動にして、残量4%まで使い切った。これで80%迄充電しておくと、350km以上走れる。まだ楽譜に目を通せていない。楽日への最後のチャンスである。我武者羅に見ても得ることがないので、先ずは外堀を埋めておく。先週末のフランクフルトでの新制作「ランヴィシブル」の6回目公演そしてその後の交流会を受けて、改めて調べておくことを纏める。三全音の扱いと、ペンタゴンに一つ増やした形での6音階、それが音列のようになるのではなく、細胞として上下に重ねられる書法。そこでクラスターの扱いにも留意しておけばなんとかなるのか。指揮者エンゲルが質問していた様に、死のアコ...気温摂氏30度までの拡張

  • 索引2025年4月

    憧憬へのアピール2025-04-30   歴史・時事またとない天頂の瞬間2025-04-29   女喪に服したことになった2025-04-28   生活歴史に定着する創造活動2025-04-27 音夢現の古典的な様相2025-04-26   音表情豊かな音楽の語り2025-04-25 音諮問されない音楽事情2025-04-24 文化一般間の一つの積み重ね2025-04-23   音復活祭第二祝日の第九2025-04-22 歴史・時事復活祭初日のお出かけ2025-04-20 暦聖金曜日の第九の意味2025-04-19 暦週末から週明けへの充電2025-04-17 料理花粉症で花のデュエット2025-04-16 音トコトンヤレ節の意味2025-04-15   歴史・時事ソヴィニオンのテリーヌ2025-04-1...索引2025年4月

  • 憧憬へのアピール

    (承前)キリル・ペトレンコがバーデンバーデンへの置き土産としたのは何か?この指揮者がベルリンのシェフへの就任演奏会プログラムに選んだ曲が第九であった。その時はベルクの「ルル」組曲が前半に演奏された。然し今回はこの一曲だけであった。期間中に容易に演奏する曲はなかったものと思われる。二月頭にキャンセルとなり月が替わって演奏される「田園」交響曲の予行練習もしなかった。抑々就任当時に語っていたプログラミングへの意志とそのような時にはどうしても九番という発言をここでも受け止めた。ルツェルンの音楽祭でベルリンで二回、ザルツブルクに続いて都合三回目の演奏を聴いて、その時の感想を今読んで思い起こす。合唱が先ずあって、その構想から全て創作されて行ったとあるが、今回の演奏はまさしくそこでその意味合いを明白にしていた。外界から...憧憬へのアピール

  • またとない天頂の瞬間

    (承前)フランクフルトで座付き楽団でも普段馴染みのない楽曲となると慣れなければ駄目だということが語られた。当然のことながらベルリナーフィルハーモニカーにとっては演奏技術よりも如何に歌手と一緒に歌い表現するかの難しさがある。楽譜に如何に正確に書かれていても、そこに感情移入がなければ歌えないのは歌手も同じである。現在のフィルハーモニカーはそこまでインスプレ―ションを膨らませて演奏する領域へと練磨している。その点でも一幕終了の二重唱のところが楽日の頂点だった。初日の熱唱、抑えた二日目の蝶々さんのブルラットに対しては、特に演出面での女性陣からの批判が聞かれた。それは、絡みをさせた踊り子に対して、蝶々さんを前で一人で歌わせてとなるのだが、恐らくこの場面がこの制作での決定的な場面となっていた。迫害場面に続く六拍子のア...またとない天頂の瞬間

  • 喪に服したことになった

    フランクフルト往復前に燃料を入れた。20リットル入れた。支払い機にも寄ったので、以前は知っていた沢沿いのルートを往復した。最も高低差の無いルートで、21分台が最高記録だったようだが、昨年2月の29分と同じで、裸にしては遅い。然し歩速171で、心拍169ならばまずまずではないかと思う。やはり早めに走る方が気持ちがよい。携帯電話をベット横の丸椅子から落とした。絨毯の上へだが初めてだった。ガードのフォイルに傷がついたので、三枚組の二枚目に貼り替えた。一枚目よりも綺麗に貼れた。メモリーを傷める以前にガラス面に傷がつきやすいのは分かった。ガードがなければやはり駄目だったろう。契約期間の二年間だけは無事使いたい。フランクフルト往復はニーダーリートのところにおりてマイン河沿いを走るルートに従った。土曜日の午後でお勤めが...喪に服したことになった

  • 歴史に定着する創造活動

    (承前)核心への手掛かりがつかめた。偶々、楽日前の公演ということで公演後に集いの会があって、指揮者と歌手とプログラムにも書いている作曲家ライマンの第一人者との会が開かれたからだった。会場は三割も埋まっていなかったので、1375人中精々400人ぐらいだっが、そこから一時間以上居残った人は数十人以上いた。そこでの質問の質も高く、隣に座った爺さんは80歳から90歳ぐらいのホゲホゲなのだが、リア王の初演とかベルリン初演とか全部観ていた。フランクフルト大の社会学部教授程度の人だった。その辺りのジジババも平時の聴衆の質とは全然違っていた。その質を感じたのは上演中の集中力とその後の喝采で、初日よりも核心をついていた。端的に言うと初日よりもはっきりと演奏の質が上がっていて、上記のプリマドンナのイリーナ・ジメンスも随分と声...歴史に定着する創造活動

  • 夢現の古典的な様相

    (承前)もう一つ力の入った初日評を読んだ。5点中5点で満点である。然しそれを読んでも分かりにくい面もある。久しぶりにこの音楽に戻って、そのドラマテュルギーの流れを点検する。限られた素材の中での構成となるとベートーヴェンやヴェーベルンを思い出すのだが、そうしたところで余計にモダーンの古典的な様相を感じさせるのだろう。すると古典的とはやはりとても落ち着いた劇場表現となる。するとどうしてもそうした繊細な表現や構造が見え難くなるという問題が生じる。ドビューシーにも通じるのだろうが、やはり分り難いものがある。そうした虚ろなものこそがここで描かれている世界なのだ。私事ではあるが、寝起きに夢を見ていたようだ。劇場で、終ってから指揮者のエンゲルと話をしていて、私の初日への批判を知っているかのように、当然修正でよくなるから...夢現の古典的な様相

  • 表情豊かな音楽の語り

    (承前)楽譜に全て書いてある。然しそこには舞台との間合いまでは克明に書かれてはいない。経験豊かなオペラ作曲家なら舞台の流れを想像しながら可能性を残しておくだろう。夜の場面で明るいとなると煌々と輝くシャンデリアとかでしかない音楽を書き、演出家はそこで暗さを意識させないことはない。今回の二幕終わりの精霊流しの前の花の二重唱でも上から歌舞伎などを踏襲して花吹雪が撒かれ終幕が閉じてからのカーテンコールでケートがそこで滑りそうになるまで、場に美的影響を与える。二日目に隣り合ったおばさんが、折角のベルリナーフィルハーモニカーなのに奈落に入っていて音が籠って仕舞うのが残念と語っていたが、最後には劇場の雰囲気を楽しめたのではなかろうか。二三年前に離婚したとか語っていたが、何かまたそれ迄とは違う観照を得るようになったのでは...表情豊かな音楽の語り

  • 諮問されない音楽事情

    目を合わせたというフランクフルトの支配人、第九で並びに座っていた。あんな安席にと人違いではないかと思った。「蝶々さん」楽日には、目を合わせてからそのあと大分経ってからもまだ楽屋口からのところで誰かと話していたと思う。それにしても支配人を辞めて何をするのか知らないのだが、ベルリナーフィルハーモニカーには関係しない、ペトレンコともと思っていたが、彼は中欧でアスミクを使い始めた人で、ペトレンコを「パレストリーナ」と「トスカ」で採用していた。それをすっかり忘れていたが、なるほどペトレンコの楽屋を訪ねてもおかしくはない必然性があった。然し翌日が早い中で、一言かけるぐらいでそれ以上のことはないだろうと。するとやはりブルラットらと仕事をするプロジェクトがあるのかもしれない。フランクフルトよりも上の舞台のどこでとなるが、...諮問されない音楽事情

  • 間の一つの積み重ね

    (承前)復活祭日曜日の新制作「蝶々さん」の印象を記録しておく。翌日が早かったので、何一つ整理できずに翌日の第九を頭に描いて就寝したからだ。全二回と比較して殆ど完全に修正してきていた。なによりも蝶々さんのブラネット、ピンカートンのティテルマンの二人は恐らく彼らの最高の歌唱を披露するだけでなく、どん欲にペトレンコ指揮から学び尽くす姿勢を越えて、殆ど表現の喜びを感じさせた。要するに声の魅力や正確な歌唱を越えて、音楽を舞台を表現し尽くす喜びである。二日目には花粉症の断りを入れたスズキのイェルヴォリーノも絶好調で美しい花の二重唱を聴かせ、その精霊流しの美しい場面にも心のありかを感じさせた。シャープレスのクリストヤニスもそのピエンジェという言葉がまるで「シモンボッカネグラ」のカプッチリの振るえた声を思い出させた。その...間の一つの積み重ね

  • 復活祭第二祝日の第九

    復活祭の祝日二日目にローマ教皇が亡くなった。7時36分とされるが車中のラディオで知ることはなかった。入庫して下車したのは9時45分ほどだと思う。然し全く耳にしなかった。但し誰かが昨日Orbiとミサをしているのを中継で観たと話していた。10時45分頃だったので携帯で知ったのだろう。然しそこからのさざ波のようなものは一切感じなかった。今回の第九演奏会には、「創世記のカオスから始まり」という解説もあり、19世紀に宗教の代わりの殿堂として20世紀前半にもそうした施設が各地で準備されていた話しがプログラムに載っている。バーデンバーデンの殿堂の為にはフルトヴェングラー指揮ベルリナーフィルハーモニカーが1928年から1930年に慈善演奏会を行っていたと記されている。その年度をみれば第一次世界大戦後の独逸ではあるが、ナチ...復活祭第二祝日の第九

  • 復活祭初日のお出かけ

    結構ふらふらになって来た。中一日でゆったりと思ったがいつものように走って、その前に月曜日往復までの燃料を10リットル足した。蓄電で乗り切ろうかと思ったが、都合二回も間違いなく充電することになるとそれはそれで面倒である。価格も173で手を打って、往復確実となった。月曜日の午後までは天候も良さそうなので衣装もなんとかなるか。来週末土曜日にはフランクフルトに戻りそこから再び五日は衣装が必要になる。一番汚れるのはシャツで、洗濯屋が休みなので上手に繋がないといけない。聖金曜日はそれらしい天候だった。毎年同じ様な感じである。往路では工事の一車線アウトバーンカ所で渋滞はあったがまずまずで、その後のフランス国境へはカールツルーヘの工事ゆえか大変混んで珍しい渋滞だった。それでも運転支援機能で疲れ知らずに走り抜けれた。時間は...復活祭初日のお出かけ

  • 聖金曜日の第九の意味

    第九交響曲再演を聴いた。この大作交響曲は少なくとも今迄一度はルツェルン音楽祭で聴いた。ペトレンコの就任演奏会ツアーだった。それ以外では記憶にはなく、ベルリンでのフェストヴォッへのカラヤン指揮最後のそれも聴く心算はなかった。それ程歴史的なもので今後月曜日以降生涯体験するかどうか疑わしい。「ミサソレムニス」の方がまだ機会はあると思う。まだまだ未知の部分が多く、釈然としない部分が多い交響曲で、今回のレクチャーではその開始のカデンツァ終了への長さとあり方が主題となった。それは創世記のそれだとすると勿論ブルックナーに引き継がれるのだが、古典派の交響曲から引き離されるその四度と五度の組み合わせと下行、上行の組み合わせとなるのだが、それが何を示すか。ペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーの演奏は以前は同じコンツェル...聖金曜日の第九の意味

  • 週末から週明けへの充電

    二回目のバーデンバーデン行。市内も走る予定があったので、充電80%で出かけた。最近お走行モードは、先ずはハイブリッド若しくは電気で走りだして、エンジンがノッキング風にならないところからインディヴィジュアルに変更してスポーティーに飛ばす。エンジン音が気になるのはやはり低回転での加速で、それを避けるようなハイブリッドになっている。そこまでで10%ほど使ってしまうことがある。はっきり認識したのは、充電ホールディングモードでも必要な加速などでハイブリッド走行となるが、そうした2%程の消費は回生エネルギーで取り返せる。それが従来からのToyotaなどのハイブリッド走行だった。プラグインの電気走行分は戻せないので、予定される市内走行分はいつも充電量としてキープすることで気持ちよく走れる。アウトバーンではホールディング...週末から週明けへの充電

  • 花粉症で花のデュエット

    (承前)シャイー指揮2016年スカラ座開幕の二幕から観た。バーデンバーデンのプログラムにも言及があって、決して成功しなかった初演版の新制作とあった。決して悪い版ではないと思うが、なによりも歌手が悪い。当時のスカラ座のシーズン初日の程度はこれで済んだのか?責任は音楽監督である指揮者にある。時間を掛けてこに程度でゴーサインを出すのか、大統領臨席の中でこの判断は分からない。指揮者シャイーはこの世界では大管弦楽団のトレイナーとしてはこの半世紀で最も評価の高い指揮者であろう。然し、細かなリズムの性格さには対応できずに、歌唱のカンタービレを確り指揮できるほどの起用さとも程遠い。こうした指揮と指導でこの制作が成功できた筈がないのである。復活祭「蝶々さん」二日目を観た。いつものような中日でもあり、多くのことが修正されてい...花粉症で花のデュエット

  • トコトンヤレ節の意味

    (承前)音楽劇場創作の意図。演出家が語っていたことは、距離を置くという事である。散文的な語りと音についての相違から話していた。自らが歌手出身で、それも古楽を目指していたことからかモンテヴェルディも例に挙げた。そこからその歌の意味するに二重の意味へと話しが及び、モンテカルロの小劇場での芝居での仕事について語る。またプッチーニのゴローは100回以上も歌い、今回は練習でペトレンコの指揮でピンカートンを歌ったと自慢していた。今回の演出では、なによりも大枠の設定が所謂レジテアター狂の人達にはなによりもの関心事なのだが、そもそもこの演出家には例えばヴィリコフスキーのような高次のアイデアが先に存在していたのではなく飽く迄もプッチーニの書き残した楽譜から導き出されたものであることが分かる。その音楽的な細部に関しては第二夜...トコトンヤレ節の意味

  • 恥じるべきはあなた

  • 想定外のイタイちゅうしゃ

    虫歯の治療を終えた。一番奥の歯の両サイドを削る形になった。想定外だったのは麻酔が必要だったことで、可也の手当をしているとそんなことにと思った。詰め物の「保証期間」も急遽聞いておいた。それ程掘るのかと思ったからだ。詰め物でそれで終わってしまうので気にしないでもよいということだった。女医さんは珍しくピンク系の診察着を着ていたのでいつもよりむっくりと見えた。それに関連したところから、助手のおばさんと喋り始めて、治療が終わるまで色々な私生活のことを聞かされた。どこまで何を私に聞かせたいと思ったのか。女性特有で手を動かしながら何でもできるのだろうから、それはどうでもいいのだが、流石にあそこまで聞かされると、一体僕に何を期待しているのかとなる。腕に関しては信用しているのだが、話しの内容を聞かされると一寸とは思った。母...想定外のイタイちゅうしゃ

  • 気障ですが普段着感覚で

    散髪して、シャツも回収した。洗濯屋は5月20日迄休みで、エーゲ海の島暮らしらしい。床屋で隣で話していた完全地元っち方言のホゲホゲ爺さんも週末はトスカーナで休暇らしい。聞いてやろうかと思った、何語があそこで通じるのかと。トスカーナはドイツ系なので独逸語は結構通じると聞いている。然しあの言葉では流石に、この地方にワイン地所に出稼ぎに来ていたイタリア人にしか通じないであろう。流石に永く住んでいるので話すことが分からないことはなくなったが、あれだけ髪結いのやり手婆とこてこてに話されると、強調される発音以外のところが分からなくなる。要するに全体のフレージングが暈ける時がある。それぐらい酷かったからだが、流石に角が立つと思ったので自制した。標準語が出来ない人が外国語を堪能にという事はあまり知らない。そういう人の方言の...気障ですが普段着感覚で

  • パッションが試される

    床屋に出かけるために現金を下ろした。眼鏡店に車を停めて銀行まで歩けばいいのに気が付いた。6月で二年目を迎えるのでその前にどうしても調整しておきたかった。5月に旅行もあって、不都合が出るなら早めに出しておきたかった。水洗も機械でしてくれるので問題があれば分かりやすい。流石に耳掛けの部分は経年変化がみられる。レンズ自体は全く問題がない筈で、固いものを落とさない限り大丈夫である。前回のものもそれ一回だけで、落としたり擦ったりで傷つけることもなかった。あり得るのは前から何かを振り回されて当るとか、殴られて吹っ飛ぶかぐらいだが、幸いなことにそういうことはなかった。当該の駐車場に停めるのに暫く待った。一台目の取られたが二台目が出るのを待って停めた。嬉しいことに左右もあって、柱の横に停めたのでドアなどを当てられる危険性...パッションが試される

  • 中劇場での音響と視界

    12月のゼムパーオパーの入場券を購入した。そこのネット予約をするのは初めてだったので、準備をして場所などの検討も付けておいた。よく知っているところは音響も視界も分かっているので、どこを狙えばよいか分かっている。然し、知らない所であると写真とか既存の売れ所の席などを注目しておく。今回は写真よりも先の360度写真に頼った。最後に通常の写真で確認した。音響に関してはそれ程外すことはない。劇場の大きさも1300席ぐらいの中劇場に近い、音響はそんなに変わらない。今回はティテュス・エンゲルのゼムパーオパーデビューなのでなによりもシュターツオパードレスデンとの仕事ぶりを確認したかった。勿論新制作なので舞台との調和の確認も欠かせない。先の新聞記事にあったように「制作を形作る指揮」である。目的に合わせた席選びでもあるのだが...中劇場での音響と視界

  • シン植民地主義者の恥

    復活祭新制作「蝶々さん」制作に関して読む。ベルリナーフィルハーモニカーのサイトに既に出ていたことだった。一幕をざっと見て、気になることったことがそこにも特にペトレンコの言葉として触れられている。誰でも真面な人なら同じようなことを考えるからだろう。あり得るべき思考としては、屡特に日本などで話題となる西欧から見た極東やアジアへのオリエンタリズムやこの場合はジャポニズムと呼ばれる東洋趣味としての見解に関するものではない。そうした至近で狭義の扱いの精々日本の人からの着物やその所作に関するような「月指す指を見るバカ」は論外としても、ジャポニズムの本質はどこにあったかということにもなる。それはそのものパリ万博に語られるようなグローバルな見識への広がりや所謂植民地政策とその後の世界戦争へとの歴史的展開の共通認識に終らな...シン植民地主義者の恥

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