桜あそび

かごいっぱいに敷き詰めたのは少女の夢『永遠にこのままでいたいの…ずっと、このままで』春の淡い光に金糸のような髪を輝かせ少女は桜色の微笑みを浮かべた。 にほんブログ村 にほんブログ村

桜葬 ～episode2～

虚ろなその瞳は哀しみを映し愛しい者の骸(むくろ)を抱く愛した者がどんな姿であったのか…現世の僕には思い出せない『サヨウナラ。愛しい人』冷たい口付け空っぽの心…伝わってくるのは無と言う名の孤独ねぇ、僕。聞こえるかい？前

桜葬 ～episode 1～

紅い月夜桜舞う春…誘(いざな)われるように僕は…平坦な毎日に別れを告げ幻想の花の海に沈む事を選んだ。甘い疼きは痛みなのか安らぎなのかわからないまま僕を眠りに誘うどうかこのまま眠らせて欲しい甘い夢幸福な微睡み消

妖姫幻想

闇に浮かぶ紅の華潤みながらこちらを見返すのは湖を模した蒼き瞳妖しの君よその胸に抱く骸(むくろ)は誰の物なのか？『もうここにはいられない…』炎のような紅の袖を翻し貴方は去る我が心に刹那の夢だけを残して…いつまでも脳裏にちらつく残像哀し

夢見る

花が見る夢はどんな夢かしら…きっと優しくてそれはそれは穏やかな一面花が咲き誇る野原の夢に違いない…不思議な程澄んだ空を見上げながら優しく風に揺れる…きっとそんな夢に違いない私が見る夢はどんな彩りを放つのだろう… に

花と戯れ 闇に堕ちる

闇が襲いかかってくるだが、今宵はちっとも恐ろしくない我が手にあるのは一輪の花淡い色の花弁に口付けるすると、濃密な甘い薫りがふわっと鼻孔をくすぐった『美しい人、わたしが側にいてあげるわ…。さぁ、眼を閉じておやすみなさい』花の柔らか

闇

闇を覗く引き込まれるどれが実体…？真実と嘘は鏡のようだ所詮は闇に回帰するどれが真実か嘘か知る必要なんてないのだろう にほんブログ村 にほんブログ村

花の女王

花の女王よ何処におわす清廉な花の香に誘われて辿り着いた先に居たのはあまりに麗しい花の女王ふと手を伸ばすと潤んだ宝石の如き瞳がこちらを睨む『わたしに触れたいのなら甘い花の蜜を沢山頂戴。そうすればこの花の季節の祝福をあげるわ

セピア色の夢 モノクロの幻

カーテン越しに貴方を見つめる 僕が見ている『現実(いま)』は いずれ『過去』になるのだろう『現実(いま)』も『過去(むかし)』も 全て儚い夢のようなもの この世は所詮、仮の宿 永遠なんて 何処にも無くて 無いと分かっているのに

はじめに

はじめまして。この度は、『Parfait Amour-甘美な憂鬱-』に御越しくださりまことにありがとうございます。 このブログを簡単に説明致しますと、「甘美な憂鬱」をテーマに、我が家のスーパードルフィー、MSDの写真を織り交ぜながら綴る、詩文、ショートストーリーと