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  • 東京ミドル期シングルの衝撃―「一人」社会のゆくえ 宮本みち子・大江守之[編著]2024

    既往研究では、ミドル期シングルの総体は明確なリスク集団ではないが、高齢化に到達したときに経済的困窮や社会的孤立に陥るリスクが高い可能性があるという点だ。シングルは既婚者より親への支援が上回り、特に女性は半数近くが親の介護を引き受けようとしている。日本の親密圏は親や兄弟の比重が大きい。西洋では多様な結婚やパートナー関係が中心で、国家がそれを家族と同等に保護しサービスを付与している。第2世代(1956~85生まれ)のミドル期の一番の特徴は未婚化で、2020年のシングル率は男31%、女23%で30年前の3倍。ミドル期シングルの人間関係は仕事関係が中心だ。地域社会との関係は希薄だが、多くのシングルたちは、煩わしいのでなければ地域での関係があってもよい、むしろあった方がいいかもともっている。男4割、女2割が人間関係...東京ミドル期シングルの衝撃―「一人」社会のゆくえ宮本みち子・大江守之[編著]2024

  • 日本全国池さんぽ 市原千尋2019

    こんな本があったとは知らなかった。日本中の何百もの池を8つに分類し、一つ一つについてその地理的特徴、成因、人間との関わりを詳しく説明し、正確かつ可愛らしいイラストを加えている。8つの分類とは、島池、山池、里池、人造池、公園池、城池、町池、寺社池。この分類は成因とは一致せず、例えば島池の中には南大東島のカルスト池、利尻島の火口湖オタトマリ池、湾が砂州で塞がれた上甑島の海鼠池や友ヶ島の蛇ヶ池などが含まれる。冒頭に池と沼と湖の何が違うかの説明がある。池とは基本的には人の手でつくられたもの。しかし、霧島の大浪池(火口湖)や鳥取県の東郷池(潟湖)のように自然の湖でも池と呼ばれるものもあり、沼や湖と呼ばれるものの中にも人造のダム湖や人の手で改変されたものは多い。分類の定義と固有名詞の名称は必ずしも整合しないのだ。私が...日本全国池さんぽ市原千尋2019

  • 日本の国際協力 アジア編 重田・太田・福島・藤田編著 2021

    約30人の執筆者の多くは大学に所属し、日本の国際協力=ODAを外から見て現状と問題点を取り上げている人たち。序章日本は1989年に世界一のトップドナー国になったが、97年をピークに減少し4~5位にまで落ちた。経済不況に加え、国民のODAを見る目が一層厳しくなったため。日本のODAの4つの特徴⓵アジア重視戦後の賠償・準賠償により開始安全保障・外交上の国益を重視しながらアジア諸国との関係を構築②円借款中心(インフラ重視)一貫して自助努力を促し養成主義に基づく貸付型援助を重視、アジア諸国の経済成長に貢献⓷「人づくり」を重視し、得意とする技術協力を多くのアジア諸国に実施④1990年代までは量的拡大、2000年代以降は戦略援助・平和構築や質の高いインフラ投資日本のODAのかつての問題点・援助理念・哲学の欠如⇒ODA...日本の国際協力アジア編重田・太田・福島・藤田編著2021

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