Radio Age 今年 2025 年は、放送開始 100 周年の年だという。1925 年3月にNHK がラジオ放送を開始した。子供の頃はラジオが唯一の娯楽だったが、今でも強く印象に残っている番組が連続ドラマの「鐘の鳴る丘」だった。小学2年生の時、毎日学校から帰ると3時から始ま...
"Omission" of movie NETFLIX はシリーズドラマが多く、10 回連続もざらだ。視聴者を最後まで飽きさせないためにいろいろな工夫をしている。回ごとに新しい登場人物を出したり、物語を複雑化したりする。しかし長すぎて間伸びしている失敗例も多い。 改めて「映画」...
Anti-Vaccine movement ”またトラ” の閣僚人事が物議を醸しているが、そのひとりが厚生長官に起用されたロバート・ケネディ・ジュニアで、ケネディ元大統領の甥だ。この人は反ワクチン運動家として有名で、コロナのパンデミックの時も反ワクチン情報を SNS で発信し続け...
Old machine 重要文化財、氷川丸のエンジンルーム 1918 年製の技術遺産、造船所で使われていたエア・コンプレッサー 工事現場の錆びたパワーシャベル
Abandoned 廃屋になった漁師小屋(北海道 日高地方) 大破した漁船(オホーツク) 石切り場の廃トラック(宇都宮 大谷石採石場跡) 残雪、元水産加工場の廃屋(北海道 日高地方)
Rainy day, Foggy day 水浸しになった森の林道(大沼公園) 晩秋の冷雨(印旛沼) 郊外の夕方の雨(幕張) 朝霧の川のほとり(シリベツ川) 高原の朝霧(伊豆高原) 夏の早朝、朝もやの森(ニセコ)
Holodomor 先日(11 / 16)のNHKニュース で、東京の教会で在日ウクライナ人たちによる「ホロドモール追悼式」を報じていた。 「ホロドモール」とは 90 年前、ウクライナがソ連によって穀物を収奪されて、大飢饉におちいった事件だ。穀倉地帯のウクライナにもかかわらず、数...
公募展に参加して 18 年になる。一般応募で初めて応募したのは 2006 年だった。それから現在まで 18 年たった。振り返ってみると、会員になるまで 10 年かかっている。 一般応募4年間 → 会友5年間 → 準会員1年間 → 会員(現在まで8年間)→計 18 年間 会員...
Whisper Dishes TV の旅番組で、どこかの国の 「Whisper Dishes」の紹介をしていた。公園にパラボラアンテナのような大きなお皿を向かい合わせに設置してある。1人がお皿の前で小さな声でささやくと、遠くのお皿の前にいるもう1人にその声がはっきりと届く。パラ...
How to read the「The Longest Chronicle」 松岡正剛の「情報の歴史 21」は情報の内容と手段が時代とともにどう変化してきたかを人類史的なスケールのなかで示している。情報に関係した出来事を1年分だけで 500 くらいが見開き2ページに小さい字でび...
「The Longest Chronicle」 今年の夏、松岡正剛氏が亡くなったのを機に、改めて改訂版の「情報の歴史 21」を読んでいる。「形象文字から仮想現実まで」のキャッチフレーズ通り、人類史のなかで「情報」の内容と手段がどう進化してきたかを総覧できる壮大な本だ。改訂版では...
「The Antisocial Network」 「アンチソーシャル・ネットワーク 現実と妄想が交錯する世界」(NETFLIX, 2024 年)というドキュメンタリー映画は、現在のネットワーク社会の反社会的(アンチソーシャル)な側面をえぐり出している。 その始まりは、匿名掲...
Anti-Trump movie トランプが大統領へ返り咲きが決まったようだが、タイミングよく NETFLIX で「トランプ アメリカンドリーム」というドキュメンタリー映画をやっている。不動産事業で大成功し、大統領まで上り詰めていくトランプの人間像を、かつて近くにいた人たちが...
Sky まだ降っているが、遠くにかすかな夕焼けが(幕張) 雨が上がり、雲間から青空が見えてきた(霞ヶ浦) 日没直前の残照(室蘭) 早春の暖かい日(霞ヶ浦) 海からの風が寒い(積丹半島)
Little girls
Henry Moore 印象派の絵画が中心の、箱根のポーラ美術館に、ヘンリー・ムーアの彫刻が一点だけある。「座る女のための習作」という小品が階段の踊り場のようなところにさりげなく置いてある。ヘンリー・ムーアの作品は大型で、公園など屋外に設置されているので、美術館ではなかなか見れ...
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Radio Age 今年 2025 年は、放送開始 100 周年の年だという。1925 年3月にNHK がラジオ放送を開始した。子供の頃はラジオが唯一の娯楽だったが、今でも強く印象に残っている番組が連続ドラマの「鐘の鳴る丘」だった。小学2年生の時、毎日学校から帰ると3時から始ま...
Artificial Intelligence AI とは?について議論が盛んだが、AI の声を神の声のように崇拝する人と、逆に人間が AI に支配されるのではと恐れる人、に二分されるようだ。どちらも AI の知能は人間を超えるという前提に立っている。しかし個人的には、口は悪い...
Inushima Art この間の NHK のプロジェクトX (5 / 17)で「アートでよみがえった瀬戸内海」をやっていた。衰退しつつあった瀬戸内の小島をアートの島にしてよみがえらせたプロジェクトだ。ちょうど10 年前の 2015 年にこれらの島を訪れた時を思い出した。番組で...
Google & AI 直近のここ1ヶ月くらいから新しい変化(異変?)が Google に起こっている。何かの検索すると「AIによる概要」が検索結果順位の第1番目に表示されるようになった。なぜなのか不思議に思っていたが、タイミングよく日経新聞(5 / 11)に関連記事が出て、そ...
Expo Osaka 2025 大阪万博の総来場者数は 2800 万人に想定されていたが、それは1日あたりにすると 15 万人だという。ところが実際は GW 期間を含めても1日平均 10万人程度だそうだ。 もともと大阪万博は、知事と市長が政治利用のために誘致したとして批判が多か...
International Days 国連が制定した「国際デー」というのがある。一年 365 日ほとんど毎日が何らかの日になっている。国連の広報 HP にそれらすべてがのっているので見ると面白い。(右表はその一部) ちなみに昨日の5月16 日は、「平和に共存する国際デー」という...
「Mid-summer」 前回、「安楽死」について書いたが、その続き。 「安楽死」とは、治癒の見込みのない人を、本人が望めば、医師が薬を投与して死なせることを意味する。しかし日本では「安楽死」は違法で、直る見込みがなくても、人工呼吸や人工透析や胃ろうなど、あらゆる延命医療を続ける...
Euthanasia 先日、イギリスの議会で、安楽死法案が可決されたというニュースがあった。直る見込みのない病気の人が、本人が望めば、医師による薬の投与で死ぬことができる。 「自分の死は自分で決める」(My Death, My Decision)という国民の世論に押されて法案...
NEXUS : A Brief History of Information Network from Stone Age to AI 「情報の人類史」の中に、ローマ帝国の皇帝たちが行った「ダムナティオ・メモリアル」という面白い話がでてくる。それは競争相手や敵の記憶を抹殺する...
Is Paris Burning ほとんどが面白くない NHK の番組の中で、ドキュメンタリー番組の「映像の世紀 バタフライ・エフェクト」だけは毎回必ず見ている。「バタフライ・エフェクト」とは、蝶が羽根を揺るがしただけのような取るに足らない小さな出来事がやがて世界を揺るがすよう...
Star Wars Day 5月4日は日本では「みどりの日」」だが、アメリカでは「スーター・ウォーズの日」だ。映画のなかの有名なセリフ「May the Force be with you」(フォースと共にあらんことを)からきている。「May」を「5月」に、「Force」を「4日...
Trompe-loeil 落語に「抜け雀」という話がある。ある宿場町の宿屋にみすぼらしい男が泊まる。ところが男は毎日一日中部屋に閉じこもって酒ばかり飲んでいる。一週間ほどたって帰ることになるが、宿泊料を払う金がない。代わりにといって男は襖に5羽のスズメの絵を描く。すると翌朝スズ...
「1984」 「1984」をあらためて見た。強権専制国家の恐怖政治を描く SF ディストピア映画で、何度見ても恐ろしい。この映画はヒトラーやスターリンを下敷きにした、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」をもとにしている。 この古い映画が最近、いろいろな論評で引き合いに出され...
NEXUS : A Brief History of Information Network from Stone Age to AI 最近、企業が業務に AI を活用することが増えている。先日も学生の採用にまで AI を使い始めた企業のニュースがあった。学生がオンラインで A...
NEXUS : A Brief History of Information Network from Stone Age to AI 前回、「NEXUS 情報の人類史」について書いたが、今回はその具体的内容についてごく一部だけだが紹介してみたい。 「情報」の役割について、普...
NEXUS : A Brief History of Information Network from Stone Age to AI 世界的超ベストセラー「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリの新著「NEXUS 情報の人類史」が出た。待望の一冊だ。 石器時代からシリコン時...
EXPO OSAKA 1970 TVer で「万博見てきただ」というのをやっていた。1970 年の大阪万博の時の映像のをそのまま再放映している。万博を見に行った田舎のおじいちゃんとおばあちゃんに密着取材したドキュメンタリーだ。 旅行会社の農協様ご一行向けの万博見学ツアーに参加し...
EXPO OSAKA ある TV 番組の大阪万博の紹介で、「ミライ人間洗濯機」なるものが出展されていると知った。写真は大阪市長が自ら体験使用するデモの様子だそうだ。失敗万博と批判されているなかで、なんとか盛り上げようと苦心している。 1970 年の大阪万博で「人間洗濯機」が大...
Pro-Wrestling & Trump トランプ大統領はプロレスが大好きだという。だからプロレス方式で、全世界を相手に殴る蹴るの乱暴を働いている。 プロレスの試合観戦が好きで、時にリングに上がって”参戦”し、負けた選手の髪の毛をバリカンで切ってしまうパーフォーマンスをやった...
Osaka Expo 2025 大阪万博の最大の目玉だったドローンタクシーの商用運行を断念して、デモフライトだけになったようだ。一方で、中国ではこの6月から人間を乗せたドローンタクシーの商用運行を始めるという報道があった。技術の「未来を見せる」はずの万博だが、「未来」どころか、...
Robert Furank 日経新聞の文化欄で、写真家ロバート・フランクの写真が紹介されていた。全米をオンボロ車で走りまわり、アメリカの原風景を撮り続けたなかの一枚「U.S. 285. New Mwxico」という作品。ニューメキシコ州の砂漠地帯を、見渡す限り地平線まで一直線に...
「 Prospero's Books」 グリーナウェイ監督の映画「「プロスペローの本」 は、シェークスピアの「テンペスト」を原作にしている。ミラノ公国の大公は本好きで、政治をそっちのけにしているうちに、ナポリ王国と結託した弟に権力を乗っ取られてしまう。それを奪い返そうとする復讐...
E.W.Godwin 「ジャポニズム」というと、フランスの印象派への浮世絵の影響ばかり取り上げられるが、それだけではない。 印象派と同じ時代のイギリスで、「アングロ・ジャパニーズ様式」という英日折衷の美術が盛んになった。その先駆けが E.W.ゴドウィンという建築家兼家具デザイナー...
「The Weeping Meadow」 映画「エレニの旅」は、ギリシャの内乱や戦争などの変動に翻弄される女性エレニの不幸な人生の物語だ。それは常に「難民」として何かに追われ続けた人生だった。テオ・アンゲロプロス監督は、主人公エレニを通じて、ギリシャの現代史を壮大な映像叙事詩と...
Watercolor Painting 水彩画家の K 氏は、日本の水彩画は「ガラパゴス水彩画」だと言っている。その意味は、多くの人が「水彩画とは線画に淡彩」だと思い込んでいて、もっと広い水彩画の可能性を知らないでいるという状況を指している。 初心者向けに水彩画の描き方を教えて...
「 her 」 「コピペ」と「引用」は違う。「コピペ」は書き写して終わりだが、「引用」は、引用した後に「 だから 自分はこう考える」とか「 しかし 自分はこう考える」が続く。それが「オリジナリティ」だが、「コピペ」にはそれが無い。 最近はやりのチャット GPT は最適の文章を書...
Yoshimatsu Goseda 前回書いたように、江戸末期に来日したイギリス人画家チャールズ・ワーグマンは、イギリスの挿絵雑誌の特派員として、日本の風俗を描いた。また横浜在留の外国人向け雑誌を刊行し、風俗だけでなく、時事問題についても描いた。 右は、イギリスの「ヴィクトリア...
Charles Wirgman イギリス人のチャールズ・ワーグマンは、江戸時代末期に日本に来た画家で、西洋絵画が日本で始まるきっかけになった人だ。明治時代なかばに亡くなるまで横浜で活動し、日本人女性と結婚し、横浜外人墓地に眠っている。外人墓地資料館(写真)にワーグマン関連の資料が...
Counterfeit & AI 史上最大の贋作事件として有名なのは、フェルメールの贋作を描いたオランダの画家メーヘレンの事件だ。20 世紀初頭、彼と同世代のシャガールやキリコなどの現代美術が主流になるなか、アカデミックな写実絵画にこだわるメーヘレンは時代遅れになってしまう。し...
History of Watercolor 今でこそ、イギリスは水彩画の本家のようにいわれているが、歴史的にはそうでなかった。17 世紀当時の世界一の絵画先進国はフェルメールに代表されるオランダで、イギリスは遅れていた。グリーナウェイ監督の映画「英国式庭園殺人事件」でそれがうか...
「Draughtsman's Contract」 グリーナウェイ監督は美術大学を出た画家でもあるから美術史に精通している。その博識ぶりが映画に反映されているが、「英国式庭園殺人事件」では、舞台設定の 17 世紀イギリスの美術についての知識を裏付けにした映像があちこちに散りばめら...
「Draughtsman's Contract」 ミニシアターで上映中のグリーナウェイ監督の特集(「ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティブ」)でやっと「英国式庭園殺人事件」を見ることができた。キャッチコピーの「美に取り憑かれた鬼才による毒に満ちた世界」の通り、グリーナウ...
Two-point Perspective 遠近法(パースペクティブ)の教科書に必ず載っているのが、2点透視の「良くない」例で、例えばこの室内の絵。 ベッドの手前の角が 90 度以下の鋭角になっていて、このように見えることは現実にありえない。たとえ 90 度であってもベッドを真...
Generative AI in movies 「生成AI 」は小説を書いたり、政治家になりすますなど、今までは人間にしかできないと思われていた仕事にまでも進出してくるようになった。するとそもそも、人間と AI の違いは何なのかという根本的なことが問題になってくる。 映画「he...
「Heaven's Gate」 映像が美しい絵画的な映画といえば No.1 は「天国の門」だろう。マイケル・チミノ監督のこの映画は巨額の制作費をかけたが、興行的には大失敗して非難を浴びたといういわくつきの作品だ。撮影監督がヴィルモス・ジグモンドという人で、若い頃に美術の勉強をし...
Edge Light 人物に背後から逆光が当たると暗いシルエットになる。そして光が強いと、シルエットの輪郭(エッジ)に沿って細く強い光が生じる。それが「エッジライト」で、写真のライティングとしてよく使われる。 絵画でもたまに「エッジライト」の絵がある。例えばルノワールの「海のほ...
Cezanne and Cubism 「キュビズム 美の革命」展(国立西洋美術館、〜2024.1)があったが、入場するとすぐにセザンヌの作品数展が並んでいた。 セザンヌはキュビズムにつながる美の革命の先駆者だったとされているが、同展でもそのことを強調していた。 対象を固定した同...
「 Innovations」 by Sid Mead 最近の報道で 、USスチールが日本製鉄に買収されるというニュースが出てくる。「鉄は国家なり」といわれて、アメリカを支えてきた世界最強の USスチールが日本企業に買収されるとはびっくりする。 60 年くらい前の USスチール全盛...
Archimedes Death Ray 科学の知見を軍事に応用し、戦争に使った最初の人は、紀元前3世紀のギリシャのアルキメデスだといわれている。ローマ軍との戦争で、敵軍船を攻撃する兵器を作ることを頼まれたアルキメデスは、「死の光線」を発案した。(「身近な物理学の歴史」より) 海...
Leonardo da Vinci ダ・ヴィンチは宮仕えするときの履歴書に、自分の職業を「軍事技術者」と書いたという。当時のイタリアは小さな都市国家に分裂していて、いつも戦争をしていたことと、兵器の主流が弓矢から銃火器になったことで新兵器が必要になったことが背景にあるようだ。た...