NEXUS : A Brief History of Information Network from Stone Age to AI 世界的超ベストセラー「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリの新著「NEXUS 情報の人類史」が出た。待望の一冊だ。 石器時代からシリコン時...
"Omission" of movie NETFLIX はシリーズドラマが多く、10 回連続もざらだ。視聴者を最後まで飽きさせないためにいろいろな工夫をしている。回ごとに新しい登場人物を出したり、物語を複雑化したりする。しかし長すぎて間伸びしている失敗例も多い。 改めて「映画」...
Anti-Vaccine movement ”またトラ” の閣僚人事が物議を醸しているが、そのひとりが厚生長官に起用されたロバート・ケネディ・ジュニアで、ケネディ元大統領の甥だ。この人は反ワクチン運動家として有名で、コロナのパンデミックの時も反ワクチン情報を SNS で発信し続け...
Old machine 重要文化財、氷川丸のエンジンルーム 1918 年製の技術遺産、造船所で使われていたエア・コンプレッサー 工事現場の錆びたパワーシャベル
Abandoned 廃屋になった漁師小屋(北海道 日高地方) 大破した漁船(オホーツク) 石切り場の廃トラック(宇都宮 大谷石採石場跡) 残雪、元水産加工場の廃屋(北海道 日高地方)
Rainy day, Foggy day 水浸しになった森の林道(大沼公園) 晩秋の冷雨(印旛沼) 郊外の夕方の雨(幕張) 朝霧の川のほとり(シリベツ川) 高原の朝霧(伊豆高原) 夏の早朝、朝もやの森(ニセコ)
Holodomor 先日(11 / 16)のNHKニュース で、東京の教会で在日ウクライナ人たちによる「ホロドモール追悼式」を報じていた。 「ホロドモール」とは 90 年前、ウクライナがソ連によって穀物を収奪されて、大飢饉におちいった事件だ。穀倉地帯のウクライナにもかかわらず、数...
公募展に参加して 18 年になる。一般応募で初めて応募したのは 2006 年だった。それから現在まで 18 年たった。振り返ってみると、会員になるまで 10 年かかっている。 一般応募4年間 → 会友5年間 → 準会員1年間 → 会員(現在まで8年間)→計 18 年間 会員...
Whisper Dishes TV の旅番組で、どこかの国の 「Whisper Dishes」の紹介をしていた。公園にパラボラアンテナのような大きなお皿を向かい合わせに設置してある。1人がお皿の前で小さな声でささやくと、遠くのお皿の前にいるもう1人にその声がはっきりと届く。パラ...
How to read the「The Longest Chronicle」 松岡正剛の「情報の歴史 21」は情報の内容と手段が時代とともにどう変化してきたかを人類史的なスケールのなかで示している。情報に関係した出来事を1年分だけで 500 くらいが見開き2ページに小さい字でび...
「The Longest Chronicle」 今年の夏、松岡正剛氏が亡くなったのを機に、改めて改訂版の「情報の歴史 21」を読んでいる。「形象文字から仮想現実まで」のキャッチフレーズ通り、人類史のなかで「情報」の内容と手段がどう進化してきたかを総覧できる壮大な本だ。改訂版では...
「The Antisocial Network」 「アンチソーシャル・ネットワーク 現実と妄想が交錯する世界」(NETFLIX, 2024 年)というドキュメンタリー映画は、現在のネットワーク社会の反社会的(アンチソーシャル)な側面をえぐり出している。 その始まりは、匿名掲...
Anti-Trump movie トランプが大統領へ返り咲きが決まったようだが、タイミングよく NETFLIX で「トランプ アメリカンドリーム」というドキュメンタリー映画をやっている。不動産事業で大成功し、大統領まで上り詰めていくトランプの人間像を、かつて近くにいた人たちが...
Sky まだ降っているが、遠くにかすかな夕焼けが(幕張) 雨が上がり、雲間から青空が見えてきた(霞ヶ浦) 日没直前の残照(室蘭) 早春の暖かい日(霞ヶ浦) 海からの風が寒い(積丹半島)
Little girls
Henry Moore 印象派の絵画が中心の、箱根のポーラ美術館に、ヘンリー・ムーアの彫刻が一点だけある。「座る女のための習作」という小品が階段の踊り場のようなところにさりげなく置いてある。ヘンリー・ムーアの作品は大型で、公園など屋外に設置されているので、美術館ではなかなか見れ...
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NEXUS : A Brief History of Information Network from Stone Age to AI 世界的超ベストセラー「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリの新著「NEXUS 情報の人類史」が出た。待望の一冊だ。 石器時代からシリコン時...
EXPO OSAKA 1970 TVer で「万博見てきただ」というのをやっていた。1970 年の大阪万博の時の映像のをそのまま再放映している。万博を見に行った田舎のおじいちゃんとおばあちゃんに密着取材したドキュメンタリーだ。 旅行会社の農協様ご一行向けの万博見学ツアーに参加し...
EXPO OSAKA ある TV 番組の大阪万博の紹介で、「ミライ人間洗濯機」なるものが出展されていると知った。写真は大阪市長が自ら体験使用するデモの様子だそうだ。失敗万博と批判されているなかで、なんとか盛り上げようと苦心している。 1970 年の大阪万博で「人間洗濯機」が大...
Pro-Wrestling & Trump トランプ大統領はプロレスが大好きだという。だからプロレス方式で、全世界を相手に殴る蹴るの乱暴を働いている。 プロレスの試合観戦が好きで、時にリングに上がって”参戦”し、負けた選手の髪の毛をバリカンで切ってしまうパーフォーマンスをやった...
Osaka Expo 2025 大阪万博の最大の目玉だったドローンタクシーの商用運行を断念して、デモフライトだけになったようだ。一方で、中国ではこの6月から人間を乗せたドローンタクシーの商用運行を始めるという報道があった。技術の「未来を見せる」はずの万博だが、「未来」どころか、...
先日 Google が、独占禁止法違反で、公正取引委員会から排除命令を受けたという報道があった。自社の検索ブラウザを強制的にスマホにインストールさせ、アクセス数を増やして広告の収益を上げるという同社のビジネスモデルが問題にされた。同じような問題が Google だけでなく、「...
Digital Native & Digital Immigrant 「デジタル・ネイティブ」・「デジタル移民」の言葉が生まれたのはスマホが普及し始めた 20 年くらい前だった。生まれた時からゲームなどのデジタルが当たり前の世代が「デジタル・ネイティブ」で、その反対に大人になっ...
EXPO 万博とはもちろん「万国」の「博覧会」だが、この古臭い名前の由来を歴史でたどると、万博とはなにかがわかってくる。 万博の始まりは、170 年前の第1回ロンドン万博だった。産業革命を成し遂げた世界最大の工業国の、産業振興と国威発揚の場だった。だから、展示物は工業製品や発明...
Turing Test ウエブサイトにログインするときに、パズルを解くことを求められることがある。ねじれた文字をなんと読むかを答えさせたり、一連の写真の中から横断歩道が写っているものを選ばせるなどがある。どれもすぐに答えることができる簡単な問題で、指示されたとうりに従っていたが...
AI Painting 日経新聞( 3 / 22 )の文化欄に興味深い記事があった。 AI に絵を描かせる実験の話だ。 記事が紹介している実験は、人間が指示する代わりに、ネズミの脳波を生成 AI に入力して描かせたというもの。その結果、上の写真の女性の顔が描かれたそうだ。だか...
Alfred Stieglitz 19 世紀末、アルフレッド・スティーグリッツは、「芸術としての写真」で、写真家として国際的な評価を得た。 多くはニューヨークの風景をモチーフにして撮った。冬の澄んだ空気の中でそびえ立つビルや、濡れた雨の歩道に映る光や、樹木や人物のシルエットな...
Post-Modernism Architecture 地元にある商業ビルだが、見るたびに気になる。てっぺんに巨大な青いモノが乗っていて、正面の壁には何やら目立つ出っ張りがある。典型的な「ポスト・モダニズム」建築なので、このビルの築年を調べたら 1990 年ごろだったので、やは...
Culture War トランプ大統領が再選された時の選挙の争点は、「妊娠中絶」「移民」「気候変動」だった。経済や外交の問題ではなく、こういう「価値観」の問題でアメリカの世論がまっ二つに分裂している。その衝突は「文化戦争」(Culture War)と呼ばれている。 「文化戦争」...
Fantasy Art ファンタジーアート展(横浜 アソビル)を見た。ゲームやアニメのキャラククターのデザインを手掛けいる天野喜孝の個展だ。繊細かつ精緻で浮世絵の美人画の流れを感じる。 ゲームやアニメでよくある SF 的未来都市だが、これもどこか日本的な感じがする。 アメリカの...
「Ulysses」and illustrations ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」を何十年ぶりかに新訳版で読んでいる。旧訳版にはなかった挿画が入っていて、版画家の山本容子が描いている。ジョイスと山本容子とは意外な組み合わせだが、言葉遊びのような言葉が連発する、都会的で洒...
「Information」 「情報」とは何か?、について一般的な定義では、①ある物事についての知らせ ②それを通してなんらかの知識が得られるもの、とされている。ネットメディアの普及で、誰でもが「情報」を発信できる時代だが、そこで発せられる「情報」は、上記の定義に照らしたとき、本...
Snow White 今月公開された実写版の「白雪姫」を観たが、なかなかの出来だ。しかしこの映画は物議を醸している。ネット上で炎上していて、新聞(日経新聞 3 / 23)までがこの問題を大々的に取り上げている。 問題とされている最大の点は、白雪姫役にヒスパニック系の女性を起用...
Photo-Realism 「フォト・リアリズム」は、写真をもとにして、細密描写をする超写実主義の絵画だが、必ずしもただ写真のとうりに描くだけではない。ヤマガミ ユキヒロという人は、写真を使いながら、新しい視覚体験を生み出すことを試みている。 これは絵のもとにする写真だが、同...
「The Truman Show」 主人公のトゥルーマンは、ある離島の街に暮らしている。彼は保険会社のセールスマンとして平凡だが平和な毎日を過ごしている。ところが彼は孤児で、生まれた時からテレビ局のプロデューサーの養子になったのだが、大きくなっても本人はそのことを知らない。 そ...
Photo-Realism 「アメリカン・リアリズムの系譜」という本の表紙が、銀座の風景の絵だったので、作者を調べたら、ヤマガミ ユキヒロという日本人だった。超精密描写のフォト・リアリズム絵画だが、こんな作家がいるとは知らなかった。 この表紙絵には、面白い試みがされている。表紙...
Two-point Perspective 遠近法(パースペクティブ)の教科書に必ず載っているのが、2点透視の「良くない」例で、例えばこの室内の絵。 ベッドの手前の角が 90 度以下の鋭角になっていて、このように見えることは現実にありえない。たとえ 90 度であってもベッドを真...
Generative AI in movies 「生成AI 」は小説を書いたり、政治家になりすますなど、今までは人間にしかできないと思われていた仕事にまでも進出してくるようになった。するとそもそも、人間と AI の違いは何なのかという根本的なことが問題になってくる。 映画「he...
「Heaven's Gate」 映像が美しい絵画的な映画といえば No.1 は「天国の門」だろう。マイケル・チミノ監督のこの映画は巨額の制作費をかけたが、興行的には大失敗して非難を浴びたといういわくつきの作品だ。撮影監督がヴィルモス・ジグモンドという人で、若い頃に美術の勉強をし...
Edge Light 人物に背後から逆光が当たると暗いシルエットになる。そして光が強いと、シルエットの輪郭(エッジ)に沿って細く強い光が生じる。それが「エッジライト」で、写真のライティングとしてよく使われる。 絵画でもたまに「エッジライト」の絵がある。例えばルノワールの「海のほ...
Cezanne and Cubism 「キュビズム 美の革命」展(国立西洋美術館、〜2024.1)があったが、入場するとすぐにセザンヌの作品数展が並んでいた。 セザンヌはキュビズムにつながる美の革命の先駆者だったとされているが、同展でもそのことを強調していた。 対象を固定した同...
「 Innovations」 by Sid Mead 最近の報道で 、USスチールが日本製鉄に買収されるというニュースが出てくる。「鉄は国家なり」といわれて、アメリカを支えてきた世界最強の USスチールが日本企業に買収されるとはびっくりする。 60 年くらい前の USスチール全盛...
Archimedes Death Ray 科学の知見を軍事に応用し、戦争に使った最初の人は、紀元前3世紀のギリシャのアルキメデスだといわれている。ローマ軍との戦争で、敵軍船を攻撃する兵器を作ることを頼まれたアルキメデスは、「死の光線」を発案した。(「身近な物理学の歴史」より) 海...
Leonardo da Vinci ダ・ヴィンチは宮仕えするときの履歴書に、自分の職業を「軍事技術者」と書いたという。当時のイタリアは小さな都市国家に分裂していて、いつも戦争をしていたことと、兵器の主流が弓矢から銃火器になったことで新兵器が必要になったことが背景にあるようだ。た...
Magic Hour 写真や絵画で「マジックアワー」という言葉がある。日没時には、真っ赤な太陽の光が空を染めるが、それが終わって、太陽が地平線の下に沈むと、地平線の下から空へ向かって光が照らされる。空に反射した間接光なので、光は弱く優しく、微妙な色に輝く。完全に暗くなるまで 2...
「Men Behind the Sun」 映画「オッペンハイマー」は、原爆という非人道的兵器を作ったことで、自責の念にとらわれる科学者オッペンハイマーを描いている。このような「科学者と倫理」の問題は日本にもあった。 戦時中の、科学者たちの研究組織「731 部隊」だ。細菌兵器を開...
「Oppenheimer」 映画「オッペンハイマー」で印象的なシーンがある。いよいよ最初の爆発実験の日、実験場へ向かうオッペンハイマーが、庭で洗濯物を干している妻に、「閃光が見えたらすぐに洗濯物をしまうように」と言う。つまり、爆発で遠くにまで「死の灰」が降るほど原爆の破壊力が強...
「BARBENHEIMER」 去年(2023 年)夏のほぼ同時にアメリカで「バービー」と「オッペンハイマー」が公開された。そのとき、二つをくっつけた画像が SNS に投稿されて話題を呼んだ。「Barbie」と「Oppenheimer」をつなげた「Barbenheimer」(「バ...
「Oppenheimer」 オッペンハイマーは、悪魔の兵器を作った極悪人だとされる。しかしオッペンハイマーという人がいなければ原爆は生まれなかったかというとそんなことはない。彼個人の自由意志で原爆は作られたわけではなく、時代の要求に応えて、一科学者として貢献したにすぎない。映画...
「Godzilla Minus One」and Godzilla history 「ゴジラ -1.0 」が今年のアカデミー賞の視覚効果賞を受賞した。「ゴジラ 70 周年記念」とうたっているが、その間に制作されたゴジラ映画は 30 本以上にのぼるそうだ。 ...
「Pulgasari」 北朝鮮の映画はめったに見られないが、「プルガサリ」という映画をDVD で見ることができる。1985 年制作の怪獣映画だ。今の金正恩の父の金正日はかなりの映画マニアで、数万本のフィルムライブラリーを持っていたそうだが、その金正日の肝いりで作られた。東宝のゴジ...
Perspective 遠近法(透視図法)を習い始めた時の教科書に載っていたこの図に強烈な衝撃を受けた。それまで消失点のことくらいしか遠近法の知識がなかったが、この図は遠近法のもっと本質的なことに気づかせてくれた。 まず万年筆のスケッチ(いちばん上)をする。次にそれを現物より大き...
Three - point Perspective マンションの広告でよくこんな写真があるが気になる。建物の縦ラインが完全に垂直になっているので、上広がりの頭でっかちに見える。写真のあおり補正のしすぎで、視覚的にとても 不自然だ。 もうひとつは、最上層の屋根の角の角度が 90 ...
Studying the Pitcher アマチュアの絵でこんなのを見かけたが、形がおかしい。静物画では、形の狂いがあると絵全体が嘘っぽくなってしまう。だから絵画教室の先生などは「モチーフをもっとよく見て」というが、目測だけで描いていると、狂いになかなか気づかない。そこで「物の形...
今日、3 / 14 は「円周率の日」だと TV で言っていた。誰が何の目的で決めたのか知らないが、相変わらず語呂合わせのくだらない”記念日” だ。 「ゆとり教育」は 2002 年から2011 年まで約十年間続いたが、その間の日本の子供の学力低下は激しかった。その代表が円周率を...
「Alexander Nevsky」 今のウクライナ戦争から思い出して、「アレクサンドル・ネフスキー」を見た。「戦艦ポチョムキン」の巨匠エイゼンシュタインの作品だ。 中世のロシアは周辺の国々から脅かされていたが、侵攻してきたドイツ軍を英雄アレクサンドル・ネフスキーが撃破して国を...