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徒然なるまま読書感想ブログ https://blog.goo.ne.jp/jiji0805

日々読んだ本の感想ブログです。小説、ビジネス書、ライトノベルなど通勤中、休日に読んだ本の感想を自由に

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2015/07/19

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  • 【そしてレコードはまわる】 感想

    そしてレコードはまわる(幻冬舎単行本)ヤマモトショウ幻冬舎音楽ディレクターのヒロイン渋谷と作詞家の猫宮があるきっかけから出会い、音楽に関する不思議なミステリーを解き明かす作品です。たとえば、ある大学教授が小学生の頃にほぼ誰にも知られずに作詞、作曲した曲と全く同じ曲を音楽家が作品として発表した。その真相とは?毎日京都のストリートで歌っている女性の曲が素晴らしいけど、絶対に同じ曲を歌うことはない。なぜ?などなど、音楽にまつわるミステリーが展開されます。音楽業界の裏側が舞台になっていて、音楽や作品が出てくるまでの裏話的な話が多く、音楽業界ってこういう風になっているだと思える作品です。この辺りは、流石、作者がアイドルプロデュースをやっていたり、作詞をやっているだけあって、詳しいなと思いました。ただ、難点は読んでい...【そしてレコードはまわる】感想

  • 【誰が勇者を殺したか】 感想

    誰が勇者を殺したか【電子特別版】(角川スニーカー文庫)駄犬KADOKAWA魔王を倒した勇者一行。しかし、その帰還途中で強い魔人に襲われ?殺された?本当に勇者は魔人に殺されたのか?犯人はパーティの誰かではないのか?勇者は平民出身で、その他のアタッカー(戦士)、僧侶、賢者(魔法使い)は全て貴族出身。魔王を倒した勇者はその国の姫と結婚しやがては王様になるという中、誰かが勇者を殺したということも否定できない。果たして、勇者が死んでしまった理由とは?というお話なのですが、実は冒頭で、大体、勇者がどうなるのかがわかり、誰が勇者を殺したのかというのは最早問題ではない作品だと思います。そういう意味では推理小説を読みたい人向けではないとは思います。かくゆう私もタイトルが某有名作家さんの書店に置いているタイトルと似ていたので...【誰が勇者を殺したか】感想

  • 【レイアウトは期日までに】 感想

    レイアウトは期日までに碧野圭U-NEXT大手出版社のデザイン部門がなくなることで、会社を実質クビになった雑誌のデザイン担当をしていた赤池めぐみ。そんな彼女が装丁家として独立した天才装丁家の桐生青の事務所に採用される。この物語はそんな2人のパートナーとしての関係を築いていく物語です。読んでいて思うのは、結構緩いし、何ならそんなに仕事はトントン拍子にうまくはいかないだろう?と思うものもありますが、これは意図的なものだと思います。そして、その緩さの割に本作品は仕事や仕事場に関する気付きが多いなと感じました。私の中では、「やりたいことなら相手に提案してみろ」という感じのことに気がついたことが1番心に刺さっております。仕事に慣れたら、どうしても相手のことを考えたり、業界の常識とかもあったりで、やりたいことなのに、そ...【レイアウトは期日までに】感想

  • 【みどりいせき】 感想

    みどりいせき(集英社文芸単行本)大田ステファニー歓人集英社小学校の時に少年野球でバッテリーを組んでいた主人公とヒロインが高校で再会するお話。青春小説というジャンルではなく、読後感はこんな小説があってよいのか?という衝撃を受けた作品です。一言で言えば、「文字による麻薬」です。私は、この1年間、本の虫と思うくらいの読書をしたという自負がありますが、読書って薬だなと思うことはあっても「麻薬」だと思ったのは間違いなく本作品が初めてです。まず、冒頭20ページくらいの感想は、正直、何を書いているのかサッパリわかりませんでした。何なら、これは読み切れる自信がなく挫折入だろうなと早々に思ったのは、2年前に出会った『三体』以来です。今、1日100ページペースで本を読む私が60ページ読むのに3日かかったというのがこの本の意味...【みどりいせき】感想

  • 【お梅は呪いたい】 感想

    お梅は呪いたい(祥伝社文庫ふ12-2)(祥伝社文庫ふ12-2)藤崎翔祥伝社戦国時代に生まれた呪い人形のお梅。封印されていた彼女は500年ぶりに目覚める。起きた場所は日本の某所。いろんな人を呪い殺したくてウズウズしているお梅の呪い人形伝説が今、幕を開ける!はず…?拾われ先の各章の登場人物視点と呪いたいお梅さん視点で語られながら進んでいくのですが、このお梅さん、呪い人形の名に恥じないくらいにめちゃくちゃ残虐です。ドS過ぎなんですが、だが、そこが良いし、何故か可愛く思えるのが不思議。お梅さんも呪い以外では自分のスペックを理解しているのがよく、起こせる超常現象も限られており、洋画で人形が包丁とか刃物を持って人を襲うとかそういうのではなく、どちらかというと呪い殺しの美学みたいなものまで持っている面白い女の子、いや面...【お梅は呪いたい】感想

  • 【ティリー・ページズと物語の地図】 感想

    ページズ書店の仲間たち3ティリー・ページズと物語の地図(ページズ書店の仲間たち3)アナ・ジェームス文響社本の旅人のティリーとオスカーが本の世界を旅をする第3巻であり、1〜2巻で繰り広げられているお話の完結編です。前巻の本の魔法を利用しようとしている姉弟たちと本の旅人たちの本の旅の自由をかけた戦いが始まる。とある理由から不思議な力をもつヒロインティリーとその相棒であり親友のオスカーが11歳ということもあり、行動や発言は子供、でも取り巻く環境は大人の世界や大人の事情。ヒロインや親友のオスカーの行動は年相応と思うので児童書だなと思う反面、取り巻く環境がドロドロの大人の事情という、相変わらず凄い設定の話だなと思いながら読むものの、今回は個人的には前2巻よりも冒険感があって、ハマりきった時点であっという間に読み切っ...【ティリー・ページズと物語の地図】感想

  • 【深夜カフェ・ポラリス】 感想

    深夜カフェ・ポラリス(アルファポリス)秋川滝美アルファポリス夜から朝方にかけて営業しているカフェ、ポラリス。察しが良すぎる店主の朱里が、今日もお腹を空かせて悩めるお客たちを料理と明るいトークで癒します。ポラリスに深夜に訪ねてくる客達の短編集なのですが、基本的にはお店を訪ねたきっかけはあるものの、ポラリスというお店の中だけで全てが完結していくお話。悩める客達の後日談もすべてはお店の中で語られます。そして、本作品の素敵なところは、忙しかったり、悩ましいときほど、実はまともなご飯を食べることがないなと気が付されました。忙しかったらついついコンビニなどの冷たいご飯で済ませてしまいがちな私達。忙しさにかまかけて、手作りで自分のために作ってくれるご飯の本当の温かさを忘れがちになります。本作品に登場する悩めるポラリスの...【深夜カフェ・ポラリス】感想

  • 【スピノザの診療室】 感想

    スピノザの診察室夏川草介水鈴社ある出来事をきっかけに大学病院から地元の病院に移った内視鏡の一流医師が患者と向き合うお話。医療とは何か、生きることは何か、幸せとは何か。1人の医師の診療を通じて様々なことを読者に気づかせてくれる作品です。医師マチ先生ではなく、人生の先生マチ先生は今日も様々な患者と向き合っています。医療とは何なのか?様々な病気に対して治療をすること、手を尽くすことができない病気にも立ち向かって治療をする、もしくは延命すること。患者さんの要望に応える形で。私のイメージはこんな感じです。実際そうなのかもしれません。そして、医療において1番幸せなのは何か?病気が完治することが幸せだとすれば、完治せず死を待つばかりの患者は不幸ということなのか?いつか誰もが通る道である死。事故にあうこともなく、老衰でも...【スピノザの診療室】感想

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