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徒然なるまま読書感想ブログ https://blog.goo.ne.jp/jiji0805

日々読んだ本の感想ブログです。小説、ビジネス書、ライトノベルなど通勤中、休日に読んだ本の感想を自由に

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2015/07/19

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  • 【バイター】 感想

    バイター(光文社文庫)五十嵐貴久光文社ある島で大量発生した謎の病気患者。マラリアに似たその症状が出ると昏睡状態に陥り、手を尽くすことができずに死亡。その後なぜか蘇生し、心肺停止状態になり、人を噛む。通称「バイター」がパンデミック状態になって大量発生した島。そこに取り残されているであろう、現総理大臣の娘。彼女を救出すべく、秘密裏で立ち上げられた自衛隊と警察から編成された7名の精鋭チーム「ブラッド・セブン」が総理大臣の娘を救出すべく、バイターがはびこる島に潜入する。ゾンビものを映像で見るのが大好きな私は、正直、ゾンビ!?マジか!?読む!くらいの気持ちで読みました。次から次へと読み進めたくなるような作品で、正直、読み終えるのはあっという間でした。映画を一本丸々見ているような感覚で、頭に映像が浮かぶそんな作品です...【バイター】感想

  • 【同じ星の下に】 感想

    同じ星の下に(幻冬舎単行本)八重野統摩幻冬舎両親に虐待されている中学生少女の沙耶。彼女はある日の下校中に誘拐される。裕福な家庭でもない沙耶の家庭に要求される身代金は2,000万円。しかも、不思議なことに、誘拐犯はヒロインを監禁するものの丁重に扱う。誘拐犯がヒロインを誘拐した目的とは?ヒロインの監禁生活パートと警察の捜査パートに分かれており、どちらも読みやすくて次々と読みたくなる内容。ヒロインの両親のクソっぷりもなかなかですが、そのクソっぷりがヒロインの監禁生活をより際立たせているなと思いました。また、読み進めていくと深まる謎、なぜ誘拐したのか以外の謎も出てきて、あっという間の300ページ弱でした。この作品のヒロインに対する感情は何なんだろうか。虐待されていることに対する哀れみなのか、哀しみなのか、不憫で同...【同じ星の下に】感想

  • 【イスラエル軍元兵士が語る非戦論】 感想

    イスラエル軍元兵士が語る非戦論(集英社新書)ダニー・ネフセタイ集英社イスラエル軍元兵士として空軍のパイロット候補生にもなったことのあるダニーさんが語る非戦論。詳細や内容は本書を読んでほしいと思いますので省略しますが、太平洋戦争を兵隊として務めたことのない人がほとんどで、何なら自分の祖母世代がギリギリ空襲を体験したくらいの今の世代にとって、徴兵制があった日本、原爆が投下された唯一の国日本、たくさんの人々が戦争で犠牲になったことは記録や学校で習うことはあっても、イマイチ実感が湧かないもの。私もそんな1人です。語り手であるダニーさんは、イスラエル出身で、ユダヤ人。ナチスにより数え切れないほどの多くユダヤ人がユダヤ人であるという理由だけで収監され、大量虐殺を受けた民族です。そんな歴史をもつ彼らが、今や、お茶の間の...【イスラエル軍元兵士が語る非戦論】感想

  • 【旅する練習】 感想

    旅する練習(講談社文庫)乗代雄介講談社コロナ禍でいろいろなことが自粛されたり、緊急事態宣言も東京で4週間後には出されることになるという世間。中学校入学を控えたサッカー少女の亜美と小説家の叔父は、鹿島まである目的のために歩いて旅をすることを計画する。亜美はサッカーボールを蹴りながら、叔父は途中で風景を文章にたしなめながら、それぞれの練習の旅が始まる。旅の道中で成長していくのがわかるサッカー少女の亜美。教室の中で学ぶこともあるだろうけれど、ただ、歩いて6日間旅をするだけでも、学ぶことが大いにあるということなんだろうなと思える作品です。旅とは目的地につくことだけではなく、目的地にたどり着くまでの過程が大事ということがそのままわかるわぁと思います。また、間にジーコの語録みたいなものも適切に出されるので、ジーコ語録...【旅する練習】感想

  • 【成瀬は信じた道をいく】感想

    成瀬は信じた道をいく「成瀬」シリーズ宮島未奈新潮社「膳所から世界へ!」本作の冒頭はここからはじまる、成瀬おかわり作品。本作品の紹介に「成瀬、おかえり」と、「表紙見ろ!」で、成瀬ガチ勢の方々には伝わるんじゃないかと思います。そんな成瀬さんの令和6年1月段階では本作品の西暦に追いついていない、未来のお話。ということは、本作品を飛び越えて未来に成瀬と会えるんじゃないか?とさえ予感しワクワクさせてくれる、そんな巻でもありました。膳所は私もJRで何度か行ったことがあるぞ!ということは天下を取りにいくの感想で書いたことがるのですが、本作を読んでも、あの駅前の風景だなぁとか、学校が確かにあったわとか思い出して懐かしくなりました。そして、成瀬さん、相変わらずのド直球過ぎて気持ちいい女の子だなと相変わらず思います。各章の短...【成瀬は信じた道をいく】感想

  • 【シャーロック・ホームズの凱旋】 感想

    シャーロック・ホームズの凱旋森見登美彦中央公論新社ヴィクトリア朝京都の寺町通221Bに住んでいるシャーロック・ホームズ。洛中·洛外に名探偵として知れ渡っている彼がスランプに。事件を解決できなくなった彼の日々とは。そして、彼はスランプから立ち直れるのか。ファンタジックで大正的な京都で繰り広げられるホームズとワトソンのホームズ譚です。森見登美彦先生の作品を読むのは『有頂天家族』以来ですが、『夜は短し歩けよ乙女』などで繰り広げられる詭弁などなどコメディチックな感じは相変わらずで、ダメ人間のダメっぷり感も笑えて楽しいなと思いました。シャーロック・ホームズを読んたことがない、何ならホームズとワトソンしか知らないよ?くらいの私が読んでいて、これ、ホームズファンに怒られるんじゃね?くらい思ったのですが、作者さん、相当ホ...【シャーロック・ホームズの凱旋】感想

  • 【襷がけのふたり】 感想

    襷がけの二人嶋津輝文藝春秋大正に製罐工場を経営する山田家に嫁いだ千代とその山田家の女中であるお初が駆け抜けた大正→戦時中→終戦後の彼女達の生活を描いた作品です。舞台がその時代なので、男尊女卑が凄いですが、女性の仕事は跡取りを産むという、今では考えられない時代ですが、そういう時代に生きた2人の女性を通じて、当時の女性の扱われ方や、SNSやネットなどもなく、情報源は新聞、ラジオ、お隣さんの噂話だった時代の生活が見えてくる作品でもあります。じゃあ、ただの大正、昭和を舞台にした話なのか?というと決してそうではなく、今に通じる話なのではいか?と思いました。今、結婚はしたい人がするし、恋愛もめんどくさくてしたくない、結婚するならデートとかなしで結婚したい若者が増えていると聞きます。なんでも、結婚したら生活が面倒くさい...【襷がけのふたり】感想

  • 【タスキ彼方】 感想

    タスキ彼方額賀澪小学館令和6年1月2日に100回大会を迎える箱根駅伝。そんな箱根駅伝が戦時中に中止になっていた?箱根駅伝を戦時中に開催したい、戦争に行って死ぬならば、最後に箱根を走りたい、そして、戦争が終わって箱根を復活させたい。そう願った人々の想いと100回大会に向けて予選突破を目指す、箱根をかつて4連覇した伝統校日東大学の駅伝部監督達の現在が交錯しながら織りなす物語です。私は正月になるとテレビで箱根駅伝を見ています。走りたいとは思ったことはなく、関東の大学にも行っていないし、憧れたこともないですが、正月と言ったら箱根駅伝を見るのが好きという見る専です。1位がそのままぶっちぎるのも見てみたいし、逆転劇も見たい、2区や5区の何人抜きとかも見ていて面白いですよね。そんな箱根駅伝を生まれて物心ついた頃から当た...【タスキ彼方】感想

  • 【仕事のためには生きてない】 感想

    仕事のためには生きてない(角川書店単行本)安藤祐介KADOKAWAロックバンド活動を続けるためと割り切って働くサラリーマンの勇吉(35)は、会社のとある統括リーダーに任命される。その任務がなんの生産性があるのか良くわからないクソゲーみたいな内容。上司の圧力や残業で疲弊していく勇吉は、このクソゲーをクリアすべく仲間たちと奔走する。これはサラリーマン全てに捧げた鎮魂歌なのかもしれない。はじめは、勤め人の中間管理職あるあるのリアルしんどさを思い出させられるほどの内容で、数年前を思い出してしんどかったです。うわぁ~これは本当に辛いなと。でも、一生懸命頑張っていたらそのうち仲間もできるかもしれない。決して辛くても理解してくれて一緒に頑張ってくれる仲間がいれば乗り越えられることもあるかもしれない。ご都合主義と言われれ...【仕事のためには生きてない】感想

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