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一日一日大切に生きること https://blog.goo.ne.jp/fiji-island-nadi

毎日を楽しく生きるために、人間について、この世の中の諸問題について一生懸命に考えてみたいと思います。

一日一日大切に生きること
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2015/06/25

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  • 絶滅したナウマンゾウのはなし(27)―最終回ー

    絶滅したナウマンゾウのはなしー太古の昔ゾウの楽園だった日本列島(27)―最終回ー結びにかえて-絶滅原因再論-本稿の結びとして、少々長話になりますが、横道に逸れて「大量絶滅」と言う言葉から書き出したいと思います。専門家の先生方の論文に素人なりに触れて見ますと、驚かされることばかりなのです。中でもカルフォルニア大学の地質学者で惑星科学を講じているWalterAlvarez(1940ー)は、彼の父でノーベル物理学賞を受賞したルイス・ウォルター・アルヴァレスらとともに、1980年サンエンスト言う学術誌に直径10000mもある巨大隕石が地球に衝突したことで、中生代の地球上の恐竜などの生物の大量絶滅をもたらす原因になった、と衝撃的な論文を発表しました。『絶滅古生物学』(岩波書店)など多くの研究で知られる平野弘道(1945-...絶滅したナウマンゾウのはなし(27)―最終回ー

  • 絶滅したナウマンゾウのはなし(26)

    絶滅したナウマンゾウのはなしー太古の昔ゾウの楽園だった日本列島(26)第Ⅴ部忠類にもマンモスがいた(4)ナウマンゾウのマイグレーションについて1)野尻湖の湖底から発掘された化石の中には、ナウマンゾウの化石だけでなく、ヤベオオツノジカのもの、そして他にもヘラジカなど大型哺乳動物群のものと思われる化石が混じっていることは珍しいことではありませんので、同地域でのファウナ(Fauna:動物相)の中でいろいろな種が同時期に共存していたことは、何ら不思議なことではありません。ナウマンゾウが生息していた頃の日本列島には、彼らが好む広葉樹で、ハンノキ、ミズナラ、ブナ、コナラなどが豊富だったことは植物遺体や花粉化石の研究からも察することも可能です。また、温暖期になると、草原というか荒野には、イネ科の背丈が高く伸び易い性質のチカラ...絶滅したナウマンゾウのはなし(26)

  • 絶滅したナウマンゾウのはなし(25)

    絶滅したナウマンゾウのはなしー太古の昔ゾウの楽園だった日本列島(25)第Ⅴ部忠類にもマンモスがいた(3)ナウマンゾウはマンモスと出会えたか1)高橋らは、発掘地点の地層について、マンモスゾウの大臼歯は、ナウマンゾウの臼歯化石を包含していた地層よりも、層位が上で、ナウマンゾウの化石を発掘するために上の地層を取り除いた際に、その土を捨てた土砂の中から、たまたま発見されていた、という証言にも言及しています。この証言を得たことは大変重要なことだったと思います。わたしが重要な証言だと思う理由は、マンモスゾウの臼歯かどうかは兎も角としまして、それ以前の問題として、忠類での第2次発掘調査から40年もの間、層位が異なる地層から産出されていた臼歯であることが分からないままだったことです。いままでに掘り出された化石骨との違い、たとえ...絶滅したナウマンゾウのはなし(25)

  • 絶滅したナウマンゾウのはなし(24)

    絶滅したナウマンゾウのはなしー太古の昔ゾウの楽園だった日本列島ー(24)第Ⅴ部忠類にもマンモスがいた(2)忠類からもマンモスの臼歯が1)もう一つ述べておきたいことがあります。それは発掘されたナウマンゾウ臼歯の中に、実はマンモスゾウの臼歯が混じっていたことが、その後行われた高橋啓一ら専門家による再調査(2008年)で判明したこともあって、人びとの間では興味津々、マンモスとナウマンゾウが共存していたのではないか、と共存説にまで話が飛び、ナウマンゾウに寄せる人びとの思いは一層高まりました。しかし、現在のところ、マンモスとナウマンゾウの共存を裏付けるに足る確かな資料は得られていません。ということで、高橋他3人の専門家が共同執筆している2008年の論文「北海道、忠類産ナウマンゾウの再検討」(日本古生物学会編『化石』84、...絶滅したナウマンゾウのはなし(24)

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