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湯巡画報 ユメグリガホウ https://yumegurigahohquey.wixsite.com/studio/

イラストで綴る温泉ブログ。全国の温泉地の趣きある宿の湯殿を紹介。時には秘境の温泉地などの紹介もあり。

源泉かけ流しの新鮮な湯、景色のいい露天風呂や野湯、料理の美味しい宿、足元湧出の温泉、旅先でのエピソードなど。

きい
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住所
世田谷区
出身
長崎市
ブログ村参加

2015/06/16

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  • 鳴子温泉 滝の湯(宮城県)p.173

    前項の早稲田桟敷湯に引き続き、鳴子温泉をお送りします。木地業のさかんなところでもある鳴子ではこけしは相当古くからつくられていたそうです。寛永年間(1624~44)に始まったという漆工業や曲げ物とともに貴重な町の産業となっています。 そんな鳴子で十代続く生活雑器、木地玩具、こけしなどの木地物の製造元・高亀さんでこけし見物させていただきました。 高亀さんオリジナル鳴子こけしをはじめ、年代物の張り子人形、土人形などの展示もあり、作り手の人柄やユーモアまでもが感じ取られ見ていて飽きません。 鳴子温泉ではお馴染みの版画家 大野隆司氏のイラストも飾られています。ネコとこけし、そしてあったかい言葉にホッとさせられます。 そして「週間新潮」の表紙絵で親しまれた画家 谷内六郎氏が絵付けした鳴子こけしがスバラシイ。六郎が描く子供のタッチが鳴子こけしに何の違和感もなくマッチしているのが不思議であります。 高亀さんとは交流があったようで、六郎氏が描いたゴキゲンなマッチ デザインの原画やお手紙などの展示もあります。そして高亀さんの包装紙も六郎氏によるものだそうです。 高亀さんのあとに向かったのは共同浴場「滝の湯

  • 鳴子温泉 鳴子・早稲田桟敷湯(宮城県)p.172

    承和4年(837年)に潟山が大爆発して温泉が湧出したとの記録がある鳴子温泉が温泉宿として賑わいだしたのは江戸中期の頃だそうです。源義経がこの地を平泉に逃れる途中に通ったという伝説があり、旅の途中に産まれた義経の子が産声をあげた啼子(なきこ)が転じて鳴子になったという伝説があります。 鳴子温泉はこけしの里としても知られ、首を回すとキュキュッと音がするのが鳴子スタイル。そんな鳴子を散策しながら、街の共同浴場「早稲田桟敷湯」の湯を頂きました。 古い町並みが残る鳴子には少し違和感を感じる近代的な佇まい。共同浴場というよりもほぼほぼ美術館であります。 フロントもほぼほぼ美術館。木造トタン屋根だった湯小屋が、映画「アルマゲドン」のテーマソング、エアロスミスの"I Don't Want to Miss a Thing"が巷で大ヒットを飛ばしているさなか、早稲田大学石山修武研究室設計のほぼほぼ美術館な佇まいに改築されたのであります。しらんけど~。 学生たちの頑張りを支えたのが、鳴子の人々だったそうです。戦後間もなく若い人たちが少なくなった鳴子に頑張る学生たちの姿に活気がもどり、その感謝の気持ちが食糧難

  • 東鳴子温泉 砂善旅館(宮城県)後編 p.171

    前項に引き続き、東鳴子の湯治宿 砂善旅館さんをお送りします。 砂善旅館さんの浴場はメインの混浴の他に、男女入れ替え制の大浴場と中浴場とがあります。大浴場の広めの浴槽には東鳴子の共同源泉が注がれます。うっすら褐色をおびた含食塩-重曹泉は油臭のある滑らかな湯触り。 脱衣場のバスマットはタイガース。ご主人の猛虎ファンの片鱗を覗かせます。 そして混浴と大浴場より少し離れた場所にある中浴場の入口では猛虎魂炸裂。六甲おろしの歌詞がプリントされた暖簾をくぐって中へ。 湯殿に入ってさらにビックリ。洗い場では猛虎爆発、もはや誰にも止められない。 湯に浸かると、あのマーチングバンドの前奏が頭をよぎり、自ずと「♪六甲おろし」を口ずさんでいました。 中浴場には露天風呂があります。少し熱めの湯温ですが、東鳴子の重曹泉がしっとり肌に馴染んできます。古い角質を取り除く作用があるといわれる重曹泉と保湿成分のある食塩泉が含まれるこれぞ、美人の湯であります。 鄙びた趣きの館内には昭和45年に作成された見応えある手描きの観光マップがかけられています。さらに時折り遭遇する看板ネコたちにも癒されます。 タイガースだけではありま

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