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  • 診察室からコンニチハ(202)

    このような科学文明の発展は、基本的には人類の本能に由来しているのです。「より利便性の高いものを」、「より豊かな食生活を」、「より豊かな富を」、「より速度の速い乗り物を」、『限りないものそれが欲望』という大流行した井上陽水の歌は人類の本能の本質を、見事にまで歌い上げています。限りない欲望を持ち続ける生物、それは正しく絶滅すべき生物といっても過言ではないと思います。この限りある宇宙空間で、なぜ一つの生...

  • 診察室からコンニチハ(201)

    これら精神障害の悪化は、単にAIによる情報量の氾濫によるものだけとは思えません。食生活や大気汚染、地球温暖化その他多くの環境破壊が寄与している事も間違いないでしょう。しかしAIやSNSの流す過度の情報量が多くの人たちを混乱に陥れている事実は否定出来ないと思います。またAIとは次元を事にしますが、この異常なサプリメントの氾濫は明らかに常軌を逸しています。医師や専門職の人たちが、その効用性の無意味さ(少なくても...

  • 診察室からコンニチハ(200)

    さらにAIの発展による情報の拡大も危惧されます。氾濫する情報の波に私たちの精神が付いて行かれず、精神疾患が増大する傾向は現在でも認められています。膨大するサプリメント市場、喧伝される健康食品の推奨、認知症予防薬市場に蔓延する誇大広告など、余りの膨大な情報量に医師や薬剤師などの専門職の人間さえ振り回されてしまうのです。これらサプリは、20世期後半から確実に増えていると言われています。一応「認知症患者さん...

  • 診察室からコンニチハ(199)

    高度の医療機器の発達は、私たちの平均寿命をこれからも延ばして行くのでしょう。100歳以上の人たちが世界中に満ち溢れる時代が来るのかもしれません。認知症の治療もずっと改善していくと考えられます。そうなった場合、私たちの人口ピラミッドはどうなってしまうのでしょうか。若い世代が歪(いびつ)にすみの方に追いやられてしまうかもしれません。人類全体の新陳代謝は奇妙な変形を辿るのではないでしょうか。そこまで考察して...

  • 診察室からコンニチハ(198)

    多くの医師、AI開発の専門家たちのこれまでの意見を聞いていると、所詮は理数系の人間の発想でしかない様に思われてなりません。極論すれば、専門性の強すぎる偏った発想の羅列ばかりが感じてしまいます。倫理観や宗教観の問題は一先ず置いたとしても、専門家の多くはその専門性ゆえに重要な人類の本能としての欠陥を見落としています。彼らはただ医学を通じた科学の利便性を強調しているだけです。社会科学の上に立つ哲学としての...

  • 診察室からコンニチハ(197)

    話はAIと医療に戻します。そのようなAIの診療補助で、医師1人では情報処理や検索比較にかかる時間が大幅に短縮されれば1日で患者を診断・治療する速度は早まるでしょう。そして、AIにより診療時間が短縮されれば、その何倍の数の患者を診療できるだけでなく、その診断と治療には根拠のあるデータがあるので、自信もって診療することが出来るようになると思います。そうなれば医療はもっと先へ進化するでしょう。労働力不足解決だけ...

  • 診察室からコンニチハ(196)

    臨時号『マスクと感染予防』 中国発の新型コロナウイルスによる肺炎が流行し始め、日本国内でも大多数の人たちがマスクを着用し出しています。実際のところ、マスクでどの程度の感染予防が期待出来るのでしょうか?一般的には、風邪やインフルエンザに罹らないためにマスクをつけてもその効果は限定的とされています。なぜなら、顔とマスクとの間に隙間がありウイルスを含んだ飛沫の吸入を100%防ぐことはできないからです。...

  • 診察室からコンニチハ(195)

    医療におけるAI活用は、特にアメリカが進んでいるといいます。例えば、患者の細胞からガンなどの異常を判断する病理学の分野です。日本は、スライドグラスに乗っている細胞を顕微鏡で人が目で見て判断していますが、それでは経験に依存する部分が大きく、人によって判断の変わる可能性もあります。アメリカではAIの画像解析処理技術を用いて細胞からガンの有無を自動的に検知し、検査のプロセスを効率化させることで人の曖昧さや疲...

  • 診察室からコンニチハ(194)

    また、既存薬でも『ワトソン』を用いてリポジショニング(ターゲット市場の変化などによってブランドのポジショニングが適切でなくなった場合にブランド・ポジショニングの見直しを行い、再活性化させること)に取り組まれている、別の効能が見つかれば特許期限を延ばせるわけですが、既存薬は既に臨床試験を通過している分、そのコストが軽減できるメリットがあります。欧米に比べ日本は、これまで慎重でしたが既に複数の製薬会社が...

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