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2015/05/16

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  • 読書案内「慈雨」 柚月裕子著

    読書紹介「慈雨」柚月裕子著悔恨と再生。「自分は人生で二度逃げた」一度目は子供の頃、親友が陰湿ないじめに遭い神場は彼を救うことができなかった。いじめのリーダーは地域の有力者の息子だった。普段から道徳や友情について口煩く注意している担任に相談しようと決心する。が、神場が相談する以前に担任はいじめを知っていて、見て見ぬふりをしていたことを知り、神場は「親友のいじめ」から逃げた。二度目は16年前少女殺害事件だった。定年と同時に、妻香代子と一緒に四国八十八カ所を巡る巡礼の旅に出かけた元刑事神場(じんば)。警察官として自分が関係した事件の被害者を供養するための巡礼の旅であり、同時に自分の生き方を考える旅でもあった。「慈雨」というタイトルと表紙のデザインに惹きつけられ購入した(私の悪い癖です)。「慈雨」=やさしく、ものを慈し...読書案内「慈雨」柚月裕子著

  • 読書案内「雪沼とその周辺」 堀江敏行著

    読書案内「雪沼とその周辺」堀江敏行著時代に取り残された「雪沼」(架空の地域)で、ひっそりと生きている人たちの生活を綴る連作短編集。新潮文庫平成19(2007)年8月一刷同年同月二刷「雪沼」というネーミングに魅かれて購入した本の一冊。購入する本は、①特定の作家の本②題名に魅かれる(例えば、題名に「雪」とか『月』、『氷』『炎』などの文字が織り込んであるもの)③本の装丁・表紙に魅かれるもの④本の広告を読んで。①以外は外れの確率が高いが、①~④の基準で選び、良い本にあたったときは嬉しい。「雪沼……」はどうか。②の「雪沼…」という題名に魅かれた。東北か山陰の山間の地名・地区名かと思っていたが、架空の地名だった。私にとっては新しい作家の発見になった。雪の中に埋もれ、ひっそりと息づいている北の寂れた架空の町で、やっぱりひっそ...読書案内「雪沼とその周辺」堀江敏行著

  • 姉の認知症

    姉の認知症姉の認知症に気づいたのは10年以上も前のこと。ご主人(義兄)と二人暮らしの姉。訪れた玄関には宅配の弁当が二つ。「んっ?」。料理が得意の姉がなぜ宅配の弁当をと、私は不思議に思う。遠方から訪ねた私に、お茶を淹れようとする。だがどこかぎこちがない。急須から出てきたものは白湯だった。「ぼくがお茶入れるから、○○は座っていていいよ」「あら、そうですか。すいません、お父さんお願いします」私が姉の認知症に気づいた出来事でした。それから2~3年たち、症状はどんどん進んで行った。「財布が盗まれた」とパトカーを読んでしまう。徘徊も始まり、泥だらけになって帰ってくる。暴力的な行為も増えた。でも、ご主人は姉を施設には入れたくないと姉を支えて頑張った。もう、とっくに老老介護の限界を超えていた。「〇〇さん(私のこと)、人間はあま...姉の認知症

  • 読書案内「わたしを わすれないで-forget me not-」 角野栄子訳

    読書案内「わたしをわすれないで-forgetmenot-」角野栄子訳ナンシー・ヴァン・ラーン文2018.3.10初版マイクロマガジン社私のおばあちゃん。やさしくておりょうりやケーキづくりがとっても上手です。わたしのだいすきなおばあちゃん。おばあちゃんはひとりでくらしています。みんなでおばあちゃんの家にあそびに行くとわたしのだいすきなフライドチキンやサラダをつくってくれた。おばあちゃんにえほんをよんでもらうのがすき。おばあちゃんはシナモンとライラックのようないいにおいがする。でも、このごろおばあちゃんはちょっとへんとってもわすれんぼになってしまったおばあちゃんいっぱいいっぱいわすれてわたしたちのなまえまでわすれてしまつたおばあちゃんわたしのなまえはジュリアよっていうと「おやまあ、うっかりしちゃった!」ってわらった...読書案内「わたしをわすれないで-forgetmenot-」角野栄子訳

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