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  • 南学の教育9

    [教室訪問のまとめ]月に一度、各担任一人一人が、いわゆる特設の研究授業を行っていたのである。毎月、6回研究授業があった。さらに、おもしろいのは、児童が先輩の授業を参観するということ。もはや、南学には教室の壁はなかったに等しかったのである。導入年の昭和41年の成果を次のようにまとめている。○教室訪問に対する既成概念の束縛から解放され、新しい意味付けをする意欲が出始め、授業を公開し合う風潮ができ上がり、意見交換や批判活動も活発に行われ、人間関係も望ましい方向に進んだ。○授業に対して、自分の考えをはっきりもって臨み、失敗してもこれを真摯に認め、言い訳をせず、原因の探究に当たり、批判に対しても反発すべき時には堂々と反発するといった活動が行われる。要すれば、授業に対する自信と、研究に対する謙虚さが態度に表れてきた。○「授...南学の教育9

  • 毎日の日課

    教室を回ること!学校のホームページを更新すること!これを毎日の日課にしてます。最近、授業を見て、いいなあと思ったこと。○電子黒板等を活用し、教材や資料、生徒の作品などがわかりやすく提示されている。○学習課題が導入において、明確に示され、生徒が1時間の授業内容を見通せる展開になっている。○生徒の発表において、解答のみではなく、考え方や解答に至るまでの過程を説明させている。○「終わったら、先生の所へもっておいで!」など、生徒の学習意欲を喚起する仕掛けを取り入れている。○話すことや書くことなどの言語活動を教科の目標に応じて、適切に取り入れている。○学習プリントなど、授業者がオリジナル教材を工夫している。明日は花壇づくりをしなくちゃ!今年もひまわりを植えようと思う。毎日の日課

  • 更新を怠っていました~南学の教育8

    更新を随分怠っていました。これから、また、定期的に情報発信していきます。(1)教室訪問の分類教室訪問の具体について説明する。教室訪問は、訪問者やその形態に等に応じて、5つに分類されている。○計画訪問各学級毎月1回実施し、全員参加を前提とする。指導案をつくり、事前事後の検討を行う。○要請訪問担任の要請に応えて、校長、教頭が訪問する。指導上の問題点を明確にし、解明に協力する。○相互訪問担任が相互に授業を見せ合い、問題点の指摘をし、共同解決に努力する。○自由訪問校長、教頭がいつでも自由に訪問し、問題点を探り、共に学習する。○児童を含めての訪問計画訪問時に併せて、1年上の学年の授業を参観させる。更新を怠っていました~南学の教育8

  • 南学の教育7「校内研究」

    Ⅱ「南学」の校内研究「南学」の研究の内容や研究方法、研究体制等について、まとめる。教科の指導内容にかかわる部分については、当時の学習指導要領から現在のものが随分、変更になっていることから、今につながらないものもあるが、その他の内容については大いに学ぶべきであると考えるところである。1教室訪問日常的な授業交流から研究授業等を次のように分類するとともに、毎日の授業においても実践研究の対象とし、組織的な研修を推進していたことがうかがえる。昭和41年度からこの「教室訪問」が始まったが、導入については、かなりの論議を重ねたように思われる。その様子を記録したものを紹介する。「よい授業を創造していくといっても、相互にどんな授業をしているのかを知っていない、またどの学級の子どもがどんな活動をしているか知らない中、いくら論議を重...南学の教育7「校内研究」

  • 南学の教育6「特色ある学校づくり」

    5特色ある学校づくり私が印象に残っている南学の教育活動が2つある。1つは、全校児童で行う行進。運動会はもとより、公開研究会の当日も参加者に披露していた。そのため、随分、全校での練習時間があったように思う。2つめは、書道。高野校長が書道の大家であったことからの取組であろう。全道展等の大きな書道展の時期になると、全校書道の時間があり、全校児童で体育館に集まり、校長の全体指導の下、書を書いた。その結果、大きな賞をいただいた仲間がたくさんいたことはもちろん、学校としての賞も受賞していたと記憶する。このような活動においても、校長がリーダーシップの下で、教職員が一丸となって組織的な取組を行っていたのである。南学の教育6「特色ある学校づくり」

  • 一人「ブレーンライティング」、そして「一人kj法」で来年度を構想する

    これまでの受けた研修の成果を生かして、来年度を構想してます。北海道通信で記事になりました。一人「ブレーンライティング」、そして「一人kj法」で来年度を構想する

  • 南学の教育5 「週案を通しての指導」

    (2)週案を通しての指導驚くべきことの一つに、各教職員が毎週、「週案」たる週ごとの指導計画を立案し、管理職に提出していたことがある。「週案」につても、後で詳しく述べることとして、校長はこの「週案」に基づいて、先の教室訪問を行っていた。この週案に対しても、校長は丁寧で、そして、各教職員のやる気を喚起する指導を行っている。「週案」に書かれていた校長のコメントを紹介する。「前の週の計画で、変更の分の斜線や、理由付けが記録されているのはとてもよいことです。(S48.5.15)」「この週案のきめ細かさが授業に生きているのです。(S48.5.30)」「学級のめあてを学習の中で具体化しているその努力に敬意を表します。(S49.2.6)」また、週案の中の授業展開に対して、矢印を引き、「大変よいことです。調査(文字の読み書き調査...南学の教育5「週案を通しての指導」

  • 南学の教育4

    4校長の丁寧な指導(1)教室訪問を通して指導南学が研修を進めるに当たっての大きな柱に「教室訪問」がある。この「教室訪問」は、目的や訪問者等別に5つに分類されている。この5つの訪問の具体については、後に述べることとするが、この中の一つに、「自由訪問」がある。これは、「校長、教頭がいつでも自由に訪問し、問題点をさぐり、共に学習する。」と定義付けられている。現在、教室相互に高い壁が感じられたり、教室のドアが閉ざされて見えたりする学校も少なくない。しかし、南学においてはそれは全くなかったのである。高橋校長の後任であった高野良弥校長の教室訪問後のコメントの記録を紹介する。「一日一日と学習の話し合いが、スムーズにいっています。今日の理科にもきめ細かさが認められうれしく思います。(S48.4.10)」「鉛筆の持ち方はどうでし...南学の教育4

  • 南学の教育3「校長としての広い視野」

    また、先の紀要の中から、引用する。「南学は、東の空知の片隅の小規模校であるが、公開研の御案内を差し上げたところ、9月30日現在(開催日は10月9日)で、約22校、100名余りの会員の申し込みがあり、当日は、恐らく、130名ほどの参会者となるのではないかと予想している。その中には、3~5時間もの時間をかけて、来会される管内外の先生がおられると聞き、ありがたく感激するとともに、不思議に思う次第である。名もなく、実践も貧しい本校に、100名余りの方々にお集まりいただけることは稀有なことで、思うに日ごろから実践に熱心な先生方、道を求めるに急な空知や他管内の同志の方々の意欲のあらわれであると見るより、ほかに考えようがないことである。45年度に入って、すでに平岸小、赤間小、滝川第二小において、自主的な公開研が準備されている...南学の教育3「校長としての広い視野」

  • 南学の教育2「校長の明確な経営方針」

    先の紀要の中から、引用する。「現高橋校長の着任挨拶の中に『よい子どもは、よい授業を進める中から育っていくものと考えている。私は今後皆さんと共に授業を大切にしていきたい。』という言葉があった。これが現在の本校研究の発端となる。」このことから、うかがい知れることは、校長が着任時の挨拶から、自己の経営方針を職員一人一人に伝えたといことである。さらに、そのことが、「これが現在の本校研究の発端となる」とあるように、教職員一人一人の心に響き、具現化に向けて迅速に始動したということである。残念ながら、当時の経営計画等は手にすることができなかったので、具体的な経営方針等は知ることはできなかった。しかしながら、研究紀要等の中に、日常の授業交流を通して、短期的に授業改善を進めた記録、さらには、公開研究会を通して、長期的に研究の評価...南学の教育2「校長の明確な経営方針」

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