chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
江戸川教育文化センター https://blog.goo.ne.jp/2012kyoubun

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流す

江戸川教育文化センター
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/03/15

arrow_drop_down
  • 健康保険証が12月に廃止される ⑧ 最終回

    《薬剤師1万人を推進委員にとは》先日都内の薬局に処方箋を持っていった。以前受付で「マイナ保険証はお持ちですか」と聞かれ「作っていません」と返答した。今回は「お薬手帳」を出したので何も聞かれなかった。しかし、後から来た人ほぼ全員に「マイナ保険証をお持ちですか」と聞いていた。薬局は混んでいて、薬を貰うまで50分も待った。暇なので「マイナ保険証をお持ちですか」と何人に声掛けするか数えてみた。なんと21人だった。来る人すべてに声掛けする大変さに同情してしまったが、これは薬剤師ら1万人を「デジタル推進委員」にしているからだ。本来の目的のデジタル推進委員とはデジタル庁が任命した、デジタルに不慣れな人をサポートするボランティアで携帯電話会社の職員を中心に4万5千人がいる。これに新たに薬剤師ら1万人を加えたのだ。東京新聞...健康保険証が12月に廃止される⑧最終回

  • 健康保険証が12月に廃止される⑦

     《医療機関の相次ぐ廃業が止まらない》政府は今年の9月までに医療機関にマイナ保険証の完全実施を義務化し、これまで最大20万円だった支援金を40万円にして、「実質負担はゼロ」と宣伝している。ところが3~4月の2ヵ月で東京都内の病院・診療所・歯科医院の295が廃業したと云う。医療機関の廃業は昨年全国で709機関なのに、都内のたった2ヵ月で300近い廃業は異常と云える。理由は顔認証システム等の読み取り機設置の問題ではなく、医療費の「オンライン請求」の義務化だと云う。これまで診療報酬明細書はCD―ROMに入れて、保険請求団体に郵送していた。これからは電子データをオンラインで送る。これはNTTの光回線の敷設が必須で、古い建物に入っていると工事に数百万かかる事例もあり、また患者の少ない地方では設備にお金をかけられず、...健康保険証が12月に廃止される⑦

  • 大人も子どもも民主主義を学ぼう!(4)―「正解主義」を超えた教育実践 ―

    2015年に公職選挙法が改正されて「18歳選挙権」が成立しました。当然ながら、これに伴い高校生の政治活動を抑制していた「1969年通知」が廃止となりました。これが「2015年通知」というものです。そして、いよいよ10代の若者が主権者として登場するわけですが、これが容易に投票率が上がらず政府も困惑する中、2018年に文科省が「主権者教育推進会議」を設置して議論を進めてきました。2021年、「今後の主権者教育の推進に向けて」という最終答申を出しました。この内容は、イギリスのシティズンシップ教育や先に紹介したドイツの政治教育を参考にして一部取り入れた内容になっています。即ち、授業で具体的な政治的事象を取り扱うよう促しており、「正解主義」ではなく「学びの主体」である子ども自身の力量を高める授業改善が求められました...大人も子どもも民主主義を学ぼう!(4)―「正解主義」を超えた教育実践―

  • 大人も子どもも民主主義を学ぼう!(3)―戦後民主教育への弾圧 ―

    日本の教育をその起源にさかのぼって語ることは今回の主な課題ではないため端折るが、近代公教育の黎明期において「education」は「発育」と訳すべきだとする福沢諭吉に対し、初代文部大臣になる森有礼は「教育」と名付けたというようなエピソードもあるように、公教育は教え諭すもの・上から与えるもの的なニュアンスだったことを念頭に置いておく必要はある。日本もドイツ同様に第二次世界大戦で敗戦国となり、その戦争政策を反省して戦後の民主教育づくりに奔走した時期があった。それこそ、文部省はその先頭に立って民主主義に基づく制度化を行った。そんな中で1947年には教育基本法も制定され戦後教育の基盤が確立されていったのである。(この「47教基法」は2006年に安倍内閣によって改訂されてしまった。)文部省による指導要領も今では信じ...大人も子どもも民主主義を学ぼう!(3)―戦後民主教育への弾圧―

  • 大人も子どもも民主主義を学ぼう!(2)― ドイツの政治教育 ―

    選挙の投票率だけで民主主義の成熟度は測れるわけではないが、重要な指標であることに違いはない。因みに、2021年のドイツ連邦議会選挙の投票率は76.60%であり、同年に行なわれた日本の衆議院選挙の55.93%を遥かに上回っている。尚、この際の10代の投票率は定かではないが、例年から累積すると少なくとも70%は超えていると思われる。大雑把に言うなら、若者だけで比較しても7割対3割でドイツが日本を圧倒しているわけだ。何故、これほどまでの差が出るかは、偏に教育の違いではないかと思う。戦後ドイツの教育は、民主的と言われたかつてのワイマール憲法下で生まれたナチス政治への反省に立っている。さらに加えるなら、旧ソ連や東ドイツの政治体制(「共産主義」)にも反対し、戦後民主主義の価値観を守り発展させるために始められた「政治教...大人も子どもも民主主義を学ぼう!(2)―ドイツの政治教育―

  • 大人も子どもも民主主義を学ぼう!(1)

    今日は東京都知事選挙だ。都民の選択がどういう結果になるかが注目される。ところで、この選挙という民主主義を成立させるに欠くことのできないツールが、私たちの国ではあまり重要視されていない。それは投票率というデータで読み取れる。最近の国政選挙(2016年~2022年)での年代別投票率を見てみると、以下のような結果が示された。2016年には18歳選挙権が認められた最初の国政選挙(参議院選)があった。ここで、10代の投票率は46.78%を示し35.60%の20代より上回った。しかし、60代の70.07%と比して遠く及ばないどころか全体の投票率54.70%にも届かなかった。翌2017年の衆議院選挙で見てみると、10代は40.49%、20代は33.85%、60代は72.04%、全体では53.68%だった。全体の投票率も...大人も子どもも民主主義を学ぼう!(1)

  • 大津市の保護司殺害事件から思うこと ③

    法務省では27日、高齢化や担い手不足を背景に、持続可能な保護司制度の確立を目指す有識者会議が開かれた。現役保護司から「家族の不安が高まっている」と報告され、安全確保や家族へのアンケート実施を求める意見も出たと云う。太田達也教授(慶応大)は、「毎年新規の保護観察対象者が2万人以上いる。千人程の保護観察官が全ての対象者の面接や指導に当たることは不可能で、地域の情報や人材ネットワークを持つ保護司は更生や支援に欠かせない」と語る。(6/28朝日新聞)《60年ぶりのあってはならない惨劇》保護司が殺害された事件は、1964年北海道羽幌町で男性保護司が以前担当していた男に刺殺された1件で60年ぶりの悲劇と言えるが、保護司が暴行されたとか脅されたとか、車を乗り逃げされたとかの話は聞いたことがある。このような例はまれとは云...大津市の保護司殺害事件から思うこと③

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、江戸川教育文化センターさんをフォローしませんか?

ハンドル名
江戸川教育文化センターさん
ブログタイトル
江戸川教育文化センター
フォロー
江戸川教育文化センター

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用