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ヒマローグ
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毎日の新聞記事からわが国の教育にまつわる思いを綴る。
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365回 / 365日(平均7.0回/週)

ブログ村参加:2015/02/17

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ヒマローグさんの新着記事

1件〜30件

  • 下手は下手、上手は上手

    「下手は下手、上手は上手」6月28日連載企画『シリーズ疫病と人間』は、立命館アジア太平洋大学長出口治明氏へのインタビューでした。出口氏は、コロナ禍がもたらした変化としてITリテラシーの向上をあげ、その中で次のエピソードを披露なさっています。『立命館アジア太平洋大では、4月から全てオンライン授業に切り替えた(略)一部の先生は「大学は学生の目を見て講義しなければ、心の籠った講義ができない」と猛反対したが、他の方法はないので大学を挙げて先生方にやり方を指導した(略)面白いことにオンライン授業に反対していた先生たちが、今は逆にのめり込んでいる。これは合理的に説明できる。オンライン授業に当初反対していた先生方は自分の授業に自信を持っており、生徒のことを考えて情熱を持って授業に取り組んでいた。つまり授業というコンテンツがし...下手は下手、上手は上手

  • 前科者はまたやる?

    「前科者の処遇」6月27日『中企庁長官に処分歴』という見出しの記事が掲載されました。『経済産業省の前田泰宏・中小企業庁長官が、2012~14年の自動車課長在任中、大手自動車メーカー1社から繰り返し飲食接待を受けたとして内規に基づく処分を受けていた』ことが明らかになったと報じる記事です。前田氏といえば、『17年3月、公務で訪れた米テキサス州で、「前田ハウス」と名付けたシェアハウスでパーティーを開き、電通社員も参加していた』ことが問題視されている人物です。ちなみに、電通については、コロナ対策の一つ持続化給付金事業を巡って業務の再委託を受け問題になっています。記事は、『前田氏と利害関係者の距離の近さについて、改めて説明が求められそうだ』と結ばれていました。平たく言えば、以前業者との癒着が疑われるという「前科」がある前...前科者はまたやる?

  • 今の惨めな自分が許せない?

    「歴史に学ばず」6月26日連載企画『この国はどこへコロナの時代に』は、歴史学者與那覇潤氏へのインタビューでした。その中で與那覇氏は、『以前は「もっと歴史から学べ」という考えだったが、うつの体験を経て考え方が少し変わってきた』と語っていらっしゃいます。そしてその理由として、『うつの時に何が一番つらいかと言うと、病気になる前の自分と今とを比べることなんです。あれもできた、これもできた、なのに今はと思うと本当に苦しい。今の日本人も同じで、昔を振り返れば過去の栄光しか思い出さない。昭和の高度成長や前回の東京オリンピックの感動、自民党を下野させた平成の政権交代。それらはもう忘れて、今だけ考えましょうという方が生きやすい』と述べていらっしゃいました。とても斬新な指摘だと感じました。一方で、疑問も感じました。私は與那覇氏が例...今の惨めな自分が許せない?

  • 新しい形

    「新しい形」6月26日『大人もオンライン学習』という見出しの記事が掲載されました。コロナ禍の状況下、『企業の働き方の見直しにより、自宅で過ごす時間が延び、これまで学習時間を確保できなかった社会人がキャリアアップのための「学びの一歩」を』オンライン学習で踏み出している事例が増えていることを報じる記事です。オンライン学習の受講者の声が紹介されていましたが、『勤務先が開催する一律に決められた研修よりも、自身が苦手と感じているスキルを補える』ということで、好評なようです。また、『通勤や飲み会に充てていた時間が空き、決まった時間帯に習慣的に学ぶ(オンライン学習)利用者が増えた』という分析や『(従来は一律の社内研修が多かった)国内企業もオンライン学習を活用して「開かれた人材教育」を進めるきっかけにすべき』という専門家の意見...新しい形

  • 嫌いだけれど・・・

    「本能が嫌う」6月24日写真家長島有里枝氏が、『自分のやり方で』という表題でコラムを書かれていました。その中で長島氏は、『連盟、連合、連名、連携、連帯…。「連」という漢字を使う言葉が苦手だ』と書かれていました。その理由として、『「連」はわたしにとって窮屈で、そこに括られそうになると俄然、気が滅入る。ハッシュタグによく使われる「繋がりたい」という言葉も苦手(略)みんな一緒に!というノリが、とにかくダメなのだ』とも綴られています。『自由を愛し、束縛を嫌うタイプ』とも言い切れないが、とにかく感覚的に拒否反応が出てしまうということのようです。私はこの記述を読んで、若い頃に同じ学年を組んだK教員のことを思い出しました。職員団体の熱心な活動家であったK氏は、卒業式の時期が近付くと、職員会議の場で「君が代反対、日の丸反対」を...嫌いだけれど・・・

  • 鈴木さんはよく知っている

    「よくご存知」6月24日専門記者鈴木英生氏が、『遠隔化は大学の危機授業の合間にある学び』という表題でコラムを書かれていました。その中で鈴木氏は、『キャンパスに学生が通う意味を、鈴木謙介関西学院大准教授(社会学)は、「裏のカリキュラム」という言葉で表す。授業(=表のカリキュアラム)だけが大学ではない。サークルや寮、研究室などの世代や興味の近い人間が出入りして長時間を過ごす場でもある。学生は、そこでの交流による学びという「裏のカリキュラム」も「履修」する』と述べていらっしゃいます。大学のことを述べていらっしゃいますが、小中学校にもあてはめることができそうです。休み時間の交流や清掃や給食時間を共に過ごすこと、登下校の時間などが「裏のカリキュラム」ということになるでしょうか。そうしたものが子供の成長に大きな影響を与える...鈴木さんはよく知っている

  • 安上がりなのに

    「安上がりなのに」6月23日『外国の子ども日本語教育推進決定』という見出しの記事が掲載されました。政府が、『日本語教育推進法に基づき、日本に住む外国籍の子どもたちへの日本語教育を推し進めていくための具体策などを定めた日本語教育の推進に関する基本方針を閣議決定した』ことを報じる記事です。記事によると、『外国籍の子どもの就学促進、学校への受け入れ態勢の整備、日本語指導・教科指導、生活指導、進路指導等の充実のために必要な施策を講じる』という考え方で、具体策として『就学状況の把握や保護者への情報提供▽外国人児童・生徒の教育に携わる教員の資質向上に向けた取り組み』等があげられているようです。素朴な疑問を感じます。学校において外国籍児童・生徒を受け入れるにあたって最も困難を感じるのは、子供自身と保護者との意思疎通です。それ...安上がりなのに

  • 教員はずっと昔から

    「ずっと昔から」6月23日精神科医香山リカ氏が、『働きすぎずテレワーク』という表題でコラムを書かれていました。その中で香山氏は、連合の調査結果を示し、『テレワークした人の51.5%が「通常勤務よりも長時間労働になった」と答えているのだ。家にいていつも仕事ができるからか、プライベートの時間にも仕事をしてしまう人が増えたのかもしれない』と書かれていました。何だか複雑な思いがしました。教員にとっては当たり前のことだったからです。私のつれあいは仕事と私生活のバランスが大切だと考えていましたが、新規採用教員のころ、毎日夜遅くまで職員室で明日の授業の準備をし、警備主事に早く帰れと言われてしぶしぶ帰宅し、自宅で何冊もの指導書を見ながら授業の準備を続け、気がつくと眠ってしまっていた、という日々を送っていました。まだ未熟な若手の...教員はずっと昔から

  • 勉強しないで社会が分かる?

    「大事なのは」6月22日『学校とわたし』欄は、詩人上田假奈代氏へのインタビューでした。不登校気味で、『校則を守って生活したり勉強したり、みんなが当たり前と思うことに違和感を覚えた』上田氏。『全国の学生ボランティアが集まる合宿に参加した時、ベトナム難民だという18歳の女の子と出会いました。紛争が続いていた母国から船で逃れ、最終的に日本にたどり着いたそうです。一緒に出航した別の船が沈んだ話も聞かされました』という体験をした後、『自分は恵まれた環境で日常をのうのうと生きているんだ、と情けなくなりました』と当時の心境を語っていらっしゃいました。そして、『学校に戻ると何事もなかったかのように、勉強優先の日常が待っていました。世界にもっと大事な問題があるのに、大人は誰も教えてくれない。何もできない自分にも腹が立ちました』と...勉強しないで社会が分かる?

  • 世界に2人だけ

    「胡散臭い」6月21日放送タレント松尾貴史氏の連載コラム『松尾貴史のちょっと違和感』は、『現代人がこだわる「人脈」我欲まみれでもろく危うい』というタイトルでした。その中にハッとさせられる記述がありました。最近よく使われる「ウィンウィンの関係」という言葉に対して疑問を呈する内容です。松尾氏は、『「わたしとあなただけが二人勝ち」「ウィンウィンの関係でひとつよろしく」などと言ってきた時には、どこかで誰かにしわ寄せや迷惑が及ぶという欠点を隠しているか、そのことに気づいていないかだろう。前者であればそんな不誠実な人と関わる必要も無いし、後者であれば創造力の乏しい人と組む理由が無い』と書かれているのです。なるほどと思いました。私も想像力に欠ける人間だったようです。ゼロサムとウィンウィン、何となく後者が良いものと感じていたの...世界に2人だけ

  • 人間臭い

    「分析不能」6月21日桂南光氏の連載企画『南光の「偏愛」コレクション』で、南光氏は、元祖一口ギョウザ北新地・天平の2代目浦上剛氏にインタビューしていました。その中に面白いと感じる記述がありました。『母が亡くなって「味が変わったな」と言われることもあるんですが、実は30年以上、あん作りは僕(剛氏)の仕事。でも母でないと成立しない接客というのがありました』『ある業者が、この味を大学の研究室で分析してもらったそうですが、材料や成分が分かっても、結局、同じモノは作れなかった』の2つです。前者は、どう解釈したらよいのでしょうか。実際は同じものを、客の先入観や思い込みが違うように認識させていたと解釈すれば、人の評価というものの危うさ、いい加減さを表すエピソードということになります。授業にも、そんな側面があるような気がします...人間臭い

  • 能力低下

    「我関せず」6月18日聖路加国際大教授中山和弘氏が、『「医療化」のリスク』という表題でコラムを書かれていました。その中で中山氏は、『身の回りの問題で、医学の対象でなかったものが、診断・治療されるようになることを「医療化」と呼びます(略)診断を受ければ、周囲の人もどう接したらよいか考える必要が出てきます。自分より医療者とのつながりの方が優先だから「専門家に任せるべき」となり、腫れ物に触るようになるかもしれません。医療に任せてしまうと、周囲で解決されるべき問題が見逃されるリスクがあります』と書かれています。考えさせられる指摘です。昔は病気ではないと考えられていたものが、実は病気であるということになるという事例は、私たちの周りにたくさんあります。怠けや根性なしとされていたのが、実は鬱の症状であることが分かったり、落ち...能力低下

  • 勝つためにやる?

    「少し違う」6月16日社会活動家湯浅誠氏が、連載企画『14歳の君へわたしたちの授業』欄で社会科について語っていらっしゃいました。『(社会科は)世の中の仕組みを学ぶ大事な教科なんです。例えば友達を遊ぶとき、ゲームとサッカーのどっちにするか。それをどう決めるか、遊びの決め方を学ぶのが社会科です』。その通りです。実に分かりやすい説明です。ただ、これに続く次の記述が少し気になりました。『10人のうち、勉強も運動も一番できる、力のあるやつが「今日はサッカーだ」と決める。昔、王様が国の方針を決めた「王制」という方法です。でも、それで試合に勝てるか。9人はやらされているだけですから』という説明がそれです。王は一番できる奴とは限らないとか、サッカーがやりたかった者は王様以外にもいるはず、というような重箱の隅をつつくようなことで...勝つためにやる?

  • 証明は難しいが

    「証明が必要?」6月16日精神科医香山リカ氏が、『リアルな世界の「何か」』という表題でコラムを書かれていました。その中で香山氏は、オンライン授業の雑談で大学生と話したときの様子について書かれています。『騒がしい居酒屋で仲間と大皿を取り分けて食べたことが何だかなつかしい』と『リアルな店にしかない雰囲気や空気がある』ことを主張する香山氏に対して、学生たちは『そのうち、バーチャルでまわりのにおいや音を感じられる装置もできますよ。そうなったら、先生が言う雰囲気も味わえますね』と答えたというのです。香山氏は、『本当にそうなのだろうか。「旅行先の路地で感じるあの空気」「海の見えるレストランで味わう潮のにおい」などのそのうちオンラインで再現できるようになり、そうなったら「もはや本物と変わらない」ということになるのか』と疑問を...証明は難しいが

  • 私はナショナリストを育ててしまった

    「ナショナリストを育ててしまった」6月14日連載企画「疫病と人間」は、哲学者マルクス・ガブリエル氏へのインタビューでした。その中でガブリエル氏はナショナリズムについて再三触れています。『ナショナリズムとは「自分が地球上の一番いい場所に生まれた」という思いだ』というのです。そして今回のコロナ禍を例に、『幸運なことに私はドイツにいる。死者がたくさん出る国にいなくてよかった』『トランプ大統領やジョンソン英首相を見てみろ。野蛮なナショナリストだ。米国や英国にいなくてよかった』などという考え自体がナショナリズムの一部だというのです。実は私も、アメリカやブラジルにいなくてよかったと思っているのです。世界中の国や地域のほとんどについて何も知らないのですが、日本でよかったとも思っています。つまり私はナショナリストだったのです。...私はナショナリストを育ててしまった

  • マンネリの危険性

    「そこから先に」6月13日『「色・形」×「言葉」=鑑賞力』という見出しの記事が掲載されました。『東京都写真美術館が鑑賞教育で使用しているカードゲーム「色と形と言葉のゲーム」が評判になり、商品化された』ことを報じる記事です。『カードから想像する色や形、言葉を選び、その理由を自由に語り合うゲーム』ということです。具体的な例として、『リーダー役の女性が「じーっ」という言葉が書かれたカードを示すと、子供たちは机に並んだ、さまざまな色や形をした「色と形のカード」から1枚ずつ選んだ。「なぜそのカードを選んだの?」。リーダーが尋ねると、子供たちはそれぞれ自分が選んだカードについて「集中しているけど、他の気持ちもある」「考えている{じーっ}」「形的にゆっくり動いていそう」などと思い思いに感じたことを語った』という様子が紹介され...マンネリの危険性

  • 共感、共有されるのは

    「同じ構造」6月13日連載企画『匿名の刃SNS暴力を考える』欄で、弁護士深澤諭史氏がインタビューに答えていらっしゃいました。『SNSで誰かを攻撃する人の特徴は』という記者の問いに対し深澤氏は、『「恨み型」は少なく、言動がけしからん、という「義憤型」がほとんどだ。きっかけは相手が鼻につく、困るのを見るのが面白い、あるいは嫉妬だ(略)安全な場所から一方的に誰かをたたけることに充実感を味わい、さらに同じ嫌がらせをしている仲間ができると、一緒にたたくことに気持ちよさを感じるようだ』と述べていらっしゃいました。当たり前のことかもしれませんが、とても良く似ていると思いました。学校で起こるいじめに、です。学校におけるいじめでも、恨みが原因になることはほとんどありません。多くの場合、恨みという感情は個人的なものですから、大勢の...共感、共有されるのは

  • 感情に甘える

    「感情に甘える」6月12日『英「感謝の拍手」終了』という見出しの記事が掲載されました。『英国で、毎週木曜日の夜に医療従事者への感謝を伝える「拍手運動」が5月末で終わり、一区切りがついた』ことを報じる記事です。記事によると、その理由として、『(医療事情に関する)本当の問題から目をそらす気晴らしだ』『医師が英雄視されることで、精神的な負担が増す』『マスク不足や医療従事者の待遇が改善されない中、拍手だけがとりあげられている』などの指摘があるそうです。へーそうなんだ、と意外に思いました。実は私もまったく同じ考えです。一言で言うならば、情緒過多とでもいうべき態度がかえって問題を悪化させるのではないか、と考えていたということです。しかし私は、こうした批判や指摘は、欧米では少ないのではないかと何となく感じていたのです。欧米は...感情に甘える

  • 人間扱いせず

    「それは失礼」6月10日余禄欄にゲンさんこと玉井源人氏のことが取り上げられていました。『美大卒業後、自ら保育園や幼稚園を訪ね、堀や壁に塗料で絵を描いた。「子供はうそをつかれへん。だから子供のために絵を描くのは楽しい」~』。この後もゲンさんの話は続くのですが、私は、この「子供はうそをつかれへん」という記述がとても気になりました。多くの子供は嘘をつきます。保護者であれ、教員であれ、子供と真摯にむきあったことのある人であれば、それは自明のことです。責められて困って嘘をつく、大人への反感から嘘をつく、誰かをかばって嘘をつく、大人に理屈で責められつじつま合わせに嘘をつく、大切な人を傷つけたくないから嘘をつく、様々な場合があるでしょうが、子供は嘘をつくのです。もし、幼稚園の年長さんになっても一切嘘をつかないという子供がいれ...人間扱いせず

  • 分断と対立

    「危機の兆候」6月9日専門記者大治朋子氏が、『コロナ禍と「死」の想起』という表題でコラムを書かれていました。その中で大治氏は、『存在脅威管理理論』について触れていらっしゃいます。同理論は、『人は「死」という言葉を聞いたりそのイメージを喚起されたりすると、もともとある態度を無意識的に極化させる』という考え方だそうです。また、同理論を基に、『人は死を喚起させられると自分より大きなもの、集団やその価値観に同一化したいという欲求に駆られる』『人は死の不安を緩和するため、自分が所属する「内集団」の価値観をより強く意識しようとし、それを脅かす「外集団」を批判したり見下したりする』という傾向も導き出せるということでした。これらは、コロナ禍において、「自主警察」と言われる過激な行動や、有名人の政治的発言が活発化する現象を説明す...分断と対立

  • 信頼されている?

    「信頼?」6月7日漫画家いしかわじゅん氏が毎週日曜日に連載している『漫画を読んだ』、今週は山口つばさ氏が描く「ブルーピリオド」を取り上げていらっしゃいました。タイトルは『絵を志すものの苦楽』です。同作品は、絵を志す少年八虎を主人公とする物語だそうで、八虎は、藝大の油画を目指すのだそうです。私が注目したのは、『ここで問題になるのが、どういう絵が上手いのか、どういう絵を描けば合格できるのかということだ』という記述です。八虎は才能ある若者のようですが、『絵を描くのに必要なのは才能だけではない。努力が要り、技術が要る。八虎は美術系予備校にも通い、藝大一択の高校生活を送ることになる。毎日ひたすらスケッチブックに向きキャンバスに張りつき、絵を描き続ける日々を送る。そしてまた、どういう絵を描けばいいのか、どういう絵が入試で評...信頼されている?

  • 違法でなければそれでいい?

    「趣旨を考える」6月6日『陸自が自粛中に飲酒を伴う会合四国・官舎に部下集め』という見出しの記事が掲載されました。『新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため防衛省が会合や宴会の自粛を求めていた5月下旬、旅団長官舎に部下を集め、2日連続で飲酒を伴う会合を開いていたことが明らかになった』ことを報じる記事です。このことについて広報担当者は、『あくまでも食事会で、宴会には当たらない』と話しています。情けない話です。法や規則、あるいはそれらに基づく通達や通知には、なぜそうしたきまりが設けられているかという趣旨や精神、基本的な理念を考えて行動するという姿勢が必要です。しかし、多くの人が、禁止事項の範囲や定義にこだわり、処分を避けることに腐心するという残念な実態があります。コロナウイルス感染拡大を防ぐというのが通達の趣旨です。そ...違法でなければそれでいい?

  • 方向性を見誤らず

    「感覚」6月4日囲碁棋士王九段が、『部分と全体の不思議』という表題でコラムを書かれていました。その中で王氏は、『碁を打つ時、「読み」と「感覚」両方の力が必要と言われています(略)感覚は「大局観」と似て碁盤「全体」を判断するものです。読みは確かな技術ですが感覚は人それぞれで、正解はありません』と書かれていました。私は囲碁は打ちませんが、40年近く将棋を趣味にしています。将棋もやはり、「読み」と「感覚」があります。「感覚」の違いが棋風の違いとなって表れると言ってもよいと思います。とは言っても、私はここで将棋について語るつもりはありません。授業について語りたいと思っています。王氏は、「読みは確かな技術」と書かれています。技術は訓練によって磨き上げることができます。また、技術コンテストという催しがあるように、ある基準を...方向性を見誤らず

  • 年寄りの懐古癖?

    「ノスタルジア」6月3日元アナウンサー近藤サト氏が、『やっぱり会いたい』という表題でコラムを書かれていました。その中で近藤氏は、大学で受け持っていられるゼミがオンラインで行われるようになったことについて触れ、『パソコン画面に映る表情や声色だけで、会ったことのない学生とやり取りするのは思ったより集中力が要ります(略)オンラインは会話をしていても呼吸の間がつかめません』とご自身の実感を述べられています。その一方で、『学生など若い世代は苦も無く、コンピューターを通じた新しい対話の方法を習得していくような気がします。実際、オンライン授業は楽しそうに受けています』とも述べ、『濃密な関係に未練がましくすがりついていたのは、私たちのような大人だけかもしれません(略)学生は「別に会う必要なくない?」と思っていたりするんでしょう...年寄りの懐古癖?

  • 敬して遠ざける

    「教えられない効用」6月3日法政大総長田中優子氏が、『距離を置く』という表題でコラムを書かれていました。コロナ禍を受け、ソーシャルディスタンスについて書かれたものです。その中にハッとさせられた記述がありました。『「敬語」というたいへん便利なものがある。ついこのあいだまで、日本人は敬語の度合いや微妙なニュアンスを使い分け、あまり親しくなりたくない人とはそれとなく距離を置くことができたのである』という記述です。学校では、国語の授業を中心に敬語について指導します。尊敬語、謙譲語、丁寧語があることやその使い方について、具体的な場面を設定して練習させるのです。私も何回も指導してきました。授業研究で敬語の指導を参観したこともあります。しかし、そこで敬語の効用について指導する場面を見た記憶がないのです。礼儀だとか、人間関係を...敬して遠ざける

  • 本気で、だけど隅の埃は見逃して?

    「いい加減でよい?」6月3日作家で近現代史研究者の辻田真佐憲氏が、『「平時」の気持ちで見直せば』という表題でコラムを書かれていました。コロナ後の新しい生活様式について論じたものです。その中で辻田氏は、『独裁国家のように、イデオロギーで市民生活を変えるイメージ』が感じられるとし、戦中の『「ぜいたくは敵だ!」で知られる国民精神総動員運動』を引き合いに出していらっしゃいました。そのうえで、『行政のホームページを見れば、市民に対する生活指導は、以前から多数あったとわかる。交通安全で、「自転車は車道を走れ」とか「横並びで走るな」とか。新型インフルエンザでも、「流行したら繁華街への外出を避けるように」と呼びかけていた。私たちは、普段、そうした生活指導を自然にできる範囲でだけ、受け入れている。今回だって「誰とどこで会ったかを...本気で、だけど隅の埃は見逃して?

  • 批判はできるけど

    「知っているレベル」6月1日音楽評論家山崎浩太郎氏が、『積み上げる言葉を』という表題でコラムを書かれていました。その中で山崎氏は、大学生のときにオペラセミナーに参加したときのことを書かれています。『歌手たちの歌を聞き、、感想を求められたとき、はたと困った。何を言えばいいのか、見当がつかなかったからだ(略)目の前で歌ってくれた人に対して、おべんちゃらではなく、無責任な批判でもなく、何か建設的な感想を口にしようとして、自分にはその言葉がないことに気がついたのだった』と。そして、それから30年余の現在、プロの音楽評論家として分かったこととして、『ケチをつけること、減点法で批判することは、わずかな知識があれば誰にでもできる、ということだ。減らすのは簡単だが、積みあげる言葉を見つけるのは、とても難しい』と語っていらっしゃ...批判はできるけど

  • 隠すより現る

    「隠しても露わる」6月1日『夜間外出禁止40都市米黒人男性死亡デモ激化』という見出しの記事が掲載されました。『米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、5月31日も米各地で抗議デモが起き、一部が暴徒化した』ことについて報じる記事です。その中に、『トランプ大統領は31日のツイッターで、デモの暴徒化は「無政府主義のANTIFA」の仕業だと主張(略)トランプ氏に人種問題で批判の矛先が向きつつある中、11月の大統領選をにらみ「左派による暴動」に焦点を当てたい思惑とみられる』という記述がありました。トランプ氏は今回の事件について、「(怒り悲しむ)気持ちは分かる」という趣旨の発言をしていますが、それでも国民の多くが、トランプ氏は人種差別的な考えの持ち主であるとみなしているということ...隠すより現る

  • 専門家を使う専門家

    「専門家って」5月30日書評欄に、東大特任講師内田麻理香氏による『「専門知を再考する」H.コリンズ、R.エヴァンズ著、奥田太郎監訳(名古屋大学出版会)』の書評が掲載されていました。同書は、自然科学において『「そもそも、専門知とは何か」という問いを立てて検討する』ものです。ですから、私がこのブログで言及することが多い、教員=教えること・授業の専門家というときの「専門知」とはイコールではないでしょうが、参考になる部分は多いと思い、読んでみました。「専門知」は5つのレベルがあるということです。①『最も下位の「ビアマット知識」は、雑学クイズに正答するたぐいの知識』、②『「科学の通俗的理解」は、「抗生物質はウイルス感染症を治さない」などの科学的知識の理解』、③『一次文献などを読んで得られる「一次資料知識」』、④『対話型専...専門家を使う専門家

  • 言語化能力は不要?

    「分かる?」5月30日書評欄の「話題の本」コーナーで、ライターの永江朗氏が、『滝沢カレン著「カレンの台所」(サンクチュアリ出版)』を取り上げていました。そこには、滝沢氏ならではの説明文が紹介されています。『最後の恩返しをと、サバ味噌御殿にキリンの睫毛くらい刻んだ生姜を招待しましょう』『豚肉の怒りがおさまったら、味の旨味を持っていないフリしてしっかり持っている玉ねぎと硬くて噛めやしない人参を優先させてください』などです。ちなみに、前者はサバの味噌煮、後者は中華丼のレシピの一部だそうです。永江氏は、この本について、『こんなに愉快な料理の本は今までに読んだことがない』『文章が素晴らしい』と絶賛なさっています。私のつれあいは、滝沢氏のファンです。この子面白い、と笑ってテレビの画面を見ています。おかしな日本語でブレーク中...言語化能力は不要?

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