長い戦いが終わった。受験を経て、新年度募集を経て、1学期中間テストを経て…。この3ヶ月の休日数は、GWの連休を除くと両手の指の数で事足りてしまう。 それくらい仕事にフルベットして駆け抜けた日々。さすがにそろそろ一服入れるべき時だな。心の底から自然と湧き上がる欲求として、そんなことを覚えた。 ―ただ、現実とは無情だった。キャンプに行くと誓った日から、体調がみるみる内に悪化。天気予報も不穏なマークばかり表示するようになっていった。 見えざる力が、僕から余暇を奪い去ろうとしているかのようだった。だからこそ逆に燃えた。「意地でもこの日は休むからな?仕事もゼッテェしねぇ!!!」 ということで今回は半ばホ…