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ただいま読書中 https://blog.goo.ne.jp/mxd00665

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

おかだ外郎
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2015/01/19

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  • 責任逃れ

    国民には「夜遊びするな」と要求しておいて、自分たちは夜遊びをしていた与党の国会議員が、それぞれ自民党と公明党の党の役職を辞任したそうです。「辞職した」と言ったらなぜか日本では「責任を取った」とみなされますが、これは「辞職した」と言うことで責任を取ったふりをしているだけ、では?だって辞職したのは「党の役職」ですよ。これはつまり「党員にたいしては詫びた」ということです?自民党員でも公明党員でもない「国民」にとっては、何の関係もない無意味な行動ですもの。【ただいま読書中】『1時間でわかるネット広告超入門』古館拡美著、技術評論社、2020年、1000円(税別)ネット広告を「出したい」人のための入門書ですが、私のような「ネットユーザー」から見ても「ネット広告はいかなるものか」を理解するのはネット生活には有用だ、と思うので...責任逃れ

  • クイーン

    「クイーン」で一番目立つのはもちろんボーカルのフレディー・マーキュリーですが、厚みのあるコーラスや演奏の確かさなど「バンドとしての完成度の高さ」を見逃すわけにはいきません。そして、楽曲の魅力も。クイーン亡き後、ドゥービー・ブラザーズやデフ・レパードなども(ボーカル、コーラス、演奏、楽曲の良さの点で)バンドとして好きにはなりましたが、私の個人的な好みでは、クイーンを超えるロックバンドにはまだ出会えていません。【ただいま読書中】『クイーン果てしなき伝説』ジャッキー・ガン&ジム・ジェンキンズ著、東郷かおる子訳、扶桑社、1995年、1980円(税別)コロナ禍が始まるちょっと前、映画館で「ボヘミアン・ラプソディ」を観て私は衝撃を受けました。あの映画ではフレディー・マーキュリーが“主役”でしたが、本書では学生のブライアンが...クイーン

  • 赤ペン

    安倍前首相とか菅現首相とかの国会答弁や記者会見などを聞いていてなぜかいらいらすることが多いので、一度「赤ペン」をやってみたことがあります。発言を文字起こししたものをプリントアウトして、「不要な形容詞」「無用な繰り返し」「質問には無関係な部分への言及」「意味不明の部分」などをざっくり消してみたのです。するとまあ、ほとんど残らないのに驚きました。あれだけ長時間喋ってあれだけ無内容なことが言える、というのは、一つの技能ですね。いや、お見事。【ただいま読書中】『政治家はなぜ質問に答えないか──インタビューの心理分析』木下健、オフェル・フェルドマン著、ミネルヴァ書房、2018年、3800円(税別)本書は、民主党への「政権交代」が行われた時期に調査が始められ、自民党が政権に復帰した時期に調査のまとめが始められました。マスメ...赤ペン

  • くさい食べもの

    私は西日本で育ったため、ある年齢まで納豆には縁がありませんでした。たまたまスーパーのすみっこで見つけたので食べてみたら「まあこんなものか」の味でした。その印象が変わったのは水戸で食べたとき。「これは美味いじゃないか」と感じて、それ以来好物になっています。子ども時代に羊肉も食べたことはありませんでした。ただ「くさい」という噂だけは蔓延していて、「そんなものなんだ」と思っていました。札幌に初めて行ってジンギスカンを食べたら「美味いじゃないか。くさくないじゃないか」ということで、それ以来これも好物です。「くさい」とか「まずい」とかは、他人の判断を受け入れるのではなくて、自分で確認した方が良さそうです。【ただいま読書中】『羊料理──世界のレシピ135品と焼く技術、さばく技術、解体』柴田書店編、2019年、3500円(税...くさい食べもの

  • 大豆>人間

    太平洋戦争中の内地、ある旧制中学生が勤労奉仕で働いていたら、大量の麻袋を積んだ貨物船が港に到着しました。中身を聞くと「(油を絞った後の)大豆かす」。今だったら飼料でしょうが、当時は貴重な「食料」「肥料」でもあったそうです。クレーンなんかなくて、船と波止場を渡した板の上を危なっかしくバランスを取りながら、中国人や朝鮮人がずっしりと重い袋をかついで運んでいました。おそらく一袋は数十キログラムはあったはずだそうです。で、1人がバランスを崩して冬の海に転落。「ああ」と皆がどよめく中、見張っていた憲兵は「早く、袋を引き上げろ」と。「人」ではなくて「大豆かす」の方が大事だったのです。この時目撃した人は「落ちたのが日本人でも、同じことを言うか?」「どちらにしても、この戦争は、間違っている」と感じたそうです。【ただいま読書中】...大豆>人間

  • コロナウイルスは行動予告はしない

    「事前通告がない質問には回答しない」「仮定の質問には答えない」主義の人は、コロナウイルスがあらかじめ事前に行動の予定を詳細に教えてくれる、とでも思っているのでしょうか?【ただいま読書中】『戦国の図書館』新藤透著、東京堂出版、2020年、2500円(税別)「戦国時代に図書館があったか」と言われたら、少なくとも今と同じタイプの図書館はなかった、と言うしかないでしょう。ただ、現代の図書館と似た機能を果たしたもの(図書の収集や閲覧)ならどうでしょう。足利将軍家は、けっこう“文化系”の将軍が多く、公家と書物のやり取り(書写を依頼してコレクションを増やす作業)を盛んに行っていました。ただ、戦乱が激しくなって将軍が畿内をあちこち移動しなければならなくなると、自然にこういった文化活動は下火になっていきます。本好きな戦国大名とし...コロナウイルスは行動予告はしない

  • 手を洗う意味

    私が子供のころには「トイレでは手を洗う」「外から帰ったらまずうがいと手洗い」と躾けられました。しかし、小学校のトイレで見る限り、きちんと洗っている子はとっても少なかった(少なくとも男子では)。洗わない、あるいはちゃちゃっと濡らすだけでおしまい。外から帰った家でどうしているかは、そこから想像できますが、おそらくきちんと入念に手洗いをしている子は少なかったはずです。これは「清潔の概念」をきちんと教育せずに「手洗いという行動」だけを強制した結果でしょう。そういえば今のコロナ禍、きちんとした行動ができない人がけっこう多くいます。これもまた「清潔や衛生の概念」を理解していないまま「特定の行動だけを強制される」からでしょうが、それは本人の罪かな?それとも教育の方に問題がある?【ただいま読書中】『青い恐怖白い街──コレラ流行...手を洗う意味

  • コロナと図書館

    コロナ禍で図書館へのアクセスがずいぶん不便になってしまって、読める本ががくんと減ってしまいました。とりあえずあらかじめまとめて借りていた“在庫”をちびちびと読む毎日です。おかげで読書日記も“歯抜け”になってしまいました。コロナ禍がこんなところにも影響を与えています。ところで「図書館でクラスター」なんてことがありましたっけ?【ただいま読書中】『いつになったら宇宙エレベーターで月に行けて、3Dプリンターで臓器が作れるんだい!?──気になる最先端テクノロジー10のゆくえ』ケリー・ウィナースミス、ザック・ウィナースミス著、中川泉訳、化学同人、2020年、2800円(税別)もうすぐ実現可能“かも”しれないテクノロジーについて、かなり面白くまとめた本です。取り上げられたネタは、「宇宙に安く行ける方法」「小惑星採掘」「核融合...コロナと図書館

  • 人を喰う

    自分自身の消化管粘膜の細胞が剥がれて落ちたものは消化吸収しているから、すべての人は自分自身を喰っている、とは言えますね。これは消化管を持つ動物にはすべて共通していることではありますが。【ただいま読書中】『史上最恐の人喰い虎──436人を殺害したベンガルトラと伝説のハンター』デイン・ハッケルブリッジ著、松田和也訳、青土社、2019年、2000円(税別)20世紀の最初の10年間、ほとんど週に1人のペースで人を襲って食った虎がいました。そしてそれを狩ったのが伝説のハンターですが……著者はまず大昔に戻ります。今から6200万年前、ヨーロッパとアジアの森林で、樹上を跳ね回りながら昆虫を食べていたミアキス科が虎(イヌ科やネコ科)の祖先です。200万年くらい前に「虎」が出現。彼らは、熊や豹、犀や象まで“メニュー”に載せていま...人を喰う

  • 「知っている」と「わかっている」と「できる」

    「知っていること」と「その知識を活かせること」は別の問題です。たとえば1970年代のアメリカで、ティーンエイジャーを対象とした調査では、彼らは「コンドームが避妊と性病予防に役立つ」ことは知っていましたが、「性病になったら自分がどうなるか」についてはほとんど無知でした。ただ、このことを私は笑えません。だって同じ時代の日本の高校では「コンドームそのものに無知」な人が大多数だったのですから。そして今のコロナ禍。たとえば「マスクの重要性」は「ただの知識」ですか?それとも「正しい知識に基づいた行動」になってます?【ただいま読書中】『リンのはなし──生命現象から資源・環境問題まで』大竹久夫著、朝倉書店、2019年、2500円(税別)ヒトの体重の大体10%は骨で、その重量の10%がリンです。骨を維持するために日本人は平均で1...「知っている」と「わかっている」と「できる」

  • 名前の公表

    政府の言うことを聞かない連中(時短営業をしない店、入院を嫌がる患者、コロナ病床を増床しない病院)はことごとく名前を公表したり罰してやる、と政府はエラい剣幕ですが、そういった動きを、「桜を見る会」の名簿はさっさと非公表にしてさらにこっそり忘年会や新年会をやってた連中なのに、と冷ややかに見ている人もいるのではないかな。失政からの責任逃れのために「国民の皆さん、こいつらを責めてください」と“安心して攻撃できる対象”を差し出そうとしているだけではないか、と。【ただいま読書中】『黒い賠償──賠償総額9兆円の渦中で逮捕された男』高木瑞穂著、彩図社、2019年、1500円(税別)https://www.amazon.co.jp/gp/product/4801303994/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=2...名前の公表

  • 手遅れ感

    患者が軽症の時には「大丈夫大丈夫、きっと大丈夫すぐ治る」と呪文を唱えて放置しておいて、患者が重症になってからあわてて治療を開始するのは、ヤブ医者です。日本政府のコロナ対応を見ていると、そのヤブ医者のことを連想します。【ただいま読書中】『世界残酷物語(庄司浅水ノンフィクション著作集9)』庄司淺水著、三修社、1987年、2300円目次:「暴君ネロ」「ポンペイ最後の日」「サン・バルテルミーの大虐殺」「カルカッタの黒い穴事件」「ゴルドン暴動」「断頭台の露と消えたマリー・アントワネット妃」「ベレジナ河の恐怖」「カウンポールの虐殺」「焼死した二千人の淑女たち」「全滅したフランクリン探検隊」「聖ヴァレンタイン・デーの虐殺」「第二次世界大戦の悲劇」「ピカドン」「虐げられた民族(ユダヤ人の迫害)」世界は「残酷」に満ちている、と目...手遅れ感

  • 敢えて敵を増やす必要はありませんが、つまらない敵だったら別に増えてもかまわないでしょう。というか、つまらないことしか言わない人は、味方で足を引っ張られるよりは、敵の方にいてほしいものです。【ただいま読書中】『「医療4.0」を支える医療産業イノベーションの最前線』木村廣道監修、日経メディカル、日経BP、2019年、3500円(税別)「産官学」共同事業の医療版の話です。それにしてもずいぶん高価なムックです。「官」がからむと、護送船団方式にしても第三セクターにしても、あまり“良い思い出”は私にはないのですが、この「医療産業イノベーション」がどうなるか、楽しみなような怖いような……「学」の領域では「新しいもの」に関する論文にはそれだけで価値があります。これが「インベンション」。それが「マーケット」や「社会」で価値あるも...敵

  • 音楽

    「文学」は「文」と「学」ですが、「音楽」は「音」と「学」ではなくて「楽」ですよね。音楽でやたらと「学」を振りかざす人たちって、本当に「楽」しんでいるのかな?【ただいま読書中】『バカボンのパパよりバカなパパ──赤塚不二夫とレレレな家族』赤塚りえ子著、徳間書店、2010年、1600円(税別)赤塚不二夫のお葬式を娘の著者が喪主としてつとめるシーンから本書は始まります……が、本文が始まると早速爆笑が。著者の父母が結ばれたきっかけが「押し入れが暑かったから」(とその他の条件による)というのですから。もともと「ママ」はアシスタントとしてやってきたのですが(赤塚不二夫は早くから漫画の世界に分業体制を持ち込んでいました)、ギャグのアイデアも豊富で、たとえば「おそ松くん」が六つ子になったのも「ママ」のアイデアだそうです。アシスタ...音楽

  • 学校の勉強

    「学校の勉強なんか、人生では役に立たない」と断言する人はけっこう多くいます。私はその意見には賛成できません。たとえば「パスカル」。中学校の理科で「パスカルの原理(昭和の時には「パスカルの法則」と習った覚えがあります)」を習ったとき、私は「科学には法則がある」ことと「パスカルは人名」ということを覚えました。ところがそれからしばらくして社会で「人間は考える葦である」(もちろんパスカルの『パンセ』)を習ったとき、「なぜ同じ人が理科と社会に登場するんだ?この人は科学者なのか?哲学者なのか?」と疑問を持ちました。私が文系と理系の垣根を無視して幅広く世界に興味を持つようになった原因のひとつがここにある、と私は思っています。つまり、学校の勉強が「現在の私」の基礎を形作っているのです。【ただいま読書中】『蜂と蟻に刺されてみた─...学校の勉強

  • 寒い!

    あまりの寒さで、家の中も局所的に極寒となっています。生身にはヒートショックが怖いのですが、機械にも寒さが堪えるようで、WiFiルータが仮死状態となってしまいました。ルータのためだけにその部屋に暖房をつけるのももったいないし、さて、どうしたものか。【ただいま読書中】『次男坊たちの江戸時代──公家社会の〈厄介者〉』松田敏之著、吉川弘文館、2008年、1800円(税別)江戸時代に「武家」の世界の次男三男が部屋住みとか厄介とか呼ばれていて、その中で例外的に家督を継いだのが徳川吉宗(もとは紀州藩の四男)や井伊直弼(彦根藩の十四男)、というのはけっこう知られています。では、公家は?私は全然知りません、というか、江戸時代の公家はどんな立場でどんな生活をしていましたっけ?平安時代の公家の生活は荘園によって支えられていました。し...寒い!

  • 聖地巡り

    日本で今「聖地巡り」と言ったら、人気アニメや映画の「聖地」のことです。ところで、そういった土地はなぜどこが「聖地」っぽいのでしょう?【ただいま読書中】『日本人にとって聖地とは何か』内田樹・釈徹宗・茂木健一郎・高島幸次・植島啓司対談、東京書籍、2019年、1800円(税別)https://www.amazon.co.jp/gp/product/4487809681/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4487809681&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=0846bde9cb70618fd6226ac0bc0f2dfe「聖地」には「ここが世界の中心だ」と“叫んで”いるものと、ひっそりと辺境にたたずんでい...聖地巡り

  • 今こそアベノミクスの出番

    コロナのせいで、国や地方自治体の財布は空っぽになっていて、だから協力金などが必要な非常事態宣言が出しづらいのだろう、と私は見ています。こんなときこそ「アベノミクス」でしょう。「輪転機をじゃんじゃん回せばお札はいくらでも印刷できる」のですから。【ただいま読書中】『ビスマルク(上)』ジョナサン・スタインバーグ著、小原淳訳、白水社、2013年、4600円(税別)著者はまず「プロイセン貴族(ユンカー)の気質」の説明から始めます。「王冠への奉仕」「軍務も政務もおこなうが所属連隊がアイデンティティーの基礎(イギリス貴族がパブリックスクールやオックスブリッジで自分を規定するようなもの)」「産業市民との反目」などですが、ビスマルクはプロイセンの中でその気質を墨守し続けました。つまりビスマルクはユンカーの体現者であり保護者でもあ...今こそアベノミクスの出番

  • 不要不急の存在

    質問をはぐらかすことが得意で会食が好きで、緊急事態には適切なタイミングで適切な決断をすることができずただ立ちすくむだけの政治家。【ただいま読書中】『コンドームの歴史』アーニェ・コリア著、藤田真利子訳、河出書房新社、2010年、3200円(税別)古代の世界で「妊娠」は不思議な現象でした。古代ギリシアでは「女性は劣った存在だから、男の『種』を受けて体内で育てるだけ」とみなされていました。もっとも「父親ではなくて母親に似る子もいるのだから、女の方にも『種』が存在する」と考える人もいたのですが。古代ギリシアでは「ペニス・ケース」が用いられていました。これは、労働やスポーツ時にペニス(と陰嚢)を保護するためのものです。動物の腸を使ったコンドームもあったらしいのですが、それについて(ほのめかしはあるものの)きちんとした記録...不要不急の存在

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