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  • 〔映画〕ゴーン・ガール

    2014年に公開されたアメリカ映画です。リアリティがあるかどうかといえば???ですが、なかなかよく出来たミステリー作品でした。ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、二人の主人公の心理戦が大きな見どころですが、両人とも流石の演技でしたね。特にロザムンド・パイクのクールな凄みはお見事です。キャスティングの勝利でしょう。ゴーン・ガール[DVD]ベン・アフレックウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社〔映画〕ゴーン・ガール

  • 〔映画〕トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

    2015年に制作されたアメリカ映画です。こういう作品を観ると、ハリウッド映画の底力を感じますね。実在の人物の評伝が原作ですが、“政治的なテーマ”をベースにしたモチーフを、エンターテインメント性をもって映像作品に仕上げるのは、本当に見事だと思います。とても見応えのある作品でした。キャスティング面でも、主演のブライアン・クランストンとダイアン・レインは出色でしたし、エル・ファニングも熱演でしたね。トランボハリウッドに最も嫌われた男[DVD]ブライアン・クランストンTCエンタテインメント〔映画〕トランボハリウッドに最も嫌われた男

  • NHKラジオ深夜便 絶望名言 (頭木 弘樹・NHK<ラジオ深夜便>制作班)

    いつも聴いているpodcast番組(ジェーン・スーと堀井美香の「OVERTHESUN」)の企画で、ジェーン・スーさんと堀井美香さんがそれぞれ書店で自分が気になった本を買って紹介していたのですが、その中で堀井さんが手に取った一冊です。その奇抜なタイトルから私も大いに気になったので、近所の図書館で見つけてきました。(ちなみに最近、続編も含め一冊の文庫本として再出版されたようで、堀井さんが買ったのはそちらの方だと思います)NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナーを書籍化したものとのことで、期待どおり興味を惹いたところは数多くありました。その中から特に私の印象に残った部分をいくつか書き留めておきます。まずは、冒頭、絶望名言の選者頭木弘樹さんが“絶望名言はどのようなものか”を語った一節です。(p23より引用)ネガティブ...NHKラジオ深夜便絶望名言(頭木弘樹・NHK<ラジオ深夜便>制作班)

  • 〔映画〕ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い

    2012年に制作されたアメリカ映画です。ブルース・ウィリスも出演しているのですが、完全に“脇役”に徹していました。「証人保護プログラム」というアメリカならではの制度をモチーフにしたものですが、それを取り込んだストーリーはそれほど珍しいものでもないようです。アクション作品としては、目を惹くような見せ場もなく、出演者も地味でした。華がないのはエンターテインメント作品としては物足りません。アメリカでは劇場公開されなかったというのも頷けますね。ファイヤー・ウィズ・ファイヤー炎の誓い[DVD]ジョシュ・デュアメルHappinet(SB)(D)〔映画〕ファイヤー・ウィズ・ファイヤー炎の誓い

  • 〔映画〕L.A.コンフィデンシャル

    1997年に制作されたアメリカ映画です。マフィアや汚職警官に絡んだ物語なので、その点では新規性はありませんが、ケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアースが演じる3人の個性的な刑事を軸に展開する構成は成功ですね。もちろん、キム・ベイシンガーも魅力的で、ハリウッド映画らしいしっかりした作りのエンターテイメント作品で、久しぶりに楽しめました。ラストのパターンはいろいろ考えられそうですが、確かにこのエンディングが皮肉も効いていてスマートですね。L.A.コンフィデンシャル[AmazonDVDコレクション]ラッセル・クロウウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社〔映画〕L.A.コンフィデンシャル

  • 〔映画〕オペレーション・フォーチュン

    2023年に制作されたアメリカ映画です。最近のジェイソン・ステイサム主演のアクション作品なので、だいたいどんなものか想像はついているはずなのですが、つい観てしまいました。結果は、当然のように予想どおりです。ともかく“新機軸”が皆無なので結局「こんなものか・・・」で終わりですね。残念。あと、敵役のヒュー・グラント。彼も最近はこういった役どころが定番になってしまいましたね。オペレーション・フォーチュン(字幕/吹替)ジェイソン・ステイサム〔映画〕オペレーション・フォーチュン

  • 〔映画〕ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密

    2014年に制作されたアメリカ映画です。先に2作、先立つ作品があるので、本作で3作目になります。登場する主要なキャラクタは引き継がれていますね。ただ、特に連続しているストーリーがあるものではないので、続編としての意味は“懐かしさ”ぐらいでしょう。ちなみに、名優ロビン・ウィリアムズにとっては、本作が映像出演作品としての遺作になったとのことです。ナイトミュージアム/エジプト王の秘密[DVD]ベン・スティラー20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン〔映画〕ナイトミュージアム/エジプト王の秘密

  • きみが校長をやればいい 1年で国公立大合格者を0から20名にした定員割れ私立女子商業高校の挑戦 (柴山 翔太)

    東洋経済ONLINEの記事を読んで興味を持ったのですが、ちょうど同じタイミングでいつも利用している図書館の新着本リストにアップされていたので手に取った本です。テーマは今までにも時折見かけたものですが、やはり実際の取組みを当事者本人がリアルに描いた内容は刺激に満ちています。そういった多彩なエピソードの中から、私の関心を惹いたくだりをいくつか覚えとして書き留めておきます。まずは、私立福岡女子商業高校の挑戦の主役、30歳の若さで同校の校長に就任した柴山翔太さんの基本姿勢をうかがい知ることができるくだりです。(p73より引用)僕の進路指導のスタイルは、生徒の意向は尊重しつつも「生徒の選択肢を増やす」こと。最終的な意思決定は生徒がしますが、「大学に行けばこういう可能性があるかもしれない」「その仕事に就きたいなら、こ...きみが校長をやればいい1年で国公立大合格者を0から20名にした定員割れ私立女子商業高校の挑戦(柴山翔太)

  • 〔映画〕劇場版 SPEC 〜結〜 爻ノ篇

    2013年に公開された日本映画、2部構成の後編です。シリーズの完結篇ということで、勢いで観てしまいました。先の「漸ノ篇」で少しはこの作品の雰囲気に慣れたかと思ったのですが、印象の上下動が激しいですね。この最終篇に至って、結局私には合わなかったということがはっきりしました。この手の思い込みの激しい世界観はどうにも苦手です。劇場版SPEC~結~爻ノ篇スタンダード・エディション[DVD]戸田恵梨香TCエンタテインメント〔映画〕劇場版SPEC〜結〜爻ノ篇

  • 〔映画〕デルタ・フォース

    1986年にアメリカとイスラエルで制作された映画です。制作国から想像できるとおり「アラブ人テロリストと戦うアメリカン・ヒーロー」ものですが、1980年代の作品なので手作り感満載でした。最近のCG映像を見慣れていると、こういったアナログ的な作りの方がかえって“映画らしいリアリティ?”を感じますね。主役のチャック・ノリスも、見た感じマッチョなタイプではなく、スーパーマンではありません。等身大のアクションがほどよい印象でした。デルタ・フォース[Blu-ray]チャック・ノリス20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン〔映画〕デルタ・フォース

  • 〔映画〕時間回廊の殺人

    2017年に公開された韓国映画です。ベネズエラ映画のリメイクとのこと。“タイムトラベル”による“パラレルワールド”の世界をミステリータッチに描いた作品ですが、いくつもの伏線を最終的には結構うまく回収して幕引きまで持って行っていますね。ただ、登場人物の中には、演技や演出がかなり雑だったり、意味のない役割だったりしたキャラクタがいたのは何とも残念です。そのあたり、かえって“B級色”を強めてしまったようです。時間回廊の殺人【オク・テギョン仕様】[DVD]キム・ユンジンアルバトロス〔映画〕時間回廊の殺人

  • 〔映画〕劇場版 SPEC 〜結〜 漸ノ篇

    2013年に公開された日本映画、2部構成の前編です。数日前。シリーズ前作にあたる「劇場版SPEC〜天〜」を観て、その感想の最後に「続編もあるようなのですが、よほどでないと手を伸ばさないでしょうね。」と書いた舌の根も乾かぬうちに、観てしまいました。今回は、前作で映画のテイストを理解していたので、それほどの違和感はなかったですね。やはり、ストーリーには没入できませんでしたが、この勢いで「後編」にもトライしましょう。劇場版SPEC~結~漸ノ篇スタンダード・エディション[DVD]戸田恵梨香TCエンタテインメント〔映画〕劇場版SPEC〜結〜漸ノ篇

  • 友よ、静かに瞑れ (北方 謙三)

    いつも聴いている笑福亭鶴瓶さん、上柳昌彦さんのpodcastの番組に北方謙三さんがゲストで出演していて、そこでのお話がとても面白く印象に残りました。北方さんの著作は、かなり以前に何冊か呼んだことがあります。まだ“ハードボイルド”をお書きになっていたころですが、お話を聴いていると何とも懐かしく、往時の作品を読み直してみようと思い手に取った本です。やはり、このころの「和製ハードボイルド作品」は“いいな”と思いますね。もちろん物語の舞台は非現実的な世界ですが、作者のパッションを感じますし、“懐かしさ”も大きなプラス要因です。本作も、主人公を無謀な行動に駆り立てる動機や登場人物のキャラクタ設定は月並みではあっても、北方さんのストーリーテラーとしての秀でた構成力や緊迫したシーンを描く筆力が、作品のエンターテインメン...友よ、静かに瞑れ(北方謙三)

  • 〔映画〕ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

    2019年にアメリカとイギリスで制作された映画です。何が柱なのかよくわからないストーリーですが、そこが“映画らしい映画”という感じがします。クエンティン・タランティーノが監督で、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演作品とのことですが、ブラッド・ピットの一歩引いた演技もよかったですね。主役の2人の他にもキャスティングは豪華絢爛、マーゴット・ロビー、ダコタ・ファニング、アル・パチーノ、カート・ラッセルと居並ぶと圧巻です。あと、子役で出演していたジュリア・バターズも存在感がありました。ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドブルーレイ&DVDセット[Blu-ray]レオナルド・ディカプリオソニー・ピクチャーズエンタテインメント〔映画〕ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

  • 〔映画〕ゆれる

    2006年に公開された日本映画です。西川美和監督の作品を観るのは「蛇イチゴ」に続いて2作目になります。途中に“明確な”謎解きの伏線を置きながらのストーリー展開自体は今ひとつの感がありますが、香川照之さん、伊武雅刀さん、蟹江敬三さんといった実力派俳優の方々の卓越した演技力もあり、見応えのある作品に仕上げられたようです。ラストシーンの“一瞬”のタイミングは、想像どおりとはいえ、やはり印象的でしたね。ゆれる[DVD]オダギリジョーバンダイビジュアル〔映画〕ゆれる

  • 〔映画〕水は海に向かって流れる

    2023年に公開された日本映画です。同名のコミックが原作とのこと、登場人物は少ないのですが、それぞれが個性的で、演じる役者さんたちもそれによく応えていました。主演は、広瀬すずさん。こういったテイストの作品では、同世代の女優さんと比較しても頭一つ抜きん出ていますね。特に、アップのシーンでの輝きは別格です。“映画”が似合う役者さんにまた一歩近づいたという印象です。水は海に向かって流れる[DVD]通常盤広瀬すず,大西利空,高良健吾,戸塚純貴Happinet〔映画〕水は海に向かって流れる

  • 〔映画〕Mr. & Ms.スティーラー

    2019年に公開されたアメリカ映画です。観る前から想像できる典型的な“B級サスペンス”作品ですね。いつか奇抜なサプライズが準備されているだろうと期待して観ていたのですが、結局何も起こらず仕舞で、これでは低評価に甘んじているのもわかります。Mr.&Ms.スティーラー[DVD]テオ・ジェームズTCエンタテインメント〔映画〕Mr.&Ms.スティーラー

  • 新・地図のない旅 I (五木 寛之)

    いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。五木寛之さんのエッセイを見かけると、いまだについ手が伸びてしまいます。「地図のない旅」というタイトルの本ははるか昔読んだ記憶があるのですが、長い年月を経ての“新”版です。内容は、最近の五木さんの語りのとおりで、特に目新しい視点があるわけではないのですが、それでも日々の暮らしのなかでの気づきや想いを辿るにつけ、やはり気になるフレーズには出会えますね。それら中から私の関心を惹いたくだりをいくつか覚えとして書き留めておきます。まずは、「人間が馴化するとき」の章から。コロナ禍で予定されていた講演がすべてキャンセルになった五木さん、「リモート講演」の声がかかり、実際話してみた実感をこう語っています。(p98より引用)目の前にあるカメラを話す相...新・地図のない旅I(五木寛之)

  • 〔映画〕劇場版 SPEC〜天〜

    2012年に公開された日本映画です。テレビドラマシリーズの劇場版とのことですが、私はドラマ自体観ていないので、登場人物の設定も物語の背景等も全く予備知識がない状態で観てみました。強いて観た動機といえば、戸田恵梨香さんが主演だったということぐらいでしょうか。作品の印象は、ドタバタ系のスリラー・コミックの映像版といった感じで、その割にはところどころに中途半端なメッセージ性が見え隠れしていて、正直なところほとんど楽しめませんでした。続編もあるようなのですが、よほどでないと手を伸ばさないでしょうね。劇場版SPEC~天~スタンダード・エディション[DVD]戸田恵梨香TCエンタテインメント〔映画〕劇場版SPEC〜天〜

  • 〔映画〕バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版

    1987年に制作された西ドイツ映画をもとに、2008年に調整し直した「ニュー・ディレクターズ・カット版」です。予想どおりの独特の雰囲気を醸し出しているコメディタッチの作りで、流れる気怠いテイストの音楽も評判どおり。なかなか味のある作品ですね。こういった作品も“映画ならでは”という感じがします。思い出したようなタイミングで、時折取り出して観てみたくなる不可思議な魅力があります。バグダッド・カフェニュー・ディレクターズ・カット版Blu-rayマリアンネ・ゼーゲブレヒト紀伊國屋書店〔映画〕バグダッド・カフェニュー・ディレクターズ・カット版

  • 〔映画〕エクソダス:神と王

    2014年に公開されたアメリカ映画です。モーゼを主人公に、旧約聖書の出エジプト記に記されたエピソードを描いた作品なので、まさに今観るとあれこれと思いを巡らせてしまいますね。単純に“エンターテイメント作品”としての印象を言うとすれば、モチーフのスケールの割には結構平凡な出来のように感じます。スペクタクルシーンも、CGに慣れてしまっている現代ではほとんどインパクトはなく、むしろ不自然さが際立ちます。エクソダス:神と王[DVD]クリスチャン・ベール20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン〔映画〕エクソダス:神と王

  • 〔映画〕さかなのこ

    2022年に公開された日本映画です。さかなクンの自叙伝が原作で、実際のエピソードもかなり盛り込まれているようです。主人公のキャラクタがとても個性的なこともあり、映画としての好みは結構分かれるでしょうね。私の印象は、まったく受け付けないとは言いませんが、正直、かなり無理筋の作り方のようにも感じました。その中でも、主演ののんさんは熱演でしたね。彼女でなくては、作品としてまとまり切らなかったでしょう。さかなのこDVDさかなのこDVD沖田修一バンダイナムコフィルムワークス〔映画〕さかなのこ

  • パワハラ上司を科学する (津野 香奈美)

    いつも聴いている大竹まことさんのpodcastの番組に著者の津野香奈美さんがゲスト出演していて、本書についてお話ししていました。科学的データに基づくパワーハラスメントの発生要因や対策等の研究成果を体系的に整理し解説した著作です。私が今まで勤務した会社でも少なからずパワハラは発生し、それらへの対応に関与してきた経験もあることからちょっと気になって手に取ってみました。数々の興味深い指摘がありましたが、それらの中から特に私の関心を惹いたところをいくつか書き留めておきましょう。まずは、「パワハラ発生のメカニズム」についてです。本書では、パワハラの発生するメカニズムして「個人的パワハラ」と「構造的パワハラ」の2類型を挙げています。いずれも気になるところですが、私としてのより強い関心は「個人的パワハラ」にあります。津...パワハラ上司を科学する(津野香奈美)

  • 〔映画〕search/#サーチ2

    2023年に公開されたアメリカ映画です。iphone、google、instagram、facebook等々、多彩なデジタルツールを目まぐるしく使いこなして真相に迫っていく主人公の姿は、このうえなく“今”です。「家庭内暴力」という現代的課題をベースにした設定も、いくつものサプライズを織り込んだ謎解きのプロセスも、なかなかよく練られていました。観るまでは全く期待していなかったのですが、予想外に楽しめましたね。面白かったです。久しぶりに、素直に楽しめるエンターテイメント作品でした。search/#サーチ2ストーム・リード〔映画〕search/#サーチ2

  • 〔映画〕蛇イチゴ

    2003年に公開された日本映画です。西川美和さんのオリジナル脚本で、監督としてもデビュー作品になります。描かれた家族設定は大いに混濁しているのですが、そのあたり、平泉成さん、大谷直子さん、絵沢萠子さんら芸達者な方々がしっかりと演じていました。唯一“ノーマル”な存在だったヒロイン役のつみきみほさんもよかったですね。作品としては、意図的な“尻切れトンボ”のラストがちょっと気になりましたが、何か劇的なエンディングを準備できるかといえば、そういったタイプの作品でもありませんから、こういった幕の下ろし方もアリなのでしょう。蛇イチゴ[DVD]宮迫博之バンダイビジュアル〔映画〕蛇イチゴ

  • 〔映画〕トゥルーライズ

    1994年に制作されたアメリカ映画です。“アクション・コメディ”ですが、こういったノリの作品は、いかにもアメリカ好みのテイストなんでしょう。テロとの戦いというシンプルなモチーフや、核の扱いの軽さ等を観ると、ついそう感じてしまいます。そういう点では、アーノルド・シュワルツェネッガーがいつもながらのヒーローを演じるのも、さもありなんということですね。あと、出演者で、どこかで観た顔だと思っていた役者さん、あとでチャールトン・ヘストンだと知りました。トゥルーライズ[DVD]アーノルド・シュワルツェネッガーウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社〔映画〕トゥルーライズ

  • 〔映画〕オペレーション・ミンスミート -ナチを欺いた死体-

    2021年に制作されたイギリス映画です。“死体を使った欺瞞作戦”というのはとても面白い着眼だと思ったのですが、第二次大戦期に実際に実行された作戦だったのですね。私が暗愚なだけで、この作品のモデルとなった実在の「ミンスミート作戦」以前にも前例はあるそうです。さて、映画としてのこの作品ですが、私は大いに楽しめました。モチーフの秀逸さに加えて、コリン・ファースとマシュー・マクファディンが演じた中心人物の二人の絡みがとてもこなれていましたね。並行して創作されたのであろうエピソードも効果的で、それらをすべて回収したうえで最後のHappyendに持ち込む構成もよく出来ていたと思います。エンターテイメント作品としては(私の好みだったということでしょうが、)“上級”の部類です。オペレーション・ミンスミート―ナチを欺いた死...〔映画〕オペレーション・ミンスミート-ナチを欺いた死体-

  • 動物たちは何をしゃべっているのか? (山極 寿一・鈴木 俊貴)

    いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。霊長類学者の山極寿一さんと若手動物言語学者の鈴木俊貴さんとの対談ですが、タイトルをひと目見て惹き付けられました。類人猿や鳥類をはじめとしたさまざまな動物のコミュニケーションの最新研究成果から「ヒト」という生物の本性まで興味深い話題が尽きないのですが、それら中から、私の関心を惹いたくだりをいくつか覚えとして書き留めておきます。まずは、「Part2動物たちの心」の章から。鈴木さんの研究対象であるシジュウカラの鳴き声には、「単語」としての意味だけでなく、「文法」(語順による意味の違い)も存在するとのこと。これには大いに驚かされましたが、さらに、それを証明するための「実験」の構成がとても面白いものでした。ちょっと長いのですが引用しておきます...動物たちは何をしゃべっているのか?(山極寿一・鈴木俊貴)

  • 〔映画〕ウェイ・ダウン

    2021年に公開されたスペイン映画です。難攻不落の「金庫」を破るというよくあるモチーフですから、大体のストーリー展開の見当はつきます。最後の脱出シーンも当然想定どおりでした。まあ、かなり軽めのエンターテインメントといったノリの作品で、それはそれで気楽に楽しめましたね。映画の出来はともかく、ラストの「イニエスタのゴール」は問答無用で最高でした。ウェイ・ダウン〔映画〕ウェイ・ダウン

  • 〔映画〕ウォール・ストリート

    2010年に公開されたアメリカ映画です。「ウォールストリート」が舞台で「マイケル・ダグラス」が主演の映画と聞くと、大体のストーリーラインは予想されるのですが、この作品はちょっとテイストが異なっていました。金融取引の切った張っただけでなく、“ファミリー”もモチーフとなっていて、物語の幅が広がっていたように思います。しっかりとした構成の“映画らしい映画”でしたね。キャスティング面では、定番のマイケル・ダグラスはともかく、出番は少なかったのですが、スーザン・サランドンが脇で顔を出しているのは効果的でしたし、ヒロイン役のキャリー・マリガンはとても自然で魅力的でした。〔映画〕ウォール・ストリート

  • 〔映画〕舞妓はレディ

    2014年に公開された日本映画です。よくあるモチーフの主人公の“成長物語”ですが、舞台が「花街」というのがウリです。軽い“ミュージカル”的演出もあって、気軽なエンターテイメント作品としてはまずまずの出来だったと思います。私は、こういったシンプルなつくりが好みなので、十分に楽しめました。ともかく、主役に上白石萌音さんを据えた時点で作品の成否は決まりましたね。月並みな言い方ですが、とてもよかったです。それに加え、富司純子さんに草刈民代さん。品のある演技はもちろん、歌や踊り、ダンスと存分に魅せてくれました。舞妓はレディスタンダード・エディション(DVD1枚組)上白石萌音東宝〔映画〕舞妓はレディ

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