いわく因縁付きの「アベノマスク」は、緊急事態宣言が解除された今になっても、まだ届かない。必要なところへの支援額を削り、500億円近くの大金を投じ、不良品が出たら、検品にさらに8億円を追加した。不良品が出れば、納入業者が負担する費用を、税金で払う見識を疑う。☹二週間以上前に、スポーツジムで、マスク(50枚入り一箱)を2,300円で売っていたが、1,900円にダンピングして在庫を一掃した。通販ならもっと安い。また、県から送られてたマスク購入券を、欲しい人に譲ろうとしたら、ジムで、「誰か集めて、必要な所へ送ってくれ」との声を聞き、同調することにした。「アベノマスク」ではなく、「アホノマスク」と言われてもやむをえまい。しかも、TV画面に映る閣僚の誰一人として「アベノマスク」をしていない。"(-""-)"★届かぬアホノマスク
政府が示した「新生活様式の実践事例」を守ったら、窒息するので、「感染予防の三つの基本」(距離・マスク・手洗い)に沿って、「マイ・スタイル」風にアレンジした。万人共通の不安は、「私はうつさないと思う。しかし、あなたはうつされると思う」ことなので、このパラドックスを具体的な行動に置きかえれば良い。私の場合、買い物から病院、銀行、官公署、図書館等々、殆どの用事が、半径3km以内に収まるので、利用頻度に合わせて、動線マップをプロットした。車は、妻と一緒の時以外使わず、徒歩か自転車で、運動量を確保する。その際、少し遠回りしてでも、交通量が少なく、人通りが少ないルートを利用すれば、「三つの基本」の「距離」に合致する。二つ目のマスクは、携行するが着用しない。時宜に応じて着用すれば、ボケ防止に有効だ。最後の「手洗い」は、長年の...★新生活様式(後編):マイ・スタイル
新しい生活領域を固めようと思い、手始めに、政府が推奨する「新生活様式」とやらを読んでみた。タイトルは「新生活様式の実践例」で、(1)一人ひとりの基本的感染対策、(2)日常生活を営む上での基本的生活様式、(3)日常生活の各場面別の生活様式、(4)働き方の新しいスタイルの4分類で、それぞれを細分化した項目を羅列している。一例を引用すると、「遊びに行くなら屋内よりも屋外を選ぶ」、「家に帰ったら、まず手や顔を洗う。出来るだけすぐに着替える、シャワーを浴びる」と書いてある。まるで、幼稚園児か小学生に教えるように、表現を変えて、何度も同じことをいうのは、誰かの演説と同じで、読み切るのに忍耐が必要だ。おそらく、実践例通りに生活する人はいないと思うが、政府が、いつものように、マニュアルや印刷物で周知活動を展開すると思うと、アベ...★新生活様式(前編):政府推奨の実践例
安倍総理が、世界に誇れる卓越した模範となったと豪語する「日本モデル」って、何なのかと考えた。政府の対策は、科学的根拠やデータを示さず、事業者に補償なしで営業の自粛を要請し、国民には、外出自粛を要請しただけで、「自粛強要」だった。唯一の合理的な根拠は、専門家が、感染拡大を防ぐためには、「人と人の接触機会を8割削減する必要がある」と試算した病理的理論値を受け入れたこと位だ。そして、「接触機会8割減」を実現するために、「外出自粛策」を採った。一見、合理性を担保しているようだが、人出の多少と、接触機会の多少の関係は、感染リスクの確率の違いであって、人出が多くても、接触しなければ、感染しない。そうでないと、銭湯やパチンコ店で、クラスターが起きなかった説明がつかない。逆に、対策の取り方次第で、感染を防止できるはずで、「○○...★「日本モデル」=「自粛強要」
安倍総理は、わずか1カ月半で、流行をほぼ収束させることができた。「日本モデル」で成功したと胸を張ったが、巷間の反応は、慎重な意見が多いようだ。小規模事業者が次々に倒産や閉鎖に追い込まれた。自由主義経済のもとで、政府が、休業補償をせずに、自粛要請したために取り返しのつかない現実を迎えた。これを「成功」と言ってよいのだろうか。一方、私は、これからの新生活ルールの方が息苦しく、ついて行けない気がしている。私のアフター・コロナ生活のキー・ワードは、残り少ないカウント・ダウン人生に差し掛かり、「不要不急の外出が許される」ことに尽きる。好きな時に、好きなところに行き、その土地の旬の物を食べる。ついでに、ロードレースに参加し、心地よい汗をかいた後、温泉に浸かり、健康を実感出来れば、それ以上の喜びはない。そして、それが今の心の...★アフター・コロナ社会(番外編2):心のより所
WHOのテドロス事務局長が、死亡率を低く抑えることに成功した日本の新型コロナウイルス対策を称賛した報道に接して、鬱積した不満が少し溶解した。国際比較は、諸条件の違いから難しいが、たしかに日本のコロナ感染者の死亡率は、諸外国よりも低い。海外のマスメディアが、今まで日本の対策を批判した主な理由は、「①PCR検査実施数が国際水準を下回る、②都市閉鎖をしない、③移動や外出制限が緩い」ことだった。しかし、最近、ブルーバーグは、「政治のリーダーシップが欠けているため、医師や専門家が前面に出ることが出来た」と報じ、ガーディアン紙は、「台湾や韓国などと違う、もう一つのコロナ対策のサクセス・ストーリーと言える」と論調を変えた。一方、オーストラリアのABCテレビは、日本人のハグ・握手等と異なる挨拶の仕方や、清潔を心掛ける生活習慣の...★アフター・コロナ社会(番外編1):全面解除は?
コロナの脅威は、当分、去らないが、終息後の社会経済活動や生活スタイルは、必然的に、今までと違った形態をとらざるを得ない。マスク不足を通じて、多くの物を中国に依存する脆弱さを知り、ボーダレスに拡大するグローバル経済のリスクと限界も学んだ。日本政府が、リスク・マネジメント上、国内で材を賄うように舵を切れば、外国人を労働力不足の便法としてではなく、移民政策と真摯に向き合う必要が出てくる。また、内製化に伴うコスト高は、インフレへと進む可能性を含むことも否定できない。一方、オンライン・ショップやテレワーク、テレビ会議等が日常化すれば、IT時代に即応したエネルギーの供給問題も不可避になる。加えて、ドライブ・スルーやテイク・アウトが主流になれば、ごみ処理問題が、今まで以上に重くのしかかってくる。ざっと思いつくだけでも、社会構...★アフター・コロナ社会(完):変容は必然
日常生活において、「ソーシャル・ディスタンス」ほど、現実離れした概念は無いと思う。コロナ対策としての暫定的措置であれば、やむを得ないが、「新生活様式」の基本だと言われると、人間性を否定されるようで、抵抗を感じる。たとえば、ホテルの自動チェック・イン(アウト)や、各種ドライブ・スルーは、衛生的にも機能的にも有効なので、主流になっても抵抗はない。しかし、雀荘で2m離れたり、1人か2人の客しか入れない居酒屋や、横並びで人形を挟んで食べるレストランを想像するとぞっとする。オンラインによる宴会やライブ、演芸等は、一時的な好奇心を刺激しても、すぐに飽きられ、廃れる。人間の感情は、その場に流れる空気に左右されるので、フェイス・ツー・フェイス抜きに、人間社会の交流は成り立たない。AI・IOT万能時代になろうとも、人間性を否定す...★アフター・コロナ社会③人的交流の基本
一夜明けたら、妻は、惰眠をむさぼる私をしり目に、早朝ジョグから帰り、「昨夜は、コロナかと思った」と、人の心配も知らぬげで平然としていた。これが現実か!で済ませぬ現実もある。"(-""-)"正常な社会経済活動の再開に向けて、自治体ごとに、独自の取り組みが加速している根底には、ヘドロ状に蓄積した中央政府に対する不満・不信がある。「二律背反」ともいえる医療対策と経済対策のバランスをとる難しさに葛藤している状況下で、「気のゆるみ」を連発する上意下達の言動が、不信感を煽る。アフター・コロナの生活への移行の鍵は、住民に近い組織活動が握っている。政府が、自治体の自由度をふやし、民の知恵に足かせとなる、余計な口出しを控えれば、展望が拓ける。政府には、各界代表の専門家集団にアフター・コロナの社会を展望した「新時代のビジョン」の策...★アフター・コロナ社会②政府の自浄&自助
昨日は、あまりにも重大ニュースが多く、頭の中を整理できないもどかしさを感じている。夏の甲子園高校野球の中止は、かける言葉もない。慰めの言葉は、一時の気休めでしかなく、これが人生としか言いようがない。黒川検事長の辞任劇は、超エリート官僚の哀れな末路としか言いようがない。前代未聞の定年延長という手法を弄した安倍総理の心中は、、、?陽性反応で、自宅待機中にパチンコ店で濃密な時間を過ごしても、議員辞職しない厚顔無恥な金沢市議。「あれもコロナ、これもコロナ」と、人智が及ばぬ世界の大きさ・不思議さを思い知る。私にとっては、昨夜、妻が夕食後、「寒気がする」と電子カーペットに横になり、毛布をかぶって寝入ったことが一番、重い現実だ。★アフター・コロナ社会①プロローグ
コロナ騒動に便乗した詐欺の手口が巧妙になっているので、新種として、用心するにこしたことは無い。人の弱みにつけ込む卑劣な輩だと非難しても詮無いことで、特別給付金や助成金などの代行手数料を払って、その数倍もの被害を被ったのでは、悲劇だ。私は、子供の頃、親から「金」と言う字は、「人」「ニ」「ハ」「|」「一」(人には辛抱一番)と書くと教えられた。何の苦労もせずに、お金が天から降って来るはずがないとの戒めだ。また、「儲」と言う字は、「信じる者が儲ける」と書くが、それは騙す方の論理。私は、「人と者の間に言葉が入る」と読み、儲け話は、間言(=甘言)に注意しろと解釈している。「地獄の沙汰も金次第」と欲張ると、罠にはまる。コロナは、阿弥陀様でも閻魔様でもない。☹★コロナ便乗詐欺防衛の心得
娘に、ecardを送ったかどうかを確認すれば済むことだったが、迂闊にもそのまま忘れていたら、15日に、123Greetings.comから、再度、次のメールが届いた。件名は、Reminder:Yourcardfrom○○iswaitingforyou.で、Youhavenotpickedupyourgreetingthat○○senttoyouon10-May-2020.とあった。あわてて、娘に確認すると、「普段、何もしないので、たまにはと思って送った」と返信があったので、私の杞憂に終わった。しかし、オーストラリアでも、コロナウイルス関連の詐欺が増加しており、「リンク先が多いなら開けない方が無難」というので、折角の好意だったが、カードを見ないままで削除した。本件がコロナ騒動に便乗したものかどうか真偽不明だが、触...★コロナ便乗商法?(後編):真偽不明
5月10日、123Greetings.comからメールが届いた。○○justsentyouanecardfrom123Greetings.com.Youcanviewitbyclickinghere:で始まる「母の日」のお祝いカードだったが、偽サイトへの誘導と思い、開かなかった。しかし、娘のアドレスと合っているので、123Greetings.comの正体を調べると、実在する会社だった。原文の一部を抜粋引用すると、~Hey,Mother'sDayisonMay10.Momhasthestrongestandthequietestinfluenceonus.It'sthedaytosaluteyourmomorsomeonewhoisamom.Mother'sDayistheperfecttimetoshowher...★コロナ便乗商法?(前編):ecard
政府は、経済のV字回復を目指すというが、コロナ・ショックは、リーマン・ショックと違い、日本社会全体を土台から揺るがしており、不可能に近い。多くの国民が、コロナ規制に我慢を重ねているのは、一日も早く、普通の生活に戻りたい一心からで、決して贅沢な話ではない。ついては、内閣府の試算では、30年後の人口は、約4,000万人減り、8,000万人台に突入し、そのうちの4割以上が65歳以上の高齢者になるとしている。人口が減少すれば、GPUの三分の二を占める個人消費が自ずと減るので、経済成長一辺倒の政策の限界を見極め、8,000万人時代に合致した「持続可能な社会」構築が必要になる。その為には、安倍総理が拘る憲法改正を、「私権を脅かすような事態に備えて」ではなく、「人口8,000万人時代の社会規範」として議論するなら大賛成だ。9...★間違いだらけのコロナ対策(完)コロナのお土産
新型コロナウイルス対策で、毎日新聞社と社会調査研究センターが実施した全国世論調査は、トップ・ツーの指導力不足を如実に反映する結果となった。ランキング1位の大阪府知事は、「大阪モデル」が評価され、2位の東京都知事、3位の安倍首相を大きく引き離した。判断基準の正確さでは無く、指標の明確さが、安心感を与えた。今頃、「東京アラーム」を出しても、周回遅れのパフォーマンスに過ぎない。さて、私は、岩手県知事をトップに推したい。ユニークな施策は見当たらないが、全国で唯一、「感染者ゼロ」を維持している。これは、平常時から、知事と県民の信頼関係が強いから達成できていることで、その行政手腕を高く評価したい。また、和歌山県知事のPCR検査体制確立も評価に値する。済生会有田病院で、医師と患者が感染した時、政府の指針では「中国への渡航歴」...★間違いだらけのコロナ対策④首長の評価
中国で、マスクをしてジョギングした子供が死亡したのを受け、ある教育委員会で「体育の時間にマスクをしない」方針を決めたが、当然のことだ。これから本格的な暑い季節になり、熱中症の危険が重なる。私のような超スロー・ジョガーでも、しばらくすると息苦しくなり、マスクを外している。「あれもダメ、これもダメ」ではなく、「通常の生活様式でよい」とし、「但し書き」で、「○○の場合は、△△して欲しい」とすれば、納得性が得られる。私は、もともとマスクは気休めだと思っているので、携行するが、必要な時以外、着用しない。むしろ、自分で時機に気付き、判断することで、認知機能の低下予防に有効だと思っている。神経質になればなる程、些細なことが気になり、ストレスをため込んでしまうと思うのだが。(^_-)-☆★間違いだらけのコロナ対策③リスク判断
安倍総理肝いりの「各家庭に2枚のマスク配布」は、不良品が続出し、数億円の検品費用がかかるうえに、いまだに配布率5%ほどだが、もう市中のマスク不足状態は、脱した感がある。先日、石川県から「マスク購入券」が届いたほか、ドラッグ・ストアやスーパーマーケットの店頭にも順調に入荷している。また、私が通うフィットネス・クラブでも市中流通価格よりも安く入手できる(50枚入り1箱・税込み2,300円)が、買う人は少ない。妻は、受け取りを拒否しろと言うが、郵便受けに投げ込まれ物を送り返すのが面倒なので、マスクが届いた日を、我が家の「コロナ記念日」にして、お蔵入りを考えている。新型コロナウイルス対策に関する世界のリーダーの指導力比較で、日本が最下位に甘んじるわけが分かり易い好事例だと思う。★間違いだらけのコロナ対策②アベノマスク
政府は、今日、39県について、緊急事態宣言の解除を決定するにあたり、「気のゆるみ」が無いようにと釘を刺すが、鏡に映して考えて貰いたい。私の不安が的中し、富山県内で、とうとう銭湯で新型コロナウイルスの感染者が出た。金沢市内の銭湯で、同じケースが、いつ起きても不思議ではない。湯船や洗い場は、密閉&密接状態で、飛沫がかかるし、脱衣所でも密集状態の銭湯がクラスター化しなければ、スーパー銭湯はもとより、パチンコ店や飲食店が営業を再開しても大丈夫だとさえ思う。厚労省が、時代にそぐわない公衆浴場法に縛られて、「最も感染リスクが高く、不特定多数が利用し、感染ルートを把握できない」銭湯を自粛要請の対象外にした野放図さに呆れかえっている。私は、5月6日に短時間とはいえ、銭湯に行ったので、あと一週間、感染の不安から解放されない。★間違いだらけのコロナ対策①銭湯
新型コロナに気をとられていたら、PCがウイルスに感染してしまい、二日間の除去手術を終え、昨夜、帰宅した。感染ルートは不明だが、最近、急増している無料アプリの広告宣伝だと思われる。新型コロナと違い、マスク(画面)に付着したウイルスは、手洗い(デリート・キー)だけでは除去できず、消毒液の配合を誤ると、コンピューターの内部に侵入する厄介者だ。おそらく、私の不注意による誤操作だと思われるが、政府が要請する「新生活様式」に従順であればあるほど、「フレイル」現象に陥り、身体機能の低下に留まらず、認知機能の低下につながる危険があると、自戒している。"(-""-)"★コロナは反面教師
日本国内の世論調査では、新型コロナウイルス問題への安倍政権の対応について、約半数の人が「評価しない」と答え、「評価する」を上回るが、内閣支持率は、依然として40%前後を維持している。しかし、シンガポールとフランスのリサーチ会社が共同で、23カ国・約13,000人を対象に実施した「新型コロナウイルス対応の国際比較調査」では、日本が不名誉な最下位と評価された。調査は、政治、経済、地域社会、メディアの4分野で、それぞれの指導者の評価を指数化したものだが、日本は全4分野のいずれも最下位だった。安倍政権の対応を高く評価した人の割合は、5%にとどまり、中国(86%)、ベトナム(82%)、ニュージーランド(67%)などに大きく劣り、感染者・死者ともに世界最多の米国(32%)をも下回った。調査結果のすべてを信じることは危険だが...★コロナ対策の責任者(後編):国際評価比較
新型コロナ対策の説明役として登場する専門家会議には、司令塔としての権限が無いと理解している。従来、日本の感染症対策は、厚労省所管の国立感染症研究所が担ってきており、知見を示しても、対策の策定・実行の権限はない。政府は、1月末に対策本部を立ち上げ、2月に同本部に専門家会議を設置したが、3月26日に改正特別措置法が成立して、ようやく法的根拠が整ったのが経緯だ。従って、政府が、専門家会議の意見を踏まえて、最終判断を下し、国民に説明する全責任を負う。安倍総理が、専門家会議に諮らずに、独断で一斉休校を宣言して、批判された直後から、「専門家会議の意見をよく聞いて」と、やたらと専門家会議を持ち出すが、彼らを壁にしている印象を拭えない。政治は、結果主義であり、動機の善は結果の善にはならない。修飾語が多く、回りくどい説明ではなく...★コロナ対策の責任者(前編):司令塔不在
休校問題を巡り、急浮上してきた「9月入学方式」を苦肉の策に終わらせず、教育制度を「新生活様式」への突破口にするなら、コロナを飲み込む戦略になる。国際標準に合わせるのも一つの判断なので、反対しないが、義務教育制度や高等教育のあり方、さらには、企業の採用制度やキャリア・パスに到るまで、外国の体系と全く異なることを忘れてはいけない。生涯にわたる大問題なので、必然的に、社会構造の再構築が不可欠で、考えるだけでも気が遠くなるが、日本には、優秀な頭脳集団が大勢いる。安倍総理が、大英断を下せば、優秀な官僚たちが、持てる能力を遺憾なく発揮すると確信している。それ位の気概を持って、この難局に立ち向かわないと、コロナに負けることになる。★新生活様式(後編):活路は子供たち
専門家会議が提言した「新生活様式」には、社会の仕組みの問題を含んでおり、違和感を感じた。提言中の3Mを避けることや、マスクの着用、人との間隔、或いは、買い物や検温等は、個人レベルの「日常生活の習慣」として実践することが出来る。しかし、オンライン授業の推進や、テレワーク・時差出勤の普及、或いは、飲食店・商業施設などの感染拡大予防策は、旧来のしがらみを断ち切る必要があり、簡単ではない。政府が、本気で「新生活様式」を定着させたいと考えるなら、政府主導で、今までの社会の枠組みを変えない限り、実現できない。IOT時代に相応しい価値観を持った生活様式を創造するキーは、国の未来を託す子供たちの教育問題をベースに検討すべきだと思っている。★「新生活様式」(前編):≠新日常生活
公衆浴場法上、フィットネス・クラブは、スーパー銭湯と同じく、「その他の公衆浴場」に属している。私が通うフィットネス・クラブは、新型コロナ感染予防対策を徹底し、館内では入浴時以外、マスク着用だったが、要請に従い、5月6日まで休業し、今日から再開の予定になっている。その間、自家源泉を備えた金沢市郊外の一軒宿へ、何度か日帰り入浴に出かけた。食事とセットの条件だったが、コロナの影響で空き室が多く、貸し切り状態で、滝見の露天風呂で手足を伸ばした。しかし、贅沢出来る身分ではない。ジム再開の日を「新日常生活」のスタートにしようと思っているが、「新生活様式」となると、意味合いが違う気がする。★新日常生活②フィットネス・クラブ
金沢市内には、温泉を使った公衆浴場(銭湯)があるので、昨日、数年ぶりに行ったら、「3M」の極みで、すごく混雑しており、早々に退散した。新型コロナウイルス感染のリスクでは、銭湯もスーパー銭湯も同じだと思うが、スーパー銭湯に休業要請をしながら、銭湯が営業している理由が分からず、調べてみた。公衆浴場法では、「一般公衆浴場」と「その他の公衆浴場」に区分し、前者は、日常生活で保健衛生上、必要なものとされ、入浴料の上限も決まっている。一方、スーパー銭湯は、「その他の公衆浴場」とされ、飲食・エステ等を併設し、商業的色彩が強く、料金設定も事業者の裁量に任せている。しかし、公衆浴場法は、昭和23年に制定された法律で、自宅に浴室が無かった時代で、現代の住宅事情と趣を異にする。休業要請するなら両方共にすべきと思ったが、銭湯での感染者...★新日常生活①銭湯VSスーパー銭湯
覚悟していたことでも、いざ、現実に直面すると、素直に受け入れられないのは、出口戦略が見えない曖昧さにある。今までの1ヶ月が何だったんだろうと、疑問を感じる人が多いはずで、5月末まで延長するなら、抽象論や心情論ではなく、納得できる説明が必要だ。感染収束対策と経済対策の二本柱を並べて、「緊急事態宣言前」と、「宣言後1ヶ月後の状況」、そして、「5月末の目標」を客観的なデータで示して欲しい。病床数の確保やPCR検査数と体制、治療薬等の医療問題をどのように進めていくのかを、明示しない限り、不安が解消されない。また、そうしないと、「新生活様式」とか「新たな日常生活」を1ヶ月間つづけても、「新規感染者数が、退院者数以下のレベルまで」下がる保証はなく、再延期・再々延期と、際限なく続くことになる。安倍総理が、成り行きで判断するよ...★「緊急事態宣言」の延長
昨日、日本郵便から一通の封書が届いた。件名は「お支払いのご案内」とあり、料金を指定口座に振り込んだ通知だったが、「国際郵便物損害賠償等お支払額」と表示してあったので怒りが再燃した。実は、4月1日にオーストラリアへEMSで小包を送ったところ、日本郵便の手違いで送り返され、郵送料を返して来たもので、「損害賠償」ではない。普通の会社なら、送り状控えと領収書を持参すればその場で返金処理をするのが常識のところを、4種類の請求書類を提出させられたのだから、未だに旧い体質が残っていると言わざるを得ない。自分が支払った代金を返してもらうだけで、1ヶ月以上もかかるようでは、融資や補償、給付金等の処理には、もっともっと日数を要するに違いない。コロナのお土産として、政府が「新生活様式」を導入するなら、手間暇かけなくて済む「行政の仕組...★コロナの悪ふざけ?
人口10万人あたりのコロナ感染者数で、北陸三県が揃って上位を占めており、肩身が狭い。その中でも、金沢市は、4月15日時点で、東京16.8人に対して、20.6人。その後も深刻な状況が続いている。しかし、自己の権利意識が強い東京に対し、温厚で冒険を好まず、近所の目に敏感な金沢市民が、自助・共助活動に動き出し、心強い結束力を見せ始めた。クラスター化の恐れがあるパチンコ店が閉鎖されると、隣県の店に押し掛ける東京にくらべ、金沢では、パチンコ店の駐車場に仮設のドライブ・スルーを設け、10数件の飲食店が、持ち帰り弁当を売り始めた。種類が豊富で、毎日、違う味を楽しむことができ、早々に完売しているのを見倣って、異業種同士がタッグを組んで水平展開し、「コロナ憎し」から「コロナに負けない」、「克服する」へと舵を切った。苦しい時の行政...★地方の底力で「克コロナ」
オーストラリアが、厳しい規制に踏み切った3月中旬、東京都知事の関心事は、新型コロナウイルスよりも、東京五輪の延期に向いていたので、私は「クラスターは東京」シリーズで警鐘を鳴らした。マスコミも、連日、東京都知事の発言やIOC、組織委員会、政府との調整状況、或いは、延期に伴う会場問題や選手への影響などの報道に熱心だった。池に石を投げ込むと、波紋が広がるように、「ダイヤモンド・プリンセス号」の入港以降の東京都知事の無策が、じわじわと地方に拡散していった。たとえ、東京がコロナを制しても、日本全体が終息するのはそのあとになるので、オリンピックの再延期や中止も視野に入れる必要がある。「東京から日本を変える」と訴えて圧勝した小池都知事が、私が期待しない日本に変えてしまった。そして、いま確実なことは、7月の都知事選で、その人が...★コロナ対策の日豪比較④完
日本政府が、連休明けまでとしていた「緊急事態宣言」期間の延長は、もはや必至の情勢になった。オーストラリアの対策については、3月に紹介済みだが、日を追って、厳しい措置を追加し、都市閉鎖だけでなく「州間移動」まで禁止し、違反すると、その場で、日本円で70万円以上の罰金を徴収した。一方、日本では、Gウイーク中に「来ないで欲しい」、「県境で検温」をと、自治体が協力を求めているが、国内の移動制限がないので、強行突破されたら黙認するしかない。もし、政府が、意識的に社会規範として浸透しているモラルに訴える対策を採ったのだとすれば、国民は自尊心にかけて、その期待に応えないといけない。いまの対策でコロナを鎮圧できれば、それはそれで評価に値するが、コロナにモラルは通用せず、長期化を覚悟しておいた方が賢明だと、私は思っている。★コロナ対策の日豪比較③:モラル>規制?
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