花より男子二次小説、類つくです。 類とつくしの恋物語。 悲哀、ほのぼの、でも最後はハピエンで!
縁(えにし)& 命短し恋せよ乙女を投稿中です。
「ねぇ・・あなた、あの時の母親はつくしさんじゃ無かったのかしらね?」 「いや、あの娘さんに違いは無かろう?本人が記憶が無いって言ってたじゃないか。」 「でも、それじゃあ・・あの可愛らしい娘さんはどうしたのかしらね?」 「‥他人の事だ・・私ら...
久我家の執事兼運転手の滝沢が 指定された場所に車でやって来た。 「お待たせしましたお嬢様。」 「滝沢さん、ごめんなさいね?わざわざ来て貰って・・あのね この方達をお家まで送って貰いたいの、あそこに見える白い屋根のお家・・ いいかしら?」 「...
今日は類がつくしを迎えに来る。 だが・・久我はつくしにどう切り出していいのか迷っていた。 「叔父様、私は朝のお散歩に出掛けて来ますね?」 「つくし・・・いやいい・・散歩から戻って来てから話すよ。」 「変な叔父様・・・お話があるなら散歩は後に...
あきらとの電話を終えて、スマホをポケットに仕舞おうとした 類の元に着信音が鳴った。 相手は久我薫氏 「はい、花沢です。」 「類君・・久我です。 ・・・もしかして、君の友達の美作あきらくんから電話があったかな?」 「ええ、今話を終えたばかりで...
「類?」 「あきらか、どうかしたの?」 「あゝ・・ちょっとな・・・。」 「何?何か分かったの?」 「・・・類、ひょんな処から話が出てきて・・驚いているんだが・・ お前さ加納慧斗って男の事知ってる?」 「加納慧斗・・・あゝもしかして昔モデルを...
久我薫は自分の今までの行動を後悔していた。 まさか、あのつくしの事故が・・・轢き逃げをして逃げた犯人が 慧斗と関係していた等信じたくは無かった。 だが、それが事実だと慧斗の話を聞けば納得できる。 全ては自分が蒔いた種である・・・。 慧斗をあ...
「久しぶりな近藤・・あゝ私だ。 君に頼みがある、至急調べて欲しい事があるんだ。 真正組の幹部に劉という男がいると思うんだが・・ あゝ劉だ。あゝそうかその男の事を調べて欲しい。 あゝ金は払うよ・・頼む。どれくらい掛る? あゝそうか・・じゃあ電...
慧斗と話を始めて1時間が経とうしている。 居間の時計が10時を知らせる。 つくしは朝の散歩に出ていて、10時半には戻って来る。 薫は、つくしがもうすぐ散歩から戻る事を考えると この場から直ぐに慧斗を追い出す必要があると考えていた。 ここで、...
薫は慧斗の様子がおかしな事に直ぐに気付いた。 身なりを気にする余裕さえ無いのだろうか? スーツはヨレヨレで、シャツも数日変えていないのが分かる。 髭さえも剃っていないのである。髪もいつ切ったのか分からない程 伸びてむさ苦しい程である。 モデ...
つくしが、車に轢かれて記憶を失くし退院後に 久我にお世話になることが決まり つくしが御宿の別荘に来て2カ月後の事だった。 朝から別荘に来客があった。 「社長は在宅?」 「すみませんが、どちら様でしょうか?困ります、勝手に中に入られては・・・...
つくしが花沢家から居なくなり はな枝から、りんの話を聞くのが日課になっていた類は 今日の昼間に起きた話を聞きながら オープンカフェの話が出てきて驚いた。 「類様はご存知でしたか?坂の下にあるオープンカフェの事を つくし様はルークのお散歩の途...
類が会社に出掛けると一人ぼっちのりん。 だから、りんはルークを自分の弟のように可愛がった。 ママがルークにいつも、ご飯や新鮮なお水をあげるのを傍でいつも見ていた。 ルークのご飯を入れる器も、水を飲ませる給水機も毎日綺麗に洗っていたつくし。 ...
類の元に翌日警察から連絡があった。 つくしを事故に遭わせた犯人安藤茂雄が、千葉の海水から車ごと引き上げられて 他殺の疑いもあるので、司法解剖に遺体が回されたと言うのである。 司から聞いた通りの内容であった為、類には驚きは無かった。 それと同...
類が久我の別荘から戻って来たその日、 NYの司から電話が掛って来た。 「類か?」 「あゝ司・・つくしの事で世話になったね・・ありがとう。」 「あいつ、目がちゃんと見えるようになったんだろう? それなのにお前何だか元気がないな?」 「あゝ・・...
類はつくしの様子で、類の事も記憶から消したんだと理解した。 それは、類には到底信じたくはない事であったが あそこまで、他人行儀な挨拶をされてその上本当に 演技でもなく、類の事を今逢ったばかりの初対面だと 態度で示されたら、それを認めるしか術...
皆様 こんにちは。 3月11日まで、後4日です。 2011年3月11日に起こった東日本大震災 あの日を、私は忘れられません。 まだまだ、年月が経っても復興支援は必要です。 今年もYahoo!JAPANから寄付のお知らせがありました。 ***...
つくしが、久我の御宿の別荘に引き取られて 2週間後の事だった。 「つくし、今日は類君が遊びに来るそうだよ。」 「叔父様、類君って・・あの・・どなたですか?」 「つくし?病院で逢ってるだろう?」 「病院って?叔父様が通院されている大学病院の事...
久我薫が、病院につくしを見舞いに来た。 つくしの記憶には矛盾する事が多かった。 つくしは、今回の事故に遭ったのは17歳の時の事故だと思っていた。 だが、目が見えるようになりそれが記憶喪失だと理解したようだ。 それなのに、幼い頃に数度逢っただ...
人間の記憶のメカニズム等に興味も無ければ見識がある訳でも ない類だったが、 二度目の記憶喪失に陥ったつくしが自分を久我だと言い張るには 何か、記憶の何かが鍵となっていると思っていた、だがそれは今の類には分からない事だった。 手術が無事に終わ...
つくしの目の手術が無事に終わった。 「私は誰なの?ここは何処?」 つくしはパニックを起こしている。 類はつくしを落ち着けようと声を掛ける。 「あなたは、私のなんなの?」 「僕は君の夫・・。」 「嘘、私が結婚ですって?あなたが夫?」 「・・・...
つくしの手術後の事だった、 花沢さんと呼ばれる事に今まで何も 言わなかったつくしが不思議そうに看護師に聞いたのだ。 「‥花沢って、もしかして私の事を言っているんでしょうか?」 「・・はいそうですよ、花沢つくしさん。」 「私は久我です・・久我...
つくしは、事故後手術を終えて3時間後に意識を取り戻した。 「花沢さん、花沢さん大丈夫ですか?」 看護師や医師の言葉に、ぼんやりと反応を示した。 「ここは?」 「大学病院の救急救命センターです。」 「・・何がおき・・たんでしょうか・・?」 「...
つくしを事故に遭わせた犯人は、車を乗り捨て逃げていた。 全国指名手配された男の名は 安藤茂雄という50代後半の男だった、 犯人が捕まらない以上、何故りんを狙って交通事故を起こしたのか分からない。 花沢物産の子会社関係でも、取引先にも安藤茂雄...
「ブログリーダー」を活用して、noritamaさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。