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時間のしずく time drops https://blog.goo.ne.jp/jikannoshizuku

ココロの風通し的散文です。思うこと/アート/本/映画/音楽/自然など、日常の写真を添えて綴ります。

すきなもの。たいせつなこと。ココロに風を通すと見えていなかったたいせつなことがあぶり出されてきたりします。

miko
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2014/12/01

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  • スターに変身!

    木の花って豪快だ。想いもよらないカタチの花を突然咲かす。何度も通った道でいつも素通りしていた街路樹がにわかにスターに変身だ。モシャモシャのふわふわのお花をつけておしゃれしているのはネムノキ。ネムノキってこんなフシギなお花をつけるのねぇ。以前から思っていたけれど、ネムノキとオジギソウって葉っぱのカタチがよく似ている。親戚なのかな。ネーミングも何だか同じにおいがする。一度認識すると、途端に目に飛び込んできやすくなるもの。たまに通リかかる公園のこの木もふわふわのおしゃれさんに束の間へ〜んしん!スターに変身!

  • 引き寄せられる場所

    またまた都会のジャングルに吸い込まれて来ました。ここは近年とてもお気に入りの場所、南青山にある「岡本太郎記念館」先日乃木坂駅近くのギャラリーに行った後、あまりの良い天気青い空にわたしの脳裏に浮かんできたのは緑の大きな葉の繁る南国のようなあの庭。歩こうと思えば歩けそうな距離ではあるけれど方向音痴のわたしには辿り着けそうにないので潔く一駅電車に乗っていつもの表参道下車。思えば初めて訪れたのも丁度この時期。バショウのバナナみたいな実の成る季節に久しぶりに会ったトモダチと訪れたのでした。この庭には太郎氏の立体作品が所狭しと置かれていて、時間とともに草に覆われているのがまたいい感じなのだ。太陽の塔に親しんで育った大阪のコドモだったわたし。太郎さんの作品は平面より立体やタイルの作品が好み。油絵はちょっと強すぎるものが...引き寄せられる場所

  • ひととひと、つながる時間

    ものづくりの活動を拡げていくなかで出逢ったひとびとがこの10年余りでたくさんいる。それぞれに魅力的な作家さんたち。わたしがすきになるひとは皆自分の分野で日々切瑳琢磨し、向上心がありながら謙虚さを忘れないひとたち。そして何よりものづくりがスキで作家活動をたのしんでいることが皆の共通点だ。この日は丁度同じ方面に3人それぞれの作家さんの展示が重なっていたのでお昼前から夕方まで三件ハシゴしてきた。一件はカフェ展示だったため美味しいものをいただきながらおしゃべりは尽きず、その場でまた輪が広がっていく。コロナ禍を越えてこうしてまた普通に集うことが出来るようになったことを改めて実感する。こうして他愛のないおしゃべりができるってしあわせなことだ。コロナ禍の数年、正に「不要不急」の代表格だったアートの世界。先の見えない時代...ひととひと、つながる時間

  • 夜の子ども部屋

    真夜中に目覚めてしまい眠ろうとしているのに勝手に思考が彷徨う子どもの頃夜更けに母が戸締まりを確認しにそっと子ども部屋に入ってくる光景を何故かふいに想い出す。母は毎夜窓の鍵を確かめカーテンをきちっと閉めてからベッドで寝ているわたしたちのふとんを掛け直してくれた。近づく母の気配。ふとんを掛け直してくれた時の手の重み。ドアを出ていく逆光の後ろ姿のシルエット…あたたかなしあわせなこどもの頃の想い出思春期くらいになってからも真夜中に母の気配を感じると小さいころみたいにふとんを掛け直してとんとんしてほしいな…と感じていたことも覚えている。そう言えば子どもたちが小さいころ、絵本を何冊も読んだ後で寝かしつける時にわたしも同じようなことをしていたなぁ。3人の子どもたちに順番に布団を首まで掛け直すとみんな「ぎゅっぎゅってして...夜の子ども部屋

  • かかりつけ医難民

    かかりつけ医難民となって数年。年一の健康診断もさぁ今年は何処へ行こうかと迷う有り様。かつていつも診ていただいていた町医者の先生はとても大らかな御方で、毎年話をしながら気になる検査項目を増やしたり臨機応変に対応してくた。検査結果も細やかに説明してくださり最後に「合格!」と太鼓判を押してもらえると、スキップして帰りたくなるような気持ちになったものだ。ご病気で急に休業されたあと、あっという間にお亡くなりに…。まだ60代だったと思われる。とても残念だ。今でもそう思っている人はかなりの数に上ることだろう。あの先生にかかっていた友人知人皆同様に「かかりつけ医難民」だ。さて、今年行ってみた病院は長男を出産した産院併設の内科。近年立派に建替えられ健診も多く受け入れていると聞いて行ってみた。問診にあたった先生は健診の為だけ...かかりつけ医難民

  • MICHAEL KENNA氏の写真

    マイケル・ケンナ氏の写真展へ数年前、写真美術館での展覧会を拝見してからすっかりファンに。少し前の代官山で展示は行けなかったので、今回こそは!と滑り込み。乃木坂のGalleryArtUnlimitedさんへ。以前とても惹かれたこの1枚。(この木はもう伐採されてしまっているのね…。)この写真がまた観れてうれしい。すぅーとココロに入ってくるマイケル・ケンナ氏の写真の数々。スキに理由はないんだなぁ。MICHAELKENNA50YEARS&JAPANありがとうございましたMICHAELKENNA氏の写真

  • 夢の中のジブンの姿

    夢をみた夢のなかでわたしはすっかりおばあさん。同じく歳をとった友達らしき仲間とビンテージなおもちゃ屋にいる。棚にずらりと魅力的なソフビやら置物やらが並んてる。なんて魅惑的な光景。そしてなんていい味わいの色の洪水。皆で懐かしがって見ている。ガラスの置物を欲しがる友に欲しいなら買ってしまいなさいよと勧めてるわたし。お金はふんだんにあるようだ。そして自分も昔欲しかったリスのソフビ人形を手に入れようか迷ってる。(現実では見たことないけれど)けれども同時に自分のものにしてしまっても年齢的にこの先長く持てるわけではない…と身に沁みて感じて躊躇している。何だか掲示的なゆめだ。実は潜在意識では断捨離を望んでいるのか。いよいよ必要な時期に来ているのかもしれない?近頃あちこちカラダにガタが来ているせいでジブンが年寄りになった...夢の中のジブンの姿

  • アートの泉

    先日池袋の東京芸術劇場のギャラリーへ。Instagramで知り合った知人のアートを観に。公募入選のいろんな作家さんの現代アート展。つくづくアートって幅広いなぁと感心しつつ眺める。アートってなんだろね。自分がアートと思えばヒトが何と言おうとそれはアート。なあんて考えていたら奄美の孤高の画家田中一村の言葉を思い出した。「自分のこころを納得させるために描く」奄美旅行で訪れた田中一村記念美術館。静かな時間の流れる広々としたとても素敵な佇まいだったな。丁度ツバメが建物のそばを舞っていて、絵の中から出てきたような…フシギな錯覚を今でも覚えている。あの濃厚な奄美旅行、ついこの前のように思い出せるのに考えてみればもう12年も前の4月。。。月日の流れる早さと言ったら!!奄美の空気を吸いにまた行きたいものだなぁ。アートの泉

  • ちびお稲荷さんたち

    早朝にぱっきり目覚めた日は朝さんぽへ時折霧雨が風に舞う気持ちの良い朝。近所の神社の小さいお稲荷さんたち。わたしのお気に入りさん。かつては境内の古い小さなお社の暗がりに鎮座していた彼ら。近年一新されみんな並んでアウトドア生活に!笑日を浴び雨にも雪にも打たれどんどんいきいきとしてきたようにみえます。少しずつうっすらと緑をまとってきてこれから時間をかけて苔むすお稲荷さんへと味わいを増すことでしょう。ちびお稲荷さんたち

  • 紫陽花に人生を思う!

    紫陽花。初夏の咲き始めの初々しさはなんとも可憐だ。これから時間をかけて滋味深い秋色へ、そして天然ドライになるまで季節を超えてずっと魅惑的なお花ってそうそうないんじゃないかなずっと観察していたいのに大概花盛りの後バッサリ伐られちゃう。。。何だか若さばかりもてはやされるニンゲン界の駄目なところに似ているようで残念だなぁ。なぁんてしみじみ思ってしまうのはジブンがいつの間にか人生の晩秋ど真ん中にいるからなのでありましょう。滋味深い秋色にちょびっとは染まっているだろうか〜。う〜む。紫陽花に人生を思う!

  • ヴェネツィアングラスの鳥たち

    ヴェネチアングラスの置物長男Sとお嫁ちゃんNちゃんからのイタリア土産。わかってるなぁ。長男が幼い頃、デパートで催された「イタリア展」で本場のガラス細工職人さんの実演を観たことがある。その時に彼が気に入って選んだのも鳥の置物だった。その時のことを覚えていたのか定かではないけれどこういうのスキなことに変わりはないね。そして、きっとわたしが気に入るだろうとふたりで選んでくれたことが何より嬉しい。他のものを入れていたレトロな棚をガラス細工専用飾りにしつらえました。ヴェネツィア繋がりでモネのヴェネツィアの絵も一緒にね。そして!先月もうひとりのムスコモドキYくんからいただいた香川旅行のお土産もガラスの鳥さんなのでありました。この偶然もふしぎなものだなあ。このコもケースに一緒に入れましょうね。ヴェネツィアングラスの鳥たち

  • ピンク空

    久しぶりのピンク空にうっとり。夏の夕空だなぁ。日本の季節感、もうめちゃくちゃだ〜。4月の夏日、5月に30℃とかなんやそれ。紫陽花が咲き始めたのを見てそう言えば梅雨ってこれからなんだっけと思い出す。紫陽花も年々早まっている。母の命日頃にしっとりいい色のなるはずなんだけどな。よそのお宅の紫陽花を通りすがりに毎日鑑賞。暫く前に見たかわいい紅葉プロペラたちはもう旅に出たかしら。ピンク空

  • 水たまりワールド

    雨上がりヨリミチ公園水たまりの空の欠片がすきだ。水の中逆さまに生える木々覗き込んだら真っ逆さまに落ちていきそうフシギな束の間の別世界水たまりワールド

  • ユリノキのハナ

    なんてかわいい!ユリノキの花。実は毎年見ているのに花が咲いているところは初めて見た。よっぽど時期が短いのだろうか。不思議な南国フルーツのようなムードの大きなお花。ユリノキはどの季節に見ても存在感あるなぁ!ユリノキのハナ

  • ウエスタンなヒカリ

    メタセコイアの若葉西陽を浴びてなんてきれいなんだろう見上げるとこころがスゥ~と透明になるよありがたやありがたやウエスタンなヒカリ

  • 鹿の木と積もった時間

    きみに出逢ってからもう30年になるんだ。わたしのすきな木。近年は「鹿の木」と呼んでいる。長く伸びた幹が鹿の後ろ姿みたいだから。春過ぎて、きみが緑の葉に包まれるのを見るとほっとする。今年も元気そうだ。たくさんの想い出が沁み込んでいる木。子どもたちが小さい頃、ここで母が握ってきてくれたおにぎりを皆で食べたよね。子どもたちが木登りをすきになったのはあなたのおかげ。(約20年前の子どもたちと鹿の木)いつも変わらずそこにいてわたしたちを迎え入れてくれた。わたしには特別な木。そして、驚いたことにこの木の話をしたこともなかったのに亡き父のパソコンの中に一枚のこの木の写真があったのだ。10年程前、弟の家に大阪から泊まり掛けで上京した時のもの。そういえば、早起きして公園を散歩したと言っていたことがあったなあと思い出す。大き...鹿の木と積もった時間

  • Ray-Ban

    早起き恒例朝さんぽへ。暦がぐるりと巡って父が旅立った朝から一年。一年前の前夜、新幹線に飛び乗って夜中に病院に着いた時「なんだ、来たんか」とちょっと嬉しそうに苦笑いした父。「死ぬんはムズカシイなぁ」と父らしく軽口。「大丈夫だよっ」と言うわたしに「だいじょうぶ言うな」となだめるように静かに笑った。。姉とふたり、朝まで父の手を握って過ごした。だんだん、だんだん、遠くへいくのがわかった。最期に自分の口から出る言葉はありがとうしかなかった。何度も何度もありがとう父の最期を思い出しながら朝の緑の空気を胸いっぱい吸い込む。公園のすきな場所をぐるりと歩いて自転車を停めたベンチまで戻ると…えっ?ベンチにぽつんとレイバンのサングラス。目を疑う。レイバンは父の代名詞ともいうべきサングラス。さっきはなかった。よね?それとも気づか...Ray-Ban

  • 預かり亀の亀吉

    新婚さん長男夫婦が可愛がっている石亀の亀吉。彼らがイタリア旅行に行っている間、うちでお預かり。可愛くてつい水槽から出して遊んじゃう。今は世界のどこにいても簡単に連絡ができる。珍しく息子からLINE。イタリアの様子でも知らせてくれるのかなと開いてみたら、一言「亀吉げんき?」亀吉溺愛されています。笑亀吉は心配いらないよー!それより写真でも送ってと返信したらローマでにっこり微笑む可愛いお嫁さんの写真が送られてきた。しあわせねぇ。それにしても世界はホントに近づいたんだな。30年前、丁度息子たちと同じ歳にわたしたちもヨーロッパを40日余り旅をした。いろんな街から、いつ届くとも知れず、両親や友人に絵はがきを書き送ったものだ。街から街へ列車で移動し、あんなに毎日疲れることもなくたくさん歩けたのは若かったからなんだなぁ〜...預かり亀の亀吉

  • 想い出のひやしあめ

    ひやしあめ。久しぶりだなぁ。やっと飲めた!大阪のコドモだった頃、母について市場へ行くと時々冷やしあめを買ってもらって一緒に飲んだ。あの頃は商店の軒先で一杯50円くらいでよく売られていた。懐かしいな。八百屋さんの軒先にぶら下がるカゴの光景まで思い出した。お釣りはぐい〜んと引っぱったカゴから取って渡されたものだ。天王寺公園。ここは今や「てんしば」と呼ばれるすてきな公園。広い芝生広場、お洒落な店が並びLIVEなども行われるそう。昔、両親のマンションが近くにありこの公園は何度か通ったことがあったけれど、当時は公園に住んでおられる(?)人も多く少し近寄りがたい場所だった。時代は変わりました。通天閣界隈の新世界も昔は女性独りではとても歩ける場所ではなかったもの。今や外国人ひしめく観光地。昭和レトロが売りなのかゲーム感...想い出のひやしあめ

  • ONE WAY MIRROR

    川の街。大阪へ来るといつもそう思う。父の一周忌法要のため約一年振りの大阪入り。父がお世話になった方々にご挨拶に。わたしたち子どもの知らない父の姿を知るひとに話を聞くのはとても貴重なこと。父を懐かしく恋しく思ってくださる人々が家族以外にもいてくれるのだと実感することは、とても慰めになる。空の上で父も照れ臭く嬉しく思っているに違いない。笑父のいない大阪。この川沿いを歩くのももうあと何年か先なんだろうなぁと思いながら早朝の散歩に出る。よく晴れた青い空。父の一周忌にはぴったりな天気。法要後の説法にて「亡くなるというのは、隣の部屋へ移るというだけです」とご住職さん。今までの慣れ親しんだ呼び名で呼び掛けてください。亡くなったひとはあなたと生前の関係のままでいてくれます。いつか必ず会えますので楽しみにしていてください。...ONEWAYMIRROR

  • 都会の片隅で。

    ひっそり繁る小さい小さいガーデン。歩いていてこういうの見つけるたびになんだか嬉しくなる。通り過ぎかけておっと!とっとっと後退。パチリ。都会の路上の片隅。誰にも気づかれなくても小さな世界で小さな花たちが咲き誇る。小さな平和に感謝!都会の片隅で。

  • 「都市と廃墟の写真展」へ

    2週間参加していた丸の内でのイベントの最終日、搬出までのスキマ時間にあ!間に合う!と思い付いて山手線で二駅、秋葉原へ。「都市と廃墟の写真展」秋葉原書泉ブックタワー9Fにて以前からインスタで拝見していた写真家さんの展示へ。Instagram@toshiboさん時間の止まったような廃墟で植物だけが時を刻んでいる…朽ちゆく建築物と今を生きる緑のフシギなハーモニー。こんな場所に身を置いて、朝のヒカリから夕暮れの茜までをみていたい…と、想いながら写真を眺める。束の間、旅してきたような気持ちになる写真展でありました。(会期終了しています)「都市と廃墟の写真展」へ

  • 「キネマの神様」原田マハ著

    「キネマの神様」原田マハ著2011年文春文庫発行これはこれは!久しぶりにワクワクする物語に出逢ったキモチ。後半は滂沱の涙を流しながら一気にエンドロールへ。(本だけど笑)家で読んで良かったわ〜。なんだろ、知ってる人たちみたいに思えてきて勝手に凄い臨場感に包まれてしまった。映画を愛する人たちばかりが出てくるこの物語。映画好きだった父がこの物語のゴウちゃんに被る…。そして同じくヘップバーンがすきだったわたしの母。振り回されっぱなしだったところまで似ている。新社会人になったばかりの1980年代の終盤頃、仕事帰りに足繁く通った銀座文化劇場。古き良きたくさんの名画を銀幕で観ることができたのはあの銀座文化のお陰。往年の映画ファンに混じってハタチそこそこの私も昔の映画にすっかりハマっていた。2週間毎に名画が入れ替わるので...「キネマの神様」原田マハ著

  • あたらしきを知る

    普段の生活圏では会わない人々とたまに交流すると新しいことを知れてとても興味深い。アイドルヲタクの知人と話していたら、聞き慣れないコトバが。「DD」それってなんだ?と思ったらヲタク用語で「誰でも大好き」なんだそうだ。推しを絞らず、誰彼構わず推すアイドルヲタクを卑下するコトバなんだって。へぇ〜〜!還暦超えて益々ド派手になってきたF氏はもとはお硬い聖職者!何はともあれすきなものがあるってエネルギーの源だ。「スキ」のチカラは偉大。また、経営コンサルタントを生業としているトモダチと久しぶりに話していろいろアドバイスをもらったのだが、ヒトとヒト、ヒトと仕事のマッチングアプリの話から、面白いアプリを見せてくれた。それはAIとチャットで話すアプリなのだが、相手を芸能人やすきな有名人などを自分で設定し、まるで今話しているか...あたらしきを知る

  • ももいろさくら波

    さくらの波風に吹かれてくるくる踊る花びら桜は散る様もうつくしい今年のソメイヨシノはのんびり咲いたかと思ったら、春の嵐であっという間に散り始めた。押せ押せで八重桜ももう満開。おかげで枝垂れ桜とソメイヨシノと八重桜の豪華な三重奏が観れた。こんなことは珍しいかも?オマケにツツジも咲きだし道端ではコーラルオレンジのナガミヒナゲシまで揺れている。今日ご近所の軒先に藤の花が咲いているのを見掛けて「えっ!!?」と思わず二度見。正にお花のラッシュアワー。夏も早くやって来そうだしお花も急ぎ足ね。もっとゆったり流れてほしいものだなぁ…地球の時間。ももいろさくら波

  • さくらと「人間の建設」小林秀雄 岡潔著

    先日、公共施設から車椅子をお借りして義母を近所のお寺までさんぽに連れて行った。ここの枝垂れ桜はとてもきれい。「さくら見に行こう!」と着替えをさせて準備していると「もう咲いてるの〜!」「わぁ〜ありがたいねぇ」と喜ぶ。桜を見上げてにこにこ嬉しそう。でも、家に帰りお茶を一服する頃には桜を見たことはすっかり忘れている。それでも、桜の下にいたその瞬間は確かにあった時間。記憶にあろうとなかろうとね。ふしぎなものだ。あったけどないジカン。認知症の義母を看ていると時間が連続して流れていないことがよくわかる。彼女の時間は今の一瞬だけ。有無を言わせぬ完璧なマインドフルネス!素晴らしい!時間という観念がない世界に生きている。それは赤ん坊に時間の観念がないことと同様だ。それはとても平和な世界。いやなことも憂うこともない。一瞬あっ...さくらと「人間の建設」小林秀雄岡潔著

  • 野菜のヘタの生命力にアッパレ!

    野菜のヘタからジャングル!ニンジンは以前から時々葉っぱの成長をたのしく鑑賞していたのだけれど、小松菜のヘタもこんなにぐんぐん芽を出すとは!生きてるなぁ〜!ヘタからまだまだこんなに成長するチカラを持つ新鮮野菜をこうしてお腹に入れることができるってしあわせなことだよなぁ〜と改めて実感。ありがとう!野菜たち。このベビー葉っぱたち小鳥が居たならよろこんでついばむだろうな。また小鳥を飼いたくなっちゃう。それにしても、こんな健気な生命力を目にしちゃうと野菜のヘタ捨てられなくなっちゃいそう。野菜のヘタの生命力にアッパレ!

  • 催花雨を実感す。

    春の気まぐれな風雨の後晴れ渡った空はサッパリと顔を洗ったような清々しさ。久しぶりに会った友人とお喋りランチの後、ぶらぶら歩いて桜の様子を見に公園へ。枝垂れ桜もソメイヨシノも!催花雨ってまさにこのことね。雨が上がってお日様が出た途端ぐんぐん気温も上昇!この1、2時間でぽんぽん開いたんじゃないかな〜という様子でありました。近年、早い早いと云われ続けた桜たち、今年はこの10年で最も遅い開花宣言とのこと。今年は昔のように入学シーズンに桜の下を歩けるかもしれませんね。催花雨を実感す。

  • ムットーニワールド

    先日八王子市夢美術館にて「ムットーニワールド」を鑑賞。ムットーニさんのからくりシアターはとてもふしぎな夢の世界。いつだったか世田谷文学館の常設展示(?)でたまたま観たことがあり、前情報なしに観るムットーニさんのからくりシアターには度肝を抜かれたのでありました。小さな箱の中に繰り広げられる物語は途轍もなく美しく情緒あふれる夢の世界。またいつか観たいと思っていたのでありました。丁度ムットーニさんご本人の生語りを拝聴できました。しかし、ぎゅうぎゅうの聴衆、小さなボックスシアターの前で皆で床に座ったり立ったり移動したりの見学。密集の人混みの中、床に靴のまま体育座り…なんてちょっと前のコロナ禍の頃は100%有り得ないことですねぇ。そんなこんなの臨場感あふれるムットーニさんのストーリーテリングと音楽にすっかり引き込ま...ムットーニワールド

  • ぽつん

    ぽつんと赤ポスト公園の植込みの向こう側記念に遺したものかな現役ではなさそうなんだかかくれんぼで隠れてるうちにみんな帰っちゃった…感あり。ちょっと淋しいねえ。ぽつん

  • 月とあっかんべー

    月のきれいな晩。暗い空に浮かんだ下弦の月を見ながら自転車を漕ぐ。じっと見ていたらなんだか半月が「あっかんべー」とおちゃめに出した舌に視えてきた。ひとりでクスッと笑っちゃう。こういうとこだよなーコドモみたい、と云われる所以。ま、ひとりで可笑しくなってなんだか余計なチカラを抜くことが出来るんだからコレはコレであり!ってことにしておこう。月とあっかんべー

  • 森の天然芸術

    先日のこと。森を歩いていてふと見上げたら…!おぉー森の主??ジブリ映画に出てきそうな大きな木の鹿が空を見上げてた。自然の創る天然アートにはびっくり!のち、ほっこりです。自然はいいです。森の天然芸術

  • ユキヤナギ

    時々、自分の寝言で目が覚める。こういうこと、誰にでもよくあるのだろうか。笑。久しぶりのぎっくり腰でよく眠れなかった明け方、夢のなかで怖い目にあって「おかあさん!おかあさんおかあさん!」と懸命に声を振り絞ってお母さんを呼んでいた。三度目の「おかあさん!」の自分の声で目覚めた。ぎっくり腰の痛みのストレスのせいなのだろうけれど、あまりにもストレートすぎる。わたしはなんて単純なのだろう。そして、自分の中のコドモさ加減に呆れてしまう。幾つになろうと母の存在は大きい。この世にもういなくてもわたしの中にちゃんといてくれる。それはわたしが望んでいるからか。わたしってニンゲンは、ジブンも母親のくせにいつまでも母が恋しいコドモだ。この先ジブンがいなくなった時、子どもたちの中にわたしもちゃんと居てやれるのだろうか。いや、母親を...ユキヤナギ

  • カワセミに出会う

    漫画家鳥山明さんの訃報に続いてまる子の声優Tarakoさんも逝去された。同じ時代に活躍された方々。アラレちゃんもまるちゃんもガッツリ観ていた世代だもの。早すぎる旅立ちのニュースに朝から気持ちが沈む休日。家のこと、いろんなことちょっと横に置いて森を歩く。近場でも自然はいい。近所の川の水面がきらきら光る。まだ寒いけれど陽射しは春だ。川沿いを散歩していた女性が「今、きれいな鳥がいたんですよ〜!」と話し掛けてきた。「カワセミかもしれませんね〜!」と一緒に川をのぞき込む。この川で以前2度だけカワセミを見たことがある。暫し話しているうちにツーーーと低空飛行していくカワセミが!美しい小さな生命体の姿になんだか元気をもらった。写真は間に合わなかったけどね〜。その後、大きなカワウにも遭遇。カワウが殖えていると聞いたけれど、...カワセミに出会う

  • キリンの木との遭遇

    キリンみたいにひょろりと首のなが〜い木に出会った。時々会いにいく「魔女の木」のすぐそば。今までも居たはずよねぇ。なぜか急に存在感を増してわたしの視界に入ってきた。木肌はすべすべ、枝葉も伸ばさずただただ真っ直ぐ上へ上へ。見事に天に向かってすくすく育ってる。こうして見ると、なんだか魔女の木に寄り添うように伸びてる。頭だけもしゃもしゃなのもよく似ている?もしや、キミは魔女の木のお子さん?なのか?これからニョキニョキと枝を伸ばすのだろうか?キミは「キリンの木」と命名してこれからを楽しみに観察するとしよう。わたしにはあちこちに勝手に命名したお気に入りの木がある。「魔女の木」もどうか元気でねキリンの木との遭遇

  • 吉祥寺美術館「出久根育展」と「わたしたちの帽子」と奥野ゆ

    かわいいなあ〜買ってきた図録を眺めてまたまたかわいいなあ〜とひとりごと。先日吉祥寺美術館で「出久根育展」を観てきた。出久根育さんの絵には『カワイイ』と『ちょっとブキミ』が混在してる。出久根育氏を知ったのは児童書「わたしたちの帽子」の挿絵から。そしてこの本を知ったのはほんの一年ほど前にひょんなきっかけで知りあった妙齢の女性との会話の中でのこと。なんの話からこの本に行き着いたのかは覚えていないのだけれど、多分わたしが古いビルの話をしたのだと思われる。すると、子どもの頃に何度も読み返した好きな本に古いビルが出てくるのです、と彼女。聞けば聞くほどそのお話の舞台はわたしのすきなレトロビル「奥野ビル」ではないかと。。。彼女はその本をわたしは奥野ビルをふたりの間の空中に思い浮かべながら話を擦り合わせていくとまるでパズル...吉祥寺美術館「出久根育展」と「わたしたちの帽子」と奥野ゆ

  • 焼きリンゴにはまる

    焼きリンゴがどうしてもどうしても食べたくなってフライパンで作れる簡単レシピでチャレンジ。いやはや〜これはこれは!!なかなか美味しい。焼き過ぎたのがよかったのかカラメル状態になって、冷めるとりんご飴の親戚的な感じもある。タルトタタンはこんな感じ?そしてやはり本格的に丸ごと作ってみたくなって後日トライ。色はイマイチだけどおいしい〜!アイスを添えていただきます。両方とも美味しいのだが家族の評価は前者に軍配があがった。芳ばしい味わいが良かったみたいだ。わたしは両方ともすき。こんなふうに作っちゃうほど焼きリンゴが食べたくなったのには理由があり…。先日吉祥寺で通りかかった喫茶店の手書きの張り紙を目にしてぐ〜んと時間を遡って30数年前にタイムスリップ。ここで食べた焼きリンゴの味を思い出したのだった。あれから何故かついぞ...焼きリンゴにはまる

  • 寝言で目覚める

    「泣いてんのだぁれかなぁ〜?」真夜中、自分の大きな寝言で目が覚めた。幼稚園の預かり保育のおシゴト。この日は凄い人数な上に手のかかる子も多数。あっちのケンカ、こっちの困りごとに飛びまわり、おむつ交換にお迎えの保護者の対応。。。自覚のないまま多分わたし脳疲労状態。眠りながらも夢の中で園児に振り回されているとはかなりいただけない状況である。子どもがすきだからしているシゴトとはいえ限度ってものがあるわけで。そろそろ働き方を考える時かな、と思うのだけれどしゃがんでるわたしの背中に急に抱きついてきて「せんせいだいすき〜」なんて言われちゃうと…まあ、もうちょいがんばるか〜となる毎日なのであります。寝言で目覚める

  • 今生に来た日

    令和になってから誕生日は祝日!長男S、結婚して初めての誕生日。Nちゃんとふたりしあわせなバースデーだったことであろう!あっという間に28歳かぁ。長男とわたし、同じ誕生日。一週間遅れてわたしの誕生日を選んで(?)生まれてきた彼。20代ラストに初産!と思っていたら分娩台で30代に突入したのであった。お陰でジブンの歳を忘れない。長男の年齢+30だから!というわけで58歳となったわけなのだけれど、何故かわたし暫く前からジブンが既に58だと思い込んでいたようで、何かに記入するたび58と書いていた〜。「57」とコトバにした記憶がない。失われた一年?まぁ、ここまできたら1歳くらいどうってことないけど。誕生日は生んでくれた親を想う日。自分をこの世に送り出してくれた両親がふたりとも今生にいない誕生日は初めてのこと。こうして...今生に来た日

  • 映画「PERFECT DAYS」

    ヴィム・ヴェンダース「PERFECTDAYS」西荻の委託先に用事で行ったあと、ふと思いついて調べたら丁度いい時間に吉祥寺で上映しているとわかり、これは導かれた〜とギリギリに窓口でチケットを購入。しかも誕生月割引ってのがあってなんと1200円也!ラッキー!やっと観れた。よかった。やはりスクリーンで観てよかった〜。役所さんの演技はもちろんのこと、すべてのシーンが美しいphotographを観ているよう。こういうふうにシンプルに暮らしたくなるなぁ。そして主人公の平山さんが聴く古いカセットテープがそのまま挿入歌となって流れるのだが、これがまたいい。何でもない東京の街が60〜70年代の名曲に彩られドラマティックに見えてくる。なんでもない同じ日々に見えても全部あたらしい日々。。。ヴェンダース監督、やはりいいわ〜「パリ...映画「PERFECTDAYS」

  • 「未明の砦」太田愛著

    「未明の砦」太田愛著2023年角川書店発行夜な夜な読み進め、やっと読み終えた。この一冊で日本の労働問題についてすこぶる知識を得た気持ち。読みながら「小説」だということを何度も忘れてしまいそうになる。まるで経済学書か労働問題の学術書を読んでるんだっけ?と錯覚が起きる。腐敗した日本政治の現状。怒りを知らない従順な民、ニホンジン。。。『日本には民主主義は根づかなかった』『この国の民主主義が国民の手で勝ち取られたものではなかったから』何度もハッとさせられガツンとやられてしまう。。。確かにそう。ニホンジンは気がついたら生温い生活の中に身を置きこういうもんだと思い込んで暮している。だから権利を主張する貪欲さがないのか…。『政治家という名の利権分配屋は何をしても処罰されることなく、もはや法治国家でさえなくなりつつある』...「未明の砦」太田愛著

  • おかえり太陽

    立春を過ぎると我が家に太陽が帰って来る。近辺にマンションが建って以来、真冬の数ヶ月直射日光をあびることのない我が家。やっと帰ってきた陽の光を毎年有り難く想う。なんて温かいのだろう。日光はイキモノが生きる上で必要不可欠だなぁとつくづく実感する。おかえり太陽。まぁそれも束の間、あっという間に今度は夏の太陽に「暑い暑い」と文句を言うようになることだろう。あかんあかん。ありがとう太陽!今日も感謝して過ごしましょ。おかえり太陽

  • 一陣の爽風

    シゴトからへとへとになって帰ったある日、届いた一枚の絵葉書が一陣の爽やかな風を運んできてくれました。お友だちIさんのフィンランドの旅先からのポストカード!娘さんとふたり旅とのこと。すてきだなぁ〜シゴト先の状況に閉塞感をうっすら感じている今のわたしに、この北欧からの一陣の風はドアをバーンと全開にしてくれるほどの威力がありました。そうだよねー行こうと思えば何処へでも行けるんだよね〜ここにずっと居なくちゃいけないなんて誰も言ってない。とっくの昔に外したと思ってたジブンの枠をいつの間にかまた嵌めなおしてしまっていたのか?ジブン?フィンランドからの気付きの風をありがとうございました一陣の爽風

  • 根っこのジブン

    大阪からの転校生だった9歳のわたしが一番最初に仲良くなったともだちは、同じように背が小さくておちゃめでカワイイみんなの妹分的なN子。彼女の小悪魔的なワガママに振り回されながらもわたしは彼女がだいすきだったんだ。同じ2月生まれだったので、子どもの頃毎年「ふたりだけのバースデーパーティ」をどちらかの家で計画したものだ。あれからなんと、もうすぐ半世紀が経つのか。。去年父が亡くなって少し経った頃、めちゃくちゃ会いたくなったのは彼女だった。生活リズムの違う彼女とは近年なかなかゆっくり会うこともないままコロナ禍も過ぎ、一体何年ぶり?かに待ち合わせた。ちょっとお茶して喋ろうってはずが積もる話に気がついたら夕やけ間近。人生で一番長いともだちだもの。べったりな関係ではなくとも互いの初恋も失恋も彼女の離婚劇も再婚も人生の節目...根っこのジブン

  • 変わらずあってほしい場所

    やさしく揺れる葉陰冬枯れの蔦影の作るアート窓からのぞく白梅川音のセレナーデずっとそのままそこに。。。変わらずあってほしい場所

  • 空を見上げて。

    西陽の空を龍の家族が往くようにみえたある日の日暮れ前。雲の行方を見上げてゆっくり歩くのは久しぶりな気がする。世の中がコロナ禍から日常へと戻り、いつの間にか我知らずわたしもまたせかせかと急ぎ足で生きてしまっているのだろう。家から出ることもままならず、スーパーへの行き帰りに目にする小さな草花や樹木にあんなにもこころを動かされていた日々…。あのセンシティブな感覚を忘れてしまいたくはないのだけれど。まるであの数年がなかったかのようなこの頃の世の中の動向に少し違和感を感じてしまう。歩く歩道に乗りそびれたような感覚とでもいうような。自分の最適な歩幅を忘れてしまったような…。あたらしい日が誰にでも平等に訪れるとは限らないのだから、今生きているこの時をしっかり目を開けて見て感じて味わいたい。二十代の頃、同僚に「君って生き...空を見上げて。

  • 野生馬の群れ。のようなすすき

    すすき。風になびいた形のまま枯れている。眺めていると何故か佇む野生馬の群れを連想してしまった。野生馬なんて見たことはないのだけれど以前広大な荒野を野生馬の群れが駆けてゆくのを夢でみた。ふしぎだなぁ。夢でみた光景なのに時間が経つと本当にみたような気になってくる。危険だ。記憶の改ざんが始まっている?笑夢でみた光景と現実にみた光景は、きっと遠い先には混ざり合ってどっちだろうと構わなくなるに違いない。まあ、それもオモシロイかもね。野生馬の群れ。のようなすすき

  • 年齢に気付かされる!

    シゴト先の幼稚園で園児が「せんせい」と呼びかけるつもりで「ママ」とか「おかあさん」と間違えて呼ぶのはよくあること。だったのだが…!最近なんどか「ばぁば…」と間違えて呼ばれることが。。。そうかぁ。無意識下でそう間違えるってことは、わたしはもうおばあちゃん感を醸し出しているってことなんだな。まぁ、こどもたちがばぁば的な安心感を持ってくれてると思えば嬉しいことではあるのだがね。ちょっとフクザツ。思えばこの仕事に就いてもうすぐ八年になるのか。確かにその間にわたしも八年分歳を取り園児の保護者たちとの年齢差もその分広がり、ママたちよりもお迎えにみえるおばあちゃんたちのほうが断然年齢が近くなっている〜。普段あまり自分の年齢を気にしないばかりに時にこうして突如として浦島太郎的に実年齢に気付かされるのであった。キモチは子ど...年齢に気付かされる!

  • 空を泳ぐもの

    今年は辰年。龍は神の使い的な想像上のイキモノとされているがいないと誰が言える?恐竜だって存在していたんだもの。テレビを観ながら娘とそんな話をしていたら娘がオモシロイことを言い出した。「十二支って龍以外全部実在してるじゃん。昔は龍も現実にいたってことだよ。」確かにー!龍だけ架空ってほうが不自然だ。世の中にはびっくりするような不思議なイキモノがたくさん存在する。ただヒトが知らないってだけで、未知のイキモノがこの地球上にはたくさんいるに違いない。空を見上げて竜が悠々と泳いでいく姿を暫し思い描いてみよう。カッコイイだろうなあ。竜っぽい雲。あ、でも空から急降下して捕食されるのは勘弁願いたい。草食ということにしておこう。笑。空を泳ぐもの

  • 『みちのく いとしい仏たち』東京ステーションギャラリー

    如来立像(青森市)ポストカードより一見、無表情に見えても近づいてよく見ると小さいお目と無造作にひと彫りしたお口が!なんとも味のある仏さまや山神様の並ぶ展覧会。『みちのくいとしい仏たち』東京ステーションギャラリーにて。写真不可だったので、こちらを。たくさんの仏さまを拝見しつつ、何だかだんだん観るだけで拝みもせず歩みを進めるのが申し訳なくなってきて、こころのなかで合掌。くすっとこちらも笑顔になっちゃうにっこり微笑む仏さま。強がってるのに全然怖くない鬼の表情。どの仏さまも地元の方々にたいせつにたいせつに祀られてきたお方たち。じっくり拝見しつつも、出品リストを何度も確認。これまでたくさん展覧会を観てきたけれど、こんなにもどこの所蔵なのかが気になって手元の出品リストを覗き込むのはわたし史上初のこと。あぁこの方は八幡...『みちのくいとしい仏たち』東京ステーションギャラリー

  • 黒澤映画に潜る

    年末に「七人の侍」を観てからというもの今更ながら黒澤明監督作品にハマり、夜な夜な深夜のひとり映画鑑賞会。観たいと思った順で年代はランダム。「天国と地獄」1963年「生きものの記録」1955年「野良犬」1949年「用心棒」1961年「椿三十郎」1962年「どですかでん」1970年とりあえずここまで。それぞれ素晴らしい〜!黒澤映画を語るのはおこがましいのでやめておく。どれも面白いが、これまでみた黒澤映画の中でわたしのNo.1は…「椿三十郎」!題名は昔から知っていたけれど、普通の時代劇としか思っていなかったわたし。こんな痛快でスペクタクルなエンターテイメントコメディ映画だったとは!今まで観なかったことがなんとも勿体ない!エンドロールで「あー!面白かった!」と独り言をいいつつひどく残念に思ったのは、父とこの映画の...黒澤映画に潜る

  • 世界でいちばん透き通った物語

    「世界でいちばん透き通った物語」杉井良著こんな物語、というかこういう仕掛けのある本がかつてあったであろうか!?本好きIさんから勧められて購入。年末、読み始めたら先が気になってイッキ読み。こんなに一言も内容が言えない本って今までなかったのでは?本好きさんにお勧めです!口コミなどなど前情報なしで読んでください。北国の読書ともだちIさんのお陰で、近年わたしの読書の幅がぐ〜んと拡がりました!いろんな良き本を教えてくださりIさんに感謝です!世界でいちばん透き通った物語

  • 「七人の侍」を初めて観る!

    年末、突然「七人の侍」を観てみたくなり真夜中にひとりどっぷり黒澤映画の世界へ。そもそも日本の時代物の映画にはまるで興味がなく、しかも戦国時代はすきではない。それでも欧米でもあれほど高評価の世界のKUROSAWAの代表作「七人の侍」を観たこともないまま「映画好き」を名乗っておってよいのか?わたし。黒澤明監督の「夢」は好きだし「羅生門」などなど、作品を観ていなくはないのだがこれまでどうもサムライ物に食指が動かなかったのである。が、何故か突然観てみたくなったというのはようやっと機が熟しわたしにも観時がやってきたということ。本能に従って観てみた。果たして。。。いやぁ〜面白かった〜!すっかり引き込まれてしまった。古今東西、名画と謳われるだけありますな〜。これは全くの食わず嫌いでありました。今観れて本当によかった。つ...「七人の侍」を初めて観る!

  • 「湖畔」に佇む

    息子夫婦のお宅訪問のあと、上野駅の線路をひと跨ぎ!両大師橋を渡ると左手に国立科学博物館、右手に国立博物館。この道を真っ直ぐ行くと間もなくだいすきな建物、黒田記念館が見えてくる。新年早々の黒田記念館!うれしいなあ。しかも新年で特別室が公開されており、とても久しぶりに「湖畔」を観ることができた。この舟の絵は初めて。すてき。いつ見てもここの階段はうつくしい。数え切れないほど訪れているこの黒田記念館。なんと夫は初めて来たらしい。ふと思う。わたしがこの世からいなくなったとして、彼は数あるわたしがすきなものをひとつでも挙げることができるだろうか。否。まあそれはいい。興味のないことはまるで目に入らない彼の習性をわたしはよく知っている。それにしても息子夫婦の住まいの立地が羨ましいぞ!徒歩で黒田記念館へも奏楽堂へもこども国...「湖畔」に佇む

  • 歩いたことのない道を往く

    下町にポツンとポンプ11月に結婚した長男SとNちゃんの新居へ。お正月の挨拶に来るというふたりを制して、こちらからお宅訪問。自営業の我が家の定休日は木曜。土日休みの会社員の息子と休みが合うのはお正月くらいなのである。電車で夫と出掛けるのは一体いつ振りのことだろう。とんと記憶がない。ふたりが暮らし始めたのは上野駅から徒歩圏のマンション。なんとうらやましいこと。動物園にも散歩がてら行けるじゃないか。子どもたちが小さい頃、お正月休みといえば毎年上野動物園へ来たものだ。ついこの前のような気もするけれど小学生の頃までのハナシ。あの頃が懐かしい。そして若いふたり。幸せそうでなにより。わたしの友だちからのお祝いのぐい呑みを記念にパチリ。ふたりが飼っているカメ吉くんも少し大きくなって元気でなにより。新居を辞して帰りは別の道...歩いたことのない道を往く

  • 眼の前の時間

    この数年来、元旦の日の入りをここで拝むのが恒例になっている。穏やかな元旦。日没前にカメラを構える中、辺りで一斉に緊急地震速報の警報音が鳴り響いた。自然はうつくしい。けれども時に途方もない威力で元来持つエネルギーを放出してくる。そのチカラを普段わたしたちは忘れてしまっている。というよりも考えないようにしているだけ。。いまは祈ることしかできないけれど、もうかなしいことが起きませんように…。…そんなコトバさえ空々しく宙を漂うようで口をつぐむ。地震列島に暮らすわたしたち日本人。自然災害はどこに起きてもおかしくない。今日を明日に延ばすことなく眼の前のこの時間をてのひらに乗せてよく視よう。時間は次々に指の間からサラサラと滑り落ちていくけれど感じることが出来るのは確かにある今この時だけ。被害に遭われた方々が暖かい場所で...眼の前の時間

  • さよなら2023年

    2023年が終わります。今年が始まる時、わたしの年!と単純に喜んだものです。ただ誕生日の数字の年だからってだけですが。父の死去と長男の結婚。ふたつの大きな出来事により人生の駒がズズズンと先に進んだような気持ちであります。関東と関西。離れていたせいか、亡くなった今も夜道を電動車椅子をかっ飛ばしてあの呑み屋で仲間とワイワイ飲んでるんちゃうかな…今にも酔っぱらって「お前に会いたいんやぁ〜!」って電話をかけてくるんちゃうかな…。そうだ、もういないんだ。と今になってハッとしたり。不思議な気持ちです。寂しがり屋の父だから今頃は天国の仲間と呑んだくれていることでしょう。父が亡くなって丁度半年後が長男の挙式だったので、何だか上手いこと気持ちがふわふわと麻痺したまま墜ちずにここまでこれたような気がするんだなぁ。11月の結婚...さよなら2023年

  • 手を伸ばす木々

    みんなで同じ方向に手を伸ばしてる〜!と気付いた。あ、枝のことね。木には絶対こころがあるって思うのはこういう時。木々は互いに気遣いながら枝を伸ばして成長していく。ぶつからないように互いに伸ばしやすい方向にだけ腕を拡げてる。周りに余裕のあるこの木なんて、どんだけ奔放!?ご近所のこのメタセコイア並木は移りゆく季節をしっかり教えてくれる。空気はまだ暖かいけれどちゃんと12月の顔をしている。彼らを仰ぎ見ながら歩くのがすきだ。ジブンはまだまだニンゲンとしてもチッサイけれど木々のようにこうして周りの者同士互いにたいせつにしあいながら凛として生きていきたいなぁ。。なんて想うヨリミチ散歩の昼下がり。それにしても暖かい年末だ〜。手を伸ばす木々

  • アイリスとひまわり ゴッホの筆跡

    先週、渋谷での忘年会の前に新宿へ。Zちゃんとゴッホ展。アイリスの美しいコントラストに溜息。ゴッホの絵は、すきとかキライとかじゃなく圧倒的な存在そのものに惹かれる感じ。小林秀雄の「ゴッホの手紙」に出会って以来、ゴッホやその弟テオに特別な想い入れを感じるようになり、最近ハマった原田マハ氏の本のお陰でより彼らに親近感を持つようになった。ひまわりは何度観ても明るく光に満ちているけれど、何だか物悲しい。今回一番よかったのはこの絵。壁紙の色合いがとてもいい。以前観てとても印象深かった一枚、「レモンマルメロ梨葡萄」が来ていなかったのは残念。SOMPO美術館、新しくなってからは初めて。以前はすご〜く高層階にあったはず。眺めが見れないのは少し残念。平日の遅めの午後だったからか、思ったより空いていてゆっくり観れたのはよかった...アイリスとひまわりゴッホの筆跡

  • クリスマスのロージィ

    このこ、今日の暁方に目覚まし時計みたいに突然鳴いて動き出した。飾っていたまま誰もなんにも触ってないのにどーした?ロージィ。こちらも寝惚けていてゼンマイ人形だと思い込んでけたたましく鳴いて歩くのをゼンマイが切れるまで仕方ない、とボケ〜っと眺めていた。段々と頭がはっきりしてきて、いや待てよこのこは電池式だ。と思い至りスイッチをオフに。ようやく鳴き止んだロージィ。電池が入っていることも忘れてた。というか壊れていたんじゃなかった??もう動かないと思い込んでいただけなのか?コレ、電池入ってなかったらホラーだなぁなんて思いつつ硬いフタを外すと……入っていました。単3電池2本。笑急に鳴き出してもわたしはあんまり驚かなかった。というのも、このこのことを書いた昔のブログ記事を前夜全くたまたま読み返したから。わたしが呼んだん...クリスマスのロージィ

  • 朝陽の朱

    5時にパッキリ目覚めてしまった朝、久しぶりに日の出前のウォーキングへ。すっかり冬。息が白い。だんだん白んでゆく空。朝陽に染まる木々の神々しさ。夕陽とは空の色が違う。なんてうつくしい自然界の色。帰り道の歩道橋。反射する信号のヒカリが赤とみどりに染まって、なんだかとてもキレイだったな。一日のはじまりにいい空気を深呼吸。朝はいい。けど寒すぎ〜。ウォーキングだけでは体がなかなか温まらない。走るか?いや、走れるのか?笑朝陽の朱

  • 天空へのエスカレーター

    地底人の気分を味わえる場所。初めて地上に上がり空を仰ぎ見る。。ってこんな感じかな。なぁ〜んて思ってしまうのはわたしだけではないと思う。ココは何度訪れても新鮮なキモチで感動してしまう。そして思わずリピートしてしまう!登り切るとそこには天空の庭園が広がっていてなんとも清々しい空気感。この日は12月の夏日。ここに設置されていた気温計は24.5℃を標示。わたしもジャケットを脱いで長袖のTシャツ一枚でも汗ばむほどの暖かさ。公園で遊ぶ子どもたちは半袖だ。その翌日には寒気がやってきて10℃ほどに。この寒暖差は異常。温かくして過ごしましょう天空へのエスカレーター

  • 影に見惚れる

    影に見惚れる。時間限定アート。束の間の芸術…正に束の間。この後このプラスティック籠は溢れんばかりの水筒に埋め尽くされます。仕事先の預かり保育の部屋。園児たちがなだれ込んでくる直前の一幕。嵐の前の静けさ。。。冬は太陽の角度が低くなるので、面白い影に出くわす。園庭でも子どもの影が大人みたいに伸びて映るので一緒に影で遊ぶのも楽しい。これはヨリミチさんぽでの一人遊び。巨人に変身!自転車もカッコよくみえちゃうからフシギだ。影はヒカリがあってこそ。光はカゲがあってこそ。表裏一体。モノゴトは両面から見ないとね。(ってこと、結構あります〜)影に見惚れる

  • 迷子の春花たち

    ん??このピンクの子は!ムラサキツメクサ!?いくら暖かいとはいえ12月も半ばだよ。春から夏がアナタの出番。間違えちゃったのかなぁ。これからいよいよ冷え込むと天気予報が告げている。せめていっぱい陽を浴びといて〜!こちらは先日見掛けたたんぽぽ。原っぱにちらほらと。番狂わせを誘発する異常気象…。小さな植物たちにもしわ寄せが。廻り廻ってわたしたちニンゲンのせい。ごめんよ…がんばって。。。迷子の春花たち

  • ストーブテーブルとコーヒーの香り

    旧友3人、数年振りの再会。何年会わなくともなんの違和感もないのが旧友たるもの。すてきな隠れ家的な店で美味しいランチとおしゃべり。良いお天気の午後。ランチの後、近くで開催しているというアンティークマーケットをぶらぶらそぞろ歩いて見ていたらとても懐かしい物に出会った。丸いストーブの外側に置くテーブル。これを目にするのは、たぶん50年くらいぶりのこと。どんどん記憶が遡っていく。だいすきだった伯母の居た風景。。。伊丹の釣り池を営んでいた伯父と伯母の店に家族で同居していた頃にわたしは生まれた。三歳まで暮らした大きな池の上に建つその家がわたしの原点。サラリーマンだった父は週末に釣り池を手伝い、母はわたしたちの子育てをしながら釣り客の接客をしていた。三歳で家族が奈良に引っ越したあとも、ほぼ週末に泊まり掛けで訪れた、どこ...ストーブテーブルとコーヒーの香り

  • 「いのちをうつす」「動物園にて」東京都美術館

    東京都美術館展覧会「いのちをうつす」と「動物園にて」を観てきた。すきってスゴイ。「すき」は膨大なエネルギーを生み出す。ウシに魅せられてウシの木版画を作り続ける冨田美穂氏ウシのマナザシの中に作者の愛情がちゃんと表れている。愛情をもって接していなければこんなマナザシは生まれないもの。ずっと眺めていたいくらい心地よさを感じる作品たち。対談イベントがあったようで、参加したかったなぁ。いつかこの作家さんの話を聞いてみたい。ゴリラがすきでゴリラばかりを何十年も描き続けているという阿部知暁氏。なんという慈愛溢れるゴリラの絵の数々!ゴリラの絵、ジブンはどこから観ているか分析してみた。まずは眼。眼は口ほどに物を言うって動物でもホントそう。その次は繊細に一本一本描かれた毛並み。そして手と足の表情。ゴリラはわたしもすき。動物園...「いのちをうつす」「動物園にて」東京都美術館

  • 上野のカモメ

    上野公園の噴水の側のベンチに座ってひと休みしていたら一羽のカモメが旋回して飛んできた。彼は街灯でひと休み。ほどなくしてカラスに追われて森の方へ。群れから外れてひとりぼっちで迷子になっているのか?不忍池の方に仲間がたくさんいるはずなのにな。ひとりがすきなカモメだっているのかもね。噴水広場のベンチで、前に読んだ小説「夢みる帝国図書館」をふいに思い出した。ちょっと会釈して見知らぬ人がパンを食べている私の隣りに座ったから。それにしても上野公園の解放感、やっぱりすきだな。イチョウと青い空。今此処、の平和をたいせつに味わおう。上野のカモメ

  • 束の間芸術

    こういうのスキだなりきり街灯ShadowがLightを真似る。相反するものが見事に融合している!?影は時にハッとするほどアーティスティックです!束の間芸術

  • 落ち葉と幻

    気分転換にスキマ時間ウォーキング。ここの紅葉はこんなにキレイだったのか!紅葉は空の青さと光の温度で印象がかなり変わる正午の光は木の葉の色を最大限に引き出して輝く積もった落ち葉を踏む音がすきだ。小さかった長男とわたしの母が、サクサク音を立てながら前を歩いて行く幻が浮かぶ。歩道の端の落ち葉がたくさん積もった場所をわざと選んで歩くふたり。ケラケラと笑いながら大きく足を上げて落ち葉を蹴散らしながら進む小さな彼。祖母と孫の何気ない風景。今はもう記憶の彼方。今はひとり、やはり積もった場所を選んで落ち葉を踏みしめて歩く。サクサクサクサク。短い秋ももうすぐおしまい。明日からもう師走なのね。晴れた秋の日の空は本当に青い。落ち葉と幻

  • 超絶技巧にうっとり。

    三井記念美術館特別展「超絶技巧、未来へ!」これもあれも元は木!!素晴らしい木彫の世界。人の手からうまれるものの素晴らしさに只々溜め息です。この月下美人の花弁は一枚一枚鹿の角を削って作られており、なんと水を注ぐことによりゆっくり花が開く仕掛けに!正に超絶技巧であります。このカラスのうつくしさにもうっとり。。。先に骨格と筋肉を作り、鉄を叩いて羽を一枚一枚打出したものを重ね付けてあります。それもこれも館内上映の映像で観れます。これがまた素晴らしい!必見です。明治工芸から現代アートへ!たくさんの若い作家さんの活躍が頼もしいです。日本の工芸も安泰ですね!この特別展は2023年11月26日までです。休日の日本橋界隈ってのんびりしていてスキ。超絶技巧にうっとり。

  • Daryl Hall and The Daryl's House Band with Todd Rundgren♪♪♪

    お待ちしておりました!15歳からずっとすきなDarylHallの来日LIVE!「DarylHallandTheDaryl'sHouseBandwithToddRundgren」JAPANTOUR2023すみだトリフォニーホールへ。ホール&オーツとしてではなくソロ。そして今回は同郷フィラデルフィアの積年の友人トッド・ラングレンと一緒のツアー。いつの間にやらダリル77歳トッド75歳そりゃあ肉体的には若い頃と同じようにはいかないだろうけれど、十分エネルギッシュで声は寧ろ深みと滋味が増している!最近の声のほうがよりスキかも。トッド・ラングレンが1時間、ダリル・ホールが1時間、ふたり揃って数曲、アンコールも含め約3時間の贅沢で潤沢な至福の時間。。ToddのLIVEは初めてでしたが、すきな曲はいっぱあるので感無量!若...DarylHallandTheDaryl'sHouseBandwithToddRundgren♪♪♪

  • スキマトリップ

    スキマ時間があると自然の中に潜りたくなる習性アリ。そろそろあの木は大きな葉っぱを降らせているころだなぁ。。。真っ青な秋空を見上げたら不意にお気に入りのメープルの木を思い出して自転車を飛ばす。なんてキレイな色なんだろう〜。今来てよかった。しばし、陽射しを浴びて歩く。あえて草が生い茂る道なき道をゆく。帰りかけて、あ!あのイチョウ並木も色付き始めているかなと、遠回り。いやはや遠くへ行かなくても、身近な自然はココロを洗ってくれるなあ〜。実はこの日のスキマ時間は、義父母の洗濯機を回している間の約40分。束の間の別世界へ〜!洗濯機が洋服を洗ってくれている間に陽射しと緑の空気がわたしを洗ってくれる〜。ありがたい。動けるうちに、思ったときに、スキマ時間をだいじに使おう。買い物も済ませてダッシュ帰り。帰ったら、足にいっぱい...スキマトリップ

  • 「道をたずねる」平岡陽明

    「道をたずねる」平岡陽明著最近は、ひょんなことでココロに飛び込んでくる本をあえて読むようにしている。この本は、たまたまよその人のSNSで見掛けて気になって本屋さんに買いに行ったもの。地図会社の調査員の人生。地道な作業。。正に地道に道なき道をゆく。。。「人はみな、自分の道をゆく英雄である。」わたしは強度の方向音痴。地図にはあまり縁が無い。この本は実在の地図会社が元になっているので英雄談的に纏まっているのかと思いきや…これはこれは。長い人生の悲喜こもごもと、青春、老い、友情と人情、時にハードボイルドな逸話が縦横編み込まれた(帯びにある通り)胸熱なストーリーでありました。どんな業界でも先駆者というものは並々ならぬ努力をして道を拓いていったのだなぁ…。現在わたしたちが皆、便利に使っている様々なツールに改めて想いを...「道をたずねる」平岡陽明

  • 祝福

    ハナミズキの赤い実をみると長男の小さい頃を思い出す。毎日のように遊んだ公園で、この赤い実を拾っては友だちとままごとをしたり、大切にポケットに入れて家に持って帰ったりしていたものだ。洗濯する時、彼のポケットは入念にチェックしないといつも小さな木の実や小石が隠れていたっけなぁ。仕事前、ヨリミチした公園の赤い実を見上げながら数日前の息子の結婚式を想う。ゆめをみていたんじゃないかなとおもってしまうほど、あっという間のすてきな時間。彼らの皆に祝福される姿を永遠にみていたかったくらい。ふたりとも本当におめでとう!お互いをリスペクトする気持ちを忘れずに、支え合ってこれからの人生を歩んでいってください。。。「コドモ」な時間はあっという間に過ぎていったけれど、キミはずっとわたしの大事な子どもだってこと、忘れないでいてね。と...祝福

  • 森をあるく

    秋晴れのお休み。思い立って水天宮さんにお詣りに。ここは、長男の御宮参りに来た場所。ふいに思い出すってことは御礼参りに行くべきということね。赤ん坊のあのこを抱いてお詣りしたのはもう27年前のことなのだなぁ。御札に名前を書いていただきながら、神主さんに名前を褒められて誇らしい気持ちになったこともよく覚えている。ぱんぱん!!長男が無事に成長し結婚することを報告。そして、森を歩く。フシギなヒカリ。11月だというのに歩いていると汗ばむほど。この夏の異常高温のせいかまだ藪蚊もいっぱい。そしてスズメバチにも何度か遭遇。湿度の高いこの森はまだ夏を引きずってる。ここは自転車で20分程で行けるわたしのお気に入りの聖域。いい空気といい気をもらってスッキリ。さあ、明日も良い一日にしよう!森をあるく

  • 真夜中のハハゴコロ

    なんともふわふわとして落ち着かない。長男Sの結婚式まであと数日。約一年前、一緒に暮らすことを報告しにふたりで挨拶に来てからあれよあれよと言う間に籍を入れることを決め、今年に入ってから両家の顔合わせ食事会、結婚式の日取り決め、入籍。まだ先と思っていた結婚式ももう目前だ。イマドキのカップルは、ふたりですべて取仕切って式の準備を進めるので、親の出番はまるでない。特に、上司や来賓もナシで同期や友人、身近な親戚のみで行なうことにふたりで決めたので、親としてもあまり気負わず臨めるのはありがたいような。。親に招待状を送ってくるのも普通のことらしい。親なのに出席に丸をつけて返送するのがフシギでならなかったが。わたしたち親は、自分たちの着るものの準備くらいしかシゴトがない。そんなこんなで、気がつくともう直前となった今になっ...真夜中のハハゴコロ

  • 秋のおとしもの

    あまりに気持ちの良い秋晴れ。仕事前にちょっとヨリミチを。ひと気のない神社。黙って木を見上げていると途切れ途切れにこつーん、こつーんと音がする。あっちでこつーんこっちでこつーん石畳の上にどんぐりが墜ちる音だ。秋限定の音。この音を聴くのがわたしはすき。木は生きてる。わたしも。あなたも。今日は次男坊の誕生日。秋のおとしもの

  • 旅館建物室礼美術館 河鹿園

    今月初旬に再訪した元山里会席料理旅館「河鹿園」さん。現在は「旅館建物室礼美術館河鹿園」こちらはいつの頃か、偶然訪れてからのお気に入りの場所。建増しを重ねた古い旅館の迷路感が大好物な者には垂涎ものな場所。ワクワクしながら各部屋を隈なく見て廻り、その建築美と窓からの河の流れにココロ洗われ、それぞれにしつらえられている生け花や掛け軸に見惚れる。なんと贅沢な時間。これまで訪れたのは4度程か。いつも平日に訪れるので、ほとんど他のお客様と顔を合わせることもなくのんびり見て廻れる。現役の旅館だったらこのように各部屋は観れないもの。。旅館そのものが美術館、というのはかなり特異なのではないかな。いつもとても丁重にお迎えしてくだる園主樣。。ご健康をお祈りするとともに、「河鹿園」がいつまでもこのままこうして在り続けられますよう...旅館建物室礼美術館河鹿園

  • テレビの向こう

    テレビの画面に映るリアルな戦争。ニュースでガザ地区の子どもたちが自分で自分の腕に名前を書き込む映像を観た。ナレーションが「自分が死んだ時に身元がわかるように」と告げる。この瞬間も自分の死を意識しながら生きる子どもたち。。。改めて戦争の現実を突きつけられた。ニュースを見ながら、今日も安全な家の中でご飯を食べている自分。テレビの向こうの戦禍の子どもたちに何もしてあげられない無力な自分を情けなく思ってしまうけれど、それはただの同情に過ぎないこともわかっている。ここでわたしが憂いで泣いていても何の足しにもならないのだ。その代わりに眼の前の自分の日々を、眼の前の周りの人々を如何にたいせつにして生きるか。自分にできることはそれしかない。手の届く範囲の今日のしあわせをちゃんと目を開けて見つけよう。テレビの向こう

  • 海をみていた午前

    東京湾の近くのマンションに家族で暮らしていた頃ベランダに干した布団に覆いかぶさって布団と一緒に陽に当たりながら遠くの海を滑っていく船を長いこと眺めていた。多分日曜日のお昼前。あまりに気持ちがよくて荒井由実の「瞳を閉じて」をエンドレスでひとり口ずさんでいた。。。その光景が突然甦ってきて何だか切なくなる。両親がいて、わたしはまだ学生で、時間は永遠にあるように思われて、とても平和な気持ちでのんきに歌っていたムスメ時代のあの日あの時のジブン。わたしの人生、これまでいろんなことがあったけれど、こんな何でもないけれどしあわせな想い出もこうして何十年分も積もっているんだな。と気付かせてもらった。記憶はフシギだ。こんなにとおくまで来てしまったけれど10代のわたしのキモチをここにこうして映し出してくれる。ところで、何故思い...海をみていた午前

  • 敬愛するブラック・ジャックさま

    積年の推し!孤高の医者ブラック・ジャック。六本木ヒルズTokyoCityView「ブラック・ジャック展」へ。初めて観る原画に感動!!修正の跡や、吹き出しの切り貼りがとてもリアル。今は静かにそこに並んでいるたくさんの原画たち。。。こうして出来上がるまでには手塚治虫氏ご本人を始めたくさんのアシスタントの方々や編集者さんの汗と涙、締め切り前の焦りやら緊迫感やら怒号やらに包まれていたのだろうなぁと思うと一枚一枚凄味が伝わってくる。中学生の頃ブラックジャックに夢中になり、お小遣いで一冊一冊買い揃えた単行本全巻は今もわたしの愛読書であり宝物。(長男も一時期ハマっていた。)何度も読んでいても、読むたびココロに深く刺さる名言は数知れず。「ブラック・ジャック」間黒男(はざまくろお)彼に憧れた思春期真っ只中の中学生のわたし。...敬愛するブラック・ジャックさま

  • レモンマルメロナシブドウ

    原田マハ氏の「リボルバー」を読んで以来史実に基づくフィクションの面白さにハマってしまった。「楽園のキャンバス」では、時間の流れを逆走してハラハラしつつ、先が知りたいような読み終えたくないようなフシギな感覚を与えてもらい、「たゆたえども沈まず」では、自分がテオになってしまったかのように感じさせられ、兄フィンセントに対しての愛情と歯痒さに翻弄させられてしまった。原田マハ氏の本には、瞬時に本の中の世界のその時代に読者を連れ去る魔法が隠れているような気がする。または、わたしの読書の癖なのか。「たゆたえども沈まず」を読み終えた時、ゴッホの強烈な印象の一枚の絵を思い出していた。その絵は「レモン、マルメロ、梨、葡萄」エネルギー溢れる黄色い静物画だ。自ら木枠で額装し、その額までもが黄色で塗りたくられている。絵に対する情熱...レモンマルメロナシブドウ

  • コスモス畑と父のキャップ

    思い立ってコスモスの咲くあの広場へと自転車を飛ばす。コスモスは可憐だな。そよぐ秋風に上手にしなって柔らかく揺れる。ウィンクしてるみたいなこ。いろんなことがあるけれど毎年こうしてキレイな姿をみせてくれてありがとう。父の遺したキャップを被ってコスモスの野原を歩く。お洒落好きな父はキャップがすきでお気に入りがいくつもあり、どのキャップにもピンバッジが並んでいる。半分くらいはかつてわたしがあげたものだ。一番のお気に入りのデニムのキャップは、父が被って旅立った。88歳で父が旅立ってから5ヶ月。。。あちらでもきっとあのデニムキャップを被っていることだろうな。未だに何だか「死」を実感しないのは、散骨するための父のお骨を少し持ち帰って家に置いているせいなのかもしれない。酒枡に入れた小さなお骨を包んだ箱の上には、父のトレー...コスモス畑と父のキャップ

  • しるし

    雨上がりみるみる晴れゆく朝久しぶりに彩雲が浮かぶのをみた。彩雲は幸運がやってくるしるし。と、勝手に決めている。心配はいらない。ということにしておく!赤の季節がやってきた。しるし

  • 「暮しの手帖」第一号の表紙原画

    ここで花森安治さんの原画まで観れるとは!先日、「土方久功と柚木沙弥郎」展へ出掛けて行った際、同時展示の「雑誌にみるカットの世界」展へも何の前情報もなしに立ち入ってみたら…!これはこれはこれは!雑誌「世界」と「暮しの手帖」の貴重なカット原画や表紙絵の原画などがズラリ。いい感じのレトロな色合いの絵や素朴なのに何とも洗練されたカットの数々にうなります。お腹がすいてたけどスルーしなくてよかった!さて、ここ世田谷美術館への道中、散歩道になっている「いらか道」を初めて通ったのですがなんとも文化的ですてきな通り!地面に百人一首が刻まれているのです。詠みながら毎日歩いたら、すっかり文化人の仲間入りになれちゃうかも。すきな一首をパチリ。「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢わんとぞ思ふ」崇徳院「雑誌にみるカットの世界...「暮しの手帖」第一号の表紙原画

  • 世田谷美術館「土方久功と柚木沙弥郎」展へ

    (ポストカードより)土方久功氏の立体作品「猫犬」なんて自由な可愛さ。だいすきな絵本「ぶたぶたくんのおかいもの」の作者、土方久功氏。絵本の作者紹介を読んでとても興味を引かれて早数十年!?ここにこうして導かれました〜。世田谷美術館「土方久功と柚木沙弥郎」展土方久功氏、戦前パラオ、更に離島サトワヌ島で原住民と生活を共にしながら制作、そして民俗学を研究されていたという。その作品は素朴で力強く、温かでとても自由です。ぶたぶたくんシリーズの原画も初めて目にすることができ、感無量であります。柚木沙弥郎氏の作品はつい先日日本橋高島屋での展覧会でも拝見したばかり。シンプルで自由なデザインにとても惹かれています。(パンフレットより)館内での柚木沙弥郎さんのインタビュー映像に釘付け。100歳を超えて尚、表現をし続けるエネルギー...世田谷美術館「土方久功と柚木沙弥郎」展へ

  • 木々の受難

    「しばらく前、スペースシャトルが博物館まで道路を運ばれていくニュースを見た。陸送するために、邪魔になる街路樹が400本余りも切り倒されたという。。。400本・・・日本じゃありえない。よねぇ。」と、ここまで書き掛けて下書き保存していた自分の昔の記事をみつけた。(2013年)木を大切にする日本ではありえない!完全にニンゲンの都合で木を伐るこの時のアメリカのニュースに心底驚いてココロが痛んだ。それなのに。昨今の神宮外苑の街路樹伐採問題。再開発のために1000本近い木を本気で伐ろうというのだろうか。どの木も生きている木なのだ。いまの日本はどうかしている。これまでのニンゲンの行いを反省し、これから先こそ人類は木や自然と寄り添って共存していかなければ地球の未来はない。この問題は最早東京のその場所だけの問題ではない。ど...木々の受難

  • Shyなこ。

    通りがかりに花壇のかわいいお花とパチッ目があった。時々、お花に呼ばれる。笑わぁかわいい、と近寄ってカメラを向ける。(スマホだけど)ん??奥の方から何やら視線を感じて見てみると。このこでした〜。シャイなこ、だいすきです。ニンゲンも動物もお花もね。Shyなこ。

  • シャンプー台の白昼夢

    美容院で髪を洗ってもらっていると、わたしは必ず眠ってしまう。この洗ってもらっている気持ち良さを味わっていたい…、と眠らないよう頑張っているのだが、いつの間にかすとんと眠りに墜ちて夢までみてしまう。先日も、「流し足りないところはございませんか…」と美容師さんの囁きにハッと夢から戻ってきた。いつもわたしが寝てしまうことをよくご存知な美容師さんに、「あ〜〜。いま一瞬夢みてた〜。古民家で床下収納の板を外したところでした〜笑」「なんで床下収納なんですかーー笑」ふたりしてケラケラと大笑い。さっきまで髪染めの間に雑誌で古民家カフェのページをみていて、行きたいなぁとは確かに思ったけれどね、瞬間移動かってくらい夢なら行けちゃうんだな。現実にそんな特殊能力持っていたらいいのになぁ。どこでもドアがほしいものである。それにしても...シャンプー台の白昼夢

  • 同じ場所で時間を重ねる

    末っ娘のママ友一家の引っ越し前に、久しぶりに三母娘で女子会。このメンバーで集まるのはとても久しぶり。どっぷりコロナ世代の彼女たち。いつの間にかもうお酒も飲めるんだなぁ〜。幼稚園に入った3歳からのお友だち。みんないつの間にかレディになった〜。自分は引っ越しが多い家庭に育ったので、娘達のように近所のともだちと共に成長することもなかったし、小さい頃のともだちはアルバムの中のまま時が止まっている。そして、こうしてご近所の子ども達をオトナになるまで見守れることが今でもフシギで仕方がない。同じ場所で時間を重ねるって、こういうたのしみもあるんだなぁ。。。ムスメたち、21と22歳。しっかり大きくなったけれど、お喋りしながら顔を見ていると小さい頃の面影がそのまま表情に現れてきて、なんだかおばちゃん、勝手に感無量なキモチ。幼...同じ場所で時間を重ねる

  • アオスジアゲハと悔恨

    美しいアオスジアゲハを見るたび胸が痛くなる20年ほど前のこと。虫好き長男が見つけたイモムシを虫籠に入れていたら、程なくさなぎになり…あろうことか、そのまま長男もわたしもすっかり忘れてしまった。暫く後、虫籠を使おうと探し出してみると。。。そこにはうつくしい羽根を広げたまま命果てたアオスジアゲハの姿があった…なんと殺生なことをしてしまったのだろう。さなぎから孵ったまま、野原を翔ぶことも草露を口にすることもできず小さな虫籠の中で彼女は何を想っただろう。そんな目に遭うなんて彼女にどんな宿命があったというのだろう。わたしたちに出会わなければ生命を全う出来たはずなのに。自分の愚かさが情けない。以来幼虫は決して虫籠に入れない、とふたりで決めた。その後、あのうつくしいアオスジアゲハの亡き骸を長男は小箱にたいせつにしまって...アオスジアゲハと悔恨

  • 抜け落ちた時間

    ようやく少し空気が澄んできて、夏が後ろ姿を見せ始めたかなぁ、というところですね。長い夏、おつかれさまでした。この異常な高温の続いた8月。出勤に自転車で15分走るだけで生命の危険を感じるような暑さ。。恒例のヨリミチ公園にもほぼ足を向けることが出来ぬまま気付いたらもう9月も半ば!芙蓉の花が見たくて久しぶりにヨリミチしたら…なんと!もうたくさんのタネをつけていてびっくり。もちろんまだ蕾もたくさんあるのですが、今年はたくさんのピンクの花が揺れる姿を見そびれてしまった。。。すっぽり時間が抜け落ちてしまったようなキモチ。いやいや、「時間」はズルしたりせずきっちり動いていたはず。誰にでも毎日平等に与えられる24時間。‘’Yesterdayishistry.Tomorrowismystery.Todayisagift.T...抜け落ちた時間

  • アートハシゴの一日

    日本橋高島屋で開催中の「柚木沙弥郎と仲間たち」展へ。すてきだなぁ〜〜〜日本の民藝のすばらしさを再認識です。そのあと、アートハシゴ。9月に入ってすきな作家さんの個展が目白押し。日本橋と銀座に絞ってハシゴしてきました。アートはココロの栄養です。さあ、わたしも一歩一歩がんばろう。アートハシゴの一日

  • 抱きしめる

    夢をみた黒いレトリバーの成犬を膝の上に抱っこしてる。大きな体でも甘えん坊で、わたしの膝の上で収まりがよい座り方を探してもぞもぞしてから上手いこと収まる。ずっしりした重さと温かな体温にわたしのこころも和んでいく。。。10代の頃に別れた甲斐犬のケンとテツ。彼らがこぞってわたしの膝の上に収まろうとしていた光景を、夢から覚めてから思い出していた。ヒトは温もりを肌で記憶している。脳内だけでなくカラダのすべてに記憶を司る機能が備わっているような気がする。毛皮を持つ彼らを今すぐ抱きしめたい。抱きしめる

  • 魔女の木と朝の月

    魔女の木と朝の月早く目覚めたので「魔女の木」に会いにいってきました(いろんなものに勝手にネーミング)魔女の木の近くにある「荒鷲達の憩いの池」跡地ここは、終戦間近、飛行訓練を終えた少年飛行兵が特攻隊基地に向かう時の憩いの場であったとのこと。近年整備されこの説明看板が立つまで、そんな記憶を持った土地だったとは全く知りませんでした。彼らはこの岩に腰掛けて何を想っていただろう…この魔女の木を彼らも見上げていたかもしれません。視えるもの、みえないもの。それぞれの場所に積もる時間を想う朝なのでありました。今日も暑くなりそうです。魔女の木と朝の月

  • マボロシ

    マグリットのポスターとガーベラ写真に撮って観るとコラージュアートみたいになって面白いからすき。マグリットの絵の中に一瞬入れたような錯覚がおきる。湖面に映り込む窓の灯りが揺らいだようにみえたのはマボロシか。先日、街で亡き親友によく似たヒトを見掛けて思わず二度見。30代の頃のアノ子に雰囲気がそっくりで(マスクで余計に)、思わず目頭が熱くなる。12回目の命日。わたしは今も変わらずアノ子にあいたい。46歳のまま歳をとらずに、わたしやアノ子の子どもたちの中で一緒に生きている。絵と実物の花を組合わせると時代を超える空間が生まれる。時間の歪みに紛れて現れるマボロシ。そうして歪みに紛れて、ちょっとコッチに戻っておいで。驚いたりしないから。マボロシ

  • 父の撮した時間

    父が昔仕事でヨーロッパへ行っていた頃の写真。仕舞い込んでいた大量の古い写真を発掘。多分これはロンドンだと思われる。「ヨーロッパから戻ったら俺のことはすっかり忘れててお前に大泣きされたんや〜」とよく父が話してくれた。わたしが2歳の頃らしいので、1960年代終わり頃の写真だ。昔のプリントはさすがしっかりしている。もう50年以上経っているとは思えない。紙質がとても良い。とても気に入ったこの一枚をTシャツにしてみた。とても気に入って着ている。父が元気な頃に思いついたらよかった。父によく似合いそうなのにな。5月に父が他界してからもうすぐ4ヶ月。父の夢をみないのは何故だろう。以前よく父と夢の話をした。時々、二人でとてもよく似た夢をみることがあり、夢の世界は大きなどこかの世界と繋がっているに違いないとふたりで話していた...父の撮した時間

  • 映画「君たちはどう生きるか」

    映画「君たちはどう生きるか」監督/宮﨑駿素晴らしい映像美。。冒頭の階段を駆け上がるシーンの迫力ある臨場感にすっかりスクリーンに引きずり込まれ、そのまま夢をみているような映画時間でありました。これはやっぱり映画館で観てこそな映画です。宮崎駿さん、全部出し切りましたね!と受け取りました。この話題の映画は賛否両論あるけれど、わたしは断然、前者です。難解だとか言われているけれど、それでいいんです。ありのままを受け止めて、すっぽり宮崎駿氏の世界観に呑み込まれてしまえばいいのです。我知らず熱い涙が頬を伝い、清々しくラストを迎える。。。一緒に長い夢の中にいたような、フシギな気持ち。この映画は生と死、生き直し、そして深い「母」の愛の物語なのだと感じます。この特別な空気感を持つ映画の中にまた潜り込みたくなって、実は二度目の...映画「君たちはどう生きるか」

  • 新種の傘クラゲ

    透明傘は雨が上がるとクラゲになりますあまりにきれいだったので記念にパチリ家を出る時にひどい雨だったので前がよく見える透明傘をあえて差して出掛けたものの…雨の後、透明傘は日傘にはまったくならないのがざんねんですせっかくなのでおひさまに乾かしてもらいつつ帰りました。ゲリラ豪雨、気をつけようがないですがこころ構えだけはしっかりしておきたいですね新種の傘クラゲ

  • デイリークイーンと映画の日々

    家業の店番。店の外は溶けるような暑さで人影は疎らだ。アイスクリームが食べたいなぁ。と思考が勝手に巡る。昔、銀座にあったファーストフード店。なんて名前だったかなあ。しばらく考えていたら、思い出した。そうだ、デイリークイーン。コーヒーゼリーにソフトクリームを乗せたやつ。あれ、絶品だったなあ。ぽよんとした形のソフトクリームにキャラメルソースのかかったのも美味しかったなあ。昔々就職したばかりの頃、仕事帰りに学生時代のともだちと「銀座文化」に古い映画をよく観に行った。いつもデイリークイーンで待ち合わせて映画の前に腹ごしらえしていた銀座店。そういえば、デイリークイーンってもう見かけない?と思って調べたら、日本から店舗は全て撤退していた。そもそもアメリカのチェーン店だから海外では今も人気みたい。銀座文化ではその頃、2週...デイリークイーンと映画の日々

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