遅読派の本好き
子どもの頃から本がすきで小学生時代から現在に到るまで読みかけの本がないという時期は一度もない。本を読むニンゲンの姿もすきだ。シゴト前にヨリミチする公園のベンチ。背中を丸めて文庫本に顔を埋めるように読書するとある青年の姿を時々見かける。本の世界に入り込み過ぎてそのうち実体が本に吸い込まれてしまうのではないか、というほど。昨今スマホに吸い込まれそうなニンゲンが大多数な中、貴重なその青年の姿を見掛ける度に何だか嬉しくなる自分がいる。古本市でたくさんのニンゲンが本を物色して歩く姿もすきだ。わたしもを大きな古本市に行くと時間を忘れて古本の海を泳ぐ。昨今読書離れが叫ばれるけれど、休日の大型書店の文庫本売場などは会計に長い列が出来ている。これから読もうと文庫本を手に手に並ぶ老若男女の姿を見ると何だか大変頼もしくなる。日...遅読派の本好き
2025/06/26 13:16