「兎の眼」灰谷健次郎著
高校で図書館司書をしている知人に以前勧められた本「兎の眼」灰谷健次郎著(1974年新潮文庫)を読んだ。勧められたのはもう何年も前。古本市で見つけて買っておいた積読本の一冊。先日発掘されました。笑本当の教育とは??子どもの個性の尊重とは。。ひととひとのこころの触れ合いのたいせつさ。教育の原点が問われる作品だ。だけれども。この本は戦後間もない時代を背景に描かれている物語。昭和には居ても令和には居ないだろうなぁと思われる登場人物たち。昭和のあの時代だからこその物語ではあるけれど、こころの根底のつながりは普遍のものだと信じる。(信じたい。)カタチは変わってもいまもそこここに存在する「鉄三」たち。本の中のあの時代のような熱血漢教師はいなくても彼等のこころの奥底までゆっくり降りていってあげられる教師が現在にこそ必要な...「兎の眼」灰谷健次郎著
2025/07/02 11:25