「常設展示室」原田マハ著2018年新潮社発行近年原田マハにハマってから一体何作品読んだだろう。どの本も決して期待を裏切らない。この「常設展示室」では6篇の物語のそれぞれにそのひとのたいせつな一枚の絵が登場する。6篇目の「道LaStrada」が特にこころに残る。短編小説なのに一本の上質な長編映画を見終えたようなとても豊かな心持ち。。わたしにも忘れられないすきな絵が数枚ある。いつかあの街にまた降り立ったならあの絵に会いにいこう。原田マハ氏の紡ぐ物語。まだ読んでいない本もたくさんあることがうれしい。さあ、次はどのドアを開けようか。「常設展示室」原田マハ著