真夜中に目覚めてしまい眠ろうとしているのに勝手に思考が彷徨う子どもの頃夜更けに母が戸締まりを確認しにそっと子ども部屋に入ってくる光景を何故かふいに想い出す。母は毎夜窓の鍵を確かめカーテンをきちっと閉めてからベッドで寝ているわたしたちのふとんを掛け直してくれた。近づく母の気配。ふとんを掛け直してくれた時の手の重み。ドアを出ていく逆光の後ろ姿のシルエット…あたたかなしあわせなこどもの頃の想い出思春期くらいになってからも真夜中に母の気配を感じると小さいころみたいにふとんを掛け直してとんとんしてほしいな…と感じていたことも覚えている。そう言えば子どもたちが小さいころ、絵本を何冊も読んだ後で寝かしつける時にわたしも同じようなことをしていたなぁ。3人の子どもたちに順番に布団を首まで掛け直すとみんな「ぎゅっぎゅってして...夜の子ども部屋