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香本博
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住所
秩父市
出身
津山市
ブログ村参加

2014/11/23

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  • 足をいたわる枯葉道

    秩父ミューズパークで敷き詰められた、 膨大な落葉たちが作ってくれた道を歩く。 イチョウ黄葉も終わり、空をひび割ったような枝が伸びていた。 枯葉の椛は赤ワインのコルクのような色を帯びてきて、 その連想だけでなんだか嬉しい。 硬い体で引きずる足を、ふわっと包み込むような彼ら・・ 優しく柔らかい道作りに感謝したい。 #秩父ミューズパーク

  • メタセの光

    雨でかなり葉が落ちていたが、 今年も秩父別所の、輝くメタセコイアを見に行った。 不自然で樹にも悪い「人工のライトアップ」ではなく、 西日透過で美しいメタセの光を、一瞬浴びることができた。 旧石器時代から在ったとされるメタセコイア杉・・ 途方もない時代を潜り抜けて今もなお世代が受け継がれている。 その雄姿を今年も見せてくれてありがとう。

  • 瞼の蓋を開いた絵。Sさんのご冥福を。

    入間市の画廊アトリエ・ワタナベさんでの個展は、 2006年から2020年までの毎年15回開催してきた。 最初から欠かさず楽しみにしてご高覧いただいたのが、 Kさんとパートナーの【Sさん】だ。 先日訃報(おはがき)が届いて、本当にショックだった。 自分は感謝を込めて、写真だけではなくお話ししたことや、 しぐさの記憶をたどって、小さな肖像画を描いてお送りした。 スケッチ的なものと当初は思っていたが、オモイがあふれて、 結局ほぼ一日近くかかった。 翌日Kさんからお礼のお電話があり、 「喪主だったので泣いてはいけないと、次々とやることがあって、 ずっとこらえてきた涙でしたが、絵を見ていっきに大泣きでき…

  • いどむの遺言Ⅳ初上映 古民家ギャラリーかぐやにて

    43年間にわたり削られ続ける武甲山を、写真と文、メディア、イベントなどで 発信し続けてきた山瀬いどむさん。 昨年コロナで死の淵をさまよい、介護も経験した中で制作した映画 「いどむの遺言Ⅳ」が、11月13日に古民家ギャラリーかぐやで上映された。 長年研修学院の塾長として子供たちの教育に携わり、 原発災害、格差の歪みなど、社会の在り方、大切なものへの、 彼自身のオモイを凝縮して詰め込んだメッセージとなっている。 最後に大王がつぶやく言葉・・「Let it be」「Take it easy」。 周囲の状況に気落ちせず、あるがままに自分を信じて進むこと。きっとできる。 余韻の残る終わり方だった。

  • 四萬部寺(札所一番)の紅葉

    モミジの紅染を、ここで今年も昨日見られて良かった。 自然界がもたらしてくれる四季の美と有難さを噛みしめる。 人間は地球環境をこれ以上壊してはならない。 温暖化、汚染水排出など、結局人が苦しむことになるのだ。 https://www.shimabuji.com/ #hiroshikomotophoto

  • バルタンか、祈りか

    玄関から香本家侵略を窺っていた?カマキリ。 「あっしは、バルタン鎌男と申します」と名乗ったとか。 日本では稲刈りの鎌の連想ですが、 英名は「praying mantis」祈りをささげる予言者の印象です。 侵略許さんぞ!って、何にもあらへん。 ちなみにじゃんけんをやる際には、 グーを出してはいけません。 #カマキリ #prayingmantis

  • 秋色と寒桜の羊山

    朝晩冷え込んでも、日中はまぶしいほどの日差しの今日この頃。 羊山は秋色の衣替えをし始め、寒桜(十月桜)が満開だった。 芝桜の丘は、ボランティアの方々がメンテナンスに励んでいた。 羊山という名のとおり、羊がさかんに鳴いていた。

  • 不忍の風に吹かれて

    4か月ぶりの上野へ向かう。閑散としていた数年前と違い、賑わいも戻りつつあった。 私の絵画人生を応援し続けてくださって旅立ってしまった早苗さん。 ご主人の愛情あふれる写真・・東京都美術館でそよ風・・逢えた気がした。 平緒千香子さんの中美展出展作品を拝見し、横山さんとも会えたのは良かった。 不忍の池に陽が沈み、蓮の葉がきらきらしていた。 下町風俗資料館を見た後、彼と一献し、帰路。 電車内では中刷り広告に代わってディスプレイ動画・・なんという電力の愚か浪費。 皆がロボットのようにスマホをいじり、大半がゲームをしている。 その電力はほぼ、3.11原発被災地福島から来ているのだ。 今、たった今の、家に居…

  • 吉澤さん「被爆牛と生きる」at古民家ギャラリーかぐや

    昨日6日は福島浪江の希望の牧場から、 代表の吉澤正巳さんは、カウゴジラと共に 古民家ギャラリーかぐやに来てくださり、貴重なお話を聞くことができた。 3.11原発災害で被爆した牛を、国は全頭殺処分の支持をしたが、 「人は命に対して酷いことをしないのだ」と牛を守り続けた。 無責任な人は言う「肉牛で結局は殺してしまうのに、なぜ殺処分に応じないのか」と。 命の尊厳、感謝に尽きると思う。人もやがて土に還る・・土の養分として食べられる。 「間違っていると思うことは、恐れずに声を上げること」の大切さを、 吉澤さんのお話であらためて痛感した。 故郷と家族の離散を余儀なくされ、放射能汚染なのに土地を法外な安価で…

  • 心が泣いているような月・・柿色月夜

    東京八重洲の老舗ギャラリー T-BOXで 11月4日から初公開の #今週の香本博 82作目【柿色月夜】 A moonlit night with the color of persimmon. 今夜の月の色はなんという色合いなんだろうかと、驚く夜がある。 オレンジ色でも朱色でもない、心が泣いているような色。 最近はピンクだとかブラッディだとかの呼び方で騒いでいるが、 情緒も詩情も想像性も感じない。 庭の柿が熟した色合いを見て・・そうだ!柿色だと思った。 自宅から深夜の満月を見ると、月の周りに光輪ができて、 緑っぽい溝が見えることがある。 雲、二本の樹、大地をすべて柿の葉の印象にしたのは、 柿の…

  • トーベの森の黄葉

    童話作家でムーミンの生みの親、 トーベ・ヤンソンとの手紙のやりとりから、 1997年に開園した【トーベ・ヤンソンあけぼの子供の森公園】。 あけぼの杉(メタセコイア)の紅葉本番はこれからでしたが、 イチョウの黄葉は美しく、森には光が踊っていました。 11月2日撮影 https://hanno-city.info/akebono/about/

  • 親族の眠る大多磨霊園に

    祖父母と父母の眠る、青梅の大多磨霊園に行った。 父は、28年前に61歳の若さで旅立った(1994年没)。 母が旅立ったのは、花巻個展開催中の5年前(2017年)で、 85歳だった。 自分は父より6年長生きしているが、 母の年まで頑張って生きられるだろうか? 両親から授かった命・・大切に日々を生きて行かなくてはと誓いのオモイだ。 しかし広大な土地に景観が良く、日当たりの良い場所に眠れて、 何よりかもしれない。

  • いちまいの絵 2022年11月【くす玉ザクロ】

    ザクロの実が割れて、輝く多くの粒が見える時期。 なぜか自分は最初から、運動会のくす玉が割れる印象があった。 鮮烈な、元気の良い、はじける印象。 コロナ禍となって三年近く、 かつての子供たちの熱狂・歓声も、めっきり少なくなった。 終わらない戦争、物価興奮など不安要素は増すばかりだ。 それでも子供達には「はじけて」ほしい。 「精いっぱい走ってほしい」。 「思いっきり声を上げてほしい」のだ。 実の先端が王冠を思わせることや粒が多いことから、 ザクロは多産や豊作をイメージする果実として珍重されてきた。 実際の栄養素も豊富だ。 運動会というと、万国旗が飾られ、リレーや100m走などの競技が必須だが、 ゴ…

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