野中光正&村山耕二展 2022/11/21Mon.~27Sun. 杜の未来舎ぎゃらりい
白という光の色。なぜ世界に光とともに色彩があるのだろうか。そんなことを考えるのは、野中氏の作品を覆っている色彩は、絵画理論の構成要素である「色」とはまったく別のものと感じたからだ。それを「純粋色彩」とでも呼ぼうか。野中氏が顔料を既製品ではなく自作し続けてるのも、この色彩への強いこだわりがあるからだろう。色彩は、最も鮮明な知覚である「視覚」を通して魂に直接呼びかけてくる力を持つ。最新作でも、野中氏の生活の記憶庫から呼び寄せられた色彩が重なり合い、独特な奥行きのある世界を形づくる。彼の作品の特徴的骨格である矩形の「形」はもはや自然にそこにあり、真ん中には太い柱のような白色の光の帯があって天から降り注いでいる。誕生前の赤ん坊が目で見た、あるいは来世で見るかもしれない、純粋な色の世界へと誘うかのように。MITSU...野中光正&村山耕二展2022/11/21Mon.~27Sun.杜の未来舎ぎゃらりい
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