昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
大好きなヨンとウンスのキャラクターをお借りして その後の高麗の世界の妄想を広げて綴っております。
物語は二人が出会う前から始まり再会しお話が動き出します。シンイの世界に魅せられてその後の世界を紡ぎます
オクリョン? スニョンはオクリョンの声を聞き嬉しそうに振り向いた お嬢様こっちへ来てください 男の表情が急に険しくなるのを見てオクリョンは胸がざわざわ…
このところ宴続きで少し疲れていたのかも知れない曇り空はどんよりしていてへジャの眠気をいっそう誘った 三つ子の昼寝は赤ん坊の頃から奥の間のさらに奥にある小部屋…
その日は曇り空だった木々が紅葉し風が吹いて落ち葉が舞ってすっかり秋の景色だった 少し市場でも見てきたらどうだい?毎日寝てばかりじゃあ気も滅入る若先生も心配…
誕生会の翌朝 ウンスが気だるい体を押して奥の間に向かうとすでに叔母チェ尚宮と四人の子供たちが朝餉の卓についていた 奥様 おはようございますお声がけしません…
旦那様のお誕生の宴の記録 日中の天候晴れ空高く雲がたなびく夜空の月少々欠け風情豊か 奥様急に旦那様の宴をなさると言う何やら思惑があるご様子 確かに毎年 旦那…
いいお誕生日会だったわねぇ 宴が終わり夜が更けてウンスは約束通り湯殿でチェヨンの背中を流しながら満足そうにささやいた そうか? チェヨンは目を閉じなが…
チェヨンは息子とコハクを近くに呼び寄せたテマンの心配そうな視線が痛いほど突き刺さったがチェヨンは知らぬふりをした 他の子供たちは客間の片隅でトクマンの愛娘を…
チェヨンは落ち着かない気持ちで金屏風の前に座っていた もともとは人も羨む名家の跡取りだが 若い頃から晴れがましい場所とは無縁で生きてきた 赤月隊では己の香を…
チェ家の長男タンの誕生日から三日後ウンスは夫チェヨンの誕生の宴を口実にゆかりの人々を屋敷に招いた 自分に関することで仰々しいことが苦手な夫は最後まで抵抗して…
此処はごく狭い世界 此処は多くの世の中の人には無関係なドウデモイイ世界 此処は周りに対する謙虚さと自分に対する戒めを決して忘れずひっそり佇む世…
本日二話目の投稿です 泣き顔がウンスにそっくりね・・・ ハルモニは優しい目をして呟いた あなたの言うことをすぐに信じることはできない今は頭が混乱して…
本当に行くの?戻れなくなることもあるのよ私は一度全然知らない時代に飛ばされたこともあるのタンが戻れなくなったらそう考えるだけで頭痛がする 朝焼けに照らされ…
本編の途中ではありますが企画物のお話をお届けいたします このお話はアメンバーの皆様よりお寄せいただいたアイデアや妄想を随所に散りばめてアメンバーの皆様とのコ…
チェヨンとウンスは閨の小さな卓に向かい合って座っていた子供達はそれぞれの部屋でぐっすり夢の中今宵は久しぶりに両親と一緒に湯浴みをして大はしゃぎしたのだ み…
ヒョン帰宅早々悪いけどちょっといい?話があるんだ 如何した?何かあったか? イサの呼びかけに立ち止まったチェヨンの表情が険しくなった うん・・・ちょっ…
ウンスは王妃様との謁見を終え典医寺に顔を出すため庭園を抜けていたちょうどチェヨンも康安殿からの帰り道で二人は引かれ合うように池に架かる橋のあたりで出会った …
ウンスが王妃様の部屋を訪れると叔母チェ尚宮の姿はなかった 公主をお母上様のところへ連れて行ってもらうよう妾が頼んだのじゃいない方が話がしやすく良かれと思う…
チェヨンとウンスが王宮へ向かうため子供達と使用人一同がいつものように門のところまで見送りに出て来ていた イサはずらっと並んだ壮観な皆の後ろ姿を一歩下がったと…
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昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
ようやく患者が持ち直し一息ついたウンスがあたりを見回してみると近くにいたはずのチェヨンの姿はなくその場を去った後だった仕事に戻ったのだろう・・・ 助かりま…
朝が来た当たり前だが朝が来た そして今日も当たり前のように激務のルーティンが始まるチェヨンは研修医としてウンスは研修医を指導する専門医として・・・ まだ起…
ウトウトとまどろんで目が覚めたらすでに部屋の中はすっかり暗くなっていた ウンスは隣に眠るチェヨンの輪郭を眺めながら記憶をたどる 久しぶりにカフェで待ち合わせ…
オンマぁ〜っじぇんぶたべたヨォ〜 チェヨンとウンスの愛息タンが夕食時 誇らしげに空っぽの皿を振って見せた苦手な人参が綺麗になくなっている えらいね〜すご…
チェヨンが兵役に行っている間にウンスの周りで大きく変わったことを一つ挙げろと言われたらそれは間違いなくウネのことだろう シャワーを浴び支度を終えたウンスが…
ウンスがレジデント(研修医)だった頃に入隊した彼が無事に兵役を終えてソウルに戻って来たのはチンダルレの花が街を彩った頃でウンスは待望の心臓外科医(専門医)一…
テレビのニュースは十数年振りに起こった大規模な太陽フレアの話題で持ちきりだった通信衛星に影響があるとか携帯電話の電波が乱れるとか生活に直結することからイマイ…
言わずと知れた銀座4丁目・・・かなり久しぶりに先週末 銀座に行って来ました この建物はいつも変わらず此処にある〜って感じですね〜 で銀座に何しに行ったのか?そ…
タンの愛犬フンにお嫁さん候補のメスの子犬がミジュの実家から届いたのは春先のことだった茶色の毛がふわふわしたとても可愛い人懐っこい子犬で子供達は喜んでその子犬…
養成所虹の入学式から一月余り経った初夏を思わせるような春の終わりのある日 チェ家の広大な庭園は多くの子供たちの歓声であふれていた その日は天界ではオリニナル…
子供達が寝静まった夫婦の時間チェヨンは髪を乾かす妻の後ろ姿を見つめていたその長く艶やかな髪は出会った頃と少しもたがわず美しいままに思えるが最近ウンスは髪を乾…
輿の中で寝たふりをしているうちにユニョンは本当に眠りに落ちた・・・夢から覚めないその姫を大事そうに抱きかかえて部屋まで運んだのは他ならぬイサだ その話を帰宅…
みなさま あんにょんゴールデンウィークが始まりましたがいかがお過ごしでしょう?どこかにお出かけされますか? haruはお仕事がお休みでばんさい!な気分ではあ…
ウンスの誕生日が過ぎてしばらくしたある日 ユニョンは王宮からの帰り道イサと一緒だった オンマはまだかかるんだって〜これから王妃様のところに行かなくちゃいけ…
チェヨンは腕の中で眠る愛しい妻を見つめた夜はとっぷり更けて子供達の寝息以外あたりは静寂に包まれている 誕生の祝いにと少々無理をさせたか? チェヨンは反省…
終わった!間に合った! チェ家の長男タンはホッとしたように大きく息を吐いてから末っ子ゴンに微笑みその頭をなでなでした ゴンはやり終えた満足感で嬉しそうでタ…
おはようございます年明け早々から地震が続いておりますが 昨夜遅くには愛媛・高知で震度6弱の地震がありました 地震発生時には haruはすでに寝落ちしていたも…
ウンスの誕生祝いにと大妃様からいただいた針房ホン尚宮仕立ての若草色のチマチョゴリは春らしい色合いで式典会場の雰囲気を一層華やかに飾っていたその立派な衣に負け…
空が淡い青色に包まれ日差しが穏やかに差し込む春の日皆に見守られながら女医の養成所虹の四期生開校式式典が執り行われた七名の新入生は希望と夢に満ち溢れた顔をして…
丘のふもとで揺れる黄菊を見つめながらチェヨンはウンスを思った 花になどまったく興味も心も惹かれなかったのに自分の中でいつのまにかこの花は特別な花になりかけが…
もしもあの時・・・ 人は幾度となく人生でその言葉を繰り返す 繰り返したところで過ぎてしまったことは元に戻らず変わることなどないとわかっていてもそれでも …
空が藍色に染まり始めた流れる雲を目で追うと雲は大木の横をかすめるようにゆっくり形を変えていく 空の深い藍も風の匂いもあの方と過ごしたあの頃と同じ違うのはあの…
おはようございますブログを書くのは久しぶりの気がする・・・お話の更新も止まったままで失礼いたしましたブログ留守中も多くの皆さまにご訪問いただきありがとうござ…
雨音で眠れない夜になりそうです 線状降水帯があちこちで発生して 大きな被害 不安なまま夜を迎える方すでに河川が氾濫した地域で避難しておられる方も多いことと思…
おや?へジャじゃないか?新しい奉公先はどうだい? 通りを歩いていたら母の声が聞こえ無視して通り過ぎようと思っていたら肩を掴まれたへジャは仕方なく後ろを振り…
テジャンテジャン! 揺り起こされて目が覚めたいつのまに眠ってしまったのか テマン・・・か チェヨンは小さく呟いた夢を見ていた夢の中であの方はいつものよ…
墓参りを済ませた後一行はこれまた久しぶりに山間の別邸を訪れていた 和尚様にヨンに良い気がみなぎっているって言われたわ幸せで何よりだって・・・ 夕餉用の魚…
久しぶりに一家が訪れたお墓は綺麗に手入れされていた かつてへジャの母ソンオクがそうしていたように女中頭自ら忙しい合間を縫って チェ家の墓を守ってくれているの…
見知った山道を輿は止まることなく登っていく 季節は春といってもそろそろ夏の陽気さすがにケナリの花は姿を消して遅咲きの山桜の花びらがあたりに舞っていた 清々し…
オリニナル(こどもの日)が過ぎ去ったばかりだというのに天界にはオボイナル(両親の日)というのがあるらしいその話を母親のウンスから聞いた長男のタンはあることを…
それからしばらくしてアン・ドチは王宮入りし外出も思うようにできないようになった いつでも会えると思っていた人だったのに会えない時間がこれほどもどかしいことだ…
本日二話目の投稿です其の弐からどうぞ〜 ところがあたりが急に静かになった そおっと目を開けると先ほどまで威勢がよかったゴロツキどもがバタバタ地べたに倒れ…
アン・ドチはリコの屋敷からの帰り道まっすぐ帰る気がしなくて市場をぶらぶらしていた リコに言われたことはどれも正論で耳が痛い反論できない自分をリコが不甲斐ない…
このお話は今年の二月に行ったアメンバー様限定企画で抽選にご当選されたおひるねにゃんこ様の意表を突いたリクエスト若き日のアン・ドチとイムジャ(リコ)を描いた物…
ユニョンのなんとももどかしい思いがイサに伝わらず解消されないままにその日 夜を迎えた 娘を案じたのかそれともイサに任せておけなかったのかチェヨンはいつも以上…
早朝タンとサンが愛犬達と庭で戯れているのを見かけそれから奥の間に向かったチェヨンはユニョンの姿がないことに気がつきウンスに尋ねた ん?ユニョンはどうした?…
イサ先生の講義素敵だったわねぇ何と言っても美丈夫なんですもの 両班で官位の高い父を持つコ・ミジャはふうっと息を吐きながら医術とは関係ないところで感激したと…
なんだか忙しい一日だったなぁ ウンスは子供達が寝入った後のつかの間の一人時間を奥の間でぼんやり過ごしていた・・・ 卓の上には三つ子たちがソダンの料理実習で…