昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
大好きなヨンとウンスのキャラクターをお借りして その後の高麗の世界の妄想を広げて綴っております。
物語は二人が出会う前から始まり再会しお話が動き出します。シンイの世界に魅せられてその後の世界を紡ぎます
気がつくと今日で水無月が終わります今年も半分が過ぎました明日から七月とは早過ぎ! 皆様いかがお過ごしですか? コロナ禍の中オリパラ開催が近づきました 水…
ヘジャ日記におつきあいいただきお読みいただきありがとうございました まだまだヘジャの日記は日々続いておりますが・・・今回のお披露目は一旦これにて完とさせてい…
お子様達が昼寝中奥様 美容相談無事終わったと奥へ戻られ石鹸化粧品の売り上げ上々とのことご機嫌よろしく安堵する 三人並んで奥の間の隣の部屋で昼寝のご様子を奥様…
お庭で遊ばれていたユニョン様はたと包帯が汚れたことが気にかかるご様子診療所で奥様に診ていただくと言い出したイサ様の忠告を思い出した節傷口に良からぬものが入ら…
旦那様は王宮へ出仕なさり奥様 診療所でお勤め若様は元気にソダンへ向かわれた お留守番のお子様たちサン様 お庭で犬と遊びたいとおっしゃられ子守のクリム 女中の…
ヘジャは棚の中に整然と保管してある日記の最初の一冊に目が止まりそれを手にしたその日記はいささか年季が入った代物で初めてこの屋敷の女主人に出会った日の回顧録だ…
夕餉の後お子様たち寝入りご夫婦でお過ごしのひと時そろそろ葉桜の山桜を愛でムグンファの蕾に心を寄せる奥様今宵はお閨ではなく夜風に当たりながら奥の間の前の廊下に…
旦那様ヘジャに苦笑し困り顔 ジヒョン様はかつて旦那様の密偵を務められしお方両班の情勢にお詳しくそれゆえ王子様の側近に選ばれし家のこと密かに尋ねているご様子 …
奥様 休憩終えられ診療所へお戻りになられるとお子様たち お昼寝のお時間ヘジャたち女中も束の間 一休み最初クリムに子供部屋前での待機を任せ交代で休みを取る白湯…
昼を過ぎても奥様 お忙しいご様子でなかなか奥へ戻れずお子様たち どことなく落ち着かぬご様子とクリムから知らせありお子様たちを厨房前の畑にお連れする お子様た…
診療所の前でうろうろされているイサ様にお声をかけるきっと昨日の一件を案じお早めにいらしたのだろうと察する 皆様 お変わりなくお過ごしの旨お伝えすると安堵され…
まんじりともせず過ごすうちにぼんやりと明るくなり床を離れるソクテすでに起き出し農園へ行く準備我が夫なれど本当に働き者だと感心す 出がけに白湯と握り飯をと思っ…
陽が沈みかかった夕暮れ時ご一家は王宮よりお戻りになられましたイサ様のお姿はございませんご自宅に帰られた由 お出迎えの若様に奥様は笑顔でただいまとお返事される…
皆様がお出になられた後掃除 片付け 夕餉の下ごしらえなど 行いながら診療所の様子を伺う 本日奥様は休診日心なしか患者様が少ない奥様に話を聞いていただくだけで…
怒りと驚きでまだ手が震えておりますなれど この日記にはチェ家で起こったことすべてを記す所存心が痛んでもユニョン様のお怪我のことも残しておかねばなりません …
奥様は旦那様とともに王宮へ若様はソダンへお子様たちお留守番 これから七日に一度奥様が一日中屋敷を留守にするとこになる今までも王宮へ出仕はなされていたがそれは…
本日 奥様念願の女医様養成所ムジゲ開校日なり晴れ ソクテ いつも通り農園へ今朝は山菜採りもするとのこと山ウドを頼む女中たち朝日とともに出勤それぞれの持ち場へ…
別邸にて 厨房の散らかり具合から察し急ぎお閨の整えに向かう案の定 寝具お使いになった由乱れた布団をお子様たちがお閨にお入りになる前にこざっぱりと並べなおし一…
本日 奥様のお生まれし日お屋敷に仕えお祝いをすること七年長いような短いような充実の日々でございます お子様たちも日に日に賢くお健やかに成長され亡き母ソンオク…
用事を済ませソクテとともに別邸から急ぎ戻る ちょうどユウとルリとリアンがお子様方の寝間着奥様の白衣を洗濯していたおしめを外されてから洗濯物の量が格段に減って…
卯月某日 敬愛する奥様のお誕生日前日 今年も庭に山桜が咲きました旦那様が十六の時お屋敷をお出になって以来花をつけるのをずっと忘れていたような山桜が旦那様が奥…
チェ家の女中頭ヘジャは今日のすべての勤めを終え自室に戻った もう数時間経てばまた新しい朝が来る明日のお勤めに差し障るから早く寝なければと思いながらヘジャは紙…
当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます そして花明かりの円舞曲(ワルツ)拙い妄想の物語をお読みいただきありがとうございました コメントもたくさん…
それがねぇウンスさん なに?どおしたの?まさか義母様に何かあったとか? ウンスは顔をいささか曇らせて尋ねたウネの義母はかつて嫁いびりが激しい口うるさい姑…
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昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
ようやく患者が持ち直し一息ついたウンスがあたりを見回してみると近くにいたはずのチェヨンの姿はなくその場を去った後だった仕事に戻ったのだろう・・・ 助かりま…
朝が来た当たり前だが朝が来た そして今日も当たり前のように激務のルーティンが始まるチェヨンは研修医としてウンスは研修医を指導する専門医として・・・ まだ起…
ウトウトとまどろんで目が覚めたらすでに部屋の中はすっかり暗くなっていた ウンスは隣に眠るチェヨンの輪郭を眺めながら記憶をたどる 久しぶりにカフェで待ち合わせ…
オンマぁ〜っじぇんぶたべたヨォ〜 チェヨンとウンスの愛息タンが夕食時 誇らしげに空っぽの皿を振って見せた苦手な人参が綺麗になくなっている えらいね〜すご…
チェヨンが兵役に行っている間にウンスの周りで大きく変わったことを一つ挙げろと言われたらそれは間違いなくウネのことだろう シャワーを浴び支度を終えたウンスが…
ウンスがレジデント(研修医)だった頃に入隊した彼が無事に兵役を終えてソウルに戻って来たのはチンダルレの花が街を彩った頃でウンスは待望の心臓外科医(専門医)一…
テレビのニュースは十数年振りに起こった大規模な太陽フレアの話題で持ちきりだった通信衛星に影響があるとか携帯電話の電波が乱れるとか生活に直結することからイマイ…
言わずと知れた銀座4丁目・・・かなり久しぶりに先週末 銀座に行って来ました この建物はいつも変わらず此処にある〜って感じですね〜 で銀座に何しに行ったのか?そ…
タンの愛犬フンにお嫁さん候補のメスの子犬がミジュの実家から届いたのは春先のことだった茶色の毛がふわふわしたとても可愛い人懐っこい子犬で子供達は喜んでその子犬…
養成所虹の入学式から一月余り経った初夏を思わせるような春の終わりのある日 チェ家の広大な庭園は多くの子供たちの歓声であふれていた その日は天界ではオリニナル…
子供達が寝静まった夫婦の時間チェヨンは髪を乾かす妻の後ろ姿を見つめていたその長く艶やかな髪は出会った頃と少しもたがわず美しいままに思えるが最近ウンスは髪を乾…
輿の中で寝たふりをしているうちにユニョンは本当に眠りに落ちた・・・夢から覚めないその姫を大事そうに抱きかかえて部屋まで運んだのは他ならぬイサだ その話を帰宅…
みなさま あんにょんゴールデンウィークが始まりましたがいかがお過ごしでしょう?どこかにお出かけされますか? haruはお仕事がお休みでばんさい!な気分ではあ…
ウンスの誕生日が過ぎてしばらくしたある日 ユニョンは王宮からの帰り道イサと一緒だった オンマはまだかかるんだって〜これから王妃様のところに行かなくちゃいけ…
チェヨンは腕の中で眠る愛しい妻を見つめた夜はとっぷり更けて子供達の寝息以外あたりは静寂に包まれている 誕生の祝いにと少々無理をさせたか? チェヨンは反省…
終わった!間に合った! チェ家の長男タンはホッとしたように大きく息を吐いてから末っ子ゴンに微笑みその頭をなでなでした ゴンはやり終えた満足感で嬉しそうでタ…
おはようございます年明け早々から地震が続いておりますが 昨夜遅くには愛媛・高知で震度6弱の地震がありました 地震発生時には haruはすでに寝落ちしていたも…
ウンスの誕生祝いにと大妃様からいただいた針房ホン尚宮仕立ての若草色のチマチョゴリは春らしい色合いで式典会場の雰囲気を一層華やかに飾っていたその立派な衣に負け…
空が淡い青色に包まれ日差しが穏やかに差し込む春の日皆に見守られながら女医の養成所虹の四期生開校式式典が執り行われた七名の新入生は希望と夢に満ち溢れた顔をして…
丘のふもとで揺れる黄菊を見つめながらチェヨンはウンスを思った 花になどまったく興味も心も惹かれなかったのに自分の中でいつのまにかこの花は特別な花になりかけが…
もしもあの時・・・ 人は幾度となく人生でその言葉を繰り返す 繰り返したところで過ぎてしまったことは元に戻らず変わることなどないとわかっていてもそれでも …
空が藍色に染まり始めた流れる雲を目で追うと雲は大木の横をかすめるようにゆっくり形を変えていく 空の深い藍も風の匂いもあの方と過ごしたあの頃と同じ違うのはあの…
おはようございますブログを書くのは久しぶりの気がする・・・お話の更新も止まったままで失礼いたしましたブログ留守中も多くの皆さまにご訪問いただきありがとうござ…
雨音で眠れない夜になりそうです 線状降水帯があちこちで発生して 大きな被害 不安なまま夜を迎える方すでに河川が氾濫した地域で避難しておられる方も多いことと思…
おや?へジャじゃないか?新しい奉公先はどうだい? 通りを歩いていたら母の声が聞こえ無視して通り過ぎようと思っていたら肩を掴まれたへジャは仕方なく後ろを振り…
テジャンテジャン! 揺り起こされて目が覚めたいつのまに眠ってしまったのか テマン・・・か チェヨンは小さく呟いた夢を見ていた夢の中であの方はいつものよ…
墓参りを済ませた後一行はこれまた久しぶりに山間の別邸を訪れていた 和尚様にヨンに良い気がみなぎっているって言われたわ幸せで何よりだって・・・ 夕餉用の魚…
久しぶりに一家が訪れたお墓は綺麗に手入れされていた かつてへジャの母ソンオクがそうしていたように女中頭自ら忙しい合間を縫って チェ家の墓を守ってくれているの…
見知った山道を輿は止まることなく登っていく 季節は春といってもそろそろ夏の陽気さすがにケナリの花は姿を消して遅咲きの山桜の花びらがあたりに舞っていた 清々し…
オリニナル(こどもの日)が過ぎ去ったばかりだというのに天界にはオボイナル(両親の日)というのがあるらしいその話を母親のウンスから聞いた長男のタンはあることを…
それからしばらくしてアン・ドチは王宮入りし外出も思うようにできないようになった いつでも会えると思っていた人だったのに会えない時間がこれほどもどかしいことだ…
本日二話目の投稿です其の弐からどうぞ〜 ところがあたりが急に静かになった そおっと目を開けると先ほどまで威勢がよかったゴロツキどもがバタバタ地べたに倒れ…
アン・ドチはリコの屋敷からの帰り道まっすぐ帰る気がしなくて市場をぶらぶらしていた リコに言われたことはどれも正論で耳が痛い反論できない自分をリコが不甲斐ない…
このお話は今年の二月に行ったアメンバー様限定企画で抽選にご当選されたおひるねにゃんこ様の意表を突いたリクエスト若き日のアン・ドチとイムジャ(リコ)を描いた物…
ユニョンのなんとももどかしい思いがイサに伝わらず解消されないままにその日 夜を迎えた 娘を案じたのかそれともイサに任せておけなかったのかチェヨンはいつも以上…
早朝タンとサンが愛犬達と庭で戯れているのを見かけそれから奥の間に向かったチェヨンはユニョンの姿がないことに気がつきウンスに尋ねた ん?ユニョンはどうした?…
イサ先生の講義素敵だったわねぇ何と言っても美丈夫なんですもの 両班で官位の高い父を持つコ・ミジャはふうっと息を吐きながら医術とは関係ないところで感激したと…
なんだか忙しい一日だったなぁ ウンスは子供達が寝入った後のつかの間の一人時間を奥の間でぼんやり過ごしていた・・・ 卓の上には三つ子たちがソダンの料理実習で…