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  • 文章、文

    日本語文法議論23831文章文法と考えるとわかりよいかもしれない。文法は文を単位のである。文章文法はその文を複数にして文章とする文の文法である。日本語文法は文を単位にして文法分析をしてきている、構文というが、文を規定することが困難な議論で、構文論はシンタクスとなっても容易に日本語を解説しない。文章論はそのシンタクスに相当して日本語の文の意味を明らかにするために、文の単位をとらえて文章に見えるその文を文法として解説する。文の規定には句読を用いるわたしたちの言葉の学習が明らかにしている。句点を打ち、句読を切る単位である。文章、文

  • 文章 話題

    日本語文法議論23830文章は書き手と受け手が複数の文をひとまとまりとして表現し理解している。その形式には段落を以て示し、その内容を明らかにしていく。文章の主題即ち話題となる内容の展開に、その主題が何かを明らかにする主語述語の文がる文例が見える。ーはと文に意味内容であらわして文章の話題としている。ーはによる文章の中で示される文構造は、要となる典型が見える。例に挙げた文章の段落は冒頭にある。例1オランウータンやゾウ、恐竜、何匹もの魚展示空間に子供たちが来てくれた笑顔を見るのがうれしい生き物は段ボールで作ったものだ例2マハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤンこの特徴的なフレーズは呪文の言葉だサリーがこれを唱えると不思議な力が働いて「夢と笑い」や「愛と希望」が町中に満ちあふれる文章の単位、文類型を分析する。資料は新...文章話題

  • 文章、段落

    日本語文法議論23829文章の単位、文類型を分析する。資料は新聞記事、ネットサイトの無料記事を引用する。会員になると有料記事を使うが、無料会員での引用をお断りして利用の謝意を申し上げる。文章は書き手と受け手が複数の文をひとまとまりとして表現し理解している。その形式には段落を以て示し、その内容を明らかにしていく。文章の主題即ち話題となる内容の展開に、その主題が何かを明らかにする主語述語の文がる文例が見える。ーが、ーはと文を意味内容で連鎖している。ーはによる文章の中で示される文構造は、-とはーという典型が見える。例に挙げた文章の段落は冒頭にある。例1月刊育児誌が創刊70周年を迎えた育児誌は情報発信を模索している例2教科書に記述があった「俵物(たわらもの)は――」俵物とはーーと注釈で解説する例文親の悩みに寄り添...文章、段落

  • 文類型

    日本語文法議論238228日本語の文の規定、定義、そしてにおける文における成分、また要素など、簡便なとらえ方で共通するのは、次のようである。文は句点つまり区切り符号の〇、丸あるいはピリオドであらわされる形式で示される。文はまとまった意味内容のひとまとまり、また、それだけでひとつの思想を表す。文には主語、述語、修飾語、独立語、この4成分に、接続語を学校文法では加える。(文には主語、述語動詞、目的語、補語を主要素とする)この説明はそれぞれ形式、意味、文法構造とするものであるが、成分は国文法においての用語である。付け足した要素は英語学習による影響で日本語の説明にも便宜に用いられる。それはまた文の基本型とする、SVOCMにならう基本5文型に倣うときの用語である。日本語教育では3類型に重要文型として2つを加えて基本...文類型

  • 日本語の文とは

    日本語文法議論23827日本語構文論がその議論を展開できなかった、しなかったのは、文の単位を設定できなかった、それをあえてしなかったところで、対照文法で捉えるなら、単文にとどまっている、いまも明らかにしないようである。問題点は単文の規定に文成分をわかってしまった、わかりきったこととして、彼我における複文に対応するものを規定しなかった、できなかったことにある。つまり、文の構造を言うときに、単文、重文、複文を分類しなくなったことに、単文そのものの規定もよくわからない、そうなってしまっていると言っていい。国語文法、日本語文法ともにそれぞれのとらえ方である。それを議論としてどう発展するか、つまり文とは何かをその文法論の立場で明確にして文構造をとらえなおすことにある。文の3類型とは日本語文章で見るとどのような文であ...日本語の文とは

  • 手遊び

    手すさびとはすることなく、このブログでそれはまた、格好付の物言いである。メタのメッセージに知る人からの、わが現在を問うものがあった。即座にもうやめた、終わったと答えるのを環境がどうのとか資料がこうのとか言ってしまって恥ずかしい限りである。まだ未練よう、往生際が悪い。40年にわたって何をしてきたのか。研究助手という職を得てスタートして私学官学と、また私学に戻って人さまから見れば好きなことをしている生活であった。文学にこころざして語学、文化、ついには日本語教育とたずさわって手すさびのようなわが半生に反省なくまだ5年とか言ったのはなにをかいわんや。80歳を超えていくつになるまで脳が働くか、若き頃にあと30年かと55歳にして思って、85歳かと見当をつけてきて、その指令、脳の命令があるかないか、なくなるのか。>お変...手遊び

  • 文の3類型

    日本語文法議論23825文法の議論ではつねづね考え方にあると言ってきていたことがあって、文法観とそれによる見方を立場にする議論は文法の考え方を知るうえで大切なことである。しかし、その議論が一般にはわかりにくいということになるといかに優れた文法論であっても応用して人々が身に付けるための考え方にはなりにくい。逆もまた同様で、一般にわかりよければわかりよいほど、その理論を身に付けてしまえば顧みられなくなるのは、文法現象についてその考え方を広めようとはしないからであろう。国語文法はわかりよく学校教育で広められて、勉強嫌いのためにつくり出す理屈はそれでいいとしても、文法の単位である文について。3つの考え方の類型を立てて説明した。それはいま議論されるところで、それぞれの文としてのとらえ方に議論がある。題目文また話題な...文の3類型

  • 題述というのは、どれ、どこ

    日本語文法議論23824主語とするか、主題とするか、subjectの翻訳にも、題目となって、題目述語構造の文と唱えられて、さらに題述構造といわれる、題述文のようないいかたもあり、主語述語による文の構造について、対比される主題また題目と述語というようになっている。文の構造に文法的に現れるのは三上学説に拠れば、ーはと見える文である。題述文とここでは用語にしてウイキペディアの日本語項目にある小項目、題述構造の説ねいされるとところ、次のように始まる。>「日本語」の記事における「題述構造」の解説また、日本語文では、主述構造とは別に、「題目‐述部」からなる「題述構造」を採ることがきわめて多い。題目とは、話のテーマ(主題)を明示するものである(三上章は「whatwearetalkingabout」と説明する)。よく主語...題述というのは、どれ、どこ

  • 再び、発想

    日本語発想、日本語思想、日本語アイデア、発想と思想とアイデアと、それぞれに意味内容を持つ。それを漢字語としてどうとらえるか。しかし時代は、言語の対照を辞書レベルで、グーグル検索のスニペットを参照する、OxfordLanguagesの定義とする、その解説を見ることができるようになった。簡便な道具であることを前提に、語の意味を翻訳によって考えることができるのは、日本語が漢語を入れ、洋語とりわけジャンルごとの外来語と英語において学習を行ってきた成果である。そこではじめに漢字あり、という、わたしの言いである、そのわたしたちに、漢字をいかに国語として用いてきたか、日本語となった文字を、この文字は言葉のことである、そこに立ち戻ってみて言語対照の学びを続けるべきである。忘れてきたことを思い出すべきである。にっぽんにほん...再び、発想

  • koto o wa

    漢字は言葉の意味を区別して語を認識させる。訓読みについてはもとより日本語である。それに対応する漢字の語彙は日本語にとってどれだけ有効であったか。ことばについて、ことと、コトバと、ことのはというふうに、その意味内容の区別を知ることができるのは、コトバは言葉と表し、ことには、言事を充てて、そのことをとりだす、また、ことのはという用語になる。ことがある。ことを言う。コトをば言う。ことばとなって、言葉をとらえる。が、いっぽうでは、詞辞語というふうに、また、ことば、言葉、詞、コトバと表記して用いることもある。平安時代ごろに意識されていたのは古辞書に見る次のような捉え方があった。>言・句・辭・辞・詞・語語法と文法は異なる。句法と文章法はそれぞれに内容をとらえて理解しなければならないとしたら、文法の語を用いてシンプルに...kotoowa

  • 辞、コトバ

    日本語は漢文訓読によって語法を学んできた。文章とは何かを知ってきた。中国語の文章である。漢文は中国文であるが、漢字に読み加える点を日本語文字にを工夫し読み下した、つまり日本語に翻訳した。語法は語と語との関係を日本語の意味にあきらかにした。そしてその符号を仮名文字としてつくり出す創意は、日本語という、ことばを漢字材料から紡ぎ出す発明になる。言葉は、ことは万葉集の用字に、万葉仮名遣いでは言羽の1例である。ほかに、万葉集では、辞にことばと読みをつける2例、方言と見られる、けとば駿河防人歌がある。言葉を口から出るオトととらえる、それを、ことの端と解釈する語源説があり、その解釈には注意すべきである。>言端ノ義、ロニアラハルル意ナルベシ、ことのはトモ、くちのはトモ云フ大言海よりなお、こと、ことば、ことのはについて、大...辞、コトバ

  • 言葉の発想

    はじめに言葉ありき、創世は神の言葉ロゴスからはじまった、新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章から。ロゴスを言葉と訳しても、真実、真理、論理、理性、概念、調和・統一のある法則などを示すという解釈もできるそうである。その言葉だから、始めに神の言葉ありという思い込んできたのだが、その言葉の大切さだとなれば理解もできように。宗教書、思想書、哲学書でもなく、信仰の書であるからその始めには重きがってしかるべきである。日本語の場合には仏教が招来して、神道には経典がないとされて、原始信仰のままに解説されている。翻って歴史書、わが国史にはどう始まるか。次に見える冒頭部分には、>古天地未剖,陰陽不分,渾沌如鷄子,溟涬而含牙。古には天地が未だ剖さけず、陰陽は分かれず、渾沌たること鶏子たまごの如く、溟涬めいけいとして牙きざしを含...言葉の発想

  • おもふ

    おもいをめぐらす、情けは心にある、その形容を思い浮かべる意味が、想字にある。オモウという訓義は、おもふについて、おもゆおもほゆなどに、おもとなる語根が見出せる。なお、これには、重主面などの漢字を充てて語源説とするようである。思う、漢字の仕組みを白川静説で、見ると面白い。辞書に、思う/▽想う/▽憶う/▽念うと、あて読みをする例がある。恋うというのもあるようだが。田のかたちは、脳の蓋が正字にあるようである。そこに心臓の形に象る心がつく。>会意。心と、囟(しん)(子どもの頭のひよめき。田は変わった形)とから成り、心と頭で考える意。角川新字源改訂新版思>正字は―略ー脳蓋の象形。人の思惟するはたらきのあるところ。字通想>形容を思いうかべることをいう。その人を慕う意がある。訓義[1] おもう、おもいうかべる、おもいし...おもふ

  • 発想とは

    発想を類語で見ると、思いつくこと、ひらめく考えというニュアンスである。日本人の発想、日本人と発想ということに思いを致すのは難しい。大げさに言って、自然信仰に育む、仏教などの外来思想に影響する、日本人の霊性にもとづくものとか、哲学の思想を近代になって考え出す民族だから、その発想とはどういうものか。日本語教育で学習者から日本語の発想を知りたいという難題を投げかけられたのを思い出してみる。その発想とは考え方にあると答えたものだった。>着想・思いつき・着意・発意・思いつく・考えつく・ひらめく・思い浮かぶそれはまた日本文化の発想という問いかけでもあったから、日本人の発想、日本語の発想とは思想にある、その思想に矢をはなつか、あきらかにするか。考え方はまず物事をどうとらえるかということであり、そのとらえたものをどう明ら...発想とは

  • 日本語発想

    書物を整理していたら、次の本があった。書名はとうに忘れているが中にある写真刷りの絵を思い出してパラ里と開いてそうだったと思い出す。絵の分析をする解説が詳しいので興味深かったがあらためてテクスト分析のところを読み直した。まざまざおもいだすことである。同じ著者に日本語レッスンのあることがわかり、発想するためのではなくて身に付けるためのと書名がひねってある。検索して出てきたのでこれを求めてみよう。外国語で発想するための日本語レッスン三森ゆりか白水社2006/05>criticalreadingドイツを例にとると、おおむね次のようになっています。幼稚園読み聞かせと分析的問いかけ一年生~四年生再話(物語を読み聞かせ、自分の言葉で再構成する作業)五年生~八年生要約(物語の構造の指導)九年生~テクストの分析と解釈・批判...日本語発想

  • AI束縛

    AIによる記事などの学習を禁止する、どういうことか。NHKニュースに流れてきたのは著作権侵害とある。新聞記事を使うなということか。ニューヨーク・タイムズのサービスの利用規約を変更ということらしい。8月3日、その規約によって無断でする機械学習、AIシステムに記事や写真などの学習を許可なくさせるなとなると、それはそういうふうにできるものなんだろうか。想像するに、著作権問題は利害が対立して発覚することが多いから、あらかじめ学習禁止といってみても、AIはそれを操作するだれかによってどこかで行われてしまうから、書いた記事内容とそっくりそのままのAI学習、作成したことを摘発するというのは、難しいことである。事前の記事利用について許可を云々と言うことではその利用料を対価に得るという取引になるのか。>アメリカの新聞大手、...AI束縛

  • 降伏、降服、降参

    降伏した。降服に至るには共同宣言の無視という政府の返答が拒否と受け止められて新型爆弾、原爆の攻撃となった経緯には、降参したと言えば何かが変わったかもしれない。しかし、ずっと国民は降参したと思ってきたのを、そこに無条件降伏のことを受け止めたのだった。終戦は敗戦となる日に時間差がある。終戦記念日、詔勅で終戦といった。共同宣言を受諾するという。「帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以」をいう。世に言う、終戦の玉音放送となった。無条件降伏を受け入れたということなのである。1945年8月14日に日本政府がポツダム宣言の受諾、無条件降伏を決定。翌日、天皇が降伏の詔書を放送を通じて国民に発表。9月2日に降伏文書に調印して正式に第二次世界大戦が終結した。>ポツダム宣言では13項でtheunconditionals...降伏、降服、降参

  • 無沙汰お許しください

    >久しぶりの投稿です。投稿する時間が空けば空くほどしにくくなる現象、なにか呼び名があるんでしょうかというから、無沙汰御免しかないかなぁと。しかしこれでは武骨者だし。無音、読み、ぶいんという言い方はあるけれど、あいさつにならないし。音なしというのは自ら潜むような、しかるべきあいさつやことわりのない乱入とかになってしまうようで。最近では、おひさ~、おひさ!は若者が使うのは良いが、社会人はあまり使わない、なんてね。あいち創業道場の講座修了生による発表会があったらしい。愛知産業振興機構8日発表会https://www.aibsc.jp/support/767/そこで、発表をしたニュース、新聞記事を投稿していて、元気盛んな様子を見せた。次はメタより。>海外赴任帯同のように海外に中長期で滞在する子供たちにとって、母語...無沙汰お許しください

  • 理屈の論

    日本語文法議論23813理論というよりは理屈だと思ったから、reason、theoryのいずれか、当初にはこじつけのようにも思っていたので、なぜかというと、偏見としか見えてこない論理の立て方であった。それをいわなければならないようで、なんだったんだろう。時系列に見れば、現代語法序説ーインタクスの試みー1953に、まず拠ることになる。第2章73ページ以下、次の引用は79ページ、>史上東西の二大帝国の語法から外れている点で歩が悪いが、日本文の「甲ガ」は語順上特別な位置を占めることもなく、まして動詞の活用語尾と呼応する傾向などは夢にも持っていない。平面的に甲ガ¬乙ニ|紹介シ――タ丙ヲ」と書いたらその性質をよく表すような述語一本建てである。日本文には主語という用語を適用すべき対象がてんで存在しないのである。と述べ...理屈の論

  • 理論

    日本語文法議論23812文学に親しんだというと趣味と研究と合わせたような本の読み方で古典作品に興味があってスタートしてからの学生時代のゼミナールで文学語法に重心を置いたからその後に古典、国語国文学から日本語学日本語教育に至る興味と実益の広がりをもつことになり日本文化そのものに及んでいる。あくまで文献実証と言葉の領域にとどまる。時枝仮説の演繹は文章論の解決をすることで可能かどうか、そして三上学説は当初の読後感から日本語文法ではないという言語学対象の衒学の面白さでそこに数式や建築のことであればよかったのだろうけれど古典語を知るものからすれば国語研究を知らないという思いであったから選書の理解には大いに学ぶところで疑問符をつけた。現代語法序説1953現代語法新説1955続・現代語法序説―主語廃止論―1959復刊1...理論

  • 述格とは何ぞや

    日本語文法議論23812述格とは、述語のことだと日本国語大辞典は説明する。英語でpredicativeとしているが、例文が610件に最初の3つで、引用する2番目の例文は訳語に述格を与えている。これは国語文法の述語に対する一様の解釈にある。そのもとには山田文法の、時枝文法にも受け継がれた呼称による。これは日本語に格がある名詞の屈折変化とする膠着現象を誤ってとらえたような根本的な誤謬がある。次は仁田氏の論文引用であるが、述語格を読み取って時枝の説にも敷衍している。>主語格、客語格、補語格、修飾格が、一様に述語格から分出したものであると考えられている時枝文法における文認定大阪大学学術情報庫OUKAhttps://ir.library.osaka-u.ac.jp›joufs_42_121山田の陳述が山田の言う「述...述格とは何ぞや

  • 読み始めには

    日本語文法議論23811本が読みたくなって小遣いを握っては駅前の古本屋に顔を出した阪急電車西宮北口駅の改札を出て線路沿いに歩くとビルの1階部分にある震災でその風景は一変してしまっているというほどの店構えではなくてシャッターをあげればそこに2畳ほどの空間で店主は奥に座っているか店先の裸電球のもとにパイプ椅子のようなものを出して店番をしているその横のコンクリの壁に積み重ねられていた古典文学大系が100冊みえていて欲しくてたまらなかったのを見抜かれて、月に何度か顔出しをしてはまだる、あると、と、ひょいと、持って行っていいよと声がかかったのには驚きを通り越して欣喜雀躍の感を抱いて通い続けての顔なじみだけであるから信用もいいところ何ら証明するものもなくて金はできたら持っておいでといわれたのでそうすることにしてもらっ...読み始めには

  • 助詞

    日本語文法議論23810助詞は、てにをはと伝統的に捉えられてきた。近代になって、西欧の翻訳文法に比較して国語の独自のものであるため、大槻文彦は品詞名にそのまま用いたことはよく知られている。訓読語法でテニヲハ点、オコト点という星点に代表するもので、国語に意識する。弖爾乎波、天爾遠波>仮名のかわりに漢字の四隅などに付けられた「・」の形の点デジタル大辞泉より和文、和歌、連歌俳諧の作法などで重要視される。表現性には欠かせない。万葉集の歌にある、注に記されたものをはじめ、文法には係り結びの法則などを導くようになる。室町期の姉小路式、ねがこうじしき、てにをは研究の初期の語学書がある。助詞という名称は助動詞に倣ったかに見える。学校文法での名称の採用がわかりやすく、親しみのあるもの、疑問符がつくかもしれないが規範文法の功...助詞

  • 語序

    日本語文法議論23810語順、助詞という文法用語をあたり前のように聞く。学校教育の成果である。そこには加えて文法嫌い、国語の苦手意識というものもある。それだけ学習してきているから、わかりよくもわかりにくくも、助詞が品詞なのかとか、語なのかとか、日本語の語順はどうなっているのかとか、英語学習を義務教育でするから対照的に疑問を持てる、そのままに日本語、国語、はたまた言語をとらえている。それはそれで、良くも悪くも素晴らしく思える。語順について、むずかしくは、語序wordorderといった。精選版日本国語大辞典「語序」の意味・読み・例文・類語ご‐じょ【語序】>文や句を構成するために語句が配列される順序。語句の間の文法的関係が、その順序によって明らかになるような、語序の比較的固定した言語もあり、また語序が文法的関係...語序

  • 順番、助詞

    日本語文法議論2389漢文を学び洋文を学び和文を綴ってきている日本語、洋文とは何のことか、造語してみて英文だけでいいのでないかと思うけれど、漢語洋語和語という発想に合わせたようなもので、外来語とか、外国語とか、漢語も中国語として外国語扱いだから、日本語を本来日本語として探すのは、探すというか、古典漢語にあって国語からも考えることになるのは難しい作業である。だから、外来思想をどうとらえているかと、仏教にしてそう思う。神仏はコンゼンイッタイとなってしまった、といえば、ほんとうか。甲乙平紹介シタ、という例文を考えて、実際には甲ガ乙に丙を紹介シタとなる文の関係構成を日本語文法として考える。つまり、そこには国語が分析してきた助詞が機能する。それを踏まえてのことだから、甲、乙、平、紹介したというようなことが言える。つ...順番、助詞

  • 主語があるから補語がある

    日本語文法議論2389主語はないと言って補語にすると文は成立しない、それが文法であると学んできたから、主語のある構造を想定することができるので、とくに不都合があったわけではない。もちろん、日本語で、ワレがワレが、ということは表現法で国語の伝統でもしてこなかった。仏教的な小我大我の影響もあったかもしれない。文を意味内容に見ると、そこに主語があるのは一つの形態であるにちがいないし、どうも、格ということと語形ということが、わかっていない。文の意味に主語を求めるのはそういう規則を作ってきたからである。格助詞がある、それを分析できることは語形として屈折変化に対応するので、文における主語の役割を解釈して文の成分とすることは難しくない。文という形態に見えないのではない。主語と述語を対象とした分析は主語という前提に述語部...主語があるから補語がある

  • 甲乙丙、紹介シタ

    日本語文法議論2387次に二つの例文比較である。いずれも述語に向かうと解釈すれば、日本語の理解にあるのはどちらか、明らかである。甲が乙に丙を紹介シタ甲、乙、丙、紹介シタあえて、甲は乙に丙を紹介シタというふうに言っても同じようである。つまり、甲、乙、丙、紹介シタとなると、その関係はとらえにくくなる。ここに日本語の特徴があるので、注意すべきは語順だけではない。乙に甲が丙を紹介シタ*丙を乙に甲が紹介シタアスタリスクを付したのはさすがにわかりにくくなるので語順の意識が意味の理解にかかわる。それでも文脈と表現によっては文脈整序して、わかろうとすればわかる。甲、乙、丙と3人、そこで、紹介シタという言い方をすれば次のようである。乙に甲ガ丙を紹介シタこれを三上学説に拠って、前述2386、ウイキペディアの項目では次のように...甲乙丙、紹介シタ

  • 甲ガ乙に丙を

    日本語文法議論2382なにをいまさらと思われるようなことで、学説がどうだと言いだしても、聞く耳を持つ人はない、そいうかもしれないし、まして文節がどうのと言ってこれまた済まされたことになってしまうようなことであるから、わかりよいと思うところで、手短なという物言いでどこが問題と言うようなありかを示す。目に映りやすい、ウイキペディアに長く記述されているので、そこの日本語項目にある文法の項、解説に見る図解を参照されればわかりよい。文法の構造と主語廃止論と言う見出しに、その章節にあるもので、日本語、英語の構文の違い、とみえる。三上学説によるというので、いずれも解説者にはそれなりのことであると思う。ここで取り上げるのはその図解であるということをまずしめしておこう。>三上説によれば、日本語の文は、「紹介シ」の部分に「ガ...甲ガ乙に丙を

  • 文、要素と成分

    日本語文法議論2385主語廃止論は二重主語の気まずさから、そうぼやくように言っている、その用語をあらためて主格補語と言おう、と提唱した三上学説の説明であるが、その論理はどう述べられたか。それは難しくもやさしくも、とらえやすさがあったので、一般的にも国語学者にも、反論なく沈黙してしまったのだろうか。主格主語と主格補語の違いがあるといっても、略してともに主語となってしまうには違いないなあと混ぜ返すのはよしにして、補語である論理にその証明に語順を言いだす三上学説である。議論に受け継がれて所説に納得をしてしまうような解説がある。もとをと糺せばどうか。また格という語形式の分類を入れた日本語文法に述格という用語用法を言ったりするので、格の議論には屈折になる現象と膠着そのものをとらえた文法機能をみればそれだけで説明その...文、要素と成分

  • ーはーが構文

    日本語文法議論2384日本語の文例を抽出し分析する。その場合に、文章は次のようである。日本語文章の文単位に見る文法は、その文例を形式に捉え、意味内容を情報の単位にする。その文の構造には係り受けのまとまりが繰り返し現れているので、単純化する例文の引用には注意がいるだろう。たとえれば組木細工を分解するようである。>1930〜40年代ごろの日本では、親しみやすい管弦楽曲がたくさん生まれた。戦後難しい前衛音楽に押されたこともあり、長らく日の目を見ていない作品は多い。オーケストラで長年コントラバスを弾いてきた私は、管弦楽曲を中心に埋もれた楽譜を発掘、浄書してパート譜を作り、蘇演する手助けをしている。20230804付け日経新聞文化面より戦前の管弦楽曲に光を埋もれた楽譜を発掘し蘇演へ区切り符号で3つの文がある。冒頭の...ーはーが構文

  • 野球の神よ仏よ

    大谷選手が投げた、打った、勝ったとならなかった。第40号ホームランは見ごたえがあった。競り勝つかと思わせた。1点リードで大谷の一発が1点を加えたから、2点リードとなって9回表につないだ。ゲームはあと3アウトで勝利となる。ところが、なんと言うことか、クローザーの球威はすごくてもすっぽ抜けのように外れていく。4球、4球と先頭打者から連続、安打が出た3塁のベースに埋まって犠打1点を取られても2アウトになるから、と思っていたら、またまた、満塁になってしまった。あっという間にホームランが出た。こんなことがあるのか、逆転されて5対3となって一気に形勢がひっくり返った。9回裏があるじゃないかと攻撃に望みがあるとしても2点差で所を変えて立場が逆転してしまった。なんでなんであそこで3人も塁に出してしまったのか。続くバッター...野球の神よ仏よ

  • 承前 象は鼻が長いと言っている

    日本語文法議論2383象は鼻が長いのである、といえば、どうしてか、と聞くことになるから、それはこれこれこうだから、というように、そこには、この表現についての文章があらわれてくる。象は鼻が長い、と、言い切りで、言い放てば、聞く方では、象は短いよ、と混ぜ返しができそうであるし、もっといえば、長くも短くもない小さいとでも言いだすことになる。学説の例文といっても、すべてがそうだというのではないので、2382タイトルは言い過ぎだったと反省して、気づいた、その例文とは、象は鼻が長いと歌っていると、言うときの、省略された表現にしてしまっているということであって、象は鼻が長いと、一般に通用するような、ましてこの議論で代表する、ーはーが構文のようになっている。学説の議論のうちではこれを文例とするほかに、6例文がある。196...承前象は鼻が長いと言っている

  • 学説の例文は正しくない

    日本語文法論議2382文章は次のようである。>豊臣秀吉は天下を統一する少し前、マイホームと政庁を兼ねた城郭を築いた。京都・平安京跡の聚楽第である。その形状も規模もはっきりしないが、近年の発掘調査で、石垣の一部やいくつもの金箔瓦が見つかっている。さぞかし豪華絢爛(けんらん)で、威容を誇ったに違いない。日経記事20230802付けコラム春秋より話題は、豊臣秀吉の築いた京都・平安京跡の聚楽第である。そこに金箔瓦が見つかっているという。城郭を築いた/聚楽第である/金箔瓦が見つかっている/さぞかし豪華絢爛威容を誇ったに違いない文の単位で、6つを数えるが、句点で4つである。豊臣秀吉は天下を統一する少し前マイホームと政庁を兼ねた城郭を築いた京都・平安京跡の聚楽第であるその形状も規模もはっきりしない近年の発掘調査で、石垣...学説の例文は正しくない

  • 最先端の情報検索とやら

    チャットの宣伝、MSBingのサイトが開いた。いつものブラウザーには使ってないことが多いので、これはどうした拍子か。それでブラウザから、B?のマークに聞いてみたら、次の答えが返ってきた。>チャットサービスは、いつからあるかについてですね。最初のチャットサービスは、1985年に誕生した「CompuServe」だとされています1。その後、1996年には「ICQ」が登場し、2000年代に入ると「Skype」や「LINE」などのチャットサービスが次々と登場しました2。LINEは2011年にリリースされたそうです。以上の情報がお役に立てれば幸いです。MSBingのチャットはいつから?>申し訳ありませんが、私たちはチャットサービスを提供していません。私たちは、ユーザーが検索エンジンを使用して情報を検索するのを支援する...最先端の情報検索とやら

  • 八朔

    猛暑続きに台風6号が沖縄を襲う。暑いだけではない、危ない気候の日々となる、5号は大陸で猛烈だったらしい。今日は8月朔日。暦に関する言葉、八朔、旧暦の8月1日八月の朔日、はっさく新暦で、わざわざ言わずとも、いまの8月下旬から9月頃、解説に、>秋分が旧暦8月中なので、早ければその29日前、遅ければ秋分当日となるウイキペディアよりついで記事には、>この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、田の実節句(たのみのせっく)ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになったとか、見える。室町幕府において既に公式の行事鎌倉府で8月1日に八朔の儀式徳川家康が天正18年8...八朔

  • 三上学説、文法がわかっていない

    日本語文法論議23801主語廃止論の根っこは国語に二重主語があるといわれていたころの文法批判によることを三上学説で言い続けていることを知る。そうしてそれを、かの、象は鼻が長い構文でセンセーショナルにとにかく具合が悪いのであると、象の鼻が長い、とすればいいんじゃないかと言い出して用語の廃止を主語抹殺とまで表現をして教育界に波紋を呼んだのであるが、主語があってはナゼよくないのかというわけがさっぱりわからないだけでなくその論理の立て方もよろしくない。象はというのと、象の鼻というのとでは、全く文の構造が異なることを分かっていないではないかといわなければならなくなる。またさきに主語となる翻訳文に補語だと感嘆した経緯を語るところがあり、それにはその日本文で補語の訳し方を思いついたらしくこれも主語の前提があるもとの文に...三上学説、文法がわかっていない

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