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2014/10/22

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  • 街の景観を彩る"横浜サイン"のしゃれた釣り看板。

    街に潤いと趣を与え、その魅力を高める店先の看板。横浜の街を歩いていると、ヨーロッパの街角にあるような、そんなしゃれた吊り看板をよく目にします。横浜市が平成25年(2013年)にスタートさせている、これが噂の"横浜サイン"らしい。今までに表彰されている看板には、元町リセンヌ小路にある昭和56年(1981年)創業のフレンチレストラン「霧笛楼」の看板(写真上)や、野毛の老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」の看板(写真下)など。「霧笛楼」はコーポレートカラーと横浜のイメージのネイビーブルーをベースに、港を往き交う客船とスクリュー。「ちぐさ」はトランペットと珈琲カップをあしらって独特の雰囲気を醸し出しています。街を訪れる人の記憶に残る看板は、都市そのもののイメージにつながっているようです。なお、本年度の"横浜サイン"の選考会は新型コ...街の景観を彩る"横浜サイン"のしゃれた釣り看板。

  • 写真になりそうな京急東神奈川駅付近の風景。

    今年の3月から京浜急行の駅名が"仲木戸"から"京急東神奈川"に変更になったこの辺りは写真になりそうな風景がいろいろ。村雨橋から瑞穂埠頭の間には郷愁をそそるJR貨物の踏切が〜。また、三井倉庫群や懐かしい日活映画のロケ地となった伝説のバー「スターダスト」など…。このJR貨物線の歴史は複雑ですが、現在では磯子方面からの石油輸送に使用されているようです。詳しいことはゆっくりと勉強してみますが、国際航路華やかし頃には赤レンガ倉庫の先の旧横浜港駅まで、海外へ渡航する人たちを乗せた旅客列車も運行されたようです。写真になりそうな京急東神奈川駅付近の風景。

  • クリムトをモチーフにした久世作品「聖なる春」。

    このところの不安定な天候で、相変わらず"積ん読"本を次々と読んでいます。今週は"官能の画家"クリムトらしくタイトルも金箔印刷の「聖なる春」(久世光彦著/新潮社)。蔵の中でひっそりとクリムトの贋作に励む画家と歳の離れた女子画学生キキ、そして贋作を引き取る画商のフランソワの3人と1匹(猫のフランソワーズ)が織りなす不思議な11編の連作集です。どちらかというと、このような暗い幻想的な物語は苦手ですが、ウイーンで対面したクリムト作品に感動したばかりだったのと、厚紙に印刷された「ユーディット」などの13点の作品が掲載されていたので購入しておいたのかも知れません。演出家・久世光彦氏らしい演劇を観ているような一冊です。クリムトをモチーフにした久世作品「聖なる春」。

  • 新潮文庫からヘミングウェイ「老人と海」の新訳。

    6月18日にNHK-BSプレミアムで観た巨大なカジキとの洋上の闘いを描いた映画「老人と海」(1958年/アメリカ)。アーネスト・ヘミングウェイの生前最後の小説を映画化したものですが、今朝の朝日新聞によるとこのほど「老人と海」の新訳が新潮文庫から刊行されたそうです。新潮文庫では福田恒存訳で刊行以来、122刷で累計499万部。新潮文庫全体でも夏目漱石「こころ」、太宰治「人間失格」に次ぐ発行部数とのこと。新訳者は70編以上のヘミングウェイ作品を訳してきた高見浩氏。担当編集者は「今よりも格段に少なかった情報量での翻訳は、どんな名訳であっても必然的に古く感じられてしまう」と説明。「人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない」という、高見訳のしなやかな老人像を読んでみたい!。新潮文庫からヘミングウェイ「老人と海」の新訳。

  • 楽しかったラブ・コメディ「パリ、嘘つきな恋」。

    昨日は晴れ間が出ては突然の豪雨の繰り返し。不安定な天候で心を安定させるには撮り溜めていた映画「パリ、嘘つきな恋」(2018年/フランス)で〜。フランスの人気コメディアンのフランク・デュボスクが監督・脚本・主演のラブ・コメディです。たまたま母の車椅子に座っているところを見られたプレイボーイのジョスランは、その女性の美しい姉のフロランスと知り合います。フロランスも事故で車椅子生活。フロランスの気を惹くためにジョスランも車椅子使用で通しますが、ヴァイオリニストとして世界を回る明るく前向きなフロランスに本気で恋を〜。ジョスランが本当は車椅子ではないことを打ち明けたいドタバタがおかしくも楽しい。また、キレのいい場面転換と軽妙なギャグもスカッとして気持ちがいい!。車椅子をモチーフにしたこの作品、フランスでは観客動員200万...楽しかったラブ・コメディ「パリ、嘘つきな恋」。

  • 画家・今村恒美氏の風情ある「江戸暦渡世繪姿」。

    出掛けようとすると、雨がパラパラ〜。そんなことで昨日も"外出自粛おこもり"で本棚の整理。情緒豊かな挿絵画家・今村恒美氏からいただいた箱入りの美麗本「江戸暦渡世繪姿」(今村恒美画/創拓社)を眺めていました。新年から始まって、春夏秋冬の江戸の風情が細やかな筆遣いで描かれています。季節の中に息づいていた、人間らしい生活の原点というべき郷愁の江戸の四季の様相……。春には桜草売りやかんざし売り、夏は金魚売りやほおずき売り、秋はアサリ売り、虫売り、冬には暦売り、鍋焼きうどんなど、売り子の風情がおもしろいのんびりした世の中。因みに夏の花火は、享保18年(1733年)に花火師鍵屋が打ち上げたのが川開きの花火の始まりといわれていますが、前年の全国的な凶作と、江戸のコレラ流行の悪疫退散祈願が目的。ということは、今年はコロナ収束を願...画家・今村恒美氏の風情ある「江戸暦渡世繪姿」。

  • 県戦没者慰霊堂と資料館&カフェ「十三番地」。

    昨日の夕方の散歩は京急上大岡駅西側の大久保方面へ。駅前の飲食街を過ぎて緩やかな坂を上がると神奈川県戦没者慰霊堂の入口(写真上)に出ます。ここは神奈川県が講和条約締結の記念事業として、県民の寄付による浄財と県費合わせて1600万円で、昭和27年(1952年)に造営。神奈川県の明治以来の戦没者5万8千余柱の御霊が祀られています(案内板を要約)。春になれば大岡川河畔や久良岐公園と並ぶ港南区の桜の名所です。少し下って住宅街に入ると"昭和の歌姫"美空ひばりさんの大ファンだという方の資料館&カフェ「十三番地」(写真下)。このカフェは美空ひばりさんの13回忌の平成13年3月13日にオープン。また、その後の地番変更で大久保1丁目の「十三番地」になるという、"13"に縁のあるカフェ。毎年、ひばりさんの命日にはお墓のある近くの日野...県戦没者慰霊堂と資料館&カフェ「十三番地」。

  • 感動の「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」。

    最近、人気だというNHK-BSの「駅ピアノ」。一昨日、1時間番組を2つつなげた特別番組「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」を観ました。世界各地の駅や空港に置かれた誰でも弾いていいピアノの脇に定点カメラをセットし、さまざまな人が弾く姿を撮影しただけのドキュメンタリー番組です。年配の初心者からプロのピアニストまで、通りすがりの人たちがその時の気分で曲を弾いていきます。旅行帰りの家族や新しい赴任地にやって来た人、恋人と別れて来た人……。そして、弾く曲もいろいろ。ナレーションも無く、テロップだけの簡単な紹介だけですが、なぜかそこには感動が生まれます。担当ディレクターは「海外の空港でピアノを弾く人を見掛け、その人がどんな人なのか、なぜその曲を弾くのかを訊いてみたい」ということが、この番組を作るきっかけになったそうです。一...感動の「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」。

  • ポルトガルのファティマは世界三大聖地のひとつ。

    20年前に古書店街で見付けた「ヨーロッパ夢の街を歩く」(巌谷國士著/筑摩書房)を読み返していると、ヨーロッパの美しい21の都市が紹介されていました。リスボン、ヴェローナ、プラハ、ドゥブロヴニク、ローテンブルク、ベルゲン……。その中に10年くらい前のポルトガルの旅で印象的だったファティマ。ローマ法王庁のお墨付きを得た世界三大聖地のひとつといわれています。第1次世界大戦のさなかの1917年、この近くの丘の貧しい娘たちが羊の番をしていると突然、空が一面に輝いて柊の木の上に白衣の女性があらわれ、これから5ヶ月間、毎月13日に祈祷をするので必ず来るように、と。満願の日に数々の奇跡を起こしたことから、この地に壮大なバジリカ聖堂を建立。この前には約30万人の信者を収容できるという広大な広場が圧巻でした。写真はこの本の裏表紙に...ポルトガルのファティマは世界三大聖地のひとつ。

  • 鰻を食べて体調を回復させる"土用の丑の日"。

    昨日の21日は"土用の丑の日"。そもそも"土用"は季節の変わり目の立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を指すそうです。この"土用"は年4回ですが、暑さで体調を崩しやすいこの時期だけがたいせつにされ、年中行事のように親しまれています。この日に鰻を食べる習慣は江戸時代から。蘭学者・平賀源内が「"う"のつくものを食べると夏負けしない」と、夏場の客不足に悩む鰻屋に看板を揚げさせたのが始まりだとか。以上、毎度お世話になっている「日本の365日を愛おしむ」(本間美加子著/東邦出版)からの受け売りでした。いずれにしてもさすがアイデアマンの平賀源内。マーケティングのセールスプロモーション(販売促進)の先駆者!。今年は鰻が豊漁で価格も1割ほど安くなっているとのこと。コロナ禍で狂った体調を回復するチャンスかもしれません。鰻を食べて体調を回復させる"土用の丑の日"。

  • そごう美術館「第75回 院展」で久々の絵画鑑賞。。

    先週17日から始まった横浜そごう美術館の「第75回春の院展」。日本画の研究団体の日本美術院(岡倉天心創設)の公募展です。土日の"密"を避けて昨日、鑑賞してきました。県内ゆかりの作家たちの力作が200点近く展示。あまり色彩を使わずに繊細に描きこんだ日本画らしさを堪能。新型コロナウイルスの感染予防も徹底され、会場入口で検温と手首の消毒を済ませましたが、デパートそのものの来店者が少ないこともあり、鑑賞者はまばらでこんなに静かな「院展」も初めて。この半年間、美術館には足を運んでいなかったので、久しぶりに美術鑑賞の時間を味わうことができました。写真はレールと道のS字が逆方向に曲がる「沿線の道」(小田野尚之氏)です。26日(日)まで。そごう美術館「第75回院展」で久々の絵画鑑賞。。

  • 蒸気機関車が再現された"CIAL桜木町ANNEX"。

    横浜市役所新庁舎の開設に合わせて新設されたJR桜木町駅の新改札「新南口(市役所口)」。そこにオープンしたのは商業施設「CIAL桜木町ANNEX」。入口にはわが国初の鉄道駅"横濱駅"(桜木町)に因んで、鉄道創業当時に実際に走っていた110型蒸気機関車と中等客車が展示・再現され、パネルやジオラマで鉄道の歴史を感じられるコーナーとなっています。また、1階にはカフェやビアタンクが目を惹くビアスポットなどが並び、中央には開放的なフードホールが広がります。また、世界の食品を厳選した「成城石井」、2階には「スターバックス」でコーヒーも〜。"蒸気機関車と炭火コーヒー"〜なんとなくイメージが重なるおもしろい空間です。蒸気機関車が再現された"CIAL桜木町ANNEX"。

  • 来年春完成予定の桜木町駅からのロープウェイ。。

    JR桜木町駅に降り立つと、ランドマークホテルに向かう"動く歩道"の乗り口付近に鉄骨が組まれていました。これが噂の海辺の方に向かうロープウェイ建設の工事。近くの看板には「日本初の都市型ロープウェイ桜木町〜運河パーク」と表示されていました。来年春の完成予定で、名称はYOKOHAMAAIRCABIN。停留所は2ヶ所で最大高さ40m、支柱は5基(地上2基、海上3基)。このロープウェイが完成すると、桜木町駅からかなり距離のあったパシフィコ横浜や商業施設ハンマーヘッドへ、新港埠頭への往復が便利に。それにしても、みなとみらい地区がどんな景観になるのか今から楽しみです。来年春完成予定の桜木町駅からのロープウェイ。。

  • 閉館横浜文化体育館の近くに横浜武道館が開館。

    閉館する横浜文化体育館の裏に回るとシックな建物が〜。横浜総合高校跡地に建ったのは、来週24日にオープンする横浜武道館です。1階は武道場(500席)と2階のアリーナ(3000席)で、今年の10月から、誰でも気軽に参加できる各種スポーツ教室や文化系教室を開催する予定だそうです。1階の武道場には柔道・剣道が4面確保できるスペースがあり、大会だけでなく、個人や団体にも練習にも対応。また、壁面に鏡が設置されている多目的室はダンス系の練習にも最適だとか〜。また、2階のアリーナは市民のスポーツ練習や大会だけでなく、プロスポーツの試合も可能。コロナ禍を一日も早く収束させて、横浜市民が気持ちのよい汗を流す馬であることを願うばかりです。閉館横浜文化体育館の近くに横浜武道館が開館。

  • "文体"のコンサートは内外タレントの音楽史。

    "文体"の愛称で呼ばれていた横浜文化体育館が58年の歴史に幕を閉じ、横浜ユナイテッドアリーナとして生まれ変わるようです。この"文体"はコンサートやスポーツ観戦、卓球の練習・試合・応援など、数々の思い出の施設。若い頃には当時人気のフォークグループ「ブラザース・フォア」やアメリカのカントリー&ウエスタンのコンサートにも足を運びました。コンサートといえばこの"文体"での出演者を調べてみると、まさに内外音楽界の歴史そのもの!。グレン・ミラーオーケストラやベニー・グッドマン楽団、アート・ブレーキーとジャズメッセンジャーズ、ナット・キング・コール、アンディ・ウイリアムス、パティ・ページ、パット・ブーン、ブレンダ・リー、プラターズ、ビーチボーイズ、クィーン、サンタナ、スティービーワンダー、ボン・ジョヴィ、ポール・モーリアやビ..."文体"のコンサートは内外タレントの音楽史。

  • 若い頃に読んだ「史談明治初年」と「戦国史話」。

    部屋の片付けで出てきた本をまた読み返しています。今回は歴史物で「史話明治初年」(同好史談会編)と「戦国史話」(高柳光壽著)の箱入の2冊。いずれも50年くらい前の初版本で、発行所は新人物往来社です。「明治初年」は激動の明治維新の10年余りの政治や文化、風俗などの秘話を求めて地方を含め、古老から訊きだしたもの。横浜の芝居小屋や芸妓さんの話など、当時の興味深い話満載です。また、「戦国史話」は歴史学者・高柳光壽(1982〜1969年)の戦国時代の人物や事件を題材としたものや、雑誌「歴史読本」に連載された歴史小伝、エッセイ風の歴史随想や史話片々など読みやすいものばかり。若い時に読んだものでも、記憶に残っているものいないもの、それぞれです。マスクをして部屋を片付けつつ、少しずつ拾い読みしています。若い頃に読んだ「史談明治初年」と「戦国史話」。

  • 「三密」とは真言宗で最もたいせつな教え。

    昨日、お盆で参拝した雨寶山満福寺の宗派は真言宗ですが、朝日新聞の「リレーオピニオン」の福島県寿徳寺の住職松村妙仁さんも真言宗。最初に「三密」という言葉を聞いた時には驚いたそうです。というのは、真言宗の「三密」は身密、口密、意密。「密」とは弘法大師が唐から伝えたい密教の密を指し、仏と一体となる修行を意味するそうです。「からだや行動(身)を整え、言葉や発言(口)を正しいものとすれば、おのずと心や考え(意)も整う。修行を重ね、三密を研ぎ澄ませば、この世であっても仏様のように心穏やかにすごせる」という真言宗の最もたいせつな教えだそうです。とすると昨日、満福寺てコロナ禍の収束を祈願したのも、あながち的外れでなかったようです。仏教の教えを受けて、医療関係者への感謝も忘れずに……。「三密」とは真言宗で最もたいせつな教え。

  • 先祖の供養とコロナウイルスの収束を願い参拝。

    昨日はお盆の入りで、雨が降ってこないうちに近くの雨寶山満福寺へ参拝。家に戻ってくるご先祖さまの魂を迎え、もてなす年中行事の正式な名前は"盂蘭盆会"。7月15日にお釈迦さまの弟子が僧侶を招き、自分の母を供養したのが始まりとされる仏事です。かつては全国的に新暦での7月に行われていましたが、この頃の地方の農家は農繁期。ご先祖さまを丁寧にお迎えするのが難しく、次第に月遅れで行うようになったといわれています(「日本の365日を愛おしむ」=本間美加子著/東邦出版)より)。今年はコロナ渦のため、住職の各檀家での読経も中止となって寂しい限りですが、お寺への参拝者は多くなっているようで賑やかでした。新型コロナウイルスの一日も早い収束もお祈りしてきたことは言うまでもありません。先祖の供養とコロナウイルスの収束を願い参拝。

  • 上大岡東口の懐石料理店「花里」が19日に閉店。

    昨日の神奈川新聞を開いてみてビックリ!。「港南区の『花里』19日閉店」の見出しが〜。「静かな日本庭園と旬の食材を使った季節料理が市内外の客を引きつけてきたが、新型コロナウイルスで苦境に立たされ経営継続を断念」とのこと。この「花里」は京急上大岡駅東口を出てすぐの好立地にある懐石料理店。駅の近くということもあり、同窓会や孫の誕生祝い、家族の集まりにと、美しい庭を眺めながら楽しいひと時を過ごした思い出の場所。経営を任されていた伊澤利晃さんも「心残りではありますが、皆さんがここを好いてくれ、惜しまれて閉めるのはうれしい」と、40年余の歴史に幕を下ろすそうです。残念です!。(写真は神奈川新聞より)。上大岡東口の懐石料理店「花里」が19日に閉店。

  • よく整備された上大岡駅近くの大岡川遊歩道を散歩。

    外出自粛規制での楽しみは涼しくなってきた夕方の散歩。昨日は突然の雷雨で水量が増していた京急上大岡駅近くの大岡川遊歩道を歩いて来ました。きれいに整備された幅2〜3mの遊歩道には、買い物帰りの女性や犬の散歩をする近隣の人たち。表通りとは違って、川沿いから見るといつもとは違う景色が楽しめます。店の裏で開店前にくつろぐスタッフの姿や、新しくオープンしたレストランなども発見。その中のひとつ〜緑いっぱいの空間で味わう森のレストラン「FORESTARIA(フォレスタリア)」はイタリアンの店。川沿いの横長の一軒家をリノベーションし、川のせせらぎや木々の木漏れ日などの自然を感じながら、ゆったりとイタリアンが味わえそう。近々、ランチにでも足を運んでみたい一軒です。よく整備された上大岡駅近くの大岡川遊歩道を散歩。

  • ムンバイを舞台にした抒情的なインド映画。

    昨日はWOWOWシネマの珍しいインド映画「あなたの名前を呼べたなら」(2018年/インド)。カースト制度が残る社会を背景にした、しっとりとしたヒューマンドラマです。ファッションデザイナーを夢見るラトナは、建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭にメイドとして働くことに〜。しかし、アシュヴィンの結婚は破談になり、ラトナは傷心のアシュヴィンを気遣い、心のこもった料理などで世話を続けます。眺めのいいムンバイの高級マンションでの頑ななラトナと生真面目なアシュヴィンの日々。ファッションの勉強のために離れ離れになったラトナに一本の電話。そこで初めて呼び慣れている"旦那さま"ではなく、「アシュヴィン!」と呼ぶのでした。アメリカで大学教育を受けたというインド出身の女性監督ロヘナ・ゲラの抒情的なデビュー作です。食べるものも着るもの...ムンバイを舞台にした抒情的なインド映画。

  • 南伸坊氏の著名人66人のイラスト集「これが天職だ」。

    相変わらず本などの整理・処分をして、ゴミ収集車のお世話になっていますが、出てきたのは35年前のイラストレーター南伸坊氏の「これが天職だ」(集英社文庫)。当時の有名人66人の「こんな職業が天職なのでは〜」という傑作イラスト集です。萩原健一さんの動物園の飼育係(写真)をはじめ、中曽根元首相の薬局のご主人、斎藤清六さんの明治村の給仕さん、瀬古利彦さんのマラソン寿司の出前持ち、岡本太郎氏のサラ金の取り立てやさん、カメラマンのアラーキーのバナナの叩き売りなどに思わず納得の笑みがこぼれました。そして、極め付きは毒蝮三太夫氏の野球のアンパイヤとブッシュマン(懐かしい!)のニカウさんの外人初の大相撲の立行司。独断と偏見に満ちた"とらばーゆ"だと、南伸坊氏も申しております。因みにこのイラストは当人には無断だそうですが、もう時効で...南伸坊氏の著名人66人のイラスト集「これが天職だ」。

  • 作曲家・作詞家と歌手との知られざるエピソード。

    "テレビ東京の日"の7月7日。BSテレビ東京の「昭和歌謡の輝き!思い出を紡いだ伝説の作家7人」。昭和時代を代表する作曲家や作詞家と歌手との知られざるエピソードで綴る歌謡番組でもあり、貴重映像で紹介する3時間のドキュメンタリー番組でもありました。"歌謡曲の父"といわれる古賀政男と藤山一郎、船村徹と美空ひばり、遠藤実と舟木一夫、星野哲郎と北島三郎、市川昭介と都はるみ、三木たかしとテレサテン、阿久悠と岩崎宏美……。亡くなる前のテレサテンを輝かせるために、極限まで己れを追い込んだ三木たかしや、阿久悠の「思秋期」の歌詞に感動した岩崎宏美、美空ひばりの「みだれ髪」での船村徹との"闘い"など、ヒット曲の裏には血の滲むよう精神的・肉体的な苦悩があることを知りました。北島三郎との出会いで、「この男には"潮気"を感じたので、海の唄...作曲家・作詞家と歌手との知られざるエピソード。

  • 元町公園辺りにあった大正活映の撮影所。

    横浜の山手にあったという総ガラス張りの映画の撮影所の話を、山崎洋子さんの著書「横浜の時を旅する」(春風社)で初めて知りました。以下、この項を要約すると「撮影所を建てたのは大正活映という映画会社。創立者は浅野財閥の浅野良三。撮影所の所長にハリウッドで活躍した日本人俳優のトーマス栗原が、文芸顧問に人気作家の谷崎潤一郎を迎えた」とのこと。この件について現地を訪れたり、いろいろ調べたところ、撮影所があったのは大正9年(1920年)から2年間で、ちょうど100年前のこと。第1作は谷崎潤一郎原作の「アマチュア倶楽部」(当時のタイトルは「避暑地の出来事」)で主演女優は「痴人の愛」のモデルといわれる谷崎潤一郎の奥さまの妹。なんとも人騒がせなスキャンダラスな話です。開港時、フランス人ジェラールのレンガ工場(写真下)の近くには、こ...元町公園辺りにあった大正活映の撮影所。

  • パリ・オリンピックでの2人の青年の友情物語。

    以前観て、名作だという割にはあまり記憶に残らなかった映画「炎のランナー」(1981年/イギリス)。昨日、NHK-BSプレミアムで放送されていたので改めて観てみました。1924年のバリ・オリンピックに出場した2人のイギリス青年の友情物語です。名門ケンブリッジ大学のユダヤ人・エイブラハムズと宣教師の家庭に生まれたスコットランド人のリデルはライバルとなり、オリンピックを目指して過酷なトレーニングの毎日。エイブラハムズはプロのコーチを受けることになりましたが、アマチュア精神を尊重する大学側と激しく対立したり、リデルは宗教上の理由で、日程に組み込まれた安息日の日曜日には走らないという始末。いろいろ悶着はありましたが、2人はそろぞれ違う種目で優勝!。イギリス国民は惜しみない賞賛を与えたというストーリーですが、ヴァンゲリスの...パリ・オリンピックでの2人の青年の友情物語。

  • ジャズの本質を見極める岩浪洋三氏の5つの提言。

    昨日はジャズの雑誌や関連書を整理・処分。昔、参考にしていたジャズ評論の第一人者・岩浪洋三氏の「こだわりJAZZノート」(立風書房)などをを少し読み返してみました。岩浪氏は①ピアノトリオよりもトランペットを聴け②ライブを優先して聴く③ハーレムのジャズに注目しよう④映画やミュージカルにもジャズがある⑤オーディオに凝るべからず〜と5つの提言をしています。さすがに日本のジャズ評論をリードしてきた岩浪氏らしい問題提起。レコード優先ではジャズの本質が見えなくなり、楽しみも狭くなると指摘います。また、オーディオに凝るよりも、その資金で凄いライブを聴けば、その感動は一生忘れられない宝となるとも〜。岩浪氏は2012年に79歳で亡くなられましたが、ジャズの横道に逸れる度に氏の書籍を読んではジャズの本質に戻されているような気がします...ジャズの本質を見極める岩浪洋三氏の5つの提言。

  • ホテルニューグランドを舞台に横浜の時を旅する。

    山下公園といえば、横浜を代表するクラシックホテル「ニューグランド」。横浜在住の作家・山崎洋子さんの「横浜の時を旅する〜ホテルニューグランドの魔法」(春風社)は一流ホテルを舞台に、横浜と近代日本の歴史のヒントを探るノンフィクションです。ホテルの成り立ちから歴代経営者をはじめ、料理長やスタッフまでを取材して、優雅で知的な"時の旅"を掘り起こしていきます。本書の中の「明治の世界一周旅行」で紹介されているのは、以前読んだ「ある明治女性の世界一周日記〜日本初の海外団体旅行〜」(野村みち著/神奈川新聞社)。著者の野村みちはホテルニューグランド2代目会長野村洋三氏夫人で、東洋英和女学院でキリスト教と英語という新しい教育を受け、豊かな感性と柔軟性で綴った興味深い旅行記。異国文化を素直に賞賛する一方で、日本人としての誇りを忘れる...ホテルニューグランドを舞台に横浜の時を旅する。

  • 懐かしい山下公園前のアメリカ文化センター。

    山下公園辺りを散策すると、いつも思い出すのは横浜アメリカ文化センター(YACC)での時間。玄関から吹き抜けの2階に上がると独特の洋書の匂い。大きめのテーブルには静かに参考書を広げて座る受験生と思われる高校生たち。昭和32年頃から10年くらいあった、落ち着いて集中して受験勉強ができる穴場でした。うれしかったのは時々催されるレコードコンサートと、冷暖房完備の快適な環境。仕事を始めてから訪れた時には既に移転した後だったようです。閉館してから夕方、大さん橋の入口にある北欧料理の「スカンディア」の前を通って帰るのですが、いつかこんなレストランで食事をしたいと思いつつ、未だに念願は叶っていません。写真は当時の横浜アメリカ文化センターですが、右手前は見覚えのある米軍の「ゼブラクラブ」。現在の神奈川県民ホール辺りでしょうか。懐かしい山下公園前のアメリカ文化センター。

  • 「ロイヤルウイング」の前身は"瀬戸内海の女王"。

    久しぶりの梅雨の晴れ間。気持ちのいい浜風に吹かれてベイエリアを散歩してきました。山下公園のアジサイもそろそろ終盤。大さん橋には「飛鳥II」が寂しげに停泊していました。その向かいから発着するのは6月13日から運行が再開された、レストラン船「ロイヤルウイング」(写真)。当面は1日3便で、人気のディナークルーズは午後6時45分出航の1便のみだそうです。ところで、この「ロイヤルウイング」の前身は1960〜70年代にかけて大阪・神戸と別府(大分県)を結ぶ別府航路で就航した「くれない丸」とのことを神奈川新聞で知りました。。"動く観光ホテル"として設計され、新婚旅行などで人気を集め、定期航路引退後は改修されて、1989年に横浜が活躍の場と〜。"瀬戸内海の女王"といわれた船が2001年に大改修の後、横浜で息を吹き返したというわ...「ロイヤルウイング」の前身は"瀬戸内海の女王"。

  • ジャズのスタンダードをタイトルにした連作短編集。

    これは酒とジャズを愛した男が、幻のバーを探し求めて彷徨う連作短編集「恋はいつも未知なもの」(村上龍著/朝日新聞社)。これも「マルガリータの風」(オキ・シロー著)と同様、20年くらい前に神田古書店街で求めたものらしい。タイトルはジャズの有名なスタンダードナンバーばかり。「あなたと夜と音楽と」をはじめ、「朝日のように爽やかに」、「二人でお茶を」、「嘘は罪」、そして「グッバイ」……。優しい女性ヴォーカルが疲れた心を癒してくれるような40編のショート、ショートです。ところで、女性ヴォーカルはビッグバンドより、ピアノトリオの抑えめな伴奏で聴くのがしっとりとした雰囲気が醸しだされる気がして好きです。因みにそれぞれの歌詞は村上龍氏の訳詞によるもの。先日聴いたジャズ歌手市川美鈴さんは、歌う前にその曲のワンポイント解説をひと言。...ジャズのスタンダードをタイトルにした連作短編集。

  • BARで展開される21編の男と女のドラマ。

    カクテルや酒場などをテーマにした掌編小説の名手による「マルガリータの風BARCABINSTORY」(オキ・シロー著、唐仁原教久絵/大栄出版)。かねがね雑誌の中にバーを作りたいと思っていた著者が念願叶い、全日空の機内誌「翼の王国」見開き1ページにオープンした「BARCABIN」。そこを舞台にカクテルを仲介に展開される男と女の21編のドラマです。マルガリータなどのカクテルをモチーフにいち夜限りのささやかな恋模様を静かに見守るバーテンダーの姿。唐仁原教久氏のイラストが独特のスパイスとなっています。厚紙で文字も少し大きく、こんな気楽に読める"大人の絵本"も大好きです。今夜もシングルモルトを味わいつつ、「BARCABIN」にはどんなストーリーが繰り広げられるのでしょうか。BARで展開される21編の男と女のドラマ。

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