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  • おさらい会で老松のワキを謡いました

    おさらい会で「老松」のワキを謡いました。ワキというのは最初の間だけで後の方にはあまり出番がないのだか。途中で突然出て来て戸惑いました。まさかの、のところで出番があったのだ。練習してないどうしよう・・・。でもなんとかこなした。老松とは、都の北の天神に侵攻の厚い梅津の何某が或る日に筑紫の安楽寺に詣でよとの霊夢を見た。それで、彼は霊夢に従って筑紫に行った。そこで、で出会った老翁に案内されて飛梅とゆう銘木の所に案内された。やがてあたりが暗くなり、名木の下で寝ていると、梅の霊が表れて舞を披露するという話。その都から遥々九州の筑紫まで旅をした。その梅津の何某というのがワキの役。能では物語の進行役のようなものだ。比較的楽な約割りだが大事な役でもある。謡曲とは腹の底から声を出して謡う物だが中々でない。声が小さいとどんなに...おさらい会で老松のワキを謡いました

  • 武士には念仏は不要

    これはと思う新聞記事をパソコンに書き写しています。今回は2011年に連載された五木寛之作の「親鸞」から拾ってきました。平時は武芸の鍛錬に汗を流し、いったん事あれば弓矢をとって合戦にはせ参じる。戦いの場では身命を賭して相手を倒し、敵を殺す。それがしもこれまで何人、何十人の敵を斬ってきた。殺されたくなければ、相手を殺す。武運つたなく敵に殺されようとも、それこそ武門の誇りというものだ。我ら坂東武者は、親が倒れれば親の屍(しかばね)をふみこえ、子が殺されれば子の屍をこえて敵を倒す。一人殺すごとに、武名があがり、家は栄える。そのことをやましく思うたり、殺生の罪を犯したなどと気に悩んだことは一度もない。心はつねに朝日のような光に満ち、花と散ることを喜びとする。そこには一点の闇(やみ)もないのだ。このようなわれら武士に...武士には念仏は不要

  • 死んだらどこへ行く

    新聞の連載をパソコンに写しているが、面白いことを書いてあったのでちょっと書いてみる。「それは、後生、ということだった」「ゴショウって、なんだっぺな」前列に坐った女がきいた。親鸞は答えた。「後生とは、死んだ後のことをいう。そなたは自分が死んだあと、どこへいくと思うていなさる?」「どこさもいがね。死んだ者は谷さかっぽられ、鳥やけものの餌だっぺよ。そんで腐って骨だけのごっぺ」「そじゃ、ねえ」と、うしろのほうからこがらな老人が声をあげた。「人は死んだらあの世さいくべ。あの世で、先にいっちまった爺(じっじ)婆(ばっば)や、親や、兄弟、友達などと会って,ながよく暮らすべ」宇都宮家の武士の一人が、ひとりごとのようにいう。「偉い坊さまから前に聞いたところでは、われらは死んだあと、極楽か地獄のどちらかへいく、ということであ...死んだらどこへ行く

  • 乱輩(らっぱ)

    10年前の地方紙に連載されていた歴史小説、堺屋太一作「三人の二代目」をパソコンに写しているが、読んでいるだけではなかなか理解できない歴史小説は書き写しているとよく頭に入る。書写とは凄いなと思っている。宇喜多秀家の従兄弟の詮家(あきいえ)は、生来の狂騒人(きょうそうじん)。戸川達安(みちやす)は筆頭家老を降ろされた大物。共に分権主義者で日蓮宗徒だ。朝鮮出兵や政治工作に費用をかけ、収入増の為に領国検地を進める秀家のやり方は気に喰わない。実力大老徳川家康にとって、彼らの不満に火をつけるのは簡単だ。旅の僧や商人になりすました乱(らっ)輩(ぱ)を送り込み、「宇喜多様の大阪詰めの御家老中村治郎兵衛様はなかなかのお方、キリシタン寺に多額の金銭を御寄付になり、諸大名家の御女中らを次々と改宗されておられる。秀家様やお豪様も...乱輩(らっぱ)

  • 領地替え

    地方紙に載っている小説をパソコンで書写している。堺屋太一作「三人の二代目」を写している。2010年から1年間連載された3人の二代目(毛利輝元、宇喜多秀家、上杉景虎)について書かれたもで、参考になりそうな記事だけ切り抜いて貯めてあった。唯3人の武将の生涯をつづったものだと思っていたが、それは豊臣政権を鋭く追求する物だった。7月13日、小田原城に入った秀吉は、この戦いでの論功(ろんこう)行賞(こうしょう)を行った。それには、「北条家の旧領関東七カ国を、東海甲信の5カ国に替えて織田信雄に与える」の二項があった。秀吉側近に情報網を築いていた家康は、事前にこのことを知っていて承諾したが、そうではなかった信雄は大いに驚き、「尾張、伊勢は父信長以来の領地故、動き難い」と抵抗した。秀吉は激怒、信雄を追放し、家康旧領は、秀...領地替え

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