アメリカ式商いの手法に過ぎないのでは:いきなり結論めいたことを言うと「アメリカ式交渉術は“Takeitorleaveit.“」なのだ。この方式に圧倒されて負けてはならないのである。アメリカの企業が日本市場に進出して取引を開始できた後で、商習慣というか最も悩まされた文化の相違点が「値上げ」だったそうだ。アメリカでは原材料費、生産に要する費用、人件費等々が上がった場合には、遅滞なく販売価格に転嫁するのが常識なのである。その値上げ(priceincreaseと言う)は「告知する」か「通告する」というか「知らせる」だけの作業なのである。ところが、日本市場はアメリカのようなメーカー優位の(私が名付けた)producer’smarketではないのだった。その異文化に遭遇して驚かされたのだった。即ち、「値上げとは交渉す...7月2日その2トランプ大統領式の一方的な宣告の手法の考察