2025/7/13・ストリートミュージシャンの男性が、訳アリそうな女性と音楽を通じて仲良くなっていく話。・書いてみると本当にありふれたよくありそうな話。・展開に意外性がない一方で、細かい描写がおもしろい。・冒頭のやりとりは好き。どう見てもイケてない、くたびれたおじさんにイケてるとほめられる悲しさ。・悪態つきながらも小銭を渡すところも程よい。人柄が出ている。街全体がやや貧しい雰囲気。・ビッグイシューを手にしたまま歌を聴きに来る女性。見た目が小奇麗でちょっと異物感がある。・絶対そんな展開ではないのはわかっているものの、実際にこの感じで近づいてくる人がいたら、怪しい勧誘や押売りを警戒しなきゃダメだと思う。・二人には音楽があるので、それほど警戒しあうようなことはなく、すぐに仲良くなる。・二人をつなぐ掃除機の存在感...ジョン・カーニー監督『ONCEダブリンの街角で』