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2014/10/06

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  • アキ・カウリスマキ監督『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』(1986年)

    2024/4/30造船会社の社長が殺され、息子ハムレットと伯父が対立する話。シェイクスピアの『ハムレット』を現代企業の権力闘争に置き換えた話だと言えば聞こえはいいけど、全体的にすごくざっくりしている。ハムレットの有名イベントは一通りこなしているものの、本作品における展開上の必然性はあまり感じられず、原作がそうだから入れておいたという感じ。事務的。ネットでは「コメディ」と紹介されているけど、シリアスとコミカルの境界線がわからず、疑心暗鬼になりながら見続ける。ハムレットがまるっこいおじさん。この違和感は覚えがあるなと記憶をさかのぼっていくと、昔テレビでやっていた新春かくし芸大会の長編ドラマだった。伯父の毒殺も雑で回りくどい。真相が輪をかけて雑で回りくどい。そういう入れ子式の構造を狙っていたのかもしれないけど、...アキ・カウリスマキ監督『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』(1986年)

  • DDT「ネタバレ禁止興行 vol.1」

    2024/4/29ネタバレ禁止興行とあるのでどこまで感想を書いていいのかわからない。DDTのことをちゃんと知っているかどうかで、楽しめる度合いが全然違うタイプの試合が多い。こんなハイコンテクストなプロレスの興行って今まであったんだろうか。本当に文科系プロレスだった。それでも観客がちゃんと盛り上がっていてえらい。第一試合から不条理演劇を見ているような気持ちになった。ネタバレが禁止というより、広く拡散されると高確率で怒られるという意味ではないかと思いながら見ていたら、出場選手も同じようなことを言っていた。上田優希選手のことは知らなかったor印象に残っていなかったけど、今回の興行で好きになった。本当におつかれさまでしたとねぎらいたくなった。こんなに混沌とさせておいて、ひとつの興行としてちゃんと場を締めることはで...DDT「ネタバレ禁止興行vol.1」

  • 高木三四郎『年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで』

    年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで高木三四郎徳間書店2024/4/28高木三四郎へのインタビューと、藤田晋、ケニー・オメガ、倉持由香それぞれとの対談。表紙がいい。事務仕事している人たちと、元気いっぱいのプロレスラーのギャップがありすぎて、たぶん違うのにコラージュっぽく見える。対談では大社長が聞き手として優秀。グラビア業界の話すらプロレス用語に置き換えつつ理解しようとしている。世界でも有数のプロレス団体になっているのに、まだまだ上を目指している。そのために新しいことをどんどん取り入れようとしているし、選手たちの自主性を尊重するのもその一環。強い上昇志向と現場で培った実戦的な柔軟性。納得。無料興行のマネタイズ、飯伏幸太のデビューの話、鈴木みのるとのかけひき、ハッスルの感想、青木真...高木三四郎『年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで』

  • DDT「Judgement2022~DDT旗揚げ25周年記念大会~」

    2024/4/26・2022年開催。前に見た東京女子とあわせて2DAYS。なので、観客は発声禁止、手拍子のみ。・ダークマッチの時間差タッグマッチが豪華。・出てくる選手たちがどんどん大型化していく。・アンドレザジャイアントパンダのタッグパートナーにスーパーササダンゴマシーンという、偶然にしては出来過ぎの組み合わせ。・山里亮太さんによる開幕肛門爆破。・いろんな意味で絶対ミスってはいけないところでミスっていたらしいけど、さすがの対応力だった。・開幕第1試合はKO-D10人タッグ選手権。・大鷲透と組むと荒々しくなるヨシヒコが楽しい。・いま蛇界転生が見られるとは思わなかった。・大社長と中澤マイケル戦。見た目のわりにプラケースが危険。肩のあたりが気持ち悪い感じで流血していた。・LiLiCoの引退試合。人前であんなに内...DDT「Judgement2022~DDT旗揚げ25周年記念大会~」

  • 劇団words of hearts『この生は受け入れがたし』

    2024/4/26・東京から東北の寄生虫研究室に異動してきた研究者とその妻が、環境の変化に対して正反対の反応をしてしまう話。・会話はほとんどが津軽弁と福島弁、そして標準語。・おそらく俳優さんのほとんどはネイティブではないので、方言指導を経て、上演に臨んでいる。・聞いていて言葉の区別や練度がわかるわけじゃないけど、会話のリズムはよく、緊張感を損なわず聴き続けることができた。・文字にすると意味の分からないようなフィラー的な声を自然に差し込んでいる。・話にわかりやすい起伏が少ない平田オリザ戯曲では、会話の精度が一番大事。・個人的に好きでたまに目にしている生き物情報がなぜかハマって心を見透かされた気分になる。・レイコクロリディウムとかフタゴムシとか。カタツムリは見た目がかなりグロテスクになるので、舞台上で鮮明な映...劇団wordsofhearts『この生は受け入れがたし』

  • チャールズ・チャップリン監督『街の灯』(1931年)

    2024/4/25・目の見えない女性にお金持ちだと勘違いされた浮浪者のおじさんが、精神不安定な本当の金持ちに振り回されながら援助を続けようとする話。・無声映画。大げさで記号的な浮浪者の動きと、ほとんど存在しているだけの女性の組み合わせがぴったりあっている。・お酒で記憶を無くすというところまでは理解できるけど、再び酒を飲むと過去の泥酔時の記憶がよみがえるというのは、どういう理屈なんだろう。・こちらが先なんだけどどうしてもドリフを思い出す。・上目づかいで愛想笑いしてるところは手塚治虫マンガも思い出す。・どちらも、アンド検索したらたくさん記事が出てきたので、一般常識の範囲らしい。・唐突に始まったボクシングのシーンは、過去作のアレンジとのこと。・その過去作『拳闘』のシーンが特典映像に入っている。見てみるとそちらの...チャールズ・チャップリン監督『街の灯』(1931年)

  • 東京女子プロレス「GRAND PRINCESS '22」(東京・両国国技館 2022.3.19)※4/23時点で無料配信中

    2024/4/23・前に見たDDT興行から5年後2022年の東京女子。・感染症対策のため観客の声援や飲食禁止。コロナ自粛期から時間がたつと、意味がわからなくなる人は増えそう。・知ったばかりの「爆れつシスターズ」のお姉さんが引退。身内対決は燃えるし、悲壮感もなくていい温度感。・高木三四郎選手が大社長ではなく、ただの社長だと挑発されていたけど、相変わらず大人気なかった。・早起きして準備したボディペイントと、女性以上に立体感のある大胸筋の組み合わせが生々しい。・操からハイパーミサオになっていたの混乱する。・美威獅鬼軍の入場が楽しそう。あれ、舞台に上がるような人でやりたくない人いないんじゃないか。・ユニット名はなんでヤンキー仕様なんだろう。・メスと注射器という一線を越えている凶器。・ラム会長は貫禄がありすぎる。レ...東京女子プロレス「GRANDPRINCESS'22」(東京・両国国技館2022.3.19)※4/23時点で無料配信中

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第7話 ある告白に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/4/22ある女性が、若くして出産した結果、母親に娘を奪われてしまう話。解説によると、第八戒「あなたは盗んではならない」がモチーフらしい。それで母親に娘を奪われた女性のエピソードを扱う飛躍具合が好き。一番小さい子供を祖母と母で奪い合う感覚は結構いろんな家庭で見られると思うけど、立場の強い弱いがはっきりしすぎている。実の母親のほうがどんどん追い込まれて誘拐まがいのことをしてしまう。三代それぞれの立場で盗む盗まれるの見え方が全然違うのがおもしろい。小さな子供からしたら、自分がずっと母親だと思っていた人が祖母だったから逃げようと言われてもついていけない。落ち着い...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第7話ある告白に関する物語

  • DDT「Ultimate Party 2019 ~DDTグループ大集合!~」

    2024/4/22・DDTはDVDや配信でも見ていたもの、最後に見たのはいつか思い出せないくらい前。ライブで観たのは一回だけで長井満也選手が試合していた。・プロレス自体も最近スターダムの配信を見始めたくらいで、かなりご無沙汰。・配信時間6時間半に怯む。二日に分けて視聴。・DDT、BASARA、東京女子、ガンプロの4ブランド、全14試合、80人を超える選手たちが試合している。・アイアンマンヘビー級選手権では平田一喜が畳みかけるような入場順に翻弄されていた。好感を持った。・歴代王者の一覧がなぜか英語版Wikiにしかない。・そういう大会だからそういうものなんだろうけど、とにかく一試合あたりの参加選手が多い。・3WAYの6人タッグと4WAYタッグは人数多いのに知っている選手が少なくて困る。・戦いよりワクワクが上回...DDT「UltimateParty2019~DDTグループ大集合!~」

  • トム・マクナブ『遥かなるセントラルパーク』

    新装版遥かなるセントラルパーク(上)(文春文庫)(文春文庫マ1-4)トムマクナブ文藝春秋新装版遥かなるセントラルパーク(下)(文春文庫)(文春文庫マ1-5)トムマクナブ文藝春秋2024/4/18・1931年、ロサンゼルスからニューヨークまでアメリカを横断する三千マイルのフットレースが実行される話。再読。・3月21日から6月20日の三か月かかる。・最初のうちは、競技というよりお祭りや興行に近い。・参加ランナーは一部を除いて記念出場どころか食事目当てだし、サーカスの一団を引き連れて、行く街々でショーを披露する。おしゃべりラバのフリッツ見たい。・世界的な不況のなか、起死回生を狙うランナーたちは高額賞金を狙ってしのぎを削る。・一方で、前例のない巨大レースの運営は、ニューヨークまでたどり着けるかどうか、賭けの対象に...トム・マクナブ『遥かなるセントラルパーク』

  • ままごと『わが星』

    わが星「OURPLANET[DVD]ままごとHEADZわが星柴幸男白水社2024/4/16・地球と月とその家族の在り様を、時報のリズムに乗せて言葉とダンスで表現していく話。話なのかな。・作中で、幼い女の子であるちいちゃん(地球)とその幼馴染の月の関係性を人の一生分一気に見せる。・最初は『わが町』と関係ないのかなと思ったけど、この部分だけ取り出すとやっぱり発想元と思われる。・最初の時報のリズムにあわせて群唱するところは躍動感があってかっこいいんだけど、なかなか話に入っていかないので少し不安になる。・抽象表現が多いと、全体の尺の中でどのくらい進んでいるのかわかりにくいので長く感じやすい。・本作では、ちいちゃんと月の二人の物語が組み込まれていて、そういうストレスは少なかった。・それだけなら良くも悪くも単なる「い...ままごと『わが星』

  • 関根光才監督『太陽の塔』(2018年)

    太陽の塔2024/4/16・岡本太郎の作品や人柄を、10個のキーワードをもとに、様々な立場の人が証言していくドキュメンタリー。・自分にとっての岡本太郎は、幼いころ、テレビで「芸術は爆発だ!」と言っているギョロ目のおじいさん。・後になってたいへん優れた芸術家であり、ただの変わったおじさんではないことに気づかされた感じ。・亡くなったのは1996年だが本作の公開は2018年。東日本大震災後。わりと最近。・最初は万博というテーマで当時の様子を解説していく。・当時も色々あったんだろうけど、カジノの前座として公費を浪費している今の大阪万博と比較すると、盛り上がり方にかなり差があるように見える。・1970年から少しでも進歩しているのか、退化しているのか。・当時の万博のテーマ、科学の発展による「人類の進歩と調和」に岡本自...関根光才監督『太陽の塔』(2018年)

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第6話 ある愛に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/4/16望遠鏡で隣の建物の情事を覗き見していた若い男トメクは、覗きの対象の女性マグダと仲良くなるが、性行為がうまくいかなくて自殺未遂する話。解説文の(彼の視姦は性的なものではなく)「むしろ純粋な愛の対象を見守るまなざしとしてのみ心に残る」と自分の印象が全然一致しなくて困る。彼女に会いたいがために、郵便局員が為替関連の書面を偽造するのもやりすぎに思える。好きな人をクレーマーに仕立てたのも陰湿すぎる。1988年のポーランドならOKなんだろうか。女性がそれに対して寛容すぎるのも変な誤解を招きそうだし、あげく手首を切って自殺未遂なんてただひたすら面倒くさい。性交...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第6話ある愛に関する物語

  • ダニー・ネフセタイ『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』

    イスラエル軍元兵士が語る非戦論(集英社新書)ダニー・ネフセタイ集英社2024/4/1イスラエル空軍に在籍経験があり、今は日本で家具を作っているイスラエル人が著者。情報量が多い。最初に文章内でちゃんと右派と左派を定義しているところが信頼できる。政治の話題で使われる「右」や「左」は、人によって意味が全然違うので、言葉としての機能を失ってることが多い。本書では言葉を尽くして抑止力としての武装を否定している。キリがないという。アメリカの銃規制みたいだなと思う。自分自身、現時点で日本の非武装化は現実的ではないと思うけど、とりあえず理想を掲げて、そこに近づこうとすることは大事。今は逆行しているのが残念。現実に敗北している。一方で対パレスチナに関するイスラエル人の考え方、気持ちはわかる。肯定はできないけど、身近に同じよ...ダニー・ネフセタイ『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』

  • 劇団あはひ『流れる —能“隅田川”より』(2022年)

    2024/4/8・松尾芭蕉と弟子の曾良が川の渡し守のところで、訳あり気な女と舟守と子供に出会う話。・「奥の細道」ではなく、能の「隅田川」がベース。・能という伝統芸能の敷居の高さはいったん脇に置いて素直に会話が楽しい。・ライターの貸し借りだけでひと笑いある。・舟守のところに自分が行くか弟子に行かせるか二人でいくかという、どうでもいいやり取りがおもしろい。・物腰のやわらかな芭蕉になごむ。・曾良は無自覚に失礼な人だと見ていたけど、女性と話す時はちゃんとしている。・アレンジは現代劇風。服装や小道具、言葉遣いや会話も現代人どうしのやり取りに聞こえる。曾良が黒のダウンジャケットを着ている。・「ご当地俳句読み倒れツアー」。・時代感があるのは、川の船着き場みたいな場所だけ。・舞台はモノクロ。きわめてシンプル。・映像でも奥...劇団あはひ『流れる—能“隅田川”より』(2022年)

  • クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第5話 ある殺人に関する物語

    デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)デカローグDVD-BOX/クシシュトフ・キェシロフスキ(監督)です。ノーブランド品2024/4/9タクシー運転手を殺した若者が死刑になる話。その若者と、彼の弁護士、被害者の三者の目線で構成されている。若者が凶行に及ぶ過程がよくわからない。たぶん、わざとそういう風に見せている。無軌道な若者がためらいながらも一線を越えるという話は、類型がたくさんありそう。理不尽だけど、不運なタクシー運転手は、あんまり共感できないような人間性でバランスをとっている。十戒で言うと、第6の「人を殺してはいけない」らしい。ただ、殺人NGは一般常識の範囲なので、かえって難しいお題なのかも。どこまで現実に即しているかわからないけど、死刑の準備や段取りが生々しい。日常業務として...クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第5話ある殺人に関する物語

  • 黒澤明監督『生きものの記録』(1955年)

    2024/4/8・終戦から復興しつつある日本で、ある老人が水爆や原爆の恐怖から逃れるため家族を連れて南米に逃げようとする話。・今の感覚で見ると、年を取ってから陰謀論に染まってしまい、せっかく築いてきた財産を切り崩していく感じに近いのでわりと共感できる人は多いかもしれない。・ただ、よく見ると結構違う部分もあるので、そのまま入れ替えられるような話でもない。・例えば、戦争からの時間が浅い。終戦から10年。戦争(特に原爆)で人が死ぬということが、今とは比較にならないくらい身近なことだったりする。・彼の恐怖には根拠がある。・未来人である自分は南米に逃げることが正解か不正解か知っているけど、これだって後出しに過ぎない。・家族にジュースをふるまったり、必ずしも悪人というわけではないのが厄介。フード理論的に重要な行動。・...黒澤明監督『生きものの記録』(1955年)

  • 松井周の標本室『標本(複写)』(2021年)

    2024/4/8光合成できる特殊体質だと気づいた俳優が、その後の生き方に悩む話。ほぼ一人語りの進行。演者は金子岳憲さん。客席に向かって劇場やコロナ禍について語り掛けつつ、少しずつフィクションの割合を増やしていく。完全に話に入った後は、複数の登場人物を一人で演じながら進行する。座っていないだけで、落語のテンポ感に近い。主人公を脇に置いて、女性二人がつかみ合い、たたき合いをするシーンも、動作の単純化、取捨選択が巧みで、全くテンポを損なわずに一人二役を演じていた。終盤の、プログラムをミスったMMDキャラみたいな機械的かつ非人間な動きもおもしろかった。「余らせたもの」というキーワードは、あまり理解できなかったけど、突然変異と自然淘汰による進化論的なことなのかなと考えたりした。なので、光合成ができたからって、生き残...松井周の標本室『標本(複写)』(2021年)

  • ヨハン・ヨハンソン監督『最後にして最初の人類』

    最後にして最初の人類ティルダ・スウィントン2024/4/4作曲家のヨハン・ヨハンソンの音楽と、古典SF小説をもとにした20億年後の人類からのメッセージ、旧ユーゴスラビアの戦争記念碑「スポメニック」の映像を組み合わせた作品。公式HPにもあったけど、物語ではなく、映像と音楽を使った詩でいいんだと思う。スポメニックのことは知らなかったけど、説明がなくても、その奇妙さと大きさに魅了される。たしかにSFっぽい見た目だし、異世界のそういう兵器なんだと言われたら納得してしまうくらい。ネットで画像は見られるけど、大きさあってのものだと思うので、実物を見てみたい。逆によく知っていたら、なんで戦争記念碑と20億年後の未来が融合しているんだろうとノイズになりそう。映っている物体の数々が未来の人類の成れの果てなのかなと考えたりし...ヨハン・ヨハンソン監督『最後にして最初の人類』

  • クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』

    2024/4/2・原爆の父と言われたオッペンハイマーの評伝劇。・180分ある。家でサブスク視聴するには厳しい長さ。こういう作品こそ映画館がはかどる。・せっかくの話題作なのでIMAXにしたけど、会話が9割だったので、そこまでこだわらなくてよかったかも。・ただ、ロスアラモスの原爆実験はすさまじい。クリストファー・ノーランがCGを使わないということくらいは知っていたので、ますます凄みを感じる。・爆発時の数字を聞いて、単に大きな爆弾が炸裂したと思って喜んでいるライト層と、とんでもない異常な規模だとわかる専門家たちの表情の違いも見どころ。・彼のキャリアの振り返りと、戦後の公聴会のシーンが切り替わりながら話が進む。・最初、公聴会で調査しているのは人道的な意味での是非なのかな、ちゃんと検証しているアメリカはえらいなって...クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』

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